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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 「官主導のアニメイベントとか成功したことねぇな」とか言うたるなよ、第12話。まぁ、実際そういうイメージ強いけどさ……。やっぱり国政としてアニメを盛り上げようとしても上手くいくわけないんだよなぁ。国政として世界を救う場合はどうかなぁ。

 今回は、颯太のカミングアウトも挟んでようやくはっきりしたアルタイルという存在の脅威度をきちんと確認し、それに対してどんな方策を打って出るかを決定する記念すべき企画会議である。まぁ、起こってる事象が全部「多分、そういう理屈」っていうレベルの話なので、どれだけメテオラさんが仮説を重ねたところで、「多分、そういう理屈で大丈夫だと思う」にしかならないのが悩みどころだけど。幸い直接対決が実現したおかげで、アルタイルサイドの戦力や思惑は大体想定通りであることは確認出来た。あとは今回話し合った内容を前提条件として、今後の「ケージ作り」が進んでいくことになるのだろう。つまり、国全体で強引に被造物全部入りのスマブラ作れってこったな。しかもアルタイルの性能をめっちゃ弱くしたヤツ。

 アルタイルがどのような存在か、っていうことを説明する必要性と、颯太の鬱な過去カミングアウトは、やっぱり前回観た通りに直接関わり合うものではないのだが、今回改めて話を聞いて、「まぁ、気が重くなるのはわからんでもない」くらいの気持ちにはなった。颯太が直接セツナに危害を加えたわけではないのだが、落ちていく彼女を受け止めることが出来ず、無視して忘れて蓋をして。そして、おそらく彼女の人間性を考えると、颯太に無視されてしまったことが、大きく傷つける結果になったことも想像に難くない。この世界で唯一彼女の命を救えたかもしれないのが自分だけだったと自覚するなら、思い出したくないのも、人に話したくないのもしょうがないことなのかもしれない。まぁ、だからって世界のピンチにウジウジすんなよ、とは思うけども。まぁ、今回のことでとりあえずの清算は一段落かな。

 アルタイルが超性能を有しているのは、明確な作者の力が強くないためだという。例えばセレジアだったら松原さんたちが描く「原作」が世間的な「承認」をもっとも強く受けるため、たとえ二次創作がその辺でちょいちょい出ていたとしても、セレジアがその設定の影響を受けることはほとんど無い。しかしアルタイルの場合、「シマザキセツナが産み出したスタート地点」がすでにあやふやであり、むしろニコ動やピクシブといった集合知の場所で醸成されていくキャラクターという認識が強いため、その全てが彼女の都合のいいように成長の糧として用いられている。おそらくしょうもない作品とか、むしろマイナスになりかねない設定とかも色々とある気がするのだが、その辺は本人がある程度取捨選択出来るんだろうか。これ、もし「同人作品が原作と同等かそれ以上の影響力を持つ」みたいなジャンルがあったらどうなるのか気になるところやな。ラーメン三銃士が顕現したとして、おそらくもう原作通りの承認なんて世間に無いだろうし(ほんとどうでもいいな)。

 あと1つ疑問なのは、こうして「集合知」として産み出されたアルタイルが、何故ここまで強烈な「破壊欲求」を持っているのかということ。ぼんやりした製造過程のキャラならばぼんやりした人格になってもおかしくないと思うのだが、何故か彼女は強烈に「シマザキセツナの無念を晴らす」というモチベーションだけは維持している。根底にはまず原作のアルタイルがあり、その時点で何らかの憎悪を抱えていたということなのだろうか。シマザキセツナという作者がそこまで世界を恨んでいたという気もしないのだけども。ちなみに、今回ちょっとだけ話が出てきたブリッツ・トーカーの場合、どうやら原作世界にそこまでの愛着が無いらしく、そんな自分の世界を産み出したこの「神の世」にも何らかの歪んだ感情を持っているようだ。もう少ししたら彼の動機も明らかになるんですかね。

 そうしてはっきりした動機を持つアルタイル・ブリッツ・あと小野Dボイスの新キャラ連合軍と違い、未だ揺れているのはアリスちゃんである(そういえば今気付いたけど敵キャラは小野と斧の連合軍なんだな)。アリスちゃんは前回のバトルから「もう何も考えずに突っ走るしかない」とか捨て鉢になっちゃわないかと不安だったのだが、考えてみりゃ彼女も立派に物語の主人公。別に頭は悪くないはずなのだ。流石にアルタイルの言葉を全て鵜呑みにするわけにもいかないし、真鍳ちゃんが胡散臭いことくらいは百も承知。改めてこの世界の在り方を問うため、軟禁していた原作者をもう一度つついてみた。よかったね、原作者が悪い奴じゃなくて。「キャラが勝手に動くから世界のありようなんてシラネ」という作者の投げやりな発言も、そういう創作姿勢のクリエイターは実在するのだからしょうがない。それは決して愛情が無いとか、やる気が無いとかいうわけではなく、あくまでキャラが好きだからその世界を創作物と考えられないだけなのだ。自分のペンが産み出すんじゃない。あくまでペンは産み出された世界の記述のためのもの。そういう作者が作った世界は、物語として世間に受け入れられている。それが分かっただけでも、アリスちゃんは少し浄化されたのである。作者さんは打ち切りが怖いって言ってたけども……これ、もし途中で打ち切られたせいでキャラが存在を維持出来なくなって消えるとかいう展開だったら切なすぎるけどな……無い話じゃ無さそう(真鍳ちゃんはすでに原作者をデリートしてるけどどうなんでしょうね)。

 さぁ、あとはスマブラ大作戦を実行に移すだけ。移すだけなんだけど……今のところ、何一つ絡みそうな作品が無いのが凄いな……。メテオラなんて数年前に出てクリエイターがすでに死んでるゲームなんでしょ……そんなもん、突然コラボ出来るとは思えないのだが。とりあえず試しにセレジアさんが鹿屋君を色仕掛けで押し倒す薄い本から試してみますか。

 今ふと思ったんだけど、綾波レイが顕現するときって、原作に準じたキャラと同じくらいの濃度でモグ波も顕現しそう。怖い。

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 はだかワイシャツ! 第10話! それに対しての体育座りで背中向け! 真道さん、普段の態度からは想像出来ないようなベタな童貞っぷりを披露。いやまぁ、あの状況で何が正解か分からんけど。

