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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「スナックバス江」 4 明美ちゃんってこんなに巨乳だったんだ……全然そんなイメージなかったわ。 さぁ、面倒くさいアニメが始まったぞ。何が面倒臭いって、今作は私には稀によくある、「周りにやたら好んでる人間が多いけど何がいいのかよく分からない作品」の1つだからである。そんなんどうでもいいだろ、と思われるかもしれないが、こういう作品って周りの人間がさも共通認識みたいにしてネタを言い合う時に「いや、俺別に好きじゃないから振られても……」みたいな思いをするのが困る。角を立てるのもアレなのでいちいち言わんけど、この機会にちょっと漏れたね。まぁ、ギャグ漫画の好みってのは本当に「合う合わない」だと思うので、こればっかりはどうしようもないよね。特に私の場合は「絵が嫌い」が一番の理由だからどうしようもない。 そんな作品がアニメ化され、これで「アニメになったらこれはこれで面白いじゃん」みたいな展開になったらさらに面倒だったのだが、1話目を見たら原作同様に特に刺さることもなかったのでむしろほっとしている。高橋李依ボイスが聞こえてくるだけで加点しちゃうんじゃないかと思ったが、割と真顔のままで終わったので今後追いかけるかどうかも微妙なライン。合わないネタをダラダラと流されるのって、ストーリーラインがない分だけ余計に辛そうな気もする。 ちなみに、そんな環境下なので視聴前からTL上にちらほらファン層からの感想も流れており、アニメに対しては「違う、そうじゃない」みたいな意見も多いみたいですね。確かに、俺も視聴前はなんとなく桜井弘明作品みたいなマシンガンネタアニメになるんじゃないかと想像していたので(そして桜井作品として突きつけられたら好きになってたかもしれないので)意外ではあったが、まぁ、こういう方向性の演出で行くと決めたのだからそれはそれでいいんじゃなかろうか。30分の使い方が難しいが、そもそも今作を30分でやろうとしちゃったことが無茶なのだし、任されたスタジオも監督もずっとショート枠のアニメばかり作り続けているところ。ハナから時間配分がどこかちぐはぐだったのは分かっていたはず。それでもなお30分枠をとっているということは、原作者含め制作側は「こういうバス江」を見て欲しかったということなんじゃなかろうか。あとはまぁ、ファンの人たちに評価は任せることにする。 りえりーは高木さんと明美ちゃんで違う世代の懐メロを歌う権利を獲得してんのがちょっとおもろい。 PR ○「月刊モー想科学」 4 よく分かんないアニメ。万人に伝わりにくいように例えるなら(だからなんで)、「なんか高松信司が関わってそうだな、って思うようなアニメ」。実際は全然関わってなかったので単なる見当違いだが、実はその高松さんの片腕とも言える(?)宮脇千鶴監督作品だったので当たらずといえども遠からず。まぁ、単に「美男高校」なんかにイメージが近かったっていうだけなんだけども。 どこで連載してる漫画なんだろう、と思ったらなんとオリジナルアニメだという。この辺の「どういう思いつきで誰が作ろうと思ったのかよく分からない」という部分も「美男高校」によく似ている。ただ、あちらが露骨に女性向けを標榜したヘンテコギャグ路線だったのに対し、こちらは一応(おそらく女性向けには違いないが)「妄想科学」という縦軸が存在しており、ここから何かしらのまとまった物語は展開するのかもな、という印象は抱く。トータルすると「美男高校」からクドめのギャグ要素を抜き、マイルドに仕上げた路線ということになるのかしら。いや、ほんとに適当な印象なのでここから全然違う方向に進む可能性もあるが。 先が見えないし、1話目では映像クオリティもまぁ最低限といった印象。特段評価を下げる要素もなさそうではあるのだが、やはり過去の「そこまで合わなかった作品」に全体的な雰囲気が似ているのでどうしても印象は悪くなってしまう。多分ここから野郎連中が多く登場することは目に見えているし、現時点でヒロインらしい姿がなく、ちょい歳がいったくぎゅマダムしか女性キャラがいない状態。どこかレトロな雰囲気のネタ回しもドはまりするような代物には見えず、「上ブレが期待できなそう」というので評価は厳し目である。