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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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<キャラクター部門・女性キャラ>

 さて、頑張って書くか……女性キャラ部門! でもここだって文字数削減の努力は惜しまないので、なるべく男性キャラに近い文字数で抑えていこうとは思っている。

 まずは順当に思いつくメインヒロイン部門。ここの時点で既にいろんな作品の「良かったよねぇ」が乱舞するが、他の部門で扱いにくかった作品からピックアップしていくと、ある意味で革新を起こしたフィスト系ヒロインのスカーレット・エル・ヴァンディミオンさん(最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか)。相手役のジュリアスとセットでこの迷惑カップルは本当に見ていてハラハラさせられた。ヤバさじゃ負けてない殺意のヒロインといえば冬村四織さん(SANDA)。長身痩身の刃物系中学生女子ヒロイン。最高じゃないですか。初期の殺意の高さはガチでヤバい奴だと思ってましたよ(ガチでヤバい奴やろがい)。流石に部門の被りが多すぎるので選出はしなかったが、冷静に考えてナンバーワンヒロインでしかないヤチヨさん(アポカリプスホテル)。アニメ史上初、単身で宇宙へあがり、太陽コロナで焼かれた上で帰還してタンクったヒロイン。彼女がその腕一本で成し遂げた物語はあまりに大きすぎる。

 やや渋めのメインヒロインでいえば大人の魅力をムンムンに発揮した藤さん(雨と君と)あたりは美人すぎてクラクラするタイミングがありましたね。声の力も大きいが、あのビジュであの性格で、ほんとに理想の女性像の1つかもしれない。似たような職業なのに全然イメージが違うパワー系創作業、高代槙生さん(違国日記)。同じ作家業でもこう……柔らかさというか、生き様の爽快さが違うのはいかにもな人生模様。まぁ、どちらも文筆には常に頭を抱えてましたけどね。ちなみに藤さんからの繋がりでは最強推し活ヒロイン木下うたげさんも忘れちゃいけない。やっぱり一人で作品の全てを背負っているヒロイン勢は胆力が違いますな。

 もっとシンプルに可愛いヒロインがおったやろが!? と思った方のために、こちらも中の人繋がりで恐縮だが吉田清子さん(矢野くんの普通の日々)と夜香しずかさん(透明男と人間女)もエントリーさせたい。吉田さんの真っ直ぐピュアおせっかいラブっぷりと夜香さんの隠れ肉食系hshsラブはどちらも今までにないヒロイン像でとても新鮮かつ「萌え」のド直球で美味しくいただけました。どのカップルも末長くお幸せに。

 なんかラブの話ばっかりで胃もたれしそうなので、他の方法で世界を作ったヒロインもピックアップしてみよう。まずは信じられないほどのネガティブマインドから新時代を作り上げた後ろ向き猛ダッシュヒロイン・小牧嬉歌さん(うたごえはミルフィーユ)。1話目でのインパクトのデカさは今年度作品の中でも随一。あのメンタルで抜け抜けと主人公をやり切ったの、ほんとにすごい。もっと殺伐としたヒロインでいうと、実は単なるスポ根だったんじゃないか疑惑もある鈴ノ宮りりささん(ロックは淑女の嗜みでして)。こちらは相棒の黒鉄音羽さんとのタッグでもって「百合……なのか?」みたいな圧倒的なバディ感が凄まじかった。バディ感といえば「作中のヒロイン全員可愛い」でお馴染みの作品からはチハル&マキナ(銀河特急ミルキー☆サブウェイ)。これ以上ないくらいに百合的文脈を持った2人だったのに、なんだろ、百合というのもちょっと違うし……本当にいい距離感、いい温度感って余計な茶々入れすら野暮なんですよねぇ。そうそう、百合を拗らせてどこに行きたいのかすらよくわからなくなっちゃった暴走ヒロインにはイアナ・マグノリア嬢(転生悪女の黒歴史)もいましたね。……こうしてみるとほんとに「推し活」ヒロインが世にはびこっておるな……。

