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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「体操ザムライ」 5→4 んー、結局、開始時に持った「誰に向けたアニメなんだろ?……」という疑問は解消しないままに終わってしまった。いわゆる「女性向け」とも違う気がするんだよなぁ、別におっさんは格好いいとは思わんし、ニンジャはメインでそこまでシナリオに食い込む要素がなかったので単なる賑やかしだったし……。 時代を「1世代前」にした意味は理解できる。この辺りの時代が実際に日本体操界が足掻いていた時代なのだろうし、現代ではスポ根ってのも本当に脳筋設定で推し進めるのは時代遅れの感が否めない。別に2000年代だって時代遅れだったのかもしれんが、多少時代を巻き戻すことで、そうした「古き良き」に多少でも寄せられるなら意味はあったと思う。ただ、そうまでして「体操」が描きたい作品だったのかと言われると、そこがよくわからない。最終的に競技シーンのクオリティも「それなり」レベルだし、試合展開自体にドラマティックな部分があるわけでもない。何を見せられるかといえば、おっさんが怪我から復帰するための純正スポ根展開のみだし、「ロートルが奮起する物語」としても、途中にレオの話を挟むことで軸がブレた感がある。もちろん城太郎の物語とレオの物語は「克己」という部分で繋がっているのだが、あまりにも2人の精神性が違いすぎて、その2つに重なりが見出しにくいのだ。サムライだのニンジャだのといったファニー要素が導入だったため、どこまでマジになって見ていいのかが測りにくくてテンションが付いていかなかったのも悩ましい点。 まぁ、こうして「ベタなファミリードラマ」みたいなものが作られること自体は構わないとは思うし、意味がないとは思わないのだが、できることなら、もうちょい付加価値が付いて記憶に残る作品にしてほしかったな、とは思う。最終的に全てをロリの愛らしさで埋め合わせようとしてもそう上手くはいくまいよ。 PR 「ハイキュー!! TO THE TOP(第2期)」 6→6 ふむ、やはり文句の出るところはないよ。こんだけの長期作品になったのに、毎回きっちり満足いくものが出てくるっていうのはとても貴重な存在。見てるうちにどんどんどうでもよくなっていった「ソーマ」あたりとは好対照である。 正直言えば、作画面についての陰りが見えて不安になったことはあった。2話だったか3話だったか忘れたが、明らかに作画が致命的なものになっており、「天下のハイキューがどうした?! 流石の大看板もコロナには勝てないのか?」とがっかりしたものだが、そこからは普通に持ち直し、やはり要所での動画モーションなどで他では見られないアツいものを見せてくれている。そして何と言っても、普通に筋書きが面白い。誰がどう見たって烏野が勝つことはわかっているわけだが、そんなことは何も問題にならず、ただただバレーボールの1つの試合を見せられているだけでも毎週見せ場がある。バレーってのはターンテイキングがはっきりしているという性質があるので野球同様にドラマ作りはしやすい競技ではあると思うが、それでも野球ほど展開に多様性は無いし、少年漫画的な誇張表現を加えたとしても、どこかでマンネリ化しそうなもの。さらに烏野メンバーは基本的に入れ替えが効かないわけで、毎回新キャラでテコ入れ、みたいなこともできない。いつものメンツを、どれだけ説得力をもって「成長」させられるかという、本当に漫画の自力の部分での勝負。そこでちゃんとリクエストに応えてくれるのだから、やはりタイトルとして大きな存在なのは間違いないだろう。 さて、ここまで来たのだから是非とも最終回までアニメ化してほしいとは思うのだが……あとどれくらいあるんだろう? 今後の展開でこれ以上の盛り上がりが作れるのかは不安にもなるが、この作品ならそれも乗り越えてしまうんだろうな、という信頼もあるのだ。気長に待って、ジャンプの貴重なスポーツ漫画の雄を楽しみにしようではないか。
