最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「政宗くんのリベンジR」 ― またも信じられないところからの再アニメ化。なんと1期放送は2017年、実に6年以上、提供の一迅社によれば2,293日ぶりのアニメ化というとんでもねぇ2期目である。まぁ、最近だと9年もの時を超えた「はたらく魔王さま!」っていう天変地異みたいなタイトルもあるのでまだマシなようにも思えるが……何がすごいって、「魔王さま」と違ってこっちはスタジオとかスタッフとかもある程度保持した状態でマジで「再開」なんだよ。どんだけ気の長い人間が集まってるプロジェクトなんだ。 残念ながら世間のオタクはそんな気の長い連中ばかりではないし、記憶力のいい人間ばかりではない。原作からの熱心なファンならまだしも、私のように右から来たアニメを左に受け流すタイプの視聴者は軽めのラブコメ作品など3ヶ月もしないうちに綺麗さっぱり忘れ去っている。今作については一応冒頭の説明とか聞いてて「あぁ、確かそういう設定だったっけ」くらいで基本設計(メインヒロインに対し、主人公が変な敵対心を持ってる関係性)は思い出せたものの、当然残るモブの連中なんて1ミリも覚えてないので「誰だこいつら?」ってなもんである。中でもいきなり1話目で女装少年だと明かされたあいつ……あんな奴いたっけ? マジで覚えてねぇや。早見ショタなんかは「あぁ、そう言えばそんな感じの配役あったなぁ」と思い出せたし、水瀬師匠については「なんか可愛かった記憶があるけど、この記憶はキャラについてのものか、はたまた中の人の記憶だったか……」と頭を抱える始末。もう何が何やら。 流石にこれは俺の責任じゃないよね? 6年も空けてる方が悪いに決まってんだから、そこを埋める努力を制作側でやってもらわないとこちらも追いかける気は起きないのだが……まぁ、「小難しいことを考える必要がないラブコメだから気にすんな」ってんならそれくらいの気持ちで眺めてはみるけどね。こうしてみると、へご・いのすけ・みさお・ころあず・そして三森と並んだラインナップが6年前の旬の配置だったのかなぁ、というのでちょっとしみじみしてしまう。もちろん今でも一線級しかいないが、この6年で女性声優業界はどれくらい世代交代が進んでいるものだろうか。なお、男性の方は「花江主人公? まぁそうじゃね?」くらいなので世代交代などという概念は1ミリも存在しない。
PR ○「もののがたり 第二章」 ― きっかり1クールの休憩を挟んでの第2クール。まぁ、いわゆる分割2クールってやつだ。担当している監督は「おとなりに銀河」を挟んで3シーズン続けてのお仕事ということになるが、業界がどういうスケジュールで動かしてるかは知りようもなし。 1期時点で大きな不満は無い作品で、私好みの「妖怪もの」であり「長屋もの」(?)であるという設定から大きく逸脱せずに、ジャンプ漫画らしいバトル展開も、不器用な若者どうしの恋愛要素もそこそこに進行してくれている(若者が大学生相当というのはジャンプ漫画としてはちょっと珍しいが)。ぶっちゃけそこまで飛び抜けて楽しいってほどではないのだが、きちんと「こういう展開が来るんじゃないかな」という流れに添いつつも期待は裏切らない程度の進行だ。 2期目となる今回も、おそらくその堅実路線から大きく揺らぐことはないだろう。1期目時点で脇を固めるキャラもそれなりの数が登場しており、その辺の関係性を掘り下げていくだけでもあっという間に1クールくらい使い切ってしまいそうな気もするし、オープニング映像並びに1話目のラストを見れば、いよいよ主人公・兵馬の怨敵とも合間見えることになりそうで、盛り上がる部分も分かりやすい。唯一の懸念材料は1話目の時点で割と省エネ作画というか、あんまり「すげぇものを見せてやるよ!」みたいな気合いは感じられないというか……まぁ、その辺は程度問題だけどね。別に見ていて違和感とか不快感に繋がるほどではないからいいんだけど、どうせだったら楽しいアニメはより楽しくなる作画クオリティで観たいなぁ、とは思う。有限な業界のリソース、どこに注ぎ込まれるかはその時々の運次第ですかねぇ。
