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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 カーラさんの見事な前蹴り、第6話。あのバーチャル空間って何か身体的なダメージは発生するんでしょうかね。っつうかそもそもエバートランサーって痛覚あるんですかね(まぁ、日常生活の問題を減らすために多少は導入してそうだけど)。

 問題は一向に解決せずに謎ばかりが増えていきますよ。結局オーア改めアリスちゃんは「何かイドの真実を掴んでいるぞ!」ということだけは分かったのだが、広い宇宙空間、しかもミゲルネット外まで放り出されたエスカベイト社は毎回ギリギリの死線をくぐり続けている。何しろ相手は無限の出力と無限の体積、そして人智を越えた攻撃手段を持つ天体である。どれだけご立派な装備を構えていたって立ち向かえるもんではなかろう。アリス奪還から何とか逃げられるかと思いきや、天体サイドはなんとオリハルトを直に転移させて、更にそれを媒介して転移を連打するという、金に糸目をつけない圧倒的ジャンプ攻勢に出た。そんなことをされたら、そりゃ人類は死ぬ。

 しかし、大ピンチでも何とか切り抜けられるからこその主人公チーム。万事窮したと思ったタイミングで謎の救助隊が登場。地獄に仏とはまさにこのことで、助っ人の皆さんも金に糸目をつけずにガンガンオリハルトをぶっ込み、今度は導入じゃなく排出のための兵器として使用した。まぁ、やってることは天体側のワープと同じ理屈だが、飛ばす先がとんでもない場所なら、それはワープ兵器ではなくてシンプルな殺戮兵器になるという寸法だ。それ、条約で認められてる兵器なんですかね? 理論上は可能だろうけど、それをやり始めたらマジで宇宙戦争がドツボになりそうなんだけど……まぁ、多分対人で使っちゃいけないとか、そういう条約があるんだろうよ。

 一命を取り留めた面々は、連盟軍とはまた違う勢力の一端、オブザーバーのサム・テイラーと名乗る男に面会する。オブザーバーはその名の通り、政府を監査するオンブズマンであるという。アマンザさんも巻き込まれた先のエスカベイト襲撃は当然軍の総意ではなく、どこかの誰かがやった越権行為だったと言い出してきたのだから、本当は渡りに船の存在のはずなのだが、すれっからしたアウトローな皆さんはうまい話にもなかなか食いつかない。「なんか嫌」とかそういう理由で彼の提案を蹴る流れに。まぁ、胡散臭かったのは事実だし、マジでろくでもない行動に出ちゃったし。「連盟軍と別組織」というところまでは本当なのだろうが、だからといって「アリスを狙ってません」とは一言も言ってないわけでね。もう、この世界にはアリスが欲しくて無茶しちゃう連中ばっかり見たいですね。現時点でもイド・連盟軍・オブザーバー・そして謎天体と、四者四様の幼女争奪バトルが進行中である。

 一時はアリスを拐かされてしまったが、なんとミゲルライン内でも天体さんの襲撃は続く(まぁ、あんだけジャンプ出来るんだから当たり前だが)。そして、ここで今回最大の謎がいくつも噴出。1つは、何故か天体さんがアリスではなくオブザーバーサイドの船を狙ったということ。これまでの流れならせめてストゥルティ号(エスカベイトの船)を狙うところなのだが、そっちではなくてまずでかい方の船を叩きに行き、実際に甚大な被害を与えていた様子。天体の意図が未だ掴めていないわけだが、とりあえずアリスの身の危険を阻止することが第一目標なのかな?

 そして第2の謎として、それまで飄々としていたテイラーが、イドと顔を合わせた途端にいきなりテンパったという事実が。特に前準備無しで精神官能してたらしいのも謎だが、そこからマジギレしはじめて「何で生きてるんや! はよ処分せな!」とか言い始めたのは謎謎&謎。どうやらイドさん、記憶を失う前までは相当な問題児だったみたいだぞ……。いや、ひょっとしたらアリスと同じような異界存在だったのかもしれないけど。アリスって「人間じゃない」のは確定してるけど、まだIマシンに乗れるかどうかは分からないもんね。

 結局、謎は解けずにむしろ増えるばかり。アリスちゃんのきゃっきゃするロリボイスだけが唯一の癒し。次週もそんな癒しにすがって生きていきましょうね。

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 CV日笠陽子の女騎士は本当に話が通じない、第6話。別作品では何とかファルネーゼ様が大人しくなってくれたというのに……どうあがいても堅物なんだよなぁ。小難しい言葉ばっかり使ってるからSAKIMORI感あるけどな。

 前回からの引きで軍服の姫君の正体が明らかになるかと思われたが、結局そこは触れられずじまい。颯太ははっきりと何かを認識しているはずなのに、それをセレジアに伝えず隠していたというのは何だか意味深である。別に颯太が世界の創造やら崩壊やらの命運にかかわっているとも思えないし、何か手掛かりがあるならセレジアや菊地原さんたちと情報共有した方がいいと思うのだが……何故、彼は姫君の正体を伝えなかったのだろうか? 伝えることで彼に何か負担がかかるということなのだろうが……今のところ想像が付かないんだよな。知り合いの女の子が作った二次創作キャラみたいなんだけど、別に政府に報告したからって作者にデメリットは無いはずなんだよね。むしろ、作者が知人なのだとしたら、姫君の手に落ちないように速やかに保護する必要があるわけで、颯太が隠す理由は何一つ無いはずなのだが……どうなんでしょうね。

 結局そっち方面の話は一旦お預けで、まだまだ出てくる面倒臭いキャラクターたち。この世界に顕現する条件を満たすため、自然とどのキャラも一筋縄ではいかない曲者揃いになるのだが、今回登場したのはそんな中でも輪を掛けて面倒そう、というか普通にワルモノである。セーラー服の彼女は今回名前すら明らかにされなかったのでオリジンはさっぱり分からないのだが、まぁ、ラノベ系の作品世界でしょうね。剣と魔法でドンパチやるタイプではないが、学生服のままで異能を使うということは、イメージとしては「禁書」とか、あとは「物語」シリーズとかその辺かな。中の人のせいもあって西尾維新作品に出てきそうなイメージ(中の人夫婦は何故かどっちも面倒臭そうなラノベの悪役で登場してるのは笑う)。

