最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「異修羅」 6 ヤッター!!!! 最悪のトラウマで百合を全否定された上に人生観ボコボコにされて生きる動機を歪められちゃうタイプの上田麗奈だー!!! 2024年もうえ虐からスタートできる喜び! ありがとう日本! ありがとう81プロデュース! というわけでようやく新番組のスタートですが、出自を確認したらなんとこちらはなろう原作。ぶっちゃけ1話目視聴時には全くそんな印象がなかったので驚きである。すでにちょっと前から起こり始めていた現象ではあるが、「なろう的でないなろう」も少しずつアニメ媒体に滲み出している様子。全然そんな印象が無い気もするが、それはおそらく「なろう的でないなろう」よりも「なろう過ぎるなろうじゃない作品」の方が絶対数が多いせいだと思われる。 1話目時点ではここからどう転がるかさっぱり分からないのでシナリオラインに対しての評価は難しいのだが、導入のあまりに綺麗なうえ虐がストライク過ぎたのでご祝儀評価でも問題ないだろう。冒頭からいきなり濃密な百合を匂わせておいて、相手役に何をさせるかと思ってるところを容赦なく四肢を引きちぎっての虐殺。主人公(かどうかもまだ分かんないけど)には「もしかしたら救えたかもしれない親友を救わずに逃げた」というとんでもねぇトラウマを与え、そこに最強剣士を突如投入。あれよあれよと特大の巨神兵みたいなラスボス級を薙ぎ倒して実力を見せつけ、そこに依存させるのかと思ったらすげぇ理不尽な理屈で「もういいや、こいつ殺すことを生きる目標にしよ」っていうイカレマインドを披露。その理不尽さがたまりません。今回彼女が叫んだ「なんなんだあなたは!」という叫び、直前にトラウマティア様がラグナに対して叫んだ台詞とだいたい一緒。うえしゃまキャラにはあらゆる意味で訳のわかんないキャラをけしかけてどんどんメンタルを破壊していってほしい。 制作は最近安定して評価を上げているパッショーネ。そして総監督には私が敬愛してやまない高橋丈夫氏がクレジットされ、いやでも期待は高まっている。1話目でも巨大ロボを相手に余裕の斬撃のみでねじ伏せる主人公像が強烈に描かれており、敵のデカさ、それを上回る剣士の無茶苦茶さが存分に発揮された愉快な映像になっている。ちょっと前だと「ニーアオートマータ」の1話目も似たような爽快感がありましたね。こちらの作品は是非ともスケジュール通りに放送し、なおかつクオリティをこのままで保っていただきたいところだ。ちなみに高橋丈夫の下で「監督」名義でクレジットされている小川優樹氏という名前も確認してみたら、今度は「異種族レビュアーズ」や「見える子ちゃん」の監督だったことが判明。なんかもう、これだけでも面白い座組み。パッショーネの時代が来るといいなぁ。 PR ○「弱キャラ友崎くん 2nd STAGE」 ― 純粋な意味での新番組はまだ始まらないよ。とはいえ確認したら1期の放送はちょうど3年前とのことなので、だいぶ空いたしかなり新鮮な気持ちで見られるかもしれない。 例によって3年の間に中身は綺麗さっぱり忘れてしまったが、漠然と「嫌いじゃなかった」という印象だけは覚えている。その印象は3年ぶりの画面でも保持されており、キャラデザとかゲームデザインのちびキャラの挟み方とか、そういう画面の明るさみたいなものは全体的に好み。スタッフはほぼ1期からの引き継ぎのようで、制作はProject No.9、そして萌えの伝道師・柳伸亮というチームはなるほど安定感のある布陣だ。なお、どうでもいい情報だが柳作品なので当然日高里菜はレギュラーで登場している。とんでもサプライズご結婚おめでとうございます。 そうして画面のテイストで微加点であることに加えて、やはりこの特殊な目標設定は良くも悪くも目を引くものだ。