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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ヤッター! ヤッ……ター………………最終話……。もうさ、私としては完全に竜種の方に肩入れしてるわけで、こんなメロウなエンディングもないわけですよ。……ティア様、どこかで生存フラグ立ててくれねぇかなぁ……。

 というわけで、おっそろしくちゃんと終わりました。原作未完って話だからまだ決着つけずなのかと思ってたんですが、どうやらこの世界には「別な血主」ってのもいるようで、今回はあくまで「翼の血族篇」が終わったという認識なのだろう。……世界中にティア様みたいなのが他にも色々いるってこと? だとして、世界広すぎだろ。他の地域がどんな苦労を重ねてるのか想像もできないわ。まぁ、おそらく太陽神教はそうした世界に遍く広がっているのだろうから、今後は神教との対立構図が深まっていくとは思うのだが……。

 カムイ&ティア様の素敵すぎるカップルにもいよいよ最後の時が。強いて今回残念だった点を挙げるとするなら、カムイがラグナに敗れた理由が今ひとつわからんかったことかな。最終的には「ラグナの方がポテンシャルが高かった」というだけの話で、あれだけ最強最強と担ぎ上げられていたカムイが最後は純粋な実力勝負で押し負けてしまったというのは、もうちょい説得力のあるサポートが欲しかったところ。でもまぁ、負けちゃったもんはしょうがない。謎の存在ギルゼアの今後の動向も気になります。

 そして、たっぷりの回想から最大限に惜しまれての退場となるアルテマティア様。ダメだよティアさん、あんたそんなに簡単にこの世を去っていい人材じゃないんだ……ラストにもほんとに完璧なうえしゃま劇場が満開。悲喜交々を全て見せ切ってくれた波乱万丈のポンコツカルラの人生劇場。これをそんなに簡単に終わらせてしまっていいのかい? ……まー、最終的に討伐したのがヘゼラだったというのも何とも皮肉なもので、今生き残ってる中だと一番「一般兵卒」っぽいところに殺されてしまうのよね。しかも単なるピストルで。先週ナサレナさんもだいぶ痛めつけてくれてたので、終わってみれば「人類の恨みを全部叩き込まれた」みたいな状態になってたけどさ。最後の死に様が格好悪いのも100億点満点だし、最後まで純愛を貫き、唯一の能力である時操能力を信じ、その果てに時が止まりも戻りもせずに消え果てていくというのも何ともドラマチック。ティアさん、あんたほんとにいい女だったよ。……まぁ、この世界にはまだ掃いて捨てるほどのカルラが生きてるんだけどさ……。

 エピローグとして、当然のように生き延びたクリムゾンは再び心臓を収納、さらにどさくさに紛れて生存したゴーレム、生きててよかったスライム先輩など、チームクリムゾンは元気な様子(キメラさんは大丈夫?)。そして驚きのプレゼントとして、今後のことは定かじゃないが何と銀器姫が生存帰還。どうやらゾラさんの末期の気まぐれだったらしいが、最後の最後にいい仕事してくれたわね。やってることだけ考えたら血主への造反でしかないんだけど、まぁ、ここで銀器姫が生きてようが死んでようが決着には影響もなかったし、最期くらいはちょっとわがままやってもよかっただろう。これで姫様チームはメガネ・シン・ヘゼラ(とナサレナ)が生存。今後のシナリオに関わってくるかは分からないが、多分一番いいところで姫復活が今後の見どころになるんじゃなかろうか。どう考えてもこの作品の最後の最後のハッピーエンドはクリムゾンが滅びてラグナと姫が結ばれるエンドだろうからね。……あれ、レオは?…………

 
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 ヤッター! ……えっと、あの、なんか、もう、とにかく上田麗奈だ! 第23話! 喜!怒!愛!落! いろんなしゃまボイスを贅沢セットで!

