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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 俺たちは1クールの間、いったい何を見せられていたんだろうな……最終話!!! 徹頭徹尾、この感情を沸かせ続ける作品ってすげぇと思うよ。いいか悪いかは別にして!

 最終回は「お約束ラッシュ」というお約束のはずなのに、その1つ1つの断片に「見たことないやつ」が紛れ込んでくるのが今作の病巣。ベタのみの展開だったらどれだけアツかろうが馬鹿馬鹿しかろうが眠くなっちゃう可能性はあるのだが、いちいち「ん?」ってなるタイミングがあるせいで、それがまるでスイカにかけた塩のごとく、なんとも引っかかる味になる。その「ひっかかり」こそがブレイバーンなのだろう。なんやそのアニメ。

 前回ラスボスとなるツダケンボイス・イーラによって一刀に伏されたブレイバーン。残されたスペルビア&ルルも抗おうとするが焼け石に水。なんでそんなに強いのかよくわからんラスボスはとにかく強い。そして挫ける畜生イサミ。かつてロボットものの主人公でここまで最低の人間がいただろうか(多分割といた)。いや、そもそもこいつ主人公でもなんでもない気もする。今作の主人公はルルもしくはスミスだな。まぁ、とにかく死にたくないイサミの必死の訴えに、残されたスミスの魂、すなわちブレイバーンが最後の呼応。思い切り殴っちゃうイサミは更なる畜生だが、なんか分かんないけど分かんないなりに覚醒。最終形態が黄金に輝くのも絶対条件だ。変身後の語呂の悪さなんて気にしてらんない。

 なんのために出てきたか全くわからない溶岩食べてる人は勝手に昇天、おこりんぼのイーラも当然のように瞬殺し、ラスボスの後の裏ボスはなんとここでも釘ボイス。今期2本目の、「ラスボス倒したと思ったら突然なんの脈絡もなく最強の釘が出てくる」というとんでも展開。もう、世界は釘宮理恵をなんだと思ってるんだ(ラスボスだよ)。でも、せっかくくぎゅが頑張ってくれてるのに話を聞かないイサミたちは自分たちのペースで宇宙を救う。スペルビアって剣っぽいよね、は無理がないですかね?

 誰だかよく分かんないモブもいっぱい集まって、最後に人類がやるべきことはなんだい? そうだ、カラオケでの合唱だね。うん、まだ配信間に合ってないからTVサイズで勘弁してくれよな。って、もう各種カラオケにはフルバージョンで配信されとるわ。今後この曲にアニメ映像がつく日は来るのでしょうか。ちなみにグリッドマンはついてる。グレンラガンもある。……あるかもね!

 俺たちはいったい何を見せられてきたんだ!

 
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 本編で不足した養分をエンドカードでまかなってくれる姿勢、とても助かる、第11話。まぁ、このアニメに求められてる養分なのかは分からんけど……もうなんも分からんけど……。

 間違った展開と間違った絵面しか見せてくれないアニメ。突っ込みながら観なきゃいけないのにどこから突っ込んだらいいかも分からなくなり、結果なんとも言えないモヤモヤした違和感に胸を締め付けられるという地獄みたいな展開。この味わいは今作ならではのものなので今後の摂取先不足が懸念されるが、こんな成分を摂取したいかどうかは別問題。

 序盤の「ボーンファイア」、じゃなくてキャンプファイアの様子、およそロボでやるべきでないことを全部やる。俺さぁ、前々から不思議に思ってたんだけどさぁ、……ロボットものが好きな人って基本的に「格好いい」を受容したくて見るんだよね? 私自身があまりロボフォロワーじゃないのでその辺りの感覚がピンとこないのだが、多分メカメカしい格好よさが他のジャンルと区別する最大要因で間違いないと思う。だとすると、そのメカでキャンプファイアとかラブシーンをやったら、それは良いものなのだろうか。……いや、カテゴリとしては「良い」「悪い」じゃなくて「ギャグ」なんだろうけど、もしかしたらせっかくの「格好いい」ものを馬鹿にされたみたいでかちんとくるロボファンとかもいるんじゃないかと不安になったもので。……まぁ、最初から「ギャグだから」と思って見てれば問題ないのかしら。「スタイリッシュ」とか「ヒロイック」とかを全部犠牲にした「シュール」というか「ファニー」というか。……まぁ、笑えるならそれでいいかぁ……。途中、「ロボットものでふざけ倒すギャグ」にさらに「グルメマンガお約束演出擦り」というよく分からない要素もプラスし、「もしかしてロボットアニメってグルメマンガなのか?」とかいうよく分からない真理に片手を引っ掛けている。……ごめん、ほんとに何言ってるかわかんない。

