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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「爆釣バーハンター」 ー

 夕方放送、清く正しく礼節に則ったコロコロの玩具販促アニメ。普段ならあんまりチェックしない枠なんだけど、ビルドダイバーズの後番組っていうついで感覚と、あとちょっと確認したら主人公役が涼さんでマスコットがゆーみんとかいう良すぎるキャスティングだったもんだから1話目だけでもと思ってチェック。

 うむ、これだな。本当に様式美に則った販促アニメの1話目であった。コロコロ風の変顔とか、うんこネタ(メインはおならネタ?)なども適宜挟み、テンポよく玩具の導入からタスクの提示、そして冒険の目的の設定まで。さぁお母さん、子供さんにバーハンターを買ってあげましょう。それにしてもバーコード関係の玩具ってのも息が長いよなぁ。ちょうど私なんかは初代「バーコードバトラー」には憧れた世代なので特別な感覚があるが、その後もちょこちょここういうコンセプトの商品って出てるんだろうか? やっぱり手っ取り早くバリエーションを見せられるし子供にも理解しやすいから、発想は秀逸な商品よな。そして、今回はなぜか「釣り」というテイストも絡めている。釣りゲーも昔から脈々と受け継がれ続けているジャンルだし、この2つを組み合わせるのも半ば必然だったのかも。まぁ、とにかくそういう玩具だ。

 あとはこのテンションでどこまで引っ張れるか。個人的には、もう涼さんの主演作品が久しぶりすぎるのでそれだけでも追いかけたい気がする。ヒロアカの峰田だけでも楽しいけど、もうちょい欲しかったところなのよ。さらに追加でゆーみんのへんてこキャラでしょ。語尾がついてるのでヘボットとかポチローのお友達として仲良くやってもらいたい。ちなみに検索したけどこの2人の共演作品って過去になかった様子。涼さん、ゆーみんに心労かけないようにだけよろしくお願いします(2人で飲みに行くとすごいことになると思う)。

 さらにさらに、なぜかエンディングをみかこしが担当しているなんて謎要素もあり、もしかしたら彼女もそのうち出てくるのかもしれない。なんか、「渋いバイプレイヤー総出演」みたいな作品になりつつあるな。

 キャストの話しかしてないけど、いいじゃない。僕ですもの。

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○「あかねさす少女」 5

 夏番組が終われば、すぐに秋作品がやってくる……このサイクルに隙間は無い。我々に、休みはない。

 というわけで今期一発目の作品はこちらです。関西だとMANPA枠なので録画整備とか色々と面倒な枠なんですが、なんか、MANPAっぽくない雰囲気の作品である。放送中のCMにソシャゲの広告が入ったのでソシャゲ原作なのかと思ったが、事前登録受付中ってことは同時展開のメディアミックス。「刀使ノ巫女」ともちょっと違うスタンスで勝負をかけにきた作品ってところだろうか。製作スタジオもあんまり聞き慣れないところだし、なんだか今までの経験知が通用しにくい作品。

 第一印象は決して悪くない。女子学生集団と並行世界、それをつなぐラジオやカセットテープといったガジェットの配置。「なんだか分からない」タイプの1話目ではあるが特に不安になる要素もないし、キャラが伸び伸びとしゃべっているので「この後色々と楽しいことができそう」という期待感はある。ただまぁ、さすがにチクワはねぇんじゃねぇかとか、若干鼻につきすぎる要素もあるのでこのままのめり込んでいいものかどうかと警戒する気持ちがあるのも事実。1話目でキャラを魅力的に見せるのって本当に難しいよね。