原作がラノベ、いわゆる青春学園ドラマの範疇に入る作品で、この手の作品ってのは手を替え品を替え、あらゆる角度から最終的には「男女の関係」、もっとざっくり言えば「人間関係」を描くのが目的である(まぁ、どんなドラマだって広く解釈すればそうなっちゃうけど)。学園ドラマの場合、それが部活だったり、生徒会活動だったり、ゲームだったり、はたまた戦争だったりするわけだ。そうしてさまざまなガワを設けて、その中でくっついたり離れたり、いかにキャラの心情を描くかで差別化を図るのが小説ってもんだが、本作の場合、余計なガワを取っ払って「人間関係を構築すること」そのものがテーマであると大上段に宣言してしまっている。一応友崎と日南のキャラがあるので「ゲームっぽくしましょう」という薄いオブラートみたいなもので包んではいるが、友崎はゲームだと言われてうまいこと丸め込まれる形で真正面から「自分の周りの人間との関係構築」に勤しんでいるわけで、こんなにもダイレクトに関係性をどうこうしてることを表明するというのも珍しいスタイル。そして、そんだけあけすけにやっているのに、かえって遠慮がないので新鮮に映るというのが面白いところ。ゲーム感覚で周りの人間の環境を操作しようという日南の考え方は一見するとサイコに見えなくもないが、これも大なり小なり、誰しも皆同じように「どうやって良好な人間関係を作っていくか」は考えているわけで、それを(元)陰キャの友崎に理解しやすいようにゲームの例えで噛み砕いているのが設定としても納得できるものになっている。 まぁ、あとはここから視聴者目線で納得のいく「課題と解決」が提示できるかの勝負になってくる。1話目でもいきなり「どうやってソフトボールに票を誘導したんだろう……」みたいなところが気になって多少御都合主義に見えてしまう部分もあるが、扱っている事象は世界の命運を左右するような大仰なことでもなく、「まぁ、なんとなくそうなりました」でもおかしいことはないのである。せいぜい無理のない範囲で他人の人生を弄びつつ、日南がこの世界のデウスエクスマキナとなるかどうかを見守っていくのが良いのだろう。こんだけ頑張っても最終的に「でもみみみの方が可愛い」と言われたらそれはもうしょうがない。そういや初めて長谷川育美の名前を認識したのってこの作品だったなぁ。 ○「BASTARD!! 暗黒の破壊神 地獄の鎮魂歌編」 ― 三ヶ日も終わらぬうちに、新番組はやってくる。今年はカレンダーの関係なのか一際早い印象があり、なんと2日夜にこちらがスタート。ただ、いろんな意味であんまり「新番組」っぽくないのでどう気持ちを持っていったらいいのかよく分からない。地上波だとユーフォをはじめとしてスペシャルなアニメも放送してくれているので、まだお正月気分でいいのかもしれない。 そもそも原作が古いし、アニメも2期目だし、さらにネトフリ配信済み作品だし、3重の意味で「新番組」っぽくないこちらがBSで放送開始。1期の放送が夏まで2クールであったので、結構なペースでの制作である。ネトフリ媒体がどれくらいの製作体制なのかは知らんけどね。あまり良い印象がないネトフリ製作作品の中では、ライデンフィルムによる作劇は割と頑張ってる方。古の作品なのに古臭ささを極力廃して「現代っぽい」アニメデザインになっており、それが最低限満足できるクオリティで動く。話数が進むと若干のアラも見えた気もしたが、画の細かさを考えれば我慢できるレベルだし、最近はクソみたいなCGで誤魔化す作品が増えてしまったクリーチャー描写も(CGでこそあるが)割と頑張って描けている。今作の最大の売りはとにかく気持ち悪いキャラがそこらじゅうに転がってることで(?)、2期目も色々と変態じみたキャラが変態臭い言動でナチュラルに「きっも」と思わせてくれる。