「葬送のフリーレン(第2期)」 ー→6
フリーレン様のへにょ顔からしか得られない栄養素というのは確実にある。
齢ウン百歳の大魔導士のくせして可愛いトコがある厄介なフリーレン。そして、そんなフリーレンの可愛らしさを余すことなく見せつけてくれる種﨑ボイス。個人的にはこういう種さんのお仕事は最近少ない気がしているのでとてもありがたい。得体の知れない魅惑がたっぷり詰まっているぞ。そしてそんなフリーレン様に従うぶっきらぼうな中に可愛さが滲むフェルン by 市ノ瀬加那も重要だ。特別なご馳走じゃないけど、昔から長年食べられ続けている郷土料理のような滋味がある。
そういう栄養素をちょこちょこつまむのが目的のアニメなので、あんまり大仰なことを望んじゃいない。フリーレンがまた適当な呪文書を買うために有り金全部すっちゃってる様子を見るだけでもいいのだ。そういう意味では、1クールでしれっと終わってあまり大きな動きも無かった今期のお話こそが今作の真骨頂と言えなくもない。一応おっきな戦闘として腕いっぱい魔族戦があったが、なんかこう、身の丈に合ってないというか、「別にこいつとの戦いをそんな超絶作画で頑張らんでもいいのに」という違和感が先にたったので、申し訳ないがあの辺の妙に力の入ったアクションはそこまで求めてなかった。まぁ、それがないと本当にきらら系以上の日常アニメになってしまった可能性もあるのだが……。
結局、本作は「何気ない日常のちょっとしたいい話」を見ている時が一番満たされるわけで、個人的には今期の「別に何もないんですけど」みたいな姿勢は好きでしたよ。言い方は悪いが、世間がこの作品に対してかけている過度な期待みたいなものの方がズレてる気がするんだよな。つまり、「こういうのでいいんだよ」。
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