 今回最大の見せ場となった(??)セグニティス戦。こちらも理不尽とシュールを詰め込んだような謎だらけの展開。事前にスペルヴィアが敵機の情報をくれた時点で「なーんか怪しい」とは思われているわけだが、見事にそのフリを回収するありえん活躍(?)っぷり。でもロボ的なフォルムで言うと個人的には割と好き。こういうふとっちょデザインはなんか好きなんだよな。ケンプファーとか、GP02とか。フロストマン(ロックマン8)みたいなのもいいよね。そこにさらに手足の着脱ギミックも加え、メカ的な見せ場がたくさんある機体だったのだが、残念ながら活躍の予定はなかった。……何で関西弁やねん、というツッコミ以外は何も残らない(中の人が和歌山県民)。

 そして更なる刺客の中の人は大阪府民……いきなりやられ過ぎやろがい。もう、そこも含めてのネタなんだよな。なんで死ぬ時にフェイスガード閉じる仕様なんだよ。ほんでデスドライヴズはなんでか知らんけどブレイバーンに期待し過ぎじゃないですかね。どういう関係なのか、実はいまだによくわかってないしな。来週、どうやって復活する気なんだろう……。

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 俺たちはいったい何を見せられているんだ……(n話ぶりm度目)。何が平常なのかも分からなくしてしまえる剛腕ってのは間違いなく今作のもつパワーには違いないが。

 OMIAIってレベルじゃねぇお話。一応前回疑問に思っていた「ブレイバーンの真実に気付いてるのって本人を除けばルルだけみたいだけど、なんでルルはそれを感じ取っているんだろう」という謎に一発回答。ブレイバーン自身も謎転移存在だったわけだが、ルルはさらにそこから副次的に発生した「別な転移」を利用してのループマンだったという。現代アニメ、油断するとすーぐループする。タイムパラドクスなどの設定がどうなってるかはよく分かんないけど、スミスが無茶な転移を果たしてしまった後なので、その辺のディティールを考えてもしょうがなさそう。世界線の概念とかあるんでしょうかね。一応、ルルは「精神だけの転送」という形をとることで世界干渉の影響を最小限に抑えているようには見えなくもないが、こいつらの世界でそうした概念があるのかどうかもよく分からない。まぁ、あとは「ノリと勢い」だろうな。

 というわけでルルもスミスとは違った尺度で「悲劇」を体験した人物だった。そこから導き出される結論は「ルル=主人公」。……うん、むさ苦しいおっさんが主人公のアニメより、はつらつガーピー少女が主人公のアニメの方がいいよね!(個人の感想です) ぶっちゃけ成長後のルルはそこまで魅力的にも見えなかったのだが、はつらつガーピー状態だと台詞回しも含めて全部可愛い。エンドカードとかナイスご褒美。これ、ここまでの数話で「ガー」と「ピー」にこんだけ文脈が用意されたからこそのキャラだよなぁ。あとナチュラルに会沢紗弥の声の使い方が良い。なかなか狙って出せるガーピー音じゃないと思うんですがいかがでしょうか。

 そしてそんなルルの世界改変の鍵を握るのがスペルヴィアという話なのだが……なぁ、こいついつの間にこんなおいしいポジションに収まってんだ? いや、そりゃイケボかもしれんが、杉田やぞ。推して参りたいだけの杉田やぞ。なんでこんなことになってん。気づけば「まぁ確かに色使いとかも2号ロボっぽいよな」みたいな納得感を醸し出してんじゃねぇよ。ブレイバーンに収まるのがムキムキマッチョ、スペルヴィアの中身は変身バンクじみたお着替えシーンまで用意してもらった可愛い女の子。もう圧倒的勝ち組じゃん。納得いかねぇ。でもルル可愛いからいいか。

 もう今回の結論それ以外に出てこねぇ。「ルル可愛いからいっか」。OMIAIしてんじゃねぇよ。ヘブン状態の効果見たの久しぶりだな!


