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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 本編でどれだけ愛憎劇が渦巻いてもCMクイズではみんな馬鹿、第9話。そういや何で社長じゃなくてアマンザさんが解答者席でボケ役に回ってるんだろうな。

 さぁ、話がグルリと動いた回ですよ。なんかもう、よく分からない展開になっちゃったけども……盛り上がってるなら(特に子安が盛り上がってるなら)それでOKだ。まぁ、「過去が分からない」なんて人間が主人公なんだから、そこからいくらでもとんでもない展開は出てくるよなぁ。

 「過去が分からない」という条件は、これまでクルーの過半数が同じ条件だった。本人も知らないってのはイドだけだったが、他の連中だってわざわざ進んで自分の過去は話さないもので。これまでのところ、全員何となく「前の仕事」は分かってたんだけど、その詳細は語られてこなかったところ。そして、今回めでたくそれが明らかになったわけだ。

 まずはリック。彼は元々レーサーだったことが明かされていたわけだが、言われてみれば、事故で身体がぶっ飛んだのに意識の方がIマシンに残っていたってのは不思議な状況。今まで何の疑問も持たなかったが、賢いアマンザさんは的確にそれを指摘。その結果、彼の現在の意識は保険のためにキープしていた「コピー」であったことが判明する。えー、人格の複製ってこの世界ではOKの概念なの? だとしたら、いくらでもダミーを作り続けることが出来ることになるわけで……倫理上も、法律上も色々と問題が多そうだなぁ……。レーサーだから特権的に認められたことだったんだろうか? 何だかよく分からないが、とにかくリックの「意識」は今や純正品ではなく、あくまでもデータの上での副産物みたいなものだということに。本人はあの通りの軽いノリなのでそのあたりにあんまり悲壮感は無いのだが、それでも大仕事を前にアマンザさんと一緒にちょっとしっぽりした雰囲気。アマンザさん、少しずつリックとの距離が近づいてる感じが分かるのが良いよね。これまでは邪険に扱ってたのに、彼の身の上話を聞いておそらく一番かけて欲しいであろう言葉をかけてくれたし、後のシーンでも、勝負の前におちゃらけるリックに、「緊張するな」と声を掛けている。彼の感情がどのように動いているのかをきちんと読み取ってくれている証拠である。最終的にはこの2人はいい感じになりそう(まぁ、リックの身体が無い以上、いちゃいちゃしようがないけども)。

 そして、今回の主役は何と言ってもカーラさん。前回子安マスクに「身体があるんだけどなー」と分かりやすい交渉を持ちかけられ、それが原因でみんなを裏切っちゃう可哀相な人。まー、アホな野郎共はほとんど肉体をロストしてるので諦めちゃってるんだろうが、目の前に「帰れる場所」があるのをぶら下げられたら、そりゃぁ心は揺らぐってもんで。何で子安マスクはたまたまカーラさんのボディを持ってるんだろう、というのは疑問だったが、どうやらロストしたのもミゲルジャンプ絡みだったようだ。オリハルトの無茶な掘削計画を練っていたある日のカーラさんは、狙っていた鉱脈の暴走でIマシンだけ残してボディは宇宙の彼方へ。そうなっちゃったら肉体には帰還出来ないという。カーラさん、すでにオリハルトの恐ろしさは嫌というほど体験してたわけやね。まぁ、その後流れ着いたボディを子安マスクが確保するまでの顛末は相変わらず謎なのだが、身体の持ち主が超絶やり手の大金持ちファンドマネージャーのものだと知ったら、何となく保管しとくのも分からなくはないかもね。有名人だし、おそらくその後も何らかの機会に政府のシステムに不正アクセスしてる履歴なんかも残してただろうから、「カーラがどこかで生きている」ことは知る機会もあっただろうし。いざというときのための交渉材料としてボディは大切に保管されていたわけだ。……変なことに使われてなくて良かったですね。

 結局、カーラさんはダイレクトな裏切り行為によってイドをおびき寄せ、子安の前に引きずり出す事に加担。でもまぁ、イドが超強かったので結果的にはそこまでマイナスにはならなかった。どうせいつか対峙しなきゃいけない関係性だったんだろうしね。裏切りを巡る対話の中で、「仲間」って言葉を聞いていたたまれないカーラさん可哀相。いや、自業自得なんだけどさ。友情復帰フラグは存分に立ててあるので、多分その内戻ってくるでしょう。マヤとアリス握ったまま逃げるわけにもいかないしね。

 そして、実はイドの正体を知っていた子安マスク。サムからの情報を受けての気づきだったっけ? とにかく、何だか分からないけど「再戦の機会」ってんでテンション上がりまくり。なんと、イドたちが必死になって探していたケイン・有栖川という男は、なんとイドさん本人だったというオチ。ひゃー、そりゃ考えてなかったね。流石にね。まぁ、取り立てて伏線も無かっただろうし(あったのかな?)。ややこしいのは、サム・テイラーやらケインやら、クローン技術でボディを増やしてる状態にあるということ。子安は「本来あっちの身体がお前の」って言ってたから、子安マスクの身体もケイン(のクローン?)だ。つまり、サムという名のクローン、子安マスクを被ったクローン、そして元々の意識としてのイド、全部がケイン。うん? よく分からなくなってきたな……。まぁいいや、事実関係は来週以降に明らかにしてもらえるでしょう。こんだけ謎がこんがらかってる上に、まだ「アリスの正体」っていう最大の謎も残ってるのよね……。残りの話数で全部解きほぐしてくれよ。

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 鈴村夫妻の壮絶夫婦喧嘩が盛り上がる、第9話。代表的な共演作っていうと「空の境界」以来かと思ったけど、確認したらそういや「キャプテン・アース」でもいちゃいちゃしてたっけな。

