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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
演技賞 「うたごえはミルフィーユ」 声優部門との差別化で悩め! 演技賞部門。こちらは一応「作品の総体として、役者さんの演技が際立っていましたよ」という部分を評する賞である。 声オタとしての矜持があるためにここについては真剣に見ていきたい気持ちがあるが、声オタであるがために「結局は好みの問題じゃろがい」と開き直る必要もある。今期の「感心した声優の演技」で何故か真っ先に思いついたのは「mono」でのとのぴーのセミだった。あれはマジで笑った。声優さんって色んなことやらなきゃいけないから大変だなぁ。お見事。 ま、それはそれとして(ネタ枠やないかい)、普段は「声優が超豪華!」みたいな作品はとりあえず上げておくことにしてたのだが、今年度はスペースの関係でその辺も省略。いや、1つだけ挙げておかなきゃいけない作品として「青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない」がある。毎度お馴染み咲太ハーレムが終わることなき拡大を続けた結果、今期ではさらに3〜4人のヒロインを囲い込むことに成功。それぞれ山根綺、小原好美、上田麗奈、そして次に石見舞菜香が控えているという状況。もう、なんだこれ。ほんでまた全ヒロインがいい仕事するんだよなぁ……僕は変わらず双葉推しですけどね。 ちょっと違う路線で贅沢キャスティングを拝みたいなら、「Summer Pockets」は実は外せない作品。こちらも小原好美なのはご愛嬌だが、周りを囲むヒロインズがやたらゴツいのはいうてkey作品の矜持といえるか。他のアニメとは一線を画すキャスティング、ギャルゲ文化も絶えず残って欲しい気持ち。そして各ヒロインのワンパンチのデカさでいえばやっぱり「【推しの子】」。ろくでもないことしかさせてないけど、生の声の暴虐を楽しむには悲劇が一番いいんだから。 そんなんばっかりだと気が滅入るので癒し方向にちょっとずつ逸れていくと、ヒロインボイスパワーの強さと周りを囲むキャストの丁寧なお仕事で一線級に仕上がった作品に「薫る花は凛と咲く」がある。そりゃま、手柄はメインヒロインを務めた井上ほの花が持っていくべきだろうが、この手の繊細なドラマはやっぱり周りの「高校生たち」の空気感は大事だと思うんよな。それがもっと広範囲に拡大して破壊力が増したのが「ちゃんと吸えない吸血鬼ちゃん」。ただただ可愛い。みんな素晴らしい。 妙なノリで空気感が少しずつ煮詰まっていったのは「ボールパークでつかまえて」。こっちもファイちゃんの功績は大きいが、球場全体を1つの「ファミリー」みたいに捉えた時にその雑多な集まりの全体で空気を作っていたワンチームの精神。チームはチームでも欺瞞と嘘にまみれたヘンテコなグループ構成に奔走したのは「多聞くん今どっち!?」のうたげさん。なんで限界オタク早見沙織はああもいい具合に刺さるんだろう。男性陣も全員が二面性を持つキャラなので面白おかしく演じてくれたのではなかろうか。 あとは中の人繋がりでいかにもキワモノじみたところなんですが、他に触れる場所がなかったのでここにもってくるしかない作品に「雨と君と」というタイトルがあります。同じみさおメインの作品なのに全然雰囲気が違いますね。まぁ、この作品の名前をここで挙げたのは麦穂あんなについてもっと思いを馳せたかったからなんですが。そうそう、ヘンテコな声の出し方でいえば「ロックは淑女の嗜みでして」というキワモノもありますね。やっぱメインの2人がほんとに極まってました。 ということで、声優の演技というなら、その声をとことんまで使い倒してやりましょう、という志の作品、「うたごえはミルフィーユ」をここで選出させてもらおう。ここまで来ると「演技賞」なのか「演奏賞」なのかもよく分かりませんが……もちろん歌唱以外のパートでの仕事ぶりも文句なしで評価できると判断しての選出。個人的にはやはりウタ役の綾瀬未来のインパクトある演技が素晴らしいと思ったが、議論の巻き起こったクマちゃん役の相川遥花だって立派に仕事をこなしただろう。アイリ先輩も含めて全員がいい仕事をしてくれるからこその「ミルフィーユ」。人気のアイドルアニメやバンドアニメとはまた違った色合いを見せてくれた、新時代の「声を聞かせるアニメ」であった。
