忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[1] [2] [3]

 これにて銀河楼十二則コンプリート! 最終話!!!!!!! 笑ってグッバイ、さよなら人類。

 正直さ、先週のあの最高のエピソードを見せられて、最終回がどんな形なら納得できるだろうってずっと考えてたんですよ。ハッピー、バッド、いろんなエンディングがあると思うんですが、どれを選んだとて、僕らはヤチヨさんとのお別れに耐えられない。お為ごかしの幕引きなんて、どんな形でも寂しさだけが残っちゃうんじゃないかと、そんなことを考えていた。

 でも、これでこそアポカリプスホテル。そう、僕らはこれが見たかったんだろう。銀河一を目指す最高のホテル。その数百年に及ぶ歴史が、たかが最終回で終わってたまるもんか。ヤチヨさんがせっかく耐用年数を向上させたんだ。これから100年でも1000年でも、ホテルは続いていくんだ。

 「人類の帰還」という節目のイベントで飾る最終回。しかしヤチヨさんの様子はどこかおかしく、壊れてしまったんじゃないかと自問自答するまでに。その理由を色々と考えてみた結果、「数百年も待ち望んだイベントだったのに、おもてたんと違う」という心理状態の矛盾が彼女を悩ませていたという。冒頭、念願の地球人であるトマリとの対話で色々と自分の心理状態を探っているヤチヨさんはやっぱりどこか不器用で、シャンプーハットのくだりなんかは無理やりでもテンションを上げて齟齬を解消しようとする動きに見える。「人類が帰ってきたけどそこまで嬉しくない気がするぞ?」→「いや、でもやっぱ地球人だったら特別嬉しいよな」→「そうそう、シャンプーハットの良さがわかるのはやっぱり地球人だよ!」→「でも被ってくれないんだ……」→「多分、シャンプーハットが全部悪い」というとんでもねぇロジックを繰り出してきた彼女の心中はお察しである。

 結局、どれだけ耐久性の高いヤチヨさんとて、「不変」ではなかったということ。12話の物語を常に体当たりで、全力疾走してきたヤチヨさん。彼女はもはや1話目でシャンプーハットを指差し確認していたヤチヨさんではなく(まぁ、多分その行動は今でも毎日やってるけど)、目的意識だって少しずつ変わってくる。あまりにも長すぎる年月の中で少しずつ起こってきたその変化を本人も認識できていなかったが、わずかな問答だけで完璧に言語化してくれたのが盟友のポン子。ヤチヨのあのお悩みを受けて、ネガティブな言葉を一切使わず、「それって、地球人と同じくらい他の星のお客さんも大切になったんだね!」という言葉をかけてあげられるポン子の精神性、とても尊い。

 地球人もずっと大切。でも、数百年も袖にされ続けて、その間にホテリエとしての成長を続けたヤチヨさんにとって、今はお客様の相手もとても大切。それならもう、いっそのこと地球人も「お客様」の列に並べてしまえばいい。これで万一オーナー本人とか、その直系の子孫とかが出てきたら考える余地もゼロではなかろうが、そりゃまぁ、数百年も地球を離れ、住めなくなっちゃった連中はもう「おかえり」ではないわけで。「愛しい人では、もうありません」。新しい地球、新しい文明。ヤチヨさんは、たった1人でここまでのものを作り上げたのだ。もはや銀河楼というホテルだけじゃない。「地球はホテル」。とんでもない規模になっちゃったそのおもてなしは、今後も容赦なく続いていくのだろう。

 ぐるり回って最後のタイトルは十則の第一項。1話の頃から、いつだってヤチヨさんはがむしゃらに叫ぶ。突然駄々っ子のように暴れ回る。そんなヘンテコな彼女を、ドアマンロボがドア占いで支え、ハエトリロボさんも、お掃除ロボさんも、シェフロボさんも、環境チェックロボも、そしてポン子たちも、みんなが支えてくれる。

 地球の文化をもう一度作り直そうよ。でも、海に向かってバカヤローと叫ぶ文化だけは、残っちゃったみたいだけど。


Amazonアフィリンク

拍手

PR

 やはり鍵を握るは大場なな……第12話。どれだけ再演を繰り返そうとも、いつしか終わりは訪れる。Show must go on...

