最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「賭ケグルイ」 5 こういうアニメの冒頭に「賭博行為が描かれてますけど違法だからね」ってテロップが出るのもどうかと思うよな。それならコナンの冒頭にも「人殺しは犯罪ですので絶対真似しないでね」ってテロップ出しとけよ。もしくは「人の首筋に麻酔針を撃ち込むのはやめよう」。 さておき、原作既読。というか、原作ファン。原作が3巻まで出ていた時に何となくコミックをジャケ買いし、1巻が楽しかったのでそんまま継続して購入している。先に現時点での原作評をまとめておくと、個人的にベストは2巻である。木渡戦はギャンブル漫画として普通に面白くて、仕組まれたネタもシンプルかつ意外で面白い。現在コミックは7巻まで発売されているが、その後のバトルは基本的に「あんまり理屈がないブラフの掛け合い」が多いので、2巻みたいなスマートなネタがないのは残念。まー、ギャンブル漫画って、カイジみたいな数少ない金字塔があるだけで、なかなか大傑作って生まれにくいとは思うけどね。今作は、中身は「並」くらいだと思うのだが、とにかく艶のある肉感描写で外堀を埋めており、タイトルで言うなら「賭け」3割、「狂い」7割くらいが見どころなんじゃないかと思っている。 そんなわけで、アニメ化するにあたってはなんとしても原作独特の表情や肉感を醸し出してほしいところだが……まぁ、頑張ってますかね。MAPPAの製作ということで作画クオリティそのものはそれなりに期待している。別に30分ずっと気合いを入れる必要は無くて、ジョジョみたいに「見得を切る」部分にだけ力を割いてくれればそれなりに見られるものになるはずだ。1話時点では、むしろギャンブル部分がすげぇ駆け足になってしまっていることが残念。現時点でユメミのキャストまで明らかになっているということは、多分1クールで5巻まで行くつもりなのだろうが……随分忙しなくなりそう。まぁ、この手の漫画のお約束で、じっくりやろうとしても画面に変化が乏しくて見応えが無くなるという問題もあり、どのくらいの進行速度にするかは非常にデリケートな問題ではあるのだが……やっぱその点をアクロバティックに乗り越えたアニメ版カイジって凄いよね。 おそらく今後は原作好き故に「原作と比べて云々」みたいな小うるさいおじさんになる危険性が高いので放送中は口を噤むことになるとは思うが、何とか良い作品に仕上げてくれることを期待したい。ちなみにここでいう良い作品というのは、「早見沙織にガンガン下卑たことを言ってもらうご褒美作品」という意味である。夢子のキャストが能登orみさおになるということはおそらく誰でも予想が付いたことだとは思うが、選ばれたのは早見でした。いいとこのお嬢さんが博打狂いで頭のおかしいことを言い始めるというシチュエーションをみさおにやってもらえるのは背徳感があって実に良いですね。ちなみに、放送決定前の脳内キャスティングだとメアリがキタエリ、妄は小林ゆうでした。妄は伊瀬茉莉也になったようで、「なるほど、こっちの方がいいかも」とすごく納得したが、メアリ役のみにゃみはなかなかハードルが高い。メアリって「賭ケグルイ双」のことも考えるとすげぇ面倒臭いキャラなんだよね(まぁ、原作1話目のメアリと「双」のメアリって絶対結びつかないんだけどさ)。2巻のエピソードできっちり見せてくれるかどうか、今から楽しみである。 PR ○「ひなろじ〜from Luck & Logic〜」 5 今期記念すべき一発目の新番組はこちらから。タイトルの4文字部分だけ見て「ひなこのーとの次はどんなきらら系作品かな?」と思っていたが(そもそもひなこのーとがきららじゃないけど)、実際は全然関係無くて、まさかのラクエンロジック絡みだった。一応確認したら前作「ラクエンロジック」は昨年冬番組だったようなので、1年半のブランクを経ての第2弾ということになるが……凄いな、何一つ繋がりが見えてこない。 そもそも「ラクエンロジック」がどんな作品だったかもほとんど覚えてないんだけど、確か「私のロジックを食らえ!」って叫びながら拳で殴りつける作品だったはず(うろ覚えにもほどがある)。