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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「ブルーロック VS. U-20 JAPAN」 ―

 まだまだ出てくる続編もの、そして「青」ものアニメ。こちらは1期が1年半前ということでやや間は空いてしまったが、確か途中で劇場版もやってたんだっけ。総集編だと思ってスルーしてたんだけど、もしかしてあれってちゃんと別エピソードだったのかしら。見ておけばよかったかもとちょっと後悔。

 1期については素直に楽しませてもらった作品。元々サッカーアニメ……というかサッカーそのものにほとんど興味がないためにサッカーアニメにもあんまり興味が湧かないタイプの人間だし、「サッカーはアニメに向かない」という持論もあった(アニメに向かない題材多すぎるな)。これまで楽しめたサッカーアニメといえば絶対に例外すぎる「イナズマイレブン」の初期シリーズを除くと、多分「アオアシ」が初めてだったんじゃなかろうか。そして立て続けに今作が放送され、「あれ、最近はサッカーアニメも案外いい調子かもな……」と見直す傾向。「アオアシ」の時に感じたのはアニメ業界全体のCG技術などの向上により、これまで不可能だった「フィールド全体を使ってのサッカー描写」の自由度が以前よりも上がってきていることで、多少なりとも見栄えのする画面が構築しやすくなってるんじゃないかということだった。

 ただ、今作においてはそうした「フィールド全体の見え」みたいな要素はあんまり関係ない。何しろ作中で11VS11の試合をすることすら稀なのだ。今作はサッカー漫画の皮を被った異能力バトル漫画みたいなもんであり、下手したらイナズマイレブン寄りとすら言えるかもしれない。そして、この少年漫画的サッカー漫画が割とツボだったのである。

 サッカーのもう1つの悩みに「11対11って人数が描写するにしちゃ多すぎるだろ」というものがあるのだが、本作はそもそもイレブンじゃないのでポジションによる存在感の差などはなく、「全員フォワード」から「全員主人公」へとゴリ押し、1人1人のキャラを徹底的にクドくすることでわちゃわちゃした配置も楽しめるようになっている。正直1年以上のブランクが空いてキャラなんてだいたい忘れてるんじゃないかと心配していたのだが(そして実際忘れてるやつも多かったが)、1話目の導入でおよそ思い出すこともできたし、すぐにそのキャラの個性に焦点を当てることもできた。「あらまぁバロウさん、すっかり可愛らしくなっちゃって」とか微笑ましく思ったし、「レオはちゃんと勝ち残ってこんなに話がわかるやつになってたんだっけ」とかもなんか和んだ。1期時点でのキャラにちゃんと興味が持てていた証拠である。

 そして2期も1話目から作品の魅力を打ち出す方向に話が進んでおり、3チームに分けての5対5連続という構造自体がなかなか思いつかない変な形式。潔にとってはだいぶ逆風となる展開なのだが、「この絡みからまた面倒クセェ男どうしのドラマがグルグルするんだろな」という期待感は高まっていく。唯一の心配は「こんだけキャラが濃いのにさらに強いU-20のチームとかどうやって描写すんだよ」って話なんだけど、インフレ展開は少年漫画の常である。うまいこと乗り越えて馬鹿みたいな世界を見せてほしい。

 ちなみに最後に出てきた悪そうな大人たちが土井先生&ヘムヘムの忍術学園コンビなのでちょっと笑っちゃった。

 
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