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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 真鍳ちゃんと一緒にチュロス食べたい、第17話。チュロスってあれでけっこうガッツリ甘いし、2本も買ったところで食いきれねぇよな。

 最終決戦の幕開け。とはいえ、少なくとも視聴者目線だと「なんかぼんやりした作戦で何かぼんやり準備していた」という状況だったので、戦いの模様はとてもぼんやりしているぞ。まず、マッチメイクが想定外だ。セレジアがアルタイルとの直接対決にあたり、弥勒寺さんが原作からのライバルキャラにぶつかるというのは想定内だが、なんと鹿屋のギガスマキナとぶつかったのはアリスちゃん単体。飛行能力があるくらいなら別に理解出来るが、そこから巨大ロボとぶつかってタイマン張れるのはすげぇな。こういう「作品間の強さ」ってどうやって決まってるんでしょうね。「ウルトラマンとゴジラが戦ったらどっちが強いの?」みたいなやつだ。これまで鳥籠作戦の中で作品はたくさんのクロスオーバーを行ってきたはずなのだが、その中で「アリスと鹿屋が直接対決する」みたいなはっきりと今回の作戦を想定したシーンは描かれたことがあるのだろうか。そして、その中で「セレジアがアルタイルをボッコボコにするんだぜ!」みたいな分かりやすい承認が得られる展開ってのは描かれたのだろうか。多分、描かれてないからこその現状なんだろうなぁ。まぁ、いきなり片方の作品が一方的に勝つことは出来ないだろうし(負ける方の作品のファンが納得しないだろう)。結局、全部のマッチメイクで「何となく良い試合になる」っていう。

 しかし、そうした作戦の全容をすでに理解していたらしい肝心のアルタイルさんは余裕の表情。フォーゲルシュバリエなんて赤子同然だし、せっかくセレジアが松原さんと一緒に開発した封印技も、無限の技を持つアルタイルにはあっさりとかわされてしまう。ちょっとやそっとの印象操作じゃごまかせないくらいの実力差があったってことなんですかね。問題は、アルタイルが「理解している」とは言っていたが、果たしてどこまで彼女が認識しているのかというところ。「承認力」のシステム、そしてメテオラが政府と結託して組み上げた鳥籠作戦の概要はおよそ想像がついている様子だが、細部はどうだろう。端的に言ってしまえば、承認力をあげるために送り出した諸々のプロジェクト、たくさんの作品群については、やろうと思えばアルタイルも接触できるんだよね。実際に真鍳ちゃんはフェスの会場にいたわけだし、アルタイルだって他のファンと一緒に作品の読者になることができた。その場合、アルタイルはメテオラさんサイドの狙いを大体想像することが出来るわけで……今回みたいなのらりくらりとした結果になってしまうのだね。まぁ、最終的には颯太が考えたという何らかの「エグい作戦」が秘密兵器になるのだろうが。アルタイル側も、まだ1キャラ秘密兵器を隠しもってるんだよね。アリスちゃんの背信が有効に働くチャンスはあるのかなぁ。もう、アルタイルは彼女の狙いなんて透けて見えてる気がするのだが……。

 そして、そんなどったんばったん大騒ぎを尻目に、だいぶハードボイルドに進行していたのが、さすらいの復讐鬼・ブリッツさんと、その「神」である駿河さん。ブリッツはもうちょっと深謀遠慮のあるキャラだと思っていたのだが、本当に何の裏もなしに「娘をあんな不幸な目にあわせた作者がゆるせねぇ」っていうだけのおっさんだった模様。わざわざ大決戦を隠れみのにして単身駿河さんのところに乗り込み直談判。というか、単に恨み節を唱えるだけの人。そして、そんな自分の「創作物」からの恨み言を大人の立場でしっかりと受け止めてくれるよく出来た女、駿河さん。やっぱりCV寿美菜子のキャラってのは得も言われぬ圧力が生まれるね。こんなコッテコテの関西弁でしゃべる柄の悪いねーちゃんが実際にいたらちょっと腰が引けそうだが、銃を構えた大男と対決するならなかなかの好ゲーム。まぁ、お互いの主張をどれだけすり合わせようとも、被造物と作者じゃぁ絶対に話がまとまるわけないんだけどね。作者は「フィクションやんけ!」の一言で終わりなのだし。

 しかし、大人な駿河さんはそんな正論でブリッツを打ちのめすだけでなく、なんと最高の一手を用意していた。これ……反則技じゃねぇのかぁ? 多分、フォーゲルシュバリエを産み出したのと同じようなメテオラの技の応用編だと思うのだが……「実は生きていた!」展開でブリッツの娘さんを強引に再生してしまった様子。うわぁ、これで確かにブリッツが暴れる理由は無くなってしまう。エグい、作者エグい。まぁ、そりゃこんだけやいのやいの言われたら、どんな作者だって自分の作った愛すべきキャラに不幸になって欲しいなんて思わないわけでね。多少筋を曲げることになるのかもしれないが、娘さん復活路線で話を引っ張ることにしたのだろう。前回、執筆に際して色々悩んでたのは「そういう展開にするつもり無かったんだけどなー」くらいのもんだろうか。

 さぁ、駿河さんは見事に「クリエイター」として、自分の創作物に効果的な一撃を食らわせた。こうして被造物と神がそれぞれに対峙するからこその「Re:CREATORS」である。ということは、いよいよ問題になってくるのはやはりアルタイルとその造物主であるセツナの関係性か……。そこについては颯太がどうこうしたところでアルタイルさんの荒御霊が鎮まるとも思えないのだが……何か策があるんですかねぇ。

 ところで、ひかゆちゃんってマジで何のためにおるん?