まー、どうとでもなる設定がいきなり弾ける劇物になる可能性もゼロではないが……座組みからしてそこまで無茶しようという作品にも見えないんだよな。「原作担当」でクレジットされてる名前でググったけど特に代表作っぽいものもヒットしないし、ほんとに誰が何をもって作ろうとしたのかが見えてこない、現代のエアポケットみたいな謎の空間が広がっている。でもたまーにこういう枠って出てくるんだよな。少し前にも「Fairy蘭丸」っていうなんか怖いアニメやってたしな。……あれ、今確認したら「Fairy蘭丸」の原作が「馬谷いちご」っていう名前で今作が「馬谷たいが」っていう名前なんだ……これ、同根じゃねぇか。 ○「最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。」 5 なんじゃいこりゃ。タイトルを見て分かる通りになろう原作の作品なのだが……これまたあんまり見たことないのが出てきたもんだなぁ。 「外科医エリーゼ」は「1話目はちゃんと面白かったけど先行き不安だから点数据え置き」という、ある意味不当な評価を与えた作品だったが、こちらの作品については「ぶっちゃけ1話目面白くなかったけど、こっから何が起こるか全然分かんないから点数据え置き」という、これまた不当な評価とさせていただきたい。マジで次何すんだろう。雰囲気というか方向性は「豚のレバー」に近いものも感じるのだが、アレと違って今作は目的らしい目的も与えられてないんだよな……もしかして、なろう圏内でこういう作品を醸成するような文化的変成がすでに起こっているというのだろうか? 「1話目がつまんなかったなら点数下げたらいいじゃん」と思われるかもしれないが、今作にはいくつもの不確定要素というか、ブレ要素が存在している。まず一番大きいのは、ほんとのほんとにこっから何が起きるか想像がつかないということ。なろう的ツールとしては「転生前の記憶」があるし「容量がでかいズル鞄」なんかもよくある道具立て。そもそも「スキルを付与されて決まる人生」もかなりなろう的だろうか。ただ、それら単体ではなろう的なのだがその使い方というか、置き方がどうにも見慣れない。前世については、あくまでも「現世」の人格が主体を担っており、前世の人は脳内で茶々を入れてくるだけだという。……それって転生なのか? 単なる脳内に住んでる危険なイマジナリーフレンドじゃないのか? まぁ、いざとなったら今後転生知識を活かしてのマウント姿勢に入ったりする可能性はあるが、あくまでも主体を持つのは異世界で生まれ育った不憫な星無し少女の方。転生要素がどう絡んでくるのかが全く読めないのがブレ要素の1つ目。 そして、「転生記憶アリの弱者」という設定で登場しているわけだが、当然なろう的にはここからハズレスキルという名の当たりだったり、体内の魔力量が桁違いだったりとチートを始めるのがセオリーであり、今作もそういう方向に流れてもおかしくはないのだが、なんかそうはならなそうな雰囲気を漂わせているというのが2つ目。ここから少女(とスライム)の旅が描かれ、「キノの旅」みたいになっていくならもしかしたら面白くなる可能性もあるかもしれない。 そして3つ目は、制作スタジオが聞いたことないところ。「STUDIO MASSKET」というクレジットなのだが、確認してもかろうじて過去の作品の下請けが見つかる程度で、元請け実績はゼロ。その割に1話目の映像クオリティはそれなりのものを保っており、なろうアニメにありがちな「クリエイター側も作るの嫌がってんじゃねぇかな」みたいな適当さは無い。まぁ、何しろほとんどのシーンが少女の独白のみで進んじゃったし、そこまで作画でしんどくなることもなかったのかもしれないが……具体的には分からんのだが、なんかあまり見たことがない風合いの絵がポロポロ出てくるのよね。さらにエンディングアニメーションも独自テイストが強く、なんか行きたいところに好きに進んでる感じががブレ要素になっている。 そして最後に、なんと監督が山内重保氏。山内さん、最近あんま仕事してなかったのに久しぶりに復帰したと思ったらいきなりの「総監督」クレジット。確認したら最後の監督作品が11年前の「君のいる町」だってさ……知らん知らん。山内さんといえば、どうにも言葉にするのが難しい、クセツヨ演出の印象がある。今作でもそのクセはすでに滲み出ているような感じがあり、マジで女の子が1人でず〜〜〜っと独り言を言ってるだけのお話だったのだが、時折「あれ?」ってなんか変な受容器官を刺激される瞬間がある。