 終末に向けて、なんか勝手にまとまるところはまとまりつつある。先週の一件で(痛みを伴いながらも)シャオヘイとヨウメイについては一旦決着。元々悩み多きシャオヘイは「自己との対話」もあってだいぶ吹っ切れたようだし、そのシャオヘイを見てヨウメイもなんとか自分の歩むべき道を定めた。歩き出した2人が振り返ったところで、もはやそこに後悔は、九龍はなくなっていた。正直いうと先週時点では「これ、ヨウメイはどうやって帰ってくるつもりなんやろ」と思ってたのだが、もはや彼女は九龍に戻ってくる意味はほとんどないのかもしれない。ただ1つ、大切な友人の存在を除いては。

 そしてシャオヘイの一件からドミノ倒しのように事態は進み、ユウロンも多少強引に動かざるを得ない状態に。ただ、彼がジェネテラをなんとかしようと思った矢先、蛇沼グループにまさかの動き。みゆきちゃんの義父が認知症を患い、この先も定まらぬ状態だという。まぁ、それだけだったら「会社も大変だね」で終わる話なのだが、問題はみゆきのモチベーション。母親の復讐のために全てをなげうって蛇沼の懐に潜り込んだというのに、悲願を叶えるまえに相手が事実上のリタイア。さらには自身の存在がむしろ救いになっちゃったという釈然としない結末。後悔にさらに後悔を重ねたらどうしたらいいやら。しかしそこはグエンという大切な人がなんとかしてくれる。みゆきの絶望を理解できるのは、もはやユウロンとグエンの2人だけになってしまったのだろう。ユウロンは九龍自体をなんとかする方向でみゆきのために働いていたが、よりダイレクトに、彼の心を救うために動いたのがグエン。どうやら、ことここに至ってようやくみゆきも彼の救いを受け入れてくれたようだ。なんか都合のいい話な気もするが、とりあえず蛇沼の中でのジェネテラ騒動も、これはこれで解決しそう。

 となれば、あとは残すところ大ボスのみ。いや、まだユウロンの動きに続きはありそうだが……。彼は今回、ついにはっきりと「ジェネテラ作った人間(の1人)は俺やでー」とCOした。本来なら「記憶のアーカイブ」という(それだけでもとんでもないだろう)機能しか持っていないはずのジェネテラが、なんの弾みかアウトプットにも成功しちゃったもんだから九龍が生まれてしまったのだと彼はいう。そんな偶発的な状態であるからこそ、その存在が希薄で、危ういものであることも承知しているのだろう。そして、鯨井とのディベートの末に「九龍の根幹には工藤がいる」ということも突き止めた。彼がなんらかの責任感でもってこの九龍にケリをつけようとしているなら、改めて工藤へのダイレクトアタックの可能性はあるかもしれない。

 しかし、とりあえず現状のアタッカーは鯨井さんだ。「分かっている」ことを伝える鯨井さん。そしてその様子を、あまり快く思っていないふうに受け止めた工藤。なぜ、望んでもいないのに世界は変わっていくのか。なぜ、人は前に進もうとするのか。今の世界に嫌気がさしたなら、前に進まずに、リセットボタンを押してやり直せばいいだけなのに。

「みんな、しゃべりすぎだよね」。

 
Amazonアフィリンク

拍手

 終末世界に終わりなんていらないよ……第11話! もう、ほんとに序盤から涙腺がボッコボコになるお話でして……これまで数多のトンチキ回を垂れ流して絶賛の作品ではあるが、個人的には今回のお話が一番刺さったかもしれない。あの9話の後であの10話、そしてあの10話の後にこの11話……まじでシリーズ脚本家の脳はどうなってるんだ。

 「私服ヤチヨさん可愛いじゃん!」からスタートした今回のお話。まるまる1話使ってヤチヨさんのパーソナリティに迫る、1話とならぶ濃密な「髄」みたいなお話だ。ポン子はにわか知識で「なんとなく労基ってのがあるし、ヤチヨちゃんも休んでみたら」と思いついただけだろう。500年以上連勤している(一時宇宙空間の放浪やグレてた時期あり)ヤチヨにとって今更1日2日休んだところでなんの足しにもなりゃしないだろうが、「休暇」とはそんな実際的なものではない。仕事という日常から強制的に切り離される、ある種の別世界探訪なのである。そしてそんな思いつきの休暇のタイミングでヤチヨさんはシーツやシャンプーハットに向けていた意識をそらす先が必要となり、「自分と向き合う」ことを強制される。まぁ、仕事が丁寧なヤチヨさんのこと、ずっと以前から分かってはいたのだろうが……自己メンテの末に現れる「耐用年数」の文字。今作はロボと長命宇宙人による無限の時を楽しむアニメだと思われがちだが(思いたくもなるが)、すでにムジナさんの一件でその「永遠」は許されないことがわかっている。何より、1話目時点でヤチヨさんはすでに多くの同胞を「休職」にしているという事実がある。むしろ1人だけその数倍の年数を稼動し続けたことが異常なのである(しかも途中で何度も激しい戦闘や大気圏突入を経ながら)。いよいよヤチヨにも「終末」が見える。

 ……もう、この時点で泣いちゃうのさ。勘弁してくれよ。ヤチヨさんは永遠でいてくれよ。今までその特権的立場を享受してきたのだから、今更ひっくり返さないでくれよ……。どうやら耐用年数を過ぎたチップはどちらかというとソフト部分だったようなので「身体にガタがきた」というわけでもなさそうだが(一回ポン子によって一部ボディパーツは更新されてるんだよな)、だからこそ換えが効かない専用部品なわけで。ヤチヨさんは全力で交換品を探しながらも、半ば無理だろうと諦めていたきらいがある。数多くの仲間と同様、いつしか自分も「休職」するのだと、そう覚悟を決めていたんじゃなかろうか。