 なんか、普通のアニメみたいだな! いや、多分これまでで一番訳の分からない展開になってるはずなんだけど、「あとは勢いでバトっておこう」っていう流れが何かとても「アニメっぽい」。37次元を操るザシュニナさんが普通にハンドソニックとか指弾とか(違う)で攻撃してくるあたり、ひょっとしてザシュニナさんはそっち系の情報ソースも読書で仕入れてたんでしょうかね。火の鳥とか読ませておけよ。

 今回は「ツカイさんと巡る、楽しいこの宇宙ツアー」がメインテーマ。冒頭、数百億年という桁外れのスケールで「繭」から宇宙が誕生し、現代につながるまでの映像(映像はイメージです)が展開。「誰のスクリーンセーバーだよ」っていうくらいに意味が分からない映像だったし、宇宙完成後は「教育テレビで流せよ」みたいな内容だったのだが、それを実際に全部見守ってきた存在がいたってんだからしょうがない。繭の中にたまたま誕生したこの宇宙。あまりにも予想外でエキサイティングだったもんだから、その中に飛び込んじゃった酔狂な異方存在が現れてしまったんですね。それが、徭さん改め、ツカイさんである。彼女はこれまでの人生を一体どのように歩んできたのだろう。異方存在としての記憶はどの程度保持していたのだろう。人間としての新たな「生」をどのように楽しんだのだろう。何もかもがぼんやりした状態で描かれていたが、今作の恐ろしいところは、こうして描かれてきたツカイさんの謎多き探求行動が、たった一言で説明されてしまったこと。ザシュニナに対してツカイさんが叫んだ一言はよりにもよって……「この宇宙のファンなんです!」

 ……この言語センスが野崎まど。いや、普通そこはもうちょっと言葉選ぶだろ。すげぇシリアスなシーンなんだからさ。もっとこう……高尚な言葉をね? 選ぶじゃない? でも、それをやらない。だって、この台詞が一番情報量が多いんだもん。そう、ツカイさんは、もう理屈抜きでこの地球が、人類が、宇宙の有り様が大好きなんですね。自分の存在から次元情報を切り捨てて異方存在として欠陥品になろうとも、この宇宙をずっと見守っていきたいくらいに好きだし、この宇宙の理を乱さないように絶対異方存在っぽい行動をしないように気をつけるし。もう、この献身的な寄り添い方は、「ファン」という他ないんですよ。ツカイさんは、常に最前列の一番良い席で「宇宙」を見続けてきた、単なるミーハーな「ファン」なのだ。

 そんなこと言われちゃったら、ザシュニナさんだって納得するしかない。「こいつ、駄目だな」って思ったら、容赦無く(元)同胞でも亡き者にしてしまいたい。彼が目指しているのは常に「正解」である。その正解とは、頑張って醸成させた「人類」という情報価値の高いお宝を、異方に引っ張り出してさらに身近で楽しむこと。残念ながら人類を異方に引っ張り出したら大半の人類は壊れてしまうと予測されるが、まぁ、数十億いるんだし、中には品輪博士とか真道みたいな「選ばれし者」もいるんだから、1人ずつ連れだしていけばその内成功(正解)するでしょ、っていうスタンス。人間がワクチン作る時に片っ端からマウスにウィルスを投与していくのに似てるかもしれない。しかもザシュニナは人類の複製も自由自在ですので。人類の情報価値さえ歪めなきゃ何したっていいんです。わざわざ異方に連れ出すために、ワムから初めてナノミスハインまで、人類を少しでも異方の感覚に触れさせていたのは「正解」のためなんでしょうね。

 結局、「いいものが出来たんだからこのまま触らずに保存しておいてよ」というツカイ派と、「いいものが出来たんだからあとはこれを異方用にチューンして持っていくよ」というザシュニナ派は相容れない。異方存在としての純度の高いザシュニナの方が戦闘力は圧倒的に上。ツカイさんも殺されかけたが、彼女の愛すべき「人類」代表の真道さんが男を見せる。もう、2人はちょっとした次元の壁なんか飛び越えて理解し合える存在になっていましたね。あの一日デートのおかげやな。ツカイさんが「私は異方存在なんですよ」って訴えたあとの真道の「俺『達』人間は」っていう台詞がとても良いと思います。

 一時的にツカイさんを取り逃がしたザシュニナは、とりあえず想定していたルートに軌道修正するため、クローン真道を引っ張り出してナノミスハインの導入を開始。これによって、また1つ人類が異方へと歩み寄る。少しずつ人類は変容していく。異方へと近づき、別のものに変わっていく。ツカイさんはそれを止めたい。そしてザシュニナは……どうなんでしょう。真道を誤射し、消してしまったその瞬間に、ザシュニナは今までに見せたことのない表情を見せた。それはどこか、寂しさや後悔を伴うような。「正解」があると主張し続けたザシュニナも、ちょいとこの宇宙に長居しすぎた、そして、真道と時間を共有しすぎたのかもしれません。ツカイさんほどの「ファン」じゃないだろうが、何か、異方存在を変えてしまうような「おかしさ」が、この宇宙にはあるのかも。

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 シャベッタアアァァァ! 第11話! 最終回間際になってついにうえしゃまに初台詞。いや、今までも散々しゃべってたはずなんだけども。急に娘さんが大きくなったらびびるわ。

 もうずっと子安のターン。ケインを亡きものにし(たと思い)、人類の未来は全て自分の手で救うことを夢見るアダムス。そのこと自体は別に悪いことじゃないんだよ。彼の目的意識は「全人類の恒久平和と発展」だし、自分の命を長らえるためにホイホイ身体を乗り換えてオリハルト事業の上澄みをすすっている老人どもよりもよっぽど健全で献身的。彼の思惑が全部上手く行けば、主人公チームの行く末はどうあれ、ハッピーエンドには違いない。しかし、残念ながらアダムスさんは宇宙を救える器ではなかったという悲しい事実があるだけで……天才に憧れ、妬み、乗り越えようとして無茶して最悪の事態に陥る秀才。なんか、能力が無いだけでこんなにも残念な結果になってしまうのはむしろ可哀相ですらある。身の程をわきまえろって話なんだろうけど、これまでずっと人類のために貢献してきたのにねぇ。まー、先が短いことを分かった上で知らぬ顔してオリハルト事業を拡大して稼いできたツケが回ってきたってことなんでしょうかね。

