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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 「あした」が来るのが待ち遠しい、最終話! 終わっちゃったなぁ……。最後まで観た直後の今はただそれだけ。

 朝が歩んできた一歩一歩の足跡を追いかけてきたこの作品。最後を締めくくるのも当然朝であるが、前回・前々回あたりから発展的な動向に舵を切り、いろんなところで「やってみる」ができるようになった彼女の様子を見ていると、本当に眩しくて心にキュッと来る。不躾でツンデレ風味な槙生さんはその様子を「生意気」という一言で本人に押し付けていたが、彼女だって我々視聴者同様(いや、それ以上に)朝の成長が眩しくて、ちょっと目を覆いたくなっていたくらいじゃなかろうか。

 槙生がそんなモゾモゾする喜びと気恥ずかしさ、羨ましさをどこぞのエッセイに吐き出していたのはちょっと笑ってしまった。まさか朝本人から読まれるとは思ってなかったのだろう、割とあけすけな部分まで書いてしまっており、素直な心情の吐露が分かりやすい。一応は出版物に載る文筆なのでいろんな技巧は駆使しているわけだが、人間を表す時に「犬の年齢換算で2〜3歳」って表現は初めて聞いたかもしれんわ。逆ならよくあるのに。まぁ、実際に槙生からしたら朝は「飼おうかどうか迷った(なんならあんまり飼う気がなかった)のに転がり込んできた野良犬」みたいなもんで、お世話できるかどうか不安だったのも事実なのだろう。時には噛みつかれもしたその犬っころが、今や1人でいろいろできるようになっている。そんな生意気な生き物の成長の速さに、「大人」は腰が引けてしまうわけですよね。そして、この恐るべき化け物の相手を15年向き合い続けた姉に対する敬意も新たにする。死人との対話はできないが、彼女が「遺した」ものからでも得られるものはある。大人になると既存の価値観をひっくり返すのって本当に大変だけど、ちょっとでも姉への視線が変わったのなら、それは間違いなく「犬」のおかげなのだ。

 槙生に与えた影響はそうして見て取れる。しかし朝はそれが目的ってわけじゃない。自分の周りにたくさんの大人や友達がいて、自分はそんな周りの様子をうかがって一喜一憂。見ているばかりじゃなくて「目立つ」側に回りたい、他者を変えてやりたいという欲求がむくむくと湧いてきたのは、若さの特権でもあり、表現者である叔母との共同生活の産物でもあり。人前で歌うことが決まってもずっと恥ずかしがっていた朝だったが、距離が遠いながらも互いに心配しあった森本さんを見て、「変えてやりたい」と思ったのかもしれない。彼女にだけは、強い言葉で「歌を聞いてほしい」と訴えた。

 そうして始まる独り舞台。別にとびきりお歌が上手いわけじゃない。将来歌を生業にする気なんて無いんだろうし、自分の歌がそこまで飛び抜けて素晴らしいものだとも思っていないだろう。それでも、知らない人の心に飛び込むための手段は、今はそれしかないのだ。自分と人を隔てるもの。荒涼たる砂漠、横たわる河。色々あって、これまでは手を伸ばせなかった。今、ようやく砂嵐の向こう側が見えた気がする。オアシスに辿り着いた気がする。

 ここが目的地じゃない。朝の人生、まだまだ先は長い。それでも、歩く理由ができた。それだけでも、人生ってのは随分見え方が違うものだ。

 
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