○「無職転生Ⅱ 〜異世界行ったら本気だす〜」 ― 知らないアニメハジマタ。俺はなろうアニメの2期を観ようと思っていたのに、気づいたらうえしゃまとかやのんがベッドいちゃいちゃするアニメを観ていた……何を言ってる分からねーと思うが、……何を言ってるんだ? というわけで、「うえしゃまからベッドに押し倒された上にいちゃいちゃさせられるなんて、こんなに幸せなことはないな」とか考えてたら30分が終わるアニメ。結局どんな内容だったのかはよく覚えていない。いや、覚えてるけど、これがタイトルにある通りに「無職転生」の2期目なのかどうかすらはっきりしてない。一応かやのんエルフが元々登場してたキャラなんだっけ? そのことすらだいぶあやふやなのだが……確か1期で主人公の杉田ゆーみんが変な魔力の暴走によってとんでもねぇ土地に吹っ飛ばされたところからカオスが始まったはずなので、多分今回のエルフっ娘もその転移で今回の顛末に繋がったということなのだろう。 なるほど筋立てはそれでいいとして、2期スタートの1話目がこの話だった意味はやはりよく分からん……いや、クレジットは「零話」だったし、あくまで番外っていう扱いなのかしら? できればアニメ初見組にも優しい構成にしてほしかったもんだが……まぁ、覚えてない程度の視聴者の方が悪いってことなんだろう。むしろ覚えてない人間でもうえしゃま効果により30分があっという間だったのだからこれはこれで感謝するべきか。来週以降もめくるめく上田麗奈タイムが続いてくれれば最高なのだが……普通に考えて杉田ゆーみん側にターンが戻るよねぇ。なんか、詐欺みてぇな手で引っ張り込まれてる気がするな。 作画のメリハリだけで勝負をかけてきた1期同様、今回もアニメーションのクオリティは自信を持ってお届けしてる様子の作品。そこだけでも満足できるなら大きな問題はないだろう。願わくは、お話自体も盛り上がって欲しいものだが……1期の時はそこまでハマった印象はないんだよなぁ。
○「幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-」 5 世に異世界アニメは多々あれど、異沼津作品は世界でこれただ1本である。異沼津って何さ(作中でそんな言葉は出てこない)。 というわけで、事情を知らない身としては「どうしてこうなった」とぼんやり見守るしかない謎作品がスタートした。なんとあの「ラブライブ!サンシャイン!」の公式スピンオフ、ヨハネこと津島善子が主人公となったファンタジーアニメである。いや、でも1話目だけ見たらファンタジー要素あんまりなかったな? 一応魔法がちょろっと使えたこと、あとは犬がめっちゃ喋ること以外は単なる「異なる世界線の沼津」に見えないこともない。なんで善子主体で新たなスピンオフが紡がれることになったのかは想像するしかないが、まぁ、キャラの人気投票では割と上位だったはずだし、放っておいたら停滞してしまう旧タイトルに適当に刺激を与える作戦としては面白いのかもしれない。確かμ’sは事実上活動が終了してるはずだが、Aqoursに関してはそうしたアナウンスは無いからね。この新作にかこつけてもう1刺激2刺激与えられればラッキー、みたいな扱いだろう。 残念ながら私はそこまでAqoursについては入れ込めなかったので今作のスタートについてもあまり思い入れは無いが、幸いサンシャインにそこまで悪感情を持っているわけでもない。世間的にはどうにもパッとしない印象の「サンシャイン」。事実アニメシリーズとしてはちょっと応援しづらかった部分はあったと思っているが、ユニットとしてのAqours自体に落ち度があったわけでもないし、キャラの作り方なんかは決して他のプロジェクトに見劣りするものではない。こうして「3本目のアニメ」というチャンスが与えられたことで、また別な方向性からAqoursの魅力が発信できるなら、それはそれでありなのではなかろうか。 