 ハイパー真鍳ちゃんアワーはまだまだ続く。というか、今回アルタイルもセレジアさんも一秒たりとも登場してないのよね。完全に「真鍳ちゃんのドキドキ殺し合いアワー」っていうアニメになってますやん。まぁ、こういうキャラが描いてて一番面白そうだしなぁ。実際に主人公を差し置いて顕現したってことは作中で一番人気だったのは彼女なんだろうよ。まぁ、めだかちゃんじゃなくて球磨川が顕現するのと同じ理屈ですよ。やっぱり真鍳ちゃんのイメージは球磨川が被るんだよな。どっちも制服キャラだし。セーラー服少女におもいっきり足を絡められてローファーで顔ぺちぺちされるとかいう素敵プレイを何の気兼ねもなくやってくれるのが真鍳ちゃんの良さだと思います。

 さておき、前回はまみかVSアルタイルの壮絶大爆撃で終わったわけだが、普通なら死なない世界で生きているはずの魔法少女も、この世界に顕現してしまったら立派に生身の人間。サーベル乱舞技を食らって無事で済むわけがなかった。一応大技をぶちかましたのだからアルタイルの方も無傷ではないことを願いたいところだが、元々魔法少女の技は人を殺すために作られてないし、どの程度のダメージがあったかは疑問。アルタイルはタフネスも高そうだし、多分そのうち何事も無かったかのように復活することだろう。しかし、まみかの方はファンシーな回復魔法なども無いようで、あとはただ死を待つばかりの身。命懸けで手に入れたアルタイルの真実を何とかアリスに伝えようと奮戦したが、血みどろドロップの向かった先は最悪の真鍳ちゃんだった。幼女の血液トッピングのフランクフルトを平気で食べるようなヤツのところに遺言を残さなきゃいけないあたりが運勢最悪だ。

 ただ、今回の顛末はまみかが不幸とか、真鍳ちゃんがクレイジーとか、そういう要素よりも「ホントにアリスちゃんは脳筋大馬鹿野郎だね」ということの方が影響がでかい気がする。すんでのところでまみかの死の際に間に合ったはずなのに、大事な時間をまみかの手当に使わずに真鍳ちゃんにガン飛ばすのに費やしちゃったからね。どんだけ憎らしい相手だったとしても、あの場面ならまずはまみかに駆け寄るべきだったのじゃないか。意識が朦朧としているまみかは一番大事なことを伝える気力も残っていらず、何とも都合の悪い断片だけを残しての散華。この世界の住人じゃないので、死ぬと存在を残さずに散ってしまうようだね。その割にスカーフかなんかは真鍳の手元に残ってたけども……本人の身体から離れたものは独立して存在可能なのかしら。

 口八丁が最大の武器という真鍳は、物事がなるべく面倒になるようにわざわざ誘導し、アホなアリスちゃんはろくすっぽ考えもせずに策略を頭から信じてしまう。これだから日笠騎士ってやつは……。まぁ、情報の出し方があの形式なら、確かにまみかの遺言が真逆になってしまうわけだけども。何を言われようと「真鍳が言ってる」っていうだけで信じるに値しないと思うんだけどね。まだアリスはそこまで真鍳の人となりを知らないからしょうがないのかねぇ。

 両陣営をかき回した真鍳の次なる狙いは再びの颯太。メテオラにすら話せなかった彼の過去を断片的な情報だけから再構築し、ガンガンカマをかけることによって裏付けを取っていく。まぁ、同じような類推は視聴者レベルでも出来たことだし、おそらくメテオラだって概要は察していたと思うのだが、それを本人によって裏付けられるかどうかっていうのが大事な部分。メテオラは優しさから「本人の口から出るのを待つ」という対応だったわけだが、真鍳は「本人の態度から言い逃れ出来ないように追い詰める」という手管。いくら何でも分かり易すぎる颯太さんサイドにも責任はあるけども……まぁ、ようやくことの全貌が明らかになりましたかね。およそ予想通りだったけども、問題は颯太が隠してた事実が今回のアルタイル絡みの事件で重要な意味を持つのかどうかということ。アルタイルの正体はみんな知ってしまったわけで、その作者がどうなったかってのはあんまり重要な情報ではないよな。顕現のルールを考えると、颯太や作者がアルタイルにどんなキャラ設定を付したかもあんまり重要な要素ではなさそうだし(あくまで大衆のイメージが固着するはずだからね)。まぁ、単に悩める青少年が1人苦しんでましたよ、っていうだけのお話なのかも。

 そして、あわや颯太も真鍳サイドに落ちるか、という展開だったが、颯爽と駆けつけた弥勒寺さんのおかげで真鍳ちゃん劇場は一旦幕引き。あとは拳で語る展開だ。とはいえ、片やスタンド能力で相手にガンガン物理ダメージをあたえられる能力、かたや口八丁で相手の発言をねじ曲げるだけの能力。正面からぶつかって勝ち目なんか無いと思ったが……真鍳ちゃん、普通に身体能力も高いのね。どういう世界観の作品なんだろうか……。更に能力で弥勒寺の力の一部を封印し、試合は思いの外膠着模様。チームの連携がある分弥勒寺サイドの方が有利かと思われたが、そこに飛び込んでくる脳筋女騎士で更に試合は混迷……。このままアリスちゃんが何も分からないままに憤死する展開とかだったらマジで救われないんだが、散々バトルしておいて最後の最後に「全部勘違いだった! ゴメン!」っつって寝返られても「ホント馬鹿だな……」っていう印象しか残らない気がする。つまり、もうアリスちゃんが格好良くなるチャンスはない気がするのだが……せめてまみかの遺志をついで格好良く散って欲しいもんである。

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 カドカステラ、結構なカロリーになりそう、第7話。異方存在がモチーフのお菓子って、そもそも美味そうに見えるか?