それこそチェンソー・呪術をお腹いっぱい見せられた現代ジャンプの「キモさ」とは一線を画す、昔ながらのエロバカギャグの延長線上のキモさ。おっさんはこういう文化で育ってきたんやで、というジェネレーション論が展開できそうだ。 スケジュールの関係なのか、何故か今作は初回放送が一挙3話放送。なんとフリーレンや【推しの子】と同じくらいに推されているということ……ではないよな。配信済み作品なら何話放送しようが別に自由だもんな。単に枠が空いてたからなのかどうかは定かじゃないが、ストーリー上、封印されてしまったと思われたDSが帰還したところがちょうど3話目で、なるほど新作アニメだったら一番いいところまで見せる意味で3話一挙放送はありえた選択肢か。やっぱ最大の見どころはきーやんDSだからね。 すでに1話目からよぅ分からん新キャラも大挙してぐちゃぐちゃになってしまっているが、まー、あんまり気にする作品でもないので、話半分でついていくことにしましょう。ルーシェの中の人はご結婚おめでとうございます。 ○「薬屋のひとりごと」 5 だいぶ長くなってしまったが、これにてようやく、ほんとにようやく今期の新番チェックがゴールに辿り着いた。今期提出された新番チェックは63本。これに前期からの引き継ぎを含めた68本が今期最大視聴本数となる。なるが……馬鹿か! 無理に決まっとるやろがい! 奇しくもこの68という数は、私が生まれて初めて音を上げてギブアップ宣言した今年1月期と同じ本数。そして1月期の場合は2クール引き継ぎが多かったため、新番チェックの数だけでいえば52本どまり。今期はそんな歴代最高記録を一気にぶち抜き、史上最多新番チェックとなった。そして68本の内実を見ても、1月期はショート枠3本を含んだ数であり、今期ショートは一応「トランスフォーマー」1本があるが、残りは全部普通の枠なので視聴時間で見ても史上最長を更新。もはや人間の所業ではない。当然無理な話なので、今期はもう、開き直ってバシバシ切っていこうと思っています。実際、すでに3話を経過した作品も多いので切る判断はリアルタイムで進行しています。気になる人はまとめページをチェックだ。今後も随時更新されるぞ。最低でも10本は切りたい。できれば50前後までセーブしたいのだが……免罪符として採用した「N話切り申告制度」も、あまりに数が多くなると今度は罪悪感が……(もう、死んだらええねん)。 閑話休題、そんな修羅の世界で最後に放送されたのがこちらの作品なのだが、作品本体の話の前にもう1つ愚痴らせてくれ。こちらの作品、放送が読売系列で、いうたら「フリーレン」と同じ局なのだが、関東の「日本テレビ」と違い、関西の「読売テレビ」は深夜アニメの扱いがすこぶる悪い。フリーレンは金ロー経由という荒技を使ったおかげで見事新規のアニメ枠を獲得してほぼ関東と同時進行で放送される枠を確保できたが、こちらの作品、読売にありがちな「放送クッソ遅延枠」になった。当初の予定では日テレと大差ないタイミングで放送される予定だったはずなのだが、なぜか知らんが直前になって放送時間が変更されて1週間のディレイが発生。その時点で「ハイハイ、読売読売」と呆れていたのだが、放送枠は例によって他の番組(訳のわからんバラエティ)と抱き合わせで1つの枠という、レコーダーでの予約録画が面倒臭いクズみたいな枠。かてて加えて、日テレを含む他の局は3話一挙放送だったらしいのに、なぜか読売は1話だけで終わった。もう、何もかもが不遇である。 3話一気に来ると思ってたのに1話しかなかったので流石に心折れたので、一旦ケリをつけるためにここで新番チェックは記録させていただくが、同じくめちゃめちゃスタートが遅いAT-Xの方は月曜スタートで3話放送のスタイルらしいので、今後はそちらに視聴枠を移してゴミみたいな読売とはおさらばしたいと思ってます。今期頼らざるを得なかったマンパ枠もやっぱり使いづらくてしょうがないし、できれば見切りをつけたいところ。