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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「アークナイツ 【黎明前奏】」 5

 まだこの時期にも新番チェックは残っているのだよ……。実はあともう1本あるはずです。最近はアニメのカレンダーもだいぶ自由になってきたなぁ。

 変則日程でスタートしたので「準備にすげぇ時間がかかったのかしら?」とか色々と妄想してみるが、蓋を開けてみれば何の変哲もないアニメ。どっからどう見てもソシャゲ原作であり、何ともソシャソシャした雰囲気に満ちている(※そしゃそしゃした [形] いかにもソシャゲであるさま)。なんでソシャゲってこういう若干サイバーな荒廃都市が大好きなんだろうね? 最近でも「ドールズフロントライン」あたりが完全にイメージ被るな。

 おかげであんまり引き込まれる1話目にはなっていない。中華ソシャゲ原作ってことでおそらくそれなりに制作サイドの金回りがよく、アニメとしてのクオリティは決して低くないと思うのだが、しっかりした作画で描かれた世界でも、何も引っかかりがないので1話目としてふさわしいのかどうかはよく分からん。これまたソシャゲアニメでありがちな「1話目の説明で世界設定は何となく分かったけど、それが見たいかどうかは別問題」という状態である。まぁ「説明しすぎて台詞がクソ長い」とか、逆に「何も説明せんから世界がさっぱり見えない」とか、これ以下の導入をやったソシャゲアニメもたくさんあるとは思うんだけども。主人公が記憶喪失だから、説明してもらわなきゃ困るってのは一応世界設定に則って進行してるわけだが、流石にチュートリアルすぎて鼻につくよなぁ。

 まー、本当に1話目は「マニュアルの1ページ目」でしかないので、今後この世界設定をどう料理するかでプラスにもマイナスにもなんぼでも揺れることだろう。正直あんまり期待はしていないのだが、「何故メインヒロインはこんなシリアスな世界観の中でうさみみだったのか」とかがクライマックスで衝撃の事実として明かされれば、多少は注目もできるかもしれない。いや、多分来週あたりでわかるんだろうけどさ(分からなかったらそれはそれで怖いぞ)。メイドカフェの店員だったから、っていうオチだったらどうしよう。

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○「不滅のあなたへ Season2」 ―

 まさかの40年。1期の放送は去年の夏までで、1年の間を空けての再開に「久しぶりだにゃぁ」と思ってたんだけど、作中ではそれどこじゃない年月が過ぎ去っていた。まぁ、それができる世界観なのだけれども。

 この1年で何があったのかはよく分からないが、一応制作スタジオが変更になっているらしい。画面の細かい質感なんかはぶっちゃけあまり覚えていないので特に違和感も感じることなく入っていけたし、なんなら1期の頃からのちょっと掠れたような独特の風合いも健在。制作体制にはあんまり問題はなさそうだけど……作ってるスタジオが「てっぺん!」と同じところだと言われるとちょっと不安か。でもまだ新興のスタジオっぽいし、正直どんな配備なのかはまだよく分からんな。スタッフも一部は引き継いでいるようだし、1期と同様の展開を望みます。

 それにしても40年である。そりゃね、1期のあの事件はいちいち衝撃だったし、どんだけ逃げてもノッカーの脅威からは逃げきれないという状況下で、フシがやさぐれて孤立するのは半ば当然と言える成り行きだっただろう。それだけだったらいいのだが、どうやらノッカー側はそうして停滞を選んだフシと違って、色々と進化も続けているようで……まさかの搦め手により、フシは40年の殻を破って引きずり出される羽目に。そして、その間にも当然人間社会は進み続けている。見事、1話目から2人のヒロインには驚かされましたよ。