 まぁ、元々危機意識に乏しい日本人の反応はそんなもんだろうが……無頓着なわけでなく、あえて危険に突っ込む人間だって中にはいるわけで。今回、前半パートで主役を担ったのはこれまでも何となく取材陣の中では中心的存在だった言野という男。いわゆるジャーナリズムに強い自負を持ち、多少ならば無茶してでも特ダネ掴んでくるタイプ。ただ、カド関係の問題も一段落し、ワムに関してそれ以外の問題も山積している状態であるため、人手が足りずに最前線業務からは引き戻されて雑事を任されるようになっていた。

 そんなところに現れたのが都合のいい金づる。現実で言えばぶっちゃけgoogle。この世界ではsettenと呼ばれる大手メディアの引き抜きを受ける結果になった。どうやら一番最初にヘリでカドを激撮しにいったのが高評価だったらしい。まぁ、いきなりあんなもんが出てきてすぐにゼロ距離まで接近できるのは確かに無謀な勇気ではあるな。無事に部下2人も引き連れてsettenに引き抜かれた言野は、さっそくザシュニナに突撃取材を敢行。政府としては民間人の勝手な干渉は望むところではないのだが、当のザシュニナさんはそのあたりに寛容。っていうか、彼からすると政府を通じる必要などなく、とにかく自分たちの狙いがこの宇宙の人間に伝わってしまえばいいわけで。わざわざヘリポートまで完備してのお出迎え。言野達一行はめでたく真道に続いて「望んでカドに取り込まれた人間」の事例第2号になったのである。

 そこで見せられたのが、前回新たに登場した「眠らなくて良い装置・サンサ」である。どういう仕組みなのかは当然現代科学では説明不可能な代物だが、ざっくり言うとジョジョ7部の大統領のスタンドみたいな能力である。あくまでこの世界で我々が知覚しているのは「自身の断片」に過ぎず、次元を跨いだ向こう側には、実は同じようにたくさんの「自分」の断片が広がっている。サンサはその形状で異方の感覚を呼び起こし、「断片」を意識することが可能になり、結果的に「(これまで)自分(と認識していたもの)が増える」という。いわゆる二重人格とかそういうレベルの話ではない。何しろ、あくまでも「自分の一部」であり、パソコンで言うなら今まで見えなかったところにあったメモリやHDを新たに増設したような状態。今までと同じスペックでの活動を続けていくならば、片方のシステムに仕事をさせれば、もう片方はスリープにしても問題無い。これが「眠らなくても良い」ことの正体である。単に「脳が休む」というだけでなく、あくまで別次元での「睡眠」は実現するので、身体の方も疲労と回復を同時進行で行うことが出来る。睡眠が「無くなる」のではなく「同意に行う」ことで、ゼロ睡眠に関して問題になりそうなポイントは全て解決しているのだ。真道は一応注意喚起していたが、おそらくザシュニナのいう通り、人類に直接的な副作用などは存在しない装置なのだろう。

 そして、これがワムの時とは違って「1個しかないけど、単に映像として見ればいいだけだから」ってんでプレスに伝えたあたりがザシュニナの策謀。報道するかどうかは言野の手に一任されたわけだが、まぁ、遠からず世界に発信されることになるだろう。googleの力でYoutubeに上げてしまえば、そこから複製も自由自在だし、全人類に届くまでに大した時間もかからないのではなかろうか。しかし、相変わらずザシュニナの目的が定かでない状態なので、それがよいことなのか悪いことなのかは分からないままだが……。

 ザシュニナは、真道の言葉を借りるなら「人間らしくなってきた」らしいのだが、それはあくまで読書などのデータの蓄積から、より「この宇宙の人間が接しやすい形」を覚えているに過ぎない。もちろん、実際にこの宇宙の空気に触れ、人間達との接点を持つことで影響を受けた可能性もゼロではないが、異方存在はそんなヤワなもんじゃないだろう。着々と進んでいく異方からの「親交」と「侵攻」は、果たして何をゴールに定め、何を持って「正解」とするものなのか、まだまだ慎重な姿勢は崩せないのではなかろうか。そのあたり、今回初めて真道も何らかの懸念を持っていたようだったし。

 そして、異方に対する慎重論を体現しているのが、浴衣姿でうなじまで見せちゃった徭さんである。彼女、金魚掬いで亀まで捕れちゃう万能超人なんだけど、何故かチョロいイメージが払拭できなくてな……。大変可愛いのでけっこうなのですが、彼女の口からいよいよもって「ザシュニナの排除」という言葉が出てきたことで、物語はいよいよ中盤の山を越えてきた感がある。やはり、徭さんの中には根強く「異方不要論」が残っている様子。彼女はまだサンサのことを聞いていないはずなので、ワムの一件だけでそうした結論に達していると考えられる。真道は彼女の意見にすぐに賛同することは無いだろうが、聡明な人間なのは間違いないので、異方の危険性について、見ぬふりをすることもないだろう。さて、ここからどう展開するのか……。

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 いい最終回だった……第9話。もう、このシチュエーションがこのアニメのラストってことでいいんじゃないかな?

 今期は感想書いてるアニメが少なく、週に4本しかない。これは別に面白いアニメが少ないというわけではなく、残念ながら私生活のスケジュールが折り合わないせいである。ぶっちゃけ、週の頭の方が余裕があるのに、ほとんどのアニメが週末に固まってるんだよ。感想書いてないけど楽しんでるアニメとしては、たとえば「神撃のバハムート」とか「月がきれい」とか「覆面系ノイズ」があります。そして、これら3作品は初見の時点で評価が高かったものだが、1話目ではそこまで印象が良くなかったにも関わらず、ジワジワと関心が高まっているのがこちらの作品だ。