「ご当地アニメとしてのラブライブを異世界テイストで捻る」という無茶苦茶なプロジェクトも、前代未聞なだけに何が飛び出してくるか分からないドキドキ感はある。一応ナーロッパ的なファンタジーテイストで脚色されてはいるが、異沼津がどの程度の科学レベルの世界かも分からないし、魔法がどの程度認知されてる世界なのかもさっぱり分からない。多分、その辺の設定は「まぁ、パロディだから」ってんでなぁなぁで進みそうな気がするんだよな。悪く言えば適当だが、よく言えば何をやっても許される世界を作っている。ここから残り7人のメンバーが順次登場してくるはずだが、善子以上に好き勝手にやりたいことをやって、主人公の座をくっちゃうくらいに暴れてくれれば嬉しいですね。Aqoursについては、確かわたしゃ割と世間に迎合して曜ちゃん推しだった気がする。善子とずらまるも割と上位だったかな。推しをはっきり覚えてない時点であんまり熱心じゃなかったのがバレるな……。 ま、何やってもある程度は許される世界だろうし、確認したら監督はこれが事実上の初監督作品のよう。サンライズの技術力(とラブライブというブランド力)があれば作品としての大崩れもなさそうだし、のびのびやってくれればそれでいいや。 ○「Fate/strange Fake-Whispers of Dawn-」 ― いつも参考にさせてもらっているアニメの新番組まとめリストに掲載されてたからとりあえず録画していたものの、確認したら新番組じゃなくて特番だったという。ほんなら別にこの形で記事立てする必要もなかったのだが、どうやら「今後シリーズアニメになるよ」とのことで、どうせ私のことだから実際にこのアニメが完成して放送される頃には今回の作品のことを2億%忘れてるだろうから、せっかくなので備忘録がわりに。ついでに、この機会に「ぼくとFateシリーズ」っていう作文もまとめておこうと思って。 近年すっかりオタクの基礎教養みたいな顔をしているFateシリーズだが、私はこれが思いの外相性が悪い。相性が悪いっつうかあんまり興味が持てないというだけの話なのだが、多数の作品が発表されているにもかかわらず、刺さった作品の割合はそこまで高くない。一応覚えている範囲でまとめておくと、最高評価をしているのが「Fate/Zero」で、これは文句なしの傑作。次点はやっぱり原点たる「stay/night」になるのかな。ちなみに私の場合stay/nightと言ったらディーン版の方が印象が強い。新作の方はぶっちゃけあんまり覚えてない。あとそこそこ観てたのが「Apocrypha」で、「グレイたんかわいい」と言い続けてるのが「ロードエルメロイの事件簿」。この辺りはまぁ、一応最初から最後まで視聴したと言えるラインナップ。残りはもうあんま覚えてないけど、なんか塔を登るみたいなやつは途中で訳わかんなくなったし、そもそも聖杯戦争に絡まない上にソシャゲ作品に分類されるFGO関係は論外だ。 こうしてみると、私は純粋にバトロワ形式の聖杯戦争というシステムに関しては非常に好意的である。バトロワ大好きなので、多分そのシステムに則り、最も正面から描ききったZeroが一番楽しく観られたのだろう。stay/nightに関しては、第1作であるにもかかわらずいきなりルールの横紙破りが多く、アーチャーの存在を筆頭にアサシン、そしてギルさんの登場、最後にひっくり返す聖杯の存在まで、「あれ、おもてたんと違う」という思惑とのズレが評価を下げる結果につながっているのだと思う。Apoがそこまで評価を上げなかったのも「真面目にルール守ってよ」という要求が強いかな。まぁ、後になって考えれば、第1作stay/nightの時点で「そういうシステムだと思わせといて色々驚かせたい」という作者の意図は理解できるもので、単なるバトロワで終わらせちゃぁ物足りないというサービス精神がああしたギミックに結びついたのだとは思う。おそらく、当時マジでノベルゲームとしてのFateをプレイした人間だったらそれなりに盛り上がって作品にハマるきっかけにもなったんじゃなかろうか。