 番組データを確認したら当然来週が最終回らしいんですが、此の期に及んでまだ想定外というか、「聞いてないそんなん」っていう展開がバカスカ出てくるイミフアニメ。もう、この刹那的な生き方が最高にロックである。来週でどうやって収拾つけるつもりなんでしょうね。

 まずはクリムゾンが追い詰めたアルテマティアさんの隠れ家空間。ティア様を「単なる実銃」というわけのわからん武器で追い詰めたクリムゾンだったが、そこに介入してきたのはまさかのボルギウス。彼なりに手の届かないところに必死に干渉しようとした結果、良かったのか悪かったのか、空間にヒビを入れてクリムゾンの邪魔に一応は成功。ただ、安全だと思われていた領域がこうもあっさりつながってしまうと、無念の死を遂げたネビュリムくんも浮かばれない気がする。そして「聞いてないそんなん」展開、前回死んだと思われたキメラが生きており、しかもそのキメラの本体はどうやら尻尾の蛇さんだった模様。この蛇さん、確か以前もクリムゾンの衛星基地で1回登場してて「なんやこいつ」って思った記憶はあったが……そうか、そこにいたのか。しかも立ち振る舞いやボルギウスの反応を見るとどうやら蛇さん自身もかつて竜の座にいたものであるらしい。まだまだ隠し球があったっていうだけでも驚きだが、その隠し球がボルギウスと同等か、それ以上の力を持っているというのもとんでもない。まぁ、その奥の手によって思い切りクリムゾンにも飛び火してフレンドリーファイアになってるのが笑ってしまうが。どこまでいってもクリムゾンは日頃の行いのせいで酷い目に遭うのだ。しかも今回は心臓持参の戦いだから、今までみたいに簡単に自殺リセットもできないっぽい。実に最悪のタイミングでたまらないですね。ちなみにキメラさんはまだ生きてるみたいですけど、蛇さんはどうなってしまうんでしょうね。

 そうしてアルテマティアの本体が同じ空間に引き摺り出されたことで、いよいよ翼の王を討つ絶好のチャンス。吠えるボルギウスさんはついでのようにメガネによって首チョンパされ、ティアさんに直接手をかけたのは姫様の恨み骨髄・ナサレナさん。奇しくもここでもプリキュアの仇をうつためにプリキュアがプリキュア(予定)を突き刺した構図である。いよいよ勝負あったかと思われたその瞬間、はい、サブタイトルどん。主人公チームばかりが窮地で成長するのはずるいですからね……さぁ、我らがヒーロー・カムイさんの見せ場だ。

 前回全く登場してなかったので存在を忘れかけていたラグナVSカムイの規格外武力対決。当初はカムイさんの方が実力では上回っていたはずなのだが、銀器姫の武器も手にし、いよいよラグナが「全盛期」に戻りつつあり、無限に供給される銀気を前に流石のカムイさんもグロッキー。あわや打ち取られかけたその瞬間、はい、ワンピースばりに過去の回想がフラッシュバック。そしてここでも見たことない謎の人物が登場し、見事に即席のパワーアップフラグをぶち上げた。カムイさんが過去に惨敗した相手は、完全初登場の謎の新キャラかつ強キャラ、その名はギルゼア。こちらも声だけでいえばプリキュアなのだが、イっちゃってる目と極まった台詞回しでこれまでにないインパクトを与えてくれる実に良いキャラ。なんかもう、ほんとこの世界は頭のおかしなやつしかいないな。

 過去にギルゼアに完敗していたというカムイ。彼女を打ち倒すために武の極みを目指していたようで、ラグナという怪物相手の超ピンチバトルの逆境が彼に新たな「尖り」を付与。ここにきて一気に最強キャラへの階段を駆け上がった。ティア周りの雑魚を全てねじ伏せ、苦戦していたラグナもあっさり首チョンパ。この作品のメインキャラ、だいたい首が飛ぶか惨殺された状態を経験している。そうしてパワーアップを果たしたその根幹には、ギルゼアとの関係もあったが当然ティア、もしくはカルラとの関係性もあったと回想するカムイとティア。もう、どう見てもこっちのカップルの方が主人公ですやん。末長く幸せになってほしい素晴らしい純愛ストーリーですやん。怯え惑い、悩み、吹っ切れ、ブチギレ、ぷっくり不機嫌から開き直って暴れるカルラさん最高。そんな「おもしれー女」を前にして、幼少期のカムイさんだって惚れないわけにいかなかったのだろう。唯一無二の関係性がここに成立し、多分この後にあのカルラが竜の血を摂取して竜族になったってことだね。

 過去話が明かされるのはパワーアップフラグだったのか、はたまた死亡フラグだったのか。スライム先輩の助けにより、クリムゾンは立ち直れるのか。先輩とヘゼラのあの関係性は、今後の展開にどのような影響を及ぼすのか。そもそも来週ほんとに終われるのか。待て次回!