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 読めるかそんなん!!!!!!!!!!!!!!!! 第9話! いや、「知るかそんなん!」が正しい。なんやそれ! なんやそれェ!

 何が悔しいって、無茶苦茶すぎる展開のくせに「辻褄があっちゃった」ことなのよ。いや、そういうシナリオなんだから辻褄は合うに決まってるんだが……そう言われた「そう」としか見えなくなってくるのに、先週までの時点で「その可能性」を追ってた人間なんて多分地球上に1人もいなかっただろう。いたら怖いわそんなもん。でも、確かに振り返ってみれば辻褄は合うのである。何これ、超キモい。先週までの全部がひっくり返ったので、ブレイバーンに対する謂れなき不信感については正式に謝罪するとともに撤回します。いや、でも知るかそんなもん!

 これ、1話目から改めて振り返ったら伏線、というか「そうしてみると納得できる描写」はそこらじゅうにあるんだろうな……確認は他の人たちに任せるが……。個人的に気になるポイントがあるとするなら、ここまでのルルのブレイバーンに対する反応ってどうだったっけ? っていうくらい。ブレイバーンからルルへのタッチは最初の名付けの印象だけがあるけど、「その子の名前はルルだ」って自信満々に言ったのは至極納得。そりゃもう、それしかないわけだし。ただ、全部知ってるならいっそ別な名前にしてやっても良かった気もする。いやぁ、でもそうしたら自分が呼びにくくなるからやっぱりルルはルルだな。今回の描写の中で、唯一ブレイバーンのことに気づいている(感じとっている?)のはルルだけだと思うのだが、彼女はやはりスミスとの絆のおかげでそういう感覚があったのかしらね? それだと、イサミが1ミリも気づいてないのは薄情なような不憫なような、そして当然のような……もう、一生気付かない方がよっぽど幸せだけどな。

 もちろん、「辻褄が合ってる」というだけでまだ疑問として残る部分はある。例えばちっちゃい疑問だと「なんでブレイバーン目線で正体を明かそうとしないの?」という部分だが、これについてもまぁ、本人の心境を考えればわからなくもない。彼は「ヒーローになりたい」という夢があり、そのヒーローというのは間違いなく「ブレイバーン」であって、「ルイス・スミス」ではない。となればことさらにブレイバーンを名乗り、その名にこだわったテーマソングまで作っちゃうのはしょうがないのだろう(そうか?)。あー、やっぱり伏線さらって見直したいなぁ。

 もちろん、最大の疑問である「そもそもなんでこんな状態になってんだよ!」という部分については一切説明はない。そして、デスドライヴズのあまりに常識外れの能力についても理解は何一つ及ばない。でもまぁ、なっちゃったんだからしょうがない。今公式設定を確認したらことの元凶であろうクーヌスは「淫蕩」を司るデスドライヴズであり、「快楽の果ての死」を求めているとのことなのだが……淫蕩の果てのこの「合体」なのだとしたら……えぇぇ。彼女がスミスにあれだけ執着していた意味もまだ分かっていないが、その辺もまだ闇の深い部分が残っているのかもしれない。というか、ブレイバーンの成り立ちが「そういう」ことだったのだとすれば、残るメカ生命体連中だってみんな元は人間だった可能性が高いわけで、それぞれに悲しいドラマとか、冗談みたいな成り立ちがあるのかもしれない。

 ほんと、いったいどんな発想ならこの脚本が出てくるんだよ……個人的に「生理的に無理」の理由がすげぇ角度から納得させられたのが一番エグいと思ってる。なんかこう、アレルギーみたいなもんなのか、それともタイムパラドクス的な何かか……スミスの気持ちになって考えればよくわかるだろう。