ただ、残念ながらシリーズアニメとしてはどうしても情報量が過多になってしまい、設定を飲み込む前に「その設定、ひっくり返そう!」と言われてしまうと「いや、ちょっと待て」が先に来る。その結果、そこまで印象が良くならずに「なんか裏切られた」という印象だけが残ってしまったんじゃなかろうか。 そんなわけで、結局シリーズ全体の流れに乗ることが出来なかった作品には違いないのだが、そうした「元々のバトロワ設定でちゃんと見せてよ」派からすると、今回のこのスペシャル版は非常に魅力的に映った。はっきり言おう、めっちゃ面白そうだった。久しぶりにちゃんとサーヴァントを召喚して戦う聖杯戦争っぽいし、いきなりギルさんとエルキドゥをブッパしてちゃぶ台をひっくり返しかけて寸止めする手管も、「また設定そのものをうやむやにする気か!?」というハラハラ感をすんでのところで押し留めつつ、新たな聖杯戦争がどんだけ無茶苦茶になりそうかを暗示してくれている。居並ぶサーヴァント、そしてマスターの癖の強さも実に興味を惹かれるものになっており、ぶっ壊れアサシンの一筋縄で行かない関係性、よりによって一番似合わなそうなやつのところに行ってしまったバーサーカーのミスマッチ、そして一番闇(病み?)が深そうな日本の女の子のところのあれこれ。こうして「とんでもねぇ奴らが出揃ったぜ!」という名乗りを挙げているタイミングが、バトロワ設定の最大の花道である。ここから面白くできるなら言うことなしじゃん、って思ってたら、なんと原作は成田良悟だっていうじゃん。ぐちゃぐちゃ群像劇の第一人者が担当してるシナリオなら、ぐちゃぐちゃ聖杯戦争も面白くなりそうじゃない? アニメーションの方も幾らか野暮ったくある線の太いクセのあるデザインがかえって好印象。まぁ、特番だったからってのもあるだろうが作画クオリティはMAXを振り切っており、シリーズアニメが毎週このクオリティを出せたらとんでもないことになりそう。コロコロとカメラを切り替えながらも惹きの強いコンテワークも見事なもので、正直視聴中は「来週からこれが毎週見られるのかぁ」って勝手に期待しちゃった。だからこそ、「こんだけのことやっといてお預けなのかいッ!」っていうのは至極もったいなくあるが……フットワークが軽いんだか重いんだかよく分からんのもでけぇプロジェクトの宿命だなぁ……。 というわけで、是非とも万全な形で完成させ、私に新たなFateシリーズの魅力を伝えていただければと思っております。 最後に一言……グレイたんにしゃべらせろやぁ!!!
○「ホリミヤ -piece-」 ― 2期目といえば2期目。ただ、構造はどうやら「王様ランキング-勇気の宝箱-」と似たような形をとっており、1期の時に選ばれなかった本編の合間のエピソードを拾い上げる形での新作アニメということらしい。「王様ランキング」の1年ぶりの放送ですら微妙に内容を忘れてたというのに、こちらは1期が2年以上前ということで絶望的じゃん……と思いきや、そうでもなかった。 というのも、これは本当にたまたま(?)なのだが、今期の新作アニメの放送にかこつけて、電書版がいくらか無料読み放題になってるんですよ。「そういや中身すっかり忘れてるからな」ってんでほんとに最近これをちょっとつまみ食いの形で再読(漫画読むのは初めてだけど)。おかげでだいたいどんな空気感の作品で、どんな人間関係があったかを思い出すことができた。ちなみに「1期の合間を埋める形の2期」であるという事実についても、1話目の修学旅行エピソードがコミックだと1巻に収録されていたおかげで「あぁ、そういうことなんか」と理解できた次第。アニメが始まる作品は原作を読まないというのが自分ルールだが、今作のように「過去に放送してた部分を読み返すだけならええやろ」っていう理由で読み始めたら、まさかの新作パートを読んじゃったという、一種の事故である。 でもまぁ、おかげでアニメの導入はやりやすくて助かりました。元々1期も嫌いな作品じゃなかったし、肩肘張らずに観られるゆるい雰囲気のラブコメは刺さるメンタリティの時には結構変なところに刺さる。2期目ともなるとどれくらい「いい」エピソードが残ってるか分からんが、わざわざこんな変な時期でアニメ化までかこつけたんだし、それなりに理由があってのことだと期待したい。