 まずはヒサメ。というかハヤセさんだよ! あの女、どう足掻いてもフシへの執着は捨てられないだろうと思っていたが、こんな斜め上の手段で関係を維持しようとしているとは……流石のフシもこれは想定外だっただろう。人間の寿命には抗えぬが、まずは血脈と寄生ノッカーで肉体的にもつながりを維持しようとしている。そして「守護団」という謎の概念でもって精神的なつながりもずっと断ち切らぬままに引っ張り続けたという。無茶苦茶すぎんだろあの女。どんだけ推し活が進んだからって、そんな方法で自分を見てもらおうなんて発想は普通は出てこんぞ。いや、サイコの女王、あっぱれでございます。

 そうしてハヤセの意志がフシにまとわり続けるというなら、フシの仲間の意思だって引き継ごうじゃないか。なんと、颯爽とフシを掬いにきたナイスなおばちゃんおねーさんの正体はトナリ!!! いやぁ、最後に正体を明かされるまで全然気づいてなかったわ……そりゃ40年ありゃこんだけ成長もするわなぁ……。何が悔しいって、ちゃんと中の人は稲川プロのままなんですよね。それで気づけなかったのが本当に悔しい。いい歳の取り方してますよ。

 さて、ここからの展開はどうなっていくのか。フシをめぐって2人のヒロインが争うってことでもないだろうし、そもそもノッカー勢力があるので三つ巴……にもならんだろう。フシという唯一無二の存在をめぐって、人は何を思うのか。やっぱり気になるお話ですわ。

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○「4人はそれぞれウソをつく」 5

 なかなか潔いタイトル。「内容そのまんま」とはいえ、これでタイトルとして成立してる感はあるし、ほんとになろう系のあのクソ長タイトルってなんなんだろうね。

 さておき、こちらはタイトルからもなんとなく内容が分かるが、それ以前にバシバシCMを(芳忠ボイスで)打っていたので先んじてなんとなくどういうアニメかは知っていた作品。原作はマガジンらしいが、まぁ、ギャグの類型の1つなので特にどこが斬新ということもない。やや関係性がねじくれているが、これくらいのドタバタはよくある部類だろう。一応、「4人」のうち1人にツッコミ役をきちっと配置しつつも、それが「バラせない」状態にしておいて視聴者(読者)目線でのみツッコミとして成立するというデザインは良いアイディアかもしれない。

 全体的にみると……なんかこう……「惜しいッ」って感じがあるんだ。ところどころ「フフッ」て笑えるところはあるし、アニメとしても手間を惜しんでおらず、決してなおざりな作りではない。ただ、こんだけ込み入った設定を作った分のペイがあるのかという疑念と、例によって出オチなんじゃねぇかという心配が素直な評価を妨げている。印象が一番近いのは前クールなら「てっぺん!」で(単に宇宙人ギャグだからかもしれんが)、「やろうとしてることは分かるし、ネタもそれなりに作り込んできてるんだけど、それがアニメとして成立するかどうか……」みたいな微妙なラインに立っている。本当にこればかりは感覚的なものな気はするので、次回以降、良い方向に転がればお気に入りの作品になるかもしれないし、どこにも転がらなければそのまま路傍の石と同化していくかもしれない。まぁ、そもそもギャグなんだからそんな難しい顔で観るようなもんでもねぇだろ、という気はするんだが。

 中の人要素はメインの4人がドタバタしてくれればそれだけでいいのだが、作品の成否を握るツッコミ役に佐倉さんを配したのは安全策として良い判断かも。さらに璃奈ちゃん・愛さんコンビがわざわざ虹ヶ咲から出張しているのはファンには嬉しいポイント。全然知らんかったのだが、この2人って一応ユニット組んで歌出してんのね(そんで今作OPも担当してるのね)。せっかくなのでユニットの公式サイト見に行ったんだけど、トップのアー写で「お前ら誰やねん」ってなったわ。

 

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○「弱虫ペダル LIMIT BREAK」 ―

 すいません、白状しますが、1週目見逃しました……。流石にこの体制だもんで、だいたい1シーズンに1回くらいはチェック漏れが発生してしまうわね。しかも変な時間帯のNHK放送とかいうトラップだから見逃しやすいってのもしょうがない。まぁ、完全新作アニメじゃなくて長期シリーズの一部だし、そこまでダメージは大きくないと判断して気にしないことにする。