 まだまだ挙げなきゃいけないメインヒロインはたくさんいるのだろうが一旦この辺にしておいて、男性編と同じ順番であげるなら「ラスボス部門」か。まぁ、女性のラスボスとなるといくらか数は減るので「イカす敵キャラ部門」とでもしておけばいいと思うが、個人的に作品はそこまで印象に残らなかったがクソ女度数の高さで無視できなかったのはツキミヤ(陰陽廻天Re:バース)。世界系作品にするにしても、ここまで突き抜けた「調停者」たる存在をあそこまで悪辣に描けたのは今作の貴重な功績だったと思う。真礼たそヒロインの悪役、面白いんだけどね。セシリア・アデルバイト(エリスの聖杯)なんかは悪役というには悪役になりきれなかったところがあったので。

 「序盤で最強のボスキャラが登場してしまった」というキャッチコピーも印象深いのはマリー2(機械じかけのマリー)。……あの出方してさ、まさかラストまで共存共栄で生きるキャラになるとは思わないじゃん。なんだったんだあれ。個人的には今年度クソ女ランキングでダントツだったのはやはりレゼ(チェンソーマン レゼ篇)だろう。もちろん声の影響もでかいのだが、それ以上にあんな模範的すぎるクソ女ムーブかましといて、最後にちょっと哀愁匂わせる構造は生き様としてずるすぎる。人類は上田麗奈によって何度脳を破壊されたら懲りるのか。同じしゃまヒロインでも悪役になりきれずに尾を引いたのは岩見沢寧々さん(青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない)。ある日、自分にしかその姿が認識できないサンタコスの上田麗奈が現れたら、もはやその人生は詰みだ。(罪だ)

 ここまで強大な力を持つ悪役(?)を何人かピックアップしてみたが、実際には、今期最も度し難く人智を超えていたヒロインは小山内ゆきさん(〈小市民〉シリーズ)かもしれない。悪よりひどい最悪というものをまざまざと見せつけられる恐怖よ。それに比べたらだいぶ可愛い「ちょい悪」部門にはSQちゃん(グノーシア)なんてのもいますね。作品全体で見たらそりゃぁセツの方が重要なんでしょうけど、視聴者目線ではSQちゃんエピソードでお腹いっぱいよ。

 こうなってくると、悪役・敵役といってもそこに友情は横たわっているもんで。ラストは「ライバル? 親友?」部門。個人的にはなんとかランクインさせてあげたいなぁ、と思っていたが惜しくも叶わなかったのは、薄暗系ヒロインという新境地を切り拓いた鮫洲美輪さん(宇宙人ムームー)。彼女の生き様はさ、SNSで見える通りにちゃんと格好いいんですよね。こんな女子大生ならそりゃインフルエンサーにもなろうってもんよ。最終的に丸め込まれちゃったけど途中までのイカれ具合は本当にお見事だったのはミズハさん(不滅のあなたへ)。最後までハヤセの血の厄介さを忘れず、最強存在に粘着し続けるメンヘラという時代も何もかもを超越したすげぇ概念。

 もはや敵でもなんでもないが、その気だるげな所作から何故か盲信するファンがついちゃったのはリョーコさん(銀河特急ミルキー☆サブウェイ)。ほんとに彼女の話しぶりは癖になるんだよな。タイトスカートの婦警さんに取り調べされたい人生だった。こうなるとミルキ-からはアカネちゃんだけエントリーしてない状態になっちゃうので、やっぱ名前出しときます。総長は作中で一番の乙女で可愛い。声も可愛い。っつうか、ミルキーヒロインズって多分みんなして美人さんよな。

 ライバルながらも気づけば大親友、そして世界を塗り替える原動力となったのは社美ちゃん(私を喰べたい、ひとでなし)。太陽になってほしかった。盟友ポジションでやたらと印象に残ったのは、ダークオーラを引っ提げて独自の世界観を開陳し続ける異端存在・東紫乃さん(正反対な君と僕)。彼女の生き様はさ、ほんとに格好いいよね。いや、本人は全くそう思ってないんだろうけど。だいぶ路線は違うけど勝手な苦労を抱えながらもサブでよく引き立ててくれた名バイプレイヤーとしては桐原八重子ちゃん(出禁のモグラ)がいる。ヤエちゃん、ツッコミ役として完璧すぎるのにゆきよボイスが脳髄に響くのほんとにずるいよ。

 そして最後の最後まで受賞させようと思っていたのだがギリで漏れてしまって申し訳ない。多分頑張りの量だけでいえば文句なしの第一位、スイカDr. STONE SCIENCE FUTURE)は本当に格好良かった! いい女になったな!

 残りあと3名!