 

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 真鍳ちゃんのタオル外れるパッチはよう、第15話。あ、パンツは外れなくていいです。私は紳士なので。

 新キャラ増加でようやく2クール目っぽくなってきた。しかし、敵サイドには確実に戦力になりそうなヤツが2キャラ加わったというのに、主人公サイドにはギャルゲーのエロい女子高生が1人加わっただけとかいう圧倒的戦力差。まぁ、ここまでのバランスだと主人公サイドの方が有利だったし、ここいらでテコ入れしてバランス取るのが丁度良いんでしょうかね。アリスちゃんの造反はほぼ確定しているようだし、現時点で主人公サイドの戦力がセレジア・メテオラ・(アリス)・鹿屋・弥勒寺・ひかゆ(?)の6名弱、対するアルタイルサイドは、アルタイル・ブリッツ、弥勒寺のライバル、あと何か分からないけどロボの操縦者らしいキャラ1名で合計5名。ここからブリッツがどういう扱いになるか分からないので戦力的にはまだまだ厳しい。最終的なマッチメイクではセレジア+メテオラがアルタイルと激突するから、鹿屋はおそらくロボ対決、弥勒寺は原作通りにライバルとぶつかってもらって、多分アリスちゃんは真鍳と心中するんじゃなかろうか。そうなると、やっぱりブリッツさん余るな。退場しちゃう気がする。

 まさかのギャルゲーからの顕現という事態に、創造主連中もだいぶ戸惑ってしまう。確かに、「エロゲあがりのギャルゲー主人公」って、言ってみれば世界中に素顔と本名を大公開しつつ日常的な日記をさらし、自宅に盗撮カメラがつけられた状態でいきなり放り出されたようなもんなんだよな。そら腫れ物に触るような対処になるわ。実際、目の前にお世話になってるAV女優が現れたら興奮するだろうし。どこぞのカズマ様みたいなひかゆの創造主の反応だって、非常識と誹られるものではないのかもしれない。いや、非常識だけどさ。あの人の「とりあえず菊地原さんの言ってることに高速で相槌打つ芸」はなんかカズマさんと被るよね。

 まぁ、キャラが増え、参加者が増えるという事態は今のところ「創造主のデスマーチがどんどんしんどくなる」という方向でしか影響は無さそうなので置いとくとして、そんな修羅場の中でも確実に作戦を遂行するメテオラさんは、なんと都合のいい魔術回路を構成して「キャラの承認力を計る装置」という謎のスカウターを開発。「もし人気が無かったら方向転換でもテコ入れでも何でもやれるで」という、無責任な雑誌編集者みたいなことを言い始める。いや、そりゃ今後の作戦を考えれば保険を用意するのは正しいのだろうが……節操無いな。まぁ、メテオラさんの鬼畜っぷりは2話前で明らかになってるし、今更何やられても驚かないわ。今回主人公サイドであった動きはそれくらいだが、一応、颯太がプロジェクトチームに正式参加することが決まったというどうでもいい情報も。いいのか、あんだけプロが揃ってる現場に素人を一人だけぶち込んでも。何かアイディアがあるらしいのだが、メテオラさんも割と慎重論を出しているし、ただでさえリアルタイムで状況に対応していかなきゃいけないからクリエイターたちの負担も尋常じゃなく大きいのに……。あ、アリスちゃんの創造主は本当に良い人そうでよかったですね。

 そして、だいぶ大きく動いているようなのがアルタイルサイドのお話。まず、弥勒寺のライバル、つまり原作主人公が顕現したという。えー、同じ作品から2人も顕現していいのかよ。一番人気のキャラだけが出てくるんじゃないのかよ。数多存在する創作物の中で「閉鎖区underground」だけが恵まれてる理由がよく分からんよな。作者も面倒臭いヤツだしな。よっぽどの人気作品なんでしょうかね。まぁ、「アルタイル側に付く分かりやすい理由があるキャラが欲しい」っていう事情のせいでしょうけどね。ブリッツが「主人公というのは行動原理が単純過ぎる」って愚痴ってて笑ったわ。まぁ、確かにサブキャラから見ればそうなるのかもね。でないとお話が進まないからね。少年漫画とかで連載を続けるうちにサブキャラが人気投票で1位になる現象って、主人公は単純過ぎるから掘り下げが難しいってのがあるよな。

 そして、そんなブリッツさんは珍しく「作中で作中作のことが描かれる」というシーンがあり、彼の人となりが今後のアルタイルサイドを左右する一つのキーになってくるかもしれない。どうやら「幼い娘を自らの手で殺した」ことが彼にとっての大きな十字架であり、そんなことをさせられたので「神」に対する反応が決まった様子。確かに、顕現した中でもアリスちゃんと並んでなかなか重たい設定。あの関西弁漫画家、ブリッツさんに命狙われることになるんでしょうかね。そして、「幼い娘を世界のいいように弄ばれた」という事実が、現在のアルタイルの運命と被って見えているということらしい。ブリッツの性格を考えれば、別にこの世界に大崩壊まで引き起こしたいとは思ってないのだろうが、単に目の前のアルタイルが娘と重なって見えるのだろう。こういう「理屈じゃない理屈」で作戦に加わってる人間は説得しにくいから厄介よね。多分彼は最後までアルタイルに尽くしてくれるんじゃないでしょうかね。