 ねぇ、ほんとなんなのこのアニメ。

 
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 あのマシンにおけるルルのポジションはコーパイ(副操縦士)っていう扱いなのか、第8話。まぁ、確かにそうとしか言いようがないが……どれくらい役に立ってたんだろうな。というか、そもそもスミスがどれくらい役に立ってたんだろうな。

 毎回毎回、「なんかよくわからない不気味さ」にばかり目がいってしまう今作、ここまでブレイバーン立ち振る舞いを中心に「虚実入り混じってて何がなんだかよくわからん」と警戒していたわけだが、事ここにいたり、なんかもう、虚実じゃなくて「虚」しかないような気がしてきた。今回は特に「どこで何が起こってるのか」が分からない話になり、文字通りにお話が霧の中である。

 まず、最初は鳴物入りで登場して人類の脅威となったデスドライヴズ。スペルビアこそよく分からん間に戦力としては排除できたものの、前回討伐したはずのクピリダスは実はまだ残ってたとか言われるし、今回はそれも含めりゃ一気に4体も登場。インフレというかサービスというか、もう色々とぶっ壊れ。冷静に考えてATFサイドは純正の戦力強化などほとんど行われず兵が疲弊する一方のはずで、そこにこれまでの4倍の敵勢力がかかってきたら敵うわけがない。さらに、そうして登場した新戦力がとんでもない戦力を持ち合わせており、一番しゃべってたヴァニタス(緑川光)の戦力はよく分からんが、ペシミズム(茶風林)は幻影見せ放題の霧を操るし、スミスと対峙したクーヌス(田中敦子)は空間を自在に繋いで物体を転移させ、相手を宇宙空間に弾き飛ばしてしまう。こんなもん、普通に考えたら勝てるわけがないのだ。

 そして、そんな状態で「戦っている」のが胡散臭いのである。もうはっきり言ってしまうと、全部が全部ブレイバーンの仕掛けた狂言というか、ごっこ遊びに見える。ブレイバーンの最大の目的は間違いなく「イサミと仲良くなること」であり「イサミといっぱい遊ぶこと」だろう。そして、人類と巨大ロボが一緒に何かをするとしたら、それは「外敵と戦う」以外にない。そのために、ブレイバーンが全てのデスドライヴズを派遣し、人類にけしかけている。そんなふうにしか見えない。ちょっとずつ敵の正体を明かして戦力を増強させているのだって「お話としてそっちの方が盛り上がるから」だし、いちいち「こんなこともあろうかと」で新武器やパワーアップイベントが待っているのも、全部ブレイバーンが書いた脚本通りだとすれば蓋然性が生まれる。何もかも分かったかのような彼の発言も、そりゃそうだろと言うわけだ。まぁ、現時点では単なる妄想に過ぎないが……ブレイバーンならそれくらいやりそうな怖さがある。

 そうして見てしまうと、今回襲ってきた3人の敵についても「どこまでブレイバーンの想定通りなのだろう」と勘繰ってしまう。もしブレイバーンが想定しない要素があるとしたら、それこそ今回メインを張っていたスミスのような、「イサミ以外の人類」の可能性はある。クーヌスがあれだけスミスにご執心だった意味は1ミリも分からないわけだが、そうして他のデスドライヴズが「イサミ以外の人類」に興味を持つこと(そう言えばスペルビアもそれに近い状態だが)は、果たしてブレイバーンからすると想定外なのか、はたまたそこまで含めて、「最終的にロボットと人間が和解する世界」を用意しておいて、なし崩しでイサミと一緒になろうとしているのか……まぁ、すでに「交わって」いるブレイバーンにこれ以上の望みがあるのかどうかは知らないが。

 ……胡散臭いなぁ……。

 

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 割と本気で「胸糞最悪のバッドエンドにならねぇかなこのアニメ」って思ってる自分がいる、第7話。皆さんはこの世界がどのようなものか、ちゃんと見えていますか? 私には見えていません。