 

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 ヤッター! 人格が色々ありすぎてもう本人も訳わかんなくなってるタイプの上田麗奈だ! 第22話! ……でもサブタイからしてティアちゃん全振り回を期待したけどそこまででもなかった……なんかもう、世界全部がカオス&カオス。この作品、もしかして原作もここで全部ぶん投げエンドになったりしてません?(まだ未完のようですが)

 数多の終幕が世界を覆う。最初にフィーチャーされたのは銀装兵団VSゾラさん。登場時はクールな参謀タイプだったゾラさんだったが、タラちゃん退場後はクレイジー風味を前面に押し出したこともあり、なりふり構わずフィジカル強化からの1対多の構図で暴れ回る、まさに「竜」。しかし残念ながらフィジカルだけなら兵団の面々も人後に落ちるものではなく、それぞれが持てるポテンシャルを5000%引き出しちゃったもんだから、結果としてはほぼ相打ち。先週やりたいことを全部やって落ちたジジイ、突然昔語をはじめて美味しいところを持ってっちゃった「クリストファー」さん、奥の手を披露し、メガネと最後にわかり合いながら果てたフーさん。全員が全員、文字通りに死力を尽くして満たされたままに退場。その背後には銀器姫との絶対的な絆があり、クリスさんの言葉を借りるなら「みんな、姫との間にはドラマを持っている」。だからこその兵団、だからこその最期。スターリアという1人の女性によって生み出された人の和が、こうして収束するのである。まぁ、ぶっちゃけ突然語られた昔話には「こんな世界の終わりみたいな状況でいきなり俗っぽい話されても……」と思わないではないが、1人1人にこんだけの話があるなら仕方ない。ワンピースなら全部数週間かけてやるところ(鬼滅なら1コマ)、これくらいのバランスがちょうどいいのだろう。残されたのはメガネとナサレナ。姫の死という結果に辿り着いても、彼らの物語はまだ終わっていない。メガネ、最終的に一番の主人公ポジじゃん……。ゾラさんのご冥福をお祈りします。

 一転、あんまドラマがない戦いを繰り広げるのは一切空気を読まないゴーレムさんと、それをサポートするキメラ。ボルギウス相手に単純な火力と物量で攻め上がり、スライム先輩がネビュリムを抑え込んだことで結界が瓦解、一気にゴーレム有利の盤面へ。ボルギウスさんも「死に際の一花」程度に考えていた決戦だろうが、血主のピンチとあって死ぬわけにもいかぬ。悲壮な戦いの中、なんと先にケリをつけに来たのはネビュリム。彼はもっともっと今後での活躍が期待されていた人物だったのが、なんとここで結界の再組成と引き換えに命をなげうった。おかげで残されたボルギウスさんは悲しみのどん底。怒りに任せてゴーレムとキメラを瞬殺してしまう。なんやこの展開。ここで上位竜のほとんどが朽ち果てることになるが、残ってるのがボルギウスとカムイて。……序盤にディザストロワあたりをぶっ殺しといた効果がここで出てるんでしょうかね。