 「嘘の嘘」という能力を使うセーラー服姿のギザ歯女子は、まるで女版の球磨川禊である。どうやら自分でついた嘘を一度相手に「嘘だ」と指摘されないと能力が発動しないようだが、これもまさしく能力バトルものっぽい設定。本屋のおっさんにはそのまま「嘘つけ」と言われたことでケルベロスを顕現させることが出来たし、対アリス戦でも「でまかせ」と言われたことで発動条件を満たしたようだ。ただ、アリスが「槍で貫かれる」という結果にまで至らなかったところを見ると、何かもうひとつ段階はあるみたいだけど。おそらく、あそこでセレジアの邪魔が入らずに彼女が槍に刺された瞬間、事象が逆転してアリスが貫かれることになってたんだろうね。そのあたりはまだ謎のままだし、今後彼女がその能力をフル活用するキャラになるかどうかも分からないけどさ。

 とりあえず、いよいよ現れた「問題児」キャラということで、セーラー服を巡ってセレジア陣営とアリス陣営(姫君陣営)が睨み合い、ちょっとした三すくみの様相。「実際に人を殺した被造物」が出てきちゃったんだからとりあえずそいつを無力化してから喧嘩すりゃいいのに、とは思うのだが、お互いに丁々発止で出会っちゃったら止められない。一応、今回はメテオラを起点とした話し合いフェイズも設けられた。現時点では姫君の言っていることに何の後ろ盾もないのだから、普通に話し合いをすればメテオラの方が有利なはずなのだが、彼女の正論にもアリスは聞く耳を持たない。彼女が非常に頑なな人間であるというのも1つの理由だが、もう1つの原因として、出身世界があまりにも悲惨すぎるという要因もあるう。「神の手によって産み出された被造物」という事実を受け入れるかどうかで1つ目のハードルがあり、何とかそこを乗り越えたとしても、「そんな世界を作った神がいる」という事実が許せるか許せないかという線引き。例えばメテオラはゲームをプレイして「許す」という結論を得たし、セレジアは作者本人と交流を持ち、許すとまではいかないがとりあえずは協調路線を歩めることを確認した。その他、鹿屋はあんまりそういう小難しいこと考えてないみたいだから除外ね。

 となると、「作者が許せない」サイドの最右翼に残るのがアリスさんなのだ。というか、アリスさんだけなのだ。おそらく彼女は自分でもどこかおかしいことは分かっているだろう。まみかという「よく出来た」味方がおり、彼女が待ったを掛けている時点で、自分の行動に義が無いことは薄々気付いている。しかしそれでも、今自分がここで意志を飲み込んで相手に従ってしまうことは、自分の世界の惨状を認めること、ひいては全ての非劇を甘んじて受け入れることになってしまう。実際には今彼女がどのように振る舞おうと作品世界に変化はないはずなのだが、彼女の世界ではこの「神の暴挙」を認めるわけにはいかない下地が用意されてしまっているのだ。軍服の姫君も、上手いことがんじがらめにしてしまったものである。

 アリスさんは決してお馬鹿なわけではないのだろうが、もう止まることが出来ない可哀相な子。それに対し、まみかはちょっと馬鹿かもしれないけど、考え直すことが出来そうな子。メテオラの話も受けて、まみかは姫君サイドの行動に待ったをかけた。しかし、アリスのバックアップを務めるゲキ渋のおっさん、ブリッツ・トーカー氏もセレジアサイドを攻め立てている。彼はアリスと違って割と冷静に現状を見つつ行動しているはずなのだが……それでも賛同しているということは、姫君サイドの行動原理にもまだ何か判明していない「道理」があるってことなんでしょうかね。結局どちらの陣営も「分からないなりに」しか動けないため、互いを抑制する決定打が無いのが現状だ。

 でもまぁ、今回の対話を見れば、ほとんどの連中は悪い奴ではないわけで、何か平和的な解決がありそうにも見えるのだが……そこで問題になるのが、今回出てきたみたいな「純正悪い奴」な被造物の存在よなぁ。今後もっとこういう連中が出てくるとちょっとまずいかもしれない。なんか、油断すると鹿屋が勝手にロボット呼び出して街壊しそうな懸念もあるし。やっぱり、被造物はその存在自体が問題なんだよなぁ。政府も頭痛いだろうなぁ。

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 前回あたりからそうなんだけど、このサブタイトル何なんだろ、第5話。「ワム」までは意味が分かったんだが、そっから先のサブタイは謎ワードなんだよな。これも後で関わってきたりするのかな……。

 相変わらず1秒たりとも油断出来ない展開が続く。幸い、今回の問題は非常に分かりやすく、「無限エネルギーを手に入れてしまった日本、果たして国連との折り合いは?」という政治バトル展開に……なると思ってたんだが……やっぱり予想の斜め上。もう、毎回フルスイングでバットごと飛んでいく勢いである。

 今回、ザシュニナは徭さんに「見解の相違だ」という言葉を放っている。何気なく流してしまいそうなありきたりの一言ではあるのだが、今更ながら、この言葉の意味を考えてヒヤリとするものがある。もっとも単純なうわべの意味だけを解するなら、「ワムで人類が幸せになるとか不幸になるとか、そんなの考え方次第だよ」ということになり、実際に国連を巻き込んだ世間の騒動はそういうレベルの話で進行している。ワムの登場で満たされる人もいるかもしれないし、殺される人も現れるかもしれない。ワムをコントロールするために、あらゆるものを犠牲にする国だって出てくるかもしれないだろう。そうした「幸か不幸か」の次元というのが、もっとも分かりやすく「見解の相違」が生まれる部分である。

