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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
サブタイ通りの絨毯爆撃!! 最終話! 否! こんなん最終話であってたまるかよ! 焦土と化したこの地平に、救いが訪れるのは3ヶ月後だそうです。 てなわけで無事に分割2クールが知らされたわけですが、それでもやっぱりこの展開はヤキモキさせられる。盤面上に想定されるあらゆる関係性に最後の一押しをググッと突っ込んでやり逃げ。まっこと酷き話である。 まずは我らがメインヒロイン・こゆん。当人に意識が芽生えたとはいえ、一応湊側からはこれまでの反省もあって積極的な攻めは無い。うまく調整してやればこれまで通りの関係性を維持するのはそこまで難しくない、と思われていたのだが……動くのは残虐な小悪魔・桃香。今回のサブタイで表すなら「爆弾魔」と言ってしまってもいいのかもしれない。湊への積極的なアプローチにも手応えはなく、別角度からの攻め手として直接こゆんを揺さぶりにかかる。小悪魔の考えることはよく分からず、こゆんを焚き付けることでどのように自分側の利益を目論んでいるのかは定かではない。ただ、ここでこゆんに意識を持たせることでどんな形であれ状況は動くわけで、桃香にとって一番都合がいいのは「意識したこゆんが湊を拒絶してしまう」みたいな展開。そうでなくとも自分に絶対的な自信がある桃香の場合、こゆんが意識して平等に「湊を狙う立場」に立てれば正面から叩き潰す算段もあるのかもしれない。とにかくこゆんは一番立ちたくないステージに立たされてしまったことになる。 外野の目もそうしたこゆんのデリケートな立場をハラハラしながら見守ることになる。今回一番のハラハラを体験しているのは、有能な観測者・霜月さん。ただ、彼女も純然たる観測者というわけではなく、事前に「こゆん、あなた傍から見てると湊のことを嫌っているように見えるのですよ」という一言で関係の改善を狙ったりしている。子犬のようにこゆんにくっついてくる湊を不憫に思ってのテコ入れが主な狙いだろうが、この2人の関係性については、霜月さんは陽太と並んで唇巻き込み組。どうにか進展してほしいという願いもあったのかもしれない。しかし直接的な刺激を避けようと思っていたところに……桃香からのナイフの一刺し。あまりに強引な号砲に、こゆんがどっちに走り出すのか、ハラハラもんである。 そしてもう1人の観測者は熱川さん。彼女は桃香を応援するためにこゆんを敵対視するかと思われたのだが、今回こゆんと湊が2人でいるシーンを守ろうと動いていた。どうやら以前心配していたような「熱川姉との確執」について、こゆんにそこまでネガティブな印象はなさそうだ。その後もじっとりとこゆんを観察し続けており、もしかしたら自分の目でこゆんの人物像を見極めようとしているのかもしれない。優希との関係性もちょっと気になるところだが……今はまだ3組目のカップルとか気にしてる余裕はないねん。 というわけで今回最大の爆心地となってしまった陽太・美姫組。ここはもう、ほんとに想定された通りの苦しみ方をしている美姫が色々と大変で……。これさぁ、おっかないのは最初に美姫がバイト先の先輩と相談してた時の対話の流れなのよね。そうなんだよ、男側からの告白って、時に「加害」になりかねないんだよ。これってほんとにどうしようもないことで。もちろんこの2人に関しては警察沙汰になるような意味での「加害」ではないのだけど、告白ってのはある意味では我を押し通す自己満足な行為には違いない。結果が伴えば美談になるが、それで傷つく人が出てくるかもしれないということで、誰もが二の足をふむ行為なのである。もちろんそれを一番よくわかっていたのは陽太さんだったわけだが、あまりに追い詰められ、これ以上はオペレーションが不可能だと判断しての踏み切り。この判断は誰にも責められるものではないし、その後の対応だって、彼が出来る最善のものだったのは疑いようがない。 それでも美姫は苦しむことになる。誰が悪いわけでもない。ただそこに一組の男女の機微がある。あとはもう、2人で解決してもらうしかないのだ。 3ヶ月後まで、この熱を保温できるとは思わないので一旦落ち着いてしまうだろうが、秋からの展開も今からドキドキだよぅ。