「魔女の旅々」 5→6 「ゴン、お前だったのか……」「そう、私です」。イレイナさん構文、割と便利。 まさかここまでファニー突き抜け作品に成り上がるとは思ってもみなかった。1本1本のシナリオを見ればどこかチープな部分も多く、全体をみて完成度の高い作品だとも思わないのだが、ちょいちょい見せる気合の入ったやらかし加減は、的確な狂気を感じさせる。毎週クレイジーは心が疲れてしまいそうだが、このくらいのファニー&マッドならば、エンタメとしてはありがたいばかりである。 しっかし最終話な……私がタイトルをつけるとしたら「本渡決戦」とかじゃないですかね。流石にギャラ五倍くらいもらってもいいと思うぞ。あんなキャストロールが許されるの、世界中で石田彰だけじゃないんかい。本渡ちゃんはねぇ、本当に器用に何でもこなすから……前クールの河瀬茉希に続いて2人目の「なぜかゾンビになっちゃった声優」としてもクレジットされてよいでしょう。もともと本渡キャラは、というか本渡ちゃん本人の適度に気が抜けてあっけらかんとしたキャラは好きなのだけど、イレイナさんはそうしたどっかで醒めたような肝の太い性質が良い方向に出ていたように思う。キャストが毎週豪華だってのはたまに書いてたことだけども、「花澤香菜の直系の弟子」としてこの作品が出てくるあたり、声オタならそれだけで満足してしまいそう。もっと具体的に言えば「伊藤静」→「花澤・日笠」→「本渡・ともよ」っていう世代観でしょ? 多分小さな国くらいなら1つ2つ作れる軍事力ですわ。 これだけのキャスト陣が顔を揃えたということは、それだけ作中のキャラもクドくて、ドギツいということである。特に視聴者を困惑させたのはやはりサヤの存在ではなかろうか。2話で登場した時には「あー、こうやっていろんな街でイレイナさんが爪痕を残していくタイプのお話なのね」と思ったのに、まさかその爪痕が勝手についてくるとは。そして自らも爪痕を残し始めるとは。このキャラ設定にしてすぐさま人格入れ替わりネタを使ったり、思考回路が完全に不条理系のギャグ漫画である。オムニバス形式っていうデザインを、本当に好き放題に利用した結果である。視聴者としては「いいぞもっとやれ」くらいしか言うことがないので、2期は小原好美を加えた上でいいぞもっとやれ。ラストにうえしゃま歌唱のメインテーマを流すのも大変趣味がいいぞ。うえしゃまももっと出せ(あの人形屋が再登場することはないだろうなぁ……)。 1話をみた時点では「キノの旅」を超えることはないんじゃないか、みたいな適当な想像をしていたわけだが、超えるとか超えないの問題じゃなかったな。「あっちがマラソンやるならこっちはポートボールで戦ってやる」みたいなマッチメイクだしな。今後もこのテンションが続いて2期3期とアニメが作られるような作品になったりするんでしょうか。なったらいいな。 「ダンジョンに出会いを求めてるのは間違っているだろうかⅢ」 5→4 紐は、もとい、ヘスティア様は相変わらず可愛かったね……本当に思ってた以上のものは出てこなかったなぁ、という印象。 今回は1クール使ってまるまる1本のストーリーが展開された。「モンスターは心があるのか?」という古今東西いろんなところで展開されているファンタジー理論を改めてこの世界で語るお話で(個人的にはこのテーマでの私のバイブルは「モンスターたちの交響曲」)、そのストーリーの捻り方も、落とし方も、「まぁ、そうなれば、そうなるやろ」という程度のもの。別にやってもいいかもしれんけど、わざわざこの世界で1クール割いてまでやることかね、という印象はぬぐいきれない。もちろんその中にベルの成長とか、この世界で暗躍する「神」の諸々をばらまいて今後に広げていく狙いなんかもあるのだろうが、少なくとも今回の1クールを見る限りではそうした広がりは結実していないわけで、単に「モンスター殺すっていうけど悪いやつじゃないよ! 根拠はないけど俺が見てたから間違いないよ!」という話を堂々巡りさせるだけである。この状態でしれっと「はい、おしまい」と言われてしまうと、「ヲイ、納得いかねぇゾ。温泉回をOVAじゃなくて地上波でちゃんと寄越せ!」