 さて、後は真鍳ちゃんがどう動くかだな……あんなに牛乳飲んでるけど、割とスレンダーはスレンダーだよな……このまま毎回半裸で飛び回るだけのキャラになってしまったら……すごく良いですね。

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 エンディング映像にまみかさんの姿が一切無くて泣いた……第14話。もう、あの子は昔の女なのね。今は新しい萌えっ子に生きる時代なのね……。で、誰だあいつ。

 今回はタイトルの「Creator」の部分に徹底的にフィーチャーしたお話になっている。まぁ、端的に言えば地味なお話だ。ロボットでズバーン、魔法でドーンが見たい人たちからすると、今回の地味なおっさんたちがちょっと肩パンなんかをやる程度で小競り合いして、挙げ句オチで汚ねぇタラコ唇のツンデレを見せられるという、誰も得しないお話になっている。かくいう私も「つらい」という感想ばかりが出てくるお話だった。でもまぁ、これはこれで今作のテーマ性がよく出たお話なのは間違いない。

 これまで丁々発止で繰り広げられてきた被造物たちの戦い。大きな戦いは前々回アルタイルが登場したところで一つの山を越えた。アルタイル側は「まだ世界が自分たちを許容していない」という認識を得て戦略的撤退。その隙にチームメテオラはアルタイルを合法的に弱体化させて捕獲するプランを考えついた。つまり、あとはぶっちゃけ頭脳労働の勝負になるということ。被造物の戦いは一旦お預けになり、今度は「神」の戦い、言わばちょっとしたラグナロクなのだ。

 とはいえ、被造物が尊敬したり鬱陶しがったりしている神々も、この世界ではただのパンピー。それよりも偉い会社という「超神」が存在しており、更にそれら企業の上には「国」という「マジ超ゴッド」が存在している。菊地原さんはそんなマジゴッドの一員であり、彼女が「死ね」と言ったら、国民は全員死ぬのである。なんて話だ。国家の横暴を許すな。資本主義バンザイ。いやいや、でも言うこと聞かないと世界がぶっ壊れるらしいからな。官が主導でアニメ製作を始めると一線級の演出家を10人集めるくらい造作もないことらしいよ。その資金は一体どこから出てるんだ。国民の血税か。畜生、血税でアニメとか、いいぞもっとやれ。

 どれだけ世界がやばかろうと、神々には神々の世知辛い生活がある。製作会社・出版社は、すでに何年も前からカレンダーが決まっている事業を複数抱えている状態のはずなのに、そこに突然お上から「オラ、新しいアニメ作れよ。出版社の垣根を越えたコラボイベントと制作体制整えるんだぞ」といわれる。神より恐ろしい締めきりがやってくる。しかも、おそらくこのプロジェクトは仮に時間がたくさんあったとしても非常に難しいプロジェクトだ。原作が小説だけならまだ調整も効くかもしれないが、すでに絵のイメージが固まっている漫画・ラノベ・アニメの場合、それらを1つの世界にまとめてのコラボってのは相当ハードルが高い。どの製作会社のどんな画風に合わせるのか。果たしてどんな筋立てで全ての作品に迷惑をかけない「一次創作」を行うのか。想像するだけで冷や汗もの。業界の人間からしたら、下手な地球滅亡なんかよりもこうして「無茶過ぎる仕事」を押しつけられるアニメの方が恐怖かもしれない。

 しかし、政府主導でプロジェクトはなんとか進んでいく。明日も分からぬ自転車操業ではあろうが、それでも何とかしてくれる制作スタッフがいる世界観は幸せよね。現実でははるかに条件がユルいのにアニメの放送に間に合わない会社が多々あるというのに。多分、先陣を切るのが松原さんだったのは、関係者として事情を把握しているということもあるが、それなりに筆の速さに信頼があったってことなんだろう。他の面々も、ブーブー文句言いながら何とか一つの目標に向かって進み始めています。物書きには物書きなりの、絵描きには絵描きなりの悩みもあるんでしょうが、そのあたりを乗り越えていく成長物語としても、本作は存在しているのかもしれません(どうだろう)。

 そして、関係者が必死に自分たちの戦いを続ける中……なんでお前ずっとそこにいるんだ、という突っ込み待ちなのが颯太である。もう、ここまで問題が膨れあがって大勢の人に共有されたんだから、今更平凡な高校生なんて関わっててもしょうがない。さっさと退場すればいいと思うのだが、何故か未だに関係者面して現場を見に来ている。「こいつ、クリエイター気取りか?」とか思っていたのだが、最後の最後にようやく(本当にようやく)主人公らしいことを思いついた様子。まぁ、今回の「承認力」のシステムを考えると、プロではないパンピーの意見というのも大事になってくるとは思うが……。さて、何を思いついたやら。なんかすでに最終決戦直前みたいな雰囲気になってるけど、まだ14話目ですからね。もうちょっとキャラも増えるみたいですからね。

 それにしても、真鍳ちゃんが一切出ないだけでこんなに平和な作品になるとは……。アルタイル側も、メテオラ側も、真鍳の存在って全く考慮に入れずに作戦を進めているみたいなのだが、絶対に面倒は起こすんだよな。さて、どちらの味方になってくれるのか。

