最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「LAZARUS ラザロ」 5→3 これはもう、揶揄でもなんでもなくて純粋に疑問として答えが知りたいのだが、……この作品は何をどう楽しめばよかったの? 一部で評価する声も聞こえてくるのだが、どの部分を楽しむアニメなのかが最後まで皆目検討がつかなかった。座組みによる前評判が高かっただけに、この延々頭が来ないだるま落としみたいなアニメのどこをどう摘んだらよかったのか、マジで頭を抱えている。 常々、私は「やりたいことが分かる」という要素をプラスに取るようにしている。「達成できなかったけど、やりたいことは分かった」とか、「なんかやりたそうな空気は伝わった」とか。しかし、今作の場合は「多分こういうのがやりたかったんだろうけど……」というのがなんとなく伝わった上で、「なんでやろうとしたん?」という疑問につながってしまう。多分、やりたかった「空気」は渡辺信一郎の代表作であるビバップだろう。昨今、ああいうハードボイルドな世界観のアニメなんてすっかりなりをひそめてしまったし、ビバップは特に海外受けが良いということもあり、25年以上経った今なお、語り継がれる作品だ。私もリアタイではないが一応視聴はしていて、なんとなく格好いいと憧れもしたし、それなりに楽しんだ記憶はある。おそらくナベシンを担ぎ出すにあたって、「令和に再びあのビバップを」みたいな注文が出たことは想像に難くない。 ただ、ビバップってのは雰囲気だけの作品じゃなかったってことなのよ。本作に一番欠けている要素は誰がどう見ても脚本の求心力。毎回毎回毎回毎回「スキナーいないねぇ、あっちにいるって? 行ってみよう! いないねぇ」を繰り返すだけで、お為ごかしのように積み重ねられる薄い「秘密結社のメンバーもの」みたいなテイストも、メンバー1人1人に愛着も感情移入もないもんだからサラサラと流れるばかり。だってメンバー5人にしても「個性的な連中が集まったぜ!」をやりたいはずなのに、みんなして別に個性を発揮しないんだもん。最後まで誰がどこで何したいのか、さっぱりピンと来なかった。「ルパン三世」の旧作を見て不二子ちゃんのあれこれを見ていた方がよっぽど刺激的だろう。 そしてもう1つの「やりたかったこと」は生のパルクール映像。徒手空拳での取っ組み合い、格闘シーンにチェイスの画面がとにかく長い尺を使っており、必死に描いた作画シーンを見てほしいというのも本作の狙いの1つ。わざわざパルクールアクションのために専門家を引っ張ってきたという話だし、「やっぱり昨今のアニメ、作画でも魅せないと」という真っ当なセールス文句をなんか変な解釈で飲み込んじゃった様子。私が1話目時点で「流石にパルクール長くね?」と首を傾げて評価を上げづらかった記録が残っているが、1話目時点ですでに飽きちゃったものを、そこから13話続けられても面白くなるはずがない。そんで中国アサシンとアクセルの関係性とか、別に引っ張るようなネタがあるわけでもないし。ダラダラと格闘シーンを続ける時間があるなら、その時間でもう1つ2つドラマの掘り下げをやって多少なりともキャラクターへの理解を深められればよかったのに。 トータルすると、なんか「大人がいっぱい集まって会議を重ねた結果、誰も核心的な意見が出せずになんとなく外側だけ決めてったらガワだけの議案が通った」みたいなアニメだった。ここまで「はずされ」たのは久しぶりの感覚だが……でももしかしたら私が気づいてないだけで、何か制作サイドには深遠な目的があって、それをこっそりアニメの中に仕込んでいたのかもしれない。それこそ、体内に潜むハプナのように。 ……最終回で「ハプナなど幻想だよ」みたいなオチになると思ってたのにふつーに手書きで構造式書いて渡して、急ピッチで特効薬の増産させて間に合ったのは正直ワロタ。世界、柔軟すぎるやろ。 PR ![]() ![]() |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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