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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 メテオラさん自重、第5話。この子、どこまで冗談でどこから本気なのか分からねぇから怖い。頭いいのになるべくそういう風に見せないようにして腹ぺこキャラのままでえげつないことやるあたりが最高にクールだ。まぁ、似たようなことは暁美ほむらさんもやってたからセーフ。被害金額が違い過ぎるし、ヤクザと国庫では接収先が随分違うけど気にすんな。

 新たな闖入者により事態はより混迷を極める方向へ。またもアニメからの参戦者、ロボットアニメの主人公・鹿屋瑠偉くんが転がり込んできた。ルイは一見すると分かりやすい少年主人公だが、「その方が物語が転がしやすい」ってんでブチ切れキャラも加えられているのが面倒臭いらしい。なるほど、一見するとモヤシっ子なショタなんだけどキレると手がつけられないという設定は確かに主人公としては動かしやすそうだ。実際には自衛隊に襲われてもカポエラまがいの格闘術で対抗出来る程度にはフィジカルも強いようで、これまで参戦した被造物チームの中でも埋もれない程度にはキャラが濃い。やっぱりこっちに出てくるのは面倒臭い奴(印象に残りやすい奴)に限られているということだろうか。今回も、創造主が「想像していた以上に」厄介なキャラが出てくるという点では、やはり「創造主の思惑」よりも「世間で受け入れられたキャラクター像」の方が被造物に影響を与えるという要素が強く確認出来る。これ、元のキャラと二次創作で大きく変わっちゃったキャラとかが顕現したら一体どんな風になるんでしょうね。もしくは製作者の意図から完全に外れちゃったキャラとかさ。たとえば、オルガ・イツカが顕現したら、格好良いリーダーになるのか、単なる優柔不断の寂しい奴になるのか(後者やろなぁ)。

 ルイの現出もこれまで通りの被造物邂逅の1つといえばそれまでなのだが、ここまでの展開と大きく異なる要素が2つあった。1つは、彼が特大人型兵器ギガスマキナなんてとんでもないものと一緒に出てきてしまったこと。残念ながらセレジアさんは愛機と一緒に転移することが出来なかったので、巨大メカの登場は今回が初ということになる。一応敵サイドに所属しているアリスちゃん(日笠騎士)はお馬さんも一緒に連れてきたようだが、流石に今回は桁違いのサイズである。これにより、アニメ「無限神機モノマギア」の構成作家のおっさんのおうちが甚大な被害にあっただけでなく、どうやらここまで事態を受けて秘密裏に動いていた日本政府も大々的に動かざるを得なくなってしまった。なるほど、確かに「超能力を持った人間が何人か出てきましたよ」というだけならばまだ何とか常識の範囲で対処も出来ようが、突如何も無い空間から大量破壊兵器が出てくるようでは国家存亡の危機に違いない。多少手荒になろうとも、事態の把握と制圧のために軍事力(自衛隊だから正確には防衛力?)を動かさなければならないということだ。

 いかにも今作らしい展開になっているこの自衛隊の投入。これまで、他作品なら聖杯戦争には自衛隊どころか警察権力すら介入することはなかったが、今作の場合は魔法の結界も無ければ暗黙のルールもない。そりゃ単なる事故として法治国家ならば最低限の反応は現れるはず。日本政府は存外優秀だったようで、これまでの事例から絵空事のような今回の事件の大枠を大体掴んでおり、今回のギガスマキナ現出に際しても、必要最低限のタイムラグで行動に出ている。菊地原さんの言っていた通りに多少前から動いてはいたのだろうが、こうしたスクランブルのタイミングでちゃんと行動に出られるのは立派なものだ。自衛隊を動かすに際しては色々と面倒ごとも多いはずだが(リアルの世界を見れば良く分かる)、今回の動員についても、書類上の面倒や道義的な判断で色々と揉めた部分もあったのではなかろうか。とにかく、国家も今回の事件を「国の問題」と考えて動いてくれることになったようである。まぁ、いかにもジャパンらしい事件ではあるのだが。

 国家レベルでの動きは、まず事態把握、そして国民の身の安全が最優先。おそらく実際に動き出す契機になったと思われるのは、女騎士アリスによる原作者拉致事件である。創造主が被造物から狙われるようになる流れもある意味必然。軍服の姫君がいようがいるまいが、遅かれ早かれそういう行動に出るキャラは現れたことだろう。警察レベルでまず動くべきは、そうした「創造主」の身柄確保である。幸か不幸か、メテオラさんのいう「大崩壊」のシナリオにも創造主はキーパーソンとして存在するわけで、今のところ現場レベルでの課題と最上位の課題は目的を共にしている。大崩壊シナリオについては上層部の皆さんがどれくらい理解と納得を示してくれたのかは定かじゃないが、まぁ、これだけ手探りの状態なら、ひとまず「被造物代表」であるメテオラさんの言うことを信じる意味はあるだろう。最悪、大崩壊が彼女の妄言だったとしても別に損はしないわけだし。特別な存在である被造物を国家レベルで保護(もしくは管理)するのは、余計な混乱を生まないために必須の過程である。今のところ、「その後どうするか」という答えは見えていないのだが、被造物たちに速やかに人権や肩書きを与えるなどの対応は日本政府にしては柔軟でスピーディな対応。まぁ、メテオラやセレジアみたいな協力的な連中ははっきりと味方につけておいて問題の対処にあたる専門官に任命するのが一番座りがいいからね。ただ、このまま現象が常在化し、1日1人とかのペースでガンガン新たなキャラが登場するようになった場合、そんな場当たり的な対応では処理しきれなくなるが。そうなったら、もう日本は別な世界になるやろなぁ。