それが面白いかどうかはまた別問題なのだが……気にはなるよね。これだけ作ってても観てても手応えが確かめられず、のらりくらりした作品も珍しい気がする。来週からピリッとした核になる部分が現れるんでしょうかね。 などなど種々諸々エトセトラ、どうにも不思議な後味の作品でございました。正直来週でクセになるか記憶から薄れていくかが決まる気がする。吉と出てくれればいいけどね。 ○「ぶっちぎり?!」 6 少し前に「一番光れ!」とかいて「ブッチギレ!」と読む作品がありましたが、なんとこちらは1文字違いで全然違うアニメ。こういう重なりって流石に珍しいですね。他になんか例あったかな(毎度のことながら「C」と「K」が1文字違いアニメってのは反則なのでダメです)。 事前情報無しで視聴するのはいつものスタイルなのだが、情報もなにも、こちらの作品はまだWikiすら立っていないという、昨今では非常に珍しい状態のアニメ。どんだけ注目されてねぇだと思いつつも視聴を開始するが、タイトルからも分かる通りに出てくるのはヤンキー学校。「東リベ」の時に散々「ヤンキーものは好きじゃない」と言ってた私のこと、このスタートから「あー、オリジナルアニメでつまんなそうなのが始まっちゃったなー」とか思っていたわけだが、オープニングあたりで様子が変わってくる。端的にいうなら、アニメとしてすげぇちゃんとしている。「ちゃんとしてる」ってのは作画崩れが無いとかそういうレベルじゃなくて、ちゃんとアニメとして面白い画面が出ている。 それもそのはず、何と今作は監督が内海紘子、そして制作はMAPPAだ。なんやその座組み。「BANANA FISH」と同じ布陣ということになりますわね。そして内海紘子が原作・監督全て担当したアニメといえば、あのド級の問題作である「SK∞」が存在している。そう、まさにそんな魂の躍動を感じさせるアニメ。「ヤンキーものはどーせ暴力しか使わないし、基本的に頭の悪い連中しか出てこないからおもんない」と文句を言っていたが、私の手のひらの亜光速の動きについてこられるかね? クルクルひっくり返っちゃう。 いやまぁ、実際問題としてメインテーマである「ヤンキー」は別に面白くなさそうなんだ。ただ、本気でヤンキーハイスクールをやろうとしてるアニメは、多分高校生のキャストの中に山口勝平は放り込まない気がするんだ。なんかねぇ、笑いの方向性が「うる星やつら」とおんなじ。細かいモーションもどこか昭和の匂いが漂っており、すげぇくだらねー動きでもクスッと出来る要素が混ざり込んでいるし、いちいちディティールが効いているので捨てシーン無しで全部の情報が飲み込めてしまうという。まー、一言でいえば「内海さんの演出は好みなんだよなぁ」というだけの話ではあるのだが、何でこんなところに突発的に手間暇かけた力作アニメが登場したのかは全くの謎である。単に監督の趣味なんかな。 惜しむらくは、現状でそんな状態なのでなかなか話題作にはならなそうなところ。女性人気が爆裂すればワンチャンあるが、「SK∞」と比べても女性ファンを狙ってるようにも見えないんだよなぁ。どこの層にリーチするんかなぁ。 ちなみに女の子はブラコンちゃんしか出てきてないけど、一応メインヒロインこいつなんかな。現時点では、主人公のママンが可愛い。 ○「魔女と野獣」 6 日笠の仕事、マジで尽きまじ。いや、今週で終わったくさいけど。どこにでもいる。何でもやる。 今期になって何だかヤンマガのCMを見る機会が増えたような気がするのだが、メディア戦略に何か指針の変更とかあったんだろうか。こちらの作品は「ヤングマガジン掲載」ってクレジットされてたから「へぇ、こんなんもやってるんや」って思ったら月マガだったらしい。そりゃしらねぇや(週刊も別に読んでないけど)。そしてその中身はというと、まるで「はめつのおうこく」の裏返しのような魔女と魔女じゃない者たちのぶつかり合い。もし同時期に放送されていたら「あれ、魔女っていい側なんだっけ、わるもんなんだっけ?」って混乱してしまいそうなのでズレててよかった(どんだけ脳が弱いんだ)。 「魔女をめぐるダークファンタジー」ということでテーマがちょい被ってしまったことからも分かる通りにどっちかというとベタ寄り。まだ何か新しい要素が見つかったわけではないのだが1話目の印象はかなり良い。まず作画のシュッとした感じが好きだし、実はそこまですげぇ動画を作り込んでるわけじゃないのに、上手い具合に構図や演出を誤魔化すことで作画リソースを削減しようとしているちょっとした工夫なんかが手がこんでいて面白い。