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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 延々続くアンジャッシュみたいなコントからの急激な大立ち回り、第16話。やっぱいちいち変な作品である。

 新番チェックにかまけている間、記事立てをすっぽかしてしまっていたのだが、その間にもガンガンお話は進んでいた。「ロリ編」もシアンやクイーン同様に2話で一旦おしまいという扱いになり、先週からはさらに数珠繋ぎに不憫系沈黙ヒーロー「黙殺」さんにバトンタッチ。公式ページのキャラ紹介見てる時から「変な名前だな」とは思っていたが、ちゃんとヒーロー誕生の経緯と名前のつながりに意味があったので、一応は納得。中国語だと「黙殺」に相当する別な名前になってるんでしょうかね。

 前回、そんな黙殺さんの生い立ちと現在の生き様がロリ編のキーパーソンだったロロ嬢と深く関わっていたことが明かされた。なんと、あれだけロリがキーキー言いながら追っていたロロのストーカーは、ランキング5位圏内に食い込むスーパーヒーローだったのである。かつてそのヒーローの能力のせいで家庭をうまいこと維持できなかった黙殺おじちゃん、彼は娘を手放すことになってしまったが、なんの因果か再び愛しの娘を追いかけるチャンスを手にしてしまい、喋れないもんだからそのまま無言のストーカーへと変貌してしまうという不幸。いや、もうちょっとやりようあったと思うのだが、いっぺん親権は失ってるだろうしなぁ。「どの面下げて」という気持ちも分からんではないので、不器用な彼のストーカー業務にも同情の余地はあるか。もちろんロロ・ロリにはそんな情状酌量の選択肢はないため、2人のヒーローが勘違いの末にどんどんすれ違っていくという。

 しかしまぁ、今回の一件で強制的に2人の距離が縮まったのは、父娘の関係性だけを考えれば決して悪いことではなかったのだろう。手帳入りのコートをそのまんま渡してしまうという大ポカは流石にどうかと思うが、ちゃんと自分の気持ちを伝えて娘の誤解を解きたいならいつかどこかで必要だった行程には違いない。最悪のタイミングではあるが、最低限の伝達には成功したのである。しかし、残念ながら今作はこれまでの作風的にコントとハッピーエンドだけで終わるようなこともなさそうで……ボロボロになった元ナンバーワンヒーローを返り討ちにした黙殺だったが、その過程で彼の返り血とセットで何やら怪しい飛沫を浴びてしまう。恐怖因子が云々とかいうてる人がいたし、まぁ、そういう何かなんだろうな……。

 ただ、今作に関しては「伏線だと思ったら伏線じゃない」とか色々と感違いを誘発してる部分もあり、あたしゃ3週間前にストーカーの正体が研究所のギークボーイだと勝手に思い込んでたんだよな。日本のアニメだったらあの構成、あの見せ方はそういう意味だと思ったのだが……その辺の感覚ももしかしたら若干の文化差があるのかしら。だから今後黙殺さんが特に体調に異常もなく父親として関係性を修復できたとしても別に驚かないからな。いや、流石にそれはないと思うが……。考えてみりゃ、どこまでもヒーローたちの勝手な行動に振り回されっぱなしのロロさんほんと可哀想だな。

 

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 ちゃんと人類に有用な薄暗スポットもあるんだな……第15話。おそらく大学中の薄暗スポットに精通してるであろう鮫洲さん、絶えず男を引き摺り込む算段をしているあたりが素晴らしい。

 Aパート、大学のエアコン。……確かにあれはしんどいものだ……おっちゃんは流石に大学でエアコン無しに苦労した記憶はあんまりないのだが(そもそも大学に行ってなかったという話はある)、「近頃の若いもんは」の話をするなら、例えば小中学生の時代まで遡ればエアコンレスの時代だった。いや、どうだったかな、高校は流石にあったっけ? ……いや、無いな。確か受験期に貴重なエアコン付きの図書室や自習室に人が大挙してた記憶があるので、通常の教室にはエアコン無かったはず。まー、夏場の暑さが今とは全然違うし、そもそもあたしゃそこまで暑くない地方の出身なのでなんとか耐えられたが……今の若者にエアコン無しで学生生活を送れってのは無理難題。