 そして映像部分についてもわりかしクセが強いタイプ。CGベースのデザインになっているので特有の「硬さ」はありつつも、一昔前に比べればぐっと親しみやすくなっており、バトルシーンでのフルCGとシームレスにつながる技術力は大したものだ。この部分だけを見れば「刀使ノ巫女」よりもレベルが高いといってしまってもいいかもしれない。こうしたCGモデルの場合、作画崩壊というのは起こりにくい、否、起こり得ない、否、起こっちゃうとマジやばいので、今後も作画部分については1話目と同等のクオリティが維持されることが保証されている。この部分を良しと見ることもできるし、どうしても特有の「硬い部分」に馴染めない場合にはややマイナスになることもある。現時点では「慣れれば親しみやすそう」という期待が強いので一応プラスに解釈しておいて良いのではなかろうか。馴染まない場合は……まぁ、諦めるしかないな。今後戦闘シーンがどれくらい出てくるかでモデルの動かし方の重要性も変わってくるだろう。

 トータルで見ると、1話目として筋の置き方は悪くないし、映像もそれなりに楽しめそう。ただしキャラ立てに不安が残り、ソシャゲがらみだと成功した前例がほとんどないのがネック、というくらいの総評。プラスありマイナスありで、結局様子見の配点にしているのだった。まぁ、1本目から目の覚めるような体験はなかなか出来ないよ。

 ただ、一つ注目すべき点があるとするなら、毎度のことで申し訳ないがキャストのことである。主要な5キャラのキャスト……おっそろしく重いな。全員がメインを張れる看板声優。しかも上二人(あみっけ・麻里奈)は歴戦の猛者でありながら、わざわざサブキャラに置いてさりげないサポート役に回っている。この2人って割と声質が近いこともあるのであんまり共演の印象がないのだが、1世代下の面々との絡みでどんな仕事を見せてくれるか。そして圧巻なのは(これまたいつもの話で申し訳ないが)主演の黒沢ともよ。1話目で最も注目すべき要素は「異なる世界線の主人公との対話」という部分だろうが、この一人二役の置き方がべらぼうに上手い。普通、こうしたアニメで「二役」と言われると声質を変えることで演じわけようとするのが常だが、ともよちゃんの場合、そうした上っ面の声質で勝負せず、本当に「声の表情」だけで差別化を図る。もともと同じキャラだから、という縛りの中で、声質を変えず、それでいてどちらがしゃべっているのかがはっきりわかるレベルでの差分を作る。言うだけなら簡単だが、実際にやれと言われたら相当のスキルを求められる仕事だろう。これができるからこその座長よなぁ。あ、もしかしてサブキャラたちもこういう「2役展開」が待ってるんだろうか。そのための配役なのだとしたら、今から楽しみの多い作品である。

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○「進撃の巨人Season3」 ー

 今期最後の新番チェックがこれになるのか。しまったな、シリーズ物が最後に入るとなんだか座りが悪いや。一応今後も新番組はあるのだが、時期が半端になってしまうのでひとまず「2018年夏クール」はこれで一区切り。今期新番チェックの執筆本数は40本。実は2話目時点で既に切れてしまっているものもあるが、とにかく継続も諸々混ぜてトータルで55本が今期視聴作品数ということになる。……「頭おかしい」って思うやろ? これでも断腸の思いで色々切った前クールより少ないんやで?(前クールは一応60本) 頭がおかしいのは私ではなくて現代アニメ業界なのです。

 さておき第3期。2期の放送が去年の春クールとのことなので、約1年のブランクが空いたことになる。1期〜2期間のブランクに比べれば大したことはないのだが、2期の時点で既に色々と切れてしまっていたこともあり、なかなかとっつきにくい1話目だ。しかも何故か今回は放送がNHKという謎体制。まぁ、CMを入れずにシームレスに見られるのはありがたいことなのだが……裏で何があったのかが気になってしまいますな。というか、こんな人道に配慮しない作品を日曜日の夜中に放送していいのかNHK。

 放送局が変わっただけで基本的なスタッフはだいたい同じなのでこれまで通りのクオリティになるはずなのだが、なんだろ、ちょっとイメージが変わった気がする。久しぶりに見たから完全に気のせいかもしれないんだけど、全体的にキャラクターデザインの線が細くなったような……。いや、別に悪いところは特に無いんだけども。単にオープニングがリンホラじゃなくなって勢い任せに押す要素が減ったからちょっと繊細な印象になっただけかも。