 まぁ、おかげでよりによって久しぶりに再会した最初のキャラが御堂筋くんだったわけだが……。どうなんでしょうね、放送1話目はこれまでの振り返りとかやってくれたんでしょうかね。前シリーズとなる4期の放送が2018年とのことで、だいぶ久しぶりだと思ったら4年も空いてたのか。とっくの昔に週刊誌を追わなくなったので原作の方がどうなってるのかはさっぱり知らんのだが、Wikiで確認したら現在も連載中、そしてコミックが80巻とか書かれてて……ええぇ……。もうワンピースとかと同じレベルの長期作品になってるんじゃん……。冒険を膨らませることが可能なワンピースならまだわかるけど、最大で3年間という制限がある高校スポーツ漫画で80巻って……何してんだ? 「ドリームス」みたいな超絶遅延展開にでもなってんのか? まー、どんな形であろうが続いてるならすごいことだとは思うが……。

 ただ、そこまで伸びちゃったらもう、わざわざ後から追いかけようという気は起こらんよね。まさに放送中の内容で「後続が先頭集団に追いつく話」をしてたんだけど、無理無理。ザクゥには追いつけませんって。大人しく「そういやこんなキャラもいたかもしれんな……」くらいの付き合い方で生暖かく見守っていこう。御堂筋くんが元気ならぼくはそれでいいです。

 

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○「永久少年 Eternal Boys」 5

 いつものように見たことない新番組だー、と見始めたら、予想外のところで終わって「えっ、ショート?!」と驚いてしまうなど。……そんなことも認識せんで録画&試聴してるのやばいな……。

 でもまぁ、一応「15分枠」ということで最低限の長さはあるので、せっかくだから記事立て。爽やかな青春小説みたいなタイトルしてるので騙されたが、なんと40過ぎのおっさんアイドルたちの営業奮闘記という斜め上のコンセプトを持つオリジナルアニメだった。

 「男性アイドルもの」の時点で私にとってのハードルはかなり高くなってしまうのだが、イロモノだと最初から宣言されているのでそこまで抵抗感はないかな? むしろアイドルものというより「お仕事もの」だと受け取ってもいい気がするので、多少視点は変わってくるかもしれない。キャラクターデザインもなんだかもっさりしてるというか、アイドルアニメにしちゃぁ「薄い」デザインになっているので、華がないといえば残念ではあるが、クドすぎて「これにはワーキャー言う元気ないわ……」みたいな挫折感も無いので、ちょっと前に「リーマンズクラブ」を応援してたくらいのテンションで見守れればそれでいいんじゃなかろうか。

 しかし、こうしてみるとやはり男性アイドルものというのは業が深いなぁ、という気がしていて、こちらの作品の主人公グループ、主人公がリストラリーマンだったという過去以外だと、「元サッカー選手」とか「元ホスト」とか、やっぱり事前の肩書きがあるんだよ。まぁ、アラフォーからの再起ストーリーだからそれが当然といえば当然なのだが、「アイマスサイドM」の時に引っかかった「何故女性アイドルには無い、前職の肩書きで売る展開になるんだろう?」という疑問がここでも根強く残ることになった。単に手っ取り早くキャラを語れるから、と言われたらそうなのかもしれんが。

 イロモノっぽいはずなのに、現実世界の「純烈」みたいなユニットがあるせいでこれもあんまりフィクションになりきらないあたり、まさに事実はアニメより奇なり。

 

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○「うる星やつら」 5

 なんの因果か、新番チェックが2本続けて「ヒロインのブラを剥ぎ取るアニメ」になってしまった。いや、あれはそもそもブラなのだろうか? 見方を変えると、2クール連続で「メインヒロインがずっと水着のままのアニメ」が続いていると言えるのかもしれない。