PR レプリカだって、ロジカルウィッチの夢を見ない、最終話! かくして思春期は終わりへ向かう。その心の動きは、誰にだってあり得るもので。 綺麗に決まったどんでん返し。しかしその流れは約束されていたかのようで。素直からの急な呼び出しに応じるナオ。一瞬「富士宮から京都へ突然の呼び出しって交通費だけでも結構かかるが?」と思ったが、なにしろナオとアキの2人は便利な(?)レプリカ。本体が望めばすぐにでも出し入れ可能なので、この能力を使うと一方通行ではあるが瞬間移動が可能。これを活用すればちょっとした完全犯罪くらいは余裕のとんでもない能力だが、そんなことを考える人間には多分レプリカは作れない。気になるのは望月の野郎がほんとにナオのパンツを片付けたかどうかくらいである。まぁ、彼の性格からして、アキとナオにあんだけの信頼を寄せられたんだし、責任を持って粛々と事後処理を行なったとは思いますが。 京都は嵐山、渡月橋に召喚されるナオ。レプリカのルール通り、本体が着ているレンタル着物の姿で登場し、しばらくは2人きりで双子のように対話を重ねるが、そこに秋也たちが到着したことで異変に気づく。なんと、当たり前だと思っていたレプリカの「認識判定」が無いという。この異常事態に「何かしらの変化が訪れたからレプリカの存在が薄くなっているのか!?」と訝しんだが、事前にレプリカ体験を済ませていた解説員の佐藤によると、これは例えるなら「階層のズレ」のようなものであるとのこと。なんと、レプリカと本体が自分たち以外から同時に認識されることはないのだという。これは正直びっくり。これまでの描写から、レプリカとは厳然たる「存在」だと思い込んでいたのだが……実際に振り返ってみると、そう見えるように巧みにミスリードされていたことが紐解かれていく。 ネタバレになるから詳しくは触れないが、ちょうど少し前にこうした「自己と多重」をテーマにした作品に触れてびっくりした経験があったのだが、まさに今作も似たような衝撃展開。ルールが多少ややこしいので全部が全部飲み込むのは大変だが、とにかく「階層が違う」というのが佐藤の考えた便利な概念で分かりやすい。本人たちはレプリカを唯一無二の「自己の分化」と認識しており、どんな状況でも認識可能。しかし、第三者は本体とレプリカの「同時存在」を認められないため、同時に2人が存在する状況では本体の存在が優先され、レプリカは「消えて」しまうようだ。しかし、そこから本体が離脱してレプリカ単体が活動していると、それは本体の「存在の力」みたいなものに間借りして、実体として認識できるようになるという。確かに言われてみれば、これまでナオもアキも「被り」に注意して活動していたので、「他者から同時に認識されているかもしれない」と思える機会がなく、確認のしようがないルールだったのだな。電話のくだりも不確定ではあるし、リョウ先輩の事例も佐藤が説明した通りで一応は筋が通る。この話により、レプリカは確実に「1つ薄い階層」の存在であることが明らかになってしまった。 そこから芋蔓式に導かれる結論。ナオは「素直に内在する優しさの顕現」であり、素直から見たら「理想像」であるのは当たり前だった。2人の差は「レプリカが縛られていた」のではなく、レプリカという理想を置いて、勝手に本体が落ちていたからこそ生まれた「落差」。素直も、秋也も、そして涼未も、理想の自分を望んでしまったがために、分化が起こってしまったのだ。であれば、「戻る」ことで2人は統合を果たすことになる。否、これは「回帰」というべきなのか。 まぁ、ぶっちゃけ説明しづらい現象も残ってはいるのだが(素直が点数を見せるためにナオにスマホを渡したシーン、秋也目線でスマホの移動がどう見えてたのか、とかね)、こうして導き出された「レプリカの実態」は感覚的に理解できるものだ。結局は思春期。人格の分化はその後の自己形成へと至る必要なステップ。誰しもが一度は何かしらの形で発露してしまう自己言及の悩みが、たまたま妙な形で立ち現れてしまった若者たちのお話だったのだ。 ナオの人生は間違いなく個として存在している。それはナオ自身も認めるところだし、アキからしたら自分と同じくらいに大切なものだ。