 お話の方はお掃除兵長おっかない話からスタートし、もう、巨人も何も出てこない人間VS人間のど真ん中。原作の記憶もあんまり無いせいで結局誰がどこで何をしてどんな謎があったのかもさっぱり覚えていないのだが、ここからどういう方向にアニメ的な盛り上がりを見せてくれるだろうか。まー、立体機動でシャキシャキ動く分、やっぱり「アニメにすべき作品」の代表格みたいな雰囲気はあるのだけどね。1話目からアルミン大ピンチはちょっと笑った。

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○「つくもがみ貸します」 5

 なるほど、NHKらしい教育的な内容だな!(そうでもない) なんでこれの次の番組が「進撃の巨人」なんだろうな!

 個人的な好みから言えば、好きな作品です。「江戸時代のわちゃわちゃした庶民文化」っていうモチーフは好きだし、妖怪変化の類を扱った作品も好き。とどのつまりは「怪異いかさま博覧亭」が好きっていう結論なんだけど、今作は「博覧亭」に近い設定の作品なので間口は広いと思う。

 本作オリジナルの特徴としては、いわゆる「妖怪を使役してこの世の謎に挑むぜ!」というタイプのお話のくせに、主人公たちと付喪神たちが面と向かっては絡まないという不可思議な設定があり、単なるポケモン扱いとは一線を画す物語になっている。あくまでも付喪神たちの自由意志を尊重した上で諜報活動に従事させているので、付喪神の権利委員会の査察が入っても安心だ。まぁ、結果的にやってることは「使役して諜報」と大して変わらないのだけど、元来ものに魂が宿った付喪神というのは使役する対象ではなく崇める対象。少なくとも人間とは対等以上の関係のはずなのだ(ここたまを参照するといいと思う)。そのあたりの絶妙な距離感が保たれているのはなかなか面白い設定だ。

 映像部分は製作がテレコムということでびっくりするようなものは絶対出てこないと思うが、キャラクター原案が星野リリィという時点でちょっと面白い。どこかガーリーな雰囲気は「江戸」を古臭い街として描写する方向ではなく、むしろ賑々しく、垢抜けた中にもどこかおかしみがある舞台として描いている。実際の江戸の町並みなんて見たことある人間はいないわけで、無理にその「古臭さ」や地味さを押し出すのではなく、当時は世界最大規模の人口を誇り、独自文化の発信地にもなっていた江戸の町を、今でいう秋葉原みたいな方向性で描いてしまうのも案外面白い判断なのかもしれない。少なくとも浮ついて不快になるとかいう心配もないし、全体的にポップな印象すら与えているおかげで、ちまちました付喪神たちのアクションも違和感なく映える。割と好きな方向性の演出になっています。

 作品の性質を考えるとここから何か見たこともないようなものが炸裂するということもなかろうが、NHKが関わっているアニメはここ最近ではハズレがない。のんびりと楽しめるものになれば良いのではなかろうか。それにしてもゆかちウサギは相変わらずのウザさを維持しつつも可愛くてよいな!

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○「ロードオブヴァーミリオン 紅蓮の王」 4

 最初に殴り合ってたコンビが釘日野だったおかげでなんかとてつもないノスタルジーに浸れたので、その時点で満足しました。最近あんまり無いんだよな、釘日野。いや、こないだ銀魂で殴り合ってたけどさ。

 なんかどっかで聞いたことあるタイトルだなと思ったら、わざわざ番組後に解説コーナーが入って「十年続いてるオンラインカードゲームやで」とのこと。うーん、だったら知らんな。見たこともやったこともないはずなんだが……まぁ、どこかで小耳に挟んだのかもしれん。なるほどゲームと言われれば納得するのは、冒頭のことごとく相打ちになって死んでいったよくわからない連中がやたらと豪華キャストだった理由である。あれはゲームキャラが一瞬顔見せする原作ファン向けのサービスなわけね。いや、今後も出てくるのかもしれんけども。

