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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 何も、終わって、ネェ! 最終話! だが! それでいい! ひょっとしたら過去最高の可能性すらありうる! 何だそれ!

 というわけで、結局恋愛トラブルは何一つ収束しないままにアニメシリーズとしては終了してしまいました。まぁ、事前に知り合いから「一切片付きませんよ」っていう情報は聞いてたので覚悟はしてたんだけどね。ただ、だからと言って「消化不良やんけ! 金返せ!」という感情は一切なく、「そりゃそうだよね! おっぱい!」というエモーションに満たされているので、私は一向に構いません。甘い作品にはとことん甘くなれる、それが俺。

 この最終話がなぜ良かったのか、その理由をいくつかの理由に分けて説明しよう。まず1、アバンの時点で終わらせる気がないことが明示されている。………………なんだあれ、何が起こったのか何一つわからねぇぞ……あれって妄想劇場なの? 事実なの? なんで今出てきたの? とにかく全部わからないのだが、分からないものが突然なんの脈絡もなしに繰り出された時点で、「あ、今回もギャグだ」ということがはっきりわかって、余計な緊張感を持たずに最終話を楽しむことができました。あのアバンの謎については、2期があれば、ひょっとしたら、解決……しなくてもいいな。

 最終話が良かった理由その2、これまでで一番ゲームの話してる。いや、今まで必要なかったとかいう可能性は置いとくとしてな。恋愛勘違いゲームだけなら他の作品でも見られたかもしれないが、ゲームの功罪、ゲームの意義について、ただひたすらにこれだけの議論をするのは「ゲーマーズ」を名乗っているこの作品ならでは(のはず)。唯一ゲームに関心のない亜玖璃を論戦相手に設定し、ゲームのここが面白い、ここが大事、ここがクソ、というのをきちんとフラットな視点から議論している。まぁ、その上でゲーマー連中が4人も寄ってたかって一人の素人に論破され続けている時点で、現代ゲーム業界の窮状を表しているようにも見えるのだが……。「ゲームは無駄が許される媒体」っていうのは面白い視点かもしれません。でもなぁ、はるか昔のファミコンのゲームも、学生時代に全てを投げ打ってプレイしていたゲームも、今手慰みでやっているソシャゲよりもよっぽど強烈な体験だったのは間違いないと思うんだよなぁ。思い出補正とか抜きにしてもさ。まぁ、多分お金を費やすか時間を費やすかの違いなんじゃないですかね。代償と充足の関係性って、そんなものよ。

 最終話が良かった理由その3、亜玖璃が超しゃべる。今回一番台詞が多かったキャラクターは文句なしで亜玖璃。つまり、最終回で一番しゃべっている亜玖璃がメインヒロインということでファイナルアンサーですね。悪意なくサラリとゲーマーの心をえぐる正論を連打できる亜玖璃さんの尊さがよくわかるお話で、マジで上原さんはこの奥さんを大事にしろよ、って思うんだけど、残念ながら亜玖璃さんは地上でもっともかわいい生物なので、景太みたいなクズでもなぜか優しさ溢れるつながりがもててしまうんでしょうね。

 最終話が良かった理由その4、その亜玖璃さんが大変に可愛い。うん? その3とだいたい同じだと? いや、大事なことですからね。個人的ベスト亜玖璃さんは、序盤の温泉街散策で湯気に向かってパタパタと手を振ってる亜玖璃さん。他にも上原さんに課金するかと問われてじゃぶじゃぶつぎ込む亜玖璃さんも実に素直で可愛らしい。やっぱりこの声のキャラは何かに夢中になってヨダレをジュルジュルさせている姿が一番似合うんですよね。上原さんとの関係性を持ち出されていちいち乙女の顔になる素直な亜玖璃さんは最高です。

 そして大事な大事な理由その5、素晴らしい温泉シーン。これ、すごいと思うんですよね……お約束だとか、サービス回だとかそんなちっぽけなもんじゃねぇ、もっと恐ろしいものの片鱗を……。まず、ヒロイン3人の身体がとにかく理想化されたベストのサンプルであること。文句なしのモデル体型の天道さん、地味巨乳とかいう凶器を振りかざす千秋さん、そしてこのCVの割には控えめながらもちゃんとメリハリのある亜玖璃さん。この三者三様のナイスバディを、余計なモザイクや効果を使うことなく、さりげなく隠し、さりげなく見せるカット割の妙。これまで微妙に作画がヘタレていた話数があったにも関わらず、ここにきて最大の力を発揮した見事な描き込み。そしてフェティシズムを満足させるためにありとあらゆるアングルから動きで見せる女体の神秘。こんなに心踊る温泉シーンは久しぶりに見た気がします。天道さんの背中の見せ方とか、亜玖璃の腰から尻、太ももにかけてのラインとか、千秋の凶悪な揺れの見せ方とか、なんかもう、全てがこの時のために用意されていたかのような感慨深さである。ラストだからサービス回。そんな安易な考えだけでは、この画面は用意できなかったはずだ。つまり、エロは素晴らしいということだ。

 いや、他のシーンでも天道さんや千秋は充分可愛かったですよ。でもさ、ほら、やっぱり、もらえるものはもらうというか……、せっかくのアニメなんだからやれることやっとけというか……。とにかくありがとうございます。強いて心残りを挙げるとしたら、せっかく天道さんがいるのにイカちゃんもどきに声をあてられなかったことくらいですかね! 権利関係とかかな!