 さておき、この際だから断り書きしておくと、私はこれまでの人生において、一度たりともこの「うる星やつら」に触れたことがない。そりゃま、概要くらいは知ってるし断片的な映像とか画像なら見たことがあるかもしれないが、まとまった「ストーリー」として受容したことはなく、今回がめでたく初対面ということになる。私にありがちな「超有名作品、実は知らない」パターンではあるのだが……いや、でも年代を考えれば当たり前だよな? 一昔前のギャグ漫画をわざわざ見たり読んだりするモチベーションなんてそんなにないし、接する方法も限られているだろう。わざわざ漫画喫茶で読もうなんて思わないしなぁ。

 あとはまぁ、そもそもサンデー漫画ってんで触れる機会が乏しいというのもあるだろう。私は「らんま」もほとんど知らないし、「犬夜叉」もあんまり見てこなかったので高橋留美子文化自体をあまり積極的に摂取してこなかったわけだが、犬夜叉のアニメ・原作連載時などはちょいちょい見ることもあったし、アニメのおかげで最近は「境界のRINNE」に「半妖の夜叉姫」と、そこそこ接点も出てきた。順番は逆になるが、「RINNEの作者さんが前にやってたギャグ漫画」だと思えば、決して相性は悪くないのかもしれません。まぁ、そんな認識で今作を観ようとしてる人間はそうそういないだろうけど。

 結局さ、ビッグタイトルだってんで話題性はあったけど、いうても「ドタバタラブコメのアニメ化」でしょ? そこまで色めき立つようなこともないんだよなぁ。それこそ「境界のRINNE」が始まった時と同じくらいの熱量で見守ればそれでいいんじゃなかろうか。制作側もプレッシャーはかかってんだろうけど、そこまで肩肘張って作るような作品でもなし。むしろ大事なのは長期間に渡る継続と安定じゃないですかね。プロジェクトがどの程度の長さを見込んでいるのかは定かでないし、ノイタミナという枠を考えればこのまま1年2年やり続けるなんてこもないだろうが、適当な長さで区切って2期3期と続けていく方向でいいんじゃなかろうか。多分、当時の熱心なファンなんて今回のアニメ化にそこまで期待寄せてないと思うよ。

 なんの予備知識も先入観もない状態でみりゃ、まぁ普通のギャグである。いや、でも今から40年以上も前にこの設定を思いついて連載を続けたのはやっぱすごかったのかもしれんな。この辺りから始まった日本の「コミック魂」みたいなものがあるとするなら、その草分けと言われたらなんか納得はできるかも。まぁ、それを今更現代に復元する意味はあまり理解できてないけども。個人的に気にするべきはやっぱりキャスト方面の話だとは思うが、上坂には是非、余計な気負いをなくして自然体でやってほしいとは思っている。どこをどう転がしたって平野文ボイスが出るわけもないのだし、無理に寄せるよりは「上坂流」を貫いたほうが作品の狙いにはマッチしていると思うので。相手がひろCだから、どうとでも受け止めてくれるだろうしね。

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○「恋愛フロップス」 5

 なんだこれ。正直言ってAパートの勢いは嫌いじゃなかった。笑ってしまったのでその部分は素直に負けを認めよう。

 ただ、ほんまに「なんだこれ」である。どういう出自なのかを確認したらよりにもよってオリジナルアニメとのことで、いったいどういう発想で通ったオリジナルなのかがすげぇ気になる。おかげで当然事前情報など何もない状態でのスタートになったわけだが、最初の1人に出会う辺りまでは本当に探り探り。「舞台は近未来で、やりたいのはラブコメ……なのか? いや、純粋にギャグか? それともこの設定はマジなのか? どっちなんだいッ!?」ってなもんよ。2人目3人目と不審な状態が続き、学校に到着して学校名が「キクアヌス学園」だった時点でようやく「あ、ギャグじゃん」ということが確信できる。その上でクラスメイトとの会話などで仕込みもしてあるので、まぁ、このまま単なるエロバカギャグで終わらせるってつもりはないんでしょうね。どう考えても「ゲームの中の世界」でしかない伏線がちらほら張られており、てっきり1話目ラストでそれが明かされるという展開なのかと思っていたが、意外にもそこはぼやかしたままで次回へひいた。もしかしたら「ゲームの中だと思わせておいて、実は作為に溢れた現実世界だった」っていう二重どんでん返しの可能性もあるが。まぁ、なんにせよネタが明かされるまでは「怪しげな世界だなぁ」と思って大人しく見守るしかない。