 十年前からスタートしていると言われて納得していいものかどうかは定かでないが、なんか一昔前のラノベとかガンガン系アニメの匂いがする懐かしい導入。端的にいうと「設定が忙しくて何が起こってるかよくわからない」というスタートで、ファンタジー要素の扱いがすごくふわっとしている。色んな1話目の感想で「分からなくていい『分からない』」という話をしているのだが、今作の場合、「分からなくてもあんまり興味がわかない『分からない』」かなぁ。特に不安感や不快感を覚えるというわけでもないのだが、淡々と進行する事態にあまり興味がわかない。おそらく設定云々よりも全体的に画に力がないのが原因なんじゃないかな。汚いってほどでもないのだが、わざわざアニメにして動かす必要もなかったんじゃないか、っていうレベルの出来になっており、終盤で出てきたモンスターとの戦闘シーンも止め絵が多くてなんとももっさりしている。そういう部分も含めて「十年前のアニメ感」があるのかもしれない。一気にキャラを出しておいて、その上で「必要なメインキャラはこの辺やで」と焦点を絞り込んでくれた設計はありがたいのだが……まぁ、まだ様子見としか言いようがないなぁ。

 とりあえず、「日野聡と梶裕貴が並んでて梶の方が強キャラ」っていう設定になかなか慣れないと思うので、そのあたりを乗り越えるきっかけをください。

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○「少女歌劇レヴュースタァライト」 6

 1話目で一番可愛かったキャラはツダケンボイスのキリンです。なんやねん、あの提クレバックは。

 事前の宣伝の多さなどを考えると、今期の注目作と言って良いのではなかろうか。ここ最近はガルパ関係などでがっつり稼げるコンテンツを量産しているブシロードが満を辞して送るキラーコンテンツである。私は全然知らなかったが事前特番などによるとプロジェクトのお目見えはすでに一年以上前に終えており、そこからリアル舞台などの経験を重ねてのアニメ化。スタイルとしては事前にリアルライブを行ってからゲームやアニメへ展開を見せたバンドリと同じ方向性であり、キャストとの密なつながりはお得意のセールスである。今作の場合、今やすっかり一大アミューズメントとなった「アニメ系コンテンツの舞台」、いわゆる2.5次元舞台との連携が主眼におかれており、作中でもそのものズバリ「舞台」がテーマになっているのはひねらず分かりやすい設計。これによってリアルとアニメがシームレスに繋がることになるが、さて、問題は「舞台」というテーマでどんなアニメにして行くか。これが「アイドルアニメ」だったら先例は山ほどあるので簡単だが、「舞台演劇」となるとそうもいかない。普通の舞台を描くというなら一応アイドルアニメでも「少年ハリウッド」みたいな事例があるが、それだけを先鋭化させる作劇は可能なのかどうか。

 そこで今作が打ち出した方向性は、「2.5次元舞台のファンタジー性をアニメに逆輸入する」というデザインである。2.5次元舞台は、ここ数年で進化を繰り返してきたまさに成長過程のコンテンツであるが、アニメという「非現実」をいかにして「現実の舞台」にすり寄せるかが肝となる。設定処理が少しでも甘くなれば単なるコスプレ歌劇へと堕してしまい、やれ侮辱だ、やれ原作レイプだと揶揄されることになりかねない。簡単なように見えて、舞台とアニメはなかなか相入れないジャンルだった。

 そんな高いハードルも近年では演出側のたゆまぬ努力や、ファンの理解によって乗り越えられるようになり、女性向けを中心に舞台企画は数を増している。そんな追い風を利用した作劇が今回の目玉になっており、「現実をアニメに寄せる」という舞台の「幻想性」をアニメの次元にそのまま転写した際、今度は「アニメの中でも幻想を舞台にする」という転化が起こったのである。現実+幻想≒アニメ舞台であるなら、アニメ+幻想≒アニメにおける謎空間。突如主人公が放り出された謎闘技場は、まさに舞台に求められる「幻想」そのものだ。