それが「回帰」して無かったことになどしたくない。しかし、レプリカがその役割をまっとうするのであれば、それはたった1つの自我に行き着くしかない。一見すると残酷なようではあるが、陳腐な言い方をすれば「ナオもまた、素直の中で生き続ける」ことになる。それはきっと、アキと秋也の中でも同じことなのだ。別々の人生を歩むのではない。本体が歩み寄り、改めて、レプリカと共に生きるのだ。 ラストシーンの意味は、受け手が自由に想像できるパートだと思っている。海に向かって、いつぞやのようにナオとアキが睦まじくしている。それはありえた未来の形かもしれない。そして、現在もはや表には出てこなくなった、「本当の心」を描く心象風景かもしれない。2つのレプリカの生きた時間は、決して無駄ではないのだ。 結局「クジマの仲間たち」ってどういう概念だったんだろう……最終話! 後にも先にもクジマのような生き物は他に出現しなかったので、おそらくクジマの前にクジマはなく、クジマの後にもクジマはいないのだろう。 「別離を描く最終回」になるかと思いきや、「別離も描くけどその後の再会も描いちゃう最終回」になった。ま、アラタたちも言ってる通り、お別れと言っても蓋を開けてみたら単に半年だけの話ですのでね。むしろ9〜4月を鴻田家で過ごした場合、マクシムと一緒の時間の方が短いまである(移動時間を考慮に入れない)。多分マクシムの方がクジマがいなくて寂しい思いしてると思うので、大事にしてあげてよ。 てなわけで予定調和ながらもハッピーなエンディングで終えることができたわけだが、そんな「ハッピー」の中にも色々と想いが込められている。個人的に興味深かったのは最終話の構成で、重要な別れの川辺のシーンではスライドショーで思い出が展開されることになる。正直、「ガリレオガリレイかけながらの思い出ダイジェスト、こないだやったばっかだから演出被ってないか?」と思ったのだが、ここで繰り返すことにはちゃんと意味があって、その後の「クジマがいない半年」についても同様の処理が行われるのである。こちらはこれまでとは異なる楽曲だが(今作は多分作中でガリレオガリレイが流れてる時間最長記録をぶっちぎりで更新してると思う)、思い出スライドショーと同じ形式で春〜夏の新たな生活の記録が流れていく。 ここで重要なのは、最初の思い出スライドショーで我々はきちんとアラタたちと一緒にその思い出の1ページ1ページを体感していたということ。つまり、わずかに楽曲1曲分の時間だが、そこに流れる時間には間違いなく実態があり、クジマと過ごした濃密な半年間がそこに凝縮されていることを体感するのだ(視聴者目線だと放送時間の3ヶ月分とも言えるが)。そして、その後に「まだ見たことがなかった新しい季節」の映像が同様の演出で流れると、初めて見る光景のはずなのに、その裏側にしっかりと「実在した時間」を感じることができる。おそらく今回の「2曲メドレー構成」はそうした「時間の実存」を感じさせるための構成なのだ。おかげで「おいおい、長いはずの半年間があっという間にすぎちまったぞ」とはあまり思わず、きちんと「アラタたちがクジマのことを想いながら待ち侘びた夏の日々」が感じられる。色々なカットがあったけど(三ツ木さんちでのお勉強会がほんと羨ましかったけど)、個人的に一番のお気に入りはお父さんが1人でパソコンの写真フォルダを整理してるところ。フォルダ名が「英・新・クジマ」なのよね。わずか半年しかいなかったくせして、大事な息子2人と肩を並べるくらいの存在になってるクジマすごい。でも、そうしたくなったお父さんの気持ちもよく分かる。間違いなく、クジマは「半年だけ現れる家族」になったのである。 帰ってくる時にもあっさりと。カバンを背負っていたので、多分クジマはお返しとばかりにマクシムと一緒に撮った写真なんかも持ってきてくれたんじゃないかな。これからまた、新しい季節を積み重ねていこう。