 人も竜も被害は甚大。ここまでやってラスボス決戦はどうなるかというと、相変わらずねちっこい攻めで正義な感じが1ミリもないクリムゾンがアルテマティア最大の弱点である「メンタルの弱さ」を突きまくる。どうやら彼はティア様の出生についてもおよそ全貌を知っているようで……そういや彼女も他の竜と同様に元々は単なる人なのか。……ただ、他の連中と違って「ただの人」とは言っても太陽神教の変なクローン軍団・カルラの1体からの派生ということらしい。「カルラ」という存在がなんなのかもまだよく分かっていないのでその先の真実には未だ辿り着いていないのだが……あくまでも他の竜種と同様に竜の血によって生み出されたものであることは間違いない様子。ただ、彼女の場合は出自の曖昧さと「神」の存在がよりメンタルを不安定にしているようで……クリムゾンは彼女の内面をどこまで理解しているのかしら。

 ま、増殖するうえしゃまをまた見られたのでそれだけで一旦満足しておこう。このアニメ、どこかでオチはつけられるのかい?

 
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 指先と犬々(ワンワン)、第18話。まさかの今期2作目となる「聾」をテーマにしたアニメである。その対象が恋する女の子なのか、それとも柴犬なのかで全然趣が違うけども。

 珍しい「丹羽が特に何もしない話」だが、きちんと今作ならではの教えに満ちており、色々と考えさせられる話だった。今回のテーマは「耳の聞こえない犬」ということで、このテーマを描くのふさわしいと選ばれたモデルは、僕らのアイドル・柴犬。動画サイトをちょっと検索しただけでも大量の可愛い動画が流れ込んでくる最強犬種・しば。そりゃもう可愛いのは間違いないし、特に目を引くのはその表情の豊かさである。困り顔、怒り顔に加え、動物には珍しい「笑顔」すら完璧にマスターしているのが柴のすごいところ。この度登場した茶太郎くんは、そんな百面相も愛らしい模範的柴犬。

 今回のお話がややイレギュラーなのは、これまで頑なに維持してきた「人と犬のライン」を若干踏み越えたお話になっているため。もちろん「ペット大事、ペットの気持ちになって」というのは大前提の教えではあるのだが、そこにクールな線引きをして「まぁ、犬は犬ですけど。言葉が通じるとか思うんじゃねぇぞ」という部分にはしっかりケジメをつけ、「ドッグトレーニング」の重要性を教えてくれるのが本作の特徴。しかし今回の茶太郎は(アニメの演出ではあるが)言葉を話し、言葉を介する犬として登場する。これまでの条理を踏み越えたちょっと不思議な存在なのだが、何故そんな設定かといえば、「それまで話せていた」方が「耳が聞こえず意思疎通できなくなった」という事態の深刻さが伝わりやすいためだ。それだけ「人との繋がりが密だった犬」が今回の主役だからこそ、その犬種はやはり柴がベストだったのだろう。

 おかげで耳が聞こえなくなった後の悲壮さは存分に伝わってきて、「言葉が通じるわけじゃない、でも、間違いなく言葉でコミュニケーションを取っていた」という犬との関係性が改めて浮き彫りになる。今まで外界を捉えるために必須だった「音」という要素をわけもわからずに剥奪されてしまった犬の悲壮さ、そしてそれをどうにかして改善しようとする飼い主の大変さ。「耳が聞こえない犬」なんて今まで想像すらしたことがなかった対象なのだが、そこにいったいどんな解決法があるかと、固唾を飲んで見守ってしまう。きちんとベストな解決法を見つけた今回の漫画家さん、ナイスファイトでした。

 でもさ、実際に耳が聞こえなくなっちゃったら、散歩に連れて行くのとかめっちゃ怖いよね。飼い主の時と同じように、突然近くを人が通ったらめっちゃびっくりして襲っちゃうかもしれないし、車の音が聞こえずに飛び出しちゃうかもしれないし……ちゃんと気づいてあげられるかなぁ。

 
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 救えぬ者は救えぬ、第20話。考えてみりゃ、あれだけの激戦の果てに手に入れた束の間の安寧だったというのに、兵団の連中はみんなしてさっさとなげうってしまうのも姫様的にはどう見えてるのだろうなぁ。

