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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「よふかしのうた Season2」 ―

 エンディングが「よふかしのうた」じゃなくなったのはちょっと意外。そこは貫くと勝手に思ってたんだけど。

 お久しぶりです。確認したら1期の放送が2022年とのことで、気づけば3年も経ってしまっているが、いまだに「実によかった」ということは印象として残っているくらいには好きだった作品。あの年は「ぼざろ」があったせいでグランプリ受賞こそ逃したが、それでも次点に選出するくらいははっきり評価している。

 3年も待たされてしまった2期についても、おそらくその良さが変わることはないだろう。原作未読なのでストーリーがどのように進行していくかはさっぱりしらないけど、原作はすでに完結しており、きちんとゴールを見据えた演出ができるはず(今期で終わるかどうかは知らんが)。その上で1期の良さをそのまま踏襲してくれていればなんの不満もない。改めて確認しておくと、今作最大の魅力はそのタイトルに冠されている「夜」である。こんなにもナイトシーンしか描かれない作品というのは前例がなく、1話目でコウくんも言っていた「自分たちの時間」である夜という時間帯そのものが主人公と言える。ただ薄暗いだけでなく、怪しげな光を放ち、どこか幻想的で蠱惑的な夜。その世界に生きるヴァンパイアを主軸に、青春と恋愛と怪奇が交差する。監督の板村さんの演出はちょっと前に「にんころ」でも言及した「ポスト新房」の分かりやすい代表例となっており、美麗な1枚絵の魅力を伝えるための効果的なカット割と印象的な画面作りが限られた「夜」という時間を鮮やかに切り出している。

 今回改めてこの世界に触れて気付いたのだが、本作は徹底して「会話劇」である。もちろんヴァンパイアの能力がらみで壮絶なバトルシーンが展開されることもあるが、それはシリーズ全体を通じてほんの数パーセント程度だろう。ただひたすらに「夜景」を背景に、キャラクターたちが自分の生き様、自分たちの「夜」との付き合い方をあーでもないこーでもないと垂れ流すだけの情景。それこそ西尾維新作品に負けないくらいに会話の比重が重たい作品なのだが、それでいて、1期目では「間が長い」とか「画面が退屈」と思ったことは1度もない。イメージビデオのようでありながらしっかりと時が刻まれていくその画面構成は、やはり単なる「絵の連続」ではないのだ。この辺りの技巧については改めて堪能させていただきたい。

 オープニング映像を見る限り、2期の中心はおそらく沢城(餡子)との対決要素になるのだろう。そのあたりでなずなちゃんとコウがしっかりと大人の階段を登ることができるのか、それとも、あくまでも子供のいたずらの域を出ない「よふかし」であるのか。できれば最後まで見届けたいドラマである。

 
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