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 何も捻られなかった!! 最終話! ことごとく予想を裏切ってくれる作品である。まー、さすがに捻ったネタを仕込むだけの尺の余裕はなかったか……。

 前回からの引きで、「さぁ、チェンジリング作戦は今いったいどうなっているんだ?!」とドキドキしたのだが、なんと前回のエピソードで表面上に見えていた図式が全て事実だった。なーんだ。かなりの肩透かし。というか、そうなるとやっぱり前回のプリンセスの反応にどうしても違和感が出てしまうのだが……アンジェのことを大切に思うあまり、彼女の安全確保を狙って多少強すぎる調子になってしまったってことなのかなぁ。でも、それだと最終的にプリンセスはアンジェのことが理解できていなかったし、アンジェもプリンセスの執念を甘く見ていたということなので、百合関係の評点は大きく下がることになってしまう。いや、お互いに本当に大事に思い合っている部分は認めるのだが、こちらとしては「何も言わずとも全てを分かり合える現し身」みたいな関係性を求めていたわけで、痴話喧嘩とすれ違いでドタバタしちゃったのはちょっと残念。

 そこで、今回おもむろに株を上げにかかったのはアンジェ×ドロシーのカップルである。やっぱりドロシーお姉さんは格好いいですね。雪の降りしきるロンドンの街、銃弾飛び交う鉄火場でも常に乳は出しっぱなしというこだわりには畏敬の念すら覚えますよ。まぁ、ちせの格好もおかしいしな。こいつら寒いって感覚ないんだろうな。とにかく、失意のアンジェを救ってくれたのは「お前ら登場が便利すぎる」というツッコミ待ちのドロシー、そしてベアト。ベアトは最終回だからまた何かでっかいキャスト変更があるかと思ったら、結局何もせずにひたすらワーキャーいってるだけだった。だが、それがかわいかった。ドロシーさんはこれまでの鬱憤を晴らすかのようにアンジェに意趣返しの「嘘」を繰り出してしたり顔。その後は持ち前のドラテクでダービー弟すら倒せそうな見事な走りを見せる。この人がいるからチームはなんとかやってこられたんだろうなぁ。そして当然ちせさんは便利な防壁に。もう、この世界の銃弾は確実に刀で落とされるためにある。

 どういう裏事情があったのかはわからないが、とにかくチームはあっという間に復活。あとは肝心要のプリンセスを奪還するだけってことで、ダイナミック潜入アクションになるわけだ。まぁ、反重力ボールさえあれば色々とどうにかできますので。っつうかさ、ドロシーたちがあんだけ簡単に式典会場の屋根裏に進入できちゃったってことは、クーデターチームがあんな大胆な作戦を考えなくても割と簡単に暗殺者とか派遣できそうだよね。ドロシーさんたちはやっぱり特別優秀なのかな。とにかく、式典会場の屋根裏ではプリンセスがゼルダさんや小野Dボイスの格好いい兵隊さんたちと一進一退の攻防を繰り広げていた。プリンセスもかなり追い詰められた状況からのスタートだったが、幸いゼルダの暴走も他の兵士たちとのコンセンサスはない状態なので、プリンセスはとにかく彼女の動きを封じる方向に進めればなんとかなるという状況。ここぞというタイミングで発揮された彼女のスキルが「プリンセス」ではなくて「スリのアンジェ」としての能力だった、というのがなんとも皮肉めいた関係性を匂わせてニヤリとさせられる。有能なゼルダの前では精一杯の抵抗も空回りに終わってしまったが、時間稼ぎが実ってなんとか王子様が間に合った。ドタバタしながらもなんとか「プリンセスの救出」と「女王暗殺の阻止」という2つの目標だけは達成できた。ただ、コントロールとの関係性も含めて、色々と禍根を残してしまったのは事実だよなぁ。今後もプリンセスってそのままのポジションで活動できるのかしら……。

 ラストはサブタイトルから「壁が崩される」のかと思いきや、壊すことができたのはアンジェの心の壁でしたよ、っていうオチ。むぅ、しょうがないとはいえ……やっぱりちょっと物足りないぞ。これは是非とも続きを作ってもらわなきゃいけませんなぁ。いや、続きよりも先に「穴を埋めるエピソード」が必要ではあるんだが。制作チームは、どの程度「この先」を考えているのかなぁ。

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 リア充カップルが遊園地デートしてるところを延々見せられるアニメ、第11話。内容としては何も間違っちゃいないよ。今回はそこまで「ねじれ」部分がなかったので、割と壁ドンしたくなるような展開が多かったような。いや、亜玖璃さんは幸せになってくれてええねん。そっちのカップルはそれでええねん。

 前回の引きで、解決していたと思った上原×亜玖璃間の関係に再び暗雲が立ち込め、上原さんと天道さんが悪そうな談合に突入(悪そうなのは主に頭である)。イヤイヤ、そうじゃないな。2人とも、なんだかんだで本質は押さえているんだよ。景太の影響による亜玖璃の変化、そして亜玖璃の影響による景太の変化。上原さんはなんだかんだで亜玖璃のことをよく理解しているのだし、そこまで長くない付き合いとはいえ、天道さんだってあれだけ熱心に景太のことを見ているのだから、さすがに奴の本質は捉えている。それがどのように変わってきたかということは、熱心なストーカーコンビだったら把握できていて当然なのだ。ただ、2人には決定的な情報が1つ足りないだけなんだ。「景太たちもそちらの浮気を疑っている(というか確信している)」という勘違い部分だけ。