 このやや不穏な空気も気になるのは事実だし、あまりにもあけすけで馬鹿馬鹿しいエロギャグはそこそこ好感の持てるものなのだが、やっぱりどう考えても「出オチ」という言葉が一番似合いそうな気がしてしまい、「ここからさらに突き抜ける可能性ってあるのか?」といまいち信頼が置けないので加点は控えさせてもらった。このまま5人が並行して話を進めていくなら、さすがにとっ散らかりすぎててあんまり面白い話にはならない気がするんだ。アマガミ形式で1人1人掘り進めていき、セーブポイントまで立ち返るみたいなデザインにしたら、次回からどうなるかは分からないけども。

 制作は最近妙に安定感がありエロバカをやらせると何故か輝くパッショーネ。そして監督は「ソウナンですか?」でもエロバカギャグをやってくれた長山延好。この人の仕事も地味にいいものが多いので、期待したい部分はあるんだけどね。そして圧巻なのがヒロイン勢に並べられたキャスティングであろう。みっく・竹達・りえりー・ひーちゃんにまりんか。ヒロイン度数たけぇ……。ただ、もしかしたら本当に圧巻なのはこの手の仕事をさせたら年齢的なギャップを一切感じさせずに主人公にハマり続ける逢坂良太の存在なのかもしれない。今期も「忍びの一時」とこれで2作品主人公だもんなぁ。それでもあえてヒロイン勢から一番気になる子を選べと言われたら…………。自宅の性悪ロボットかな……。

 

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○「チェンソーマン」 6

 ポチタの中の人がポチなのは狙ってやってるんでしょうか、たまたまなんでしょうか。いや、狙ってるわけないけども。

 立て続けに「アニメに金をかけると美味しい」を覚えた集英社が繰り出す最大級の次弾。……らしい。私はほぼ原作未読なのだが、正直言うと、原作はあんまり好みでない作品である。というのも、そもそも藤本タツキの画があんまり受け付けず、前作「ファイアパンチ」は漫画喫茶で多少読んだのだが、途中で面倒くさくなって最後まで追いかけていない。確かこのチェンソーマンもジャンプで連載が始まったってんで1話目くらいは立ち読みした気もするのだが、当然そこから追いかけるなんてモチベはないので、ちらほらネットで話題になっているのを見ても特に接点は持たなかった。そういえば「ルックバック」は話題になった時にタダでネットで読めるってんで一応読んだけど、あれも何が面白いのかよく分からんかったし……「この作者の芸風は合わないんだろうな」というのでそれ以来はスルーということにしている。

 ただ、アニメになったらスルーするわけにもいかない。こちらもだいぶ話題が先行しており、たとえばエンディングが毎週超有名アーティストが持ち回りで担当してるとか、「そこじゃねぇよ」っていうプロモートかけてるところがやや鼻につく。まぁ、「アニメに金をかけると美味しい」のは集英社の意向だろうから作者の作風とは全然関係ないのだろうけども……今の時代はとにかく話題にされたら勝ちっていう売り逃げ戦略が正しいからなぁ。

 幸いにしてアニメの中身にもきちんと予算は使っている。使いまくっている。ややCGデザインにクセがあって好みは分かれる部分だろうが、少なくとも原作漫画の「合わなかった」度合いよりかは緩和されている。「これ、絶対ジャンプでやる話じゃないよな」っていうお子さん向けじゃない内容も、深夜アニメになってしまえばどんぴしゃりでやりたいことができるだろう。制作はMAPPAだし、これでコケたら責任重大っていうプレッシャーもかかってるだろうから、おそらく大外しだけはしないと思う。あとは本当に内容が肌に合うかどうかだな。わしゃグロも苦手なんじゃが大丈夫かいのう。