一応ファンタジーな異世界との交流があって、その中で殴ったり殴られたりする作品……だったはず。じゃぁ今回はどうかというと、確かに殴るシーンは一瞬あったが、なんとまぁ、心温まるチョップである。とてもじゃないがここからバトル展開に発展しそうには見えない。制作が動画工房ということもあり、徹底的に「萌え」によせられたぷにぷにコロコロしたデザインはやっぱりきらら系作品に通じるものがあり、「ひなこのーと」に通じると見た私の読みは間違いではなかった(勝手にタイトルから勘違いしだけとも言う)。 萌えアニメとしての映像部分は非常にレベルが高い。特に通常フォームとギャグを強めた丸いキャラの切り替え部分にこだわりを感じる作り方になっており、例えば冒頭、リュックサックに潰された主人公をクールな子が助けたとき、主人公の顔が通常形態からギャグ顔に変化するのだが、その時にわざわざ中割を入れて「変化する」描き方になっている。普通、こういう変化ってポンと入れ替わって2つのモードの遷移の部分は描かれないものだが、そういう部分でも枚数を割いて動きとしてみせようという姿勢は大したものだ。他にも魅力的なアイキャッチとか、各キャラごとにパターン分けされた変顔とか、画面を見ていてギャグと萌えの両方が見られるので、画面は非常に華やかになっている。 ただ、そうした賑やかな画面で描かれている物語がどこに進むのかはさっぱり分からない。1話目なんだから分からなくて当然だが、「ラクエンロジック」からバトルを取っ払った世界ということは、一体何を中心に据えて見たらよいものか、まだまだ定めるのに時間がかかりそうなのだ。まぁ、ここからバトルに転がっていく可能性だってあるのだけども。ギャグか萌えか青春部活ものかバトルものか。もうちょっと様子を見て、芯となる部分が固まれば好き嫌いもはっきりしてくるでしょうかね。 中の人は「ブシロードですね」といえば大体片付く面子だが、主人公役の朝日奈丸佳だけはまだ前歴が少ないので「新人」にカテゴライズしていいキャストだろうか。確認したら「NEW GAME!」のねねっち役の人だったか。今作主人公みたいな脳天気馬鹿キャラって、どうしても紋切り型になってしまうので個性を出していくのがかえって難しくなるが……さて、どうなりますか。個人的には奈津姉ぇが楽しそうにしてくれればそれでいいです。 ○「アトム ザ ビギニング」 5 鼻をつまみ合う野郎2人って、絶対気持ち悪いよな……まぁ、実は天馬博士もけっこう鼻には特徴あるから、ひょっとしたら若いころにつまみ過ぎたせいでお互いにああなった可能性はあるな。 原作未読。連載が始まった頃にちょっと話題になったのは見たけど、掲載誌に興味無かったし、そもそもこういうスピンオフ(?)な懐古作品って外すことも多いし、別に読もうとは思わなかった。しかしまぁ、こうしてアニメ化までこぎ着けたのだから、それなりに話題性のある作品になったってことなんでしょうかね。 とりあえず「A106」が将来的に「ア・ト・ム」になることだけは分かったが、そもそもアトムって確か天馬博士が息子を失ったショックからその代替物を生み出そうとして出来たものなんだよね。この作品はそのゴールに向かうものなのか、それとも全然違うアトムになるのかはよく分からない。他にも「大災害」っていう設定も元のアトムで聞いたことないな。実家にアトムの愛蔵版があってそれなりに読んでいたはずなのだが、記憶はおぼろなのでどこまでが原作準拠で、どこからがオリジナルなのかはちょっと分からない。まぁ、現代風にリビルドすることは悪いことではないんだけど。単に手塚作品の知名度におんぶにだっこするだけの作品っていうなら嫌だな、という。でもまぁ、「ヤング・ブラックジャック」は面白かったしな。今作はどこまで手塚作品の世界に肉薄出来るものか、見ものですよ。 個人的に一番笑ったのは天馬博士のキャラクターだ。こんな奴だったのかよ。原作では多分こんな要素は無かったと思うのだが……天馬博士とカラ松が紙一重ってのは笑うわ。お茶の水博士はまぁ、こんな感じかな。何かいまいち印象が固まらないな、と思ったら、多分私の中でお茶の水博士がDr.ライトとイメージ被っちゃったんだ。