 すでに様々な感想がネット上にも上がっているが、よく見かける評価が「ウテナっぽい」というもの。確かに舞台の厳めしさを現実にリンクさせて異空間に放り込む流れはウテナっぽいし、「センターバミリ」などの馬鹿馬鹿しいネーミングセンスや、主人公が舞台に出撃する際のあまりに仰々しい製造過程(マシンインダストリアル)は、榎戸脚本における「なんかそれっぽいこけおどし」の投射である。今作の監督は「ピングドラム」で脚本担当、さらに「ユリ熊嵐」で副監督を担当していることから、幾原邦彦の薫陶を受けているのは間違い無いだろう。

 しかし、だからと言って今作がイクニ作品と同じ方法論に立つのかと言えば、決してそうではないだろう。幾原作品の厄介なところは、すでに彼の中では現実が舞台なのである。幻想性はキャラクターたちの立つ「現実」をはじめから侵食しており、そこには寸断し難い密接なリンクと曰く言い難い不和が同居しているのが最大の見所なのだ。今作の場合、シリーズ構成の樋口さんが主にサンライズ作品の脚本を担当していることから想像するに、そこまで「面倒臭い」構造は取らないような気がする。あくまで今回主人公たちが戦った「スタァダスト」は別次元として区切られており、それは「舞台のセンターをかけて争うこと」のメタフォリカルな分断であろう。こうして世界を「現実」「舞台」と区切ることで、上述の「現実」「幻想」を分かりやすく提示する働きを持っているのだ。そういう意味では、同じ榎戸脚本でもウテナよりは「スタードライバー」に近いものになるかもしれない(まぁ、スタドラも最終的に次元の境目がぶち壊されたが)。

 色々と見るべき点の多い作品なので無駄な邪推ばかりが多くなってしまったが、1話目では「とりあえず映像部分に気合が入ってるな」ということがわかればそれでいいのではなかろうか。舞台との親和という新しい試みにも注目が集まるし、最初は期待票を投じておく。そうなると当然気になるのはキャスト陣の素人臭さであるが……まぁ、そこはしょうがない。これからじっくり鍛錬してアニメでも舞台でも堂々と振る舞えるようになれば良い。その辺は「ラブライブ」とか他の媒体でも同じ道を辿ってるわけだし。友希那さんの中の人が「下手とまでは言えない方」に回れるキャスト陣ってすごいよな。いや、でもあいあいは地声(地の性格?)との兼ね合いで友希那さんよりこっちの方がやりやすそうだけども。

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○「ゆらぎ荘の幽奈さん」 4

 なんでナレーションが日笠なのか、っていうのが最大の引っ掛かりどころ。他の役で登場するんだろうか。それとも、単にこのためだけに呼んだんだろうか。ナレだけやらせて暴れさせないなんて無駄遣いが許されるか?

 原作は未読……既読? もうこれわかんねぇな。いや、読んだことはあるよ。ジャンプ漫画だし。多分、3話目くらいまでは一応読んでたんじゃないかな。でもほら、中身がこれだし……ぶっちゃけ、すぐ打ち切られて終わるんじゃないかと思ってたんだよ。確かに絵は綺麗だけどさ、ジャンプでこの手のラブコメ枠って結構残すの難しいし。まぁ、万が一続いたとしても、これを読んでなくて「畜生! 最初からちゃんと読んでおけば良かった!」って悔しがることもなさそうだし、読まずに放置してもあんまり心が痛まなかった。いやー、まさかその作品が気づけばアニメ化ですよ。ジャンプ作品もいろんな展開があるもんだ……。