ユーモア賞 「忍者と殺し屋のふたりぐらし」 愉快痛快ユーモア賞。過去には若干「ユーモア」と「ユニーク」を履き違えてて個性的ならなんでもありじゃね? と思っていたのは秘密。 他の部門とは評価軸が異なるためにここだけで力を発揮できる作品も少なくない独立部門。ただ、今年度は過去にあった「アニメとしては別に大したクオリティじゃないし、ギャグも面白いかと言われたら多分面白くない人も多いんだろうけど、やたらと俺には刺さっちゃった枠」、通称ヒーラー枠っぽい作品があんまりなかった気がする。一応作品に言及する中で「銀河特急ミルキー☆サブウェイ」と「ちゃんと吸えない吸血鬼ちゃん」については「ヒーラー枠かも」と書いているのだが、前者はヒーラー枠にするにはあまりにクオリティが高すぎるし、後者はギャグとかじゃなくてどちらかというと萌え要素での刺さり具合が強いのでちょい違う。まぁ、どちらも最高の笑いを届けてくれたのは事実なのだけど。 もう1つヒーラー枠という概念を上げながら「一歩届かず」という最終評価になったのは「まったく最近の探偵ときたら」。ギャグも面白いしアニメのクオリティもそこそこながら、ちょっと勢いで押しすぎなところと花澤依存が強すぎることもあってやや減点だったっけ。「惜しいとこまで行ってる」感で言えば「この恋で鼻血を止めて」は新時代のフックを感じた。これが隣国の笑いの微妙な差異なのかもしれないが、どこか日本のアニメと違うシュールな映像表現やあけすけなネタ回しは「美味しいと思わないのになんか箸が伸びちゃう」みたいな不思議な味わいであった。 もっと正統派のギャグ作品で言えば満遍なくクオリティが高かったのは「ウィッチウォッチ」。「日曜夕方枠のジャンプアニメ」なんてクオリティの最低保証があるわけだが、そこでド派手なアクション作品とかじゃなくて振り切ったギャグアニメをやってくれた方が休日の夕方には相応しい気がしますね。同じく「休日の夕方枠でジャンプ作品」ってなら「正反対な君と僕」も存分に楽しませてもらった一作。こちらは単なるギャグではなく、ラブコメの「ラブ」要素でもグッと来る部分の多い、はにかみナイスな休日を楽しむことができた(まぁ、実際に視聴するのは日曜じゃないことがほとんどだが……)。 2クール目なのでなかなか俎上に上げることは出来なかったが確実に刺さっていた作品としては「姫様“拷問”の時間です(第2期)」も忘れちゃいけない。ただひたすら人を幸せにすることだけを考えて、それを享受する様子を描いただけなのに、なぜか色んなものをお裾分けしてもらえるという不思議な作品。こんな多幸感が笑いとの相乗効果を発揮するというのも興味深いところ。逆にピリッとした恐怖心を逆手にとってヘンテコな笑いに繋げてくれた佳作には「出禁のモグラ」がある。妖怪アニメなので個人的には加点要素が非常に多かったし、画作りにしろ話の構成にしろ、きちんとアニメとしての面白さを付加してくれていたのはありがたい部分だ。 個人的に最後まで候補として悩んでいたのはたっぷり2クールの楽しさを届けてくれた「宇宙人ムームー」。ギャグアニメなのだからやはりこの部門で評するのが一番いいのだが、こちらもハートウォーミング要素ありきの作風が絶妙に評価軸を悩ましくさせる。突き抜けた作品というならもちろん「New PANTY & STOCKING with GARTERBELT」も候補には違いないのだが……まぁ、こっちは10年以上前に選出済みなので今回はええやろ。笑いと理不尽は紙一重だ。 というわけで、異彩を放つ個性派作品群の中で今年度選ばれたは「忍者と殺し屋のふたりぐらし」という奇天烈な作品であった。ギャグはギャグだし、不条理の突き抜け方も尋常じゃない。そこにきらら的なニュアンスの百合っぽさを混ぜられてしまうという隠し味にしては濃すぎる味付けが中毒症状を引き起こす。冷静に考えたら怖すぎる世界を、人は何故平然とギャグとして受け取れてしまうのか。そこには「笑い」を規定する根源的な人間の感情の闇が眠っているのかもしれない。あとはまぁ、単純にアニメとしてのクオリティが高いっていうふつーの理由もあるけどね。「笑っちゃいけない笑い」って、一番面白いんだよなぁ。
