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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「ちゃんと吸えない吸血鬼ちゃん」 5

 実は私は……吸血鬼もののコメディなんて山ほどあるだろうけど、テンション感はアレがやや近いかね。ただ、全体的な雰囲気でいうと阿波連さん。というか、単に座席位置が完全に阿波連さんとライドウ。

 というわけで学園コメディらしい作品。Wikiで確認すると掲載誌は「ドラゴンエイジ」で、すでにコミックは9巻で完結しているらしい。アニメ1クールで9巻やることはないだろうけど、「結末が分からなくてモヤモヤ」みたいな心配がないというのは安心できる要素だ。いや、この作品の「結末」が気になるかどうかは知らんが。

 ガワだけみれば割とありきたりだしそこまでパンチの効いた作品ではないので「これ以上の上がる要素が無いのでは?」と警戒して点数は据え置きだが、アニメーションとしてのクオリティだけ考えれば評価は良い寄り。制作のfeel.は去年は1本も無かったくせに、前クールの「Summer Pockets」に続いて今期はこれと「千歳くん」の2本体制。まぁ、単に放送時期の問題で制作時期は各々異なるのかもしれないけども。とにかくそんなfeel.の作る映像部分は比較的安定しており、何より重要なポイントであるメインヒロイン・石川さんの様子は可愛らしく描けている。また、「阿波連さん」を比較に出したのは「よく考えるとヒロインよりも野郎の方がイカレてないか?」という部分が共通していたからで、主人公の大鳥の様子もきちんと魅力的に描く必要があり、その要請もおよそクリアできている気がする。

 キーとなるのはデフォルメを使うタイミングで、本作は「石川さんが血を吸う時小さくなる」という(本人は自覚してないっぽいけど)謎現象が作品内部からも「デフォルメ化」を正当化できる珍妙な道具立てとして機能しており、ヒロインの愛らしさは文句なしだ。そしてこのデフォルメ化の波が外野にまで押し寄せ、大鳥もしょっちゅう顔のパーツが省略され、簡単な画でポヤポヤと進む雰囲気が統一されているのだ。ちなみに監督は「ファ美肉」「ダンジョンの中のひと」と2作続けて良い雰囲気の作品を提供してくれている山井紗也香氏で、今作もそのクレジットだけでちょっと期待してしまうし、なぜか「ひげのおじちゃん」こと池端隆史氏も「助監督」という立場でクレジットされている。これって意外に重厚な座組みになってるんじゃなかろうか。

 先述の通り、そこまで爆裂面白くなる気配はないのだが、ただ緩やかに、平和な世界が描けていればそれで良い作品なのだろう。ママになる喜びは分からないけど、ちっちゃくて可愛い何かを愛でたい気持ちは分かるのでね。

 

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