 初見の時は「ビルドファイターズのくせにバトルがめっちゃ適当やんけ! CGもそこまでこなれてないし、キャラも安易だなぁ」とか思ってたのに、話数を重ねるごとにバトルがどんどんどうでもいい要素になり、キャラどうしの絡みだけで攻めてくる展開になったので欠点はほぼ解消された。それに加えて、なんとCGメインだった作劇から少しずつ手書きパートが増えていくという謎進化。実は流し見してたせいで先週時点で気付いてなかったのだが、オープニングが劇的に格好良くなっているのね。ここまでのものが見せられるならアニメ作品単品として充分魅力的。あとは1話目からかっ飛ばし気味だったあおのキャラクターを周りのFAガールたちが盛り立ててくれるだけで言うこと無し。7人もいたらわちゃわちゃしそうなものだが、互いに食い合わずにきっちり役割分担出来ているのが良いね。ネタとしてはベタなものがほとんどのはずなんだけど、CGと手書きのアンバランスな混ぜ込みがかえって独特の味わいになっているし、FAガールたちが手書きになると純正の美少女キャラとして萌え度も高いことが今回のお話で判明したのだ。もう、ずっとこのまま学園生活を続けてくれていいんだぜ。個人的に好きなキャラは(あおを除くと)バーゼです。

 次回予告を見ても、一切バトルする気が無い内容……と思いきや、次回はバトルバトルバトル?! 多分、現状だともう適当なバトルでも割と楽しめそうなんだよなぁ。

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 カーラさんが悪いことしそうっていうだけでぼくぁ満足だよ、第8話。そうかー、そういう仕込みがあったかー。

 前回と今回を併せて、大体の謎部分は明らかになったはず。前回掘り出してきた音声データが完全に真実のみを伝えているという保証もないが、まぁ、ここは素直に信じてしまって問題無いだろう。移動天体ラジーブは「異世界からやってきた変なモノ」であり、その目的はオリハルトのお掃除ロボット。人類にとっては革命的なミラクル物質だったオリハルトも、どこの誰とも分からない別世界の存在からすると「邪魔なモノ」だったらしく、そんなオリハルトを勝手に探して固めて封印してくれる宇宙ルンバがラジーブということらしい。まぁ、確かに空間軸を歪めて遙か彼方に物質をすっ飛ばしてしまう物質なんて、その辺にゴロゴロしてたら危なっかしくてしょうがないかもしれないが。ラジーブが「発動中のオリハルト」のみを狙うという性質から考えると、どうやらその異世界ではオリハルトが勝手に動き出してジャンプを引き起こすという事件が巻き起こっていたと予想される。だとするなら、そりゃまぁ撤去しなきゃ駄目だよね、っていう(まぁ、そのラジーブ事態がジャンプするのはどういうことやねん、とは思うが)。「異次元の存在」については全く何も分かっちゃいないが、多分その辺は有栖川某だってあんまり分かってなかっただろうし、このアニメの本筋ではあまり問題にならないだろう。あくまでも「オリハルトを使うとラジーブがやってくるぞ」というその事実だけが問題なのである。

 この事実が判明したことで、これまでの事件の概要はおよそ説明出来るようになった。最初の襲撃時、ミゲルライン内でのラジーブの不可解な動き、そしてアリスに襲い掛かるという行動原理の謎まで、ラジーブのルンバ機能が分かってしまえば全部なるほどという事態。対策としてラジーブ予防のためにアリスちゃんを軟禁状態にしちゃうのは可哀相だが、彼女が不思議なオリハルトコントロール能力を自分で制御出来ないのだとしたらしょうがない。普通に考えたらマヤたちだって「その薄膜、やめない?」ってアリスに言い聞かせただろうし、軟禁しっぱなしということは結局駄目だったってことだろう。とりあえず、ミゲルジャンプに頼らず、アリスを隠しておけばラジーブ被害には遭わずに済む。おかげで今作始まって以来の時間経過でもってあっという間に2ヶ月経過。無事に宇宙の果てからミゲルネット領域内まで帰還することに成功したのである。ずっと禁欲生活してたクルーたちの反応もそれぞれでちょっと面白い。こういう作品って普通宇宙を漂流するときの食料やらなんやらを心配するもんだが、今作の場合はまともに飯食いそうなのがマヤ・クレア・アマンザさんくらいなのであんまり問題にならなかったな。

 しかし、領域内に戻ってきてしまったということは、現代で言えば警察組織からGPSで探査可能になっちゃうようなもの。携帯の電源は極力オフだろうが、その状態でこれから一生日陰者として逃げ続けるわけにもいかない。機密を知ってしまった重罪人。どうせ逃げ切れないなら、か細い手掛かりからでも何とか黒幕の狙いを暴き、ラジーブ対策を打ち出すことで逆転の一手を展開しようというのが総意となった。まぁ、マヤさんだけはちょっとモチベーションがずれてる気もするけども……こんだけ煮え湯を飲まされても善人であり続けるマヤさんは天使やね。普通に考えたら一介の掘削会社が政府機関に立ち向かおうなんて自殺行為だろうが、このアウトローたちにやってやれないことはない。アマンザさんは完全にお尋ね者サイドに参加することが確定し、適材適所の三文芝居。とりあえず連盟関係の船に忍び込み、そこからカーラさんがごっそりデータを頂くという寸法だ。まぁ、ファルザがどういう風に役に立ってたかはよく分からないが……(データの運搬役?)。

 しかし、敵もさるもの、イドたちの動きは全て承知していた上に、なんと隠し球として「カーラさんのボディ」というとんでもない人質を保持していた。汚い、さすが子安汚い。事前に準備してたってことは、カーラさんたちがこういう事態になるってことは薄々予測してたってことなんですかねぇ。以前ハッキングしかけたことも承知してたみたいだし。頑張ってお偉いさんたちの裏をかいたと思っていても、どうやら大体は子安の手の平の上だったようだ。こうなると、せっかくもらってきたデータもどれくらい信憑性があるかも怪しくなってくるな……。そんなデータの中で「何かありそう」だったのは、有栖川名義で必死に検索していた時に何故か登場したサム・テイラーの存在。はてさて、これは新しい謎だ。イドは「この有栖川とあの有栖川は違う」と言っていたので、「ケイン・有栖川」のことは気にしなくて良いのかもしれないが、そこに突然オブザーバーの男が姿を現すのは流石に無関係なはずもなかろうし。