 しかし、そこを考慮できようができまいが、やっぱり上原さんたら名軍師。ダブルデートで既成事実を作れ、という作戦は、実際にはクソ童貞で背伸びしっぱなしの上原さんにしては的確だろう。これまでこのカップルどもが抱えていた誤解の中心は「お互いにさっぱり腹を割って話さない」ことに原因があるのだから、強引にくっつけてしまえば自然解消するはずの問題なのである。上原さんの処置により、作戦は万事うまくいくはずだった。実際、遊園地に着いた時の景太・天道さんのテンションはおかしかったのだし。このままお似合いカップルっぷりを発揮すれば余計な誤解など霧消するはずなのだが……もちろんトラブルの種はつきまじ。余計なお世話の妹さんパワーで千秋の乱入である。

 イマイチ分かってないんだが、心春ちゃんって単に千秋の本心を見抜いているからこそ「お姉ちゃんには幸せになってほしい」っていう一心で景太とくっつけようとしてるんだよね? 普通に考えると、心春目線だって景太みたいなろくでなしと親族をくっつけようとは思わないような気もするのだが、出会いの時点で心春ちゃんも景太菌に毒されてしまってるからなぁ。お姉ちゃんへの純粋な愛情から、確実に駄目な方向へ背中を押してあげている妹さんの残酷さよ。そして、肝心の千秋の方も、すっかり景太にほだされて本気になってしまっているのでたちが悪い。まぁなぁ、運命の人すぎたからなぁ。現在の「一方的に絆を認識しすぎている」っていう状態は彼女のメンタルを考えるとあんまりいい状態じゃないのかもしれない。まぁ、今作では珍しいくらいに真っ当なラブを貫きとおそうとしているのは立派ではあるんですけども(その分、この汚れきった世界では浮いてしまっているとも言えるが)。千秋さん、妹さんに「明日は可愛い格好してきてよ」って言われてるのにクッソ適当なTシャツで遊びに来てるの笑うよね。

 結局、世紀のKYフラグブレイカーである景太を前に、真っ当な努力などあまり意味がない。千秋からすればほぼ決定打となるような勇気あるアクションは起こしてみるのだが、のらりくらりとかわされ、かといって完全にリリースされるわけでもなし、目の前に天道さんをキープしながら、しっかり千秋には可能性を残しているように感じさせるというファインプレイを演じる雨野さん。もともと亜玖璃のことも心配して遊園地に来ていたはずなのに、この自由さで女の子の間をとびまわれる瞬発力はゲス原さんなんかよりもよっぽどのスケコマシに見えるんですけどね。まぁ、景太の場合は負の自意識が強すぎるから、別に意図してそういうことをやってるわけでもないはずなのだが……。これってさぁ、周りで見てる妹さんが止めてやるべきシチュエーションだよなぁ。

 結局、景太は内容のあるデートで色々と充実した時を楽しんだ。かなり長時間天道さんを放置してたような気がするんだが、忠犬の天童さんは多少の放置プレイくらいならもうビクともしない模様。あっさりと景太を受け入れ、ラストに手ェ握られただけでオールオッケー。というか、自分から掴み取りに行ってましたけどね。あのシーンの天道さん瞬発力はちょっと笑える。そして、そんな三角関係を放置して2人で歩いていた上原・亜玖璃ペアもなんとか丸く収まったみたい。いや、だからさ、この2人は元から相思相愛なだけなんだから、放っとけば問題なくくっつけるはずなんだってば。亜玖璃さんが上原に飛びつく時の幸せそうな表情だけで、割と満たされたので良しとしましょう。

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 逃げない! 負けない! 泣かない! 第10話! うおー、ボウケンジャー好きなんじゃー。改めて聞くとやっぱりすげぇ歌詞だと思う。なんで「負けない」の後に「泣かない」なんだよっていう。でも、ムラムラちゃんに言ってもらえば元気百倍です。

 ラス前の試練の時。まぁ、だいたいなにがしかの試練には悩まされ続ける作品ではあるのだが、今回はひょっとしたらチアフルーツ史上最大の難題だったかもしれない。なにしろ、あの赤来杏までもがくじけてしまったのだ。正直、杏ちゃんがくじけて弱音を吐く姿は見たくなかったのだが……相手が神にも等しいあのカミダイオー(の中の人)ってんだからしょうがないのか。キャップとしては、トップとの対談で新しい刺激が得られるだろうと思ってのことだったのだろうが、あまりに強烈な光は見る者の目を潰してしまう。圧倒的ヒロインに憧れを超えて崇敬の念すら抱いていた面々は、日本一のヒロインを目の前にして、すっかり骨抜きにされてしまった。