 アダムスが計画したラジーブ対策は二段構え。1つ目は非常にシンプルな力業で、ラジーブをおびき寄せ、大量のオリハルト転移弾頭で全部ブラックホールに運んでしまおうというもの。この目論見はそこそこ成功したようで、ラジーブの全質量の数十パーセントを削り取ることに成功した。まぁ、厳密に見るとこの作戦にも謎は多いんだけどね。確か転移弾頭って転移先にアンカーを打ち込む必要があったはずで、ブラックホール近辺にそんなものを送り込む余裕があったのかよ、っていう。仮に影響ギリギリの距離に設置したとして、そこに転移させてもラジーブを取り逃がす可能性はあったよね。何しろ相手はジャンプ自在のオリハルト専門家なわけだし。地球圏に攻めてくるときにわざわざ実軸空間を通って徒歩で(?)やってきたのも謎ではあるのだけど。いくらラジーブさんでもミゲルジャンプは何か制限でもあるんですかね。

 とにかく、そうして戦力を剥ぎ取った後は、いよいよラジーブの「核」といえる集積回路を攻めることになる。こちらの第二作戦が実に頭のおかしいデザインになっており、なんと、プログラムの書き換えのため、アリスのデータから自分のクローンをオリリアンとして生成。それを直接コアに撃ち込み、大量のアダムスクローンオリリアンがよってたかってラジーブの性質自体を書き換えてしまうというもの。イドは「ウィルス」と喩えていたが、何とも退廃的で、馬鹿げた作戦を思いついたものだ(まぁ、考えたのは生前のケインみたいだけど)。大量のアダムス思念体がバンバン飛びつく様子は実に気持ち悪く、悦にいるアダムスが絶頂しちゃってるあたりはまさに子安。もう、これで勝利して「史上もっともイカれた手段で敵を倒したキャラ」として名を馳せてほしかったところだが……。

 「お前程度では無理」とか一蹴されてしまうのが負け犬の悲しさよ。ラジーブさんはそんな子安ウィルスをあっさり浄化、すぐさま対策を盛り込み、何事もなかったかのように修復していった。強いなラジーブ。流石にこれまで人類をぼてくり回してただけのことはある。すでに手持ちのオリハルトのほとんどをつぎ込んでしまった上に、オリリアンという虎の子のプランもしくじってしまったアダムスは、おそらくもう二の矢がない。駄目出ししてるだけのイドさんだったが……対策法はあるんでしょうかね? わざわざせっかく手に入れたボディまで手放してとんできたんだから、何か考えがあるんだろうけども。元々のケイン(緑川ボイス)は性格最悪のマッドサイエンティストだったわけだが、イドさんはケインの頭脳と記憶の一部を保持しながら、エスカベイターのクールガイとして生まれ変わっている。お膳立ては整ったので、あとはきれいに片付けてくれるだけだ。

 結局、死亡フラグ立てまくりだと思っていたカーラさんはちゃっかりボディを手に入れて帰還しちゃいましたね。他の連中も割とのんびりしてるし、なんかエスカベイト社からすると色んなところが結果オーライだった気が。今週はファルザが冒頭からちょいちょい登場して愛嬌を振りまいており、「最終回が近いから動物ものでサービスしとくよ」みたいな気遣いが感じられてよかった。……動物もの? 

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 メガネ交換とかいう斜め上のコミュニケーション、第11話。いや、そりゃ合わないでしょうよ。マフラーとかコート羽織らせるのと訳が違うぞ。

 などと煽ってはみたものの、正直今回はひいき目に見てもあんまり動きが無かった回である。颯太が決意を固めて自分の過去を告白したわけだが、ぶっちゃけ視聴者目線からしたら大体分かってる話だし、「世界の危機に瀕してる状況で青少年の些細な悩みをそんなに熱弁されても……」っていうのが正直なところ。当人からしたら大きな問題なんだろうが、今それ重要じゃないよね、っていう。あと、更に突っ込むなら、今回みたいな顛末だけで颯太がセツナのことをひた隠しにしていたことにもあまり共感は覚えないんだよな。そりゃまぁ、罪悪感があるのはいいとして、メテオラたちにアルタイルの情報を伝えるときに、作者と自分の関係性なんてどうでもいい事だったわけで。「あれは同人から派生した作品で、作者はそういえば亡くなったって聞いてますわー」というくらいのことをさりげなく言っとけばもう少しメテオラさん達の行動も効率化出来たはずなのに、何でお前の勝手な鬱エピソードに引っ張られなきゃいけないんだよ、っていう。まぁ、作品全体を通して考えると、おそらく「ものを作るということ」っていうテーマを掘り下げるための準備なのだとは思うが……ちょっと尺取りすぎだよね。Aパートの鹿屋との対話も長かったし。

 今回、颯太を立ち上がらせるきっかけになったのが鹿屋だったのはちょっと意外だった。これまで単なる癇癪持ちのやっかいものっていうイメージしか無かったし、世代が近い颯太に何らかの共感を覚えたとしても、わざわざ颯太に感情移入して、更にアドバイスまでしてくれるような人間には見えなかったから。一応「自分もそうだったからウジウジしてるヤツを見ると我慢ならない」っていう動機があったらしいけど、まぁ、今の颯太を見たら誰だってそう思うしな。

 わざわざ鹿屋が説得する必要性は特に感じなかったが、一応、「鹿屋自身の世界観」を見るためのシーンとしては機能していた。「被造物はそもそも物語を紡ぐためのツールとして生まれてきたので、その世界の中では目的を与えられ、それに縛られるしかない」という状況。言わば運命論的な絶望があってもおかしくないのだが、鹿屋はそれを別に構わないという(弥勒寺は嫌だっていう)。確かに、「誰かに縛られた運命」と言えば聞こえは悪いが、「何をしたらいいか分かりやすい人生」が良いと考える人間もいるだろう。実際、人生はチュートリアル無しのハードモードなわけで、被造物が「神」の存在を知覚せず、自分の意志だと思って物語を進めているあいだはそこにストレスは無いはずだ。この世界に顕現し、神の存在を知って改めてその理不尽を思索するわけだが、こっちに飛び出してきた時点でそんな「運命」からは解き放たれるわけで、鹿屋サイドからしたらどっちに転んでも結果オーライ。何もすがるべきものが無い人生の方が救いが無いのかもしれない。だからこそ人間が自分の手で「神」を作り出して拠り所にする「宗教」が生まれるわけでね。鹿屋たちはまさに、「神に面会した人間」なのだ。我々は、もしかしたらただその神の存在を知らないだけかもしれないですよ。異方存在とかね。

