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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「透明な夜に駆ける君と、目に見えない恋をした。」 5

 真っ先に思ったことが「これで早見沙織が三重苦を制覇したんか……」だったのは申し訳ないけど、絶対おんなじこと考えた人いたよね。まぁ、ぶっちゃけ「盲」は「聾唖」と比較すると演技に与える影響は少ないけどね。

 というわけで、タイトルにも冠されている「盲目」を扱ったラノベとのこと。ここ最近のアニメでは「ゆびさきと恋々」で聾を、「透明男と人間女」で今作と同じ盲を扱っていたのでそこまで珍しい題材という感じでもなくなってきたが、「透明男」はファンタジーも絡めての描写だったこともあり、よりリアルによせて「盲人との関係」を描く目的の今作はなかなかの注目に値する。多分ロマンスとしてはそこまで突飛な設定ではない気もするのだが、デリケートなテーマでもあるので、きちんと突っ込んだ作品が「ライト」ノベルという媒体で描かれる機会はそう多くはないだろう。

 制作のマカリアというスタジオは残念ながらここまであまり大きなヒットを出せていない新興のスタジオで、私が見た範囲だと直近の作品は「ざつ旅」とあまり(良い)印象はない。今作においても特段作画が良いということもないのでややもっちゃりした印象ではあるが、作品のテーマ自体が非常に静的であり、動画に割く労力は必然少なくなるだろうから、ここからは1話目のクオリティを維持できればそこそこのものにはなりそうだ。ヒロインの造形などは、どこか世界から浮いている雰囲気も出しつつ、ちゃんと「美少女」に着地しているデザインなので案外悪くない。

 その上で注目したいのはやはり「盲」というテーマの扱い方ということになる。個人的には割といい刺さり方……いや、むしろヤな刺さり方をしていて、主人公の思い悩む「障害者との付き合い方」みたいな葛藤が割と共感できる部分。私とて自分が悪人だとは思っちゃいないし、できることなら困っている人は助けてあげたいと思える程度には情操教育はできている。電車に白杖をついた人が入ってきたらすんなり席を譲るくらいのことはする。しかし、これが全く知らない、「困ってるかどうかも微妙」くらいの人が相手だったらどうしたものか。優先席のようにルールを敷いてもらえれば動けるが、それ以外のシチュエーションで率先して「サポートしてあげようか」という気持ちになかなかならない。いや、もしかしたらなってるかもしれないが、なかなか身体は動かない。「別に俺じゃなくてもいいよね」「突然知らない奴に声かけられても、かえって困るかもしれないし」などといくらでも理由をつけて、見て見ぬふりな事の方が多いんじゃないか。

 そういう「誰しもがどこかで感じたことがあるモヤモヤ」みたいな部分をちゃんと掘り下げてくれており、過度に偽善的にならないように設定しているし、その上で多少強引にでも主人公が「動ける」理由を作って、2人の関係性の始めの一歩とした。ここから、主人公はおそらく我々と同じくらいの一般人思考でヒロインとの付き合い方を考え、それが少しずつ変わっていく様子が見られるはず。その辺の思考の変化は興味深いものだとは思うのだ。

 まぁ、途中のCMで「この夏、一番泣ける物語」なんて余計な煽りが入ってたもんで若干醒めちゃってる部分はあるのだが(作者はまったく悪くないな)、泣くところまでいかずとも、何かしら感情に触れるものがあることを願っている。

 
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