 むう、今回でラジーブ関係は処理出来たので、残る対決は子安戦が中心ってことになるのか……。なんか、次回予告で仮面が光ってたんですけど、何なんですかね、アイツ。あと麦人さんのジジイの顔が怖い、っつうか、汚い。ああいうどこかイッちゃってるじいさん役ですんなりハマるから麦さんも怖いのよねぇ。

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 少しずつキャスト陣に放課後ティータイムが集まってくる、第8話。あと2人……まぁ、揃わないだろうけども……。

 いや、個人的には豊崎愛生がラスボスポジションのキャラを堂々と演じているのがとても良いなぁ、というのがあったものでね。声優さんってのはインタビューすると「ものすごく悪い悪役とかやってみたい」っていう人が多いのだけど、競争率が高くてなかなか回ってこないのがラスボスポジション。持って生まれた声質もあるので出来ない人はずっと出来ないと思うのだが、そんなナイスなポジションにしっかりとはまっているのは実に見事。今後とも、アルタイルのキャラが良いものになることを願っております。

 閑話休題、いよいよ物語もゴロゴロと転がり始めるだろうか。その最後の一押しといった趣のお話。実際の動きはあまり多くないのだが、そのジリジリとした進み方の最大の原因となっているのは、もう主人公だかなんだかもよく分からなくなってきた颯太のせいである。英雄然とした濃いキャラばかりが集まるこの世界で、唯一人間的な部分が強くでている「普通の男の子」颯太。おかげでこいつの言動を見ているとイライラしてきてしょうがないのだが、まぁ、人の生き死にが関わっている話題だけに、そう簡単に割り切れない思いがあるのかもしれない。彼が抱えている問題は、アルタイルの創出元となった作品の作者のこと。製作された動画には「シマザキセツナ」とクレジットされていたが、まぁ、颯太の知り合いってことはせいぜい高校生くらいだったのだろうし、おそらく本名だろう。この人は元々商業ベースにあった何らかの作品から二次創作を産み出し、それを人気作品まで持ち上げる実力のあった人物。「シロツメクサ」と名付けられた穏当なキャラが軍服の姫君「アルタイル」となって現出したということは、このキャラが強烈に人々に印象づけられていたことの現れであり、それだけ作品に力があったということ。颯太も「とても才能がある友人」と評している。

 しかし、どうやら過去に颯太とセツナは仲違いをしている。いや、正確には颯太の方から一方的に関係を壊してしまった過去を持つ。同年代とおぼしきセツナの溢れる才能に、同じくクリエイターの道を志していた颯太は嫉妬の炎を燃やしてしまった。そしておそらく、そこから何らかの害意を彼女に向けてしまったのだろう(具体的な攻撃行動が無ければ、彼女の死に対して颯太があそこまで罪の意識を覚えてふさぎ込むことはないだろう)。詳細は未だ分からないが、自分が原因で「シマザキセツナ」を殺してしまった颯太。そんな問題を、なかなかチームの面々に切り出すことが出来ず、あろうことか、今回もメテオラに切りだそうとしていたのに結局話せずに終わってしまった。メテオラさんとしては颯太に気を遣って「話せるようになってから話してくれればいいんだよ」という対応だったのだろうが、問題がアルタイルというキャラの本質に関わる部分だけに、颯太はウジウジしてないでさっさと真実を伝えるべきだった。そのあたりの弱さ、才能への葛藤みたいなものは、「Creators」というタイトルを関した今作では一応中心的なテーマになっているんですかねぇ。

 アルタイルの行動原理は、「自分を産み出した神を拒絶したこの世界をぶっ壊す」というものだった。今回、弥勒寺の創造主など新たに「神」のラインナップが増え、「神と被造物」の関係性も多種多様であることが分かったが、アルタイルとシマザキセツナの関係性もまた特別だ。アルタイルが現出した時点で、セツナは死んでしまっていたのだろうか。だとしたら、会ったこともない「神」のためにアルタイルは無茶をやらかしていることになるのだが……まぁ、他作品と違って「二次創作出身」っていうのも彼女の造形に影響を与えているのかもしれない。はっきりとした世界が与えられるわけでもないし、セレジアやアリスなどのしっかりした人物形成基盤が与えられず、不安定な状態でこの世界をさまよっている可能性もあるし。何にせよ、アリスのような「こんな汚い世界は無くなっちまえ」派の急先鋒であることは間違いない。そして、現時点でアリスとトーカーが肩入れしているということは、彼女のような結論に至る被造物も決して珍しくはないということだ。

 幸か不幸か、あの問題児・弥勒寺はそうして「世界をぶっ壊そう」という反応にまでは至らなかったようだが、それでも作者との関係性はあまりよろしくない。まぁ、あんな態度見たら誰でもイラッと来るし、「あなたの神はコレです」って言われたら弥勒寺じゃなくても気分は害するだろうけど。警察もせめてもうちょっと説明してから連れてきてやれよ。でも、今回の諍いのおかげでむしろ弥勒寺さんは割と良い人そう、っていう印象が固まったけどね。社会道徳は大切にするタイプの悪役だよな。

 それに対して、全力で道徳クソ食らえなのが真鍳ちゃん。手練手管を駆使し、ものすごい勢いで情報を集めまくる真鍳。これだけのフットワークの軽さを見ていると、前回疑問に思った「真っ先に原作者のところに駆けつけてぶっ殺す」っていう超展開も彼女なら出来るのかも、っていう気になるな。そんな真鍳ちゃんが目を付けたのは、両陣営にコネクションを持つようになった颯太である。今回の騒動の中心がアルタイルであることはほぼ確定で、そこを探るにはどうやら颯太を揺さぶるのが一番手っ取り早いと判断したのだろう。追求を保留したメテオラとは対照的で、実にクレバーな判断。よわっちい男子高校生を籠絡するなど朝飯前で、とんとん拍子で関係性を取り付けてしまった。彼女は立ち回りの最中に一度たりとも能力は使っていないはずなのだが、素の弁舌だけであそこまで丸め込めちゃうのね。ある意味こっちもラスボス風味だ。