ほんと、読売なんなの。他局に譲れよこの野郎。 閑話休題の閑話休題。さて、ようやく作品本体の話だが……上述のような理由で「3話まで」じゃなくて「1話だけ」での評価となっている部分はご容赦願いたい。よそさんで3話放送してるってことは、多分それなりに期待がかかっている枠なんじゃなかろうか。何しろ最近なら「【推しの子】」「MyGO」「フリーレン」「ラグナクリムゾン」と並んでるのが「一挙放送作品」ラインナップですからね。そこに居並ぶということは相応のクオリティが出てくることを期待してもいいはず。はずだが……まぁ、普通かな……。映像部分は取り立てて瑕疵があるわけではないが、そこまで大仰に盛り上がるほどではない。まぁ、政策はOLMなので多分平均やや上くらいで推移すれば御の字だろう。監督はこれまで長らく「まほよめ」に携わってくれていた長沼範裕氏が担当しており、こちらも大崩れはなさそうな印象。原作はなろうということだが、だいぶ古い作品のようなので腐臭が漂うようなゴミ作品ではないはず。気持ちとしては「本好きの下剋上」みたいに、なろうマウントやら何やらは存在しているが、まだ手垢がついてない状態で「ちゃんと考えて書いたチート」になってくれることを期待したい。 設定はいわゆる「後宮もの」で、中華風ファンタジーでの後宮ものといえば「後宮の烏」があったが、あちらに比べるとキャラのデフォルメが強めなのであんまり「すらっとした綺麗さ」ではないが、そこはちょいと雑多な賑やかさみたいな部分でフォローしており、画面の雰囲気も決して悪くはない。美形は美形で描かれているし、「アジア系のお話のくせに全体的におっぱいが大きい気が……」みたいな印象も、「後宮なんだから当たり前だろ」と言われれば全くもってその通り。主人公の猫猫が絶壁を誇っているようなので、その辺のギャップからせいぜい女の子同士でおっぱいを押し付け合っていただきたい(そういう作品?)。 描写についても最低限の配慮は感じられるものになっており、冒頭の人攫いのくだりがあまりにあっさりしていたところは「どないやねん」とは思ったが、例えば「遣り手婆」という言葉が本来の意味で使われているのを久しぶりに聞いた気がするなど、文化的背景を蔑ろにしないだけの意識はあるんじゃなかろうか。初回の「薬知識マウント」は地味なものだし、「頭痛? 腹痛? 妙だな?」みたいな展開はいささか突飛ではあるのだが、まぁ、コネを繋ぐ最初のパートは多少無理があるのも仕方なしか。今後、繋がりが強くなってからはもう少し丁寧に人間関係に触れてもらえたらありがたい。 多分、私の中で読売への憎悪がちょいとバイアスをかけてしまっている気がするので、改めてAT-Xさんに頑張ってもらい、少しずつ印象を改善していけたらとは思っている。そして、それとは別に私が作品を切っていく勇気を与えてほしい。
○「ドッグシグナル」 4 まだまだ見たことのないアニメのジャンルってのはあるもので……なんとこちらは「犬のしつけ」についてのアニメ。Eテレっぽさあるわ。 確認したら漫画原作らしいのだがさっぱり知らないタイトル。何も知らずに観た印象としてはまさに「Eテレで放送される教育番組」っぽくて、作中で頻繁に「わんっ」ポイントレッスンが挟まり、かなり本格的なしつけのルールやテクニックを紹介してくれる。犬を飼おうかどうか迷っている人や、ちょうど昨日今日で犬を飼い始めた人にとってはもしかしたらお勉強になるかもしれない作品(以前から飼ってる人は、多分犬との関係性が出来あがっちゃってるからあんま意味ないだろう)。ただ、そうして「教育テレビ」っぽさが前面に出ているのでアニメとしての品質は二の次かなぁ、という感じ。