 そして、ルイが現出した際にこれまでと異なっていたもう1つのポイントには、あの軍服の姫君の関与の仕方がある。いや、ひょっとしたらこれまでもそうだったのかもしれないが、なんと彼女、ルイ君と同じテレビの画面に紛れ込んでいたという。これまで「作品世界から現世へ」というタイプの干渉はたくさん観察されてきたが、「こちらからフィクションへ」という方向での干渉は当然初めてのこと。彼女は一体どんな力を持っているのだろう。今回ルイが出てきたことは、彼女の意志の成せる業なのか、それとも、ルイが出てくることが決まっていたから、彼女がちょっかいをかけに行ったのか。まだまだ謎多き存在である。

 そして、そんな軍服の姫君の存在の鍵を握るのが、目立たぬ主人公・颯太であった。他の面々が口を揃えて知らぬという軍服の姫君に唯一心当たりがあった颯太。必死に記憶を辿り、彼が行き着いたのは……過去に自分たちが関与した二次創作物? どうやら何らかの既存の作品から生まれたファンの文化、ボカロとかカゲプロとか、そういう方向性のファン作品らしいのだが……アルタイルと呼ばれる彼女が顕現したということは、それなりにヒットした作品ジャンルだったのだろうか? しかし、だからといって彼女だけが純正オリジナルの「創作物」でなく二次創作から現れたというのも不思議な話。そして、彼女だけが被造物の中で特権的な立ち回りをしているのも謎である。今後、颯太自身がどのように事件に関わっていくのか。何とも気になる展開である。

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 よし、女の子はみんな可愛いな、第4話。徭さんが割とチョロ可愛かったのは意外だったけどありがたいです。低い評価連打しても多分対応してないと思うぞ!

 ワムを巡る交渉は続く。ごくごく当たり前の経過を、世界は辿っているように見える。ワムについては日本の科学者が必死に調べていたようだが、結果として分かったことは「言われた通りの中身」「超便利」「仕組みはさっぱり分からない」ということくらい。多分、人類が100年や200年程度の研鑽でたどり着けるような領域ではなかろう。個人的になるほど、と思ったのは成層圏内でのエネルギー総量の増加問題ってのがある、という指摘。なるほど、確かに「外の世界(異方)」から突然エネルギーを引っ張り出してきたら、総量が変わるから今まで以上に地球環境への影響は大きくなるんだよな。どんなエネルギーだろうとエントロピーの法則に沿って最終的に熱になるわけで、ワムが電力だけを産み出すとは言っても、それ以降を制御することは出来ないのだよね。

 まぁとにかく、突然外の世界からそんなものを放り投げられても、簡単に対処出来るものではない。本当に単純に考えるなら、「こんな夢のエネルギーがあれば本当に色んな問題が全部解決するよ!」となるわけだが、人類社会はそんな簡単には出来ておらず、国連決議では「ワムは人類には早過ぎる」という結論が出された。まぁ、そうなるやろ、という印象。議論の余地はあると思うが、個人的にも、もし現実世界に突如ワムが放り込まれたとして、それが全世界に行き渡るほどの充分な量があろうとなかろうと、世界は不幸な方向にしか進まないだろう、という予想がある。「良くなるだろう」「悪くなるだろう」は実際に見てみなければ水掛け論かもしれないが、議論の段階で意見が分かれていることから、世界が一つになれないことは一目瞭然だ。たとえば作中では「産油国が反対している」という描写があったが、世の中のエネルギーを食い物にしている人間は軒並みワムによって地位を追われる恐れがあるし、そうでないとしても、突然の生活スタイルの変化というものは少なからず人にストレスをかける。そしてもちろん、莫大なエネルギーは強大な武力に直結する。人類が、国家が本当の意味での融和を見ない限り、無尽蔵のエネルギーは無尽蔵の闘争につながる。一番イメージしやすいのは手塚治虫「火の鳥」の未来編みたいなオチではなかろうか。

 国連側の判断は、残念ながらおそらく「正しい」。日本政府は「夢のエネルギーを与えられたのにそんな後ろ向きな結論しか出せないのか」と嘆いていたが、不相応なものを持たされることは決して幸せではない。もちろん、エネルギー問題が解決すれば地球上から多くの非劇が無くなることも事実だろうが、それに替わる非劇が出てくるだけの話。絶えず進化し、様々な側面で革新と効率化を続けてきた人類に一向に非劇の芽が無くならないのだから、ワム1つでそれが解決されるわけでもない。全ては程度問題だ。ワムは人類に与えられるべきものではないのだ。

 しかし、それは残念ながら「異方側の意志ではない」と真道は考える。ザシュニナは、「何故だか分からないが」ワムが全人類に行き渡ることを「望んでいる」(それが意志と呼ばれるものかどうかは分からないが)。国連決議はその真逆。ザシュニナはこれを打ち破らんとしているという。もちろん、「カド側」の交渉官となった真道は、このザシュニナの意志決定を尊重することになり、日本政府は世界に対して何らかのアクションを起こすことになるという。「覚悟」「爆弾」など、ザシュニナさんも確実に日本語の語彙を使いこなし始めているが、果たしてどんな「爆弾」になるものだろうか。それは、新たな非劇を生むものなのか、異方側の不可思議な意志を人類に遍く伝えるものになるのか。そして、その鍵を握るのは……釘宮ボイスの天然科学者さん? メガネずり落ちたけど、あの子に一体何をやらせるというのだ……まぁ、可愛いからいいけど……。

 結論:まぁ、とりあえず可愛い子に任せれば何とかなる(アニメ脳)。

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 この現場における亜李ちゃんの存在感ってどんなもんなんだろう、第4話。まぁ、「少年アシベ」の奈央坊と同じだと考えれば……。