そうなると天馬博士はワイリーと……被らないけど、だいぶ昔の記憶だから色々と曖昧になっちゃってるな。1話目では原作知ってたらニヤッと出来る要素とかは隠れてたんでしょうかね。「ヤングブラックジャック」のキリコネタみたいなのが出てくるとちょっと嬉しいかも。 普通に考えたら、「アトムの前日譚」なんてものを後付けで作れるわけがないのだから、そんな無茶をどこまで許容出来るレベルで仕上げてくるかは正直楽しみなところ。如何せん原作もまだ大した巻数を重ねているわけでもないし、アニメだけでは完結しない作品だろうが、上手いこと面白い作品になってくれたらそこから原作も追いかけてみようとは思う。1話目時点で天馬博士がぶっ飛んでたおかげで、「原作とイメージ違う」みたいな些細な文句は今後どうでも良くなるだろうし、いっそのこと弾ける方向で現代版のロボット活劇を見せてくれればそれでいいや。まぁ、どう考えても今回見えた技術水準の世界からアトムは生まれないと思うんだけども……やっぱこの頭身のキャラでアトムやるのは無理があるよなぁ。どこまで無理を通せるかなぁ。 というわけで個人的には「中村頑張れ」というのが最大の結論です。「お茶の水博士の妹」という謎ポジションの幼女もちょっと注目。 ○「トミカハイパーレスキュー ドライブヘッド」 4 こっちはしばらく観てみようかな……。自分でも規準が分からへん。 いや、別に面白くはないんだ。むしろ、個人的には好きじゃない部類の作品で、作画も大して力が入ってないし、メインプロットも面白いとは思えないけども……まぁ、こっちはちゃんとストーリーものとして完結してるからな。正直言うと「ジャイロゼッター」くらいのレベルならまぁいいかな、っていう気分。 こうしてみると、子供向けのアニメってのは深夜アニメと違って、とにかく「何が起こっているのか」を伝えることに比重を置いていることがよく分かる。いや、当たり前の話なんだけどね。子供相手に抽象度を上げて演出で見せようとしたって訳が分からなくて投げ捨てられるだけだし。今作も「スーパーカーの登場でなんか悪い奴がやっつけられたり、危機に陥った人を救出できる」っていうコンセプトが1話目で余すことなく伝わってくる。お子さんに観てもらうためにはそれで充分なのだ。ただ、私のように無駄に歳を食った人間は単にそれだけではなく、「アニメならではのプラス」を求めてしまうせいで、こういう作品はどうしたって退屈に見えてしまう。いや、別にプリキュアだって戦隊だってその規準で言えば「つまらない」ジャンルになる可能性はあるんだけども……画面の作り方が違うんだよな。そこはやっぱり東映なりの戦略性ってもんじゃないかね。 でもまぁ、そうしてストレートに作ってるからこその味ってのも、ひょっとしたらあるかもしれない。今作のキャラクターデザインは何か微妙なんだけど、ひょっとしたらこれも慣れてくれば面白い味になるかもしれないし。あとまぁ、小清水ボイスの先生の声が毎週聴けるし……うん、そうだな、そこがメインのモチベーションだな。あ、ほら、藤原夏海が順調に少年役の主人公ポジションを固めているのも温かく見守るよ。 ○「100%パスカル先生&プリプリちぃちゃん!!」 ー あぁ、これはコロコロだ……ヘボットみたいなのが出てきたらどうしようと思ってたけど、流石にヘボットが2つも現れるほど危険な国ではないようだな。 ただ、残念ながら私も少しずつアニメのチェック本数は減らす方向に努力しているので、コレは……いいかな……。まぁ、元々あんまり朝アニメってチェックしない方なんだけどさ。「カミワザワンダ」はそれなりにペイした作品だったけど、この15分枠をわざわざ録画するのは面倒だし、週末はただでさえ本数が多いから、録画したとしても多分ろくにチェックしないと思うわ。それならすっぱり切った方がいいよね。 ……アニメの中身にさっぱり触れてないけど、だって何に触れていいか分からないんだもん……。そうそう、朝アニメって何故かキャストが独特だよね。ベイブレードとかデュエルマスターズとか、そういう番組ではお馴染み、みたいなキャストが割といるみたいで、今作に居並ぶキャスト陣も割と見慣れない名前が多い(「プリプリちぃちゃん」の方はそうでもないが)。