と文句も言いたくなるだろう。2期は温泉回あったじゃん!!!! まぁ、こうして文句たらたらではあるのだが、やっぱり「これで終わり」ではないっていうのが本当のところだろうから、あんまり文句を言ってもしょうがないんだよな。ここで「心を持つモンスター」と出会い、彼らを一時ダンジョンへと逃して妥協案とした今回のシナリオは、どう考えても今後ダンジョンに挑む際にモンスターたちの力を借りることの準備段階である。長く続いていくであろうヘスティア・サーガ(ベルクラネル・サーガとは言いたくないな)の1つの伏線みたいなもんである。一応そこを取り出したらそれっぽい物語が形成されているというだけで、このくだりだけを切り取って1本の作品として満足しなさいというのはそもそも無茶なんだと思う。1クールで落とし前つけて「それっぽく」見せたというだけでも、スタッフは頑張ってまとめたんだよ、と認めるべきなのかもしれない。いや、原作読んでないから真相は知らんけども。 こうしてチームメンバーが増えていくワンピース形式のお話って、どうしても各人に活躍させたくて場面が散漫になっちゃうのが悩ましいよなぁ。何よりヘスティア様の出番が減るとなぁ……今回露骨にイチャイチャしてエンドじゃなかったのがなぁ……。結論・最終的に紐に落とせ。
「炎炎ノ消防隊 弐ノ章」 6→6 今期真っ先に最終回を迎えたのはこちらの作品。コロナ下での2クール作品ということで色々と難題も多かったと思うのだが、そんなビハインドを感じさせずにきちんと最後まで走りきった。まぁ、「こんな時期に終わるの?」と思ったらどうやら来週再来週は特番と言う名の穴埋めの何かが入るみたいだが……余計な引き伸ばしとかをせずに、必要な話数だけでスパッと終わらせたと思えばこれはこれで。 1期との印象の違いについては番組スタート時に書いたのだが、やはり、素直に面白いと思える作品になっていたと思う。いや、ぶっちゃけ半島に渡っていったあたりのくだりは正直不安で、「え? 風呂敷の広げ方って、そうやって地理的にフィールドを広げちゃうの?」と思って「新大陸編」みたいな途方もないものに繋がるのかと思っちゃったのだが、ちゃんと帰ってきたし、その後のお話の規模も安心してみていられる範囲内だった。ことに灰島に疑惑がかかり、第八・灰島・白装束の三つ巴になっていくあたりの展開が、一筋縄じゃいかないプロットの掘り下げ方として素直にワクワクした。敵に回る連中のキャラがやたら良くて、ピーク時の「白装束(釘宮・内山・大久保)VS灰島(櫻井・早見)VS第八」なんて構図は、もう本当にどのキャラもコッテコテに前に出てくるもんだから各方面からお腹いっぱいになれた。「ソウルイーター」の時からそうだったけど、この作者はゲテモノの造形というか、ヒネててどうしようもないような連中の際立たせ方が愉快なので、やっぱり一癖も二癖もある敵キャラをみてると面白い。 また、その前段階での因果争奪戦の流れもまたアツい。出てきた時から不穏な空気を漂わせていた因果に対し、「これ、どっちの手に落ちるんだ?!」と固唾を飲んで見守っていたら、最終的に理想的なクソ女ムーブを見せて教団側に転げていくところとか、「堕ちもの」好きとしてはたまらない展開でしたね。要所ではもちろん脳筋一辺倒の根性バトルがありつつも、それ以外の部分での丁々発止のやり取りが少年漫画の枠を超えたドラマになっている。1期の時はそのあたりの膨らみがなかなか見えてこなかったのだが、キャラが固まり、世界が広がったことでいろんな方向から楽しめるようになったのは大きいんじゃなかろうか。 そうしてわちゃわちゃしてるとどうしたって画面がうるさくなりそうなところだが、本作のメインテーマである「炎」の意匠をしっかりと意識しつつ、バトルにしろギャグにしろ、作画部分での崩れをあまり出さずにクオリティを保っていたのもえらい。davidプロ、やっぱりいい仕事してくれるんだよね。正直、この2期目で普通に好きになったのであわよくばコミックを買ってもいいんじゃないかと思ってるんだけど、3期もあるならこの先の展開は取っておきたい気もするしなぁ……。 とりあえず、3期があるなら是非ともクライマックスでの白装束の活躍を全力で見せて欲しいですね。わたしゃ一番の推しはアローさんなんですが(中の人のこともありつつ)、因果と守り人のペア(島袋・大久保とかいう強すぎるコンビ)も応援したいし、最終回で登場した白装束が日笠だった時には「こんな濃い集団があるかよ!」って思ってしまった。3期、あるといいなぁ。 「メジャーセカンド(第2シリーズ)」 6→6 いやぁ、素晴らしい作品でしたよね。昨今、ここまで溌剌とした可愛い女子中学生が描かれていた作品もなかなかないでしょう。佐倉さん、沢さん、相楽、藤井姉妹にアニータまで、皆さん本当に素敵な女の子。なんならもう1点あげようかとすら思ったんだけど、冷静に考えて「今作を見る最大のモチベーションって、一番がリビドーだったのでは……」ということに気がついてブレーキをかけた。 振り返ると、まぁ、「野球アニメ」としてはそこまでびっくりするようなもんでもないのよね。モーション作画が毎回素晴らしいとか、度胆を抜く展開とアツいドラマが引きつけて離さないとか、決してそんなもんじゃない。何なら試合の筋立てはどっちかと言えば御都合主義で雑だとすら言えたかもしれない。キャラの絡みは毎回いきあたりばったりだし、ミチルちゃんとの再会とか、「これ、もっといいところでの再会もできたのでは?」みたいなもったいなさも感じたりする。そう、改めて考えるに、多分漫画としてもアニメとしても、「まぁ、メジャーだし」というくらいのものだったのである。 しかし、そうした「ふつーの中身」を、アニメでは徹底的に磨いた女の子たちが見事に覆い隠した。試合動画がそこまででもないとはいえ、要所での見せ方は実に周到で、モーションの「キメ」で1枚絵を見せる部分がうまい。そして、その「キメ」ってのが、「女子中学生の溌剌ユニフォーム」なのである。端的に言うと、エロなのである。いや、この子たちにエロスを感じてしまうのは犯罪なのかもしれないが、どうしたって、そうなるんですよ。しかも、このエロスってのが単純に脱いだり迫ったりとかじゃないんですよね。作中で、彼女たちは一切エロいことをしていない。それがなお一層エロい。エロいって書くのが問題だとするなら、それはもっと魅力の「魅力」でも良いかもしれない。さらに、そうして描かれた女子たちが、ダイレクトに「女だから」という壁にぶち当たっていくという身も蓋もない構造が、なおさらに若い奮闘ぶりを飾り立てていく。実に悪趣味な話ではあるが、いじめ抜かれる女の子は、エロいのである。さて、私はこの段落だけで何回「エロ」と書いたでしょう。 まー、本当にひどい感想だと思うが……それくらいに、この作品は研ぎ澄まされていた。是非とも、沢さんと相楽の今後の人生もアニメで見てみたいと思うのであるが、冷静に考えると、大吾が高校に上がったら流石に女子選手とはお別れなのよね。旧作の清水ですらあの状態だったわけで……。佐倉さんにも幸せになってほしいとは思うしなぁ。もう、アニータが何かに覚醒して男子高校生をなぎ倒す展開とかになりませんかね? 頑張れ少年サンデー。
「モンスター娘のお医者さん」 5→6 気づけばすっかりお気に入りになっていた作品だった。今期終了分で言えば、開始時からの好感度の上げ幅で言ったらこれがトップだったと思う。なんでなのかはよく分からんけど。 毎週感想を書いていたのでその都度のテンションの高まりはそっちを確認してもらう方が早いが、単なるゲテモノに終わらず、きちんと「モンスター娘」という設定を活かしつつの交流劇で、独特の世界観が味わいになる作品だった。いわゆるハーレムものに分類されてはしまうのだが、ちゃんとそれぞれの女の子たちがグレン先生に惚れ込む理由は納得できるし、理不尽な恋愛脳になるだけではなく、それぞれの個性を守りつつ、独自のアプローチで恋愛を楽しんでいる様子も微笑ましい。まぁ、アラーニャさんのは楽しんでいいのかどうかよく分かんなかったけど……ティサリアさんの甲斐甲斐しくも凛々しい貴族の交際は、「そりゃ家臣からの信頼も篤いわー」と納得できるものになっている。そしてサーフェさんの純愛っぷり。出会いが複雑だったので後ろめたい部分もあったようだが、途中から当て馬が増えすぎたおかげで隠すこともせずにまっすぐな求愛を始めるサーフェさんが可愛らしく、適度に混ざる蛇のような執念深さとか、奇怪さもネガティブな要素にならずに魅力に転じている。結論は「異種族まとめてよっといで」である。 評価を分ける点があるとするなら、CGを積極的に取り入れたキャラクターデザインが肌に合うかどうか。ちょっと浮いている部分はあったので未だ「硬い」という印象を与えてしまう可能性はあったかもしれないが、個人的にはそのあたりも「異種族であるが故の違和感」みたいなものを表出しているのだと好意的に解釈したい。結局、サーフェの胴体部分はどれだけ溶け込ませようとも人間から見たら「異質なもの」であることに違いはないのだから、そこはいっそ際立たせる方向で見せるっていう演出方針はありなんじゃないかと。やっぱりアラーニャさんのボディだって普通にキモいはずだし。そのあたりを誤魔化さずに真っ正直にデザインを立ち上げ、それをある程度まで世界に溶け込ませてみせたのだから、功罪でいうなら功の方が大きかったと思うのだ。 心配があるとすれば、こういう作品で心のガードを下げられて、マジでモンスター性癖が目覚めてしまう人がいないかどうか。いや、別に目覚めてもいいけども。私は大丈夫でした。何しろ最終的に一番ストレートに可愛いのが人間に近いスカディ様だったから。一個人に摂取できる種﨑成分には限界があるので、用法容量を守って正しく使用してくれ。
「Re:ゼロから始める異世界生活(第2期)」 6→5 改めて、前代未聞の作品であることは間違いないと思う。ただ、ちょっとスタイルに対する比重のかけ方に問題があったが。 まぁ、多分観ている人の大半は感じていると思うが、とにかく救いがない。もともとそういう設定の作品であるし、1期もその徹底した救いの無さが求心力となっていたのは間違い無いのだが、困難が設定されていることによる求心力は、それが解決されるカタルシスとセットであるべきだ。結局ドラマってのはそうして回っていく。スバルの行動だって、もちろん「解決」とのセットは前提になっている。そのために小さなPDCAを積み重ね、ゴールへと向かっていくデザインだ。しかし、そうして組み上げられた全体像が、今回はなんとゴールにたどり着かない。一番美味しい部分が無い。これはアニメシリーズとしてはかなり特異な構造であろう。もちろん分割になっているために尺の関係でそこまでたどり着かなかったという実質的な理由もあるが、本作はそうしてカタルシスを得るまでの「反復」に徹底した重きを置き、その中でどれだけのエンターテインメントを提供できるかということに挑戦している作品である。いわば究極のお預け状態でどこまで人は興奮できるものかを試す実験だ。1期の時には、この実験が見事に成功して、我々は申し分ない恩恵に与った。 2期も構造は変わらないとは言いつつも、1期で自身が設定したハードルがやたらと高くなり、それを飛び越えるためにはより綿密で、重篤で、無慈悲な設定が必要になった。構造上、どこをカットするというわけにもいかず、ただ黙々とゴールへの小目標を敷設し続ける必要がある。そして、その先にあるゴールは未だ見えていない。肥大化した「お預けの規模」がとんでもないことになり、我々は宙ぶらりんで放り投げられてしまったのである。これはさすがに、純粋に楽しめたとは言い難いものになってしまった。出来ることなら、何としても2クールを一気にまとめあげて欲しかったものなのだが……こればかりは世間の諸々の問題が関わってくるので致し方ない。ただ、非常に勿体無いのは、こうしてせっかく敷設した諸々が、ブランクの間にどうしても我々視聴者から抜けてしまうということである。構造が煩雑になればなるほど、我々が取りこぼす要素は増えてきてしまう。いざ帰ってきて最大級のご馳走を持ってきたとしても、我々がそれを味わう術をどれだけ覚えていられるか。知識として覚えていても、これだけ執拗に描いた「体験」としてどれだけ血の通ったものになっているか。