 前回あたりに「出オチっぽい作品だから、刺激に慣れてだんだん飽きてきたなぁ」みたいな書き方をしちゃった気がするんだが、今回Aパートは久しぶりにブレイバーンの無茶が本当に無茶で割と面白かった。Bパートのプラモ素組みしてるところなんかも意味分からん度合いがかなり高かったな。だから、毎回書いてることなんだけど、どこまで悪ふざけでどこからが伏線なのかがもう分からないからほんとに疑心暗鬼になっちゃうんだよ(そのために冒頭の感想になる)。今回はついにデスドライヴスとの対話が本格化したんだけど、敵サイドにどんどんキャラが出てくると「血みどろで死人が山ほど出てる戦争の物語なのにこれでええんか?」という疑問が……。

 前回登場したスペルビアさんは強引に言語コードをチューニングされた上で、ルルとの関係性が色々と匂わされていたのだが、最終的には「なんか戦う意味がなくなっちゃったから鹵獲」という意味不明な状態に。……こいつら、戦う意味が分からん状態で戦争してたんか? 

 そして更なる戦力として登場した稲田ボイスのクピリダスさん。こちらは造形の影響もあるかもしれないが、キャラの性質もなんとなくどっかのアレクシスさんに似てるような気もする。色味が似てて顔のデザインもなんとなく共通点があるんだよな。その上でどうしようもない快楽主義なところもあるし。かてて加えて「爆発至上主義」というよく分かんない属性まで持っていて、1話で殺される敵キャラとしては要素が多すぎてもう大変。単なるギャグとして処理してもいいのだが、末期の一言である「ブレイバーンに任せておけば大丈夫」みたいなセリフが気になって気になって。なんかもう、全ての要素が「ブレイバーンが地球人と遊ぶための狂言」にしか見えないんだよな……。

 デスドライヴスとの共通点というか、「お互い全部分かった上でやってる」感もなんか気持ち悪くて、思い返せばルルに「ルル」っていう名前をつけたのがブレイバーンで、その時点で「デスドライヴスは内包した人間的存在をルル↑と呼称している」(以降、デスドライヴスの用いるエネルギー源の方を「ルル↑」と表記する)ことを知ってるんだよな。まぁ、自らイサミを中に入れてうかれてるんだから「人間的存在を取り込むことでエネルギー源としている」ことは承知してるんだろうけど、「人間のエネルギーを吸い尽くして運用する」というその様子を全く悪びれる様子もなく「それはルル↑だ」と言ってる時点で、ブレイバーンも彼らと同様に人間の命をどうとも思ってない感が出てるんだよね。ブレイバーンにとってイサミだけは特別なんだろうけど、その「特別さ」にことさらにこだわり抜いてるところがなんか怖い。

 そして、そんな中で相変わらず「生理的に」受け付けられなかった不幸ポジのルイスがルルと2人でコンビ芸を獲得。というか、ルルが普通に地球産の新兵器に適合。「脳波とか読み取っていい感じに動く」「適合者にしか使えない」というざっくりした訳のわからない兵器を生み出す地球人も怖いといえば怖い。この世界、何がほんとなの?

 
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 まぁ、意味は分かんないよね、第6話。だいぶ慣れてきてしまったせいで刺激は減っているので、今後の展開でも同じような勢いで客を引っ張るなら、何かしらの工夫は必要くさい。

 実際、あたしゃ先週時点で感想を書くのをストップしちゃったんだけど、それって端的に言えば「慣れちゃった」部分があったからだと思うのよ。1話目のあのインパクトで惹きつけた作品なので、同じようなネタの擦り方ではどうにも長続きしない。というか、最近はシリアス要素とのバランスが難しくてあんまり火力が出てなかったのが正直なところ。

 「笑い」について考えるとどんだけ言葉を尽くそうとも難しすぎるので匙を投げてしまいたくなるのだが、あえて踏み込んで考えてみると、今作最大の笑いのポイントってのはブレイバーンそのものにあるのは間違いないだろう。1話目ではテーマソングをかき鳴らしながら必殺技を炸裂させるブレイバーンの「どないやねん」感がピークになっていた状態で、そこから「ブレイバーンってこういう奴だよな」という理解が深まっていくにつれ、そこに意外性がなくなってくるので笑いの量はどうしたって減ってしまう。ギャグ作品の中には同じようなネタ回しを何度も転がし続けて成立する作品もいっぱいあるが、残念ながら今作はそうした構造にはなっておらず、絶えずブレイバーンには新しい刺激を求めたくなってしまう酷な造りである。いわゆる「出オチ」的な印象を与えて少しずつトーンダウンするのはどうしても避けられまい。