 また、「被造物と世界」の関わりに関しては、一命を取り留めたセレジアさんがその作者である松原さんと話をすることでもう1つの側面もうかがい知れる。普通の被造物は「神の手の平で踊るだけ」。鹿屋は「神の手の平から飛び出したから自由」(真鍳ちゃんあたりもそうだろうね)。そしてセレジアは、更に一歩進んで「神と一緒に自分の世界を作る」。この物語の最後にセレジアたちが自分の世界に「戻る」かどうかは分からない。というか、すでに作者が死んじゃってるメテオラさんたちなんかは、戻ったところであんまり楽しそうでもないのだが、セレジアの場合、戻るにせよ戻らないにせよ、神との直談判で自分の世界を「変える」ことが出来そうなのだ。前回のお話で新武器を手に入れたことだって、言わば顕現による新たな影響。クリエイターが産み出した被造物が、クリエイターと出会うことで今度は「作る側」に回っていく。これこそが、このアニメのタイトルになっている「Re:CREATORS」の意味とは考えられないだろうか。まぁ、セレジアさんは自分の世界を好き勝手に書き換えることを楽しむような性格でもないので、「造り手」とまではいかないかもしれないけど。セレジアと松原さんの関係性は、おそらく今作の中では一番恵まれた、幸せな「神と被造物」の組み合わせなのだろう。

 そうして「作者と世界」の関わり方を考えると、今回のお話なんかは「神の意志」をもう二度と反映出来ないアルタイルさんの苦悩に帰結していくのかもしれない。神は死んだ。この世界の理不尽に殺された。だからアルタイルは世界を憎む。まぁ、なんか単純ではあるけど、今のところはそういう理解だ。セツナのお話はそうして「アルタイルと作者」という2者関係で完結している気がするのだが……颯太は今後どういう風に絡んでくるんだろう。今回なんでこいつが「オタクなりのリア充生活」を送った様子を延々見せられたのかは謎である。ピクシブで知り合ってニコニコ超会議で初デート、しかも相手は話の分かるメガネで黒髪ロングで愉快な絵師の女の子って……オタクの妄想フルスロットルじゃないですか。関係者以外がバックヤードに立ち入るのは禁止です。イベント参加のマナーは守って下さい。

 しかし、今回弥勒寺さん一言もしゃべってねぇな……。

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 とんでもない展開キター!!!! 第9話。いやぁ、どっかでちゃぶ台ひっくり返すだろうとは思ってたけども……その方向は流石に予想してなかった。どないやねん。

 ついに真道とザシュニナの膝詰め談判が開始された。ただし、あくまで真道の方は「これからどうしよう」という漠然とした問題を打開するための対話を求めただけであり、酒を入れてほどよいところで落ち着くくらいのものだっただろう。しかし、ザシュニナさんたら「宇宙遊び」の核心にチャレンジするラストステージのつもりで挑んでいたようで……これだから異方存在って奴は……。

 まず、彼がとりい出したのはワム・サンサに続く最終提供品・ナノミスハインである。一応「質量・慣性諸々制御支援装置」というざっくりした説明だったが、まぁ、とにかく「位置」や「物質」といったレベルでこの世の理を揺るがすとんでもないものである。「重さが軽くなる」ってんで真道は単純に「流通革命」などを持ち出したが、この世界における質量やら空間情報が自由に操れるとなったら、そんな話ではすまない。これまでの物理法則・科学法則が全てひっくり返るのだ。質量というのはそのものがこの世に存在する証のようなものである。「運動」が意味を変え、「位置」がおぼろになる。後は「時間」に干渉するまでそこまで距離もないだろう。宇宙は、完全に宇宙から脱却する。これまでのワムやらサンサとは別次元の「コワレ」がナノミスハインなのだ。

 これまで通りに受け入れるなら、更なる革新がこの地球に訪れ、しばらくは様々なトライアル&エラーが続いていく。46億年の地球の歴史で行われた全てが人類によってリセットされ、新たな地球や宇宙を産み出すことになる。当然真道はそのことの危険性についてザシュニナに尋ねるわけだが、残念ながら、ザシュニナと「膝を突き合わせて」対話するステージは終わりを告げていた。

 ザシュニナがついに打ち明けた異方存在の目論見。ぶっちゃけ、それ自体は割と安易といえば安易なものであった。インキュベーターが魔女の卵を育てて魔力を吸い取るのと似たようなものである。まぁ、幸い異方存在は人類という「糸」を神の奇跡のごとく稀少なものとして一応は尊重してくれているので多少慈悲めいたところはあるのだが、それでもまぁ、文字通り「次元が違う」存在であり、たとえるなら我々にとってのミジンコ以下である。だって、ミジンコは一応人類と同じ次元を生きるからね。相手は37次元高次にいるわけで、我々が紙の上に一本の線を引き、ただ何となく点を打ち、その点を眺めているよりももっと他愛ない存在、それがザシュニナにとっての人類なのである。そりゃまぁ、なかなか理解するのにも苦労するわけだ(我々はパソコンのドットと対話出来るとは思わないだろう)。

 異方存在はあまりに高次の存在だったために、あらゆるものを解析しつくしてしまい、この世界に飽いているという(これっておかしな話なんだけどね。高次の世界ならそれだけ周りの情報量も高次なはずなんだから)。とにかく何もかもが「分かっちゃう」という異方存在は、ぶっちゃけ暇なのだ。新しい新聞が読みたい、新しいゲームがやりたい。そういう感覚で、試しに色んなものを作ってみたらたまたま「人類」という糸が繭から出てきた。正確に言うなら「人類」ではなくて「この宇宙」だろうが、とにかく、そんな宇宙の中でもゴミみたいな矮小な存在である人類というハイパーミクロな連中が、何か今まで見たことのない反応をしている。これを色々いじって反応を観察しようぜwwwってのが、ザシュニナの来訪目的なのであった。まぁ、予想通りといえば予想通りか。