 そして、皆がアルタイルの情報集めで躍起になっている中、アルタイルに一番近いポジションから、ついに立ち上がったまみか。彼女なりの正義の形は、アルタイルの暴虐を許さない。アリスに遺言とも取れる一言を言い置いて、単身で「ボス」に勝負を挑む。颯太から得た情報はほぼ正しかったらしく、これまで不敵な笑みを絶やさなかったアルタイルから真っ直ぐな激情と、事実関係の裏付けを引き出した。これで魔法少女独自のマジカルパワーで友情でも形成出来れば話は早いのだが、残念ながらここはまみかのいたファンシーでご都合主義な世界ではない。アルタイルの信念を曲げることは出来ず、いよいよ始まった本格的な武力衝突。しかし、やはりその力の差は圧倒的で……。

 最後のエクスプロージョン、果たしてどの程度効果があったものか。最近の魔法少女はボコボコに惨殺されるところまでが一仕事みたいな風潮があるのが辛いな……。

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 意外にファルザが話し相手として有能で笑う、第7話。みんなして「立派なクルーの1人」みたいな扱いしてるんだけど、本人(本獣?)はどれくらい人間達の行動について理解してるんでしょうね。

 本当に毎週ピンチに事欠かない本作。なんと7週連続で命の危機である。そして、やっぱりやることと言えば掘削なのである。エスカベイト(excavate)を名乗っているのだからそりゃ掘削をひたすら続けるのが正しい姿勢とはいえ、ここまで地面を掘ることに焦点を当てた作品ってのもなかなか珍しいもんである。

 今回掘る地面は例によって追いかけてきた天体だが、この度、天体内部に眠っていた過去の調査ログを確認したおかげで、めでたくこの「何かよく分からない天体」に「移動天体ラジーブ」という名前があることが確認された。今後はこれを明確な敵キャラの名前として使えるので「天体」やら「隕石」やらよく分からない表現をせずに済むぞ。とにかく、ラジーブがオリハルトを掘削する人間にとっては悪魔のような存在であることは、一部の上流階級には既知の事実だったようである。これまで、エスカベイト社がぶち当たってきた様々な謎も、こうして「ラジーブの存在を知られたくない上層部」という前提条件が生まれるだけでいともたやすく説明出来るようになり、政府は大量のオリハルトを民間に流すわけにいかないので当然オリハルトの大規模盗掘なんて許さないし、それを確認した上で、わざわざオブサーバーを気取って懐柔する振りまで仕込んでくるのも破れかぶれの一手。イドたち御一行は、アリスに出会い、ラジーブの襲撃を受けた時点で、すでに軍の最重要機密を握ってしまった状態であり、もう逃げる以外の選択肢が無いのである。

 改めて構造を確認しておくと、宇宙空間の大規模転送を可能にした夢の鉱物オリハルトには、やっぱりそれ相応のデメリットもあったんだよ、というお話で、あんまりオリハルトの所持量が増えすぎると、どこからともなくラジーブがやってきてボッコボコにされてしまうぞ、ということらしい。「移動天体」っていう存在が何なのかは相変わらずさっぱり分からないが、とにかくオリハルトはラジーブのご機嫌を損ねないよう、なるべく遠くでこっそりと運用する必要があったということだ。この事実が民間に伏せられていた理由ははっきりとは分からないが、まぁ、実用技術としてさっさと運用したいのにこんな特大の問題を抱えたままだ、ということが分かったら誰もミゲルネットなんて使ってくれないからね。例えば現実世界の飛行機だって、「とても速くて快適な移動が出来るけど、時たまランダムにグレムリンから襲撃されるかもしれません」なんて言われたらみんな怖くて乗れないだろう。ミゲルネットという夢のシステムを運用する上では、(最低限の安全は確保する前提で)脛の傷を隠して上澄みだけを活用するのが最善という判断だったのだろう。そのために、ラジーブに近づかないようにミゲルネットが歪んでいた、なんて話もありました。

 こうして、ラジーブとオリハルトの関係性は何となく示されたわけだが、イドたちからすれば「もっと早く教えてくれよ」ってなもんで。前回オブサーバーのおっさんと一緒にラジーブの襲撃を受けた輸送ポッドは、アリスともども一緒に天体内部に飲み込まれてしまった。おそらくラジーブの狙いはこれまでと変わらずアリスの保護だったのだろうが、そのついでに周りの余計なものを取り込むことについてはあまり頓着しない様子。Iマシンのイドだってキツい状態だが、宇宙空間に放り出されたマヤはもっと大変。ついに「宇宙空間で酸素が危ない」系のミッションが発生したのである。

 運良く一緒に取り込まれていた過去のデータを入手して真実へ一歩近づく事が出来たイド。瀕死の大ピンチをなんとかジャンプが間に合った社長の涙に濡れる転移弾頭でギリギリクリア。オリハルト技術の粋とも言える転移弾頭だが、これってラジーブにも効くもんなのね。ひょっとしたら、転移させた質量はすぐに戻ってくる可能性もあるが、これまでの戦闘から、天体そのものはそこまで速度が無いことは分かっているので、イドの救出のためには一時的にでも空間をこじ開けてやればOKだったということだろう。まぁ、アレってちょっとでも目測や威力を誤ればイドやマヤごと吹き飛ばしてた可能性もあるのだが……。流石にイドの位置座標くらいは把握してたのかね。

 マヤの酸素はすでにリミットを迎えていたが、アリスを覆っている謎のバリアー空間(オリハルトの力で酸素をイン、二酸化炭素をアウトする防護幕らしい)に潜り込むことで一命を取り留める。こうしてみると、やっぱりアリスには敵対意志は無いし、むしろマヤたちと一緒に過ごしたいと思っているようなのだが……アリスの意志とラジーブの意志はまた別々なのよね。過去に天体調査を行っていた研究者の名前は有栖川というらしいが……、このあたりの関係性ってどうなんでしょう。多少ほどけてはきたが、相変わらず謎は多いままやで。