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 はっ、花森〜〜〜!!!! 最終話! ちょっと待て、どう考えても今回のMVP花森だろ。いくら宇宙を救うからって、あいつ1人だけ失ったものが大きすぎるやろ。他のみんなが「元の生活に戻っていく」ってだけなのに、あいつだけ16年分のウラシマ状態って……いくら真道さんでも部下に押しつけていいことと悪いことがあるやろが。

 いやぁ、なるほど想像の斜め上。流石のザシュニナさんも慌てふためいてすげぇ三枚目っぽくなってたわ……。最終回で「ザシュニナが人に触れたことで生まれた感情を大切にする」っていうのはお約束の要素だったはずで、実際に真道との別れのシーンなんかではそれがしんみりさせる方向に働いていたはずなのだが、それだけで終わらせずにひっくり返すあたりが原作者の底意地の悪さである。「感情を手に入れちゃったけど、怒りとか、恐怖とか、そういうヤツも一緒に」って、本当に可哀相。

 超次元バトルアニメになってからというもの、一体どういう幕引きになってしまうものかとハラハラしていたのだが、最後はきちんと「SFっぽさ」を活かしたオチ(?)に辿り付いてくれてよかった。いや、どう考えても真道さんの思いつきは無茶過ぎると思うんだけど、それをやってのけるからこその「人類」だってんなら説得力はあるよな。実際、娘が生まれたところでそれがどうなるかなんて運否天賦なんだから、確信があって実行した作戦でもなかろうし。「えっ、ツカイさんってこれまで地球上で繁殖行為に及んでなかったの? そんだけ宇宙ファンなのに? じゃぁ、試しに子作りしてみる?」って、ものすげぇ発想だよな。実際に、37次元存在と4次元存在を掛け合わせたらより高次元な存在が生まれちゃったらしいです。何そのシンプル過ぎる足し算(かけ算かな)。まぁ、「やれることは全部やる」のが交渉人の心得ですので。ヤることには性交渉だって含まれてるわけですよ。すげぇオチだ。

 まぁ、こうしてネタだけ拾うとなんだか下世話な展開のようにも見えるが、この作戦だってきちんと真道さんがザシュニナについて理解していたおかげで実行出来た作戦ですからね。いつの間にか「ザシュニナさんをびっくりさせようゲーム」がスタートしており、前回作ったフレゴニクス発生装置云々あたりはあくまで「異方存在程度でも気付くような策」どまり。そこからひっくり返す最大の要因は、異方存在が認識しない「産む」という行為から着想を得たのだ。そう、ザシュニナさんも言っていた。人類という特異点は、接触することで異方にすらないものを「変成する」のだと。だったら、ザシュニナ対策の新しい展開を自作しちゃうのが手っ取り早いというわけで。理にかなって……るのかなぁ。ナノミスハインなどの異方装置だけではザシュニナの裏をかくことは出来ないわけで、そこに「人類」という不確定要素を混ぜ込むことは必然ではあるのだが……その結果花森が歳を取った。もう、ツカイさんは彼にだけもう一回ナノミスハイン使ってなんとか調整してあげて。

 クライマックスは真道の死亡後に訪れてしまったわけだが、その前の対話のシーンにおいても、2人がツーカーの関係になっていることがよく分かってニヤリとさせられる。真道を取られておこになっちゃったザシュニナさんを見てるとなんだかホモホモしい匂いもするのだが、真道さんだって可愛い女の子の異方存在の方がいいに決まってるんだからしょうがない。寝取られ(?)ザシュニナは更に相手カップルの娘にフルボッコにされるという恥辱の極みでこの世を去ったわけだが、ただひたすらに「正解」を求めたザシュニナに「途中」という言葉をたたき込んでぶっ殺したユキカさんはなかなか含蓄がある。「正解」とはつまりゴールである。全てが解析可能で、何もかもが分かっていると思ってしまった時点でザシュニナの負け。「正解」を求めるこのアニメが出した答えは「答えなんか出しちゃ駄目だよ」ということなのであった。真道がザシュニナに送ったものが「途中」を象徴する「本のしおり」だったというのもニヤリとさせられる伏線でしたね。

 人類は途中でもこのアニメはとりあえず幕。出来ればワムくらいは残ってる状態の人類も見てみたかったが、まぁ、おそらくこれから先は思春期真っ盛りのユキカさんが若すぎるお母さんと喧嘩して異方に家出する話とかもあるんじゃないですかね(願望)。あ、品輪博士はとっくに()

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 メテオラさん?! メテオラさん!! メテオラさん……第13話。俺、まさか総集編で記事立てられるアニメが存在するとは思ってなかったよ……。

 「メテオラさん自重」としか言いようがないヒデェ回である。もう、色々と救いようが無い。「スタッフの負担を軽くする」ための総集編、そりゃまるまる一本新規エピソード作るよりははるかにコストも手間もかからないだろうけど……大丈夫だよ。誰も今回の放送見て万策尽きたせいだとはおもわねぇよ。むしろ余裕あるんじゃねぇの、って思うわ。スタッフを気遣ってわざわざこんな総集編を用意してくれるなんて、やっぱりメテオラさんは救世主だね。たれめておらのクッションを発売して、メテオラ記念日を作るしかないよね。いや、マジでクッションはちょっと欲しいぞ。公式が調子に乗ったら発売するんじゃなかろうか。