 そして、そんなネタバラシをしたら意外に真道さんがひるんだのがザシュニナの計算外。「あれー、真道だったら割とすんなり異方の感覚が理解出来るとおもったんだけどなー、せっかくサンサまで見せたのにー」くらいの感じで、自分のプレイングミスを反省するザシュニナ。これまたテンプレな台詞で説明するなら、「人類には早過ぎた」。ごめんごめん、もうちょっと待ってからやりなおすわー、ってんで、真道のリセットボタンを押そうとするザシュニナ。まぁ、やっぱりヤツにとってはそんなもんですよね。だってコピーとってるから問題ないもん。我々だって、RPGで知らないボスに突っ込む時は事前にセーブしてから行きますよね。負けたデータなんてとっておかないで、すぐ消してロードするじゃないですか。ザシュニナさんはちゃんとふっかつのじゅもんをメモする人なんです。もちろん、真道サイドからしたらたまったもんじゃない話。突然のハンドソニックはいくら何でも分かりやす過ぎるイメージやな!とか突っ込むまもなく、憐れリセットボタンは……

 押されなかった。なんだそれ。なんか、出てきた。あんなに品輪博士にカドを開けるようにやきもきしてたくせに、いざとなったら自力で突っ込んできた。ようこそ徭さん。いや、ツカイさん。あんた……そんななあぁ! いやー、笑った。驚くとか感心するとかじゃなくて、笑った。なるほどねぇ。これまでのエピソードで、例えば「いらんやろ」って思ったカドをゴロゴロする話なんかも今回のナノミスハインの概念を理解させる手っ取り早い行程だったし、前回のデートプランも、このツカイさんに辿り付くための前振りだったわけだね。うーむ、異方存在って、実はものすごく下世話な話が好きなだけの連中なのでは……。

 まぁ、トンデモ要素はさておくとして、今後の展開で何が怖いって、ザシュニナは否定してたけど、実質的な「神」として定義されてしまったおかげで、後はザシュニナ(たち)がなにしてようが全部理屈は通っちゃうんだよな。たとえば、あれだけあっさりと真道がコピー出来るんだから、最低でも、地球まるごとのコピーをとって、その時間経過をずらしながら観察する、くらいのことはやってて当然なんだ。我々がアドベンチャーゲームの分岐の前にセーブデータ分けるのと同じ感覚で。人類が「奇跡」だというなら、それくらいの保険はかけてるはずなんだ。つまり、何をやっても「やりたい放題」が待っている。我々人類は、やっぱり異方存在に対してあまりに無力なのだ……。

 これ、どうやってオトすんだろう。一番手っ取り早いのは、「キャラとして一番ぶっ壊れてる品輪博士を異方に連れてってもらえばいんじゃないかな」っていうオチ。いや、単なる願望なんですけどね。続編の「正解するくぎゅ」にご期待下さい。

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 別にアリスはケインの娘ではないんだよね、第10話。ジェニファーは別に旦那がいるんだよね。いや、どっちでもいいんだけどさ、もし2人が夫婦だった場合、「アリス・アリスガワ」っていう割とアウトな名前になっちゃうから……。

 さておき、信じられない密度の説明回である。アダムスとケイン(イド)、2人が協力してとにかく過去の設定を全部1話で収めようと全力を尽くす。早口ってわけじゃないけど、シーンの転換が忙しなくて全然気が休まらない。ボーッと見てたらどれだけ設定を取りこぼすか分かったもんじゃないな。というか、俺も全部話が理解出来てるかどうかかなり怪しい(ケインとジェニファーの関係性もその1つだ)。まー、多分突き詰めていけば色々とアラもある設定なのだろうが……勢いって大事やね。あと子安って大事やね。

 改めてまとめておくと、まず、イドの正体は世紀の天才科学者・ケインである。彼はMTシステムの生みの親であり、更にそれ以前にはオリハルトを用いたミゲルジャンプのシステムまで構築している。つまり、世界の大半は彼によって作られたものだ。そのケインが、共同研究者のジェニファーにせっつかれる体裁で、彼女の娘であるアリスに記念すべきマインドトランス第1回チャレンジをぶち込んだが、アリスは元々がなんかよく分からない病に冒されていたため、マシンへの転送は失敗。その過程で突然オリハルトに襲撃され、「オリリアン」とかいう謎の存在へと変化。ただ、これもハナからケインの策略であり、オリリアンが今後のラジーブ対策の鍵を握る存在らしい。

 他人の娘を実験に使ったこと、そしてラジーブ対策で「オリハルトとかやめればいいじゃん」と涼しい顔でいいながら、実はそうなっちゃう下地を全部実験のために整えていたことなどがアダムスにばれ、憐れケインは強引なトランスで単なる工作機械に転送。しかも何だか不完全な転送だったようで、おそらくケインの人格障害はこの時の転送の副作用だった模様。しばらくは物言えぬ機械として人生の墓場みたいな生活をしていたケインだったが、「こんなこともあろうかと!」っていう科学者キャラの最終兵器により、無事に現在のイド機に転送完了。ただ、結局記憶は戻らなかったので、流石に対策は完璧とはいかず、あとは流れ流れてエスカベイト社へ辿り付き、現在に至る。

 一方、アダムスの方は目の上のたんこぶのケインを消し、その後は引き続きラジーブの存在を隠しながら事業拡大。オリハルト関係で財を築きつつ、更にMTシステムも専売で実質的にこの宇宙の支配者みたいなポジションに。しかし、そこまでしてもやっぱりケインへの僻みは拭い切れず、今回巡り巡ってケインが帰ってきたことにテンション上昇中。仲直りしたいのか、それとも叩き潰したいのか。もう本人もよく分かってないんじゃなかろうか。経営の都合上とはいえ、憎きケインのクローンに意識を転写させていたこともあり、下手したら勝手にケインとの一体感を覚えてしまっているのかもしれない。ちなみに、事件後すぐに元のアダムスの身体に戻れていたことを考えると、別にずっとケインの身体にいたわけではないようだ。もしそうだとしたら、すぐにアダムスの身体が用意出来るとも思えないのでね。あと、普段使ってない身体に転移すると、多分体組織の順応に時間がかかるはず(カーラさんがそうだった)。