単にキャラデザがあんまり得意じゃないという勝手なビハインドはあるが、制作スタジオも聞いたことないとこだし、ほんとに「教育番組の間に挟まる5分のミニアニメ」みたいな存在がグッと引き延ばされたような、その程度のものである(スタジオの名前を聞いたことがなかったのでわざわざググったが、会社のHPのあまりのそっけなさに笑ってしまった)。 そんなわけであんまり作画クオリティとか超絶演出とかに期待するようなもんでもなさそうだが、一応監督・シリーズ構成に古橋一浩氏がついてくれているので、内容の最低保証はありそう。中身も決してつまらないわけじゃなく、素っ頓狂な主人公の性格、ペットをテーマにするにはあまりに殺伐とした生活環境、そして仕事が仕事になるのかも分からないカオスなドラマ展開と、筋立て自体は割と気になる要素も多い。あとは犬を毎週愛でることにモチベが維持できればどこかで評価がプラスに転じる可能性もありそうだ。 まぁ、残念ながら作画の影響でそこまで犬が可愛いとは思わなかったのだが……当方、決して犬嫌いじゃない。むしろ動物なんでもウェルカムで犬だって好きな方。「カワイスギクライシス」で垂れ流した通りに圧倒的猫派ではあるが、道端で犬とすれ違ったら挨拶するくらいには友好的だ。モフりたい欲が抑えられない時だってある。ただ、幼少期に実家で犬は飼ってたんだけど、その時にちょっと色々ありまして……犬を飼うことにはやや後ろ向き。生き物を飼うという責任の重さ、とても大切。ちなみに好きな犬種は1位がコーギー、2位が柴。もふもふ好き。今作でメインになってるプードル系はそこまででもない。やはり丸さ優先でお願いしたい。あ、でも穏やかな性格の大型犬も好き。近所にいたレトリバーは無限に撫でても一切抵抗せずに付き合ってくれるおばあちゃん犬だったので、その子はほんとに好きだった。大きい犬の信頼感も格別。 今作で扱われている「しつけのいろは」みたいなものって、どれくらい本当に確立されたものなのかはちょっと気になるよね。犬はまだ人間に対してフレンドリーだし、研究もはかどって理解が進んでる可能性はあるのかな。「猫のしつけ」とかさ、あんま信用できないじゃん。人間ごときが猫の本質を理解しようなんておこがましすぎるし。そう考えると、なるほど、犬、ちょうどいい。
○「終末のワルキューレⅡ(後編)」 ― なんかよく分かんないクレジットでよく分かんない放送形態。確認したところ、一応タイトルに「Ⅱ」がついている第2期なわけだが、その2クール目……ですらない「後半」。ネトフリではすでに配信済みなのだが、なぜかネットでも2期目は「前半」「後半」と分けて配信したらしく、前半10話分が1月、11話以降が7月からだったらしい。地上波放送も、それに合わせる形で春クールに前半、配信が済んだ秋クールに後半を放送するわけだが……この後半、なんと5話しかないらしい。つまり「分割2クール」ですらない「分割1.5クール」なのである。……謎すぎるが……まぁ、配信媒体だと本数なんてどうでもいいわけでなぁ。 まぁ、そんなよく分からん分け方の放送だが、多分配信で一気に15話流せなかったのは単に間に合わなかったからなんじゃないかね。いや、ネット配信に「間に合わないからとりあえずあるだけ」みたいな選択肢があるのかどうかは分からんけど。そもそも締切みたいな概念があるかどうかも分からんけど。 一応前回ラストで5試合目が終わって次のファイターが紹介されたところまでだったのでそれなりにキリのいいところだったとは思うが、やっぱり切れ目としてはなんか半端。今回5話分だけってことはおそらく6回戦のみで終わるんだろう。せめて2試合分入れてくれよ、と思うけど、実際に1クールでせいぜい2〜3試合っていう配分だし。このテンポの悪さ、中身の薄さが今作一番の問題だというのに。 「まぁ、たった5話くらいなら」という気持ちで最後まで観ることは観るだろうが、これまでの履歴からして、あんまり期待はしてない。これ、まだ原作も終わってないのかよ……。