 この、「カミダイオーの凄まじさを見せつけられる」というイベントに対し、9人の対応は興味深い差異を見せている。顕著なのはやはり杏やみかんのように「圧倒的実力差に打ちのめされる」というパターン。元アイドルだった青山姉も似たような状態になってしまっていたし、ステージアクターが3人も意気消沈してしまえば、どうしたってイベントのクオリティに影響は出てしまう。そこまでカミダイオーに入れ込んでいたわけではない残りの面子は実質的にメンタルを削られたわけではないのだが、特にキャップは自分の狙いが外れてしまったことで必要以上に責任を感じて落ち込んでしまった。キャップは超人的な商才も経営能力も持ち合わせたスーパーウーマンではあるのだが、いかんせんメンタルが弱いのが最大の弱点。今回彼女が「やっぱり私は疫病神なんだ」と落ち込んだ時の回想シーン、マジでしょうもない不幸ばっかりで唖然とする。いや、突然の倒木は確かにインパクトあるけど、むしろそれで命に別状がなかったのだからラッキーなのでは……。人生十数年も生きていれば誰にだって不幸な出来事の1つや2つや3つや4つはあるもので、それってただのバランスの問題なのだが、キャップはそうした偶発的な「不幸」を自分のせいだと思い込み、ネガティブ思考に陥ってしまうのが最大の欠点のようだ。

 そうしてキャップが統率力を失うことで、親衛隊のロコ先輩とはつりちゃんも動きが鈍ってしまう。何を差し置いてもキャップ最優先の2人は、彼女が動き出さない限りは背中を押せないのだ。みんなの意識がばらけてしまうと、青山妹のように我の強い人間がぶつかると、普段のように押し返すことができず、雰囲気は沈む一方。杏たちの消沈がドミノ倒しのようにチアフルーツ全体の雰囲気を落ち込ませる悪循環である。

 しかし、そんな中でもぐらつかない人物が2人。1人はその格好よさがストップ高のムラムラちゃん。観覧客にも「紫だけが頼り」と評されるほど(紫自演乙)、彼女の演技はいつも以上に研ぎ澄まされている。杏と違って別にカミダイオーにも特別な感情は持っていないので、実物を見ても「わたくしだってあれくらい出来ますわ」ってんで発奮できるのがムラムラちゃんの強さ。赤来杏が骨抜きにされてしまい、(自称)ライバルが怒りに震える様子が男前すぎて最高だ。やっぱりムラムラちゃんは頼りになる。

 そして、ムラムラちゃん同様に「別にカミダイオーにそんなに興味ない」という消極的な理由が功を奏したのが、緑だったのだ。すまん緑。ぶっちゃけ名前すら覚えてなかった(マナナンである)。煩悩にまみれたマナは、カミダイオーショックの影響も受けず、良くも悪くも空気を読まないために落ち込んだ全体の雰囲気もどこ吹く風。完全に自分目線だけでグッズの売り上げのみを心配するという鉄の心臓の持ち主である。そんな彼女だからこそ、岡目八目でチアフルーツが抱えている問題と、その解決策を提示できたのは、良かったんだかなんだか。「町のみんなが応援してるよ」なんて基本的なことすら見えなくなってたんだから、残りの8人はよっぽど切羽詰まってたんだろうけどねぇ。マナのこの「発奮作戦」は本当に適当極まりない動機から発生しているもので、その証拠に、本来ならすごくいいシーンになるはずの「マナがみんなを説得して元気付ける」パートが、すげぇ適当な止め画とマナの(なおざりな)モノローグだけで処理されてるんだよ。「もう、緑の出番これでいいだろ」みたいな。もう当番回がないかとすら心配されていた緑に無事に活躍が回ってきたのだから喜ぶべきなのだろうが、この扱いの適当さは……いや、逆に美味しいのかもしれん。だいたい戦隊モノのグリーンもこういう目に遭いがちである。

 何はともあれ、重度のイップスを抜けることに成功したチアフルーツ。あとはトップを目指して駆け上がるだけなのだが……でもさ、話の腰を折るようで悪いんだけど、みかんちゃんが言ってた通りに「25位でも充分すごい」よね……。全国規模のテレビ番組で紹介される25位、東京からもわざわざ見にくる客も増えてるし、商店街もそれで活気付いている。もう、ヒナネクターは求められた仕事をクリアした気がするのだが……やっぱりこれじゃダメなんですかね。これ、どうやったら終わるアニメなんだろ?

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 case23なのかよ、第11話。ことごとく想定をひっくり返してくる作品だなぁ。これで次回ラストがcase24になるわけね。この構成だと、残念ながら将来的に「放送されなかった合間のエピソード」だけでもう1シーズンやることはなさそうだなぁ。

 というわけで、一気にクライマックスに突入。ラスト3話をしっかり時系列順に放送するということは、これまで色々といじってきた話数シャッフル自体に大ネタは仕込まれていないということだ。どういう効能があったんだろうと考えると、一番大きいのはやっぱり「視聴者の興味を引く」っていうところだろうね。先に「出来上がった関係性」を見せておいてからその形成段階に戻ったり、イチャイチャしてると思ってた連中が実はいがみ合っていたり、そういうギャップを引き立たせるときに、普通の時系列で流すよりも際立ちがはっきりするから印象が強くなるんだ。その分、視聴者には余計なストレス(理解にかかるコスト)を求める事になり、シリーズアニメとしてはハイリスクハイリターンの作戦だったわけだが(途中で放り投げる視聴者もいるだろうからね)、今作の場合、狙い通りの効果はきちんと発揮していたし、期待通りの「リターン」は得られているんじゃなかろうか。