 しかし、改めて考えるに、ザシュニナは果たして「人類の幸福」について思索を巡らせる必要があるのだろうか? そもそも異方が何故ワムをこの世界に持ち込んだのかは一切分かっていない。ザシュニナは「正解に辿り付け」と言っているのだが、その「正解」が「人類不偏の幸福である」などとは一言も言っていないのだ。では、彼は何を考えているのか。

 現時点でそれを推察する手段は全く無いのだが、少なくともこの「正解」というワードについて、人類側と異方側で「見解の相違」がある可能性は認識しておくべきだろう。誰かの幸せとか、人類の存亡とか、そういうレベルの話ではない。ザシュニナはあくまでコミュニケーションを行うためだけに現在のような形状を選択したという経緯があり、彼がこの地球、この宇宙において「人類」というただ1つの種、ただ1つの生命に何らかのこだわりを持つ必要すら無い。あくまで、この度たまたま意志の疎通が可能だったから人類に話しかけてきたという可能性だってあるのだ。そんな異方存在がワムを提供してきた目的が、「人類の幸せ」なんてぼんやりしたものであると考える方がおかしな話ではないだろうか。

 何が言いたいかというと、「ザシュニナってキュゥべえと大して変わらない可能性もあるよね?」ということである。まぁ、あの淫獣は明らかに自己存在のために人間を食い物にしようという意志があった分タチが悪かったが、ザシュニナの場合、そうした意志すら存在しているかどうか危うい。彼が人類にワムを渡し、辿り付きたい「正解」が何なのかは現状で分かるはずもない。極端な話、これが原因で核戦争ならぬワム戦争に発展し、人類が根絶するまで殺し合うことが「正解」である可能性もゼロではないのだ(そして、現状そのルートだって見えているのだ)。「見解の相違」とはよく言ったもので、人類は未だ、彼の真意を一切測れずにただ踊らされているだけ。

 そしてザシュニナ側は、あっという間に人類の底を見定め、こちら側の方法論は軒並み習得・活用しているのである。例えば彼は真道との対話で「あまり無茶をするなよ」と言われた際に「無茶?」と聞き返しているが、元々スマホから言語データを吸い上げた彼が、「無茶」という単語だけを知らないなどと言うことはあり得ず、あのシーンでザシュニナは確実に「とぼける」というコミュニケーション手段を執っている。真道に「無茶をするな」と言われて「分かった」でも「嫌だ」でもない、「ぼかす」という反応をすることで、その後の展開で「無茶しちゃうかもなぁ」という事実をにおわせているのだ。そして、実際の総理との会見も、個別で会談を設けた経緯について「必要に応じたまで」と言っていたが、その「必要性」を理解している時点で、彼はすでに日本式のコミュニケーションを完全にマスターしている。そして、通り一遍の決まり文句だけを吐いて人類の英雄たらんとした総理を(おそらく彼の狙った通りに)導いたのだ。穿った見方なのかもしれないが、現時点でのとんでもない展開は、すでに人類の手を離れ、異方存在の思うがままである(まぁ、「思って」いるのかどうかすら定かでないが)。

 とはいえ、アニメの演出からメタ的に邪推すると、今回の展開はそうした真っ黒なネガティブ展開ではなく、あくまでも「日本政府はリスクを冒してでも全人類の幸福を選択したぞ!」という英雄的なエピソードに仕立てているように見える。大天才・品輪博士の存在も、いかにも「日本が誇る科学技術力」みたいなものを体現しているようだし、国連が動き出すまでの短時間のうちに、言わば世界を「出し抜く」ことになった展開はどこか爽快ですらある。おそらく、現状は真道たちが道を作って「正解」ルートを歩んでいるのだろう。あとは、ここから人類全てがどのように異方の狙いをくみ取るかの問題だ。まだまだ先は見えませんね。

 ちなみに余談だが、今回博士が作ったワムは実際に折紙で作れるそうで、ちょっと調べただけでもオリジナルの製作者のブログに辿り付いた。まぁ、もちろん無限のエネルギーが溢れ出たりはしないけど、独特の形状から何かSF的なテイストを感じるのはよく分かりますわね。実際に「存在している」ものからこうして不可思議ストーリーが飛び出してくると、どこまでが現実でどこからが虚構なのかが曖昧になって愉快である。「人間が頭で想像出来ることは、全て実現可能である」と誰か偉い人が言っていた気がするが、さて、ワムはどこに転がっているでしょうかねぇ。

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 駄菓子屋が多すぎやしませんかね、第5話。今作は放送後のCMまでが本編だからな、見逃すなよ。

 毎週確実に命の危機を迎えることに定評のあるアニメ。ただ、今回は直接クルーに危険が及ぶ要素はこれまでよりも少なく、とにかく幼女にスポットが当たった命の危機である。せっかくオーアちゃんという名前をつけてもらった幼女だったが、あっさり「アリス」という本名が判明。これまで2度も彼女に襲来していた「謎惑星の襲撃」は更に露骨に、繊細にエスカベイト社の面々に襲い掛かってきた。1度目は隕石群の形、2度目は大胆にも衛星1つをダイナミック輸送、そして3度目となる今回は、微分子レベルまで解剖しての絡め手大作戦。うーむ、色々と芸が細かい相手だ……。何が怖いって、現時点ではその「相手」が何なのかさっぱり分からないところなんだよな。「惑星が襲ってきてる」って、字面で見ても訳分からないからな。どこに意志があるのか、何が目的なのか、どうしたら逃げ切れるのか、とにかくさっぱりなので、本当に終わりのない不気味な恐怖がある。