アイディア賞 「銀河特急ミルキー☆サブウェイ」 「その発想は無かった!」を評する部門。例年、いうてそこまで「その発想は無かった!」とはならないので変な理屈をつけてエントリーしたりもするのだが、今年度に関しては、やたらと「意外なところから」攻めてくれた作品が多く、1つに決めきるのが難しかったほどなのは嬉しい悲鳴である。 まずはシンプルに「その構造はみたことなかったな」というエントリー。中でも手垢のついたなろう系から出していくと、直近で何故かやたらと印象に残ったのは「異世界の沙汰は社畜次第」。タイトルからして「はいはい、なろうなろう」で終わりそうな作品だったのだが、「社畜」の設定が度を超えていたことが1つと、そんな世界でガチBLにしてやろうという組み合わせが私の触れたことのないジャンルだったもんで「おっ、おう……」と丸め込まれてしまった。「現世で社畜だった人間が異世界でも社畜、セラピーのために男といちゃいちゃします」って、どんな脳から出てくる発想なんだろうな(腐っちまってる、遅すぎたんだ……)。同じくなろう的な世界、しかもテンプレコテコテのゲーム設定ながらも「別ジャンルのゲームが越境して攻めてくる」というアホみたいな思いつきを実現させたのは「異世界黙示録マイノグーラ」。まぁ、ほんと思いつきレベルではあったが、なるほどそういう「越境」もありかと膝を打った次第。 フォーマットの妙でいえば、今年度前半でどハマりしたのは「宇宙人ムームー」。エイリアン+猫+家電という異次元の足し算が不思議ととぼけた味わいになり、ギャグもシリアスもうまいことハマっていた。ジャンルの重ねがけ、適当にやると単なる不協和音だが、こんな珍味みたいな味わいも出るものだ。越境ではないが逆転の発想で「純正ハーレムアニメ」に百合を重ねがけてド畜生道を歩ませた「わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※無理じゃなかった!?)」も目から鱗がボロボロボロ。そうか、別に女の子どうしだからって純愛でなきゃいけない決まりはないもんな……痛快女たらし巨乳、まだまだ新しい扉は開きそう。 意外性のみを武器に突き抜けた「そんなのありかよ」で言えば、業界を震撼させた「機動戦士ガンダムGQuuuuuuX」もよくもやってくれたもんだと感心してしまった。別にガンダムは聖域じゃないんやね。面白くなるなら何やってもいいというスレスレの冒険心、大事にしていきたい。逆に「何もしないこと」へのチキンレースが白熱したのは「フードコートで、また明日。」。放送時は「なんだこのつまんねぇアニメ」とは思っていたのだが、終わってみるとたまにあのフードコートに帰りたい時がある。不思議なものである。ちなみに「フードコート」は6話でアニメを打ち切ってシーズン中にリピート放送するという荒技でも話題になったが、短めの尺でも同じ作者の作品をオムニバスで繋いだ「カラオケ行こ!/夢中さ、君に。」はアニメの放送スタイルに一石を投じた作品。中身もちゃんと両方面白かったし、今後はこうした変則構成のアニメも数を増やしていくかもしれない。 意外性を出すためにひねくれりゃいいってもんでもないが、既存の道具立てを悪意的にいじくり回して新たな時代を切り開いていく手法はアニメ業界では歓迎されるべきものだ。個人的には「前橋ウィッチーズ」の話運びもセールス展開も、そうした「前例のない」ところに踏み込んでくれたものだったと思っている。転んでもただでは起きない、タフなアイドルに育ったんじゃなかろうか。「ネタ」の使い方という視点なら「鎧真伝サムライトルーパー」も色々とやってくれたし、やらかしてくれた作品。30年以上の時を置いて再装填するなら、これくらいの無茶はやってくれてもいいのかもね。 そして今期最後までアイディア賞候補として残っていた作品が2本あり、1つは「グノーシア」。アニメのクオリティもさることながら、「人狼フォーマットの連続ゲーム」という無茶な設定をなんとかアニメ十数話の中に織り込んでくれた構成にも拍手だし、その後もエピローグの回し方、そして魅力的なグノーシア描写の見せ方なんかにこだわりが感じられたのが良かった。