 毎度毎度トラブルには事欠かないお話。毎週よくもまぁこんなに命に関わる事件にばかり巻き込まれるもんだと思うが、基本的に原因は自分らにあるのだから当然といえば当然なのか。ちょっと油断しただけでもすぐに命懸けになるのでやっぱり宇宙ってクソだわ。いや、ひょっとしたら命なんてすでに無い連中なのかもしれないけども。

 今回のトラブルの発端は前回どさくさで拉致っちゃった軍人のおねーさん・アマンザさん。彼女の処遇自体は別に問題無いものだったはずなのだが、ごたごたの最中に彼女がロリっ子を泣かせたのが運の尽き。前回は大量のアステロイドで軍の連中も巻き込んだが、今回はなんと特大の衛星を呼び出してのメテオアタックである。幼女を泣かせちゃいけませんよ、という道徳的なお話。でもまぁ、今回のこともある意味では予定通りの設定回収と言えるだろうか。前回突如わき起こったアステロイドの大量転送に「偶然ではないんだから幼女の仕業ってことになるよな」という結論は導き出せていたわけだが、それの答え合わせをした形。謎の新惑星から生まれてきた幼女は、どうやらその惑星絡みで様々なものをミゲルジャンプさせる機能を持っているようだ。未だ正体の分からぬ子安仮面とジジイは「あまのなんちゃら」という固有名を出していたが、とにかくあの巨大惑星を掘削し、オリハルトを持ち逃げしたせいで、マヤさんたちは不必要なトラブルも招いているということである。

 一応まとめておくと、幼女はあの星系の秘密と大いに関係している。単なる人間であるはずがなく、彼女の精神は星系そのものに感応する。そして、そのことに関して、「何か」を知っている連中もこの世界には確実に存在している。単に「でかいオリハルト」というだけで飛びついてしまったエスカベイト社は、想定外の面倒ごとを幼女の形で抱え込んでいる。そして、そのきっかけとなったのは出所の怪しい金儲けの情報であり、どうやらその情報源は、前回襲ってきた軍部との繋がりがあり、大元を辿ればあの子安仮面に行き着くことになるだろう。現時点でこの世界の政治システムがどうなっているのかは定かでないのだが、何か大きな意志があの星系の秘密を「発掘」したがっているのは間違いない事実であり、その核心をうっかり持ち逃げしたのがエスカベイト社ということになるのだろう。

 アマンザさんはお堅い軍人なので、残念ながら上層部が何を目論んでいるかまでは知らなかったご様子。ただ任務を遂行するだけの存在であり、こと対象が胡散臭いエバートランサー連中ともなれば、あまりお仕事に疑念を抱く必要も無かったのだろう。今回だって完全に悪役をぶっ飛ばす狙いで動いていたわけだが、ハプニングのどさくさで共同作業をするうち、まずはマヤが悪人では無さそうということを確認し(まぁ、実際彼女も被害者側だし)、さらにイドに対しても「別に悪いやつじゃないかも」くらいの認識に至った様子。今後アマンザさんが彼らと行動をともにするかどうかは謎だが、どうせしばらくは帰れないのだから、使えるものは使えの精神で共同生活していくことになるんじゃなかろうか。

 その他、専門用語としてはたとえば「ミゲルネット」なんてものもサラッと登場しており、このネットワークの管理下でないがきり、ミゲルジャンプは出来ないらしい。今回、その保護範囲外でジャンプをするために、わざわざ狙ったポイントに先にアンカーのようなものを射出しており、ミゲルジャンプもまだ完璧にコントロール出来る要素ではないということが確認出来る。イメージとしては現代でいう携帯の電波みたいなもんで、圏内でアンテナが立ってれば基本的にはどこでもジャンプが利用可能だが、田舎にいって圏外になったら、自分でアンテナを立てて利用条件を成立させなければいけないということなんだろう。まぁ、あの幼女の能力を使えばそのくらいの制限はぶっ飛ばせそうだけども(言い換えれば、この時代の技術力を鑑みても、あの幼女の能力はその埒外ということである)。

 イドの名前の成り立ちが分かり、リックの想像以上のチャラさも分かり、そしてマヤさんの想像以上の優秀さも確認出来た。サラッとすすめてたけど、マヤさんはいわゆる天才タイプのキャラに属してると考えてもいいレベルで有能なんだよな。何でこんな子が一介の大学生として研究でこき使われてたんだろう。本人には、あんまり自分の才能に対する認識が無いんだろうなぁ。

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 そのポッキーゲームは何なのだ、第4話。だいぶ絵図が見えてきた印象ですかね。まぁ、足元は不安定なままなんだけど。

 今回の主役はメテオラさん。セレジアに続いて創造主に行き着く事に成功したかに思われたメテオラさんだったが、残念ながら彼女を作り上げた主要人物はすでに他界していた。ゲームが原作なんだからチーフクリエイター以外の人間だっていっぱい関わってるとは思うのだが、やっぱりメインシナリオ、コンセプトメイクをやった人間でないと「創造主」とは言えないのか。まぁ、多分製作会社に確認を取った上で、その人を創造主と認めるに足るだけの要因が揃っていたのだろうけども。結局、メテオラさんは二度と自分を産み出した人間に話を聞くことが出来なくなってしまったのである。

 この件で動いた事態は2つ。1つ、今回の「現象」において、創造主の意志は一切関与していないことの確認。すでにクリエイターが他界しているメテオラが現出したということは、その現象に制作側の意志は一切関わっていない。これまで散々「キャラクターに印象を抱く大衆の意志」のほうが重要だろうとは言われてきたが、そのことが意外な方向から裏付けられというわけだ。今後、もし可能ならば大昔の作品でもキャラが現出する可能性はあるってことだよな。まぁ、「人々の関心が強い」っていう条件が必要だとしたらリアルタイムで盛り上がってる作品からしか出てこないとは思うけど。突然30年前の打ち切り漫画とかから出てこられても困るしな。

