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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「夜桜さんちの大作戦」 5→5

 2クールやってなお続編確定とは。やはりジャンプ漫画は恵まれてるなぁ。……あれ、「アンデッドアンラック」って続報あったっけ?

 そっけない言い方になってしまうかもしれないが、「元来ジャンプアニメってこんな感じだよなぁ」って。筋立てだけを見たらどこかチープな感はあるけど、「少年」ジャンプってこういう子供にも分かりやすい漫画があってしかるべきで、それが無駄に王道だとかテンプレだとか訳知り顔で咀嚼されすぎちゃったもんだから再生産される漫画が複雑になったり、訳がわからなくなったりする。今作ももちろん個性が無いわけじゃないが、素直に「ジャンプ漫画的展開」をなぞり、都度盛り上がりそうな展開を用意してバトルを続けていくという古式ゆかしき製法で作られた物語に見えた。主人公のキャラクターもまっすぐで分かりやすいし、小難しいことを考えずに観たり読んだりするなら、これでいいんじゃないかな。最近は鬼滅やら呪術やら、余計な負担を強いるジャンプアニメが多いせいで身構えられてるだけやねん。

 ただまぁ、「日曜5時」という枠のせいで無駄に気負っちゃった部分があるのも事実で、「ひどいとは言わないが決して安定してはいない」くらいの作画クオリティだと「どうした?」とちょっと気にしてしまったのはもうしわけなかった。これでもし土曜の朝10時のテレ東アニメだったら誰も文句は言わなかったはずだし。よりによって枠的には「ウィストリア」と並んじゃったせいで変なとこで負担かかったよね。改めて、余計なことを考えない純粋な作品ファンの少年少女たちに面白かったかどうか聞いてみたくはある。

 ちなみに個人的に最大のお楽しみポイントは「久しぶりに真っ当で堂々たる悪役うえだゆうじ」。怪しげな役回りのうえだゆうじ、ほんとに輝くと思ってるんだけど意外とそういう起用が少ないんだよな。もったいない。あ、あと朝野家のご両親。安定の死亡率。

 

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「ザ・ファブル」 4→4

 ま、こんなもんじゃね? というくらいの印象。でもまぁ、2クールもの間なんだかんだで視聴は続けていたわけで、決して悪いアニメ化というわけではない。

 いや、どうなんだろな、もっと上を狙えるポテンシャルはあったのかな。最終話まで観て改めて感じたのは、率先してドラマ化までされている漫画なので、シナリオ自体はちゃんと面白いということである。設定の「最強だけど最弱のふりをして一般人生活がしたい殺し屋」という部分だけ見るとそれこそなろう的な俺つえーチートものを想像してしまうが、今作はきちんとその設定をブラすことなしにドラマを盛り込んでいる。ファブルがあれだけ一貫して最強キャラのままでいるにも関わらず、周りにいる連中が人間的弱さを見せるために勝手にお話が回り、悲喜交々の人間模様を描き出す。単なるラブロマンスとかドタバタギャグではなしに、そこにヤクザもんが絡むサスペンス要素や悪人どもを主役にしたピカレスクロマンとしての側面も色濃く出ている。というか、ヤンマガ連載作品なんだから元々そっちの傾向が強い作品。あとはなんぼでも泥臭いヒューマンドラマを重ねることが可能だった。

 そうした筋立てを邪魔することなく、最低限の演出でもって淡々と描いていく作劇は、アニメ化ってんで身構えてしまいそうなところをうまくスカした、正しい演出方向だった気もする。1話目時点でめっちゃ気になったファブルとヨーコのクドすぎるキャラ演出についても、そうした「劇画タッチのリアルさ」と「アニメとしてのフィクション感」の橋渡しをする苦肉の策みたいなところがあり、2、3話くらい観てたらすぐに慣れてしまったし、今では逆にこっちがファブルとして正しいんじゃないかと思えるようになった。原作者が狙った作品のテイストがこれで正解なのかは分からないが、アニメ作品としてはこの辺りが妥協点なのではなかろうか。

 とはいえ、やっぱりどうにも地味なポジションになってしまったのは事実なのでそこまで盛り上がることもなく。手塚プロはさ、この妙な古臭さというか、平成アニメっぽい手管をもっと懐古趣味を煽る方向性で特化させたりしないもんだろうか。あんま求められる方向性ではないのかなぁ。

 
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「バーテンダー 神のグラス」 5→5

 1クール遅れで視聴終了。あくせくしたアニメ視聴環境の中、こういう空気を流してくれる時間があるのはホッとする部分はありますね。

 ぶっちゃけ、アニメとして何かが大きく刺さるということはない。元々そんなにでかいドラマでもないし、アニメにしたからって見栄えがする作品でもない。しっぽりと流れるバーの空気は、あくまでも実存に肉薄するだけで、強く感情に訴求する要素は押し出されていない。

 でもまぁ、この作品はこれでいいんだろうな。酒、バーテンダー、ひいてはバーという空間そのものを共通テーマにして紡がれるヒューマンドラマの数々。取り立てて新鮮な何かがあるわけではないが、改めて世にある数多の人生へ想いを馳せるきっかけになる。癒し……というのはちょっと重たい話は多すぎるが、クールダウンには良い作品だったと思う。演出側も、あまり華美にせずに淡々と物語を紡ぐことをよしと判断したのだろうし、それは正しいと思う。適材適所、ド派手に覇権を狙うアニメばかりでは視聴者側も胃もたれしてしまうのでね。

 一応、最初のうちは「とっとと佐々倉がホテルのバーに採用されてからの話になるのかな」と思ってたけど最終的には1クールトータルで「いかにホテルに勧誘するか」「自分の職場にこだわる佐々倉の人生観とは」みたいな部分が縦軸の物語になっていたので1クール作品としてのまとまりが悪くないというのも評価ポイント。あくまで個々のエピソードをつなぐオムニバス形式がメインだが、やっぱりシリーズアニメとしては大きなドラマがあった方が見やすいですからね。つまりこれって続編も作れる構造ということでもある。いや、出てくるかどうかはしらんけどね。原作は長い作品のはずだし、あまりあくせくせず、ちょっとずつシリーズを続けてくれればそれはそれで嬉しいけどなぁ。

 
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「グレンダイザーU」 5→3

 何がしたかってん。

 昨今のリメイクブームは色々と考えさせられることも多く、懐古趣味のおっさんたちにアピールするのが主目的なのに、きちんと若い層に届くものを仕上げなきゃいけないというのでなかなか塩梅が難しい。実際、これまでリメイク作品で大成功を収めたものはごく稀であり、今思い出そうとしてもあんまり良い例が思い浮かばないくらいである。

 で、これ。私の場合はそもそもオリジナルを知らないから懐古もなにもないのだが、「なぜ古臭い作品を古臭いコンセプトのまま、古臭い絵で見せられているんだろう……」という感情しか湧いてこなかった。巨大ロボットアニメなんてそれこそ「現代風」のリブートで(それが正解はどうかは分からないにせよ)いくらでもいじりようがあっただろうに、なんとものっぺりしたままのデザインでのっぺりした画面が続く。正直開始数話で飽きてはいたのだが、「わざわざこんなところに繰り出してきたんだから何かあるのかもしれない」と思ってシナリオを頑張って追おうとしたけど、やっぱ何もなかった。強いて挙げるなら戸松の一人上手劇場がちょっと面白かったくらいだろうか。それとて、あの姉妹をもっと本気の作品でやってくれたら最高の戸松劇場が見られた可能性はあったのに。

 まぁ、元々興味のないジャンルを無理やり見た結果というだけなのかもしれないが……この結果で喜んだ懐古厨がいるとも思えないんだよなぁ。こんだけ生きてて、いまだに永井豪とのしっかりした接点を持てないのはもう無理なのかもしれない(多分「キューティーハニーユニバース」が一番印象がいい)。

 
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「負けヒロインが多すぎる!」 6→8

 まー、誰も異論はないでしょう。今期最大勢力、文句なしの特大ホームランだ。

 とにかく隙がなく全ての要素が最上級という奇跡的なクオリティを成し遂げた令和の異常事態。いや、A-1 Picturesは元をたどればそれくらいの地力があって然るべきスタジオではあるのだが、ここ最近は手堅くまとまった作品が多く、どうしたって京アニやらCloverやらに水をあけられていた感があった。しかしここにきて歴戦の貫禄。まぁ、つい最近でも「リコリコ」で映像的にはヒットは飛ばしているし、「かぐや様」シリーズで今作と似た路線で確実な打点はあげてたわけだけども。そんな「うちだって本気でやればこんだけのことができるんだ!」という鬱憤が大爆発したかのような、総決算の如き大金星である。

 難しい映像技術のことはよー分からんので「とにかく画面が綺麗でした。すごかったです。あとヒロインがみんな可愛かったです。すごかったです」と語彙は喪失気味。本作の良さを一言でまとめ上げようとすると、結局「全ヒロイン超可愛い」になる気がする。それはキャラデザの良さももちろん理由の筆頭にはあげられるが、ビジュアル以上に練り上げられたキャラの作り込みから魅力が溢れてくる。これは原作者の筆力もあるだろうし、脚本からアニメを組み上げたアニメスタッフの尽力もあってこそ。今作の監督である北村翔太郎氏という人は、なんとこれが初監督作品だというのにこの采配。なんとも恐ろしい話ではないか。令和の斎藤圭一郎だ(斎藤圭一郎も令和だ)。

 監督の采配で一番の評価点はシナリオから滲ませる要素の配分。ざっくり言えば「ギャグとシリアスのバランス」みたいな話。体感では今作の要素は7、8割はギャグが占めていたと思うのだが、それだけ強烈にギャグるインパクト極振りの連中が急にシリアスをやると、思いっきり浮いて薄ら寒いドラマになりがち。「今更そんなん言われてもなぁ」みたいな展開を過去にいろんなアニメで見てきた。しかし、今作は焼塩にしろ小鞠にしろ、がっつりと恋愛ドラマを紡ぎ、その果ての「負け」で心臓をギュッと掴むような痛みを伴う青春を見せてくれる。この緩急というか、不足ない描写の努力が本当に見事で、今作最大の眼目である「負けたヒロインが集まったドラマ」という突拍子も無い設定をフル活用できるお膳立てが整えられているのだ。これで思いつきだけの「負けヒロインって言われてるけど、こいつら負ける要素ないやんけ」みたいなキャラになってしまっては作品世界が全て瓦解する。しかし焼塩は負けてなお輝きを失わないヒロインであり、小鞠は恋愛でも、青春でも負け続きなのにヒロインであり続けた。八奈見は……いやだからほんとマジであいつなんなん?!(今更大混乱) とりあえず「遠野ひかるがついに突き抜けてスターダムに」という事実だけは覆らぬ。それだけで八奈見ありがとう。

 脚本・演出・映像、全てにおいてトップレベル。ひとまずアニメ化作品の範とするにふさわしい「ラノベ新時代」とでも言えそうな金字塔。今後の恋愛ラノベ、やりにくそう。

 
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「ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで」 4→3

 基本コンセプトはとても嫌いです。もう、割と序盤から適当にしか眺めてなかったから設定もよく分からずに見てたんだけど、結局主人公のスキルがなんで「ハズレ枠」なのかって説明ってあったのかしら? チートのくせして余計な自虐から無双する「逆勘違い」も腹立たしいが、当の本人以外の知能レベルを限界まで下げた結果チート能力のことをハズレ呼ばわりする方がより馬鹿馬鹿しいのでなんかムカつく。

 今作の視聴を最後まで続けた理由は当然「惰性」が一番だが、それ以外にも一応今作独特のCGゴリゴリでなんか気持ち悪い作画技法がどこに辿り着くのかというのが気になったことも理由である。過去にはミルパンセが「蜘蛛」とかでヘンテコCG作画で「なんか細かく見えるっぽい技術」を伸ばしていたが、今作を担当したセブンアークも、これまでとは異なる何かしらのCG技術でかなり省エネを実現させているっぽい。ぱっと見には繊細な作画に見えなくもないデザインなのだが……やっぱ動きに違和感が満ち満ちてるのよね。動きってのはキャラのモーションとかだけじゃなくて、背景との噛み合わせとか、カメラのアングルを変えた時に露骨にパースがついてこなかったりとか、なんかそういう「連続した」として流した時の違和感だ。影の付け方とかもなんか変だし、多分「あまり正しくない方向でのコンピューター技術の発展」がこういう画面を作り上げているのだと思われる。

 別に今作の頑張り全部を否定したいわけではなく、こうしたCG作画もおそらく場数を踏んで熟練していけばより既存のアニメに近い描き方も可能になるとは思われるのだが、残念ながら今はまだそれが実現していないし、テキトー極まりないなろうストーリーでは頑張って画面を作り込もうというモチベーションもあんまり起こらない気がするのだ。なんでこう、雑多に性根の悪い連中どもの不愉快な言動を描くところにばっかり筆を割くんだろうね。鬱作品を描いてこそ、そこからの反動で俺つえーが際立つっていうことなんだろうが……それって主人公側に爽快感があって初めて実現するものであって、世界全体をサゲることにばかり腐心していては単に鬱陶しい世界の鬱陶しい話にしかならんのよなぁ。やはり発展性は感じないジャンルだ。

 
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「なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか」 5→3

 作画が良ければ評価できたかもしれないのにおじさん「作画がなぁ……」。

 ほんと、どうしてこうなった。今期、制作のproject No.9は「ぱいのこ」と2本立てだったんですが、あっちは最後まで高品質なままでゴールできたんですよね。対してこちらは割と早い段階から明らかに作画がおかしくなり、そのまま立ち直ることなく最終回までダラダラと続けてしまった。新番チェックの際に確認したが、今作は「キミ戦」と同じ作者の作品であり、その「キミ戦」は制作体制の破綻により仕切り直しを発表して撤退、今作はなんとか最終回まで漕ぎ着けたがこの通りの結果に。呪われてるんだろうか。流石に作者さんには同情してしまう。

 別に制作スタジオだって「ぱいのこ」の方に力を入れてこちらを蔑ろにするつもりがあったわけではないだろうよ。本作はとにかくキャラデザがパキッとしてて非常に濃く、このデザインで最初から最後まできちんと動かすのは結構骨。奇しくも同作者の「キミ戦」と似たような部分もあり、最初に設定した作画ハードルが全く越えられず、令和の世にはなかなか無いレベルで盛大な作画ぶっ壊れ状態に。作画崩壊ファンの方々は最終回だけでもチェックしておけばいい素材がたっぷり補充できるはずだ。「なぜ過去の失敗を業界は反省しないのか」というタイトルで放送してあげた方がよかったかもしれない。

 ここまで作画の文句ばかりだが、内容の方は別に悪くなかったと思うんだよな。いや、取り立てて面白いってこともないんだけど、一昔前のラノベの血脈を受け継ぐ「セカイ系冒険譚」の骨子はそれなりに整っていたし、流石に職業作家の作品ということでキャラの言動や展開に大きな不備はない。「さまざまな種族が憎み合いながらも異なる世界線の記憶のせいでなんか離れられない」という状態で小競り合いやじゃれあいを続ける設定も案外面白いし、ファンタジー&サバイバルな世界観はちゃんとしたイラストレーションで描けたなら魅力にもなっていたはずだ。そうして世界が成立してるだけに、かえすがえすも本当に作画がもったいないのである。

 作者さんが病んでないことを祈り、さらに「キミ戦」の仕切り直しがうまくいくことを祈って、手向けとさせていただこう。

 
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「杖と剣のウィストリア」 4→4

 面白くはないよなぁ……。逆にこれでなろう作品じゃないということがいまだにびっくりなのだが……。

 一応映像的な部分への評価もあるので据え置きにしているが、筋立ては何一つ心踊る部分はなく、例によってあの手この手で主人公を不当に虐げることに躍起になっているため、馬鹿はより馬鹿に見えるし、マウント取る側も馬鹿なままなのでどのキャラにも救いはない。一応なんか裏がある要素を匂わせ続けたるみるみキャラあたりは興味は惹かれたのだが……別になんもなかったしなぁ。

 結局1話で抱いた印象が全てで、「魔法だけが評価の対象になる世界で不当に虐げられるフィジカル系主人公」って、つまりは「俺、足速いんだが?」ってだけでマウント取ろうとする小学生みたいなもんじゃん。殴っていうこと聞かせりゃいいのに虐げられることを受け入れ続けて、その果てに「実際は超強いからちょっとずつマウント取りに行きます」って性格最悪にしか見えないのよね。いや、もちろんその行程で色々と理由づけしてるのは分かるけどさ、スタート時点で抱いた疑問というか不信感を拭うことなくなろうテンプレで突っ走ってる時点で外側に何を飾りつけようと響かないのよ。

 まぁ、どんな冒険も全部最終的に単位に換算されるっていう地獄の大学生生活の台詞回しはいちいち笑っちゃったけどね。日本の大学でも、単位が足りない大学のためにダンジョンを用意してあげるといいと思います。就職面接で何ていうんだろうな。

「学生時代に打ち込んだことはなんですか」

「火炎魔法です」

みたいなやりとりを現実で見せてくれ(現実とは?)。

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「逃げ上手の若君」 6→6

 これ、まだ2期発表ってされてないのか。ジャンプ漫画だし原作ストックあるし、てっきり分割前提だと思ってたのだが、まだ定まってないのかね。まぁ、どう考えてもここで終わる作品ではなかろうが。

 とりあえず1クール作品としては一旦幕引き。さっぱり終わった感がないところで切れてしまったのは勿体無いが、余計な帳尻合わせとかアニオリ展開で調整しないあたりは、むしろ続編前提の構図にも見える。「シャドーハウス」の時みたいに無理くり1クール作品としての体裁を整えようとするとあとあと面倒だからね。

 1話目時点での鮮烈な印象もそのままに、テンションもクオリティも落とさず走り切った1クール。面白くなるだろうという期待はあったが、ちゃんと応えるのは案外難しい。原作力があり、さらにスタジオの力もあり。これこそが予算も人材も潤沢にあるジャンプ漫画の勝利の方程式だ。CloverWorksは今後ともジャンプ漫画の品質保証として重用され続けるんでしょうかね。ちゃんといい作品を見極めて作ってくれるなら大歓迎だよ。

 本作の特徴である松井優征節というか、とにかくクドくなりがちなギャグのテンションを取りこぼさずに1つ1つアニメに乗せていく作業は、実は言うほど簡単ではなかったはず。「アニメ化にも向けていろんなネタを仕込んでいる」ってのが原作者の強みではあると思うのだが、少なくとも漫画として描いている時点では「数打ちゃ当たる」というか、画面狭しと思いついたネタを詰め込んでいるはずで、同じことをアニメで全部やろうとしたら容量の関係で破綻してしまう。そこをうまいこと取捨選択し、さらにアニメ映えするような時系列で並べ立てるってのはまさに脚本家の、そして演出家のお仕事である。さらにそこにたっぷりのメタ演出や実写素材を取り込むなどのやりたい放題で作品の持つ「はっちゃけ」感を増しており、「ぼざろ」あたりでも見せたスタジオの奔放さを示してくれたように思う。

 というわけで2期は必須だと思うんだが……どうなるんでしょうかね。ちなみに毎度の余談として中の人の話に触れておくと、今作が最序盤から一気に「ショタ作品」として加速したのは映像のクオリティもあるだろうが、やはり中の人である結川あさきの手柄が大きかったはずだ。同じくCloverWorksの仕事だった「トラペジウム」で鮮烈に銀幕デビューした若き才、ここから飛び出してくるんでしょうかね。

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