○「Dr. STONE NEW WORLD(第2クール)」 ― 「トリリオンゲーム」って漫画あるじゃないですか。ドラマ化とかもされてちょっと話題になったやつですね。先日の漫喫おこもりイベントの時に、名前聞いたことあるな、と思ってなんとなく手に取って読んだんですわ。まぁ、嫌いじゃないってんで無事に既刊分は最後まで読んだんですが、途中で「なろうみたいな筋立てだけど……なんか既視感があると思ったら主人公の1人のテンションと言い回しがまんまDr. STONEの千空じゃんこれ。……人気漫画のキャラをパクるにしても、もうちょいアレンジした方がよかったのに」とか思って、最後に作者みて「いやおんなじ人かい!」ってなったっていう。以上、おもしろ話でした。いや、マジで読んでる途中には気づいてなかったんだ。 などと、アニメとは特に関係ない話を書いていることからも分かる通り、流石にこんだけシリーズが続いていると再開のたびにいちいち書くことは無くなっていく。改めてまとめておくとアニメは第1期が2クール、第2期「STONE WARS」がちょい短くて11話だけだったが、その後でスペシャル番組「龍水」が挟まっている。そして今回の3期「NEW WORLD」は今年の春クールに1クール目、夏の間休んでこの度「2クール目」ということになる。スパイファミリーもそうだけど、このややこしいカウントの仕方はジャンプ漫画特有のものなのかしら? まぁ、どうしても長い作品が増えちゃうからねぇ。 前回いよいよ「石化光線を操る敵」が登場し復活液が完成したところまで、今回は復活液を活用して反撃するところからだが、だいーぶ無茶が先行するようになり、1話目から「そりゃ無理やろ」が目白押し。基本的に「科学って超すごい!」よりも「その科学を使うとかいって集まってくる人間がいちいち全部おかしい!」っていう漫画だからね。まぁ、それが持ち味になってるのだから文句は言わんよ。やりたいことは全部やりきって、なんとか最終回までアニメは続けてくれ(でないと俺はラストを知らないままに終わってしまう)。
○「アンダーニンジャ」 5 自分でもびっくりしたのだが、ちゃんと1話目を視聴してたのに、書くの忘れてました! ごめんなさい! いや、でも今期はまた地獄のような放送本数で……ポロポロといろんなところが抜け落ちちゃうのは許してくださいよ……。確かこの作品は夜中に視聴して、感想書こうと思ったけど頭が痛くて寝ちゃったとか、確かそんな理由で忘れちゃったんだ。公平を期すために2話目の視聴前に慌てて書こうとしてるけど、1話目の印象が薄れたタイミングで書いちゃう時点であんまりフェアじゃないな。 原作とか作者についてとかは知識ゼロ。以前からヤンマガのCMで取り上げられていたので名前だけは聞いたことがあったが、基本的に青年誌はノータッチの人間なので読んだことがない。作者の来歴を調べると「アイアムアヒーロー」っていうタイトルが出てきてこれも聞いたことはあるけど見たことはない。結局全くの未知である。 必死に思い出すと、確か視聴時の第一印象は悪かった。これは単にいかにも青年誌っぽいデザインがあんまり得手じゃないってだけなんだけど、主人公の顔とか、女性キャラの顔とか、とにかく人間の顔がなまじリアルによっちゃってる上に、それをありし日のロトスコープみたいな精巧な描画で再現しようとしてるもんだから余計に引きたっちゃって受け付けづらかった。 「ちょっと苦手な作品になりそうかなぁ」と思いながら観ていたのだが、そうしてリアルっぽい肌感で描いている割に、どこか浮世離れした雰囲気が漂っているのは興味を惹くポイントだった。まぁ、「現代に生き残り、暗躍し続けるニンジャ」なんてテーマを扱うんだから現実感が薄れるのが当然なのだが、そこにどうしようもない日常っぽさと、某スレイヤーもびっくりなニンジャファンタジーを掛け合わせるぬるま湯みたいなやり口がなんか気持ちいい。