 露骨に「TO LOVEる」枠であり、あんまりディティールにこだわる必要もない作品。これが人気作品になるのならそれはそれで結構なことであるが、残念ながらおっさんはジャンプ読むのにもエネルギーを使うような脆弱な身体なので、改めて読み直すことはないと思う。ならアニメは追いかけるのかっていうと……うーむ、どうしよう……前クールでついに「ハイスクールD×D」は視聴を辞めてしまったのだよな……今作はさらにユルい少年向けエロだしな……しかも地上波放送だと湯気バリアも元気だしな……うっかりしてたね。とりあえずAT-Xでの放送を見てから最終決定をくだそうと思うよ(見るんかい)。

 原作の可愛い系の絵柄はそれなりに再現できているし、そこさえ守れば他の部分は特に求められてもいないはず。ファンに向けてはこれで充分だろう。ファンじゃない人間は……何をやられてもあんまり充分だとは認識しないだろう。こればかりはどうしようもない。私が個人的に注目するとしたら、おそらくメインヒロインの幽奈を演じる島袋美由利がどのように演技の幅を広げていくかという部分である。最初は「はねバドのおっぱいがまさかの幽奈さん役かよ!?」とびっくりしたものだが、まぁ、わかりやすい萌え声なので作るのにそこまでの苦労はなさそうだ。その上で、地声のちょい低めのところも出せていれば紋切り型のヒロイン像の中にも少しは個性的な仕事ができる……かな? どうだろ。まだわからん。残りのヒロイン勢はこの後ますます増えていくはずなので、キャスト部分でもその辺りを楽しめれば、ワンチャンあるかもしれない。ないかもしれない。

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○「百錬の覇王と聖約の戦乙女」 4

 う〜ん、むにゃむにゃ、もう食べられないよう……いや、マジ無理……食べられない……無理…………無理だっつってんだろうが!!

 というわけで、飽食の時代にさらに喉奥に押し込まれる異世界転生。厳密にいえば今期は「奴隷」と「オバロ」がかぶるだけだから3本目程度だが、それでもまぁ、飽き飽きなのは言わずもがなだろう。そして今作はそんな中でも随分と「匂いのする」……なぁ……。何が怖いって、俺、多分これの原作コミカライズの1巻を読んだ気がするんだよね。例によって漫画喫茶つまみ食いチャレンジの一環として(大量にあるので異世界転生は意外と手に取りやすい)。ただ、正直いうと「読んだ気がする」けど、それがこの作品だったのかどうかすら定かでないというところ……だって、似たような展開なんていくらでもあるだろ? 今作を今作だと断定する材料って、どこにあるんだろう……もうこれ、わかんねぇな。

 まぁ、未読だろうが既読だろうが「既視感」に大差ないので問題じゃないだろう。そして、既視感を上塗りするような新鮮さは時に見出せないということである。本作が他の作品と違うところは、スタートが転生(転送)時ではないところだろうか。たいていの異世界ものは「どうやって飛んできたのか、飛んできた後にどう対処したのか」から始まるものだが、今作は「どういう因果か」というとんでもない一言で「国を手に入れました」までの経緯を大胆にカット。名軍師(??)として戦を先導するところから物語がスタートしている。これによってどんなことが起こるかというと、「理由も成果もよく分からないけど、とにかく主人公がチートらしいことが示される」というあまりに大胆な描き方が可能になるのである。よくこの手の作品だと「主人公が超優秀だったりするのに作者がボンクラだと格好良くしようとするシーンがどんどん情けなくなる」という現象があり、俗にいう包囲殲滅陣問題が起こってしまう(そんな名称があるかどうかは知らんが)。しかし、その部分を大胆にカットしてしまえば、細かな齟齬などに突っ込まれる心配もなく、主人公のチートを世に知らしめることができるのである!!

