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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「シャンピニオンの魔女」 5→5

 「絵本のような」という表現で端的に説明できるアニメなんだけど、そこからはみ出す要素もあり、案外いろんな掘り下げ方があった気がする。

 およそ第一印象からはみ出ていない作品ではあるのだが、描かれる「メルヘン」はいくらかビター。テーマが「毒」なのでストレートにいったらハッピーにならないのは当たり前なのだが、そうした表層的な話の流れだけじゃなく、中盤以降にメインになったルーナとリゼの関係性にしても、ルーナの黒魔女としてのスタンスにしても、どこか不条理すら感じさせるような「やるせなさ」みたいなものは通底してある気がしている。何かしらの困難があってこそのドラマではあるのだが、それが「魔王を倒す!」とか「英雄になる!」のような分かりやすいものでもないし、「あの人に好かれたい!」という単純なラブというだけでも終わらない。ルーナの生き方は常に不条理と隣り合わせであるため、それを見て育つリゼの人生も一筋縄ではいかないものになっている。「絵本のような」というとシンプルなお伽話かと思われてしまうかもしれないが、決してお子さん向けのシンプルストーリーではない。

 そうして「善悪とは」「成長とは」「恋とは」みたいな部分をちゃんと見るべきものがある作品なのだが、これがアニメーションとして面白いものになったかと言われるとちょい悩む。冒頭に「絵本のような」という形容をしたわけだが、これが本当に画面の構成そのものが「絵本っぽい」という意味でして。ストーリー進行の大部分をモノローグによって進める構造が「ト書き」の部分になり、主にリゼが語り部となって内情を吐露している間、画面にはほとんど動きのない「絵」が表示されている状態。よく言えばじっくりと心情劇を聴くことができる静的な構造だが、悪く言っちゃうとあんまりアニメとしての面白みはない。これはこれで持ち味かなー、という気もするのだが、あんまりのめり込めるタイプのデザインではなかった。

 まぁ、いうてそんなにカリカリしながら凝視するような作品でもなし、じっくりゆっくり「少し不思議な世界での恋心」みたいなものを眺めていくには悪くない時間だったのかもしれない。1本くらいこういうアニメがあってもいいんじゃなかろうか。

 
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