 現時点でほぼ確定してるのは「幼女を回収しに来ているらしいぞ」というただ1点のみ。つまりアマンザさんの言っていた通りに幼女を宇宙に放り出しちまえば、おそらく船は解放されると思われる。つい先日会った(人かどうかすら怪しい)幼女に義理立てする必要も無いし、さっさとアマンザ案を採用してしまえば楽だったのだが……それをさせてもらえないのが幼女って存在なわけでねぇ。当然マヤさんは大反対だし、流石にクルーの中にも率先して幼女パージ案に賛成するような人間はいなかった。おかげでのんびりとミゲルネット内まで航行しようと思っていた矢先に、器用なスタンド攻撃みたいな奥の手を繰り出される始末。ジャンプしてきた気配が無かったのは極小のオリハルトを媒介して分子レベルでのジャンプを行って先回りしていたためだとさ。つまり、「惑星」側は「先回りする」という明確な思考性を持っており、更に「分子レベルなら気付かれにくい」という欺瞞を行う知略も持ち合わせている。そして何より、分子レベルどころか素粒子レベルでの惑星物質そのものをコントロールする能力を持ち合わせている。やはり「星全体が相手」と考えるのが自然なんですかね? SFの話だとどうしても私の場合は「火の鳥」しか出てこないんだけど、そういや「火の鳥」にも「星全体がトラップで捕食者」っていうネタがありましたよね(望郷編)。今回の当面の敵は、そういう無人格でありながら知能を持つやっかいな「星」レベルってことなんでしょうか。ただ、トンネル理論ってあくまで理論であって、「そうすれば物質を透過出来ますよ」っていう話ではない気がするのだが……。まぁ、何でもありやで。

 結局、相手の侵入を許してしまった一行は、最終的に幼女の奪還を許してしまう。マヤさんなんかは幼女が宇宙に放り出された時点で「また、守れなかった……」と涙したわけだが、そもそもあんなところから発掘された幼女が普通に宇宙空間で死ぬと思ってる時点でちょっとおかしい。いや、そりゃ抵抗はあるけども。発掘時点でピンピンしてたんだから、尋常じゃないことくらいは想像出来ただろうに。そして、その幼女がどうやらイドの記憶を司る「過去」につながる存在であるとか……なんか、ご都合主義な感は否めないが……まぁ、ここまでの数年間、イドが幼女に呼ばれ続けていたとも考えられるわけで、ひょっとしたら必然の出会いだったのかもしれませんよ。イドは「記憶を失っている」という情報だけは明かされていたわけだが、そこからの詳細が今回追記された。囚人を捕らえておく護送船にいたという話、そしてそこからマインドトランスで外部のIマシンへと強制的にジャンプしたというお話。どれもこれも、絶対にイド1人だけで成立する状況ではないため、彼がこんな不遇の身の上になった過程には確実に何者かの意志が介在している。そして、そんな落とし物の記憶を、どう考えても人類を超越しているとしか思えない幼女が携えている……。なーんか色々とやらかしてくれてそうですね。

 あとはまぁ、マヤさんと社長の微笑ましい関係性のお話とかですかね。社長のツンデレっぷりは流石にどうかと思うの。この船の連中、不器用ってレベルじゃねーぞ。

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 メテオラさん自重、第5話。この子、どこまで冗談でどこから本気なのか分からねぇから怖い。頭いいのになるべくそういう風に見せないようにして腹ぺこキャラのままでえげつないことやるあたりが最高にクールだ。まぁ、似たようなことは暁美ほむらさんもやってたからセーフ。被害金額が違い過ぎるし、ヤクザと国庫では接収先が随分違うけど気にすんな。

 新たな闖入者により事態はより混迷を極める方向へ。またもアニメからの参戦者、ロボットアニメの主人公・鹿屋瑠偉くんが転がり込んできた。ルイは一見すると分かりやすい少年主人公だが、「その方が物語が転がしやすい」ってんでブチ切れキャラも加えられているのが面倒臭いらしい。なるほど、一見するとモヤシっ子なショタなんだけどキレると手がつけられないという設定は確かに主人公としては動かしやすそうだ。実際には自衛隊に襲われてもカポエラまがいの格闘術で対抗出来る程度にはフィジカルも強いようで、これまで参戦した被造物チームの中でも埋もれない程度にはキャラが濃い。やっぱりこっちに出てくるのは面倒臭い奴(印象に残りやすい奴)に限られているということだろうか。今回も、創造主が「想像していた以上に」厄介なキャラが出てくるという点では、やはり「創造主の思惑」よりも「世間で受け入れられたキャラクター像」の方が被造物に影響を与えるという要素が強く確認出来る。これ、元のキャラと二次創作で大きく変わっちゃったキャラとかが顕現したら一体どんな風になるんでしょうね。もしくは製作者の意図から完全に外れちゃったキャラとかさ。たとえば、オルガ・イツカが顕現したら、格好良いリーダーになるのか、単なる優柔不断の寂しい奴になるのか(後者やろなぁ)。

 ルイの現出もこれまで通りの被造物邂逅の1つといえばそれまでなのだが、ここまでの展開と大きく異なる要素が2つあった。1つは、彼が特大人型兵器ギガスマキナなんてとんでもないものと一緒に出てきてしまったこと。残念ながらセレジアさんは愛機と一緒に転移することが出来なかったので、巨大メカの登場は今回が初ということになる。一応敵サイドに所属しているアリスちゃん(日笠騎士)はお馬さんも一緒に連れてきたようだが、流石に今回は桁違いのサイズである。これにより、アニメ「無限神機モノマギア」の構成作家のおっさんのおうちが甚大な被害にあっただけでなく、どうやらここまで事態を受けて秘密裏に動いていた日本政府も大々的に動かざるを得なくなってしまった。なるほど、確かに「超能力を持った人間が何人か出てきましたよ」というだけならばまだ何とか常識の範囲で対処も出来ようが、突如何も無い空間から大量破壊兵器が出てくるようでは国家存亡の危機に違いない。多少手荒になろうとも、事態の把握と制圧のために軍事力(自衛隊だから正確には防衛力?)を動かさなければならないということだ。