 こうして、ケインとアダムスの関係はよく分かった。しかし、それでもやっぱりアリスの存在は未だよく分からないんだよな。まず「オリリアン」っていうニューワードがわからねぇからな。人格データをオリハルトに転送? オリハルトってそんなことも出来るのかしら……。でも、だとしたらデザインの上で人間のアリスを模している理由も分からないし、彼女が言葉を喋れないのも謎。あれはアリスなのか、そうではないのか。そういえばイドと初対面の時に彼の記憶をフラッシュバックさせていたが、あれって別にオリリアンとしての能力とかじゃなくて、単にケインがアリスの姿を見て過去の記憶を刺激されたってだけなんですかね。

 まぁ、色々と分からない部分は残っているが、とりあえず今回は説明台詞を叫びながらのロボ大戦と、テンションMAXクレイジー子安劇場だけでもお腹いっぱい。もう、月光蝶とか出せばいいんじゃないかな。こういう「気が狂った謎の愛情物語」みたいな時の子安は最高やね。あとはガンガンに死亡フラグ立ててると思ったカーラさんが生き残ったのは意外やった。まぁ、ここから先でどうなるか分からないけどね……。

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 まさかのパワーアップイベント、第10話。まぁ、パワーアップっていうか、ほんの一瞬ブーストしただけだけども……セレジアの作者先生、めちゃめちゃ人気あったんやな。

 痛み分けの決着。バトルに関してはそう言うほかない結末だが、かたや、まみかを失い拠り所を無くしてしまったアリスちゃん。かたや、腹に風穴が空いたセレジアさん。痛み分けの痛みがでかすぎる。とりあえず、アルタイルはもう包み隠すことなく「破壊を始めようぜ!」みたいなこと言ってたので、彼女の目的はメテオラさんの読み通りでよかったことがほぼ確定。スタンスから考えるとそれに付き従っているブリッツも目標を理解した上で彼女と行動をともにしている様子。つまり、これまでアルタイル陣営で何だかよく分からずに加担させられていたのはまみかとアリスの2人だけだったってことになる。そんな中からまみかは自分の頭で考え、アルタイルに疑念を持って真相に辿り付いたのだが、残念ながらアリスちゃんにはその機会が訪れなかったのである。

 アリスは脳筋だ。真鍳にいいように弄ばれて完全にピエロになってしまった。そのことは本当に浅はかだと思うし、彼女の行動が全て納得できるものではないのだが、今回のメテオラや颯太との対峙のおかげで、彼女は彼女でどうしようもないのかもしれない、という同情心はちょっとだけ湧いた。普通に考えて、「自分が今まで頑張って生き抜いてきた世界は他人が作ったフィクションなんですよ」なんてまともな精神だったら耐えられない真実なんだよな。某有名洋画しかり、「全ては作り物で、周りには自分の人生を娯楽として楽しんでいる観客がいました」なんて、まさに「何が真実か、誰も信じられない」という状況になるはず。アリスちゃんは馬鹿なわけではなく(いや、馬鹿ではあるけど)、それ以上に純粋で、繊細なのだ。生まれてきた環境があまりにも悪すぎたのだ。大半の連中のように「まぁ、こっちの世界は楽しいし、別にいいや」と思うキャラたちは、真鍳のようにねじ曲がった者がいるにしても、この世界を受け入れる事が出来る。自分の世界と現代日本の様子がかけ離れているメテオラやセレジアは本来なら事実を受け止めるのが難しいが、メテオラさんはじっくり1日考えて徹夜でゲームをプレイした結果、セレジアさんは原作者と直接会って語り合った結果、全てを受け入れることが出来た。残念ながら、アリスちゃんはそれが叶わなかったのだ(原作者に会う前にアルタイルに色々吹き込まれたせいで、まともに原作者と対話など出来なかっただろう)。

 そして、アルタイルと真鍳という最悪の組み合わせによってまみかという唯一の拠り所をこのタイミングで失ったというのも救いがたい。フィクションの中は救われない世界。飛び出してきた神の国に何とか「すがれるもの」を求めようと必死に戦ったのに、いともたやすく悲劇を上書きするだけ。そんな状態で、もう何を信じたらいいのか。彼女の目には、奸計企むアルタイルも、整然と説得しようと試みるメテオラも、等しく「分からないもの」でしかない。もう、まみかを誰が殺したかなんて、彼女にとっては大きな問題ではないのだ。とにかく自分をこんな最悪の世界から解放してほしい。それが彼女の精一杯の願いなのではないだろうか。

 結局、アリスを止める決定的な方策は得られず、颯太が必死に彼女に抗い、多少の爪痕を残した程度。彼の訴えた「物語と現実の境目なんて曖昧なもんだ」という急場の訴えは詭弁ではあるが、なるほど、言われてみれば確かにそれはそうだ。ラノベに書かれているのがフィクションで、新聞に書かれている遠い国の戦争は現実。その線引きにどの程度の意味があるというのか。まぁ、後者は何らかの形で自分の生活に影響を与える可能性はあるが……それなら、真に迫った物語を読み、精神的な影響を受ける方がよっぽど直接的。だとすれば、アリスの生き様を読み颯太が影響を受けたというのも、一応「現実」の1つとして捉えてもいいのかもしれない。まぁ、そんなことを言われてもアリスは納得できるものではなかろうが……それでも、この世界に降り立って初めて、彼女は自分の人生を認められたわけで、まだまだ手探りの状態ではあるが、今後何かがきっかけで彼女が目を開いてくれる時が訪れるのかもしれない。

 そして、今回のゴタゴタ全ての原因を産み出した真鍳ちゃんがますますヒートアップ。相手にしていたのが「馬鹿そうに見えて意外と賢い」という弥勒寺さんだったのだが、残念、やっぱり一周回って頭は悪かった。メテオラから真鍳ちゃんの能力は聞いてたはずなのに……なんで軽々しく対話しちゃうかなぁ。あっさり挑発に乗った結果、じゃんけんで3敗するのを待つことなくスタンドを奪われるという体たらく。これは流石にみっともない。まぁ、その後スタンド無しでブリッツ相手に奮戦してたのは男前ではあるのだが、狂犬真鍳ちゃんにとんでもない武力を渡してしまったことは後の展開に大きな影響を与えそうである。能力吸収まで何でもござれって、真鍳ちゃんは分かりやすいチートキャラですな。原作では作者がこの能力を使い切れたんだろうか?