そして最大級のびっくりといえばやっぱり「Turkey!」は外せない。いや、1話の展開だけならまだ納得はするのだが、突然の変則オープニングがな……あれは凄まじかったわ。よぅやるよ。 てなわけで、今年度も色々と斬新なチャレンジを楽しむことができたアニメ業界であるが、制作スタイルの構造理念、これまでのアニメの常識を全てぶち破って新たなジャンルを打ち立てたといっても過言ではない次世代の作品、今年度は「銀河特急ミルキー☆サブウェイ」を抜きには語れないだろう。出自がそもそも異端だし、そこから生み出された作品が予想もしないハイクオリティだったことで視聴者もびっくりしたし、多分業界関係者も「こんなことができるもんか」と歯噛みしたのではなかろうか。ほぼ1人のクリエイターがお届けしたほんのわずかな宇宙の情景が、一級品のアニメとしてその他の特大タイトルと肩を並べている様子は、やはり時代の節目を感じさせるものである。 まぁ、再現性があるコンテンツかどうかは知らんけど。
第3位 「瑠璃の宝石」 上の技術賞のところで「見た目の美しさだけにとらわれずにアニメーションという媒体を見極めたい」みたいなことを書いたのだが、まー言うてもアニメですからね、絵だよ。そして画だよ。「宝石」の名を冠したこの作品は文字通りに珠玉。本当に美しく、輝かしい画面を毎週たっぷりとお届けしてくれた。これに勝る快楽はないのである。 画面の綺麗さという判断基準であれば、制作にスタジオバインドが配されたことで半ば約束されたようなものだったが、まだ歴史の浅いこのスタジオは進化を止めず、まだ見ぬ新たな魅力を発現させてくれた。「宝石」をアニメーションで表現するってんだからそりゃぁキラキラと眩しい画面になるに決まっているだろうが、本作における「宝石」はそうした表面的なものだけではない。瑠璃ちゃんと凪さんという2人の主人公が織りなす宝石ドラマの数々。そこには人と人とのつながりの大切さや、成長することの喜びが恥ずかしげもなく堂々と描かれている。特に私は自分にない要素だからだろうか、「夢を持って大きく羽ばたいていく若者」なんてモチーフはあまりにも羨ましすぎて直視できないくらいだ。 加えて本作は「研究者」という職業を取り扱った稀有なアニメーションでもある。地質学という地味な学問を取り上げ、ことさらにアニメ的演出を施すことなく、本当に真摯に「研究ってのはこういうものだ」ということを伝え、そこに抗いがたい魅力をたっぷりと含ませている。放送中の感想で何度も書いたが、アカデミックな思考というのは本当に理解されがたいもので、どうしたって「浮世離れ」を感じさせるものだ。その重要性を伝えるのは本当に難しいのだが、本作ではそれを無理に卑近なものに寄せるでもなく、1人の女の子の無垢な夢から発展させて、人類に不変の「知の探究」の魅力へと接続させた。着実に「地に足がついた」研究活動というものを最大限に魅力的に見せるために、ただひたすらに、「目で見て分かる美しさ」に訴えたのである。これこそ、アニメという媒体でしかなし得ない、見事な表現であった。
準グランプリ 「TO BE HERO X」 ついに時代がここに辿り着いた。グランプリ企画のベスト3に、初めて海外作品が上がってきたのだ。一応今作に関しては出資元にアニプレックスが加わっているので100%純正国外作品とは言い難いかもしれないが、映像制作は間違いなく中国によるもの。躍進目覚ましい隣国の力、それは国土の大きさと同じく、実に強大である。 改めて今作の良さを確認すると視点は大きく2つ。1つはとにかく貪欲に見せられるものを魅せていく映像技術。これまで私なんかはどうしても「中国はアニメ後進国」というイメージがあったので「中国アニメのこの部分は日本っぽいし、こっちはアメリカっぽいよね」と他国の借り物のように受け取ってきていたが、今作に至って、いよいよ「他の国では出てきようがない映像」が飛び出したと思っている。未だその正体を明確に掴めてはいないが、やはり大きくAIが関わっているように見える、何かしらの「技術力」の表出。圧倒的予算と人海戦術で攻め入るアメリカアニメ、伝統と様式を守り独自のスタイルを貫き通す日本アニメ、その2つを吸収した果てに辿り着いた「中国独自の生き様」を発揮した映像美は、どこかに懐かしさもありつつ、やはり目が醒めるほどに鮮烈だ。