制作は奇しくも「はめつのおうこく」と同じで横浜アニメーションラボ。これが1クール前だったら「あの」横浜アニメーションラボってんで先入観バリバリで評価を下げていたところだが、無事に「はめつ」は最後まで乗り切り、一応制作スタジオとしての信頼は回復傾向。出来ればこのままのクオリティを維持してほしいところ。ちなみに監督は浜名孝行氏。この人の作品も玉石混交でなかなか評価が定まらないのだが、悪くない時は悪くない人だと思っている(当たり前だ)。「最近何してたっけ」と思って確認したら、ここんところはずっとオーフェンにかかりっきりだったみたいだ……別なスタジオで気分一新、ここいらでもう一仕事してくれんもんだろうか。 1話目での起承転結は教科書通りのものだし、ここからバディもののスタイルで旅をしながら魔女を狩っていくデザインならイメージはしやすい。容赦ない描写がきちんと出来ていたのでダークなファンタジーとして趣旨ははっきりしているし、魔女の性格を表現する思い切った作劇も割と好みの部類。是非とも「はめつのおうこく」の後を継いで(?)良さげな鬱とかを提供してほしいもんである。 あとオープニングが割と好き。ドラムがくそやかましいバンドサウンドいいな。 ○「外科医エリーゼ」 5 事前情報無しでタイトルだけ見た状態から視聴を開始し、冒頭が機上のシーンから始まったから「へぇ、医療ものか」と思ってみ始めたら……いや転生すんのかい。ん、違うな、転生した先に戻ったのなら転生しなかったのか? 転生したのか? 転生するんか思ったらせーへんのかい。するんか思ったらせーへんのかい。せーへんのかい。するんかい。 流石にこの変化球はなろうではなかったようで、原作は韓国のラノベとのこと。そして最初に書いておきたいのは、1話目のおさまりのよさで言ったらもうちょい評価を上げてもいいくらいに綺麗に着地できていた。もう、そういうショートストーリーの1話もいいんじゃないかというくらいに。週刊ストーリーランドや世にも奇妙な物語でこのお話があったら、「あっ、へぇ〜」くらいで何となく納得できるんじゃなかろうか。そういう意味ではなろう系とは一線を画す仕上がりだと思うのだが、申し訳ないがどうしても制作がMAHO FILMという時点でガードを上げざるを得ず、高評価にまでは至っていない。まぁ、1話目時点で既に作画は並だしね。多分上に向かうことはないと踏んでいるが……でも、1話目は面白かった。それはちゃんと伝えておくべきだろう。 毎度のことながら、転生については特に理由も何も示されていないが、むしろ余計な神なんかが出てきて適当な理由づけするくらいなら「なんか分からんけど転生しました」の方が潔くていいだろう。ほら、僕も一応仏教徒ですからね。実家では毎日仏壇に手を合わせてましたからね(ばあちゃんが)。輪廻転生はこの世の摂理として受け入れてもいいと思っている節はある。そして、何と言っても今作で白眉なのは「二段階転生」というアクロバティックな設定。もちろん単発よりもさらに「どないやねん」度は上がっているわけだが、でもスタート地点となる1度目の人生に3度目で「戻っていく」ルート取りは別に転生1回と理不尽さで言ったら大差ないし、もうこれはこれでいいんじゃなかろうか。 そうして「二段回転生」という妙なアイディアを採用したことで、なろうが抱えるさまざまな問題をいくつか解決することに成功している。まだ全体像が見えていないので予断混じりで書くしかないのだが、おそらく本作主人公は「ティアムーン」などの歴史的悪役令嬢の亜種とみていいだろう。1度目の人生で放蕩の限りを尽くしてしまったために処刑されたっぽい描写があったし、帰還後のメイドの態度もそれを示唆している。そして、ティアムーンでは「自らの日記」という禁断のアイテムでいわゆる「破滅フラグ」の打開を意識づけていたが、今回はそうしたゲーム的なニュアンスが何一つなく、本当にただ「転生しただけ」の人。もちろん外部からのゲーム設定もないので悪役令嬢なんてスタンスも無いし、ただ1つ、「こうなるかもしれない」という未来の想定があるだけだ。ティアムーンとの決定的な違いはその間に色濃い「2度目の人生」が横たわっていることで、ティアムーンのように「ギロチンが怖いから無理やり前と違う行動したら偶然うまく行っちゃった」なんてギャグテイストにせずとも、ヒロインが「違う行動」を取る動機づけが強固に施されていることになる。 