 全面戦争ラウンド2の開幕。ただ、1戦目は「集まった一般人を逃す」という目的が(クリムゾン以外には)あったので兵団側の戦い方はかなり制限されていたが、今回は名目上は「姫様の救出と翼の血主の討伐」ということで攻めの戦。みんなしてなりふりかまってないせいもあり、ボロボロだったはずなのに意気は高い。しかも今回、何故かはよく分からんが教団の偉い人から「時操魔法への耐性」とかいうよく分からんバフまでかけてもらえたので、仮に対戦相手がアルテマティアだった場合でも最低限の戦いはできるように調整されているという。まぁ、残念ながらクリムゾンの分析通りなので、今回も我らがティア様は後ろに控えてるだけなのだけど。教団の連中が時操魔法に詳しくてその対策まで打てた理由は……まぁ、分からんけどなんとなく分かるか。相変わらず個体の命をなんとも思っていない教団コピー軍団は、膨大な魔力の行使により続々老衰死。そんだけの犠牲も厭わない様子を見せられたら、あんだけむかつく教団でも憎めなくもなってしまうな。現時点では「竜の討滅」という目的が完全に合致しているからいいのだが、これで教団と兵団の目的がずれてしまった時に胸糞悪い展開になりそうでちょっと怖い。

 とにかく、虎の子の転移陣を起動して兵団は王都へと急襲をかける。しかし竜側もそれは重々承知のこと。夜が明けない魔法の帷でいきなり出鼻をくじくと、待ち構えるのは生き残った上位竜、総勢3名。何故か前回若返って逆に「死期が近い」という不思議な状態のボルギウスさん。今回はゾラさんがイカれモードになっちゃってコントロールできないので、一番の巨大戦力を繰り兵団を圧迫する役目はボルギウスさんが担当することになった。

 タラちゃんの恨み骨髄でとにかく「八つ当たり」がしたいというゾラさんは再び相見える兵団相手に容赦ない攻め。同情の余地などないはずなのに、こうまで必死になられるとなんだか申し訳ない気分になってくるのだから不思議なものだ。ちなみに前回「ゾラさんを殺せば姫様の毒もなんとかなるんじゃないか」とか適当なことを考えてはみたが、「そんな都合のいい話あるわけないわよ」とのこと。ぜーんぶお見通しかい。まぁ、ゾラさんの立場からしたら、仇の総大将である姫だけは絶対に生かしておくわけにはいかんからな。姫の勧誘とかいう自分の気まぐれが最大の要因だったという事実も、姫を消しておきたい理由の1つかも。

 というわけで、ラグナたちが乗り込んできたもんだから姫様に仕掛けられた毒の呪いは問答無用で発動。いかな銀器姫とて、これには抗えずただ死を待つのみ。残された時間でできることは、ギリギリまで作り続けた未完成品の武器をラグナに手渡すことくらい。それらの銀器姫の末期のあれこれを全部見守って許容してくれてるカムイさんはどこか優しい人に見えなくもない。姫の無念を受け取ったラグナは、もはや何度目かもよく分からないが自分の強さとの折り合いをつけ、さらに一歩前へ。これであっさりカムイと比肩できるようになってたらちょいと興醒めだが。まだ流石にカムイの方が強い……よね?

 そうして各所で上位竜と兵団がぶつかったところで、満を辞して空気も時代観も読めないクリムゾンが最新鋭ゴーレムを持ち込んでの乱入。1人だけ別なアニメやってるみたいな気もするが……問題ないか。そういやスライム先輩だけどこにもいないのだが……どこにったんでしゅ?


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 ごくごくありふれた命の物語、第17話。シンプルな「ペットと人」のお話なんだけど、その分だけじわっと刺さる部分はありますね。

 これまで丹羽たちのサポートに徹していた律佳にようやくスポットが当たるお話。丹羽も若かりし頃に比べたら随分ダラダラと怠惰な生活を送るようになってしまっているが、律佳も一昔前は今よりもずっとハードワークに苦しんでいた様子。そしてその傍らには当然犬。彼女が何故現在犬を飼っていないのか、という疑問に対する分かりやすいアンサー。これまでこの作品では何度も「犬との別れ」について触れてきたが、やっぱり「死んじゃったら次の子は飼えないなぁ」と思うのはごく普通の感覚なわけで。絆が深ければ深いほど、その感情も強くなるんじゃなかろうか。