来週の14話が最終回っぽいですね、第13話。とてもじゃないけどお話は収束しないよなぁ……これも原作の扱いに困る作品になりそう。 いや、でも今回のお話でややこしくもつれていた関係性が大きく転換。タイトルの通り、それぞれの中での「認識」がぶっ壊れるお話となった。 まず、良い方向に振れたかな、と思えるのがこゆんの中での湊への認識。まー前回までで本人の中ではほぼ形になっていた感情だとは思うのだが、思い悩んでいるところに桃香という当て馬をぶつけられ、自分の中にジワリと黒い感情が滲んでしまったことから明確化。端的に「恋心」と言ってしまえば華やかなイメージすらある感情なのに、「嫉妬」から派生して黒い感情のように認識してしまうのがこゆんのこゆんたる所以である。まぁ、慣れない感情の扱いに困るのはしょうがないところですよね。中学時代に一切トレーニングにならなかった五十嵐が悪い(責任転嫁)。 明確に形を持った感情について、「こんなものを抱えていても困るばかり」と内へ内へ入ってしまうこゆん。そこには事前に接触を持った熱川真夏の存在も関係しており、彼女から「桃香の恋愛応援するのは問題ないってことですよね?」と圧をかけられてしまったため、自分が湊と接触すること自体が「悪」だと思われてしまう可能性が生まれた。そうなってしまったら他人様優先で自分は引っ込むのがこゆん。でも自分の中に感情は間違いなくある。どうしたもんかと困っていたところに、そういうセンサーはバッチリ働く聖人・陽太が近づいてくる。こゆんの人生においても「親友度数」が美姫に次いでトップ2な陽太。吐露するのであればここしかないと、こゆんはいよいよその感情を言葉にし、他者と共有する。 こうして「自己認識」が「他者意識」に移るというのは精神的にも大きな効果があり、楽になる部分もあるだろうが、「客観的事実」に認定するとそのことに押しつぶされるリスクもある。そこで選んだ相手が陽太だったというのはこゆんなりに選択できる最適解だったのだろう。なにしろ陽太が似たような状況で苦しんでいることをこゆんは知っているわけで、ここでの情報共有が「同病相憐む」形になり、共感性がさらに高まるためだ。もちろん「同病」なので互いに秘匿する強制力も高く、秘密が漏れるリスクも低いというおまけ付き(こゆんはそこまで考えてないだろうが)。こうして、「親友」どうしの間で新たな認識が生まれるのである。 さて、こうなってくると状況はだいぶ固まった。4人組の中で(互いに共有できていないのですれ違ってはいるが)「こゆん→湊」の矢印と「湊→こゆん」の矢印が交わった。間に桃香という面倒な因子こそ抱えているが、ゴールを設定することが可能となる。そしてこの2人は「陽太→美姫」の矢印もはっきりと認識しており、陽太を純粋なサポーターとみなすこともできる。そこはいいのだが……さぁ、残る1ピース、美姫の野郎をどうしたものか。1人だけそういうセンサーがバグっている美姫。現状で「こゆん×陽太」の関係性を強く認識して応援している勘違いマスターであるが、ここに思い切りテコ入れを行ったのが今回の2つ目の変革。 これまで鉄の心で親友としてのラインを守り続けてきた聖人・陽太。しかし蟻の穴から心も漏れる。そりゃま、その距離は無理よ。耐えられるわけないんだから。漏れてしまった隙はあまりに大きく、さしもの美姫でもうっかりで見過ごすわけにはいかなかった。そして、これがプラスの感情として共有できればいいのに、というのはこゆんの場合と同じである。美姫は強くそれを認識した。そして、よりにもよって自らの「罪」を真っ先に考えてしまった。……まー、今までやらかしてきたことは間違いなく陽太を苦しめてはきたのだが……それって全部陽太自身が選んだことだからね。別に美姫に「罪」があるわけじゃないんだ。そこを割り切れるようになれば、一歩進めるきっかけにもなるのだが……。 最大の問題は美姫の中に残された。自分の中にある陽太への気持ちを、塗り替えてアップグレードすることは可能だろうか? 大切だったこの気持ちを。男女の友情は……成立しねぇかなぁ……(2週連続同じ締め)。 このサブタイで投げるものがまさか枕とは思わんやろがい、第12話。まぁ、もしかしたら他の何かも投げかけているのかもしれませんが。 前半と後半ではっきりと分かれたお話。先にBパートから処理してしまうと、こちらはナオとアキのカップル旅行の続き。とはいえ2人きりでしっぽりというわけではなく、主に副会長・望月との「レプリカの誕生」についての意見交換が行われている。望月にとってリョウたちのことは当然ショックだったし、その傷がそんなに早く癒えるわけもないのだが、それでも気丈に、同じレプリカであるナオたちの話に耳を傾けてくれている。