 さておき、プリンセス暗殺指令が下ってからの緊迫の展開だが……正直に一言で言うと「もう訳分からん」。いや、素直に見るなら画面に見えてるそのまんまの現象なんですよ。指令を受けて、いかにも胡散臭いヤツ(ゼルダ)が派遣されてきて、その結果ドロシーはお払い箱、ちせも堀河公から事前に呼び戻され、(ベアトはどこに行ったかわからないけど)残されたのはプリンセスとアンジェという、今作のコアというべき2人に関係性のみ。アンジェは当然プリンセスを守るために奔走し、なんとか組織を出し抜いて一緒に愛の逃避行を目論むも、なんと当のプリンセスがこれに反発。あの日の誓いを胸に自分はプリンセスとしてやるべきことが残ってる、ってんで自分の意志で渦中へと舞い戻り、いっそ全ての黒幕を私が担当するわ、と「自分を殺して」てっぺんへと登り始める。

 プリンセスの志の高さには驚くばかりだが、一応これはこれで筋が通っている物語。表面的にはこれで納得してもいいのだけど……、ただね、スパイは嘘つきなんですよ。黒蜥蜴星人の企てをいちいち信用するわけにはいかないんですよ。外部からの圧力に疑う余地はないので、コントロールの上層部がすげ変わったこと、プリンセスの扱いが変わったこと、そしてそれを利用して内紛をけしかけようとしてる勢力があることは全部「事実」である。しかし、その中でゼルダがどういう意図を持って動いていたのかは現時点では不明確。彼女は戻ってきた「アンジェ」をどのように見ていたのだろうか。クーデター軍の人たちには「プリンセスだよ」と紹介していたが、あれが事前の取り決めだったのかどうか。あそこでアンジェが「プリンセスの格好をして戻ってくる」ことはゼルダの想定にはなかったはずなので、すんなりチームと引き合わせて「プリンセスダヨー」と紹介したのは違和感があるんだよな。プリンセスが事前にゼルダと示し合わせていたのであれば話は変わってくるのだが……。

 そして最大の問題は、「どっちがどっちなんだ」である。普通に考えれば、ショッピングの時にブティックで入れ替わった2人は、そのまま逃走し、船に到るまではずっとそのままの状態。そして船内で喧嘩して、プリンセスがアンジェを一方的にフり、そのまま単身でゼルダのところに乗り込んできた、という筋書きである。でも、本当に? それであってる? いくらなんでもあの船内での喧嘩は急すぎない? 2人は「小さかった頃の記憶」を活かし、入れ替わりについては阿吽の呼吸で対応できる。そして、今回の一件、「プリンセス暗殺指令」についても、事前にそうした命令が下ることは充分予想できていたこと。さらに事前にクーデター軍の存在も知っていたとすると、2人には充分に対策を練る時間があったはず。周りをだまくらかすプランを練れたはず。そう考えると、やっぱり矢面に立つのは反重力ボールを操れるアンジェの方が都合がいいわけで、あそこでプリンセスがさも喧嘩別れしたようなていで出ていくのはちょっとおかしいんだよね。まぁ、単に2人の関係性を考えた時に、あんな簡単に破局を迎えるはずがない、って信じたいだけなのかもしれないけど。「入れ替わりを悟られる」ところまでが計算済みなのだとしたら「入れ替わった後で入れ替わって、裏の裏が表」という可能性もあり得るんじゃないかしら。それくらいやってくれないと、黒蜥蜴星の威信に関わりますから。

 まぁ、正直「何が起こっても不思議じゃない」というくらいでとどめておくしかないですけど。一つだけ言えるのは、多分、来週2人は幸せなキスをして終わりますよ。

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 んんんんんんんんんんんんん? 第10話。まとめる気ゼロか! まだまだ行くか! いいね! どこにでも行っちまいな!

 すでに10話目ということで、他の作品ならいよいよラスボスも登場してゴールが見え始めるくらいの段階のはずなのに、全くゴールなど見えずに新たなクエストが乱立するばかりの恐ろしい世界。なんで今作のキャラ達はアクセル踏む以外の選択肢がないんだろうな! ブレーキって機能は付いてないのかな!

 そんな中で唯一心の癒しになるのが、先週は一切登場しなかった亜玖璃さんなわけです。今回は昔の友達に引っ張り出されて典型的な高校デビューを笑われるという屈辱的なシーンがあったわけですが、おかげで亜玖璃さんの男前っぷりが一気に上昇。あそこでブチキレて相手をひっぱたくくらいの展開もありそうだったけど、亜玖璃の場合はそこを格好よく笑って退場できる。いいね、あくまでも(言葉にしろ体にしろ)暴力に頼らず、自分自身の信じたものを貫き通す信念の強さ。やっぱり亜玖璃さんは二次元キモオタブタ野郎達の憧れの星だ。まぁ、そんな彼女の信念がボコボコにされる世界なんですけどね……。序盤はキングオブ空気読めるだった上原さん、どんどん駄目な方向に進化してませんかね……。何故か他の女とスキンシップをとっている時にばかり街角で遭遇するというハイパーな豪運も持ち合わせているせいで、亜玖璃さんのメンタルはもうボロボロよ。そして、そんなHP残りわずかの亜玖璃に忍び寄る、今作最大の悪魔・景太の魔の手。今回珍しく天道さんが素直なノロケ話を披露して「なんでこんなことをわざわざ千秋と話してるんだろうなー」って思ってたら、なるほど、外野の間で「ゲーム>天道」っていう図式を明確にしておくことで、自然に「亜玖璃>ゲーム」に連結させるためだったのね。A>B、B>C、∴A>C。うーん、定理。

 前々回、人生ゲームパーティのおかげでなんとか回復したと思われていた亜玖璃・上原間の関係性。今回だって実際に上原は「亜玖璃にとって景太は弟みたいな存在だろ」と(珍しく)正しい認識をしていたというのに、こんなところから再び疑念の影。そりゃま、上原さんの行動が先に火種になったとはいえ、この能天気な亜玖璃・景太間の関係性はやはり誰から見てもちょっと問題はある。まぁ、事前に不等式の話をしていたなんてことは景太さんも知らないわけで、今回ダッシュで駆けつけたことについて、彼に非はないのだが……それにしても、ダッシュで逃げながらだったのに亜玖璃さんがメール打つの早いな……。

 残念なことに、再び首をもたげる亜玖璃・景太間の疑惑。事前に「正しい彼女の振り方」のレクチャーを求められた天道さんはレイプ目になるしかなく、そんな関係性をサポートするかのように固まっていく上原・千秋の関係性。これまでの問題と違い、千秋の場合はついに「自分が好かれている」という勘違いを生み出してしまっている(これまでは不思議なことにそうした勘違いはなかったんだよな)。そして、察しのいい( )上原さんはろくすっぽ言葉も交わさずにそんな千秋の状態を上から目線で監督している。これまで若干蚊帳の外だった天道さんだが、彼女は千秋からは「上原の不倫相手」認定されているせいで、女性が三人集まるともう訳がわからない。運命の人すぎるという上原の伝説に残る叫びに対し、気の合う彼女さんは「浮気の証拠すぎる」という見事な切り返しで状況を崩しにかかった。どさくさに紛れて千秋が「上原に好かれて光栄と思うターンは終わった」みたいなこと言ってるんだが、お前の中で上原をどうしたいんだ。

 なんだろう、とにかく亜玖璃さんだけは不幸にならないように祈ってきたのだが……今更気づいた、こいつら、みんな馬鹿なんだ……。馬鹿ピンク……可愛いな!

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 最後はやっぱりサンダルさん頼みやないかい、第24話。まー、この作品におけるドラえもんみたいなもんだから……でも、ドクもドラえもんみたいなもんだよな。間野山、有能だなぁ。

 さぁ、ラスト2話か。祭りが最後のクライマックスなんだろうと思っていたが、今回はマジでトントン拍子に準備が進み、すでに祭りに突入してしまうという展開だった。まぁ、大事なのは「その後」だものね。これまでの建国祭みたいな「開催内容がうまくいくか」の話とは一線を画す問題なのだね。テレビ局が入らなかったのは残念なのかもしれないが、パワードスーツのジジイどもが寄ってたかって神輿を担ぎ上げる祭りっていうだけでかなりエキセントリックジャパンな情景には違いないので、これ、きっちり来年以降も宣伝を打っていけば下手したら海外からの観光客も見込めるようなとんでもないイベントになるのでは。間野山の武器の1つにドクがいるんだから、彼の才能をフル回転させて「ヘンテコ発明都市・間野山」っていう売り込みに力入れたらええねん。

 今回は祭りの準備→祭り開催という流れなのでその間にはほとんど引っかかりらしいものはなく唯一あったイベントはテレビ局とのゴタゴタくらい。かつて建国祭の時に関わっていたディレクターやプロデューサーなど、懐かしのキャラも絡んで来て「いよいよクライマックスだなぁ」という感じがする。よく見ると祭りのシーンも含めてこれまで登場しちゃ住民たちが色んなところで出て来てるのが嬉しいよね。テレビの一件、相変わらずマスコミの横暴が繰り返される展開だったのでバシッと断ってしまっても特に問題はなかったと思うが、結局妥協案については由乃たちが議論するだけでジジイがバッサリと断ってしまったのでオールオアナッシングで潰れてしまった。このシーン、実は割と大事な要素が含まれていて、ジジイは由乃の気持ちを一番に考えてすっぱり断ることを決めてるんだけど、その時の台詞が「住民の気持ちが一番大事なんじゃ」っていってるんだよね。つまり、ジジイは「余所者で馬鹿者な若者」であった由乃のことを、「住民」と認めた上で、彼女の気持ちを慮った行動に出たのだ。一昔前のジジイだったらそんな行動はしなかっただろう(テレビっていうだけで浮かれてたからね)。由乃も、そんなジジイとの対話で「私もずっと若者で馬鹿者でありたい」と言っていて、昔のジジイとの対比なのだからその2つで正解なんだけど、自然に「余所者」っていう部分が排除されているのがやっぱり大きな変化になっているなぁ、と。

 そして、そんな由乃の変化、成長は彼女の進路の話でも確認できる心温まる要素な訳だが、今作はどうやらそれ以上に「ジジイの成長」という部分もかなりフィーチャーされているようで。例えば舞台の練習中には以前のように無茶な暴走をしなくなっているし、休憩中には千登勢さんと差し向かいで休憩するなんていう、これまでならあり得なかった光景も見られる。千登勢さんが洋服着てるだけでもちょっと新鮮だったんだけど、多分あの差し向かいの二人の画は、変化した関係性の表れだったんだろうね。もう、2人して憎まれ口も叩かずに普通に「間野山のために年寄りがしてやれることは何か」っていう共通の意識で動けているし、ここに来てようやく、2人が長年の腐れ縁で培ったツーカーの関係性を有効利用できているのだ。こうして見ると、最初から最後まで千登勢さんはいいババアだったなぁ。