 納得するわけないやんけ。スマホ情報だけで天下が取れるなら、もう世界はグーグルに支配されとるわ(まぁ、実際そうかもしらんが)。結局よく分からない設定のままで有り余るオレツエーを見せつけられ、溜まったフラストレーションは可愛い女の子で処理してくださいね、とハーレムを押し付けられる。今期はどこぞの魔王がそんなハーレムを中心に据えてエロゲと異世界の間を突き進んでいるが、本作はどうやらそこに主眼があるわけではなく、突然主人公がよく分からない義憤に切れて重みのない言葉で周りをドン引きさせるなど、いいところがない。まー、この設定で何か期待する方がおかしいわな。

 現時点では自然消滅作品の筆頭候補と言えるわけだが、残り数話で何かホームランを打つことができるかどうか、半端に成立しそうな絵柄なので知り合いのクソアニメソムリエも大して興味持たなそう。

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○「ハイスコアガール」 5

 厄介カップルのCVが松岡・日笠なのがツボ。声聞いただけでも「あっ、こいつら面倒なやつだ」ってわかるの最高じゃないですか?

 原作は例によってやや既読。多分1巻だけだな。やっぱり手にとってみたものの「別にいらんかな」というので続きに手をつけなかったパターンだ。実は私の周りの人間には割と評判がいい作品なので何が面白いのかピンとこなかったのは残念なのだが、まぁ、こればかりは感性の問題なのでしょうがないだろう。基本的に私は絵柄による選り好みはわりとはげしいので、押切蓮介のジトッとした作風はあまり好きではないのである。

 デザイン性以外で本作を定義する要素は大きく2つ。そのうちでアニメになって劇的に目立つようになったのは、徹底したゲーセン要素への言及だろう。かつては「実は許諾取ってませんでした」というので大問題になった要素な訳だが、こうしてアニメになったらいっそカプコンが作ったプロモなんじゃねぇかと思えるレベルの際立ちになっていたあたり、「やっぱり権利関係でけじめつけるのって大事やな」ということを痛感させてくれる。ゲーム画面を完全にそのままでアニメに落とし込むという珍しい演出に加え、場面の半分はゲームだったんじゃねぇかと思えるくらいに執拗ないじり方。ここまでされれば、格ゲーファンや当時ゲーセン通いしていた直撃世代にはたまらなくノスタルジックな光景に映るのだろう。ただ、いかんせん私はゲーセン文化というものへの郷愁が欠片もない。我が家は幼少期の割と早い時期に親に家庭用ゲーム機すら禁止されてしまい、小中学校の一番盛り上がりたい時期をゲーム無しで過ごしていたという暗い過去があるため、残念ながらこの手の文化に特に感じ入ることがないのである。高校生、大学生になっても結局ゲーセンで遊んだことってほとんど無いんだよなぁ。大学に入ってから一時「鉄拳」が周りで流行った時にちょっと練習しようかと思ったことはあったんだけど、それまでPSでしかやってなかったせいでレバー操作に少しも慣れることがなかったのが痛い。我が青春にゲームはあれでもゲーセンは無いのである。

 そしてこの作品を定義するもう1つの要素は、おそらく小学生男女のまだ青さを残した微妙なラブのような、違うような不可思議な感情を描いたドラマ部分がある。私の周りの人間はそうした部分を割と好きだったようなのだが、少なくとも原作1巻くらいの時点でそのあたりが響くことはなかった。だって、所詮小学生だしなぁ……まだ友達が女の子だろうが男だろうが気にしない歳だしなぁ……。なんだろ、こうして書き出していくと、私は幼少期に何か決定的に欠けている要素があるんじゃないかと不安になってきたぞ。みんな、小学生の時に何をしていたというのだ。

 まぁ、そんなわけであんまり琴線に触れる要素がない作品なのでアニメでもそれくらいの距離感で見守ることになると思うが、アニメーションとしての演出は面白いと思う。ゲーム画面のはめ込みはワンアイディアなので最初は驚いてそれきりのことだが、そんなゲーム画面にミスマッチになるよう、他の作劇部分が必要以上にぬるりとしたキャラ造形になって「現代CG」っぽさを強めに出しているのは新鮮だ。ドット絵が全盛のゲームグラフィックとの対比で、本来とは違った観点から「現実とゲーム」の境目を切り取る働きがあるようだ。今後、このデザインで甘酸っぱい話とかになったらちょっと困るが……まぁ、所詮小学生なので(便利な言葉)。

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