 しかし、仲間たちの部品保管庫での偶然の発見。それはたった1冊のガイド本。「自分探し」+「休暇」→旅行。なんとここで、史上最も切なくて愛おしい「銀ブラ」がスタート。まさか数百年後の荒廃銀座でもぶらり旅を満喫できるとは思わなかった。変わり果てた銀座の街中でも、ガイドに従ってありふれた観光(?)を試みるヤチヨ。ウィンドウショッピング、観光地巡り、おしゃれなオープンカフェでお茶して、カラオケやパチンコ(?!)なんかにも行ってみちゃったりして。ポン子が教えてくれたから書店巡りだってしちゃうんだ。最後はなんとソロキャンプだぜ? これがおしゃれ女子の休暇の過ごし方。銀河楼が見守ってきた銀座の街は、この世界でもどこかに輝きを持っているかのよう。

 ただひたすらに無音で、仄暗く流れいく銀座の風景。ヤチヨの「終わり」の示唆もあって流れるその情景はまさに「終末」。いくら探してもパーツの替えが見つかることはなく、他の生き物たちが繁栄し、大切な仲間たちと共にある中、ヤチヨが感じるのは残された孤独と、終わりへの諦観。待ち続けた結果が望んだものでなかったことは少し寂しいが、銀河楼を復興させ、地球人の帰還を待ち続ける体制は整えることができたのだ。ヤチヨさんは自分が止まっても、残したものがあるのだから大丈夫だと、それくらいは考えていたかもしれない。それでもやはり、野生の馬たちを見て「戻るべき家族」の存在を認識すれば胸のパーツもキリリと痛むのだ。

 終わりの世界に終わりが訪れてしまうのか。最終回前に殊更に終わりを意識させやがるのか。そんな涙の先に、なんとまぁ、うっかり見つけてしまった代用パーツ。ヤチヨが最後に訪れたのはおそらく当時はライバルだったであろう別なホテル施設であり、そこにはハエトリロボさんやお掃除ロボたちの同型と見られる廃品が打ち捨てられていた。そしてそこで発見した1体のホテリエロボ。おそらくヤチヨさんほどの無敵の耐久性は持っていなかったのだろう、修理こそ絶望的ではあったが、その機構にはしっかりと求めるパーツが。死体漁りのようで多少の後ろめたさはあるものの、ヤチヨさんが今更そこに遠慮なんてするわけもなく。パーツは受け継がれ、少なくともあと数百年程度なら、ヤチヨさんは戦えそうである。

 都合のいい偶然だと笑われてしまうだろうか。いや、ヤチヨさんが「人事を尽くした」からこそ、今回の延命は叶ったのだと思っている。ホテリエロボであるヤチヨさんの象徴的な仕草の1つに「礼」がある。オープニングの締めとしてあまりに印象的なその優美な仕草。ヤチヨさんは本当にいろんなところに頭を下げる。今回のお話だけを見ても、廊下で通りすがりのお客に(従業員の立場でもないのに)礼をする。ボロボロになった神社ではきちんと儀礼に則り二礼二拍手一礼。「人事」の後について回る「神事」。突然集まってきた野生のアザラシたちには一芸を披露してから恭しく一礼。そして貴重なパーツを提供してくれた「同胞」については、感謝の意を示すために深く二礼。彼女は自分の業務外であろうとも、世界に対して常に真摯である。そんな彼女の姿勢に対し、世界が応えない方が不義理というものだろう。ホテリエがその業務の報酬として受け取るものがなんであるか、みなさんご存知のはず。

 そう、「チップ」だ。

 
Amazonアフィリンク

拍手

 いやでもクライマックス、第11話。これ、どう考えてもあと1、2話で何か劇的なフィナーレに向かってると思うんだけど、……原作未完なのよね? どゆこと?

 まぁ、この後に「第2部スタート!」みたいな展開になる可能性もあるし、蛇沼という大きな謎に挑む可能性もあり得るが……少なくとも現状の第2九龍についての謎はだいぶいろんなところからヴェールが剥がれてきている。今回冒頭が一番外部からものを見ているユウロン視点からだったのでそのあたりの状況はよりわかりやすくなった。彼とみゆきちゃんの関係性が改めて提示され、蛇沼の家に対してみゆきちゃんが抱いている感情の正体をようやく理解することができた。ジェネテラプロジェクト全般が蛇沼の息がかかったものだとするなら、みゆきちゃんは単にそのことにむかついてひっくり返そうとしているのか、はたまたプロジェクトの奥に何かとんでもない悪巧みがあって、正義感からそれを阻止しようとしているのか。……まぁ、7:3くらいの割合かしら。普通に考えてジェネテラプロジェクトがまともな倫理観を持って進められているとは考えにくいので、ここまで色々と暗躍して引っ掻き回していたみゆきちゃんはおそらく徳の高い人なんじゃなかろうか。