 いかにも今作らしい展開になっているこの自衛隊の投入。これまで、他作品なら聖杯戦争には自衛隊どころか警察権力すら介入することはなかったが、今作の場合は魔法の結界も無ければ暗黙のルールもない。そりゃ単なる事故として法治国家ならば最低限の反応は現れるはず。日本政府は存外優秀だったようで、これまでの事例から絵空事のような今回の事件の大枠を大体掴んでおり、今回のギガスマキナ現出に際しても、必要最低限のタイムラグで行動に出ている。菊地原さんの言っていた通りに多少前から動いてはいたのだろうが、こうしたスクランブルのタイミングでちゃんと行動に出られるのは立派なものだ。自衛隊を動かすに際しては色々と面倒ごとも多いはずだが(リアルの世界を見れば良く分かる)、今回の動員についても、書類上の面倒や道義的な判断で色々と揉めた部分もあったのではなかろうか。とにかく、国家も今回の事件を「国の問題」と考えて動いてくれることになったようである。まぁ、いかにもジャパンらしい事件ではあるのだが。

 国家レベルでの動きは、まず事態把握、そして国民の身の安全が最優先。おそらく実際に動き出す契機になったと思われるのは、女騎士アリスによる原作者拉致事件である。創造主が被造物から狙われるようになる流れもある意味必然。軍服の姫君がいようがいるまいが、遅かれ早かれそういう行動に出るキャラは現れたことだろう。警察レベルでまず動くべきは、そうした「創造主」の身柄確保である。幸か不幸か、メテオラさんのいう「大崩壊」のシナリオにも創造主はキーパーソンとして存在するわけで、今のところ現場レベルでの課題と最上位の課題は目的を共にしている。大崩壊シナリオについては上層部の皆さんがどれくらい理解と納得を示してくれたのかは定かじゃないが、まぁ、これだけ手探りの状態なら、ひとまず「被造物代表」であるメテオラさんの言うことを信じる意味はあるだろう。最悪、大崩壊が彼女の妄言だったとしても別に損はしないわけだし。特別な存在である被造物を国家レベルで保護(もしくは管理)するのは、余計な混乱を生まないために必須の過程である。今のところ、「その後どうするか」という答えは見えていないのだが、被造物たちに速やかに人権や肩書きを与えるなどの対応は日本政府にしては柔軟でスピーディな対応。まぁ、メテオラやセレジアみたいな協力的な連中ははっきりと味方につけておいて問題の対処にあたる専門官に任命するのが一番座りがいいからね。ただ、このまま現象が常在化し、1日1人とかのペースでガンガン新たなキャラが登場するようになった場合、そんな場当たり的な対応では処理しきれなくなるが。そうなったら、もう日本は別な世界になるやろなぁ。

 そして、ルイが現出した際にこれまでと異なっていたもう1つのポイントには、あの軍服の姫君の関与の仕方がある。いや、ひょっとしたらこれまでもそうだったのかもしれないが、なんと彼女、ルイ君と同じテレビの画面に紛れ込んでいたという。これまで「作品世界から現世へ」というタイプの干渉はたくさん観察されてきたが、「こちらからフィクションへ」という方向での干渉は当然初めてのこと。彼女は一体どんな力を持っているのだろう。今回ルイが出てきたことは、彼女の意志の成せる業なのか、それとも、ルイが出てくることが決まっていたから、彼女がちょっかいをかけに行ったのか。まだまだ謎多き存在である。

 そして、そんな軍服の姫君の存在の鍵を握るのが、目立たぬ主人公・颯太であった。他の面々が口を揃えて知らぬという軍服の姫君に唯一心当たりがあった颯太。必死に記憶を辿り、彼が行き着いたのは……過去に自分たちが関与した二次創作物? どうやら何らかの既存の作品から生まれたファンの文化、ボカロとかカゲプロとか、そういう方向性のファン作品らしいのだが……アルタイルと呼ばれる彼女が顕現したということは、それなりにヒットした作品ジャンルだったのだろうか? しかし、だからといって彼女だけが純正オリジナルの「創作物」でなく二次創作から現れたというのも不思議な話。そして、彼女だけが被造物の中で特権的な立ち回りをしているのも謎である。今後、颯太自身がどのように事件に関わっていくのか。何とも気になる展開である。

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 よし、女の子はみんな可愛いな、第4話。徭さんが割とチョロ可愛かったのは意外だったけどありがたいです。低い評価連打しても多分対応してないと思うぞ!

 ワムを巡る交渉は続く。ごくごく当たり前の経過を、世界は辿っているように見える。ワムについては日本の科学者が必死に調べていたようだが、結果として分かったことは「言われた通りの中身」「超便利」「仕組みはさっぱり分からない」ということくらい。多分、人類が100年や200年程度の研鑽でたどり着けるような領域ではなかろう。個人的になるほど、と思ったのは成層圏内でのエネルギー総量の増加問題ってのがある、という指摘。なるほど、確かに「外の世界(異方)」から突然エネルギーを引っ張り出してきたら、総量が変わるから今まで以上に地球環境への影響は大きくなるんだよな。どんなエネルギーだろうとエントロピーの法則に沿って最終的に熱になるわけで、ワムが電力だけを産み出すとは言っても、それ以降を制御することは出来ないのだよね。

 まぁとにかく、突然外の世界からそんなものを放り投げられても、簡単に対処出来るものではない。本当に単純に考えるなら、「こんな夢のエネルギーがあれば本当に色んな問題が全部解決するよ!」となるわけだが、人類社会はそんな簡単には出来ておらず、国連決議では「ワムは人類には早過ぎる」という結論が出された。まぁ、そうなるやろ、という印象。議論の余地はあると思うが、個人的にも、もし現実世界に突如ワムが放り込まれたとして、それが全世界に行き渡るほどの充分な量があろうとなかろうと、世界は不幸な方向にしか進まないだろう、という予想がある。「良くなるだろう」「悪くなるだろう」は実際に見てみなければ水掛け論かもしれないが、議論の段階で意見が分かれていることから、世界が一つになれないことは一目瞭然だ。たとえば作中では「産油国が反対している」という描写があったが、世の中のエネルギーを食い物にしている人間は軒並みワムによって地位を追われる恐れがあるし、そうでないとしても、突然の生活スタイルの変化というものは少なからず人にストレスをかける。そしてもちろん、莫大なエネルギーは強大な武力に直結する。人類が、国家が本当の意味での融和を見ない限り、無尽蔵のエネルギーは無尽蔵の闘争につながる。一番イメージしやすいのは手塚治虫「火の鳥」の未来編みたいなオチではなかろうか。