 しっかり描き下ろしの新規シーンも挿入されたのだが、そのほとんどはメテオラさん(完全体)のパート。何が凄まじいって、今回メテオラ(の中の人)だけがスタジオに呼ばれて収録したかと思わせておいて、わざわざメテオラ(完全体)のために新規でキャスト呼んできて音声入れたことだよ。あのワンシーンだけのためにアフレコに引きずり出された中の人もさっぱり訳が分からなかっただろうな。「このアニメ何?!」ってなるよな……まぁ、ギャラクシーエンジェルとかで不条理作品には慣れてるから多分大丈夫やろ。ちなみにエンドロールでのクレジットは「メテオラ(妄想)」です。大原さやかお仕事一覧にこの役名が一生残り続けます。なんて話だ。二十数話ある中で、まさか総集編の妄想で数秒登場するキャラになるなんて誰も思わないだろ。

 その他にも、全てのキャラをみな平等に disっていくメテオラさんの容赦のなさは、敵味方の区別無く全てのキャラを「来週から見る目変わるやん……」みたいな状態にしていく(真鍳ちゃんだけは大丈夫)。アルタイルは「作画班に憎まれてるんだ……」って思いながら見ちゃうし、セレジアさんは「弱くない、うん、弱くない」って思いながら見ちゃう。アリスちゃんは「脳筋……」って思いながら見ちゃう。まぁ、これは前からだけども。そして一番扱いが悪かったのが弥勒寺。そりゃま、真鍳ちゃんとのバトルは本人の自己責任だけどさぁ。頑張って戦ってくれた仲間にそこまで言わんでも……。

 こういう悪ふざけって、最近のアニメだとなかなかやられないから楽しいわね。個人的な思い出だと、古い作品だから若い人は知らないだろうが「天空戦記シュラト」のOVAってのがあって、本編完全無視のギャグシリーズだったり、本編の映像そのまんまで台詞だけ全取っ替えで完全パロディをやったりしてて、すげぇ好きだった記憶がある。今のセールスでそういう形態って出来ないもんですかね。今作は「創作者=神」というテーマを扱ってるのでメテオラさんが制作スタッフに気を遣ってくれたりするこの状況も自然(?)な作品。メタをやりたい放題ぶっ込めるという特性を活かして、今後も何かとんでもないプロジェクトを打ち立ててほしい気がする。製品版特典とかにそういう無茶なのも入れてくれればいいのにね。

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 Magicプレイヤーなら絶対読み間違えるサブタイトル、第11話。結局、謎多きこのサブタイトルが何を言いたいのかは良く分からずじまいだったな。次回はもっと分からないしな。

 もう、すっかり対決ムードのお膳立て完了。物語は「人類の敵ザシュニナ」と「人類の庇護者ツカイ」と非常に分かりやすい分化が行われた。別にザシュニナさんだって害意があるわけじゃないのに。単に自分勝手なだけなのに。まぁ、真道さんから見たら「再びであったらすぐに消されてしまう」危険性があるのだから、流石にわがままとかいうレベルでは済まされないのだけど。幸か不幸か、実際のザシュニナさんは真道の想定してなかった変化を起こしてるんだけどね。

 閉鎖空間でツカイさんといちゃいちゃするしかなかった真道だが、2人で話し合った結果、対異方存在兵器みたいなものが一応あることが分かり、そこからはとんとん拍子で話が進む。ザシュニナは止めなきゃいけない。そのためには、ザシュニナに感づかれないところでこっそりと最終「交渉」への準備が必要なのである。とは言っても、今回真道が用意したのは、ある意味ではすげぇ簡単な対策。彼の必殺武器であるフレゴニクス兵器(あのハンドソニックとかがそうなんでしょうね)を一時的に無効化する反物質、その名もアンタゴニクスである。開発には、どんどん異方存在に近づいていく品輪博士の超頭脳と、過去に真道が築いておいた冶金技術のコネクションが役に立った。各業界に顔が広いと色々便利ですね。まぁ、どっちかっつうと閉鎖空間と言いながらホイホイ外に繋げて人員を拉致出来るツカイさんのスキルの方が便利だと思うんですけど。最初の品輪博士の段階でザシュニナは真道たちの動きに気付いてたみたいだけど、敢えて出方が見たくて泳がせてたんだろうね。

 「ザシュニナさんは驚きたい」というのが真道さんの名推理。まぁ「驚く」というのはあくまで語彙をシンプルにした結果だと思うが、とにかく「瞬間的に意味の分からない情報」が快感なのだろうと踏んでいる。だからこそ、ここ一番で真道が「訳の分からない対応」をした方がお眼鏡に適うという話。実際にザシュニナが真道を野放しにしているのは、そうした「人類ならではの不確定」を楽しみたいからなのではなかろうか。そのためにも、ザシュニナとツーカーになり、更に彼の企みも全て知っている「オリジナル真道」は貴重なのである。