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 まみかがどんどん常識人ポジションに抑え込まれる不憫さ、第7話。濃いキャラクターばっかり現出するもんだから、結果一番設定の穏やかな子供向けキャラがツッコミに回らざるを得ないという。

 今回はあんまり話に大きな動きは無かったかな。大体前回までで想定されていたことを確認してまとめた感じ。まぁ、キャラはどんどん増えてるので画面としてはとっ散らかった印象ではあるのだが。

 前回の乱戦模様に、更に弥勒寺も飛び込んできて何が何だか。とりあえず方向性だけでもまとめておくと、当座の「正義」サイドに位置しているセレジア・メテオラ陣営に、確実に「悪」の姫君サイドに与することが決まっているアリス・ブリッツ組が対峙する。その中間で揺れ始めているのがまみかだったわけだが、とりあえず彼女の望みは停戦であり、被造物どうしが戦う必要は無いと主張し、何とか双方を鞘に収めようと努力する。しかしその願いも空しく、どうやら以前の邂逅で因縁が出来てしまったらしいブリッツと弥勒寺の衝突が激化。しかも弥勒寺はスタンド能力でもって1対2の戦闘も余裕らしく、一人でブリッツ・アリスの2人を相手に大立ち回り。原作では人気の悪役キャラだったらしいが、割とシンプルな近距離パワータイプの能力のくせにどこまで人気が出たものやら。流石にこれだけ暴れられるとまみかはそれを抑える側に回らざるをえず、結局ブリッツ・アリス・まみかの3人共闘態勢みたいな図式に戻った。弥勒寺が単体で強烈な武力を持っていたため、混戦模様からまみかを守るためにアリスが一時離脱。結果だけを見ればまみかはアリスに楯突いた形になるのだが、彼女がどれだけ思い悩んで割って入ったかはアリスも理解しているようで、2人の友情はまだ崩れていないらしい。

 残されたのはセレジアたちに加えて、強引にバトルを終わらせるために降ってきた鹿屋、そして高みの見物と決め込んでいたギザ歯女子高生の築城院真鍳(まがね)。すでに前科一犯となっている真鍳に対してはセレジアたちが連行を試みたが、これまでのどのキャラとも違う絡め手タイプの真鍳にセレジアの直球タイプはあまり向かない。気付けばスルリと逃げられてしまい、問題は先送りになった。一応、弥勒寺はセレジアサイドと敵対する意志は無く、巨大ロボに興味を引かれたこともあってか、無事に警察の保護下に登録されることになった。でもまぁ、元が悪役キャラなわけで、大人しくこのまま味方のままでいる保証は無いけど。ついでに、一応主人公キャラだったはずの鹿屋も、なんかモチベーションが定まってなくて今後が不安なキャラである。こいつ、綺麗なおねーさんとかが出てきたらコロッと敵サイドに乗り換えそうで怖い。

 弥勒寺たちの会議で注目すべきは、彼の提唱した「キャラたちも変わっている」という言説である。登場時には「設定された」キャラのアイデンティティのみを持っていたはずの被造物だったが、「神の世界」とのコンタクトというあり得ない干渉により、すでにそのキャラクターは変質が起こっているという。確かに穏健派側のセレジアだって、たまたま聡明だったからこの世界の事情に理解を示したが、それだって元の彼女のキャラに沿った反応かと言われたら怪しいところ。一見すると野放図な弥勒寺や真鍳も、「神の世界」を認識したことでキャラを変化させている可能性は充分にある。

 そして、そんな変化をもっとも強く感じさせるのが、心痛める少女、まみかであった。彼女は元々子供向けアニメの平和なメインヒロインだったはずなのだが、顕現して以来の彼女の振る舞いはどう見ても「メインヒロイン」のものではないだろう。この世界は信じる力も希望の魔法もなく、あくまで彼女を番組の都合で産み出した「神」の集合体がいるだけの場所。そんなところで馬鹿正直に魔法少女を守り通すことなど不可能であり、彼女は自分のオリジンや行く先に心を痛める普通の女の子になってしまっている。一時撤退後にアリスとはどのように折り合いをつけたのだろうか、彼女は再び街へと繰り出し、偶然見つけた颯太にコンタクトを取る。セレジアやメテオラと違い、たまたま一緒にいた一般人なら話を繋ぐのに丁度良いという判断だろうか。魔法少女の衣裳を脱ぎ猫耳パーカーをまとった彼女は、本当にタダの一般人にしか見えなくなっているのである。

 しかし、一見すると一般人同士のように見える喫茶店での対話も、その実は被造物と、その秘密の一端を握る「本当の主人公」の対話である。颯太はこれまでなかなかアルタイルの真実を他人に切り出せなかったが、まみかの真摯な態度に心打たれ、ついにぽつりぽつりと「姫君の真実」を語り始めた。時を同じくして、チームの面々もアルタイルというキャラには辿り付いた。素人の創作物から産み出された異色の存在、アルタイル。颯太曰く、彼女は世界を憎んでおり、「大崩壊」も起こしかねないような人物であるという。少しずつメテオラの仮説が補強されていく形か。そして、颯太とは別方向からアルタイルに辿り付いたチームの面々は、更にそれに加えて「被造物が顕現する範囲が偏っている謎」にも迫る。曰く、アルタイルが諸悪の根源であるとしたら、彼女もしくは彼女の創造主が認識出来る作品の範囲内でのみ顕現が行われるという。なるほど、確かに世の中にはフィクションなど星の数ほど存在するわけで、その中からラノベ・アニメ・漫画のみに限って現象が影響を与えているのは、その中心に何者かの「ルールを規定する存在」を想定するのは自然なことかもしれない。「世界中のあらゆる作品」ではなく、「どこかの誰かが認識出来る作品」が勝負のステージ。そしてその「誰か」の候補としては、今のところアルタイルが一番相応しい。