 

第3位

「ちゃんと吸えない吸血鬼ちゃん」より「石川月菜

 今年度はほんとに楽しいラブコメが多かったので、「正統派ヒロイン部門」からはなんとか1人選出したいな、と思っていたのだが、ヒロイン単体での破壊力でいえばやはりこの人か。2つの顔を持つ女、月菜ちゃんが堂々のランクイン。彼女の打ち立てた功績については個別感想でも都度取り上げてきたが、改めて確認すると「デフォルメ態そのものに作品世界で意味をなした」ことである。

 可愛い子がデフォルメチックな表情になることはあらゆるアニメでお馴染みの現象だが、あくまでそれはアニメ的(漫画的)表現であって、ボーボボ級のギャグ漫画でもない限り、そのフォルムの変化は作中人物たちは認識しない。しかし、石川月菜は間違いなく「変形」するのだ。それは吸血鬼であるとかどうとかいうレベルの話ではなく、はっきりと「綺麗のためのフォーム」と「可愛いのためのフォーム」の2形態を使い分け、五月雨式に視聴者を攻め立てる。そりゃもう、ノックアウトされるしかないでしょう。

 極論すれば、我々アニオタは可愛い女の子を愛でるためにアニメを見続けている(頑なな個人の感想です)。その目的に特化したヒロインが作り出されたというなら、それは歴史の教科書にでも載せてきちんと評価しなければいけないのである。

 

 

第2位

「わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※無理じゃなかった!?)」より「甘織れな子

 私は百合が好きだ。そう唱えると大抵出てくる質問に「百合の何がいいの?」というものがあり、正面からそう聞かれると、結局「可愛い女の子っていいじゃないですか。恋する可愛い女の子ってもっといいじゃないですか。ってことは、女の子と女の子が恋をすれば、2倍良くってイコール最&高じゃないですか」というアホの極みみたいな答えを出している。まぁ、これはあまりに一面的すぎるものの見方だが、私が百合に目覚め、そこに価値を見出した原初的な快楽はやはりそこだったような気がしている。

 しかし、それでもまだ納得しない奴はいる。「でも、女の子どうしの恋愛じゃお前は入る隙間がないじゃないか」と。世間では百合に挟まるおじさんはギルティだのなんだのと言われるが、この疑問についても理解できるものではある。結局物語体験なんてものは共感と自己投影のためのものではないかと。綺麗な女の子どうしの関係性に、お前が何を感じるものかと。確かにそうかもしれない。しかし元々「綺麗なものが2つ、世界にただ存在する」というところから始まった百合への礼賛。おじさんを入れられないならどうしたらいいものか。

 よし、実験しよう。かつて偉い人は言った。「証明しよう、シンプルなQ.E.D.」と。同じ偉い人が「ふたり以上でも大歓迎!」と言ったのだ。そう、女の子は2人じゃ足りない。もっと増やせ。ハーレムだ!! でもおじさんを入れられない。じゃぁどうする。中心に巨乳の女子高生を置けばいいんだ!!!

 コロンブスが卵を握り潰し、ダーウィンが豆を炒るムリ筋進化論。その果てに誕生した怪物、それが甘織れな子である。われわれは彼女に共感を覚えたのだろうか。陰キャマインドを笠に着た暴虐を、エロだと受け取ったか、純愛だと受け取ったか、そして百合と受け取ったのか。

 答えはまだ分からない。れな子さん、早く続きをお願いします。

 

 

第1位

「笑顔のたえない職場です。」より「間瑞希(はーさん)

 私は百合が好きだ。なんか上の項目で散々なことを書き散らかした気もするが、その憧れは昔から変わらずに持ち続けている。そしてそんな私の脳を焼く大好物シチュエーション、それが「持たざる者の羨望」である。過去にも何度も引き合いに出しているので事細かに紹介はしないが、この性癖(?)を大きく推し進めたのはバンドリプロジェクトであり、あまりに眩しい太陽を中心に目を焼かれ、脳を焼かれた者たちが必死に縋ろうとするその姿が、本当に美しく、尊いものに見える。そこには負け犬根性があり、それでもなお現状を認めまいとする強さもある。人が人を見て焦がれ、いつか隣に並ぼうと絶え間なく努力をするその姿の美しさは、筆にも舌にも尽くし難い。今井リサ、青葉モカ、白鷺千聖、奥沢美咲、佐藤ますき、祐天寺にゃむ。あなたたちは本当に輝いている。

 そして、そんな「焦がれる者」の上質なサンプルがまた1人加わった。はーさん、あなたのそのコンプレックス、本当に本当に素晴らしい。自分だって持っているのに、持ち合わせていると一時は信じていたのに、勝手に折れて諦めて。それでもどこかに、自分ならばという矜持もあって。目の前には双見という天才がいて、その天才のサポートに回れている自分を誇りにしている。なんなら社会不適合の気がある双見の面倒を見ることで自分の方が上だと思いたい欲求もあるのかもしれない。それでも、輝きに目を焼かれたその過去は消えず、ことあるごとに自分の矮小さを思い知らされる。嫉妬に駆られ、ちょっとみっともない姿が滲み出してしまう。人とは、かくあるものだ。

 はーさんはいつか、この現状を打破できる気がしている。その強さを、多分双見も信じている。それでも今はまだ、巣立つまでのステップとして、わずかに浸れるぬるま湯として、現状に甘んじてもいたいのだ。

 いつか超えられる。星見純那もそう言っている。世界中の焦がれ女子に幸あれ。

 

 

 

 

 

<声優部門>

 ある意味ここからが真の勝負、我が人生を彩る声優部門。毎年この部門があるからこそ、ある程度声優の動向にも目を向けられる部分がありますな。

 さて、(すでにここまでの文章で達成できてない感はあるが)なるべく文字数を削減したいと思っているので、いつも通り「部門内での再選無し」のルールを厳格化し、昨年度までに受賞に至らずとも取り上げてきた名前も極力再検討の土台に上げる数を減らしていきたい。私だって人の子、好きな声優はずっと好きであり続けるわけで、本能を優先するなら多分今年で上田麗奈が9連覇くらいしているはずである。でもまぁ、それだと意味がないからさ。

 とは言いつつも、今回は2人だけ、「常連」というか、もう何度も俎上にあげた名前をピックアップしておきたい。1人目は加隈亜衣。くまちゃんはすでに選出済みのいわば「殿堂入り」の選手。ただ、今年は(今年も)くまちゃんにとって大きな躍進があった気がしていて、個人的にはついに「根っから悪い奴」であるテレネッツァを演じられたことが大きな一歩だった気がしている。同じく殿堂入りっぽいのに実はまだ選出したことがなくて今更どうしたらええねんと頭を抱えているのが瀬戸麻沙美。瀬戸ちゃん、今年の仕事ぶりは一際お見事でしたよねぇ。……普通にグランプリでも良かったか?

 この辺りが「レジェンド」枠ですが、ここからは比較的若い面々も取り上げられるだろう。知名度的にダントツなところから行くと、「引き続き」全盛期継続中なのは羊宮妃那。まぁ、彼女はもうここから落ちることはなさそうですけどね。若手グループからはすでに離れてしまっている貫禄の仕事ぶり。ニーズは尽きないので、まだまだ天下は続くだろう。意外なところでは、実はこの部門であんまり名前を上げてこなかった伊藤美来が今年はいい仕事が多かったな、という印象。まぁ具体的に言えばはーさんなんだけど、それ以外にも「こういうところで使うのもいいのかも」というフィールドの拡大が見られて、一本調子でどうにもハマりきってなかったみっくの次のステージが見えてきたかもしれない。

 キャリアだけで言えばだいぶ貫禄が出てきた青山吉能も相変わらず異彩を放つ活躍ぶり。業界が彼女の使い方を理解してからの拡散と浸透の速度がだいぶ早かったよな。それ以上にキャリアで言えばダントツではあるがまだまだフレッシュな魅力を発揮してくれているのは諸星すみれ。ほんとに彼女はロリの伝道師としてブレない仕事ぶりを見せてくれており、同じ路線で先を言っている先輩たちを食わんとする勢いが目覚ましい。実はそこそこのキャリアという意味では根本京里もいよいよもってエンジンがかかってきた感がある。そのクセになるキーキーボイスで、ポスト釘宮……ではなかろうが、似たような独自の中毒路線で顧客拡大は進んでいるだろう。