 そこで今回のように「新しいキャラの追加」「新しい無茶の追加」で刺激の増産を狙うわけだが、ブレイバーンの無茶の方向性がどんどん広がれば広がるほど、「まぁ、こいつはこれくらいのことするやろ……」っていう諦めも大きくなるのが悩ましい。今回だって「相手戦力を強引にチューニングして言語情報を引き出す」というハイパーミラクルなことをやってのけているのだが、ハナから地球の言語を話して(形の上では)「対話」できるブレイバーンに今更そんなことやられてもそこまでびっくりしない。相手のCVが杉田だってあんまりびっくりしない(そりゃそうだ)。何かもう1ネタくらい悪ノリして転がしてくれないもんかなぁ。

 ちなみに「あんだけ荒廃した東京のどこに生存者がおったんや」「あれだけの装備を抱えてまだ隠れてた意味がよく分からん」みたいな部分へのツッコミはあまり問題ではない。もう、その辺は気にしない作品なので。「しーたむボイスのレジスタンスってなんだよ」が一番突っ込みたかったところかもしれない(ええやんけ)。

 
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 ふーん、エッジじゃん……第7話。なんかもう、なんかもう……。

 とりあえず、1話目あたりで「余計なエロとかいらねんだよなぁ」みたいなスカしたことを言ってたことについては正式に謝罪します。いや、その信念は変わってないんですが、安易なダラダラ見せるだけのエロはいらないけど、それが精神的凌辱となるなら話は別です。そう、僕は「凌辱もの」ではなく「堕ちモノ」が大好きだったんでした。自分で忘れてました。油断してました。いや、今作を見る場合はもう油断してないんですが……。ほんとのほんとに正直なことを言うと前回の時点で記事立てしようとは思ってたんですが、今までノータッチだった作品に、あの話から急に触れ始めたら色々とバレるな、と思って自重しました。今週ここで書いたことによって色々バレました。前回もマゼンダの精神をぶっ壊す「堕とし」のお話だったと考えれば充分に評価対象だったんですが、ちょっとテーマ設定がピンポイントすぎたもんで、いっぺん見て見ぬふりをしていました。ネロアリスの能力、強いですね……。

 そして今回はもっとストレートに「堕ちる」というテーマが描かれたお話。対するは我らがマジアベーゼ、そしてトレスマジア側からは満を辞してアズールが出陣。正直、ここまでの展開で魔法少女3人組はみんなして「出てきたら触手でヌチョられる」っていう立ち位置が同じようなもんだったのでそこまで対応に差は感じていなかったのだが、言われてみれば端々に「アズールはなんかもう……」みたいなニュアンスは漂っていたか。あまりにも的を射たベーゼの攻めの手管に何度も何度も凌辱されてしまったがために、アズールの精神はすでに崩壊。魔法少女のなんたるかが分からなくなっており、いわゆる「闇堕ち」のルートを直行した。

 単に闇堕ちするだけなら、まぁ、普通(?)の魔法少女アニメにもある展開なのだが……そんな「闇堕ち」に対して最も強烈な拒否反応を示すのが、手を下した当の本人であるベーゼさんだというのが面倒なところで……魔法少女3人が各々「魔法少女ってなんなんだろう」と思い悩んでいるというのに、一番明確な「魔法少女像」を打ち立てて信念を持っているのが「憧れ」側のベーゼさん。彼女の前で生半可な魔法少女活動など許されない。話数にしてまだ7話目。こんな容易く堕ちるようなヤツが魔法少女を名乗るなんて言語道断である。もっとも忌むべき「らしからぬ」魔法少女を前に、ベーゼの、いや、柊うてなの目は冷徹を極める。普段のうてなでは絶対あり得ないような強い行動、ぶれない信念。こんな歪んだ形でも、間違いなく今作で描かれているのは「主人公の成長」だ。間違いなく、うてなは自分の理想を明確な形にしている。これを尊い行動と言っていいのかどうかは分からないが……どこか眩しく映るのも事実である。