おそらく我々が知らないだけで本土ではこのクオリティのアニメもガンガン作られ始めているのだろうが、その突端として、殴り込みをかけてきた今作の映像は大きな指標となるだろう。 そして、そんな映像で繰り出される「ヒーロー譚」のえげつないシナリオ構造。これも度々触れていることだが、日本と中国の思想は、共通する部分も多いがもちろん異なる部分も多い。自然と生み出されるシナリオラインにも「観たことないもの」「なんか違和感を覚えるもの」が散見され、これまでであればそれがネガティブな要素として引っかかることが多かった。今作に関しても少なからず「なんじゃこりゃ?」という引っ掛かりはあるものの、そんな些細な違和感を吹き飛ばす、あけすけで魅力的なシナリオ構築を成し遂げている。「日替わりヒーロー」とでもいうべきオムニバス構造を紡いだ全体像もそうだし、それぞれのヒーローを取り扱う際のあまりに露悪的な視点も新鮮。日本だったら「精神的グロ」とすら思えるようなエグいことを平気で出来る精神性は、これだけ様々な「鬱系」アニメを作ってきた日本でもまだまだ出てこなかった視点を提供してくれている。 時代は進み、アニメはいよいよもって「世界市場」へ。果たして、私は世界規模のアニメ展開についていくことが出来るのだろうか。
グランプリ 「アポカリプスホテル」 去年の夏に、春クールの作品の放送が終わるタイミングで「心配事といえば、あと1年でこれを越える作品が出てくるかどうかだよ」と漏らしていた私ですが……結果から言えば出てきませんでした。いや、もちろんこの評価は私の超超超主観的なものだし、尺度を変えれば何かしら塗り替えられるランキングだったのかもしれないが……いや、でも無理だな。これを越えるアニメを、1年で何度も生み出せたら日本のアニメ文化はむしろもっと早く衰退していた気がするわ。 というわけで人類の、そしてアニメの終末すら告げかねない文字通りのリーサルウェポン・アポカリプスホテルが1年を突き抜けて貫禄のグランプリという結果となった。まぁ、正直半年前にこうなる気はしてましたが。だって、凄すぎるんだもの。映像クオリティが、1クールアニメとしての構成が、そして1話1話の脚本の練り込まれ方が。昨今、アニメを語る際に度々議論にあがる「オリジナルアニメ衰退問題」は、こういうたった1つの埒外の作品が出てくるだけで一旦否定される感がありますよね。まだまだ日本のアニメ業界は大丈夫。きちんと自分たちで考え、表現し、発表できる媒体があるってことなんだから。 今作を評する上でやっぱり「オリジナルアニメだった」というのは大事な評価ポイントですね。「終末」+「ホテル」という発想自体はギリギリのギリで思いつく範疇かもしれないが、そのとっかかりからこの13話を構築するのは並大抵のクリエイターでは無理でしょう。さらにそこに竹本泉のデザインを合わせようという発想。どこか「虚淵脚本にウメスのキャラ絵を合わせましょう」というまどマギの発想に近いクレイジーさがある。 本当に頭のネジが何本か外れてる、というかかろうじて数本だけネジが残った頭を飛び出してるような脚本の組み方は、小利口にまとまろうとするものづくりでは絶対に生まれないものだ。こうした未だかつて誰も想像したことがなかったような「面白さ」に辿り着くのって、果てしない計算の果ての産物なのか、はたまた神の気まぐれの偶然なのか。まぁ、それが分かれば苦労はしないんですけどね。 私がアニメを観続ける理由って、結局は毎年アポカリプスホテルに出会えるかもしれないという期待があるからこそです。そういう意味で、きちんとたどり着くべき場所に辿り着けた自分の人生に感謝したいと思います。 アニメに物語を。
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HN:
Thraxi
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男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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