 品輪マジックで開発されたアンタゴニクス兵器。どう考えてもクソダサいのはそういうセンスがあるスタッフがおらず、機能性を大事にした結果と諦めるしかあるまい。効能としてはせいぜい「最初の一撃をかわす」くらいしかできない気休めみたいなものらしいのだが、さて、真道はここから一体何を見せてくれるのか。ザシュニナさんの方はというと、最初に真道に嫌われちゃったところから何か歯車がずれてしまっているようで、順調に計画を進行しているように見えて、どこか上の空。オリジナルの真道と複製体の真道ではやはり何かが違うということなのだろう。退屈なのか興がのったのか、複製体の真道さんをボコボコ転がして暇つぶししてるところを見たら、ツカイさんなんてひっくり返るぞ。なお、そのツカイさんは真道さんとすっかりラブなモードが定着。まぁ、お互いに命を救い、救われてる関係ですからね。あとツカイさんは人類大好きですからね。真道みたいな人間のそばにいるのが楽しいのは、多分ザシュニナもツカイさんも同じ。ツカイさんの実家にあいさつに行ってもビクともしなかった真道さんが素直にキスシーンに応じてくれたのは意外といえば意外だが。ツカイさんのねだるような積極的キスシーン、とても煽情的で良いですね。

 さて、お互いの思惑が大体分かったところで、次回はいよいよクライマックスでしょうか。でもさ、もう完全に品輪博士がフラグ立ててるんだよね。異方につながっちゃってるよね。単に彼女が自発的に旅立つエンドだったら穏当でよいのだが……。あと、花森の扱いがどうなることか。

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 「ファルザと和解を果たす」じゃねぇよ! 最終話!! すげぇ、ラストなのに容赦無くツッコミどころをぶっこんできやがる!

 ホントに忙しい最終話。ラジーブ内でのイドとアダムスの会話、どっちもちょっと早口になってるし、絶対尺の調整間違ってるやん、っていう駆け足ぶり。でもまぁ、無茶苦茶なことは事実なので、こうして勢いでのりきってしまうプランに設定したのかもしれない。

 一応理屈の上での解決を確認しておくと、アダムスのような「破壊」プランはラジーブの自己修復、変化プログラムのせいで無効化されてしまう。最後の最後までアダムスはラジーブ内部に飛び込んでの自己犠牲を望んでいたが、相手は巨大な生命体のごとき存在。矮小な人間一人が飛び込んで壊そうとしても太刀打ち出来るものではなかった。そこでイドが思いついたのはもう1つの打開策。アリスだと思ってたのがアリスじゃなくてジェニファーだったことが分かり、それってつまり宇宙中のオリハルトをかき集めた現段階なら、分散したアリスの意識が集まっているということ。そこでアダムスと同じようにラジーブのコアに飛び込み、マインドトランスで自己の意識も転送。ついでにジェニファーとアリスも全員オリハルト内で巻き込み、「人間がいるよ!」ということをラジーブに気付いてもらおうというのだ。アダムスのように「壊そう」とすればそれは拒否されるだろうが、「人間を知ってもらい、共感してもらう」という方向なら打開出来るのでは、というアイディア。まぁ、何の根拠も無いので失敗する確率の方が高かったとは思うのだが……なんか上手くいった。復活したアダムスと一緒に銃撃コントを行ったことでラジーブさんにも何かが伝わりやすくなっていたのかもしれない。

 更に、ラジーブの今後の監視は内部にいついたアダムスが行うことが決定し、イドさんは結局外に追い出されてしまった。外敵は居なくなり、犯罪者は放免され、なんとまぁ、絵に描いたようなめでたしめでたしである。こうしてどんだけ強引でもハッピーエンドの雰囲気をがっつり出してくれるのは良いよね。ファルザはさておき、リックがアマンザといい感じになっちゃってるし(下世話な話ですけど、エバートランサーと付き合うのって大変そうですよね。色んな意味でね)。ラストではちゃっかりカーラさんがアダムスの使ってた机に座ってるあたりがずるいよな。

 まぁ、めでたしめでたしには違いないのだが、最終話のシリアスでも一切テイストを緩めないという鉄の意志はお見事である。突然流れ出すソーラン節。一体何が起こったのか。もう、BGMが気になって何やってるか全然頭に入ってこないじゃねぇか! 「あぁ、なるほど。きっとソーラン節は炭坑を掘る時に歌われていた民謡で、ラジーブの掘削をそれになぞらえてるに違いない」とか無理矢理自分を納得させたけど、確認したら全然関係無かったしな。マジで単にやりたかっただけじゃねぇか。佐咲紗花はあんこう踊りとかこの手の仕事もナンボでもやってくれるのな。

 まぁ、終わってみれば全部良い話でしたよ……多分ね。芸が細かいところなんだけど、サブタイトルクレジットがこれまでは「DIG」(掘る)だったのに最終話だけ「BRIDGE」(繋ぐ、埋める)なのね。ひたすら掘削業だけを繰り返してきたエスカベイト社が、最終的には人類とラジーブの接続役を果たし、ギャップを埋めるというファインプレイを実現したのだ。こういうコンセプトのまとめ方、良いよね。

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 「官主導のアニメイベントとか成功したことねぇな」とか言うたるなよ、第12話。まぁ、実際そういうイメージ強いけどさ……。やっぱり国政としてアニメを盛り上げようとしても上手くいくわけないんだよなぁ。国政として世界を救う場合はどうかなぁ。