 逆にフレッシュさで見せていく人材としては、今年覚えた名前の筆頭は三川華月があげられる。まぁ、ぶっちゃけまだ2作品分の印象でしかないのだが、きちんと作品を支えて面白さに貢献してくれていたのだから、今後もメイン級の枠でしのぎを削る存在になりそう。同様の期待は川口莉奈にも持っていて、声の個性という意味ではこの子も色々と変化球気味のニーズがありそう。目立った作品での主演って、やっぱり役者1人1人の人生を左右する転機になるんじゃなかろうか。そういう意味では、個人的にやたら気になったのは矢野優美華の存在。このテンション、この芸風でメイン級に食い込んでくる人って今まであんまりいなかった気がするので……次に回ってくる大きな役がどんなキャラになるかは今から楽しみである。そうそう「メイン級」でいえば月城日花の名前も上げておこうか。ぶっちゃけそこまで印象に残っているわけではないので今後は読めないが、デビューからまもなくがっつり2つも主役が取れてるってことは何かしらの引力がある可能性が高い。ちなみに全く他の情報がなくてたった1つのキャラからやたら印象に残った名前に大森こころという人がいるので、今後に期待票を投げておきますね。

 残り10人は最後までどの3人を上に引き上げるか死ぬほど悩んだのだが、惜しくも来年以降に回ってもらうことになった7人を上げていこう。まずは相変わらずブレないキャラのポジションとモスキート音のごとき奇声が最高の会沢紗弥。武器が特殊すぎて、逆に今後の立ち回りが予想できないわ。そして声質勝負なら負けちゃいない、期待の倦怠珍奇ボイス・寺澤百花。舌ったらずさって声優としては短所になりそうなものなのだが、彼女の場合は発声はしっかりした上での「舌ったらずさ」なのよな。ほんと魅力。

 彼女と並べてしまうとどうしても文脈が感じられるが、地に足をつけたがっちりした活躍で着実なキャリアを歩むのは永瀬アンナ。メインの役を数々こなしながらも、そこまで派手な「主役級声優!」って感じにもなっていない独自の立ち位置、ほんと好き。逆にがっつり主演ってほどでもないのにインパクトのでけぇ役ばかりで記憶に残るのは花井美春。気づいたらいつの間にかおねーちゃんよりも仕事量が増えているという……恐ろしい子。

 インパクト絶大、ステップアップが大ジャンプだったのが中村カンナ。別にこれまでの仕事ぶりだってそれなりに順調だったとは思うのだが……れな子さんはほぼ作品を支配するレベルでの存在感でしたからね……いやはやお見事。そして気づけばもはや業界では欠かせないポジションになりつつあるのが松岡美里。声のトーンにはかなりのクセがあるのだが、低音域だけに終わらず幅広いキャラにしっかりフィックスできる精度は評価が高い。そしてレンジの広さでは右に出るものはいないマルチウェポン・夏吉ゆうこ。刺さる作品の主演を見事に果たしてくれたってだけでおっちゃんは満足だよ。……ましゅましゅ声優、みんなしてちゃんと羽ばたいてんなぁ……。

 てなわけでラスト3名。

 

 

第3位

「橘杏咲」

 ハマり具合、ノり具合、好き具合で一気に食い込んできたいの新人枠からまずはピックアップ。油断すると読み方間違っちゃう名前、「たちばなあずさ」ですこの機会にチェックしておきましょう。

 個人的に一番の選出理由は間違いなくプリオケのながせちゃんである。天真爛漫を絵に描いたような性格、ともすると暗くなりがちな世界観を一声でぶっ飛ばせるその明るさとお気楽さは天性の声からくる要素も大きいんじゃなかろうか。プリオケは歌唱とセットのアニメなので当然お歌も聴くことになり、こちらもまぁ、イメージ通りにガンガン真っ直ぐにきてくれる。この出会いのおかげでまずは名前を覚えることができた。そして立て続けに訪れたのが天狼群。こちらも歌唱とセットのお仕事ながら、ワルい子筆頭の優谷優ちゃんは生まれ持っての愛らしさでもってアホアホながらも堅実に「きららアニメ」のセンターをゲット。やっぱきららヒロインは声優の登竜門ですからね。この2つの似て非なるヒロインズのお仕事ぶりを讃えての受賞ということになります。

 ぶっちゃけここまでの2役だったら「一過性の何かが重なった結果」と言えなくもなかったのだろうが、今年に入ってからも順調にメイン級の仕事がつながり、あとはもう、この流れが大きくブレることはないだろう。元気になるその声で、新たな時代を突き進め!