○「実は俺、最強でした?」 4 今作のいいところ→ゴットゥーザボイスが堪能できる。以上だ! というわけで今期も容赦無くやってくるなろうストリーム。もうこの際だから書いとくけど当然3話切りの最有力候補である。出だしからして純正のなろうであることを隠そうともしていないし、ご都合主義をオブラートに包むことすら放棄した毎度の展開はさぶいぼが止まらない。今作で特筆すべきはなんといっても主人公に与えられた「結界魔法」とやらの存在で、一応女神が与えたチートは「桁違いの魔力」だったはずなのに、それに輪をかけてイカれた万能魔法を使って世の中の全てを好き放題できる様子は全くもってワクワクしない設定である。あとは養父などが発言した「この攻撃はLV30以上でないと避けられないはず!」みたいなレベル至上主義もキツい。かろうじて1話目時点で「アイテムボックス」「鑑定スキル」などの名前が出てこなかったことだけが救いといえば救いだろうか(いや、でも自分の魔力値鑑定してたな……)。「はじめに下僕にするのが犬」修正も加えるとやっぱり減点した方がいいかもしれないな……。 というわけでゴットゥーザ様のご利益こみでこの点数。一応映像部分は1話目ということもあって格別悪くはない。制作スタジオは「金装のヴェルメイユ」と同じところらしいので、それなら最後までそこそこ安定して走りきれる可能性は残っているか。あと、幼女な妹が種さんという配置も意外といえば意外。人生何度目か分からない「これ種さんなのかよ」サプライズを喰らってしまったのは悔しくも嬉しくある。ここから奇跡の逆転ホームランが……ないやろなぁ……。 なんか似たようなタイトルの似たような作品あったよなぁ、と思わせるアニメだが、割とがっつりエロい方にも寄せており、もうこれならいっそ僧侶枠に回せや、と思わんではない。 Twitter漫画あたりから派生してんじゃねぇかな、という内容は「先輩がうざい後輩の話」と完全に被る。ちなみに「先輩がうざい〜」については、放送当時特に興味が湧かなかったが放送後、原作者がそのままの名義で作品のエロ絵も描いているというなんともやるせない事実が判明したのちに割と見てたりする(エェェ……)。やっぱエロくないと思っていたものにエロを上乗せされる方が意外性のサービスってのはあるもんですよ。 そういう意味では、今作はもう、最初からエロ方向にも思いっきりやりますよ、という予備動作が露骨なので「そんな奴おらんやろ」で終わってしまいそうな予感。元々この手の一発ネタくさい「職場もの」みたいなのはあんまり惹かれない傾向にあるのだが、今作の場合もその流れが顕著。ただただ男に都合がいいだけの脳内お花畑非実在先輩の存在は、あまりに受け入れ難く、いっそ可哀想な人に見えてくるので痛々しい。実際の職場にこんな奴いたら、むしろ怖くない? どうしても「都合のいい要素」で構成されていることが見え見えなので、その中に「人格」を感じ取りにくいというのがなぁ。 というわけで、初回はエロ要素についても「小さい先輩なら乳も小さくしとけや!」という不満があるためにややマイナスの印象。まぁ、映像部分にそこまで落ち度はないので、ここから万一シナリオラインで普通に面白いものが出てくれば盛り返せる可能性はあるが……この設定で面白いドラマって描けますかね? 正直あんまり期待してない。 「おめぇ、前クールであんだけ『カワイスギクライシス』に耽溺してたんだから、現実云々とか捨て置いて単に可愛ければいいんじゃないんかい」と思われるかもしれませんが、そんなことはないんです。だって、猫は存在してるだけでかわいいじゃないですか。人はそうじゃないんです。世の中の全てが猫になれば、なるほどアニメと現実の境目もなくなるかもしれませんね。明日、家のドアを開けたら世界中が猫になっていたらどうしよう。助けてシュレディンガー! 