おそらくこの数日で必死に考えたであろう「リョウは(涼未は)どうしたら幸せにしてやれたのか」という話から、同じレプリカとして生み出されたナオたちの人生にも思いを馳せている。 その上で「自分は絶対にレプリカを生み出さない」と宣っており、理由を問えば「今ここに抱えている自分の気持ちを他人のものになどできないから」というどうにも観念的な答え。おそらく望月の中ではレプリカの誕生理由はそれなりに結論が出ており、何かしらの救援信号のようなものがレプリカとして形を成したと考えているのかもしれない。まぁ、リョウが生まれたのははるか昔だったわけで、その当時の涼未が何を思っていたかは分かるわけもないのだが……おそらく彼の中で「そうでも考えないとレプリカの存在意義を認められない」くらいの気持ちだったのだろう。もちろんそれでレプリカという存在を否定するわけではなく、そうして生まれたレプリカがどうしたら「本体」の願いとは別に幸せになれるかも考えてくれている。彼は絶対に悪い人間じゃないのだが、残念ながらこの世界ではやはりレプリカを生み出した者にしか同じ気持ちは分からないかもしれない。ただ、そうして色々と思い悩む望月を見て、改めてナオも決意を固めているようだ。 というわけで、転じてAパートに戻ろう。こちらはレプリカ「じゃない方」のお話で、ついにまるっと内心をぶちまけた素直。彼女曰く、結局レプリカの誕生理由は正しい意味での「アイデンティティ・クライシス」だったという。自分が嫌になり、自分に出来ない成果を求めた結果、「理想に限りなく近い自分」が生まれ、レプリカはどんどん「もう1人の自分」を完成させたのだと。何が衝撃って「素直さんが周りの世界に嫌気がさしてしまうくらいに全方位に影響を与えまくるほどの超絶美女だった」というのが一番のびっくり要素ではあったが……まぁ、可愛いのは間違いないのか。そしたら性格すらもオリジナルを超えたナオさんが大天使になるのもやむなしである。とにかく、そうして世界との接し方を間違えてしまった素直が生み出した「回避装置」こそがナオだったわけだ。 「望んだものを生み出せる」というのは一見すれば素晴らしい能力に思えるが、残念ながら素直さんはそう思うことはできなかった。何しろ目の前には「理想の自分」がいる。であれば、それをただ眺めるだけの「自分」はなんなのかと。これこそが正しい意味でのアイデンティティの喪失。自我に嫌気がさして生み出したレプリカが、今度は正面から自我を壊しにくるという。結構な悪夢である。しかもそのレプリカが「あわよくば自己を乗っ取ろうとする邪悪な存在」とかだったら遠慮なく消せるものを、あっちはあっちで「本体」を神のように崇めてくるという。あまりに都合が良すぎるその存在を消すこともできず、素直はゆっくりと自我を蝕まれていった。今回登校を再開して日常を取り戻そうとしたのは、そうした苦闘の表れだったということなのだろう。 しかし、こんな悩みは誰に打ち明けたところで狂人の妄言でしかない。再び世界を拒絶してしまうのか……と思ったら、なんと思い切り踏み込んできたぞ、クラスメイトの佐藤梢。これまで「なんか存在感のあるサブ」ポジションだった彼女だが、じっくりゆっくり素直の話を聞いた上で、さらに「私だってレプリカくらいいたわよ」というとんでもない発言。この世界は複製が多すぎる。ただ、佐藤のレプリカはすでに「いない」とのことで、それが自己とどう折り合いをつけた結果なのかはまだ分かっていない。しかし佐藤の方では素直の悩みを全部了解したらしく、何かしらの策をもって素直を掬い上げるという。……どうなんだろ。レプリカを失ってしまった人間が、今の状況を正しい手筋で解決できるのだろうか……。 いよいよ煮詰まっているのは間違いない事実。レプリカに未来はあるのか。もしくは「じゃない方」に未来はあるのか。生きる意味って、ムズカシイ。 そりゃもう家ほろろですよ……第11話。いや、言葉の意味はよく分からんが……とにかくすごいアットホームだ。 お別れの1話になってしまうかと思いきや、土俵際ギリギリで帰国を渋って粘るクジマ。今回のお話で3月も終わりそうで、桜まで咲くまごうことなき「春」。