 

 

第2位

「貫井柚佳」

 今年度が躍進の年となった気がしている貫井柚佳。実は結構下積みが長い役者さんだったようで、Wikiを調べたら声優としての活動開始が2016年だそうで。まぁ、記念すべき10周年でのピックアップということになります。

 私個人で言えば初めてその名前を意識したのは3年前の「シュガーアップル・フェアリーテイル」の時。ここで主役のアンを務めてくれた時に、「トテモ コエガ カワイイ」というシンプルで最強な理由で興味を惹かれたので、ついに真正面から評価できるタイミングが来たことを嬉しく思っている。今回彼女を選んだのはこちらも素直に2人のメインヒロインからである。直近の「透明男と人間女」では盲目ながらも割と恋愛欲求には素直でガツガツいける系女子の夜香さんを好演。絶妙な押し引きで「イケイケなのに程よく受け身」という巧みなバランス感を見せつけた。テンパった時の声の揺れ方がとても可愛い。そしてなんと言っても「矢野くんの普通の日々」の吉田さん。吉田さんはアンや夜香さんに比べればまだ落ち着いたところもある女性なのだが、やはり恋愛沙汰になった時のギアの上げ方とか、挙動不審な部分がやたらと可愛くて引き込まれてしまう。

 どんなタイプであっても純然たる「可愛い」を維持してブレないその声質と演技プランは、まっすぐにいわゆる「萌え声声優」としての天下を取れるだけの基盤であり、ようやく、積み上げてきたものが形を成し、ここから吐き出して世間をKOするフェーズに入ったのである。興味を持って私もこの機会に中の人の様子をちょっと見にいこうと思って動画とか見に行ったのだが、地声は案外そこまで高くないとこから出てくるんですよね。狙ってあの超音波なところが出せるとしたらやっぱすげぇや。まだまだ聞いたことない引き出しがたくさん残ってるんだろなぁ〜。

 

 

第1位

「白石晴香」

 俺名物、「今更かよ」のコーナー。振り返ってみると、実は去年も最終候補には残ってたんですが、去年は「声優100人名鑑」が同時進行中で、すでにこの人は取り上げることが決まっていた上に誕生日が記事公開日の直近で内容がどう頑張っても被るから、というあまりに身勝手な理由でエントリーから外されてしまっていたのである。ほんとごめん。改めて、1年遅れで選出待ったなしだったけど、1年待ったおかげでますます破壊力は増したので結果オーライである。

 上2人が「まだまだ今後の伸びに期待!」みたいな扱いだったのに対し、もはや一線級の看板を掲げて久しい。多くのヒロインを歴任しているわけだが、今年度アニメから披露だけでも「九龍ジェネリックロマンス」の鯨井さんでは幻影のような不安定な自我のヒロインの中に確固たる強さを加え、「クレバテス」のアリシアさんでは限界突破の勇ましさを持ちながらどこかコミカルで、ちょっとかわいそうに思えちゃう悲運の女騎士にしっかりと心を寄せた。転じて同じような女騎士ながらお気楽に突き抜けちゃう屈するの大好き姫もいれば、アニメ的な阿漕さに振り切ってエロと可愛いの両立を貪欲に目指した結果作中屈指の名キャラに仕上がった「暗殺姫」ゴアさんも誕生した。

 「シャンピニオンの魔女」では生まれの不幸にも負けない実直で不思議な魔女ルーナになってどこか原点回帰した感があるし、原点といえばやはり今期はアシリパさんとの長きにわたる関係性も見逃せない。ここまで並べて、本当に節操なく、どんな役にでもするりとおさまりながら存在感を発揮し続ける姿は、同時代の人間ではあるが最強声優M・A・Oネキに通じるものがあるかもしれない。こんだけのハードワークにも関わらず本人がけろりとした様子なのも、なんだか大物声優の貫禄。かつてヘロヘロな若手新人声優だった頃の面影はもはや全くない。

 なんか勝手に「見届けた」感を出してしまったが、デビューが子役からなので言うてまだ30そこらなんですよ。まだまだこれから脂がのっていくわけで。どんな役者像にたどり着くのか、今から楽しみじゃわい。

 

 

 

 

今年も、良きアニメに巡り会えますように。

 

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