 そして大学側も光熱費との戦いは常に真剣勝負なのでそのせめぎ合いが難しいところだ。多分、規模を考えると一元管理のシステムが最新鋭のものであればグッとエネルギー効率が上がって光熱費も下がるのだろうが……大学のシステムってなかなか刷新できないからねぇ。多分桜子たちの通ってる大学もかなりガタがきてる状態なんじゃなかろうか。ただでさえ天空橋みたいな奴らが面倒な負荷をかけまくってるしな。

 だからといって教授サイドがそれを制限する権利もないんだけどな。今回登場したセンセ、CV青山穣のせいで怪しさ倍々。娘さんの名前が泡姫(アリエル)なあたりもなかなか香ばしく、最終的に花月さん熱に浮かされた天空橋によって処断されるのもやむなし。なんでその前段階として「笑ゥせぇるすまん」だったのかはよく分からんが、天空橋はモノマネ上手いな。

 Bパート、なんかもう、半分以上が桜子と鮫洲さんでガチの水耕栽培を検討してる専門番組みたいになってて視聴者置いてけぼり回。鮫洲さんは元々家電店の娘なので機器への造詣が深く、桜子はどっちかっていうと農耕関係の知識があるのだろうか? 互いに大学で学んでいる分野も違うっぽいが、きちんと専門的な話を1つ出せばそれに3も4も返してくれる理解の速さと思考の柔軟性を持っている。ある意味で実践教育を率先して行なっている理想の大学生と言えるのかもしれない。まぁ、その結果がパクチー栽培なのは良いのか悪いのか分からんが(パクチーってそんなに大量に消費するもんか?)、まぁ、最終的に大学のPRにまで繋がったのだから結果オーライだろう。ただ、流石に闇で栽培していたパクチーが認められたからって、大学側が正式に学生の菜園使用を認めるってのは無いと思うのだが……敷地の問題とか安全性の確保とか、大学は色々と保証できるんですかね。まぁ、それも含めて全て「自治」に任せる姿勢か。これまで部室棟でトマトの実績があるんだから大丈夫なんかね。

 そうして大学生が生きるのに必死になっている間、猫型宇宙人たちはそれら知識の中から有用なものを選び取っている。そして、光合成の図案から変な記憶が蘇ってくるムームー。彼はまだ何かを隠しているのか。かつて「つぎはぎムームー」と呼ばれたエージェントだという彼には、もしかしたら身の毛もよだつような過去が……無いとは思う。

 
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○「銀河特急ミルキーサブウェイ」 ―

 おすすめされて不覚にも観てしまったので、ご報告代わりに。正直、「YouTubeで配信してるショート」って毎週おかっけるの煩わしそうだし、自分のポリシーからはみ出るので積極的に観ようとは思ってなかったのだが……何の因果か、ふつーにYouTubeザッピングしてたら候補に出てきてしまいまして。「これ、こないだ勧められたやつやんけ、流石にここまできたら試しに摘んでみるか」って摘んで……現状では3話まで配信してたもんで一気に見ちゃいましたね。いや、一気にっていっても10分そこらなんだけどさ。

 確かにこの謎の空気感はクセになる。何がすごいって、ショートだしギャグなのに、別にアニメとしてショボくは無いんだよ。密度の高いCG描画にあんまり不自然なところがないし、キャラデザの個性もしっかり立ってて見やすい。中国系のアニメでありそうなデザインだけど、ここまで馴染むのはやっぱり日本製だからなのかしら。これ、ほぼ個人制作みたいなノリの作品なのね。今の時代、どこから伏兵が現れるか全く予測できないからほんとに怖いね。まぁ、なるべく伏兵に出会わないように気をつけてるわけだけども……。

 映像とネタ回しが悪くないことは大きなプラス評価にはしてないんだけど、個人的に大幅加点要素になってるのは当然中の人である。1話目はまだ「ダルそうなみかこし最高やんけ」の方に目が(耳が)いってたんだけど2話、3話と続いていくとメインキャラの2人、特に寺澤百花の無気力ギャル口調がどんどんクセになっていく。元々寺澤百花は「ユーフォ」で出会って「負けイン」で大きく印象を更新した役者だったが、ここでも独特な舌っ足らずの発声が実に良い塩梅。相方の永瀬アンナもさすがの呼吸。多分このメイン3人の掛け合いが見たいっていうだけで追いかけちゃいそう。

 
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 次回予告の音声だけをまとめた動画とかどっかにないですかね、第3話。 ……って書いてからググったらふつーにあった。いやぁ、どれもこれも良いものですが……やっぱりわたしとしては理央が一押しですかねぇ。