 国連側の判断は、残念ながらおそらく「正しい」。日本政府は「夢のエネルギーを与えられたのにそんな後ろ向きな結論しか出せないのか」と嘆いていたが、不相応なものを持たされることは決して幸せではない。もちろん、エネルギー問題が解決すれば地球上から多くの非劇が無くなることも事実だろうが、それに替わる非劇が出てくるだけの話。絶えず進化し、様々な側面で革新と効率化を続けてきた人類に一向に非劇の芽が無くならないのだから、ワム1つでそれが解決されるわけでもない。全ては程度問題だ。ワムは人類に与えられるべきものではないのだ。

 しかし、それは残念ながら「異方側の意志ではない」と真道は考える。ザシュニナは、「何故だか分からないが」ワムが全人類に行き渡ることを「望んでいる」(それが意志と呼ばれるものかどうかは分からないが)。国連決議はその真逆。ザシュニナはこれを打ち破らんとしているという。もちろん、「カド側」の交渉官となった真道は、このザシュニナの意志決定を尊重することになり、日本政府は世界に対して何らかのアクションを起こすことになるという。「覚悟」「爆弾」など、ザシュニナさんも確実に日本語の語彙を使いこなし始めているが、果たしてどんな「爆弾」になるものだろうか。それは、新たな非劇を生むものなのか、異方側の不可思議な意志を人類に遍く伝えるものになるのか。そして、その鍵を握るのは……釘宮ボイスの天然科学者さん? メガネずり落ちたけど、あの子に一体何をやらせるというのだ……まぁ、可愛いからいいけど……。

 結論:まぁ、とりあえず可愛い子に任せれば何とかなる(アニメ脳)。

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 この現場における亜李ちゃんの存在感ってどんなもんなんだろう、第4話。まぁ、「少年アシベ」の奈央坊と同じだと考えれば……。

 毎度毎度トラブルには事欠かないお話。毎週よくもまぁこんなに命に関わる事件にばかり巻き込まれるもんだと思うが、基本的に原因は自分らにあるのだから当然といえば当然なのか。ちょっと油断しただけでもすぐに命懸けになるのでやっぱり宇宙ってクソだわ。いや、ひょっとしたら命なんてすでに無い連中なのかもしれないけども。

 今回のトラブルの発端は前回どさくさで拉致っちゃった軍人のおねーさん・アマンザさん。彼女の処遇自体は別に問題無いものだったはずなのだが、ごたごたの最中に彼女がロリっ子を泣かせたのが運の尽き。前回は大量のアステロイドで軍の連中も巻き込んだが、今回はなんと特大の衛星を呼び出してのメテオアタックである。幼女を泣かせちゃいけませんよ、という道徳的なお話。でもまぁ、今回のこともある意味では予定通りの設定回収と言えるだろうか。前回突如わき起こったアステロイドの大量転送に「偶然ではないんだから幼女の仕業ってことになるよな」という結論は導き出せていたわけだが、それの答え合わせをした形。謎の新惑星から生まれてきた幼女は、どうやらその惑星絡みで様々なものをミゲルジャンプさせる機能を持っているようだ。未だ正体の分からぬ子安仮面とジジイは「あまのなんちゃら」という固有名を出していたが、とにかくあの巨大惑星を掘削し、オリハルトを持ち逃げしたせいで、マヤさんたちは不必要なトラブルも招いているということである。

 一応まとめておくと、幼女はあの星系の秘密と大いに関係している。単なる人間であるはずがなく、彼女の精神は星系そのものに感応する。そして、そのことに関して、「何か」を知っている連中もこの世界には確実に存在している。単に「でかいオリハルト」というだけで飛びついてしまったエスカベイト社は、想定外の面倒ごとを幼女の形で抱え込んでいる。そして、そのきっかけとなったのは出所の怪しい金儲けの情報であり、どうやらその情報源は、前回襲ってきた軍部との繋がりがあり、大元を辿ればあの子安仮面に行き着くことになるだろう。現時点でこの世界の政治システムがどうなっているのかは定かでないのだが、何か大きな意志があの星系の秘密を「発掘」したがっているのは間違いない事実であり、その核心をうっかり持ち逃げしたのがエスカベイト社ということになるのだろう。

 アマンザさんはお堅い軍人なので、残念ながら上層部が何を目論んでいるかまでは知らなかったご様子。ただ任務を遂行するだけの存在であり、こと対象が胡散臭いエバートランサー連中ともなれば、あまりお仕事に疑念を抱く必要も無かったのだろう。今回だって完全に悪役をぶっ飛ばす狙いで動いていたわけだが、ハプニングのどさくさで共同作業をするうち、まずはマヤが悪人では無さそうということを確認し(まぁ、実際彼女も被害者側だし)、さらにイドに対しても「別に悪いやつじゃないかも」くらいの認識に至った様子。今後アマンザさんが彼らと行動をともにするかどうかは謎だが、どうせしばらくは帰れないのだから、使えるものは使えの精神で共同生活していくことになるんじゃなかろうか。