 そして、闇堕ちすることすら認められずに彷徨うアズールさん。彼女の行く果ては、再び極める魔法少女の道か、それとも悪にすらなりきれない地獄の「堕落」か。なんか、闇落ちを超える更なる「堕ち」の概念を見せてほしい。それにしても、ベーゼさんは強くなればなるほどにいいデザインだな……。

 なんか、最後にとってつけたような変な連中が出てきたが……多分、これで悪役サイドは目的が濁るんだろうなぁ……ベーゼをトップに据えた組織だったら、これほど強力な組織もなかっただろうに……。

 
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 今週は立て続けにゲロ吐くヒロインを観たような……第5話。ゲロの吐き方1つで中の人の実力も推しはかれるってもんですが、みんないいゲロだ(なんの話だ)。

 4話目にして、ようやく主人公・イサミの笑顔が見られた気がするエピソード。相変わらず不穏さも不憫さも拭い切れないが、少しずつ真っ当な路線へと舵を切ってお話を進める気にはなってくれたってことだろうか。正直、まだルルについては何一つ分かってないし、ブレイバーンについても同様なのだが……。

 1つずつ確認していくと、まずルルは「構造的には人間」とのこと。調査の結果不審だったのは手に埋め込まれた装置のみであり、「固形物の食事を摂った痕跡がない」という妙な情報も出てきた。ここから推察されるのは、これまでなんらかの点滴とか、その手の摂取方法で栄養を送り続けられた人類ということになり、その場合には人並外れた身体能力についても考える必要がある。無難なとこだと「相手勢力が人間の研究のために培養していた試験体」とか、そんなとこですかね。言葉が話せないのは当然なのでコミュニケーションが難しいが、彼女が本能的に何を求め、何を目指しているのかは気になるところ。多分使命を与えられて動いてるタイプのキャラではないと思うのだが、懸念材料があるとするなら手のリングによる洗脳とか、操作の危険性かね。まぁ、装置については「ブレイバーンみたいな巨大機体に変身する装置」っていうアイディアもあるけど。流石にこのまま味方機体がブレイバーンのみってことはなさそうだし、誰か仲間メカが増えそうな気はするんだよな。もしルルとブレイバーンが同じような存在なら、ブレイバーンがルルに訳知り顔で名前をつけたのもなんとなく納得できるし(あとブレイバーンがあまりに生き物くさいのも納得できる)。

 ただ、現状でブレイバーンの立ち位置も分かってないのでそこからルルに推察を伸ばすのはあまり意味がないんだ。今週はサブタイトルにある通り、ブレイバーンが一番「全部分かってるぜ」みたいな態度で事態をさばいていたのがなんか腹立つ。そして今回の一件は「彼は彼なりに人間のことを観察し、理解を深めている」ということの証左とも取れるので、最初からず〜〜〜っと抱えている「ブレイバーンも別に味方って決まったわけじゃねぇよな」という謂れのない不安は薄らいではいる。彼の物言いから最後に丸ごと裏切るような極悪キャラでないことはほぼ確定しているので、不安があるとすれば「彼は彼なりに正しいと思って動いてても、それが地球人類にとって害でしかない」というインキュベーターパターン。初期の噛み合わなさはそうした危うさにつながっていたのだが、流石にこんだけ「人の心とは」みたいなところに寄り添った発言をしている奴は、これ以上ソウルジェムを濁らせにはこないんじゃないかな。

 「ブレイバーンは多分悪い奴じゃない」という共通認識が得られれば、あとは地球人は外敵を排除するために彼と共闘するだけである。次の目標は燃える都市・東京。どう見ても手遅れだったみたいだが、果たしてあの状態の日本に上陸して意味があるかどうか……まぁ、ここからアジアに戦線を広げていく時の足がかりにはなるか。考え方が米軍そのものである。

 
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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