主人公のキャラがどこまでも控えめというか、1話目まるまる使っても結局主張を一切せずに終わっちゃうところなんかが「昼行燈」なニンジャの生態に妙にしっくりきちゃって、トータルで見たら「ネタ回しは嫌いじゃないかも……」くらいに落ち着いた。 あと「生活感がびたびたにあふれた安済知佳」が高得点だったってのもあるかもしれない。最近は無駄なハイテンション役とか「ヤクやってんのかお前」みたいなキャラが回ってくるようになったの、中の人の性格がそのまま受け入れられた結果かな、とか思ってしまう。ちかぺに酒が一番のマリアージュ。
○「ひきこまり吸血姫の悶々」 6 レコーダーに登録されたタイトルと実際に始まったタイトルが違ったもんだから「あれ? 登録名が誤字ってんのか? 珍しいこともあるもんやな」と思ってたら本編の方が間違ってたという珍しい事例。まぁ、正しい方の「ひきこまり」も意味が分からんのだけども。 ベースとなるのは少年マガジンでお馴染み、ヘタレのはったり成り上がりものに分類されるだろうか。「カメレオン」みたいな、実力はさっぱり無い奴が詭弁と運だけで強敵に勝利し、周りからも持ち上げられてどんどん大きな事件に巻き込まれていくやつ。最近だと「東リベ」も近い雰囲気はあるが、別にあれはラッキーとか特にないんだよな。そして、そんな伝統的なフォーマットの主人公をヘタレの男子から萌えキャラに変更するだけであら不思議、あまり見たこともないヘンテコ設定のラノベになりましたとさ。とりあえず金髪ロリっ子を主人公にしておけばラノベっぽくなるだろ、という非常に安易な発想なのだが、同時に安定の発想と言えるのかもしれない。何はともあれ愉快に見てしまったので私の負けだ。 テンション芸が主なので中の人の力による部分も大きい気がするが、映像の方も1話目時点では手堅くまとまっている。制作はなんと今期3本目となるproject No.9。どの作品も今のところ崩れがなさそうなので、制作時期はずれてるのかもしれんね。監督は「波よ聞いてくれ」で実績を残した南川達馬氏。ネーム多めでハイテンションなギャグ回しは一定数評価できそうな配置になってるんじゃなかろうか。 「ファンタジーものだけど主人公が引きこもり、そこから強引に覇権争いの渦中に放り込まれた」というだけでも設定としては充分なものになっており、イカレたメイドのテンションもあいまってしばらくは楽しめそうな気がするのだが、さらにそこに「なんちゃって戦争」という訳のわからん設定を放り込み、世界がどんな様子になっているのかが全くわからないカオスな状態。「その設定でこんな世界にはならなくね?」というツッコミ待ちなところもありつつ、「だったらどんな世界になるってんだよ?」と聞かれたら何も分からんので、大人しくこの展開を見守るしかない。まぁ、人死にが無いって最初から明言してくれてるなら、過度に暗くなりすぎないだろうし良い設定なのかもね。その分、作中キャラの倫理観とかが大きく変わってきて特異性を描写するのが面倒くさそうだが……多分そこまで考えてないんじゃないかなぁ。引きこもりが数年間お布団から出なくても生きていけたんだから、優しい世界だと思っておこう。 個人的な注目ポイントはメイド役の鈴代紗弓。これまで「能天気バカ」の役がほとんどだったので、ややダウナートーンで話始める今回のメイドはちょい珍しい配役。地が出た時の「あ、やっぱり」みたいな感じが請われての配置かな。鈴代VSともりる、現代若手声優業界の天王山みたいな趣がある。
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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