文字通り「生まれ変わった」主人公が、邯鄲の夢のごとき現代日本で培った医療技術を駆使して無双していく外科医ストーリー。「過去にタイムスリップしての医療漫画」は言うまでもなく某大作があるわけだが、今作はそれを異世界へと転じ、さらに「異世界もなにも、元々住んでたところだからむしろこっちがホーム」という設定を生み出すことでこの世界での主人公の活動をなんら制限しなくてもいいという舞台を築き上げた。一見すると無茶苦茶な出だしではあるのだが、その実、やりたいことをのびのびとやれる上手いアイディアだと思う。こういうちょっとした捻りを加えるだけでも、掘り尽くされた「異世界転生」にもまだまだ未踏のルートが残っている気がしますな。 あとはまぁ、来週からの作画頑張れ。スイーツが食べたかったら「おかしな転生」のあいつ探せ。 ○「メタリックルージュ」 5 「Vivy」の主人公はヴィヴィっていう名前のメカ娘だし、「SYNDUALITY Noir」のヒロインがノワールっていうメカ娘なら、当然「メタリックルージュ」のヒロインはルージュという名前のメカ娘である。当然の帰結。 だいーぶお堅い感じのサイボーグなアクションアニメ。「お堅い」ってのは作風もそうだし画風もそうだし、物理的にも硬そう(固い)。総監督に出渕裕がクレジットされており、なるほど言われてみればいかにも「らしい」デザインにはなっている。制作はボンズで、映像部分はかなりかっちりしており、アクション作画なんかも「責任もってこの世界を作っていくよー」という誠意が伝わってくる。ちなみにバトルシーンを見ながら思い出したのは何故か諸々のメカアニメを差し置いて何故か「GARO」だった。どっからがメカでどこまでがメカなのかもよく分からんけどね。 そうしてとてもちゃんとしていることは何となく受け入れつつ、どうにもお堅くてなかなか入り込みにくい部分があるなぁ、というのが第一印象。「どこか退廃的な印象を持つ未来都市で、闇の組織の暗躍を見つつ、メカメカしい連中が生きるため(?)に必死に毎日を生きている」という設計は例えば「ブラックロックシューター」とか「アークナイツ」なんかのイメージと繋がってきて、そこまで珍しくもない割にはあんまり馴染まないデザイン。世界設計に色々と特殊な部分が多くてどうしたってSF的要素に説明が必要なのだが、1話目は雰囲気重視なもんであんまり細かい設定までは全部が全部説明してくれるわけじゃない。まぁ、それこそ「あんまり台詞に負わせずに話の進行とビジュアルで伝えられる部分は伝えていく」というのはアニメ作りの手法としてまっとうなものだし、なんなら意識を高くもってくれているとポジティブに捉えてもよいのだが、いかんせんアニメも大量消費の刹那的なこの時代。1話目で特段設定が与えられずに突き放されるとなかなかとっつきづらい。今作の場合、最大の焦点である「ネクタル」の存在が提示されたぐらいがせいぜいで、その薬物とマシンたちがどういうつながりなのかもまだよく分かってないし、なんでそんな世界になっちゃってるのかなんて深い霧の奥。そして、そんな謎めいた世界を生きる主人公の女の子たちが何を考えているかなんてわかるわけもない。 まぁ、毎回言ってる通りに1話目で全部明かす必要もないのだし、そこを掘り下げていくことで楽しさが出てくるなら全然構わないのだが、出来れば何か1つくらい「ここっ!」っていうとっかかりがあるともうちょい見やすくなって1話目の見え方も変わったかな、とは思う。そういう意味ではまだ「SYNDUALITY」の方が一歩リードかね。 まぁ、こちらの作品は「女の子のバディものっぽい?」という武器があるので、そこからの加速があればもちろんグイグイ面白くなる可能性も。過度な期待を持たずにしばらくは見守っていこう。 ○「うる星やつら(第2期)」 ― こんなにも「特に言うことはない」2期目も珍しい。特に言うことはない。 だってさ、例えるならちょっと休止してたドラえもんの放送が再開するような感覚なわけよ。今回は特に復帰1話目が完全にドラえもんみたいなひみつ道具フォーマットだったし。そこに良いも悪いもなくて、ただ単に「ドラえもん放送してんなー」という感覚があるだけ。「うる星放送してんなー」と思った。そんで観てても特に不満はないし、「これからまたしばらくのお付き合いになるんやろなぁ」というのがちょっと嬉しくもある。これくらいの熱量で、本当にドラえもんくらいのご長寿アニメになるならそれはそれでいいと思うんだけど、現代アニメはこのクオリティを維持したら長寿は無理なのよね。