 今回も別に家庭環境などに大きな問題があるわけじゃないサンプルであり、律佳も仕事のストレスで多少は生活が崩れたが、丹羽の協力もあり、すぐに立ち直ってペットのリサラのために尽くせる体勢を整えた。そう言う意味ではあまり悲しかったり辛かったりする要素は無い幸せなエピソードではあるのだが、いざ別れを覚悟させられる飼い主目線に立たされるとそれはそれでやっぱり辛い。老犬の介護と延命についても考えさせられるよなぁ。今回律佳も言っていたけど、「歳をとって動けなくなっても、生きていてくれるだけでありがたい」っていう気持ちは痛いほどよくわかるのよね。うちも最後の猫は20歳越えの大往生だったけど、多分最後の3年くらいはほとんど寝てるだけの生活だった。それでも、毎朝毎晩ちゃんと顔を見せてくれるだけで安心するし、幸せだったのよね。これって人間側のエゴなんだろうか、それともペットも幸せなのだろうか。考えてもしょうがないお話ですけどね。

 個人的に意外というか、ちょっと悩まされたのは、リサラの病後に丹羽が送ったプレゼントが犬用のお洋服だった部分なんだけど、俺みたいに古い人間は「犬に服着せるなんて……」って思っちゃうんだが、あれって犬にとってプラスの要素なんだろうか。まぁ、着慣れてる犬は特にストレスにもならないみたいだから問題ないのだろうが……「お腹が冷えるから着せてあげよう」みたいなちゃんと効果を期待した着衣の勧めってペット業界では常識なのだろうか。もしそうなら、時代は変わったなぁ、という気がする。

 
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 キメラちゃんダメかわいい、第19話。こんだけ圧倒的戦力の中で、そこまで強くないのに頭悪いから頑張ってクリムゾン様のために戦う姿が甲斐甲斐しい。そんでゴーレムの声が変わってたけど、東地さんボイスはあくまで前のボディのものだったってことなんでしょうかね。まぁ、今回の音声だって一時的なものかもしれないけど。

 クリムゾンさん元気だった。ひと足お先に望まぬ形で鉄火場から退場させられたせいで暇ができてしまい、以前ラグナがぶっ壊したオリジナルのポータルを修復、結果的に初登場となる月面基地への移住に成功。そこで改めて、3ヵ年計画を立ててのんびり竜の討伐計画を練るつもりだったが……なんとまぁ、銀器姫の生存報告とのこと。そうかぁ、やっぱり生きてたのか。前々回の死亡の描写があまり明確ではなかったのでワンチャンあるとは思っていたが、ともかくファンとしては嬉しいお知らせ。ただ、生存とは言ってもカムイの下でただ延命させられている状態ではあるので、訃報が先延ばしになっただけと見ることもできる。ここから姫様生存ルートで無事に救出できちゃったら、カムイがどんだけボンクラなんだよ、ってことになっちゃうので悩ましいところ。先にゾラさんをどこかで討伐できれば、毒が解除されて救出しやすくなる可能性はあるか。

 とにかく「銀器姫生存」はラグナに新しい希望と生きる目的を与えるものだったが、ラグナに余計な感情が介入することをクリムゾンは望まない。なんかもう、色々と面倒になっちゃったので懐柔することを諦め、出会った際に契約に用いた毒物(DNAレベルでの破壊ナノマシン)を発動してすっきりしようとしたが、残念ながらラグナの存在意義は的確にクリムゾンを苛立たせることにある。理由は全く分からないが「空気を読まない」というただ1点でクリムゾンの思惑を超えてしまうラグナ。結局、お互いに譲歩の余地なしということで一旦のお別れである。まぁ、今までこんだけ相性が悪いのによく我慢してつるんでいたと思うべきか。2人の別れに、多分キメラはホクホク、ゴーレムは肩透かし、そしてスライム先輩だけが意気消沈。先輩、こうしてみると一番ラグナに寄り添ってくれるいい人(わるいスライム)だったな。