変な生物を演じるそんせん先生は気にならないわけではないのだが……「えとたま」で代用しよう。これ、日5枠が無くなってこっちに移動してきたっていう設定らしいんだけど、誰か得する人間いるのかなぁ。正しいお客さんであるお子様はコロコロアニメの枠が増えて嬉しいのかもしれんね。MBS制作のアニメってことで応援したい気もするのだが……すまんな。 ○「ソード・オラトリア」 4 もう長すぎるからサブタイトル省略しましたよ。一応確認しておくと「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝」ね。 「ダンまち」といえば1期目の放送が2015年だったので2年前の作品。当時はそれなりに楽しんで観ており、「紐神様」ことヘスティア様はグランプリの選出キャラクターにもなっている。わずかにヒモ一本で業界を賑わせた潔さは大したものだった。そしてそんなヘスティア様がベル君と2人で作り上げたストーリーも、まぁ悪くはなかっただろう。 しかし、今作はそんなヘスティア様の影も形も無い。ヒモの切れ端すら落ちていない。最大の誘致要因、最高の女神であるヘスティア様を失い、今作は一体何がやりたいのだろうか。中心に置かれているのはベルの憧れていた女騎士・アイズ・ヴァレンシュタインらしいのだが、あいつ、1期の頃にそんなに人気のあるキャラだったか? ぶっちゃけあんまり印象がなくて、名前だってヘスティア様に呼ばれていた「ヴァレンなにがし」っていうフレーズが一番印象に残っている。正直、あいつの生態にあんまり興味はないんだ。本作では更に、そんなヴァレン某に憧れる未熟なエルフ娘を中心に物語が始まったのだが、何でまたヴァレン某に憧れる弱虫の話を見直さなければいけないのだろう。何でわざわざ同じ視点をもう1つ用意したんだろう。今後の展開がエルフ娘中心なのか、それともヴァレン某中心になるのかは分からないが、結局エルフ娘は勇気を持てなかったし、メインの女騎士も特にキャラクターの魅力を見せてくれたわけでもないし、何がやりたくてこんなスピンオフが作られたのかはさっぱり分からない。まぁ、まだ1話目だから分からないのはしょうがないのだが……。 筋立てに関しては、他にもよく分からない部分が多い。一番疑問なのは最大の見せ場となったイモムシモンスターとの戦いで、たとえばキャンプが襲われてる間肝心のヴァレン某はどこに行っていたのか。あいつが最初から出てくればもっと被害は少なくて済んだはずなのに、途中まで誰も言及してないんだ。そして、他のパーティメンバーも途中まで本気で戦っていなかったように見えるのも違和感がある。ヴァレン某が登場した後に「負けてられねぇな!」ってんでいきなりモンスターを屠り始めたのだが、それが出来るならもっと迷惑かからないうちにやっとけよ。結局あのイモムシは強かったのか弱かったのか。まさかパーティ全員がエルフ娘の成長のために一芝居打っていたわけでもなかろうし、もしそうだとしても、周りの人間に迷惑がかかるような様子見をしてる時点で主人公パーティを名乗る権利はなかろう。なんだか、展開が行き当たりばったりで、何がしたい話なのかが見えてこないのである。 一番見たかった要素を削られ、よく分からない話を見せられる。この1話目はちょっとエンジンかかりませんね。先週やってた紐神様温泉話の方がよほど滾るものがある。「何故こいつが中心のスピンオフが作られたのか」っていう謎が、観ているうちに解けることを祈っておこう。 ○「sin 七つの大罪」 4 この紛らわしいタイトルな。まぁ、一般性の高いタイトルをつける方が悪い。 久しぶりだなこの感じ! って思ったけど、割と最近も「ビキニウォリアーズ」があったな。一応調べたんだが、「ビキニウォリアーズ」は「ホビージャパンによるフィギュアを中心としたメディアミックス作品」。そして本作は、「ホビージャパンによるメディアミックス作品」。……同じやんけ! こんなんばっかりか! 一応製作スタッフなんかは全然違うけどさぁ、まぁ、よしもときんじ監督作品ってことで、遡ると「クイーンズブレイド」と同じ系譜だよな。