 今回は、颯太のカミングアウトも挟んでようやくはっきりしたアルタイルという存在の脅威度をきちんと確認し、それに対してどんな方策を打って出るかを決定する記念すべき企画会議である。まぁ、起こってる事象が全部「多分、そういう理屈」っていうレベルの話なので、どれだけメテオラさんが仮説を重ねたところで、「多分、そういう理屈で大丈夫だと思う」にしかならないのが悩みどころだけど。幸い直接対決が実現したおかげで、アルタイルサイドの戦力や思惑は大体想定通りであることは確認出来た。あとは今回話し合った内容を前提条件として、今後の「ケージ作り」が進んでいくことになるのだろう。つまり、国全体で強引に被造物全部入りのスマブラ作れってこったな。しかもアルタイルの性能をめっちゃ弱くしたヤツ。

 アルタイルがどのような存在か、っていうことを説明する必要性と、颯太の鬱な過去カミングアウトは、やっぱり前回観た通りに直接関わり合うものではないのだが、今回改めて話を聞いて、「まぁ、気が重くなるのはわからんでもない」くらいの気持ちにはなった。颯太が直接セツナに危害を加えたわけではないのだが、落ちていく彼女を受け止めることが出来ず、無視して忘れて蓋をして。そして、おそらく彼女の人間性を考えると、颯太に無視されてしまったことが、大きく傷つける結果になったことも想像に難くない。この世界で唯一彼女の命を救えたかもしれないのが自分だけだったと自覚するなら、思い出したくないのも、人に話したくないのもしょうがないことなのかもしれない。まぁ、だからって世界のピンチにウジウジすんなよ、とは思うけども。まぁ、今回のことでとりあえずの清算は一段落かな。

 アルタイルが超性能を有しているのは、明確な作者の力が強くないためだという。例えばセレジアだったら松原さんたちが描く「原作」が世間的な「承認」をもっとも強く受けるため、たとえ二次創作がその辺でちょいちょい出ていたとしても、セレジアがその設定の影響を受けることはほとんど無い。しかしアルタイルの場合、「シマザキセツナが産み出したスタート地点」がすでにあやふやであり、むしろニコ動やピクシブといった集合知の場所で醸成されていくキャラクターという認識が強いため、その全てが彼女の都合のいいように成長の糧として用いられている。おそらくしょうもない作品とか、むしろマイナスになりかねない設定とかも色々とある気がするのだが、その辺は本人がある程度取捨選択出来るんだろうか。これ、もし「同人作品が原作と同等かそれ以上の影響力を持つ」みたいなジャンルがあったらどうなるのか気になるところやな。ラーメン三銃士が顕現したとして、おそらくもう原作通りの承認なんて世間に無いだろうし(ほんとどうでもいいな)。

 あと1つ疑問なのは、こうして「集合知」として産み出されたアルタイルが、何故ここまで強烈な「破壊欲求」を持っているのかということ。ぼんやりした製造過程のキャラならばぼんやりした人格になってもおかしくないと思うのだが、何故か彼女は強烈に「シマザキセツナの無念を晴らす」というモチベーションだけは維持している。根底にはまず原作のアルタイルがあり、その時点で何らかの憎悪を抱えていたということなのだろうか。シマザキセツナという作者がそこまで世界を恨んでいたという気もしないのだけども。ちなみに、今回ちょっとだけ話が出てきたブリッツ・トーカーの場合、どうやら原作世界にそこまでの愛着が無いらしく、そんな自分の世界を産み出したこの「神の世」にも何らかの歪んだ感情を持っているようだ。もう少ししたら彼の動機も明らかになるんですかね。

 そうしてはっきりした動機を持つアルタイル・ブリッツ・あと小野Dボイスの新キャラ連合軍と違い、未だ揺れているのはアリスちゃんである(そういえば今気付いたけど敵キャラは小野と斧の連合軍なんだな)。アリスちゃんは前回のバトルから「もう何も考えずに突っ走るしかない」とか捨て鉢になっちゃわないかと不安だったのだが、考えてみりゃ彼女も立派に物語の主人公。別に頭は悪くないはずなのだ。流石にアルタイルの言葉を全て鵜呑みにするわけにもいかないし、真鍳ちゃんが胡散臭いことくらいは百も承知。改めてこの世界の在り方を問うため、軟禁していた原作者をもう一度つついてみた。よかったね、原作者が悪い奴じゃなくて。「キャラが勝手に動くから世界のありようなんてシラネ」という作者の投げやりな発言も、そういう創作姿勢のクリエイターは実在するのだからしょうがない。それは決して愛情が無いとか、やる気が無いとかいうわけではなく、あくまでキャラが好きだからその世界を創作物と考えられないだけなのだ。自分のペンが産み出すんじゃない。あくまでペンは産み出された世界の記述のためのもの。そういう作者が作った世界は、物語として世間に受け入れられている。それが分かっただけでも、アリスちゃんは少し浄化されたのである。作者さんは打ち切りが怖いって言ってたけども……これ、もし途中で打ち切られたせいでキャラが存在を維持出来なくなって消えるとかいう展開だったら切なすぎるけどな……無い話じゃ無さそう(真鍳ちゃんはすでに原作者をデリートしてるけどどうなんでしょうね)。

 さぁ、あとはスマブラ大作戦を実行に移すだけ。移すだけなんだけど……今のところ、何一つ絡みそうな作品が無いのが凄いな……。メテオラなんて数年前に出てクリエイターがすでに死んでるゲームなんでしょ……そんなもん、突然コラボ出来るとは思えないのだが。とりあえず試しにセレジアさんが鹿屋君を色仕掛けで押し倒す薄い本から試してみますか。