 まぁ、そのお付きの者であるユウロンの倫理観までが真っ当かどうかは知らんが。彼は鯨井さん殺害命令を出してはいるが、いうても血も涙も無い極悪人って感じでもない。今回明かされた謎全部をまとめてユウロンの行動原理を推察すると、「鯨井殺害」→「工藤が絶望、九龍自体が維持できなくなる」→「九龍崩壊、囚われていたみゆきちゃんの奪還」という感じ? 今回彼がまとめてくれた「外の人間で九龍が見えてる人リスト」から、どうにかみゆきちゃんを引き摺り出そうって魂胆なんじゃなかろうか。

 そんなユウロンの企みはシャオヘイを悩ませてはいたが、彼には「過去の自分との対峙」というさらに心理的負荷が高そうなイベントが待ち受けていた。これまで「ほんとは自分なんだけど自分じゃない」状態だったもんで共存していたが、運命の悪戯か、よりによってあのタイミングでグエンが余計なこと言っちゃったもんだから強制的に九龍から退場。結果的に、彼の心の拠り所になっていた「夏の幻」すら消えてしまった。ただ、シャオヘイはこれまでひたすらに思い悩んだ成果でなんとかこの状況を受け入れることに成功。そりゃまぁ、目の前に「あの頃に戻れるかもよ〜」という餌を吊り下げられたのは悩ましかったが、直接的な「自己との対話」に加え、たまたま人生の岐路にぶち当たっていたという意味では似たような境遇だったヨウメイにも背中を押される形で、過去を乗り越える決意ができた。なるほど、こうして「昔」を乗り越えることで九龍は役目を終えていくのか。

 「後悔」がキーになるというユウロンの読み。それがあまりにもあけすけな形で彼の目の前に提示されたことで、「それってつまり、この特大の九龍を形成している後悔の親玉がいるわけで……」ってんで、いやでもスポットは工藤に集まってくる。九龍にあるあらゆるピースは工藤につながっていく。ジェネテラの気まぐれも、蛇沼の企みも飲み込んで、その中心にはのらりくらりと九龍生活を続ける一人の男がいる。こいつの「後悔」はなんだってんだい。唯一「オリジナルと違う」生き方をしている鯨井さんが更なる自我を発揮した時、工藤の「後悔」は消えるのだろうか。そしてもし消えた時に、九龍は、鯨井はどうなるのか。

 ……アニメで完結してほしいなぁ。

 
Amazonアフィリンク

拍手

 フグリポン山製のティーセットが公式グッズとして発売されたら多分買っちゃうと思う、第10話。あのマグもソーサーも超欲しい。

 ごめん、マジでラストカットで腹がよじれるほど笑った。もー、前回のあの話の後にこの話持ってくる構成、マジで頭おかしいんちゃうか? いや、前回のあれがあったからよりフックが強くなったとも言えるわけだが……まじで今期の「にんころ」→「アポカリ」の倫理観踏みにじりセットは絶対子供に見せたらダメなのに道徳の授業で使いたくなっちゃう完璧なるアナーキー状態である。

 今回も全部のネタ拾ったらキリがないくらいにみっしりと詰め込みすぎててどこから切り出していいか皆目検討がつかないお話。まずは時間経過による変化から拾っていくと、当然一番の変化はタマ子の誕生。無事にポン子、ポンスティンの間に第一子を授かったようだが、その愛の結晶がもーーーーめんどくさい。久しぶりに「そういやこのタヌキどもってくっそ面倒クセェ連中だったわ……」ということを思い出させてくれるトラブルメイカーっぷり。ちなみにタマ子がそれなりのサイズに成長していることを考えると生後ある程度は時間経過しているとは思うのだが、いったいいくつくらいなんでしょうね。ムジナさんの墓参りを欠かさない感じからまだそこまで時間経ってないのかな、とも思うが、信心は人それぞれ(星それぞれ)だからなんとも言えない。「ポン子と出会ってからの年数」は今回ヤチヨさんがきちんと言及してくれているので、どこかの熱心なアポカリ信者が時系列まとめとか作ってくれてないですかね。

 時間経過によって起きたもう1つの変化は、ポン子に遅れること2話、ようやくフグリも大人ボディに成長。ただ、あんまり印象が変わらなかったポン子に対し、フグリは外見の印象がガラリと変わり、純真無垢だった少年期の面影はもはやない。いったい何が彼をあそこまでストイックな陶芸家へと変えてしまったのだろうか。たまたま地球の地政学とかに興味があったんでしょうかね。ちなみにあんだけ見てくれが変わったのにCVは変わっておらず、「このための田村睦心かよ」と納得することしきり。