 現時点において、例えば「アルタイルは望んだ作品からキャラを顕現させられるのか」とか、色々と謎は残っているのだが、少なくとも漠然と産み出される被造物の1つのサンプルとしてアルタイルが存在しているわけではない、というのは大きな手掛かりになりそうだ。加えて、元となる作品世界を掘り下げることが出来れば、彼女の目的も透けて見えることになる。本来ならば颯太はそのことを認識した上でもっと早くに真実を伝えておくべきだったと思うのだが、それをやらなかったということはやはりアルタイルの作者に何か思うところがあるのだろう。どうも、今回の回想なんかから見るに、すでに原作者となった女性は亡くなっており、その原因の1つとしてアルタイルがいるようだが……。「彼女は世界を憎んでいる」という時、颯太は最初「ボク」と言いかけていた。「彼女はボクを憎んでいる」なのか、それとも「ボクが世界を憎んでいたから」なのか。恨みつらみの物語としては後者の方が可能性が高いだろうけどね。作品が原因で命を奪われた少女、そして、そんな作品から世界を憎む姫君が顕現した。そう考えると、何か分かりやすい因縁の物語はつながりそうである。

 ところで、今回は真鍳さんが速攻で原作者の居所を突き止めてぶっ殺しに行ってるわけだが、彼女はどうやってそんなことが出来たのかは不明である。何か隠し持った能力があるのかもしれないけど、普通に考えたら原作調べれば全部能力は開示されてるはずなんだよね。何か、能力をものすごく器用に使うことで問題解決出来る方法でもあるんですかね。それが可能だとすると、割と万能キャラの可能性が。

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 30分間立方体がゴロゴロするだけのアニメ、第6話。未だかつてない時間とシナリオの使い方だぜ……まぁ、おかげで今作が始まって一番のほっこりエピソードになった気はします。実家でくつろぐ真道さんとかさ。

 品輪博士の圧倒的知性(と無邪気さ)によってワムの大量生産が可能になってしまった人類。首相がしかつめらしい顔で色々覚悟した結果の判断だったはずなのだが、さて、いざ蓋を開けてみるとこのワム製造ってのが意外にむずい。どうやらこの宇宙の感覚に馴染んでしまった人間にはコツが掴みにくいとのことで、おそらく私のようなおっさんには無理なのだろう。子供の方が作りやすいって言ってたけど、多分順調にサンプル取っていけば各国もそのくらいのことにはすぐに気がつくから、多分数日で量産体制に入れると思うんだけどね。品輪博士の研究室周りだけでも2件は成功実績があったらしいし、全世界で見ればかなりの大規模進行になるんじゃなかろうか。

 でもまぁ、いきなりそんな突拍子も無いものを渡されても、素人がどう手を出していいかも分からないだろうし、ベースとなったワムはおそらく国連に提出済み。すぐに世界がぶっ壊れるとかいう事態にはならずに済んだらしい。少しずつ「何か」へのカウントダウンを行っているという静かな地雷原の中、何故か突然持ち上がった議題は「カド移転計画」であった。ぶっちゃけ、この移転、本筋とはあんまり関係無いんじゃなかろうか。いや、ひょっとしたら今回の話も後で何か伏線になってくるのかもしれないけど、多分、あんまり有機的に絡んでこない単発エピソードだと思われる。そもそもザシュニナは「羽田から動かさない方がいい」って言ってたくらいだから、今回の移動に異方の意志は介在していない。あくまで、日本側が「だって羽田にあんなもんがあったら邪魔じゃん」というすごく所帯じみた理由から持ち上がった問題なのである。これまでの「異方とのコミュニケーション問題」とか「世界終わっちゃう問題」に比べれば、「羽田の営業再開を何とか進めたい問題」のなんとちっぽけなことか。でもまぁ、もし実際に直面したらけっこうな大ごとなんだよな。日本と世界を繋ぐ大動脈ですからねぇ。

 で、結局ザシュニナは日本政府の要請を受けて移動に手を貸すことにしたわけだが、例えば「一定の安定した平面が欲しいな」とか、「瞬間移動はちょっと困る」とか「移動するときもどこかが接してないと据わりが悪い」とか、今回の移動を盛り上げるためだけの設定がほとんど。つまり、何が言いたいかというと……、今回の話、単にあの立方体が転がしたくてやっただろ。もう、「一辺が2㎞の立方体を東京で転がす図」が描きたかっただけだろ。そのためにあんな大仰な準備をして、設定を盛り込んで、転がした。面じゃなくて辺で接すれば最小限やで、とかいう小ネタを挟んではいるが、これまでのギリギリの交渉ごとやSF展開に比べれば、割とイメージもしやすく、分かりやすいお話になっている。結局、目で観て分かる「何か凄いこと」をカドでやりたかったので、一番分かりやすく「めっちゃ動かす」というお話になったのだろう。立ち上がったり倒れたり、移動する立方体はあたかもラミエルのごとく。この画の先駆的なデザインを作ったと考えるとやっぱりエヴァってすげぇな。

 思い返してみれば、あれだけ鳴り物入りで宇宙に飛び込んできたカドも、1話目以降は特に動くこともなく、「地味な」画面で展開してきた作品なのだ。ここいらで一つ、特大の大きなモーションを作ってせっかくのCGアニメの面目躍如と行きたかったのではないか。まぁ、実際に「ただ動かす」だけでも怪獣映画みたいな騒動になっていたので面白かったのは間違いないんですけどね。ただ、こんだけ諸々動かした結果、次週が総集編になっちゃったってのもいかがなものか……うーむ、新しい話まで2週間待たなきゃいけないのはストレスですぞ。

 だってさぁ、単にゴロゴロするだけのお話だと思って油断してたら、最後にザシュニナがもう1つ爆弾をぶっ込んできましたからね。そうか、次はそうなるのか……。異方存在が人類に、この宇宙に何をもたらしたいのか。現状ではさっぱり分かりませんね……。「寝なくていい」って言われても、「眠る」って楽しいことだしなぁ……。欲がなくなっちゃうのかなぁ……。

 追伸:だんだん徭さんが真道に対して柔らかい表情を見せるようになってるのは良いと思います。

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