最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「デブとラブと過ちと!」 5 前クールには「ブス」アニメが放送され、続けて「デブ」アニメがスタート。こういうタイトルが堂々とまかり通るあたり、業界が病んでいるのか、それともこの国全体が病んでいるのか……まぁ、別に言葉狩りをする意味もないので、むしろ世界的に堂々とこういう言葉を使えるようになった方が気が楽だとは思うんですけどね。 こちらも前の週に解説特番があったので概要はなんとなく把握した状態でスタート。Web連載なのでなんとも言い難いが、ジャンルとしてははやり「少女漫画」ということになるのだろうか。実写ドラマも成功したとかなんとか言ってたし、なんでわざわざアニメ化されたのかはよく分からんのだが、まだまだ掘り続けられるだけの鉱脈を感じてるってことなのかしら。メディア化の基準はいつも謎である。 いわゆるシンデレラストーリーを展開するためにはスタート地点でヒロインが「灰被る」必要があるってんで、ブスだったりデブだったりから始まるというのもある種の定番なのかもしれない。「ブス」の方については「少女漫画テンプレだし、端々にどうにも受け付けない要素が……」とネガティブな感想しか出てこなかったが、こちらの作品は実はそういう要素が案外少なくて普通に見られてしまった。イケメンとのランダムエンカウントとか「おもしれー女補正」とか都合のいい部分があるという意味では同じようなもんなのだが、決定的な違いは「デブ」という要素の扱い方だろう。 まず1つに、ビジュアルに割とこだわりがあるというか、結構あけすけに「デブ」を描いている点。どんなカットでも基本的に夢子の二重顎が解除されることはないし、面相のタプタプした感じとか、「絶対にデブであることを忘れるなよ」みたいな作画のこだわりは感じられる。そこに正々堂々とした「デブだと嘲られたものをそのまま描いてやろう」という姿勢が見えるのは評価点。そして、そんなビジュアルからくるヒロインの扱いについて、ヒロインがネガティブじゃないというのが最大の評価ポイントだろうか。別にネガティブなものを描くのが悪いってことじゃない。ただ単に自己肯定感の低い「自称ブス」が「報われる意味がわからなかった」のに対し、こちらのデブなら理屈抜きで「前に進む」エネルギーを持っているため、「これなら相応の見返りがあってもいいだろう」と思わせてくれるのだ。また、単なる「ひたすらポジティブハッピー」ではどこかに胡散臭さが漂ってしまうのだが、夢子の持つ大雑把なポジティブさって、いわゆる「おばちゃんのおおらかさ」なのよね。我々が現実レベルで見たことがある、理屈は通じないがどうにかしてくれそうなおばちゃんの理不尽なあのエネルギー。あれが見えると、そこまで「都合よくおもしれー女」ではない気がしてくる。結局、人類はおばちゃんのパワーには勝てないということなのだろう。 また、シナリオが単なるざまぁ(?)やハッピーではなく、ちゃんとその裏に何かしらの縦糸が感じられるのも先々を気にさせてくれる要素で、同期のぶりっ子ちゃんや杉田課長などの不穏な要素がどういうアクセントになっていくのかは普通に気になるお楽しみ要素だろう。 あとはまぁ、夢子役に遠藤綾っていうキャスティングがいい采配だなぁ、と思う。ほら、ブスの方は早見沙織だったわけじゃないですか。ブスだっつってんのに声で逃げるなよ、と思っちゃうわけですよ(別にみさおは悪くないやで)。遠藤綾の生み出すキャラクターの方向性が、しっかりと「ギャグ」に寄せてて現実感をかき消しちゃってくれているのでこのヘンテコ構造を楽しめるようになっているというのが、演技の作り方ってのはいろんな妙味があるもんだと感心してしまうのである。ただ、ここから記憶が戻った状態の夢子が現れた時にどうなるかは分からんけども。記憶喪失というかもはや「人格変化」なのでどこまでいっても「梓川花楓問題」は抱えてはいるのだが、多分そこまで深く悩んで観るような作品でもなかろう。あとはせいぜい最低ラインの作画クオリティを維持してくれることを祈るばかりである。 PR ![]() ![]() |
ブログ内検索
リンク
最新記事
(10/14)
(10/14)
(10/13)
(10/13)
(10/13)
(10/12)
(10/12)
(10/11)
(10/11)
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
アーカイブ
|