 衛星広告射出以降、ホテルの客数は安定している様子。さまざまな星からヘンテコ宇宙人がやってきてはホテルのもてなしを満喫しており、キャタピラから解放されたヤチヨさんの接客も堂に入ったものだ。かつて言語が通じずに悪戦苦闘していた植物型宇宙人さんにはもう1回逗留してもてなしを受けてもらいたいね。しかし、残念ながら来客が増えればその分問題のある客が訪れる可能性も増す訳で……今回やってきたのは、クレジットではまず「温和宇宙人」と書かれた、通称「キャンディのおじさん」(本名はもう忘れた)。彼は宇宙を股に描ける極悪トゥエロリストとのことだが、彼が目をつけたフロアのツボとか、あれはもしかしてフグリの作品だったのかしら。何か、念みたいなものを読み取る能力を持っていたのだとしたら、フグリの才能は宇宙を股にかけたデンジャラスなものなのかもしれません。

 そして突然の変死体、多数の容疑者たち(主に従業員)。そんな状況で名探偵ヤチヨのパワー推理が冴え渡り、ことごとくシロが出て事件は迷宮入り。ヤチヨさんは多分いい人(いいロボ)なのだろうが、ホテルの運営については厳格さが第一なのでポン子だろうが、それ以上に付き合いの長いハエトリロボさんだろうが疑うものは疑いますよ(シロ出し判定は割とガバいが)。まぁ、多分同型の宇宙人が2人も変死を遂げたことを考えると、地球の大気組成とかが彼らの体質に合わなかったんじゃないかしら(適当)。

 事故物件なホテルは客足が鈍るという当然の事実を避けるため、クレバーなヤチヨさんは「隠蔽」を選択。死体遺棄なんてせいぜい3年以下の懲役だから大丈夫だってさ(現代日本にすでに懲役刑はないのだが)。このあたりの倫理的なぶっ飛び状態はヤチヨさんもポン子もたまにチラ見せしてくれるいい具合のイカレ要素なのだが、今回はがっつりアニメ全体をサスペンス風に仕上げることによって頭がおかしいのにベタ風に見えるという謎采配。古今東西のあらゆるアニメのテイストを全部レッツラ混ぜ混ぜしてやろうという野望でもあるんだろうか。しかもちゃんと中盤はヤな緊張感が出てるんだよ。意味わかんねぇのに。緊迫感を増すための(?)作中作では地球の倫理観を学ぶためにレッツ火サス。崖上シーンを演じた役者は丸越米一郎(まるごしこめいちろう)と帷子蛹(かたびらさなぎ)である。……さぞかし有名なサスペンス俳優たちだったんやろなぁ。犯人役の方はCVが「山村」響が担当しているあたりももしかしてこだわりだったり?

 トゥエロリストを追跡してきた「強面宇宙人」(CVツダケン)とのチェイスもほどほどに、そこにアンジャッシュコントの末に嫉妬の炎をたぎらせたポンスティンまで絡んで動機が大混乱。ポンスティンさん、ポン子に対する愛は本物のはずなのに誤解が早いよ……。「逃げることから逃げるな」というヤチヨさんのありがたい教えと鉄拳により、ポン子も誠心誠意の死体遺棄。いちいち名言っぽく言われるのでだいぶ脳がバグるし、徹底して悪いことしてるくせにアイキャッチ部分でサブタイトルの「シーツの白さは心の白さ」が表示されたり、もう何が何やら。もはやこいつらから死臭を拭い去るのは不可能だろうよ。あまりに多くの血が流れすぎたんだ……。

 ねぇ、やっぱり今回の「死体を持ち出す大騒動」を前回の「死体を引っ提げて結婚式」の後にやるのはどうかしてるって。「これこそがアポカリプス(黙示録)の世界ですよね」って、やかましいわ!

 最終的には何事もなかったかのように笑顔で見守るムジナさんのカットでfin。ねぇおばあちゃん、そのオチの使われ方でほんとにいいの? ねぇ!?

 
Amazonアフィリンク

拍手

 なんかこぅ、ガチめの謎解きアドベンチャーゲームとかにしたら刺激が多そうな設定だな、と思いました、第10話。まぁ、FPSで進行するアドベンチャーは常に緊張感があるので個人的には苦手なんですが。

 なんで今回のお話で「ゲームっぽいな」と思ったのかはいくつか理由がある気がするのだが、一番の要素はやはりメガネの登場だろうか。「その視界にのみ、過去(オリジナルの視界)が見えるツール」ってすごくゲームのアイテムっぽいじゃないですか。そこから得られた情報と現在との差を見極めて推理を進める、みたいな。もしかしたら過去の映像を見ながら進むアクションステージとかもあるかもしれない。