注:私はクスリなどはやってませんが、体調不良による風邪薬の影響はあるかもしれません。 ○「ライザのアトリエ〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜」 5 「うにっ!」で「た〜る!」な作品のアニメ化。いや、タルは出てきてないけど。錬金術師の兄ちゃんが投げてた爆弾が樽だったかも。 アトリエシリーズのシリーズアニメ化って実は初の試み? こんだけ息の長いシリーズでアニメに触れてなかったってのは珍しいなぁ、とは思ったけど、考えてみりゃつい最近も「Legend of Heroes」っていう例があるので、ゲーム作品のアニメ化ってのは案外障害が多いものなのかもしれない。今作にしても、なんかネット界隈で変なバズり方して知名度が上がってなければ出てこなかった作品かもしれないしね。いや、あのバズりが理由なのかどうかはしらんけど。 というわけで「太もも作品なんだろ?」くらいの知識しかなかった作品。なんとライデンフィルムは前クールで「勇者が死んだ!」も担当しており、2クール続けての太もも作品とあいなった。いや、今作が太もも作品かどうかは知らんけどね。少なくとも1話目を見る限りでは「もちろんセールスポイントとして押していきますが、そこまでクドくならんように。エロで客を集めるタイプの作品じゃないからね」くらいの節度は守ってくれてそう。まぁ、女の子の身体を舐めるように接写していくエンディング映像にはそういう意図しか感じられなかったし、要所でやはり太ももにスポットは当たっていたが……汚れた目で見なければそこまで焦点を絞った演出にはなっていない。 その分、とにかく丁寧に作品の成り立ちが紡がれており、1話目が1時間という贅沢な尺の中で、地味でなんてことない辺境の島の娘っ子が、錬金術師を目指すことになる立志の物語がきちんと説得力を持って描かれている。冒頭の生い立ちを聞いて「なんでこいつが錬金術やるんや?」と思ってみてたんだけど、ちゃんと憧れを抱き、目指すところから始めてくれるのね。言われてみりゃ、歴代の錬金ヒロインの中でそこまでちゃんと描かれたのがどれくらいいるのかはよくしらねぇや。 ちなみに、以前どこかで書いたかもしれないが、私は「アトリエ」シリーズは初代と2代目(マリー・リリー)のみプレイしている。そのために基本的な作品の骨子は知っているし、どういう部分に魅力があるのかもやんわりと理解はしているつもりだが、あれからもう何年経ったかも分からないし、作品のセールスポイントがすっかり変わってしまっている可能性もある。でもまぁ、1話目をみてたらあんまり心配する必要もなさそうだ。ほんと、こんだけオーソドックスな「RPG最序盤のチュートリアル」を丁寧にやってくれる展開、久しぶりに見た気がする。「田舎者の主人公が冒険心を抑えきれずに里を飛び出すぜ!」なんて遥か昔から何本も描かれてきた物語のきっかけだと思うのだが、なんでだろう、最近のアニメだとこういうベタな語り出しって案外なかった気がするのよな。そういう意味では、丁寧さは決して悪いことじゃないと思います。 ただまぁ、それが面白いと思えるかどうかはまだ判断のつかないところではある。丁寧さに好感は持てるものの、それが面白くて1時間があっという間、なんてこともなく、粛々とシステムの説明が終わった感じ。これからの冒険の内容次第だが……アトリエ系の作品の醍醐味である「収集と調合」みたいな要素は受け身で見るだけのアニメ作品とあまり相性がよくないということも、以前何かの錬金術作品で触れていたことである。今作はその辺の要素をブレイクスルーすることができるかな? 太ももだけじゃブレイクにはならんからな。
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HN:
Thraxi
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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