 とりあえず、現時点で最大の望みは「こんなアリスちゃんでも最後はそれなりに幸せになってほしい」ってのと、「真鍳ちゃんは最後に出来るだけみっともなく、本当にひどい死に方をするか、最後まで呵々と笑ってギザ歯を見せながら消えてほしい」ってこと。みっともなく命乞いする真鍳ちゃんは見てみたいんだけど、すでに他のキャラが総じて馬鹿ってのが決定しちゃってるからなぁ。

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 「くり」ずるすぎやろ、第8話。才色兼備で愛嬌もあって、更に私服のTシャツがダサいとか、もう完璧超人じゃねぇか。花澤香菜じゃねぇか(違う)。

 今回は謎の徭さん爆上げ回である。前回、真道とは異なる主張をぶつけてきた徭さん。これは2人の間で意見に衝突が起こって交渉人2人による血で血を洗うバトルが展開されるのかと思いきや、なんと発生したイベントは休日デートである。いや、休日じゃないけども。おかげで一人仕事に謀殺されてマジで死にそうになったヤツがいるけども。

 徭さんが真道を招いたのは、なんとご実家。兄1人父1人。お母さんはどこにいらっしゃるのでしょうね。いきなり放蕩娘が実家帰りして、しかも男連れてきたってんだから、粗忽親子でなくても絶対に勘違いするに決まってるやんけ。どう考えても娘さんの方に非があるケースなんだけど、「粗忽者が」って言った後に「勝手に勘違いしただけじゃない」って言われて黙っちゃうお父さんの優しさな。見事なワンサイド土下座の際に漏らした感情のおかげで、どれだけ娘さんを大切にしているかはよく分かりましたよね。あの土下座を受けて平然と「頑張って仕事します」とか言える真道の方がサイコパスの疑いが濃いな。

 ご実家で一通りコントを披露した後、今度は人類の起源に思いを馳せた水族館、そして最後は東京の街を長めながらのナイトクルーズと、順番はちぐはぐなれども完全にデートコース。徭さん曰く「私の人となりを知ってほしかった」ということで回った順路だったらしいのだが、どこをどう見ても指輪持ち出してプロポーズに行くセッティングだろう。こういうのを平気でやれちゃうあたりが徭さんの恐ろしいところなのだ。そして、それを平然と受け止めて、ちゃんと狙い通りの受け止め方にしちゃう真道もイカれている。たまたまイカレてる2人が噛み合ったことで、今回のデートは上手いこと目的を果たしたようであった。とはいえ、今回の目的はあくまで「徭さんの意見を効率的に真道に伝える」ということ(まぁ、1日がかりなんだから効率が良かったとは言いがたいが)。その主張が正しいものかどうかは別問題である。

 首相が言っていた通り、異方存在という未曾有の変革により、人々はそれぞれの立場でそれぞれの戦いを続けている。真道はもちろんそうだし、報道に携わる言野、自衛隊のおっさんたちまで、自分の信念を持つ者、上の指示に従う者、何もわからずに流される者。たくさんの人間が異方を自分なりのやりかたで受け止めており、今回徭さんが1日がかりで伝えたのは、あくまで徭さんの「個人的な感想」でしかない。一応まとめておくと、「人類はこれまで、自由に、運命に任せて進化と進歩を続けてきたのだから、異方存在の手を借りてその進歩に余所者を入れるべきではない」というのが端的な主張だ。もちろん、これは徭さんだけの意見ではなく、地球上には同じ考えを持つ人間も多いだろう。ワムの時の「権利関係云々」とかそういう実利的な問題ではなく、あくまで感情論として、「異方存在に進化を促進されたいか」ということなのである。

 ただ、感情論としては一定の説得力があることは認めるが、この意見はまだまだ視点がミクロである。「宇宙の塵が固まって」から地球の歴史を語るなら、人類の歴史には惑星外の存在が干渉していることを認めるわけで、例えば初めて生命が地球の海に生まれたとき、例えば初めて人類が言語を話したとき、そこには絶対、なんらかの「決定的な刺激」があったはずなのである。それは宇宙からの異物かもしれないし、偶発的な災害だったかもしれない。1人の天才的な人間が地球の常識をひっくり返したことだってあるだろう。つまり、人類は常に「何かの干渉」を受けて変化を続けている。その相手が、どこまで「身内」と捉えられるかというのは程度問題である。そして、異方というのもあくまで言葉の上で「異なる」ものであり、カドを通じて意思疎通に成功し、つながってしまった時点で異星人、外国人、隣人と概念的には程度の違いしかない。であるならば、異方存在からの技術提供のみを「異物」として拒絶するのはおかしな話である。徭さんの意見は、そこの部分に大きな隔たりがあるのだ。

 まぁ、これはあくまで極論であるし、結局どこまで言っても2つの路線は感情論に帰結するだろう。異方を受け入れるべきなのか、それとも拒否すべきなのか。残念ながら悩んでいる時間は無く、見事にサンサは世界中にばらまかれた。言野は「人々に選択を与える」と言っていたが、まぁ、ネット放送しちゃった時点でぶっちゃけ選択権は無いよな。どうせすぐに動画なんてコピー出来るんだし、数時間後には世界中にサンサの映像が溢れるだろう。見たくない人間だって、どこでブラクラみたいに動画を踏み抜くか分かったもんじゃない。情報が広がるってのは、そういうことなのだ。結局、ザシュニナの狙い通り、サンサはあまねく人類に与えられたのである。

 そして、いよいよクライマックスが近い予感。言野のインタビューでは、ザシュニナが改めて「正解」という言葉を使い、言野が意味を問うたときにも相変わらずのらりくらりと真意をはぐらかした。一応「問題」があるから「正解」があるのだ、という説明はしていたが、結局「問題」とは何かがわからずじまいだ。ここまでザシュニナが「正解」という言葉にこだわり、それに向かってカド・ワム・サンサという道筋を踏んでいるというなら、やはりまだ想像も付かないような「目的」があると言うことなのだろう。ザシュニナは放送の中で、「異方の、そしてこの宇宙の幸福」という言葉を使っている。この度の交流が「この宇宙の幸福」を左右するものであるのは間違いないのだが、「異方の幸福」とは一体どういうことなのだろうか?