 そして、この結果を受けたメテオラさんは、自分のオリジンを確認するために「原作プレイ」という強攻策に踏み切った。普通ならセレジアさんのいう通り、自分の活躍する「フィクション作品」なんて絶対プレイしたくないと思うのだが、探求心の旺盛なメテオラさんは、他に世界を見定める手段は無いと判断し、禁断の地に足を踏み入れた。彼女曰く、「もしこれでクソみたいな作品だったら、この世界の矛盾をガンガン増やして滅ぼすのもやぶさかではない」とのこと。ただ、結果的には良ゲーだったようで世界は命拾い。メテオラさんの心境を掘り下げれば本当に紆余曲折はあったのだと思うが、極々簡単にまとめると「私の出てたゲームは面白かったし、ちゃんと考えて世界を作ってたみたいだから許してやる。世界の仲間になってやろう」ということ。まぁ、「追憶のアヴァルケン」のヘヴィーユーザーとかがいたら「一晩でクリアした人間が作品を語るな!」とかキレそうではあるが。大丈夫。大賢者のメテオラさんはこの程度の鬼プレイはお茶の子なのです。

 そして、メテオラさんが「世界をどうこう」言い始めたのは、彼女独自の推論に基づいたもの。曰く、「世界はこの無茶な現象の矛盾を解消するため、常につじつま合わせの反応をしている。もし無理が拡大し、修正が追いつかなくなったら、この世界はぶっ壊れる」。うーむ、分かるような分からないような理屈だ。しかも彼女がそう考える根拠はあくまでも主観的な印象だけなので、何とも怪しい推論である。ただ、セレジアも彼女と同じような印象を持っていたようだし、多少の差はあるかもしれないが、軍服の姫君も世界との設定齟齬については同じような狙いを持っている様子。おそらく被造物サイドにしか分からない何かがあるのだろう。今のところ、メテオラの推論はある程度信憑性のある仮説だと思って観ておいた方がいいのかもしれない。確かに、元々2次元のキャラ(アニメキャラ、ゲームキャラ)がごく自然に現実に溶け込んでるって、あり得ない状況だからな。3D化するだけなら原作中にある程度の構造図はあるかもしれないが、それが「現実の人間」と並んで歩いて不自然じゃないって、よっぽどの技術でもない限り不可能なんだ。そこを合わせているというだけで、今回の「現象」は尋常ならざる動きを伴っていることは確実だろう。あとはこれが、何者かの意志によるものかどうかだが……。

 同じようにして現象に立ち向かうのが、少しずつ人数を増やしている軍服の姫君サイド。魔法少女まみかに加え、いかにも日笠ボイスらしい、迷い無き女騎士のアリステリアさん(通称アリス)が参入。キャラの方向性はややセレジアに被っているのだが、片やロボット兵に乗って戦う近未来設定のキャラ、片や純正ファンタジー出身のくっ殺女騎士。考え方の固さが段違いだった。アリスさんは現状に対してどの程度の理解を持っているのかもちょっと怪しいんだよな。「創造主」を神だと認識しているのか、それとも世界をかき回すだけの害悪だと見ているのか。まぁ、あんまり「設定」について深く考えない性格だからこそ、姫君に良いように扱われているのだろうが……。何故かメテオラ・セレジアポッキーゲーム同様、彼女もまみかと女の子ペアリングされているのは気にしない方向で。敵味方双方にカップリングがッ。

 さて、混沌を増せば世界はどのように変わっていくのか。姫君はどこまでこの世界の仕組みを理解しているかは分からないが、とにかく何か不穏なことをやろうとしているのは事実だろう。そんな折に更に巨大ロボットまで降ってきたらしいのだが……もう、混沌とかいうレベルではないのでは。

 

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 パイプ椅子が似合う異界人なんておらんやろ、と思ったけど割といるな、第3話。とりあえずケロン星人おすすめ。

 押し寄せる情報。とにかくあらゆるものが「未知」の状態からスタートする設定なので、我々視聴者も作中の交渉官同様、下手したらそれ以上に「思考と共感」が求められる作品である。本当に、ザシュニナの発する一言一言が重みを持ち、何が起こっているのかと想像するだけでも楽しい。ぶっちゃけると私はSFというものに一切の免疫が無いので今作がどれほど新奇なのかは定かでないのだが、ザシュニナの持ち出す概念がいちいちハッとするような真理を伝えているようで、本当にドキドキする。なるほど、SFファンの心理ってのはこういう「未知を夢想する楽しさ」から来ているのかもしれない。

 もう、考察なんて出来ないから単に出てきた情報のまとめになってしまうが、一応、個人的に興味が強い部分を記述しておこう。何と言っても今回目を引いたのは、ザシュニナのこだわる「情報の確度」という部分である。先週の段階で、ザシュニナは真道とのコンタクトに成功したわけだが、そこにいたるまでは幾らかの紆余曲折があった。これは単純に「どうコンタクトして良いか分からないから」だと思っていたのだが、どうやら「もっとも確実に情報が伝わる方法」を1から試していたせいらしい。彼は、「異方」は、言語を用いない。これは人類の言語哲学でもすでに論じられている問題ではあるが、言語とはあくまで音を象徴とした対応関係に成り立つものであり、そこには一定の信頼関係が必要になる。信頼とは、知識の共有、そして意志の共有。しかし、初対面の存在を相手に、言語の持つ力のなんと不確かなことか。記号による認識方法は、その「モノ」を知らなければどうしようもないわけで、我々は異方について何一つ知らず、それを理解する手段を持たない。脆弱な言語という道具に対し、ザシュニナが必要以上に警戒心を持つのはしょうがないことだろう。

 しかし、どうしたって言語によるコミュニケーションは必要になる。そこで採用された画期的な疎通手段が、真道という「交渉役」を媒介した伝達だった。「伝言ゲーム」のたとえでいうならば真道を経由した情報は更に確度を落とすことになるだろうが、それでもヒトの理解力を感覚的に把握し、適切な伝達法を考慮出来るのは真道の特権だ。ひょっとしたら、最初のブレインショックの時にある程度異方側の情報も手に入れた可能性もあり、中間に立つ人間としては最良の選択肢であった(まぁ、駄目だったらまた別な代表者を立てるだけなのだろうが)。カドを代表するザシュニナという「個体」、そしてそれをある程度理解し、伝えようという意志を最大限にくみ取る翻訳装置である真道。この2つが合わさって、ようやく、人類と異方の対談が可能になったのだ。

 あとは、もっとも興味深い「ザシュニナの正体」についてのお話。結局全ては何か既知の言葉に代替するしかないわけだが、とにかくザシュニナは「宇宙の外」におり、この「外」は「高次元」と捉えるのがもっとも現実に即しており、たかだか3次元程度の我々の知る宇宙の全てに隣接するという。境界を結ぶ機能を持つ「カド」により異方と宇宙は辛うじて接続し、「あちら側」を垣間見る事が出来るようになった。そこには全く想像もつかないような現象が転がっており、その1つが、試しに取り出した「ワム」と呼ばれる無限電力である。何故ザシュニナが「電力」という端的な要素で異方の異質さを訴えたのかは謎であるが、まぁ、手っ取り早く超越的な要素を伝えるにはエネルギーという根源的な「力」を用いるのが楽だという判断だろうか。まさか単にこれを置いていくことが目的でもなかろうし。

 その他、日本に現れた理由には「共感によるベクトル」に代替されたユノクルという力の存在が説明された。正直、「日本語って割と事実の伝達に向かない言語のような気がするんだけど、なんでよりによって日本に……」と思ったが、なるほどそういうことなら仕方ない。まぁ、裕福な国というだけなら他にも候補はあったのだろうが、ユノクルの保有量が安定していたと言われれば多分そうなのだろう(これは決して日本人が慈愛を持っているとか、多国民よりも優しいとか、そういう尊卑の問題ではない。何しろ、ユノクルの説明だって正確に伝えられたものではないのだから)。

 興味深いのは、こうして「マジで何も分からない」という相手に対して接するとき、至極当然と思われている事象すらも、実は我々の思い込みからなっているということが分かることである。今回、ザシュニナが会談の一般公開を希望したわけだが、あちら側からしたら「なるべく多くの対象に正確な情報伝達を行いたい」のだから当然のこと。しかし、こうしてトップ(?)が対談するというと、何故か秘密裏に行われるのが普通だという認識があり、人々は驚くのである。言われてみれば、相手に害意があるのか、友好の意図があるのか、上なのか下なのか、それすら分からない状態なら、人類はみな平等に彼らに接する権利はあるのだよな。女性交渉官の徭さん(ツカイさんと読む)はザシュニナを「自然現象のようなもの」と形容していたが、まさにそうだ。突然襲ってきた地震や台風の情報を国民に秘匿する政府は駄目だわな。

 とにかく何もかもが謎のままで進み続ける「交渉」。未だザシュニナの目的は分からない。そもそも、彼に(彼らに?)「目的」があるのか、何らかの「動機」があるのかも分からない。本当にただホイとワムだけを置いていかれても困るが、ザシュニナは「進歩」という言葉を人類に向けて口にした。彼は、人類に、宇宙に何を望んでいるのだろう。そして、人類は何をもって応えるべきなのだろう。「正解」はまだまだ見えない。

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 野生動物の意志をロボットにぶっ込んでそのまま本体死なすってどうなんだろう、第3話。元の状態でどんな姿形だったのかも見てみたいものだ(エンディングに何となくいるけど)。

 問題児の集まり、エスカベイト社の身の上が何となく分かったお話。まぁ、そろそろ明らかにしてもらわないとマヤちゃんも不安でしょうがなかっただろうし、いい頃合いですかね。しかし、こうもあっさり官憲に捕まるとは思ってなかったな。まぁ、どれだけ粋がっても弱小企業1つ分の戦力では太刀打ち出来ないのはしょうがないか。ただ、相手さんも単なる公僕というわけでもなさそうで、上の方はどこまで事情が分かっていて、何を狙っているのかもよく分かっていない。ロリっ子の捕獲を命じてたってことは、あの子のことを知ってる人間もいるってことなのかしら。因果関係を考えるなら突然大量の隕石群を降らせることになったのはどう考えても彼女の仕業だろうし、色々と問題ごとを宇宙から拾ってくる会社である。

 この世界のキーとなりそうな単語はいくつかあり、1つは1話目からずっと採掘対象になっているオリハルト、そして、そのエネルギーを使っての転移現象がミゲルジャンプと言われる行為だ。この「ミゲルジャンプ」、普通に考えたらいわゆる「ワープ」でしかないのだが、ワープ中の不思議空間から更にワープが出来たり、何だか謎が多い。一応、最後のジャンプの時には敵側の船体もろともワープしていたようなので、何らかの基点を中心とした特定距離内の物質をまとめて別軸に飛ばす技術なんだろう、っていうことくらいは見て取れる(その際、どうやらワープ対象とそれ以外の接続は問答無用で切断されるらしく、ダブルワープを食らった大戦艦はまるでヴァニラアイスの攻撃を食らったように綺麗に丸くくり抜かれていた)。この技術、多分兵器に転用するとかなりの確度を誇る破壊システムが組めると思うのだが……この世界の武力状況ってどうなってるんでしょうね。少なくとも今のところは移動手段としての使用が主らしく、たとえば転移先の座標に物質が無いことを確認したり、周りに転移の警告をするビーコンを飛ばしたりと、ワープ航法の技術は色々進んでいるようだ。

 ただ、それ以外にも隕石群を呼び出した謎現象も同じく「ミゲルジャンプ」に属するものらしく、人間の技術が絡まぬジャンプも存在している様子。こちらの場合、球状の範囲対象を特定する必要も無く、特定の物質(岩)がガンガン転移してくるという雑なワープが繰り広げられた。「自然現象としてのジャンプ」ってのを周りの雑兵たちが受け入れてたように見えたのだが、この世界においてジャンプってどんな扱いなんだろう。天変地異みたいなもんなのかな。

 結局、公僕の手からは上手いこと逃れることができた一行は、ついでにお堅い軍人のおねーちゃんまでゲットしてしまうという流れに。なんか、漂流物はなんでも取り込んでいくスタイルが素敵。あっという間に麦わらの一味を超えるスピードだ。いや、別に軍人のねーちゃんは仲間になる気はさらさら無いだろうけども。あと、チームの面々の前歴も大体は公開された。社長は元軍人だけど、なんかめっちゃ問題おこした人。お調子者のリックは事故で再起不能になったレーサー、参謀役のカーラはファンドマネージャーだったとか。あとお供のペットはなんか危ない生き物。想像通りになかなか個性的な面々だが、なんでこいつらがつるむことになったのかはまだ明かされていない。そして、最大の謎であるイドの正体も未だ不明。ロリっ子の作用で何か記憶を刺激されていたが、そもそも記憶は失っているのか、元から存在しないのか……。まぁ、しばらくはそのあたりの謎を中心に展開していきますかね。マヤちゃんが想定以上にスムーズにならず者の流儀に慣れてきているので、彼女の今後の成長も楽しみ。で、結局ロリっ子については何一つわからずじまいだったな。

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 クリエイティビティの成せる技、第3話。今期はこれと「正解するカド」ですごく密度の濃い異文化コミュニケーションが楽しめる。あっちは言語でのコミュニケーションまで苦労する様子が描かれてたんだが、こっちは「来訪者が日本語で話せる理由」を一切説明せずとも理解出来るというのが白眉。

 「正解するカド」も非常に丁寧に「何が起こっているのか」を描く姿勢が見どころだが、こちらも、想像以上に「何が起こっているのか」を描いてくれている。「異世界から何かが飛んできた!」というだけなら単なる異文化コミュニケーションで片付くのだが、今作の場合は対等な関係でなく、「創造者と被造物」という関係性にあるため、因果律を慎重に見極める必要があるのだ。

 前回ラストに登場した木刀ヤンキー・弥勒寺は、いかつい「ラスボス」の割に案外話の分かる奴。彼の言うように「もっとも印象に残ったキャラ」が転送の切符を手にするというルールがあるのだとしたら、おそらく主人公を差し置いてこちらへやってきた弥勒寺はキャラが立ってるいい奴なんだろう。いわゆるピカレスクヒーロー、まっとうな主人公よりもちょっとネジが外れて悪そうな奴の方が人気が出るパターン。そして、今回の弥勒寺の言動を見ていると、そんな理由も何となく分かる気がする。ヤンキーっぽいのに理知的な部分もしっかりしており、転送されてからの身の振り方もちゃんと先を見て判断している。特殊能力持ちの悪役ってんですぐさま「よし、世界でも征服するか」みたいな判断にならず、現状把握するまではおおっぴらに動かないってんだから立派なものだ。世界征服は嘘でも略奪行為くらいはやってもおかしくないだろうに、「先のことが分からないからお金も使いたくない」って、老後が心配な現代の若者みたいなこと言ってる。実はめっちゃいい奴。多分、原作最終話では主人公と固く握手をして逝ってしまうようなエンディングになってたんじゃなかろうか。

 弥勒寺との対談でも転送の原理自体は当然分からないまま。「軍服の姫君」の情報もあまり増えなかったが、どうやら彼女は転送されてきた人間にはすぐに飛んでいく能力がある(もしくは彼女達が転送に関与している?)ということと、単独ではなく、「親父」と呼ばれた別の男も関わっていることが判明。セレジアたち以前にもいくらか転送されてきた人間はいるということなのだろうか。その上で、「原作世界の改変」に興味がある人間は何らかの協力関係を結ぶことになり、魔法少女まみかのように振り回される者もいる。ただ、「人気があるキャラ」が転送されてきているのだとしたら、その多くはある程度思慮のある人物である可能性が高く、単純にドリフターズや聖杯戦争みたいなドンパチにはならないようだ。今後、ストーリーがどうやって回っていくのかは気になるところ。

 そして、弥勒寺は興味がないと言っていたが、セレジアさんはそうでもないのが原作世界と「創造主」との関係性。まー、集まったメンバーの中でも割と「大変な」世界から来ちゃったのがセレジアさんなので、正義感から創造主を憎むのはしょうがないだろう。まぁ、普通は弥勒寺さんみたいに「俺、出てきちゃったしなぁ、作られた世界だったのかー、そっかー」ってなったらもう原作世界の運命とかどうでも良くなる気はするんだけど。セレジアさんの場合はたまたま簡単に作者に会えちゃったもんだから、かえって割り切るのが難しくなってるのかもしれない。「こんな奴が私の大切なものを……」みたいな感情はどうしたって湧くだろうからなぁ。まぁ、彼女も阿呆でないことは先週分かっているので、いくらか冷静に話し合うタイミングがあるといいですね。