 そうして姫様救出部隊が奔走する裏側、Bパートは竜サイドのお話。なんとあのボルギウスがよく分からん理由で若返っちゃったという謎展開を見せているが、ネビュリムたちの話からすると末期のほんのひとときのことなんでしょうかね。「先生」と呼ばれた歴戦の竜はまもなく最期を迎えるらしい。結果的には下馬評通りの金星を挙げたカムイだったが、こちらは生来の戦闘狂が悪い方向に働き、竜の天敵となりえる銀器姫を生存させてしまい、挙句は「オレと戦える剣を打て」というオーダー。まぁ、竜たちはみんなしてどこか狂ってる部分があるので、カムイの場合はそれが自分を害する刺激の方向に動いちゃってるってことよね。

 我らがアルテマティア様は、残念ながら寄る辺となる「神」が未だご不在で、時操能力も戻らぬご様子。カムイだけは頼りになるが、信頼していた先生との別れの時も近く、偉大なる翼の王にも不安要素だらけである。少しでもプラスの要素をあげるなら、期待の若手筆頭株であるネビュリムさんの成長著しく、面倒臭い先代翼の王が残した兵器の分析・活用などに目覚ましい活躍を見せていること。先生にも太鼓判を押された若き天才は、最終的には最大級の脅威となってラグナの前に立ち塞がる匂い。

 残念ながら1人取り残されたオルトゾラさんは心が壊れてしまったとのこと。完全に自分の責任で盟友のタラちゃんを失ってしまった影響は大きく、現時点ではラグナ・銀器姫に対する復讐心のみに駆り立てられている。彼の心の安寧を取り戻す方法はあるのだろうか。……多分無いだろうなぁ。人間だった頃の記憶とか戻しても意味ないだろうしなぁ。

 そうして竜サイドが色々とわちゃわちゃしている様子から、ラグナはアルテマティアの瑕疵に気づく。ラグナとは袂を分かったが、どーせラグナがやりそうなことなんて想像がつく。そこをうまいこと利用して自分の目的を成し遂げるために……って、それで今まで何回失敗したと思ってんだ。クリムゾン虐をみると元気が出るので、ぜひとも今後も酷い顔を見せてほしいもんである。


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 また依頼人がプリキュア! 第16話! もう、流石になんらかの陰謀が渦巻いているとしか思えない。プリキュアと繋がる犬アニメ、もう「わんだふる」とかそういうタイトルに変えた方がいいかもしれない。せっかくなのでこの機会にこのアニメの依頼人とプリキュアの関係性をリストにしてまとめておこう。

2話:プリキュアじゃない

3話;佐村の話だから依頼人無し

4話:キュアビート(豊口めぐみ)

5話:キュアメロディ(小清水亜美)

6〜7話:丹羽の過去話

8話:キュアルージュ(竹内順子)

9話:佐村の話だから依頼人無し

10話:プリキュアじゃない

11〜12話:元カノ編、キュアレモネード(伊瀬茉莉也)

13話:プリキュアじゃない

14話:キュアブロッサム(水樹奈々)

15話:おじさんだからプリキュアじゃない

16話:キュアピース(金元寿子)

 ……あれ、思ったよりプリキュアではないか? 一応依頼人の比率でいうと10人の依頼人が登場し、そのうち6人がプリキュアである(厳密に言うと水樹奈々は依頼人じゃなかったが)。……統計学的に有意性が認められるラインは超えなかったか……。

 「毎回毎回中の人ネタでいい加減にしろ」と思われるかもしれないが、今回はエンディングの「おたくの愛犬」コーナーが中の人スペシャルだったし、公認みたいなもんでしょう。もしかしたら各プロダクションに「愛犬の写真を公開してくれるキャスト募集」とかかけてる可能性がなきにしもあらず。早く麦穂あんなの愛犬がみたいですね。飼ってるかしらんけど。