 徭さんのデートプランにより、若干の迷いが生じた真道は、改めて酒瓶を持ち出してザシュニナと対峙する様子。そして、それを何だか悪そうな顔で待ち構えるザシュニナ。真道がくれたしおりはちゃんと使ってくれているし、決して裏切りを企むような関係ではないとは思うのだが、ザシュニナの場合、真道や我々地球人が想像もしないような目的意識から平気でとんでもない横紙破りをしてくる可能性はあるのだ。さて、次回は一体何が起こるのか。そして、徭さんの私服は大丈夫なのか……。

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 本編でどれだけ愛憎劇が渦巻いてもCMクイズではみんな馬鹿、第9話。そういや何で社長じゃなくてアマンザさんが解答者席でボケ役に回ってるんだろうな。

 さぁ、話がグルリと動いた回ですよ。なんかもう、よく分からない展開になっちゃったけども……盛り上がってるなら(特に子安が盛り上がってるなら)それでOKだ。まぁ、「過去が分からない」なんて人間が主人公なんだから、そこからいくらでもとんでもない展開は出てくるよなぁ。

 「過去が分からない」という条件は、これまでクルーの過半数が同じ条件だった。本人も知らないってのはイドだけだったが、他の連中だってわざわざ進んで自分の過去は話さないもので。これまでのところ、全員何となく「前の仕事」は分かってたんだけど、その詳細は語られてこなかったところ。そして、今回めでたくそれが明らかになったわけだ。

 まずはリック。彼は元々レーサーだったことが明かされていたわけだが、言われてみれば、事故で身体がぶっ飛んだのに意識の方がIマシンに残っていたってのは不思議な状況。今まで何の疑問も持たなかったが、賢いアマンザさんは的確にそれを指摘。その結果、彼の現在の意識は保険のためにキープしていた「コピー」であったことが判明する。えー、人格の複製ってこの世界ではOKの概念なの? だとしたら、いくらでもダミーを作り続けることが出来ることになるわけで……倫理上も、法律上も色々と問題が多そうだなぁ……。レーサーだから特権的に認められたことだったんだろうか? 何だかよく分からないが、とにかくリックの「意識」は今や純正品ではなく、あくまでもデータの上での副産物みたいなものだということに。本人はあの通りの軽いノリなのでそのあたりにあんまり悲壮感は無いのだが、それでも大仕事を前にアマンザさんと一緒にちょっとしっぽりした雰囲気。アマンザさん、少しずつリックとの距離が近づいてる感じが分かるのが良いよね。これまでは邪険に扱ってたのに、彼の身の上話を聞いておそらく一番かけて欲しいであろう言葉をかけてくれたし、後のシーンでも、勝負の前におちゃらけるリックに、「緊張するな」と声を掛けている。彼の感情がどのように動いているのかをきちんと読み取ってくれている証拠である。最終的にはこの2人はいい感じになりそう(まぁ、リックの身体が無い以上、いちゃいちゃしようがないけども)。

 そして、今回の主役は何と言ってもカーラさん。前回子安マスクに「身体があるんだけどなー」と分かりやすい交渉を持ちかけられ、それが原因でみんなを裏切っちゃう可哀相な人。まー、アホな野郎共はほとんど肉体をロストしてるので諦めちゃってるんだろうが、目の前に「帰れる場所」があるのをぶら下げられたら、そりゃぁ心は揺らぐってもんで。何で子安マスクはたまたまカーラさんのボディを持ってるんだろう、というのは疑問だったが、どうやらロストしたのもミゲルジャンプ絡みだったようだ。オリハルトの無茶な掘削計画を練っていたある日のカーラさんは、狙っていた鉱脈の暴走でIマシンだけ残してボディは宇宙の彼方へ。そうなっちゃったら肉体には帰還出来ないという。カーラさん、すでにオリハルトの恐ろしさは嫌というほど体験してたわけやね。まぁ、その後流れ着いたボディを子安マスクが確保するまでの顛末は相変わらず謎なのだが、身体の持ち主が超絶やり手の大金持ちファンドマネージャーのものだと知ったら、何となく保管しとくのも分からなくはないかもね。有名人だし、おそらくその後も何らかの機会に政府のシステムに不正アクセスしてる履歴なんかも残してただろうから、「カーラがどこかで生きている」ことは知る機会もあっただろうし。いざというときのための交渉材料としてボディは大切に保管されていたわけだ。……変なことに使われてなくて良かったですね。

 結局、カーラさんはダイレクトな裏切り行為によってイドをおびき寄せ、子安の前に引きずり出す事に加担。でもまぁ、イドが超強かったので結果的にはそこまでマイナスにはならなかった。どうせいつか対峙しなきゃいけない関係性だったんだろうしね。裏切りを巡る対話の中で、「仲間」って言葉を聞いていたたまれないカーラさん可哀相。いや、自業自得なんだけどさ。友情復帰フラグは存分に立ててあるので、多分その内戻ってくるでしょう。マヤとアリス握ったまま逃げるわけにもいかないしね。

 そして、実はイドの正体を知っていた子安マスク。サムからの情報を受けての気づきだったっけ? とにかく、何だか分からないけど「再戦の機会」ってんでテンション上がりまくり。なんと、イドたちが必死になって探していたケイン・有栖川という男は、なんとイドさん本人だったというオチ。ひゃー、そりゃ考えてなかったね。流石にね。まぁ、取り立てて伏線も無かっただろうし(あったのかな?)。ややこしいのは、サム・テイラーやらケインやら、クローン技術でボディを増やしてる状態にあるということ。子安は「本来あっちの身体がお前の」って言ってたから、子安マスクの身体もケイン(のクローン?)だ。つまり、サムという名のクローン、子安マスクを被ったクローン、そして元々の意識としてのイド、全部がケイン。うん? よく分からなくなってきたな……。まぁいいや、事実関係は来週以降に明らかにしてもらえるでしょう。こんだけ謎がこんがらかってる上に、まだ「アリスの正体」っていう最大の謎も残ってるのよね……。残りの話数で全部解きほぐしてくれよ。

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