 その他、専門用語としてはたとえば「ミゲルネット」なんてものもサラッと登場しており、このネットワークの管理下でないがきり、ミゲルジャンプは出来ないらしい。今回、その保護範囲外でジャンプをするために、わざわざ狙ったポイントに先にアンカーのようなものを射出しており、ミゲルジャンプもまだ完璧にコントロール出来る要素ではないということが確認出来る。イメージとしては現代でいう携帯の電波みたいなもんで、圏内でアンテナが立ってれば基本的にはどこでもジャンプが利用可能だが、田舎にいって圏外になったら、自分でアンテナを立てて利用条件を成立させなければいけないということなんだろう。まぁ、あの幼女の能力を使えばそのくらいの制限はぶっ飛ばせそうだけども(言い換えれば、この時代の技術力を鑑みても、あの幼女の能力はその埒外ということである)。

 イドの名前の成り立ちが分かり、リックの想像以上のチャラさも分かり、そしてマヤさんの想像以上の優秀さも確認出来た。サラッとすすめてたけど、マヤさんはいわゆる天才タイプのキャラに属してると考えてもいいレベルで有能なんだよな。何でこんな子が一介の大学生として研究でこき使われてたんだろう。本人には、あんまり自分の才能に対する認識が無いんだろうなぁ。

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 そのポッキーゲームは何なのだ、第4話。だいぶ絵図が見えてきた印象ですかね。まぁ、足元は不安定なままなんだけど。

 今回の主役はメテオラさん。セレジアに続いて創造主に行き着く事に成功したかに思われたメテオラさんだったが、残念ながら彼女を作り上げた主要人物はすでに他界していた。ゲームが原作なんだからチーフクリエイター以外の人間だっていっぱい関わってるとは思うのだが、やっぱりメインシナリオ、コンセプトメイクをやった人間でないと「創造主」とは言えないのか。まぁ、多分製作会社に確認を取った上で、その人を創造主と認めるに足るだけの要因が揃っていたのだろうけども。結局、メテオラさんは二度と自分を産み出した人間に話を聞くことが出来なくなってしまったのである。

 この件で動いた事態は2つ。1つ、今回の「現象」において、創造主の意志は一切関与していないことの確認。すでにクリエイターが他界しているメテオラが現出したということは、その現象に制作側の意志は一切関わっていない。これまで散々「キャラクターに印象を抱く大衆の意志」のほうが重要だろうとは言われてきたが、そのことが意外な方向から裏付けられというわけだ。今後、もし可能ならば大昔の作品でもキャラが現出する可能性はあるってことだよな。まぁ、「人々の関心が強い」っていう条件が必要だとしたらリアルタイムで盛り上がってる作品からしか出てこないとは思うけど。突然30年前の打ち切り漫画とかから出てこられても困るしな。

 そして、この結果を受けたメテオラさんは、自分のオリジンを確認するために「原作プレイ」という強攻策に踏み切った。普通ならセレジアさんのいう通り、自分の活躍する「フィクション作品」なんて絶対プレイしたくないと思うのだが、探求心の旺盛なメテオラさんは、他に世界を見定める手段は無いと判断し、禁断の地に足を踏み入れた。彼女曰く、「もしこれでクソみたいな作品だったら、この世界の矛盾をガンガン増やして滅ぼすのもやぶさかではない」とのこと。ただ、結果的には良ゲーだったようで世界は命拾い。メテオラさんの心境を掘り下げれば本当に紆余曲折はあったのだと思うが、極々簡単にまとめると「私の出てたゲームは面白かったし、ちゃんと考えて世界を作ってたみたいだから許してやる。世界の仲間になってやろう」ということ。まぁ、「追憶のアヴァルケン」のヘヴィーユーザーとかがいたら「一晩でクリアした人間が作品を語るな!」とかキレそうではあるが。大丈夫。大賢者のメテオラさんはこの程度の鬼プレイはお茶の子なのです。

 そして、メテオラさんが「世界をどうこう」言い始めたのは、彼女独自の推論に基づいたもの。曰く、「世界はこの無茶な現象の矛盾を解消するため、常につじつま合わせの反応をしている。もし無理が拡大し、修正が追いつかなくなったら、この世界はぶっ壊れる」。うーむ、分かるような分からないような理屈だ。しかも彼女がそう考える根拠はあくまでも主観的な印象だけなので、何とも怪しい推論である。ただ、セレジアも彼女と同じような印象を持っていたようだし、多少の差はあるかもしれないが、軍服の姫君も世界との設定齟齬については同じような狙いを持っている様子。おそらく被造物サイドにしか分からない何かがあるのだろう。今のところ、メテオラの推論はある程度信憑性のある仮説だと思って観ておいた方がいいのかもしれない。確かに、元々2次元のキャラ(アニメキャラ、ゲームキャラ)がごく自然に現実に溶け込んでるって、あり得ない状況だからな。3D化するだけなら原作中にある程度の構造図はあるかもしれないが、それが「現実の人間」と並んで歩いて不自然じゃないって、よっぽどの技術でもない限り不可能なんだ。そこを合わせているというだけで、今回の「現象」は尋常ならざる動きを伴っていることは確実だろう。あとはこれが、何者かの意志によるものかどうかだが……。

 同じようにして現象に立ち向かうのが、少しずつ人数を増やしている軍服の姫君サイド。魔法少女まみかに加え、いかにも日笠ボイスらしい、迷い無き女騎士のアリステリアさん(通称アリス)が参入。キャラの方向性はややセレジアに被っているのだが、片やロボット兵に乗って戦う近未来設定のキャラ、片や純正ファンタジー出身のくっ殺女騎士。考え方の固さが段違いだった。アリスさんは現状に対してどの程度の理解を持っているのかもちょっと怪しいんだよな。「創造主」を神だと認識しているのか、それとも世界をかき回すだけの害悪だと見ているのか。まぁ、あんまり「設定」について深く考えない性格だからこそ、姫君に良いように扱われているのだろうが……。何故かメテオラ・セレジアポッキーゲーム同様、彼女もまみかと女の子ペアリングされているのは気にしない方向で。敵味方双方にカップリングがッ。