 そして、「ゲーム的」というのがやや引っ掛かりとして出てきてしまうのは、「このメガネのギミックは、どこの誰が意図して置いたものなのだろう」というのが分からないからだと思われる。今回鯨井さんとヨウメイはメガネの情報を基に鯨井Bの足跡を追い、なんとか真実に辿り着こうとしたわけだが、突然過去が見えるメガネなんて、普通に考えたら「誰かがわざわざ開発して鯨井宅に置いといた」道具ではないだろう。鯨井Bのなんらかの信念(怨念?)が宿り、「2代目」たる鯨井さんにその光景を伝達しているものだと思われる(持ち主の鯨井さん以外に景色が見えないあたりにもそのことが裏付けられる)。ということは、このメガネギミックは第二九龍、ジェネテラの制作側の意図とは無関係なものということになる。ジェネテラという存在自体が謎だらけなのでその詳細については現時点であれこれ議論してもしょうがない部分ではあるのだが、ざっくり「過去の再現」を目的としたプロジェクトではあるはずで、そこに「過去の視界が見えるメガネ」は必要ないのだ。そんなものが突然出てきたのは誰にとっても想定外のはずで、「面白いギミック」であるからこそ、どうしたってそこには「世界の外の製作者」、つまりは原作者の意図ばかりが見えてしまい、世界観的な整合性よりも「ゲーム性」みたいなものを優先しているように感じてしまうわけだ。

 他にも今回与えられた新情報には「お札の裏のForbidden」もあり、これもわざわざジェネテラ製作者が意図してそこらじゅうのお札1枚1枚に書いているとも思えず、いわば内部にいるキャラクター(?)たちが「普通だったら剥がさないお札を剥がす」というイレギュラーな行動に出た際のエラーメッセージみたいなものだと思われる。つまりこれも「ジェネテラ製作者の想定の外」の現象だ。そして最後にヨウメイが「外の世界」の食べ物を食べたことによる記憶の復旧。これもまた、おそらく第二九龍の意図とは別なところにある現象だと思われるため、一種のバグ技みたいな存在だと思われる。まぁ、ヨウメイのような「干渉できる部外者」の存在そのものがイレギュラーな可能性もあるのだが……。

 イレギュラーだからこそ付け入る隙があるというのも分かるのだが、やはり鯨井さんたちがこれらの情報を使って探索を続ける様子は、どうしてもご都合主義的というか、「こうやって解いてほしい」という要請が優先されているようでなんとも座りが悪い。だからこそいっそのこと鯨井さんという「キャラクター」を動かすもう1段上の存在である「プレイヤー」がいた方が感覚的には納得できそうだと思ったんだろう。

 さらにグエン、シャオヘイと視点は増えていき、情報がどこから入ってどう蓄積していくのかもだいぶカオスの状態。かなり煮詰まってはいるのだろうが、何をゴールとするのかも定かでないため、10話目ともなるとだんだん緊張感は高まってきた。最後まで工藤は動かないのか、それとも、彼の動きで九龍がぶっ壊れるのか。ハッピーエンドのあるお話なんですかね。

 

Amazonアフィリンク

拍手

 ホテルの宿泊客、列席者にテトラポッド型の宇宙人がいたのってもしかしてaiko繋がりなんだろうか? 第9話。いや、他の宇宙人に繋がりがあるかどうか知らんが。

 ここまできても一切の妥協を許さない、徹底して既存の価値観をぶち壊しにくる理不尽ストリーム。その中心に置かれたのはなんとポン子のウエディング! 前回出てきた花江狸がふつーに彼氏だった。お姉ちゃんも「繁殖期」を迎えたそうなので結婚することになんらおかしな部分はないのですが、ポンスティンっていつどこで、どうやって地球に来たタヌキなんでしょうね? まぁ、ポン子たちと同じようにして母星を脱出したタヌキ星人は宇宙全土に散らばってるだろうし、それがたまたま数百年ぶりに地球で接触できたってことなんでしょうね。何はともあれ種の存続ができそうでよかったですね。地球なんて霊長類が絶滅してんのにね。

 ちなみにサラッと流しかけたが普通なら流せないはずのヤチヨタンク継続状況。前回はひどく不自由そうにしていたヤチヨさんだったが、しょうがないとなればそのボディに順応してしまうわけで、タンクという足回りの頑強さをうまく活用した腰(?)の入ったパンチは今回2匹のタヌキを悶絶させるにいたった。機械のパワーで、あのマジックハンドが叩きつけられたら下手したら致命傷だよ。ちなみに、前回ヤチヨさんの手の形状を「コロ助ハンド」と書いてしまったが、コロ助はドラえもんと同じペタリハンドだったので、正しくは「ゴンスケハンド」でした。同じ藤子作品だったので勘違いしちゃった。謝罪して訂正します。……そうか、ゴンスケとは「ホテリエ」繋がりなのか……(あいついうほどホテリエか?)。