ちなみに確認したら旧作アニメ(昭和のやつ)は全195回だそうで、つまり15クール。追いつくためにはこっから13クール放送しないとダメ。そう考えると昔のアニメってすげぇよな。さらに確認したら原作は全366話だそうです。……毎回2話ずつの計算なら180話くらいなら作れる……のかしら。でも誰もそこまで求めてないよなぁ。 わたしゃ原作愛とかこだわりは1ミリもないので「良くも悪くもない」とは言うものの、おっちゃんのドストライク世代のキャスト陣がちょいと古めかしいコメディの中で最近はあんまりやらなくなったような軽い役をのびのびやってるのはちょっと嬉しい。個人的には改めて聞くと悠木碧のテンちゃんはめっちゃ好きだ。最初から台詞の調子がおかしいおかげで、独特なるーみっくな節回しでも全然違和感がないのは役得。 ○「勇気爆発バーンブレイバーン」 6 おめぇそれは卑怯だろwwwwwwチクショウ、笑っちまったから俺の負けだ。時節柄(?)「ストレスが限界マッハしたシン・アスカが見てる悪い夢」みたいにも見える。 ま、ハイパー出オチアニメの可能性もふんだんにあるわけですが、とにかく衆目を集めることが最大の使命である1話目としては文句のつけようの無いスタート。いや、文句しかないわ。前半退屈やったもん。事前情報もなんもないし、変なタイトルだし、始まってみたら延々しぶ〜いボトムズみたいな展開からエイリアンの急襲を受けて世界が絶望、方向性としてはファフナーとかそっち方向もあるかもしれんな、とかぼんやり観てたわけだが、正直眠くなりましたもん。ウトウトしながら大して強くもない自立歩行型モビルスーツの泥臭い戦争を見せられ、「まー、オリジナルでロボアニメやろうとしたらこういうのも出てくるよなぁ、まだふざけてる分だけブルバスターの方が興味が湧くし、大張さんが自ら監督やったっつても、あの人は絵描きであってストーリーメイクに長けてるわけでもなかろうからなぁ……」とか完全に舐め腐っていたら、その舐め腐った態度を全部舐め返されるというとんでもねぇちゃぶ台返しを喰らった。これは流石に予測できねぇよ。ほんで笑ってしまったら完全に手のひらの上。いいよ、負けを認めるよ。でもこれ、2話目から何すんだよ。 というわけで、その正体は「スーパーロボット全力おふざけアニメ」でした。いや、もしかしたらブレイバーンは大真面目なのかもしれないけども。生きるか死ぬかの過酷な戦争の中でこの空気に付き合わされる人類という笑っていいんだか悪いんだか分からないシュールな笑い。なるほど、これこそが大張正己というアニメーターが人生を賭けて積み上げてきたものの重みか……。全力で作り上げたその雛形がなければ、それをぶっ壊して得られる背徳感ってのは存在しなえない。完全にネタとして、文化として定着したからこそ、そのカウンターが綺麗に入った。二度とできないかもしれないが一発目はやらかしてもいい、そんなあり得ない力技を見せつけられました。例えばこぅ、「バックアロウ」みたいな作品が目指してた笑いって、多分これが完成形だったのかもしれませんね……。 一応、クライマックスの大ネタ(?)以外の部分も骨格はきっちりしていて、何しろ映像制作はCygamesPicturesである。最初のボトムズライクの機体でのメカ戦闘に関しても、CG制作であろう機体にどこかソフトフォーカスみたいな不思議な加工が施されており、アニメーションとして背景なんかとの調和をとりやすくしているところは純粋に技術力。シリアスから笑いに転じる際にはきっちりシリアスを作り上げておくことが肝要であり、その部分を「どうせなんちゃってだから」となおざりにしないで作り込んでるのはご立派。本当に「〜〜〜の無駄遣い」を体現しているし「公式が病気」も体現している。オリジナルアニメでこれを叩き出せるからこそ、日本はまだまだ頑張れるのである。 いや、頑張って欲しいのかどうかも分からんが……俺は鈴村健一が楽しそうならそれでいいよ……。 |
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Thraxi
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男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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