 

 

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○「BLEACH 千年血戦篇」 6

 まだまだ続く「なんで今更?!」系作品の1本。確認すると「BLEACH」のアニメがスタートしたのは2004年(!?)、そしてこれが実はなんと8年も続けており、2012年に幕を閉じたとのこと。すげぇ、確かに長いことやってたイメージはあったが、そんな最近(??)までやってたんやなぁ。

 先にお断りしておくとBLEACHに関しては私は全くフォロワーではない。世代的にはズレてない気もするのだが、もうオサレ漫画でしかないという認識が定着していた感があり、「画面が白い」とか「話が適当」とか、基本的にバカにする方のスタンスである。ただ、後輩連中とかに「口上はだいたい暗唱できます」とか、「毎週楽しみでしょうがない」とか、「ことあるごとにBLEACHのキャラが例えに出てくる」とかいう現象が確認され、「もしかして人気漫画なのか?」と戦々恐々としたもんである。一応そうは言いつつも旧作アニメも割と観てた方だとは思うのだが……どうやって終わったのかまったく記憶が無いので、多分最後までは追いかけてなかったんだろう。夕方アニメだったんで生活サイクル次第では流石に無理が出たものだと思われる。

 そんなわけで今回の「再開」についても全く思い入れは無いのだが、改めて深夜アニメとして復活したことにはどうやら意味があるようだ。同じく時間帯を深夜に移したジャンプ漫画といえば「ワールドトリガー」なんかがあるのだが、あれは本当に「枠が動いただけ」という感じ。対してこちらの場合は、元々「夕方のヒーローもの」という古き良きジャンプアニメの伝統を受け継いだ、よく言えば昔ながらの、悪く言えば雑で幼稚なデザインから、思い切り「深夜向け」のデザインに変更されている。まぁ、視聴者層が「かつてファンだった大人たちへ」になるのは当たり前なので、そこに向けてのチューンがあるのは当然だろう。また、当時と比べて最大の違いは、「鬼滅」のヒット以降、集英社は「アニメにちゃんと金をかけると美味しい」ということを覚えたのである。そしてBLEACHという看板には、その「金が成る」権利があると判断したのだろう。改めてオサレアクション&オサレデザインセンスを爆裂させ、これぞBLEACHという見せ方を徹底している。監督は「アクダマドライブ」、そして直近では「夏へのトンネル、さよならの出口」で強いインパクトを残した田口智久。こりゃぁ、やる気ですぜ旦那。

 何が面白いって、リメイクと言ってもいいくらい時代はすぎているのに、流石に「聖闘士星矢」とか「ドラゴンボール」とは世代が違うので、キャストは綺麗にそのまんまでリビルドされていること。例えば霊圧が消えることでお馴染みの茶渡(本人談)は安元のデビュー作と言ってもいいキャラ。今やすっかり一枚看板となった安元が原点回帰した久しぶりの茶渡はなんだか感慨深い。そして織姫役の松岡由貴に至っては半分引退みたいな形で最近はほとんど声を聞いていなかった。ちょっと前に「魔女見習いを探して」であいこをやってて「めっちゃ久しぶり!」って思ってたら、今度は織姫である。今は西暦何年だ。そして、そんなふうに「当時の感覚」での配役なので、たとえば檜山・福山みたいな連中が階級で言えばかなり下っ端の役で平気で出てくる。そして当然、新たな敵キャラはまだ「役を持ってない」若手に割り振られることになり、今回の敵サイドは一護サイドに比べたら、下手したら平均年齢が10歳以上若いんじゃなかろうか。とんでもねぇ連中を相手にしなきゃいけないだろうが、頑張れ若者たちよ。

 ちなみに、最初に登場したのがマユリ様だったのでちょっと嬉しかったです(BLEACHは嫌いだったけどマユリ様ファンではあった)。

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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