 手の使い方、そして足回り、意外と順応したヤチヨさんはその状態でも通常業務くらいはこなせるようになっており、いつも通りに体の正面で手を重ねる所作をすると輪っかの部分が綺麗に重なってフォルムが美しく見える(?)。あと身長がグッと低くなってしまったので、成長したポン子との身長ギャップが楽しめるのもポイントの1つだろうか。……身長といえば、ポン子はあの通り急成長したのにフグリはフグリのまんまだったな……まだまだ謎が多いタヌキ星人。今回判明したのは「ブンブクは婿養子」くらいである。あ、あと母星での思い出ではばあちゃんとポン子が田舎道を仲良く歩く様子が描かれていたが、あんな牧歌的な風景のくせして、技術水準は地球よりはるかに高いのがタヌキどもの面倒臭いところである。進化の過程で貯め糞がなくならなかったのは残念な話。

 そうこうしているうちに、懸念していた通りばあちゃんが他界。ご家族の反応からして大往生だとは思うのだが、それでも悲しいものは悲しいわけで。一度は中止しかけた結婚式だったが……まさかの葬式との合同という形で実現。この辺りの感覚が流石のアポカリ。……どうなんだろ、「冠婚葬祭」の言葉の通り、多くの文化では「婚」も「葬」重要な儀式として取り扱われることが多いだろうが、現実世界に「婚/葬」を同時に開催する文化ってあるんだろうか。人類学的にはあってもおかしくない気はするんだけど、まぁ、我々の感覚からしたら「不謹慎」とか「クレイジー」ってな印象にはなりますよね。見送りながら祝うだけなら百歩譲って理解できるとしても、式中のエンタメ要素として棺桶をフル活用するのは流石にアウトだろうよ。まぁ、「故人がそれを望んでいる」という最強の免罪符が認められるならしょうがないけど……この話のために、ばあさんのキャラをウェイ系に設定してたんでしょうかね。子狸をおんぶして子守唄を歌ってくれるだけならいいおばあちゃんだったんだけどな……。まぁ、まさに「終わりよければ」ですかね。

 喜びも悲しみもないまぜに、またホテルとして1つの責任を全うした銀河楼。ヤチヨさんのボディも復元され、もはや宇宙人向けホテルとしてこれからもやっていけそうな雰囲気だが……別にそれがヤチヨさんの最大の望みってわけじゃないからなぁ……残り数話で、ヤチヨさんの身の振り方を決めることはできるのだろうか。

 

Amazonアフィリンク 

拍手

 全部がエロ漫画の設定、第9話。今回描かれたヨウメイの催眠(?)っぷりがやばかったですわね。「特定領域内で特定の行動をしてしまうと催眠状態に入り、それまで疑問に思ってたことも全部忘れて楽しくなっちゃう」って……どこぞのエロ漫画じゃん。某学園じゃん。

 というわけで、単なる複製品というには色々とタチが悪すぎるし闇が深すぎるのが第二九龍。模造品なんだから外部の人間は別に気にしなきゃいいだろ、というのが今までの考え方だったし、実際に「現実」からの干渉を受ければ幻影が消えるわけで、そこまでの影響力はないものだと思われていたのだが……その反例となったのが今回のヨウメイの一件。確かにヨウメイは外部の人間だが、「見える」ことによって九龍内部の生活を受け入れており、さらに「九龍内のものを飲み食いする」というシンプルかつ限定的な条件で「九龍の何もかもを疑問に思わなくなる」という催眠状態に突入することが判明。これなら外界の人間が取り込まれる可能性もワンチャン生まれたわけだ。「内部で物を食う」はすでに工藤なども通過しているポイントであり、各々がどれだけ九龍に入れ込んでいるかがなんとなく察せる部分ではある。いわゆる「ヨモツヘグイ」の類、取り込まれてしまったらもはや内部の人間になってしまうのではないかという恐怖もあるだろう。

 まぁ、ヨウメイはその状態からいっぺん外に出られたのだからそこまで条件は厳しくなさそうだが、しっかりと「外から」攻略しないと「取り込まれる」恐れがあるというのはいろんなキャラが指摘している部分。まぁ、そもそも最初から気をつけて「中で物を食わない」とか心得てるグエンあたりは大丈夫なんだろうけどね。そうなるとみゆきちゃんの意識がどこに向いてるかだけがちょっと気になるところか。

 そう、ここまでで九龍のルールがおおかた説明されたため、残る疑問点というか、ふわふわしてる点はもうみゆきちゃんを取り巻く関係性のみになったと言っていい。彼が親父さんと何かしらぶつかっており、互いに調査員を派遣しながら九龍の実情を探っているのはいったい何故なのか。そしてそもそも何故第二九龍が作られているのか。ここまでのみゆきちゃんの言動を繋ぎ合わせればもう答えは出ているのかもしれないが、そっちサイドの情報をあんまり処理しきれてないもんで、私はよくわかっていない。今回はっきりしたのは、グエンを除くと蛇沼グループで動いているのはユウロンとシャオヘイという2人の諜報員がいるということ。片方がみゆきちゃん傘下で、もう片方が親父さんの手のもの。互いに上に情報を流しつつ、シャオヘイはさらにみゆきちゃんサイドの情報も逐一伝える役割をもっていたようだ。ついでに鯨井さんをはじめとした九龍住民の情報も調べる必要があり、シャオヘイはなかなかのハードワークっぷり。そりゃまぁ、盗聴器でサボりたくなる気持ちも分からんではない。