あれもホビージャパンによる(略) 私はワンランク上のアニメチャンネルで視聴しているため、小耳に挟んだ修正などが一切入っていない状態での視聴だ(ドヤァ)。おかげで丁寧な作画の乳首なんかもよく見えて、「聖痕のクェイサー」以来の乳首作画をじっくり堪能することが出来た。いや、してしまった。大変頑張ってらっしゃるし、女の子のアップの表情作画なんかも丁寧で、可愛くエロく作り込もうという姿勢は買えるのだが……これ、1話目で出したものが全てなのでは? ここからルシファーが地獄統一大作戦にでも打って出るんだろうか? でも、後は各魔王に今回やらかしたような辱めを与え続けるだけの作品だよね。別に面白くなるとは思えないんだけど……。この手の作品に何の面白さを求めるものか、という気もするんだが、「クェイサー」なんかは馬鹿が振り切れて斬新さにつながっていたわけじゃないですか。今作はエロについても極々普通の展開なので、ここから奇抜な映像が出てくるって期待感はあまりないんだよなぁ。いや、奇抜なエロが見たいのか、っていうのもそもそもの疑問ですけどね。 気になるのは、なんだか展開がやけにもっさりしていたこと。1話目はルシファー堕天から大罪によってたかってボコられるまでの展開だが、途中のやりとりも随分ゆっくりしていて、1つ1つの対話のテンポが悪い。映像面でのエロさを打ち出し、画面を見てほしいが故の台詞の緩慢さというなら理解も出来るのだが、別にそこまで映像がエロ連打ってわけでもないし、「単に間延びした会話」なんだよね。そういう面から見ても、あんまりこの先面白くなる予感はしない。まぁ、エロくなる可能性はあるけどさ。 あとは楽しむとしたら中の人要素しかないんだよね。案の定「ビキニウォリアーズ」からも多くのキャストが出張しており、とにかく喘がせれば何でもネタにしてくれる日笠大先生、若手でこんな仕事ばかりでいいのか加隈亜衣、もう実写で出演させればいいじゃんたかはし千秋など、安定した仕事と喜んで良いのか悪いのか。そして、本気で喘げと言われればやる気満々と思われる伊藤静がこの先の趨勢を握っているといっても過言ではない。こういう作品が本当に楽しそうなアラフォー人妻声優素敵ですよね。そんな中で主役のキタエリは……なにすんだろ。ドロンジョ様が痛めつけられる方で終わるわけにはいきませんけども。なんか、現場は楽しそうでいいよね。戸田めぐみが喘ぐ展開になったら起こして。 ○「覆面系ノイズ」 6 「TARI TARI」! 「TARI TARI」じゃないか! もう、それだけで充分! やぁ、何故か「花とゆめ」原作アニメとは相性が良いおじさんだよ。なんでなんだろね、作品によってデザインも製作陣も全然違うのに、何故か「花とゆめ」誌上に連載している作品がアニメ化すると大体面白いっていう。雑誌のコンセプトが肌に合うんでしょうかね。まぁ、読んだことないから知りませんけどね。 今作は、ストーリーがどうとかそういう以前に、とにかく中の人フィーバーを起こしてしまっているので1話目から割と冷静な判断力を持っていかれてしまった。何しろメインヒロインに早見沙織を起用し、これが圧倒的歌キャスである。つい最近までも「風夏」でアイドル歌唱していたわけだが、今回は軽音楽部のボーカルとして、割とロックな歌を聞かせてくれる。みさおのこういう曲調はあまり聴く機会がないだけに、それだけでちょっとテンションが上がる。そして、そんな主人公が奪い取る形になった軽音楽部のメインボーカルは高垣彩陽である。彩陽&みさおの歌キャス作品。それつまり「TARI TARI」なのである。いっそここから来夏さんも連れてきて! 2人の歌が聴けるというだけでも充分満足で、今後もこの「歌」を中心に物語が回っていきそうなので、ひょっとしたら「風夏」以上に歌唱部分で楽しめる作品になるかもしれない。そして幸いなことに、それ以外の部分でも特に不満は無い作品なのだ。少女漫画なので恋愛中心なのは当然だが、野郎が2人、それにヒロインも2人。ここからどういう風に話がこじれていくのかは分からないが、少なくとも1話目の時点でメインヒロインは面白そうな印象である。