そんな心配が出てきてしまうのは、避けられないことだろう。ちょい残念である。 とはいえ、私としてはやはりこの異様な構造を貫き通す製作理念は嫌いじゃない。序盤で作り上げた「ならでは」の持ち味を、妥協して繋げるのではなく、覚悟を持ってさらに磨き上げる姿勢は大したものだ。小説などの別な媒体で一気に受容できるなら、きっと今期放送分のパートだって充分な満足があるのだろう。願わくは、そうした満足が今後に待っていることを。 あ、でも「魔女さん大集合パート」は純粋にご褒美でしたね。そりゃキャラが濃いことはわかってたけど(魔女教徒があれだけおかしい時点で、魔女本人がまともなわけがない)、キャストもみっちりしていて、単なる草原でのお茶会もお腹いっぱいのボリューム。いっそどこかで「まじょさんたちのにちじょう」みたいなスピンオフが展開されるのが見たい。
「恋とプロデューサー EVOL×LOVE」 5→5 とりあえず赤の女王仮説は覚えた。使い方がアレで合ってんのかどうかは知らんけども。(大体あってるんじゃね?) なかなかファニーな作品であった。乙女ゲー原作のイケメンパラダイスなんてどうせNot for meやんけ、と思っていたのだが、そうした予断は割と早い段階でキャンセルされた。各々のイケメンが突飛な超能力を保持した状態でゲームスタート。主人公が小さな制作会社でプロデューサーを務めるうら若き少女であるが、そこかしこで出会うイケメンたちは異能を手にした「進化の先の存在」であり、それらの「種」を巡り人類の進化と存亡をかけた大きな渦の中に少女は呑み込まれていく。そして、いつしか彼女自身が「女王」と呼ばれる特別な存在であることがわかり……。 もう、イケメンパラダイスどうでもいいやんけ。設定だけで見たら立派なジャンプ漫画。イケメン異能バトルは乙女ゲーの中で。アホみたいな黒の組織の存在とか、その都度余計なことに首を突っ込みながらよくわからん理由でイケメンに救助される主人公とか、いちいち展開が大掛かりで笑えるものが多い。そして、イケメンパラダイスとは言いつつもその人数はきっちり4人で固定されており、あまり筋立てが野放図に広がりすぎることもない。ハーレム作品の場合でも、攻略対象3〜4人くらいが1クールアニメだとちょうどいいね。いや、多分4人でもちょっと多いんだけどさ。 でも、今作のイケメンとの関係性は、行きずりやんけ、というほど捨て鉢なものでもなく、割とそれぞれの男どもが主人公のサポートに回りたくなる気持ちは分からなくはない。みんなして異能力者なのでハイパースペックのヒーローが寄ってたかって護りに来てくれる設定もそこまでおかしなものにはなっていないし、何より主人公ちゃんが頑張り屋でまっすぐ目標に向かって戦うことができる人間なので、そのナイトたちにもきちんと大義名分が与えられる。まぁ、結局「選ばれし血統」だから一種のチートものと言えなくもないわけだが、「結局血統で決まるやんけ」っていう文句もジャンプ漫画と同じと考えると、これは立派なバトルアニメだったのである。異能の見せ方も大仰で面白いし、個人的には救いようのない設定だった割に関係性に恵まれてたシモンがオススメ。このCV平川大輔の「すげぇいい人そうなんだけどちょっとタガが外れた時のガチキチっぷり」は実に良いバランスだ。 唯一文句があるとするなら、この内容だったらもうちょいタイトルなんとかせぇよ、という部分だろうか。こんな露骨に乙女乙女してる感じより、もっと厨二パワーを込めたタイトルの方がしっくりくる内容だと思うんだけど。いや、多分ゲーム本編はもうちょいプロデューサー業が大事なんだろうけどね。最近は僧侶やらなんやら、放っておくと職業名が全部エロのメタファーになるから……(メタファーではない)。 |
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Thraxi
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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