 今ふと思ったんだけど、綾波レイが顕現するときって、原作に準じたキャラと同じくらいの濃度でモグ波も顕現しそう。怖い。

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 はだかワイシャツ! 第10話! それに対しての体育座りで背中向け! 真道さん、普段の態度からは想像出来ないようなベタな童貞っぷりを披露。いやまぁ、あの状況で何が正解か分からんけど。

 なんか、普通のアニメみたいだな! いや、多分これまでで一番訳の分からない展開になってるはずなんだけど、「あとは勢いでバトっておこう」っていう流れが何かとても「アニメっぽい」。37次元を操るザシュニナさんが普通にハンドソニックとか指弾とか(違う)で攻撃してくるあたり、ひょっとしてザシュニナさんはそっち系の情報ソースも読書で仕入れてたんでしょうかね。火の鳥とか読ませておけよ。

 今回は「ツカイさんと巡る、楽しいこの宇宙ツアー」がメインテーマ。冒頭、数百億年という桁外れのスケールで「繭」から宇宙が誕生し、現代につながるまでの映像(映像はイメージです)が展開。「誰のスクリーンセーバーだよ」っていうくらいに意味が分からない映像だったし、宇宙完成後は「教育テレビで流せよ」みたいな内容だったのだが、それを実際に全部見守ってきた存在がいたってんだからしょうがない。繭の中にたまたま誕生したこの宇宙。あまりにも予想外でエキサイティングだったもんだから、その中に飛び込んじゃった酔狂な異方存在が現れてしまったんですね。それが、徭さん改め、ツカイさんである。彼女はこれまでの人生を一体どのように歩んできたのだろう。異方存在としての記憶はどの程度保持していたのだろう。人間としての新たな「生」をどのように楽しんだのだろう。何もかもがぼんやりした状態で描かれていたが、今作の恐ろしいところは、こうして描かれてきたツカイさんの謎多き探求行動が、たった一言で説明されてしまったこと。ザシュニナに対してツカイさんが叫んだ一言はよりにもよって……「この宇宙のファンなんです!」

 ……この言語センスが野崎まど。いや、普通そこはもうちょっと言葉選ぶだろ。すげぇシリアスなシーンなんだからさ。もっとこう……高尚な言葉をね? 選ぶじゃない? でも、それをやらない。だって、この台詞が一番情報量が多いんだもん。そう、ツカイさんは、もう理屈抜きでこの地球が、人類が、宇宙の有り様が大好きなんですね。自分の存在から次元情報を切り捨てて異方存在として欠陥品になろうとも、この宇宙をずっと見守っていきたいくらいに好きだし、この宇宙の理を乱さないように絶対異方存在っぽい行動をしないように気をつけるし。もう、この献身的な寄り添い方は、「ファン」という他ないんですよ。ツカイさんは、常に最前列の一番良い席で「宇宙」を見続けてきた、単なるミーハーな「ファン」なのだ。

 そんなこと言われちゃったら、ザシュニナさんだって納得するしかない。「こいつ、駄目だな」って思ったら、容赦無く(元)同胞でも亡き者にしてしまいたい。彼が目指しているのは常に「正解」である。その正解とは、頑張って醸成させた「人類」という情報価値の高いお宝を、異方に引っ張り出してさらに身近で楽しむこと。残念ながら人類を異方に引っ張り出したら大半の人類は壊れてしまうと予測されるが、まぁ、数十億いるんだし、中には品輪博士とか真道みたいな「選ばれし者」もいるんだから、1人ずつ連れだしていけばその内成功(正解)するでしょ、っていうスタンス。人間がワクチン作る時に片っ端からマウスにウィルスを投与していくのに似てるかもしれない。しかもザシュニナは人類の複製も自由自在ですので。人類の情報価値さえ歪めなきゃ何したっていいんです。わざわざ異方に連れ出すために、ワムから初めてナノミスハインまで、人類を少しでも異方の感覚に触れさせていたのは「正解」のためなんでしょうね。

 結局、「いいものが出来たんだからこのまま触らずに保存しておいてよ」というツカイ派と、「いいものが出来たんだからあとはこれを異方用にチューンして持っていくよ」というザシュニナ派は相容れない。異方存在としての純度の高いザシュニナの方が戦闘力は圧倒的に上。ツカイさんも殺されかけたが、彼女の愛すべき「人類」代表の真道さんが男を見せる。もう、2人はちょっとした次元の壁なんか飛び越えて理解し合える存在になっていましたね。あの一日デートのおかげやな。ツカイさんが「私は異方存在なんですよ」って訴えたあとの真道の「俺『達』人間は」っていう台詞がとても良いと思います。

 一時的にツカイさんを取り逃がしたザシュニナは、とりあえず想定していたルートに軌道修正するため、クローン真道を引っ張り出してナノミスハインの導入を開始。これによって、また1つ人類が異方へと歩み寄る。少しずつ人類は変容していく。異方へと近づき、別のものに変わっていく。ツカイさんはそれを止めたい。そしてザシュニナは……どうなんでしょう。真道を誤射し、消してしまったその瞬間に、ザシュニナは今までに見せたことのない表情を見せた。それはどこか、寂しさや後悔を伴うような。「正解」があると主張し続けたザシュニナも、ちょいとこの宇宙に長居しすぎた、そして、真道と時間を共有しすぎたのかもしれません。ツカイさんほどの「ファン」じゃないだろうが、何か、異方存在を変えてしまうような「おかしさ」が、この宇宙にはあるのかも。

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