マスクを常備しているあたりが「覆面系」なのか、もうちょっと深い意味があるのかはもう少し見てみないと分からないが、鋭角的なキャラクターデザインも嫌味にならない程度に個性が出ており、あんまり可愛くない気がするけどどこか愛嬌もある。少女漫画的なお約束デザインいから一歩ずれてるような、そんな感覚である。強いて難をあげるなら、歌っているときの口元の描き方がなんだかただ叫んでるだけに見えるのが不満ではあるのだが、1話目はマジで叫んでる状態になっていたようだし、ひょっとしたら明確な演出意図があってのことなのかもしれない。今後は心を込めて優しく歌うヒロインの顔を見ることが出来るんでしょうか。 みさおが歌い、彩陽が歌うアニメ。改めてその尊さを確認する良い機会になると思いますよ。待ちきれない人は「TARI TARI」を観ればいいじゃない。 ○「冴えない彼女の育て方♭」 6 登場すらしてないヒロインがいるんですがそれは……。やっぱヒロイン4人を同じ熱量で扱うのって難しいよな。 2年ぶりの帰還だが、特にブランクも感じさせることなく。導入も何も無しでいきなりスタートしているのは、ノイタミナの自信の表れなのだろうか。まぁ、別に小難しい話が必要な作品ではないから、いきなり本編に入っても困ることは無いのだけど。そして、そんな大切な1話目がこっちの切り込み方で来るというのが実にあざとくて良い。そう、ヒロイン2人によるキャットファイトである。 改めて2年前の感想を振り返ってみたら、「阿漕なヒロインどもは最高だな!」くらいのことしか書いてないんだけど、お約束の不満点として「なんでこんなスーパーヒロイン勢がみんなして倫也にホレてるかさっぱり分からん」ということを漏らしている。もちろんストーリーの中軸、ネタ回しとして男の存在は不可欠なのだが、あくまでも倫也は触媒であり、ヒロイン勢を輝かせるための道具、通過点に過ぎない。我々は、いや、私はとにかくヒロイン勢があけすけに本音をぶちまけまくって盛りのついた様子が見たいのである。そういう意味で、この1話目は実に理想的な内容だ。何しろ、男を挟まずにヒロインがぶつかってくれるのだから。英梨々と詩羽先輩。もっともカロリーの高い2人の女性が、互いの武器を振りかざし殴り合う様は実に痛快。詩羽先輩はさりげなく年上の余裕を見せつけ、英梨々も幼馴染みとして身につけた健気さを垣間見せる。その上で発する言葉は実に口汚く、仁義なき恋愛闘争の中で高みを目指し続けるのである。 こうして描かれた女の友情(!?)は、結局のところスポ根的なアレだ。河原で殴り合って友情を深め合うパターンだ。それだけならベタの誹りを受けてもしょうがないような筋立てだが、本作の場合、フェティシズムに溢れる贅沢な映像面でそんな分かりやすい友情物語をもう一段上のエロ、否、萌えへと引き上げる。詩羽先輩の黒ストVS英梨々のニーソ。いちいち舐めるような構図で太ももを引っ張り上げないでください。細かく詩羽先輩のお胸を揺らすのも勘弁してください。今期は英梨々の八重歯がやたら強調されているようにも見えるし、お互いが自分にしかないセックスアピールをやれるだけやってくれるので常に発情期みたいなもんである。まぁ、実際そうなんだろう。こんだけ「やる気」に満ち満ちてると、逆に英梨々の自宅でのジャージにメガネが際だって見えたりするのもまたずるい。 そして、詩羽先輩と英梨々がこれだけ頑張って耕して耕して、美味しく実ったところをいとも容易くもぎ取っていく「ヒロイン」加藤恵。やっぱり加藤の存在が今作の最大の焦点なのは間違いないんだよなぁ。彼女だけは、どこかテンプレから外れたこの作品の核みたいなものだからな。さて、今後の展開でこの3人(+1)はどんな絡みを見せてくれるのか……。正直、ずっと男は画面端においといて女同士の壁ドンとかで盛り上がってくれた方が嬉しいんですが。どうせゴールは加藤なんだから、余った2人は2人だけでいちゃいちゃするのはどうだろう。2人でショッピングとか行けばいいのに。 |
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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