 ジジイの変化があり、町全体の変化がある。やはりあれだけ大きな騒ぎになった洋菓子屋引っ越し騒動が商店街を通じて住民全員の変化を促したのだろう。多くの住民がみずち祭りの開催に積極的になっており、そこにはこれまで由乃たちが少しずつ積み上げて来た住民たちとの絆が感じられる。まぁ、ぶっちゃけ祭りのスタートとなる駅の前には大して人も集まってなかった気もするのだが、それ以上に由乃のバースデーには多くの知り合いも駆けつけてくれており、その全員が、由乃がいなかったら積極的になれなかった人たちなのだ。そういう意味では、由乃が始めた「普通じゃない仕事」は立派に刺激を得て、由乃自身も、周りの人間も成長させることになったのだろう。残念ながら黄金の龍だけは見つからなかったが……「願いを叶える黄金の龍」ですからね。最後の1話でどこかから出て来そうな気はしますよね……。

 こうして祭りは成功の兆し。あとは「ラストクエスト」だと思われる合併話をどのように収束させるか。前回の時点では「合併の阻止が最後のクエスト」という認識だったのだが、今回の話を見ていると、確かに自治体として現実的なところを見れば合併というのは別に損だけの話でもない。間野山という風土を残し、住民たちにプラスになるなら合併自体に問題はない。そこで会長は「合併に有利に働く」というので、サンダルえもんの出したひみつ道具である「どっかよくわからない町の市長」を引き摺り出しにいったわけだ。姉妹都市提携と合併にどんな繋がりがあるのかもよくわからねぇけどさ。合併はするのかしないのか。そして、由乃はそこに関係しているのかいないのか。

 「町おこし」というなんとも掴みどころのないテーマを持ったアニメだったが、この最後の着地点によって、テーマが伝わるか伝わらないかも左右される。ラストはいい形で幕を引いてほしいものだ。

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 秀勝さんで遊ぶな、第9話。なんか、ここ数年でまた秀勝さんの仕事が増えたような気がするんだよな。玄田哲章とか清川元夢みたいな「無駄に豪華」ネタ要員としても活躍している。まぁ、このアニメの場合は出るべくして出てるところあるけども。次回予告やりたかっただけじゃねぇか。

 さておき、やっぱりロコ×キャプなんだよなぁ……。個人的には「プリンセスプリンシパル」の「厳しい百合」を見た後にこちらを見たので、約束されし勝利のカップリングに心が満たされていくのを感じます。まぁ、今回の喧嘩は今作の中では割とシリアス寄りのものではあったけども……。ロコ先輩の「もうずっとキャップを見ていたことを隠す気もない」みたいなふてぶてしさが最高ですね。彼女の場合も、ある意味「才能に溢れた有能な女性が落ちる」パターンが楽しめているとも言えるわけでな。

 2話に渡って作られた「夏祭りステージ編」の後編という意味合いもあるのだが、それより何より、これまた定番(杏ちゃん談)の、「司令官参戦」パターンである。「過去の戦闘で身体に問題を抱えているために出撃できないと思っていた司令官だが、力を振り絞って前線に飛び出す」というと、ちょうど現在放送中の「キュウレンジャー」の司令官、ショウ・ロンポーも似たようなところがある。他にも「戦う司令官」代表といえば何と言ってもデカマスターだし、「身体に問題を抱えた追加戦士」なら元祖となったドラゴンレンジャー・ブライなんかの印象もあるか。キャプテンの場合、舞台の外では司令官ポジションだが、劇中ではあくまでも追加戦士である、というところで2度美味しいですね。もしはつりちゃんのいうことが本当で、姉妹設定になるなら「ギンガマン」の黒騎士ヒュウガみたいな設定になってるのかもしれん。

 本来だったら舞台に上がる予定がなかったキャップがこうして登場したのは、花火の打ち上げ時間にショーのタイムテーブルを合わせるため、という壮絶な理由。作中でも間延びしてしまうショーの厳しい状況が切実に描かれていたが、普通に考えてアクション主体のショーで10分をアドリブで埋めるのって並大抵のことじゃないぞ。何しろ音響やら効果やらは全て秒刻みのスケジュールで用意されているはずであり、アドリブに突入するということは、そうした音響や効果を全く使えず、完全に身体一つの演技だけでクオリティを維持しなければならないということ。超人的な身体能力を持つ杏、ムラムラちゃん、ロコ先輩あたりはなんとかそれに対応している部分もあったが、残りの一般人には土台無理な話である。そりゃそのうち演技も何も考えられなくなる。

 そこでキャップは、「アドリブ中のアドリブ」ということで自分をノープランのままぶっ込むというとんでもない作戦に出たわけだ。衣装だってその辺の幕1枚だし、どう見たって急ごしらえの感は否めないはずだが、おそらくは天性の演技力で乗り切ったのだろう。さらに阿吽の呼吸で彼女の登場に合わせられるロコ先輩との絆、さらにどさくさに紛れてやらかすはつりちゃんの貪欲さなど、普段から積み重ねてきた関係性の蓄積が、今回のアドリブをギリギリで成立させるに至ったのだ。イイハナシダナー。それにしても、キャップまで舞台に上がるってことは、完全に裏方は青山妹1人なんだよな……あれだけ凝った効果演出をよく1人で切り盛りできるよな。他の連中は1人2役をこなしたり、キャストとしての仕事で手一杯だし……毎回の公演を常に綱渡りで成功させてそう。これで日菜野の経済復興の一翼を担う重責を任されているのだから大したものだ。みんな、電車で行こう。

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 あかん、これ俺がすごく弱いやつ、第10話。「優秀で堅物だった女が、何かのきっかけで転がり落ちて救えないところまでいっちゃう」っていうシチュエーション、精神的ダメージが大きくて、ものすごく辛い気分になるんだけど、最終的に好きなんです。MでNTR好きっていうのはそういう人間なんです。今回の委員長、具体的にどう転げ落ちたかを語らずにカバンの薬物だけでそれを暗示させるところとか、最高にエロくないですか?