 そして新キャラ、原作絵担当のモジャ毛さん。おっぱいがそこそこ大きくて可愛い。立ち居振る舞いが全般的に可愛い。「原作者」2人が集まってセレジアの「改編」を試みるも、結果は失敗でセレジアさんが恥ずかしい呪文を唱え損。一応の推論としては「創造主の設定」よりも「一般の認知」が必要なのではないかと言われている。この辺りの「人々からの認知」というのが今作では1つのキーになってきそうだ。また、例えば「セレジアはアニメ版だから原作最新巻の知識が無い」とかいう要素も実はかなりデリケートな問題。確かメテオラさんは「ラスボス戦直前に話をする」とか言っていたから自分の世界についてはおよそ知ってるのかな? 他にも、作中で言及されていない要素は無いものとして扱われるというのも気になるところ。セレジアはそのためにコーヒーを知らずにお茶は認識している。おそらく作中で「お茶」という単語は出てきたがコーヒーは無かったのだろう。また、興味深いのはセレジアの言っていた「この世界は私の世界よりもたくさんの匂いが感じられる」という台詞。普通に考えて、小説媒体の場合には「見えるもの」の描写が多くなり、「匂い」に言及する記述というのはそこまで多くはない。読者・視聴者もそうした創作世界を想像する際、匂いをイメージするなんてことはほとんど無いだろう。だからこそセレジアの世界には「匂い」が乏しい。「匂いの差」も「原作世界との繋がり」を示す証拠の1つといえるのかもしれない。

 メテオラさんが優秀な賢者だったおかげで、成果は出ずともしっかりと前に向かって進んでいる。1つ1つ要素が解きほぐされていく過程はとても気持ちが良い。「軍服の姫君」サイドにも進展があったようだし、次に何が起こるかが今から楽しみだ。

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 ゼロから始めるイシュカンコミュニケーション、第2話。すげぇジリジリ進むのな。ザシュニナさん登場のシーン、ものすごい長回しで全裸の野郎が着地するまでめちゃめちゃ時間かかって笑った。

 「異世界から全然分からないものがやってきた」というのは、そりゃもう、現在のアニメ業界では定番中の定番。しかし、そこにからありとあらゆる「お約束要素を取り除き、一から全部組み立てる必要があるとしたら? これが、とんでもない時間を要した最大の理由だろう。何も分からない相手からいきなり第一次接触を(すげぇ大胆に)図られたら、そりゃぁ何をしていいか分からない。そして、相手さんだって、こっちをどう扱っていいのか分からないのだ。

 スタート時点で与えられたのは、ザシュニナ側の「交流する意志」のみである。そしてそれを下支えするのは「カド」と呼ばれるなんかすごいもの。現時点では飛行機を飲み込んだ立方体が「カド」であり、さらにその中でザシュニナさんが起動させているあらゆる能力も総合して「カド」と呼んでしまってよいと思うが、これだけの突発的コミュニケーションを行うのに、スマホ1台とか、戦艦一隻あってもまだ足りない。この奇跡の出会いには、一辺が2㎞というとんでもないサイズを誇る「カド」が必要だったのだ。そして、そんだけサイズがでかいものをこちらの世界に現出せしめるのだから、うっかり飛行機の1機くらい飲み込んじゃうのもしょうがないことだったのだろう。今のところあちらに害意はなく、あるのは「疎通を図る意志」だけ。まずはそこからスタートだ。

 カドがなんなのかも分からないし、相手が何を考えているかも分からない。そんな状況では流石のエリートネゴシエイターである真道さんも動きが取れなかったが、そこはカドの性能をフル活用したザシュニナさんサイドが何とかしてくれる。まず彼は、取り込んだ巨大な物体の中から現れた何らかの有機生命体が、おそらくこの世界で「疎通」出来る相手だろうと考えた。そして、カドの力によって「似たような見た目の有機体」を模倣するところから始まる。容姿がオリジナルなのは何故だか分からないが、ザシュニナさんサイドもひょっとしたら同じような「容器」を保持しているのかもしれない。まずは形を持つことで、相手(真道たち)に「何らかの対象がある」ことを示す。すると、今度はこの対象に向けて、真道たちが何らかの「接触」を持つはずだ。実際、飛行機の外に降り立った真道はザシュニナの「身体」に目線を向け、意識を向けた。で、この段階で情報のやりとりをしていいかな、って思っちゃったのはザシュニナさんの早とちり。残念ながら人類は、まだ直接お互いの意志をやりとりする次元には達していない。突然テレパシーをたたき込まれた真道さんは悶絶する。

 ここで真道が叫び声を上げたこと、そして部下の花森がザシュニナさんに向かって声を荒げたことにより、賢いザシュニナはすぐに「ここにいる相手は、音(なんらかの媒介物の振動)を用いて意思の疎通をするのかもしれない」ということに思い至る。そして大気を揺らすための力場を産み出すことに成功し、更に、その「音」には高低(振動数)があることも察した。色々と調整し、ついに「音」は「声」に辿り付く。あとはもうとんとん拍子だ。真道のスマホに目を付けた理由は分からないが、高密度な情報媒体であるスマホの内容が、ひょっとしたらカドのような「あっち」の道具と共通する部分があったのかもしれない。スマホに入っている電気信号には、文字があり、音があり、そこには言語がある。超高密度な情報媒体も難なく解析し、あっというまに「発声」は「対話」になった。ここまで、ほんの十数分。アニメの1話としちゃぁ長い行程かもしれないが、2つの全く別次元の「意志」が疎通にいたるまでのプロセスとしては超高速。「カド」がどれだけ優秀かが分かるというものだ。