 というわけで今回の依頼人は元気溌剌ひーちゃんだったわけだが、ついに番組初(?)の、「特に深刻すぎる問題を抱えているわけじゃなくて、ほんとに丁寧に丹羽が対処するしかない」という案件。これまでのパターンはだいたい丹羽が山岡士郎のごとく「こんなことじゃ全然ダメですね」ってんで状況をひっくり返してショック療法を行うような展開だったわけだが、今回は丹羽も地道に「多分こういう対処をするしかないんスよね……」というアドバイスを送るのみ。実際、飼い主のマインドにも飼い犬の生活にも命に関わるような問題があるわけではなく(まぁ、死にかけたが)、単に生活習慣を改善し、ちょっとしたところから住環境も工夫することで犬の性格も改善するんですよ、という至極真っ当なトレーニングである。まぁ、考えてみりゃ世の中のペットトレーニングなんて8割がたこういう地道なアドバイスと反復練習で改善するものだろうし、ある意味で最も「らしい」お話だったとは言えるのかもしれない。「生来の運動量が多い犬はとにかくお外に連れてってたっぷり散歩して」というのが絶対のルールであり、そこを守れない人間は犬を飼っちゃダメってことよね。……将来的に犬を飼うなら「散歩が少なくて済む、なんなら室内でずっと飼えるくらいの犬種」でいいかなぁ。……ボクの憧れはコーギーなんですが、こいつは元々牧羊犬だから割と散歩必要量が多いみたいだな……(ありもしない未来への杞憂)。

 
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 園田萌舞子! 園田萌舞子じゃないか! 第18話。正確に言うと萌舞子と萌舞恵と萌舞美と萌舞代と萌舞乃と……じゃないか! ……なぜ人類は軽々しく上田麗奈を増殖させようとするのか……。

 というわけで、アルテマティア要素がさらに爆裂してしまったせいでその他の展開は全部吹っ飛んでしまったのですが、サブタイ通り、ひとまず「兵団転送決戦」は決着を迎えた。前回の引きでラグナ大ピンチな状況だったが、ギリギリで転送が間に合い、彼はカムイの手から逃れることができたようだ。しかしその代償は大きく、一足先に首を刈り取られた銀器姫はどうやら亡き者にされてしまったようである。前回の描写だと死んでるのか、死んでないのかよく分からないとも思えたのだが……ラグナと対話してたのは残留思念みたいなものだったのか……ただ、彼女が「剣を作る」という大目標を立てておいて、何一つ成し遂げずに死ぬタマだとも思えないんだけどな……。

 とにかく、指導者を欠いた兵団は転移に成功したと言ってもほぼ烏合の衆。何も為せぬ邪魔者の集団へと堕してしまう。元々姫のカリスマでまとめられていた集団なのだから、そのトップが失われてしまっては、瓦解するのも致し方ないところか。必死に動いているのはメガネことアイクただ1人であり、どれだけ頑張ったところで数百人規模の難民は彼の手に余るものとなってしまっている。そんな状況でようやく目が覚めたラグナに何ができるかというと……まぁ、人を殺すくらいですかね……。目の前に現れたのは憎きあのアルテマティアのコピー品。いや、どういう存在なのかは全く分かってないのだが、本人たちが「竜ではない」って言ってるんだから竜ではないんだろう。……だとしたらなんやねん。時の魔法は操れてるわけで……やっぱ竜なんじゃないの? 竜じゃないのにラグナがアルテマティアと同等の嫌悪感を抱く理由ってあるのかしら。

 まーよく分からんけど、とにかく銀器姫が嫌がっていた亡命先ってのが「太陽神教」という胡散臭い宗教団体で、そのトップを務めるのがアルテマティアコピー品軍団。この集団を信用しろって方が無理な話で、これまでずっと姫も嫌悪感を示していたし、確かあのクリムゾンでさえつるむのを嫌がっていたのでは。まだまだこの世界には裏がありそうだなぁ……。

 性格の悪い教団からの搦め手をなんとか捌いたラグナが向かう先は、ひと足先に(すげぇみっともなく)転移を済ませていたクリムゾンのところ。イヤはイヤだろうが、少なくとも利害が一致して自分を動かしてくれるのはやはりクリムゾンである。この状況から、またどんな悪巧みが作り上げられるのか……。

 
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Thraxi
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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