普通に考えれば渡り鳥が北へ渡る季節は余裕で到来してる気もするのだが、季節が「春」であれば居残りはセーフ。ちなみに簡単にググった感じだと鳥の種類によって渡りの季節もまちまちだが、基本的には2月〜4月。ちなみに「昨今は温暖化の影響もあり、秋は遅く来て春は早く帰る傾向にあり、全体的に日本での滞在期間は短くなっている」なんて寂しい情報も。クジマはこの流れに真っ向から対抗してくれているのだね。 それでも雰囲気からして「帰らない」はやはり無理っぽく、アラタは駄々をこねたり拗ねてみたり、自然の摂理に反抗するも、クジマの抜け毛(抜け羽?)は止まらない。そんなセンチな気分を察して元気づけてくれたのはマコトちゃんであった。近所にはあんまりなかったらしい桜の木、三ツ木さんの地所には1本だけあったということでクジマにとっては初めての「お花見」。たった1本だけど、1本だからこそ際立つ良さってのもあるもんでね。桜ってのは不思議な木で、やはり我々日本人にとっては替えの効かない象徴的な存在。あんだけド派手にバッと咲いてガッと散る性質は他の植物ではなかなか見られないもので、これを見たことでアラタはちょっと元気になったし、クジマにとってはいい思い出にもなった。そして、時の移り変わりを示す一番のバロメーターにもなっている。季節を前に進めることへのネガティブな感情が、これで少しでも薄まってくれれば。 時を惜しむよりも活用しよう、という話になったかどうかは分からないが、鴻田家総出で写真館へ向かい、クジマとの記念撮影を残すプロジェクトが始動。クジマの扱いをどうしたもんかといういつものお悩みはありつつ、以前のように「これは着ぐるみ」で強引に突破することにした大雑把な一家。まぁ、この街の人たちは割とおおらかなタチらしく、訝しみつつも(それ以上想像するとガチホラーになりそうだったもんだから)写真館のご夫婦もクジマのことは考えないことにしたらしい。まぁ、お客さんに対していちいち余計なことを詮索しないのもプロの仕事ですからね。クジマにとっては2度目のドライブもいいイベントになったようで、ワンボックスでも狭苦しい「5人」家族の思い出は、間違いなく記録として残されることになった。 今回のエピソード、Bパートは特にただ「写真撮るだけ」の話だし、なんなら密度はスカスカのはずなのだが、今作の場合はこのテンポでこのお話が描かれるのが適正な気がする。本当にただ日常の空気が流れ、そこにクジマがいるからちょっとだけ何かが歪む。そんなヘンテコをのんびりゆっくり堪能できることを、改めて感謝しよう。それは鴻田家の人にとってもそうだし、我々視聴者もそうだ。 別れは、笑って終わらせたいよね。 「美姫ハウス」は狙って書いてるよな……第12話。いや、ほんとどうでもいいとこなんですけども。 12話目でこの感じ、13話目のタイトルもさっぱり終わりが見えないってことは2クールなのかしら? でも「正反対」が冬クールと夏クールだから間に挟まるこれは1クールだと思ってたが……ここからの展開もまだ読めないなぁ。 少しずつ変わっていく関係性。その中心にあるのはいつだって不器用な青少年のコミュニケーション。今回ももちろん筆頭こじらせを発揮しているのはこゆんである。想定外のアプローチをかけてきた下級生・桃香の存在にだいぶ動揺しているが、我々コミュ障からしたら「何でこんなにフレンドリーなんだろう?」「なんで自分なんかに絡みにきてるんだ?」「目的は何だ?」という発想はごく普通のもので、そこから踏み出して「じゃぁ仲良くしましょう」とは行きにくい。相手が自分とは全然違うタイプの人種だったら当然のことだし、高校における学年の差ってのは想像以上に大きな壁になるもの。下級生からいきなり距離を詰められてこゆんが困るのも無理からぬこと。 ただ、だからといってこゆんが何も考えなくていい立場かと言われればこれも微妙でして、今回のお話だけを見るとこゆんってばゴリゴリになろう主人公みたいな難聴ムーブをかましている。自分に寄せられる好意にも、その好意を巡って近寄ってくる作意にも全く気づいておらず、「私、またなんかやっちゃってるんだろうか……」ってんで困惑気味。このまま知らぬ存ぜぬを貫き通したら流石の湊も挫けるぞ、という段階まできているのだが、その湊は実際同じ流れで1回挫けているので、再起した分だけちょっとタフネスは上がっている。