 しかし、残念ながらそんな行動はユウロンに筒抜けで、彼が目指すみゆきちゃんの目的のために、使えるものはなんでも使う精神のようである。その答えの1つが「鯨井の殺害」ってんだから物騒なことで。現時点で、ユウロン目線で鯨井を殺したくなる理屈も正直よく分かってない。鯨井さんを刺激して動く部分といえば工藤関係の要素だと思うので、蛇沼グループも工藤という1人の男を重要視してるってことなのかしら。本人も認識できてない気がするのに。

 そんな工藤さんは今の女(鯨井さん)と過去の女(鯨井B)の間で揺れ動いており、今回のお部屋での一件は割と失礼なやつ。「やっぱこいつは俺の知ってる令子じゃない」って、そりゃぁもうだいぶ前からわかってた話のはずだが……頭では理解してても気持ちがついていかない部分があるんでしょうかね。でも、別に鯨井さんが悪いわけじゃないのに彼女に負担をかけるのはダメだろうに。

 結局、工藤が何もかも抱えたまんまで全然周りに頼らないのが一番の問題な気がしてきた……ラストまでにその辺精算できるんか?

 
Amazonアフィリンク

拍手

 節目のライブ、第9話。流石に今回のライブについては記事立てしておく必要があるわね。

 まぁ予定調和っちゃぁ予定調和の展開ではあるんですよ。私は原作をここまで追ってなかった身だけれど、今回の要素に意外な部分はあんまり無い。唯一予測がつかずに気になっていたのは今回のライブでのティナの処遇の部分だけだったのだが、「りりさが覚醒する前に一回頑張ってもらって不問とする」というのは、今後の伸び代を残した無難な決着だろう。どう考えても実力的には場違いではあるのだが、そっちを気にしてしまうと一番大事なりりさVSシロの対決がなおざりになってしまう。演奏する曲を何曲かで区切ることにより、「ハイ、ここまででティナの問題は一旦解決ね」と線引きするのはちょっとズルいけどしょうがない落とし前である。

 というわけで、今回のライブのメインステージは当然りりさに回ってくる。ここをどう描くか、どれだけ説得力を持ってみせるかがわざわざアニメ化したスタッフの責任がかかってくるところで、特に「インストバンドである」という地味さは作品世界内でもビハインドになっていたが、アニメ演出的にも不利な点は多い要素だろう。正直、これまでの旧校舎での演奏シーンについては、CGの多少の浮つきもあってそこまで真に迫ったものにはなりきってなかったのだが……。

 個人的にはいいライブだったと思います。徹底してりりさにスポットを当て、彼女のモノローグと大げさすぎるプレイスタイルを見せることで引き込むデザインはインストバンドだからこそできる芸当だし、一応はCGモーションも維持しつつ、胡散臭いまでのエフェクトをぶつけることで「ロックな」感情の噴出を見せる画面作りは思いの外成立している。まぁ、ぶっちゃけわたしゃ素人なので音の良し悪しなんて厳密には分からんが、やはり前半と後半ではしっかり音を変えてきた感覚もあったし、それよりなにより、「聞かせたい音」よりも「見せたい画」ができていたと思うのだ。

 演出として見過ごせないのはやはり音羽の活躍。ステージ上でどんどん落ち込み、存在全てを否定されるようなどん底まで追い込まれたりりさ。彼女に対して「勝つ演奏じゃなくて自分が楽しくて気持ちよくなる演奏を」というメッセージを伝えるという、これまでの流れからしたらあまりにもベタベタで意外性のない展開なのだが、あのありえない衣装でもへろっと着られちゃう音羽のクレイジーマインドがドラムサウンドに乗せられ、しっかりと「2人の関係性の物語」が浮かんでくる。ステージ上なので罵詈雑言を吐いたり中指立てたりはしないが、その分余計に「2人の中だけでぶつかり合う激情」みたいなものが引き立ち、いい具合のガールミーツガールを見せつけてくれた。はたからそれをサポートして全部が分かっちゃうシロのテイマーっぷりも、格を下げずに一歩引かせる動きになっていてちょうど良い。最終的に、ちゃんと満足できる1本のステージングになっていたんじゃなかろうか。

 懸念があるとしたら、現段階でこのライブ、この演出を見せてしまったら、もうこのバンドに(少なくともアニメ的な)伸び代はもうないんじゃないかって部分なのだが……そこをティナが盛り上げてくれるのかしら。どうなのかしら。

 
Amazonアフィリンク

拍手



忍者ブログ [PR]
カレンダー
06 2025/07 08
S M T W T F S
23 24 25 26
27 28 29 30 31
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[07/22 NONAME]
[07/18 とみしの]
[07/16 とみしの]
[07/13 デュッセル]
[07/13 デュッセル]
バーコード