 さて、混沌を増せば世界はどのように変わっていくのか。姫君はどこまでこの世界の仕組みを理解しているかは分からないが、とにかく何か不穏なことをやろうとしているのは事実だろう。そんな折に更に巨大ロボットまで降ってきたらしいのだが……もう、混沌とかいうレベルではないのでは。

 

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 パイプ椅子が似合う異界人なんておらんやろ、と思ったけど割といるな、第3話。とりあえずケロン星人おすすめ。

 押し寄せる情報。とにかくあらゆるものが「未知」の状態からスタートする設定なので、我々視聴者も作中の交渉官同様、下手したらそれ以上に「思考と共感」が求められる作品である。本当に、ザシュニナの発する一言一言が重みを持ち、何が起こっているのかと想像するだけでも楽しい。ぶっちゃけると私はSFというものに一切の免疫が無いので今作がどれほど新奇なのかは定かでないのだが、ザシュニナの持ち出す概念がいちいちハッとするような真理を伝えているようで、本当にドキドキする。なるほど、SFファンの心理ってのはこういう「未知を夢想する楽しさ」から来ているのかもしれない。

 もう、考察なんて出来ないから単に出てきた情報のまとめになってしまうが、一応、個人的に興味が強い部分を記述しておこう。何と言っても今回目を引いたのは、ザシュニナのこだわる「情報の確度」という部分である。先週の段階で、ザシュニナは真道とのコンタクトに成功したわけだが、そこにいたるまでは幾らかの紆余曲折があった。これは単純に「どうコンタクトして良いか分からないから」だと思っていたのだが、どうやら「もっとも確実に情報が伝わる方法」を1から試していたせいらしい。彼は、「異方」は、言語を用いない。これは人類の言語哲学でもすでに論じられている問題ではあるが、言語とはあくまで音を象徴とした対応関係に成り立つものであり、そこには一定の信頼関係が必要になる。信頼とは、知識の共有、そして意志の共有。しかし、初対面の存在を相手に、言語の持つ力のなんと不確かなことか。記号による認識方法は、その「モノ」を知らなければどうしようもないわけで、我々は異方について何一つ知らず、それを理解する手段を持たない。脆弱な言語という道具に対し、ザシュニナが必要以上に警戒心を持つのはしょうがないことだろう。

 しかし、どうしたって言語によるコミュニケーションは必要になる。そこで採用された画期的な疎通手段が、真道という「交渉役」を媒介した伝達だった。「伝言ゲーム」のたとえでいうならば真道を経由した情報は更に確度を落とすことになるだろうが、それでもヒトの理解力を感覚的に把握し、適切な伝達法を考慮出来るのは真道の特権だ。ひょっとしたら、最初のブレインショックの時にある程度異方側の情報も手に入れた可能性もあり、中間に立つ人間としては最良の選択肢であった(まぁ、駄目だったらまた別な代表者を立てるだけなのだろうが)。カドを代表するザシュニナという「個体」、そしてそれをある程度理解し、伝えようという意志を最大限にくみ取る翻訳装置である真道。この2つが合わさって、ようやく、人類と異方の対談が可能になったのだ。

 あとは、もっとも興味深い「ザシュニナの正体」についてのお話。結局全ては何か既知の言葉に代替するしかないわけだが、とにかくザシュニナは「宇宙の外」におり、この「外」は「高次元」と捉えるのがもっとも現実に即しており、たかだか3次元程度の我々の知る宇宙の全てに隣接するという。境界を結ぶ機能を持つ「カド」により異方と宇宙は辛うじて接続し、「あちら側」を垣間見る事が出来るようになった。そこには全く想像もつかないような現象が転がっており、その1つが、試しに取り出した「ワム」と呼ばれる無限電力である。何故ザシュニナが「電力」という端的な要素で異方の異質さを訴えたのかは謎であるが、まぁ、手っ取り早く超越的な要素を伝えるにはエネルギーという根源的な「力」を用いるのが楽だという判断だろうか。まさか単にこれを置いていくことが目的でもなかろうし。

 その他、日本に現れた理由には「共感によるベクトル」に代替されたユノクルという力の存在が説明された。正直、「日本語って割と事実の伝達に向かない言語のような気がするんだけど、なんでよりによって日本に……」と思ったが、なるほどそういうことなら仕方ない。まぁ、裕福な国というだけなら他にも候補はあったのだろうが、ユノクルの保有量が安定していたと言われれば多分そうなのだろう(これは決して日本人が慈愛を持っているとか、多国民よりも優しいとか、そういう尊卑の問題ではない。何しろ、ユノクルの説明だって正確に伝えられたものではないのだから)。

 興味深いのは、こうして「マジで何も分からない」という相手に対して接するとき、至極当然と思われている事象すらも、実は我々の思い込みからなっているということが分かることである。今回、ザシュニナが会談の一般公開を希望したわけだが、あちら側からしたら「なるべく多くの対象に正確な情報伝達を行いたい」のだから当然のこと。しかし、こうしてトップ(?)が対談するというと、何故か秘密裏に行われるのが普通だという認識があり、人々は驚くのである。言われてみれば、相手に害意があるのか、友好の意図があるのか、上なのか下なのか、それすら分からない状態なら、人類はみな平等に彼らに接する権利はあるのだよな。女性交渉官の徭さん(ツカイさんと読む)はザシュニナを「自然現象のようなもの」と形容していたが、まさにそうだ。突然襲ってきた地震や台風の情報を国民に秘匿する政府は駄目だわな。

 とにかく何もかもが謎のままで進み続ける「交渉」。未だザシュニナの目的は分からない。そもそも、彼に(彼らに?)「目的」があるのか、何らかの「動機」があるのかも分からない。本当にただホイとワムだけを置いていかれても困るが、ザシュニナは「進歩」という言葉を人類に向けて口にした。彼は、人類に、宇宙に何を望んでいるのだろう。そして、人類は何をもって応えるべきなのだろう。「正解」はまだまだ見えない。

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