○「神の庭付き楠木邸」 5
なんも知らんで観てて「チートの使い方がなろうっぽいなー」と思ってたらマジでなろうだった。こういうパターンもあるのか。
稀によくある「八百万の神々」との共存を描くあやかしアニメ。まぁ、日本人にとってこの手の設定は定番中の定番なので似たような導入・展開の作品は山ほどあった気もするのだが、それは別に悪いことではなかろう。いつだって僕らの周りには神がおわします。あとはその神性をどのように扱っていくのか、何を描きたいのかというだけの話である。
そして、今作はそんな題材をなろうという媒体の上で展開したというわけだ。そうなると主人公の能力展開と「また何かやっちゃいました?」感は本当に純正なろうテイストなわけだが、舞台がナーロッパじゃなくなり、魔法やスキルのレベル判定機能を使わないだけでも随分印象は変わるもの。「そういう陰陽の道があってもおかしくはなかろう」くらいの譲歩ができる設定。ぶっちゃけ、ここからこのアニメが悪霊退治のバトルものになり、主人公が無自覚に街に巣食う悪霊をばったばったと倒していく展開になったら興醒めだが、1話目の雰囲気からしてそうはならないとは思う。そうはならないでくれよ。もし無事になろう的なエッセンスを薄めてくれるのであれば、ここからどういう物語を展開していくのかは素直に興味がある。まぁ、平坦すぎてもそれはそれで退屈になるかもしれないので匙加減は難しいのだが。
制作スタジオは「JUVENAGE(ジュブナージュ)」という聞いたことないところだが、元請けはこれが初のようなので様子見。新興のスタジオの場合はスタミナが不安なので後半の作画崩れは怖いが……まぁ、そこまでカロリーも高くないし大丈夫かな? オープニング(今回のエンディング)の映像とか、なんか絶妙にAI風味を感じてしまうのはすでに時代に毒されてしまったからだろうか。表面的に綺麗になればなるほど「AI的に見えてきてモヤる」というのはちょっとした現代病かもしれない。
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