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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「ゲゲゲの鬼太郎」 6

 さぁ、今期の新番組の口火を切るのはこの番組。新番組っていうか、なんていうか。

 「ッカー! スマホってすげぇな! オラわくわくしてきた!」って言いたくてしょうがなさそうな目玉のおやじと、眼の色が変わるとエンペラータイムに突入しそうな鬼太郎。事前の映像なんかからは5期の頃以上に「現代風」にリメイクされて「今っぽい萌えアニメ風」になっている鬼太郎たちに賛否の声が飛び交っていたわけだが、まさにその予告通り、徹底的に現代風のテイストを交えた新たな時代の鬼太郎がスタートした。まぁ、すでにアニメシリーズも6期目ということで、「根っからの古参ファン」なんてものはあまり存在しないジャンルなので大きな問題にはならないだろうけども。しっかりとそれぞれの時代を反映して、絶えず新しい姿に生まれ変わることこそ、鬼太郎の、ひいては妖怪の正しい姿と言えるかもしれない。まぁ、今や妖怪っていってもメダルセットしたらウォッチから出てくる連中のことですからね。

 かくいう私は実は案外妖怪好き。小さい頃に水木しげる御大の作品の影響はバリバリ受けて育ったおかげで、妖怪の知識は多分人並み以上にあると思うし、鬼太郎の世界観にも愛着はある。ただ、これが自分でも意外なことなのだが、鬼太郎のアニメってあんまり接点が無かった。実家の環境があまりアニメを許容しない場所だったので幼少期にあんまり見られなかったというのが第一(だからこんなおっさんに育っちゃうんだゾ)、親元を離れて自由の身になってからは5期が製作されたが、その頃はまだあんまり朝アニメを見る習慣がなかったのでチェックしてなかったっていうのが第二。シリーズ全てを網羅した鬼太郎は「墓場鬼太郎」だけである。うん、それだと全然違うな。

 でもまぁ、何となく様子は知ってるし、幼少期もちょいちょい摘んでいたのでやっぱり「違う鬼太郎だなー」という印象はある。特に鬼太郎のキャラについてはやたらクール&ドライを押し出しているような印象で、「コイツ、なんか厨二病こじらせたみたいな喋り方してんな……」っていうのが第一印象。確かにもともと鬼太郎って熱血だったり少年だったりする印象もないのだが、どっちかっていうと割と自堕落だったり、無気力だったりする印象なんだよね(原作漫画の印象)。今回の鬼太郎は、まだまだ人間とは距離をとって、ちょっと影のある感じで表現されているわけだが、そんな奴が律儀に妖怪ポスト使って人間守ってくれてるのもどうやねん、という気がする。まぁ、大胆な形状変化攻撃を食らってもシレッとすぐに帰ってくるあたりはこのドライな鬼太郎っぽい部分だけど。鬼太郎って、灰にされようがうんこにされようが最終的に戻ってくる奴なんだよな。

 そんなクール鬼太郎が挑むのが、いきなりYoutuberが原因の事件というあたり、すげぇ安易に「現代の闇と戦う鬼太郎」を作ろうとして真っ先に思いついたシナリオっぽくて苦笑ものだが、これって現代の子供達に道徳を教える意味では結構効果的。何しろ子供達の憧れの職業第1位がYoutuberの時代なのだ。「調子に乗ってこんなことしちゃダメだぞ」という妖怪を使った教育の皮切りとしては悪くないものだろう。他にもスマホで知恵袋に張り付いて速攻レスくれる猫娘とか、スマホに興味を持って一瞬で騒動の原因を突き止めちゃう目玉親父とか、現代の妖怪たちはすぐにでもこの情報社会に適応してくれそうである。そういや地獄少女もスマホ対応してたもんな。来週登場するねずみ男がどれくらい現代文化に染まっているかに注目だ。

 個人的に、鬼太郎をどんな風にいじってもらっても面白ければいいと思っているが、1つだけ要望があるとしたら、しっかり「怖い部分」を残して欲しいということ。妖怪は愉快だし、滑稽であってもいいのだが、やっぱりその根幹には「何だか不可解で、恐怖の対象になる」という現象性があるのだ。鬼太郎という文化は、それを少年漫画の題材として活用した作品であり、「鬼太郎」を主人公にするというよりは「妖怪」を主人公にして欲しい。となれば、毎週とは言わずとも、何回かに1体ずつは「子供が見たら泣いちゃう」みたいな妖怪にも登場して欲しいのだ。今回ののびあがりは、吸血木による大量虐殺シーンがなかなか不気味だったし、はっきりと「悪い奴が因果応報でひどい目にあうんだ」ということが示されていたので、その辺りはすごく良いと思います。あとはまぁ、鬼太郎が霊丸だろうがレールガンだろうが何を使っても構いませんよ。1話目ということで戦闘描写を含めた各所に色々と気合の入った作画も見られたし、「新しい時代の鬼太郎像」として、期待票を投じておきたいと思います。まぁ、東映作品の常として、作画はどこかで限界が来るのだろうが……それも含めての朝アニメだしな。ニチアサが忙しくなるで(ドラゴンボールは見てなかったのでね)。

 そして当然最後はキャストの話。目玉のおやじが野沢雅子ってのはずるいよなぁ。「スーさん役を西田敏行がやれば誰も文句言えねぇだろ」っていうのと同じ処置。しばらくは元気玉とか集めそうな気もするけど、多分すぐ慣れる(てかもう慣れた)。沢城鬼太郎は演技がどうこうよりもキャラ設定に慣れるのに時間がかかりそうだけど、これも問題はないだろう。5期の頃の麻酔銃使いそうなきたろうよりは違和感ないわ。ねずみ男に至ってはまだしゃべってもいないのにありありとその姿が想像できるから古川登志夫はいいキャスティングだと思う。猫娘は来週待ち。そして、何と言ってもレギュラーで参加するという犬山まなちゃん役の藤井ゆきよである。何とまぁ、これから毎週、日曜日に確実にゆきよボイスが聞けるようになるのか。なんかもう、それだけでも満足だわ。はるみんの活躍は終わってしまったが、これからもまだまだこのねっとりゆきよボイスは続いていくのだ。ありがとう鬼太郎。ありがとう青二プロ。キャスティング担当が青二だから、今後ゲストで登場するキャラのCVは大体予想がつくよな!

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