 こうして、「ゼロから始めるイシュカンコミュニケーション」は無事に我々がアニメやなんかでよく見るレベルに辿り付いた。そして、ここに辿り付くまでの流れが(これでも簡略化していると言えるが)ここまで偏執的に描かれるのが、今作の恐ろしいところだろう。普通は飛ばしちゃうんだよ、そこは。メイドのドラゴンは何故か日本語ペラペラだし、異世界の魔法使いたちだって大体言葉が通じるし文化も似たり寄ったり。多少言語の壁があったのは自衛隊が現地語を頑張って勉強していた「GATE」くらいのもんだろう。徹底して「異物」たる「カド」をフィーチャーするためにここまで亀の歩みですすめる姿勢は、今後の物語に何が出てくるのかが想像出来ないために恐れ入るばかりだ。多分、ちゃんとしたSF作品ってのはこの辺りを全て描ききる筆力があってこそなんだろうなぁ。

 まぁ、結局アニメとしては何も進んでいないし、ザシュニナさんが何を言っているのか、何が目的なのか、そして彼が言うように「敵なのか味方なのか」、全てが謎のままだ。少なくとも現時点では腕ずくで何かしようと思っていないことだけでも分かれば充分。「カド」は正解を導くらしいのだが、果たして、現在のコミュニケーションで人類はその「カド」にたどり着けるのか。ここからが真道の腕の見せ所? でも政府側にももう1人有能そうな女の子も出てきたぞ。いや、別に真道さんも敵に回ったわけではないし、「真道と張り合う」必要はないと思うのだが……今後、このアニメは「何アニメ」になるんでしょうね?

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 スポイラ終わったからようやく2話目からの感想書けるようになった、第2話。今期も週末近辺に注目作が多いので大変そう。

 さて、個人的には最注目作である今作だが、2話目もなかなか予想外な方向に話が展開している。1話の空中戦から怒涛のファンタジー世界にぶち込まれるのかと思いきや、なんと、ネットで原作者をググってアポを取る展開に。これもひとえにクレバーで腹ぺこなメテオラさんのおかげですね。2話目ですでにキャラが立ってるメインヒロイン2人はなかなかにキャラ強度が高い。まぁ、「人気キャラ」ですからね。いや、メテオラさんが元の作品でどの程度の重要キャラなのかは分からないけども。

 多くの異世界転生の場合にはあまり問題にされない「2つの世界の関係性」。今作では片方が「作られた」という明らかな有意差があるために、この異世界どうしの関係を無視するわけにはいかない。颯太を代表とする「我々」サイドは「勝手知ったる」世界なので別に構わないわけだが、「お前の現実は、俺達の仮想やぞ」と言われた来訪者側は流石にそのままでは放っておけない。今回登場したまみかちゃんのように多少イカれてしまうのも致し方ないところ。しかし、幸いにもメインヒロインのセレジアさんは割とそのあたりは冷静。流石、殺伐とした世界で主人公を任された人間は肝の据わり方が違う。

 しかし、ここで問題になってくるのは「仮想は本当に仮想であるのか?」という部分だろう。聡明なメテオラさんは「何らかの世界の交わりが創作物という形を借りてこっちの世界に漏れ出てきた」という説を披露してくれた。なるほど、確かにそれなら筋も通る(?)し、重なり合う運命に理解が示せる。この「世界間での対等」という条件は実は非常に重要なもの。何しろ、メディアに展開された彼女達の生き方は「これまで」のものであり、こちらに転送され、こうしてドタバタしている彼女達の人生は「創造主」すらも関与していない「オリジナル」になってしまうからだ。「創作物から産まれた」という仮定が正しいとするなら、この「キャラクターの一人歩き」はとんでもない事態である(いや、すでにとんでもない事態だが)。それに比べて、「世界が何らかの形で交わっていた」仮説を採用すれば、今回彼女達が飛ばされたのはシンプルな「異世界転送」として処理され、彼女達が自由気ままに動いていることにも説明がつく。こっちの方が、ややこしい矛盾が生じずに済むのである。

 でもまぁ……作品の性質を考えれば前者なんだよな。「この世界の情報は常に複層であり、他の世界を生み出す(Create)のに充分なものである」というメテオラさんの見立ては実に冷静なもの。そりゃまぁ、創作物の中で創作物が編まれるなんてことはよほど念の入った作者でもない限りなかなか起こらない現象だし、「向こうの世界」の「創造物」はどうしたってシンプルなものになってしまうだろう。我々が日常的に甘受している数々の「作品」は、我々が「上層の存在」だからこそ可能になる生活水準なのである。そうして生み出された数々のキャラクターたちは、何らかの作用でそこを「起点」として、こちら側に飛び出してきた。誰が、なんの目的でそんなことをしているのかはさっぱり分からないが、その結果として現状把握に努めるもの、新たな文化を楽しむもの、そして、世界の関係性を理解し、自分にとって大切な「故郷」を思うもの。どんな行動に出たとしても不思議ではないわけだ。

 「創造主に会う」というとんでもないプロジェクトがあっさりと実現してしまったセレジアさん。彼女は聡明ではあるが割と衝動的なところもあるようで、原作者に出会った後にどうするかまではあんまり真剣に考えていなかった様子。頭では理解したかもしれないが、流石にいきなり「自分の人生がこいつによって作られた」と考えるよりも「こいつが自分の人生をのぞき見していた」いう直観の方が自然なわけで、反感を抱くのも致し方ない。そして、理不尽な運命を戦い抜く「面白いドラマ」を作る人間というのは、その分だけ「冷酷な創造主」でもあるのだ。冷静な姫様はまだそのあたりを理性で処理出来たが、お花畑な世界から飛び出した魔法少女はそうもいかないらしい。そりゃね、プリキュアが出てきたらどれだけ人が死ぬんだ、ってのはアホみたいだが真に迫った疑問だったわけで……空想科学読本が冗談ですまない世界になってきた。

 あとはもう、次から次へとキャラクターの大安売り。また殺伐とした奴が1人増えた。こうして考えると、創作物ってどこを引っ張り出しても血の気が多くなるよな。漫画タイムきららコミックとかからも顕現しろよ。

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