些細なこゆんの行動から何とか関係性を深めようと躍起になっており、ついにその努力が実ってこゆんの認識にも多少の変化が現れた。ただ、それは残念ながら湊の望んでいたものではなかったのだが……。 まぁ、意識させなければ勝負の土台にも上がってない状態なわけで、今回離れてしまった距離はむしろプラスへの準備段階だと思うしかないだろう。これまで「友達……未満?」くらいの距離で揺れ動いていたこゆんと湊の距離感。こゆんは桃香からの揺さぶりの影響なんかもあってようやくそこに意識を向けるようになり、恋愛感情に満たないなにかしらの「違和感」くらいは捉えた模様。ここから先に進むか戻るかは湊の頑張り次第なのだけれど……ここに桃香&熱川真夏という余計な外部要因も関わってくるのでねぇ……多分こゆんが真夏に抱えている感情は端的に表現するなら「後ろめたさ」なんだよ。別に熱川姉の行動に正当性は感じてないだろうけど、何となく「お姉さんとバチバチやってしまった」という事実が妹に対する負い目みたいに感じられている。そこで妹さんから(理由も何も分からんが)グイっとこられて「桃香のサポートしてよ」なんて言われた日にゃ……こゆんは一旦自分と湊の関係を保留した上で、何となくいうこと聞いちゃいそう。湊さん、まだまだ前途多難だ。 ただ、今回はそんなメインサイドよりも気になる要素として「陽太×美姫」フェイズがございまして……2人して事実上のデートに出かけてるの何。どうやら話ぶりからするとこんなことちょくちょくやってるっぽいやないか。これで「最高の友達だー!」とか言っちゃう美姫さん……相当に罪作りですからね……これは陽太にとっては天国かつ地獄。どこかでこの関係性を変質させないと精神的にキツくないかしら。……でも陽太は陽太だからなぁ……男女の友情は、成立しねぇのよ……。 突発的記事立て! 第11話。いや、なんか、やたら刺さっちゃって。 今作については「まだ切らずに観てたんだ」という向きもあるかもしれない。実際俺だって半分くらいそう思っている。でもまぁ、今期は割と思い切って視聴本数を削れたもんで、相対的に後の方まで視聴を継続していた作品が維持しやすい環境にはあったのだ(もっと減らせよ)。また、今作はただひたすら古賀ちゃんの嬌声を聞き続けるという大きなモチベもあり、それだけである程度の満足感があっての視聴継続であった。 ……てなことはまもなく訪れる番組最終感想フェイズで書いておこうと思った話なんですが、突然「11話目で妙に刺さる話が来ちゃう」という今まで経験したことがない衝撃があったのでイレギュラーな記事立てとなった。いや、でも原因不明みたいな書き方してるけど刺さった要素は明白。今回サブタイにもなっているカナン様の妹、ミエルである。っていうかとのぴーである。毎回のモチベが「古賀葵の嬌声を堪能する」だったところに豪華すぎるオプションとして「遠野ひかるの嬌声を聞く」が追加されて豪華セット販売が急に一線級の貫禄を見せ始めた。 いやでも、ここまでもそうした豪華セット販売はいくらもあったんですけどね。「鈴代紗弓の嬌声を聞く」とか「和泉風花の嬌声を聞く」とか。「南條愛乃の嬌声を聞く」だって届くべきところに届けばお宝扱いですよ。実際、先週のメスガキ回も楽しかったとえば楽しかったのだが、記事立てに至るまでではなかったのは完全に個人的な尺度の問題。とのぴーボイスのどでかいボーナスと……あと、テーマがほら、「NTR」っていう……。 これは流石に(一応)地上波で流されているアニメになったラブコメとしては初の試みじゃないでしょうかね……数多のシチュエーション・ラブがあるわけですが、なんと「姉を恋人に奪われ、自らのNTR性癖に気づいてしまう妹」ですよ。これはとても素晴らしい文化だ。今作はギャグ漫画なのでミエルの痴態も全てコミカルに描いているが、これ、ガチで描き込んだらめっちゃ背徳的でエロいやつです。私としてはほんとにどストライクです。薄い本ください。何がすごいって、ミエル自身は自分の感情を認めたくないと言いながらどんどん深みにハマっていって、わざわざ自分から取り返しのつかないことに手を染めちゃうんですよね。このカタルシスこそがNTRものの真骨頂。