最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「恋は双子で割り切れない」 6→5 今期ラブコメラノベ作品は「ヒロインよりママンの方がエロい(主に声が)」というカルマを背負い込まなければいけない運命だったのだろうか。え? お前のジェネレーションが単に親世代にずれ込んでるだけだって? 私も成長してるってことですかね!(ポジティブに行こうぜ) ちょいと残念ながら本作の評価についてはポジティブなままではいられなかった。何かと比べて作品を貶めるのはダサいやり方だが、今期は「義妹生活」というとんでもない作品が出てきてしまったせいで、どうしても比較してしまう部分があったのは可哀想だったかもしれない。どちらの作品も共通しているのは、手垢のついたテーマ設定を執拗に掘り下げることによって新しい時代のラノベ文化を築こうとしているフロンティアスピリット。その部分については今作も素直に評価できる部分で、「双子に挟まれてんやわんや」なんてありがちな設定の中、三角関係をお約束だけで処理することはせず、きちんと「2つの視点」の切り替えを機能させるだけの筋立てを構築できていた。双子の姉妹の似ている部分、似ていない部分をいちいち取り上げ、同じ枠で同一化させることを頑なに拒否しつつ、そこに抗いようがない姉妹の絆、腐れ縁みたいなものも描いていく。「双子」というレッテルだけでキャラを描くのではなく、1人1人の人間を描こうとする姿勢は非常に真っ当な小説形態だった。 そこは評価できる部分だが、残念ながら私が見ていたのはアニメ作品である。アニメとしての良し悪しについて、大きく2つの観点から本作には減点があった。1つはもちろん映像品質。飛び抜けてショボいってことはないのだが、やっぱり現代アニメの中ではやや省エネの部類。特に細かい感情の機微が重要になる作品だけに、キャラ作画で労力を割かずに画面を作ってしまうとアニメ化した旨味はどうしたって薄くなる。 そしてもう1つは、アニメーションに合わせた脚本構成が徹底できなかったこと。本作最大の特徴は、メインキャラ2人を中心とした、とにかく鼻につく会話劇。既存の創作物を繰り返し繰り返し比喩表現として引っ張り出すことで純と那織の2人の世界とどうしようもない繋がりが描かれるので不可欠な要素であるのは間違いないのだが、これがまぁ、アニメの台詞として聴いてるとクドいことクドいこと。1話目時点では個性として受け入れられる部分かと思ったのだが、この文法で終始埋め尽くされてしまうと、いくらなんでも受容のキャパを超える。台詞回しとして不自然な部分が多く、会話劇を中心とした作品での快適さはかなり犠牲になっている。まぁ、「訳のわからんこと言われても……」という受容についてはこちらの知識不足や判断の遅さも原因ではあるのだが、この負荷は多分十全に理解が及んだとしても大したプラスにはならない部分だろう。文字媒体で1つ1つ受け止められる小説原作なら成立していた文法かもしれないが、アニメになるに際し、もっと大胆に解体し、「アニメ版」を再構築すべきだった。そこの部分での手間を惜しんだことで本作はおそらく「文字媒体を垂れ流す映像」になってしまった。度がすぎたペダンティックはおかしみに繋がる場合もあるが、本作ではそこをプラス要素に転じるまでに至らなかったのが惜しかった部分である。 こういうのを見ると、やはりメディアの違いって難しいな、とは思わされるわけだが、全部が全部アニメ化された際に一切の引っ掛かりがなかったらそれこそ脚本家業の大変さが素人には伝わってこないわけで、こういう作品があればこそ改めて考える機会になるわけで、感謝してもよいのかもしれません。あとはまぁ、なんやかんや言いながら本心では「まぁ、結局はまれいたそが衒学ぶった台詞を吐くのがいちいち違和感なんですけどね」というどうしようもない結論だったりする。久しぶりにメインキャラでガッツリ絡んだ大野柚布子が「せんせ〜」っていうのは好き。キャリさんが馬鹿キャラ(意外と馬鹿じゃない)なのも可愛くて好き。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧 |