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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「アルスラーン戦記 風塵乱舞」 5→5

 もう終わっちゃったかぁ。いや、終わってないけどな。全然終わってないけどな。

 やっぱり8話っていう構成はどうにもピンと来ないな。一応区切りとしては理解出来るんだけど、元々1期目が2クールあった作品なので、そんだけ長いことやってて、そこに8話だけ追加されても、本当に「ちょっとしたおまけ」くらいのボリュームに感じられてしまう。中身を見れば世界はそれなりに動いているのだが……。まぁ、この終わり方なら多分3期もあるんだろうから気長に待つしかないか。

 1期に比べると、いくつか見やすくなったポイントがあるのはプラスの要素だったと思う。いや、正直言うとプラスなのかどうなのかは微妙なのだが、一言で言えば「分かりやすくなった」。たまたま今回描かれたエピソードがそうだっただけなのかもしれないが、銀仮面との絡みなんかで善悪が大きく揺れるようなことがなく、今回は「事実上放逐されたアルスラーン御一行はとにかく色んなところで格好良い姿を見せるんだぜ」という水戸黄門みたいなお話になっていたので、小難しい政治や信条の話で悩む部分が減ったのだ。1期は根本となる舞台設定を作らなければいけない話が中心であり、ヒルネスの生い立ちなんかは敵側だけども完全に悪とも言えない難しい立ち位置だったことで、なんだかすっきりしない要素が残ってしまっていたのだ。今回ももちろんヒルネスは独自に暴れ回っていたわけだが、すでに彼の正義ははっきり示されており、「なんだか分からないけど対立している」というデザインから「2人の王子(?)が互いの夢を胸に抱いて戦っている」という構図になったことで視界は随分クリアになった。分かりやすさが美徳であるとも限らないが、ただでさえ相性の悪い日5なので、出来るだけ思考の負荷が少ない状態で勧善懲悪になった方が個人的に楽なんですよ。

 あとはまぁ、1期だとまだ受け入れられなかったあっさりした設定にも慣れた、ってのはあるかも。「ダリューンはとにかく人智を越えて強すぎる」こととか、「アルスラーンは特になにもしないけど人望がある」こととか。そういう都合のいい部分が1期はまだ抵抗があったのだが、少しずつキャラが掘り下げられ、理解出来るようになってきたことで抵抗は減ったと思う。まぁ、未だにアルスラーンがこれだけ慕われる理由は釈然としないものが残っているのだが、殿下も少しずつ成長して格好良くなってきてるし、3期が始まるころには立派な王太子として受け入れられるんじゃなかろうか。

 何はともあれ、今のアニメ業界では実は割と基調な「正統派軍記物」である。しっかり地に足を付けて、計画的に運用を続けてほしいもんである。

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Planetarian〜ちいさなほしのゆめ〜」 6→6

 トータルの時間出考えればショート枠よりも短いくらいなのでカウントしなくてもいい気がするが、最後まで観てしまったことだし、記録する意味もありそうなので、一応1ヶ月以上も他の作品に先駆けてのゴールということに。ごたごたしたせいで放送からちょっと間が空いてしまったけども。

 たとえ誰にチョロいと言われようとも、良い作品でしたよ。もう、余計なぜい肉を全て取っ払ってとにかく直球以外の選択肢の無いシナリオ設定。ベタベタで、いくらも見たことがありそうなお約束展開に、特に救われるでもなく、みたされたとも言い難い結末。お涙頂戴の非常に分かりやすい全体像には、とにもかくにも伝統様式という言葉しか浮かんでこない。でも、それでいいじゃない。奇を衒うばかりが作品作りじゃない。こうして、身の丈にあった時間で、身の丈にあった品質で、狙った通りのお話をまっとうする。これでこそ、誠意ある作品作りというものである。多分、突き詰めれば「プラスティック・メモリーズ」なんかもこれと同じ感動を作りたかった作品なのだろうが、諸々のしがらみ、制約に縛られてしまった結果、あんな残念な結果に終わった。今作は、そうした「諸々」を全て排除したおかげで、素材の味を純粋に楽しむことに成功したのだ。

 一番の功績は、多分変則的なアニメの構成自体を作り出したことなんじゃなかろうか。5分枠ってわけにもいかないし、かといって1シリーズではくどくなりすぎる。わずか5話というOVAみたいな編成だからこそ可能だった、このゆとりと余韻の物語。他のアニメだってこれのように自由に尺が調整出来れば悲劇なんてなくなるはずなのだが、そうそう上手くいかないのは現行のアニメ制作体勢をご存じならば周知の事実であろう。今作の場合、引き続き劇場版が用意されており、そちらのプロモーションという意味合い、さらに劇場版も加えて改めて一本の作品としてパッケージを成立させるという商業上の自由さがあったおかげで、このような変則的な制作スタイルが可能になったのだと思われる。作品にぴったりの枠を用意出来るかどうかというのも、今後のアニメ制作の1つの争点になってくるのかもしれない。

 もちろん、尺がフィットしていたことだけで全てが良かったと言っているわけではない。本作はほとんどが2人のキャラクターだけで語られる、一種の寸劇みたいなものなのだが、ベタな設定とはいえ、それだけに台詞の選び方、心情の書き出し方は非常に丁寧なものになっている。最終回を見れば分かるが、ゆめみの発してきた「プログラム通りの」言葉は、全てラストエピソードでの哀愁を引き立てるために組み立てられている。それまでの交流の1コマ1コマが無駄にならないよう、単に「何となく哀しい」とか「何となく愛しい」というだけでない、心の交流を演出しているのだ。このあたりの「お涙」に訴えかける手腕は素直に大したもんだと思う。Key作品(のアニメ)というと最近はそうした「お涙」要素が空振りばかりしていた印象なのだが、今作は「CLANNAD」以来の、素直に泣けるお話になっていた。「ロボット」というサイバーかついかにもアニメ的なヒロイン像に、どこかノスタルジックで、子供の頃の夢を思い出させてくれる「星」という組み合わせも、一口に「萌え」だとか「泣き」だとかいう要素に落とし込まれない、絶妙な暖かさが出ていたのではなかろうか。プラネタリウムに行きたくなる作品だよね。

 正直、外の世界のサイバーでハードな様子なんかは別に知る必要はないんだよね。作品として必要だった舞台はあくまでも「人のいないプラネタリウム」だったわけで。劇場版ってのがどういう風に物語を展開させていくのかは知らないが、そういう方向に持っていかないことだけは祈っておこう。まぁ、今作のスタッフなら見当違いの作品作りにはならないと思うけど。多分、劇場は行きます。

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「ふらいんぐうぃっち」 6→8

 終わらないよ。この日常は終わらないんだ。終わらないんだ……。

 「田中くん」と並んで双璧を成した春クール2大アニメ。こういう作品にばかり目がいくようになったということでそろそろ自分のアニメ視聴姿勢にも変質(老境?)があるのかなぁ、と考えたりもするが、まぁ、良い物は良いと言っていければいいですね。今作はとりあえず「ほのぼの日常もの」という良さを前面に押し出していることが全てではあるのだが、過去にも沢山の「日常もの」はあったわけで、何故ここまでハマったのかをきちんと考える必要はある。視聴中にも散々感想を書いてきたので繰り返しになる部分も多いかもしれないが、改めて今作ならではの「良さ」を振り返ってみよう。

 1つは、作品の性質に見事にマッチした舞台設定と映像美術。クジラ回の眺望なんかによく表れていたのだが、実在の町を舞台にしているのに、不思議と「魔法」という装置と噛み合う景色の良さ。クジラの上のいかにもマジカルな遺跡の様相と、何故かしっくり馴染んでしまう弘前という片田舎の町並みが、何とも言えない和のノスタルジーをファンタジーに融合させている。そして、遠くから見ればマジカルな風景に馴染むほどよいバランスながらも、スコープを絞って近づいてみれば、そこにはちゃんと「現代の田舎の風景」が地に足を付けて描かれている。チトさんや千夏ちゃんが元気に駆け回る町のそこかしこが、まるでいつも歩いているご近所さんのような近しさを感じさせるのだ。この映像のかみ合わせの良さは、最近のJ.C.STAFFの仕事の中でも抜群の働きを見せていた。

 そんな中で繰り広げられる日常芝居には、絶妙なユルさが「間」の演出でもって形作られている。一見無謀とも言える無音で動きのない描写も、今作のたっぷりとした時間の流れの中では雄弁な意味を成し、のどかな空気を作り出している。「悪人がいない」というのはともすれば退屈な世界になってしまう危険性を孕んでいるのだが、今作では「魔法」というちょっとピントのズレた小さな奇跡のおかげで常に刺激を維持することが可能になっており、その突拍子のない現象が、さらに日常ののどかさを際だたせるという、明解な相互作用を生み出している。「ちょっとの魔法と絶え間ない日常」。これが今作が視聴者の目を飽きさせない最大のポイントだ。

 そして、そんな日常を形作る中心となっているのが倉本家の皆さん。これは完全に個人的な趣味趣向であるが、「家族の交わり」っていうモチーフが本当に眩しい。倉本家のお母さんもお父さんも、そして圭にしても、特に意識的に家族間で交流を図っているというわけではない。家族愛を謳ったアニメでもないし、家族の絆を問われるような場面もない。しかし、それだけに何気ないワンシーンに見える、揺るぎない「家族」の情景が眩しいのである。特に私みたいに延々一人暮らしを続けている寂しい人間には、退屈とも言える田舎の日常の中、当たり前の幸せを満喫している家族の情景が、あまりにも輝かしいのである。無い物ねだりじゃないんだ。我が家だって、こういう幸せな時間はあったし、今だって実家に帰れば近いものは得られるかもしれない。でも、それがすぐそこに転がっていたんだ、っていうことは、こうして改めて提示されて初めて気付くものだ。本当にかけがえの無い「良いもの」を見せてくれるから、本作の「日常」は特別なものになっている。

 こうして作られた物語は原作の良さもありつつ、アニメではさらにそれを膨らませて1本のシナリオにしていたという。アニメスタッフのどの部門が欠けても成立しなかった奇跡のバランスだったのだろう。本当にお見事としか言いようがない。あとはまぁ、やっぱり今作が屈指の猫アニメだったという部分があまりにも高得点過ぎましてですね……いや、猫だけじゃないな。狐も、キジも、テントウムシやハチだって。なんだか「生き物にありがとう」な部分も素敵なアニメでしたね(千夏ちゃんという生き物も含む)。現時点で原作ってどれくらい消化したのかなぁ。2期はあるのかなぁ。ケニーさんの研究論文の一端だけでもいいから見せてほしいなぁ。

 中の人については、もう全部が全部良かったですね。主人公・真琴を務めた篠田みなみはこれが初ヒロイン。ここから更なる一歩があるかどうか。さらに茜姉ちゃん役の葵井歌菜に至ってはその他の経歴すらよく分からない人なんだよな。色んなところから今後が楽しみなアニメですよ。

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「美少女戦士セーラームーンCrystal Season Ⅲ」 6→5

 なんかあっという間に終わったなー。いや、正確に言うとあのラストだから終わった感すらないんだけど。「なんかあっという間に1クール駆け抜けたなー」。

 終わってみりゃ普通にセーラームーンだった。いや、当たり前なんだけど。1話目を見てテンション上げまくったけど、そりゃセーラームーンだわ。デスバスターズ編、これを13話で走り抜けたおかげであっという間って感じになったけど、やることはやってる、そんな感じ。もうちょっと話数に余裕があって遊びがあると最高だったんだけどな。中盤からギャグを差し挟む余地が一切無くなっちゃったもんなぁ。あと最大の不満は、「残りの4人にほとんど活躍のタイミングなかったやんけ!」ってところ。1期2期をスルーしてしまった身で贅沢言うなって話なんだけど、「よっしゃ、今期は亜美ちゃんもレイちゃんもみんな揃ってスタートや!」って思って見始めただけに、出番がどんどん減ってしまったのはしょんぼりだった。まー、そりゃそうなることは分かってたんだけどさぁ。ラストバトルとか完全にお荷物だし、最後にバトルらしいバトルしたのって仲間割れパートだったんじゃねぇかな。

 とまぁ、そんな残念感はあったものの、こればかりは勝手な要望なので裏切られても文句を言うのは駄目ですよね。今作最大の見どころは、何と言ってもその作画クオリティ。それだけが理由で3期から見始めただけあって、毎週充分にペイするだけの映像品質に大満足。みんな可愛いんだこれが。下手したらここ数年の東映アニメ作品の中で一番映像に力はいってたんじゃなかろうか。小さい頃はねー、セーラームーン見て「なんかエロいアニメだ」って思ってたもんですけどねー、こうしてブラッシュアップされた綺麗な映像を改めておっさんが見ると……「なんかエロいアニメだ」。やっぱりぴちぴちのセーラー服着てバトルする戦士って頭おかしいよな!(最大限の褒め言葉)

 今回のMVPはちびうさとの2択で悩むところだが、やっぱりほたるちゃんなのではないでしょうか。一部では「萌え」の語源となったともされる伝説のキャラクターは、今作でも文句無しの素晴らしい扱い。可憐な美少女が変化して冷たい目をして世界を滅ぼそうとするギャップがたまらない。キャストを務めた藤井ゆきよの醸し出す圧倒的美人さんオーラもたまらん。あの皆口裕子の後釜なんて誰がどうやったってプレッシャーしかないと思うのだが、見事にその重圧をはねのけ、新しい時代のサターン像を築き上げていたと思う。もちろん、それをサポートする外惑星3戦士もはまってましたよ。ラストにはるかさんがママンになってるところなんて、宜なるかな、って感じですね。あのCVだったらしょうがない。

 そうそう、ラストはエンディングテーマが一周して戻ってきたのも嬉しかったしね。まもちゃんソングも面白いっちゃぁ面白いんだが、あれ、どう見てもギャグだし。いや、謎の夫婦デュエットもギャグといえばギャグなのかもしれないけども。オープニングも一周してやくしまるえつこバージョンに戻ってきたのは嬉しかったし。同じ曲をやくしまるえつこ・堀江美都子とパスして最後に誰がくるかと思ってももクロだったときのずっこけ感ね。順番逆にしてりゃよかったと思うんだが。

 さて、とりあえず終わったことは終わったが……終わってないでしょ。これ、次あるでしょ。次があるなら是非同じクオリティで。そして、レイちゃんたちにもっと活躍の場を!

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「文豪ストレイドッグス」 5→5

 ちょっと待って、ひょっとして先週が最終回だったの?!(今期2作品目の事態) 全然気付いて無くて、今週放送がなかったことに今更気付いたよ……え? あの12話目で一旦終わりだったの? 一応分割2クールらしいから終わりらしい終わりじゃなくても問題は無いのだろうけども……なんか拍子抜けだな。

 まぁ、当初の予定通りといえばそうなのかな。「原作はちょっとだけ読んだからシナリオ部分には一切期待してないけど、それでも五十嵐作品だから最低限の面白さになるに違いない」っていう。まさにそれでOKだね。能力バトルアニメとして、かなり設定が適当だし、何よりもまず、モデル(?)となった作家に一切のリスペクトがないっていうのが辛いところ。そりゃま、過去の偉人たちを散々おもちゃにするなんてのは様々なアニメ・漫画が通過してきた道で、三国志武将や戦国武将はもうボロボロだし、最近じゃ「Fate」シリーズが色々大変なことになっているらしいが、そうしたジャンルと今作はまた意味が違うだろう。例えば、出てきた名前の中で私が譲れない作家名には宮沢賢治がある(そりゃ、一番好きな声優があの人なんだから必然的にそうなる)。そんな人間から見て、今作で出てきた「宮沢賢治」は「なめとんのか」の一言である。そういうネタだろ、スルーしろよ、と言われたらそれまでだが、そこでスルーするならわざわざ偉人の名前使ってるんじゃねぇよ、とも思うわけだ。登場人物が作家の名前である意味がほぼゼロであり、その部分を除くと、あとは「行き当たりばったりで大味な能力バトル」しか残らない。そして、そこに面白味は無いのだ。

 だが、そんな「いらんアニメ」になるはずだったのに、そこに五十嵐さんが参加してしまったせいで……悔しいかな、面白い部分も出てきてしまうのだなぁ。やっぱりこの人のテイストには弱いのよね。ギャグのテンポとか、キャラの崩しとか。笑わせるポイントだけでなく、バトルの見せ方とか、ギリギリのキャラの表情の見せ方とか、そういう部分がやっぱり上手いんだよ。やっぱり五十嵐・榎戸・ボンズという組み合わせだけで3割増しで魅力的になるなぁ。

 というわけで、プラスとマイナスでチャラで「2期目も見続けるよ」っていう結論。今のところはそれくらいで。

 

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「少年メイド」 4→5

 気付けば馴染んでました。ショタに興味は無いですが、決して邪魔になる文化ではないですね(ヤバい兆候)。

 元々は「な〜んか薄味だし、あまりにもフォーマットそのまんまだから特に欠点がなくても入ってくるものも無さそう」っていう第一印象で、実際、その部分については特に間違った予見ではなかった。最後まで千尋がメイド然として仕事をしているところを回りの大人達や友達がやんわり見つめているだけの構図は、お世辞にも刺激のあるものではない。でもまぁ、「それでいい」シナリオ構成が思いの外丁寧なところでね。ショタなんてのは割と尖った趣味趣向だと思っていたので拒否反応があったのだが、どっちかっていうとショタというよりは「健やかな子供の成長を見守る」作品だったので、余計な警戒心は解けて年寄り的に「素直で元気な子供は良いものですね」っていう気持ちになれた。短パン少年が元気に働く様子はとても健全ですね(ヤバい兆候)。

 そして、いじられるのは基本的に千尋だけど、彼を中心にして様々な「家族の在り方」みたいなものに触れていくストーリーラインは、退屈することなく適度に推移が窺える内容。母を亡くした千尋、そして円と実母の関係性。真剣に悩み始めると結構重めのテーマではあるのだが、そこを深刻になりすぎずにハートフルにまとめてくれたのはありがたい。世の男の子というものは、いくつになっても「母親の話」ってのに弱いものでね。甲斐甲斐しく働く千尋を見ていると、「母親がいるうちに孝行しとかないとなぁ」という気分になってくる。いや、そんな深刻ではなく、何となくね。CVゆかりんの千尋ママン、1話目時点で故人だったので出番なんて無いかと思ってたのに、想像以上に活躍してくれたな。

 同じ時期に「SUPER LOVERS」という劇物が混ざっていたために、相対的にこの柔らかさがありがたかったです。味が濃すぎるものと柔らかめのもの、同時摂取でショタの勉強には良いシーズンだったんじゃないでしょうか。今後のアニメ業界はどれくらいショタが台頭してくるんでしょうね(ヤバい兆候)。

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「坂本ですが?」 5→4

 んー、あんまり。

 やりたいネタの方向は分かるけど、これって本当にネタがワンパターンしかないからね。流石にアニメで1クール引っ張るような作品ではないよなぁ。「リコーダーとランドセル」と同じように5分アニメとかで良かった気がする。いや、それだけじゃ描けないドラマもあったんだろうが……でも、ネタが長くなればなるほど、間延びして退屈になった傾向があるからなぁ。アニメにするのがすごく難しいネタ回しなんだよ。坂本が絡むネタって、彼の「大仰さ」をどれだけ見せるかっていう展開なので、短くまとめるわけにいかないんだ。引っ張って引っ張って、ぶっ飛んだ姿を見せなきゃいけないからね。おかげで、短くまとめてテンポ良く、っていう方向には作り込めない。もちろん、大々的に映像として作ることに成功すれば見映えがするんだろうけど、どこかで「抜く」部分も必要なので完全に「詰める」方向だけでは話が成立しない。そのあたりのバランスは漫画だと読み手側が勝手に調整出来るのだが、アニメだとどうしてもタイムスケールの上に乗せなきゃいけないので、どうしてもネタが押しつけがましくなってしまう。どういうオチになっちゃうか分かっているのに溜めて溜めて溜めているタイミングって、なんか白々しくなっちゃうのよね。

 そのあたりの難局を打開するための1つの方策が「あり得ない声優の揃え方」という斜め上の方向性だったのだが、個人的には「わざわざこんなキャスト使ってるのにチョイ役だけって……」という勿体ないお化けが見えてしまう体質。特に女性キャスト陣はあんまりキャラに差も無い「小道具」でしかないからなぁ。結局このネタ回しなら全部グリリバさんが持っていくことになるし。まぁ、彼の新しい伝説キャラクターが増えたと思えばそれでいいのかな。あ、石田彰は相変わらずおいしいポジションです。

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「マギ シンドバッドの冒険」 5→5

 良いアニメでしたよね。いちいち驚くような突出した部分は無いけど、毎週楽しく観られる、お手本のような冒険活劇でした。

 今作は、言わば究極のネタバレが終わっているようなお話。何せこのシンドバッドがあのシンドバッドになることはみんな分かっているわけで、後は「成功者がどんどん成功すると分かっていることを見るだけのお仕事」である。番狂わせなど起こりようもなく、着実に「あの時代」へ向かうだけ。そういう意味では一切紛れが起こらないので、劇的なシーンなんてものはそうそうあるわけじゃない。でも、それで別に構わないんだよね。予定調和は害悪じゃないんだ。「あの将来」を知っているおかげで、シンを取り巻く1つ1つの事件や人物がどのように収束していくかが見えて、全ての要素がある意味で伏線になっているとも言える。「人を惹きつける魅力のある人物」の成長物語は、充分に「人を惹きつける物語」になってたんじゃないでしょうか。元祖「アラビアンナイト」からの翻案とかも上手い具合に機能してたし、子供に読ませたいファンタジーになっている。

 振り返ってみると、私はこういう「偉大な人物がまだ無名だった頃の冒険譚」っていうジャンルが好きなのかも。遙か昔、まだラノベにラノベという名前すらついていなかった時代、僕はファンタジーに入門したのが「ロードス島戦記」なんだけど、そのロードス島の中に「傭兵王」と呼ばれるカシューという人物が登場する。ざっくり説明すれば、まさにこのアニメのシンと同じように、たたき上げで一介の傭兵から国の頂点まで登り詰めた究極の成り上がり者なのだが、あるところで、このカシューの傭兵時代の物語が編纂されたことがあり、私はその本がとても好きだった。未だに実家に帰ると読み返すことが多い。「あの大人物を作りあげたのはこういう過去だったのか」という納得があるし、後の世に大きな影響を及ぼすことになるちっちゃな出来事とか、そういう話は読んでいてとても夢がある。今作は、なんだかそうした「懐かしい暖かみ」みたいなものを感じることが出来る作品だった。

 笑ってしまうのは、「あの将来」には「あのCV」もついているので、シン役の小野Dを皮切りに、回りの豪華キャスト陣が全員若者役で頑張っているところ。中でもジャーファルなんて子供代表だからね。櫻井のこんなに幼い役、なかなか昨今じゃ聞けませんよ。他にもスパルトス、ドラコーン、そしてヒナホホと揃った八人将が全員若々しいのはやっぱり面白い。改めて「マギ」本編を見直してこいつらがどんな活躍をしていたのかを見直したくなってくるな。これ、まだまだ「マギ」本編との間には物語があるってことなんだよね。こっちの作品での2期目とかないもんかな。

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「ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン」 ー→ー

 新番組でもないし、出自を考えたら30分アニメでもないし、評価点は付けないで濁すんだ、お茶を。

 でもまぁ、視聴前まで持っていた抵抗感は無事に無くなりました。なるほど、とても分かりやすい。感想が「カバネリ」と2つ並んでしまったのもなんだか不思議な縁で、あちらは「画がマーベラスだけどお話もやもや」、こちらは「画なんて飾りです、お話だけでも見ていってくださいよ」だからね。一口にアニメ作品と言っても色々なカタチがあるものです。別に画が悪いって言ってるわけじゃない。この作風で普通のアニメ風に動いてたらそれはそれで興ざめだった気がするしね。

 視聴前の誤解が解けたのでいくつか(自分の心に)補足・訂正をしておくと、今作は確かに「エキセントリックな世界デザインを楽しむ作品」で間違いないのだが、そのジツ、やってることは圧倒的ベタである。いわゆる日本のヒーローもの、いわゆるアメコミ的ヒーローもの。そうしたものをぐちゃぐちゃと掛け合わせたところに、刺激臭の強い「忍殺ワールド」を加えたものが今作。元々、そのあまりにエキセントリックなデザイン性から毎度シュールなギャグを連発するタイプの作品なのかと思っていたのだが、あくまでも「なんかおかしな世界」が舞台になっているだけで、基本線さえ押さえて、慣れてしまえば、物語としては極々普通のものなのだ。そして、その普通であることは決して悪いことではない。メインシナリオに余計なことを考える余地がないおかげで、最大の味である「忍殺風味」が楽しめるのだとすれば、これはこれで良いものなのだろう。

 まぁ、いかんせんそこまでハマったわけではないので取り立てて褒めるでもないのだが、この独特の世界観が楽しいのも理解出来るし、こういう似非ジャパニズムの極みにちょっとでも触れる機会があったのはありがたいことかもしれない。

 さぁ、TRIGGERはさっさと「リトルウィッチアカデミア」を作る作業に戻るんだ。

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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