 最新話の時系列は最新話だ。一番近いところでアンジェたちの過去が明らかになったcase20の「Ripper Dipper」。あの時点でチームの人間関係はほぼ煮詰まっていて、アンジェとプリンセスの関係だけは他のメンバーに言っていない状況。さらに4話目(case9)ではドロシーはアンジェとは別に、プリンセスの動向に気を配るように上から指示されており、実はドロシー・アンジェ間にはすでに認識の差が生じている状態だったのだ。幸い、他のメンバーについては完全に打ち解けた様子で、アンジェとベアトの連携は安心して見ていられるし、今回暇だったちせとプリンセスのコントなんかも和やかな雰囲気で、ちせさんも割とプリンセスに心を開いているようだった。まぁ、仮に2クール分(25話前後)だったとしたら、case22ってマジで最終盤だからな。だからこそのあんな引きなわけだが……、これで次週は多分case23ではないんだよね。やきもきさせられるなぁ。

 さておき、今回はそうしたチームの中身の話以外にも、与えられた任務が特濃で重たい。「かつての仲間が二重スパイに?!」というのもこの手のお話では割と定番で、そんな疑念がかかってる時点で100%バッドエンドになってしまうことはわかりきっているのだが、ここに「かつて同期だったドロシーとアンジェ」という2人のキャラの認識の違いが確認できるのが興味深い。そして、「すでに同期は3人だけ」という残りの1人、委員長というキャラの存在感。「憧れた人がいた」と言って視聴者には「ライバルには愛憎渦巻く感情を持っていたんやな……」と思わせておいて、ラストで「それはアンジェじゃなかった」と言ってひっくり返す。このシフトが実に憎らしい。だって、「アンジェを超えられなかったのが悔しくて、反抗したいという欲求から裏切った」というわかりやすい感情だったら、よくいるダメなやつじゃない。気持ちは分かるけど、養成所時代に優秀だった人間がそんなことで道を踏み外すなよ、って思うじゃない。

 でも、委員長はそうじゃなかったんだ。「成績なんてどうでもよかった」。つまり、アンジェなんてどうでもよかったんだ。彼女が憧れていたのは「風のような人」と形容したドロシーの方。堅物の委員長は、クリスマスの試験の日のドロシーの笑顔、そして自分を責めずにケロリと遊ぶことを勧めてくれたその自由さに憧れを抱いてしまった。やはり、人は自分にないものに焦がれてしまうのだろう。そして皮肉にも、そんなドロシーの差し伸べた手が、彼女の人生の道筋を小さく狂わせてしまい、気づけば道の隔たりは取り返せないほどに大きくなっていた。ドロシーと出会わなければ、彼女はきっとエリート街道を進めていたのだろう。もしあの日の試験で退学になっていたとしても、彼女は才能を活かして充実した人生を送れていたはずだ。しかし、純粋なドロシーの好意が、純粋なドロシーへの憧れが、彼女に小さな毒を植え付けた。なんて皮肉な慕情であろうか。そうして距離が広がっていくことに苦しむ委員長。自分の行いが、かつての仲間の身の破滅を招いてしまったドロシー。小さなコンパートメントで向かい合う2人の女性の心中はいかばかりのものだったのか。

 そうした2人の関係性を知ってかしらずか、アンジェは一応ドロシーのことを考えて動いてくれていたようなのだが……あそこで取り逃がしてしまったのは、やはり委員長が優秀だったからなのか。結果的には、ドロシーには何よりも辛いシーンを目撃させることになってしまった。あそこで車中に押し入るのは別にアンジェでもよかったと思うのだが、ドロシーが自分が交渉したいと言ったのか、それとも足場が不安定な車外から万一に備えて銃を構えるのは反重力ボールの操作に長けたアンジェの方が適任だという判断だったのか……なんにしても、委員長は7話に続いてスパイという職業の救いのなさを嫌という程に思い知らされる結果になった。どこかで別な道を選ぶことができなかったものか……。

 これだけの境遇にありながら、表面的には冷静を保ちながらきっちり事後報告にいけるドロシーはとても強い女性だ。しかし、そんなドロシー達の前に突きつけられる新たな任務。ついにきてしまった、スパイが身の振り方を選ばなければならない究極の選択の時間だ。さしものアンジェも動揺していたようにも見えたが……これって、アンジェは何をどうあがいてもプリンセスのために動くから取るべき行動は「反抗」だけ。ベアトだってノータイムでプリンセス側につくだろうし、ちせは堀河公に一応打診するかもしれないが、最終的には自分の判断で「主君」を守る気がする。となると、やっぱり問題はドロシーなんだよ……。なんか、この作品ドロシーにばっかりキツくない?

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