最後に判を押した時のミエルさんの感情を思うだけで、しばらくは心穏やかに寝られそうです。とのぴーのぶっ飛びボイスでこの背徳感をあさっての方向へとかっ飛ばしてくれたのも評価ポイントでした。 ……単なる性癖暴露記事になってしまった……。いいんだ。多分、日本中でそれなりの数、この感情に共鳴してくれる人はいることを願っているよ。(でも同じ属性の人間がより集まっても意味ないけどな) 千本鳥居と千本通に関連性を見出したことはなかったな……第11話。ちなみに知らなかったので千本通の名前の由来を調べてみたが、「桜が1000本あった」やら「卒塔婆が1000本あった」など、定まっていない様子。何にせよ鳥居と同じくいっぱいあったことに由来してるのは事実のようなので、意外と的外れではない感想だったというお話。 ということで、アニメで京都が出てくるとなれば修学旅行回である。そうか、静岡県民も修学旅行は京都か。「首都圏の人間に比べると距離が近いからなんか損した気分にならない?」って一瞬思ったけど、考えてみりゃ静岡から京都にくるのも東京から出てくるのも手間はたいして変わらんよな。静岡にのぞみ停まらないからね。まぁ、もっと根本的な問題として「そもそも高校生が京都に来て面白いか」問題もあるわけだが……今回の旅程は初日に伏見稲荷→清水寺というルートだったようで、まぁ、結局は外国人観光客で溢れる定番スポットに行くくらいしかやることがないのだ。京都駅から近鉄で伏見、そこから京阪で清水五条への連結はスムーズなので、この手のアニメにしては珍しくそこそこ現実味のある観光ルートではあった(いや、バス移動じゃね?)。その後木刀を買うかどうかは人による。 クラスメイトとの共同活動が不安だった素直と秋也も同じ班になった2人のキャラに助けられ、そこそこ楽しい思い出作りは出来ている様子。2人からしたら旅行なんかよりも「今頃レプリカたちは2人きりでしっぽり……」っていう方が気がかりな気がするのだが、その辺はコピーたちの良識に任せているんだろうか。素直はレプリカの方が先に大人の階段登られたりしたら今後のコミュニケーションに支障が出てしまいそうだが……まぁ、そこは当人たちの意思に任せるしかないもんな。これで「私たちも関係性が深まるのかしら?」みたいなことを思いついて秋也との距離を縮めたりしたらそれこそややこしくなるが、今のところ素直にそうしたそぶりはあまり見られない。 他方、レプリカコンビの方は予定通り「まかいの牧場」を訪れ目的を達成。リョウ先輩のヘンテコな置き土産だったが、何となく出かける旅行先としてはほどよかった模様。静岡県内の観光地ということで……つまりリョウと涼未ってそこまで離れてない距離でずっと生活してたってことなんだよな。……親御さんからしたら結構怖かったんじゃなかろうか。 そうしてリョウがつないだ縁なもんで、なんと旅先では副会長先輩に偶然遭遇してしまうというトラブル発生。最初はしらばっくれようとした2人だったが、どうやら副会長はレプリカの存在を森家の関係者からすでに聞き及んでいた様子。そりゃな、リョウにあんな消え方されて、将来を誓い合った(予定の)仲だった副会長が黙ってられるわけないもんな。「涼未の生き霊が!」ってんでご実家に殴り込んで、多分そこでリョウの存在を知ったのだろう。幼馴染だし、もしかしたら生前の時点でも何か察していた部分もあるのかもしれない。 副会長に連れられてリョウさんが生きた証の残る地を探訪するナオ。今回のお話は簡単にまとめるなら「レプリカだって生きている。生きているから誰かの記憶にも残るんだ」という話で、シンプルにナオやアキのこれからの人生に希望を与えるものだ。まー、森家の場合はだいぶイレギュラーな対処法だったおかげで「2人分」の人生を請け負えたわけだが……今後、ナオたちはどうすれば願いを叶えられるんでしょう。流石にナオのお小遣い貯金にも限度はあるよな……。
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HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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