 卯月のエピソードが意外とすんなり収束して3話でおしまい。まぁ、1期のことを思い出せばだいたい1人あたり3話くらいで推移してたので特別急いでいたわけでもないのだが、此度の一件はこれまでのストーリーの中でも「超常」から一番かけ離れたお話だったため、なんだかどこが山場なのか分かりにくいままに収束した印象ではある。卯月の思春期症候群、結局一言で表すと「性格がまるくなる」ってだけなんだよな。まぁ、それだけの変化でも、少年少女の青春には大きな影響を及ぼすってことがよく分かるわけだが。

 そういう意味では、本作における「症候群」が本当に「病状」の一部として扱われているという特性が顕在化した話だったとも言える。これは花楓の時にも似たような話題を出した気がするが、本作において「超常」はあくまでも副産物であり、主題となっているのはいつだって「思春期」であり、各ヒロイン勢が抱えている種々の悩みである。それが現実にはあり得ない形で発現すれば能力アニメっぽくもなるが、より内面に肉薄した実態を伴えば、それは現実にも起こりうるレベルでの「症状」になるわけだ。今回の卯月は「性格が変わって周りが見えるようになった」という、いっそ「症状」どころか「変化」とか「成長」といってしまってもよいレベルでのお話。それでも既定の路線から大きく外れることなく物語が繋がるあたり、やはりそつのない筋立てだったと言える。

 まぁ、おかげであんまりメインの筋について語るべき言葉を持ち合わせていないのだが……じゃぁなんでわざわざ記事立てしたかというと……①麻衣さんが車運転して送ってくれるのいいな! 姉さん女房なメインカップル。こんなところでも咲太さんは先輩にリードされちゃってまぁ。羨ましいったらないわ。彼氏がバイト代貯めて教習所行こうかどうか悩んでるタイミングで、彼女の方はさっさと免許取ったうえでサクッと自家用車が買えちゃうという。もう、ずっとヒモとして生きていきたい。

 そしてトピック②、なんか……なんか出てきた新キャラのCVがっっっっっっ!

 あ、白状すると単にそれが言いたかっただけです。今作はほんとにキャスティングがエグくてエグくてたまりませんね。早く、早く次回予告に!!!

 
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○「怪獣8号(第2期)」 ―

 正式なスタート前に特別編とか番宣番組とか挟んだもんだからだいぶスタートが遅れたが、ようやく第2期スタート。1期が12話だったけど、2期は何話になるんでしょうね。

 1期であんまりのめり込むことがなかったジャンプ漫画なので、2期だからとてそこまで心躍るものになっていないのは残念だが、基盤部分のクオリティは相変わらず高い。再開1発目のエピソードはその名に恥じぬド派手な怪獣討伐シーンもあり、「この方向性でしっかり舵取りしてくれればいいんだけどなぁ」という期待と不安が入り混じっている。1期はさぁ、最終的にあんまり「怪獣」らしさが無くなっちゃってなぁ。ジャンプ漫画は結局能力バトルに帰着しないとダメなのか……とがっかりしたもんである。

 2期目でその方向性が是正されるとも思わないので引き続き半信半疑で見守ってはいくが、せめて何かしらすっきりする感覚が得られるようなまとめ方を期待したい。

 
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○「ぬきたし THE ANIMATION」 6

 作品に敬意を表するなら点数も69点とか4545点とかにしなきゃいけないんだろうけど、記録がバグるので精一杯の敬意を持ってこの点数とする。「やらない愚図よりヤる阿呆」ということで、まずもって放送が開始されたことを寿ぐとしよう。

 いや、もちろんエロゲー原作ということで詳細はよく分かってないのだが、このタイトルは各所で話題にもなっているので断片的な情報は耳にしており、その特質についてもなんとなくは理解しているつもりだ。我が家はワンランク上のアニメ専門チャンネルがあるので当然「青藍島ver.」での視聴となっているが、今作はおそらく地上波で観る意味はほとんどないんじゃなかろうか。いや、むしろ逆か? ここまできたらもうなんていらないからピー音だらけの音声を聞きながら心の目で観ても一緒か? まぁ、その辺りは各々の視聴環境で判断していただきたい。

 基本的に「エロゲアニメ」というものにあまり価値を見出したことはない。「わざわざ地上波のような制限されたメディアに出てきて半端なものを見せるくらいなら、R-18のフォーマットの中でのびのびやってくれた方がいい」と思っているためだ。本作もそうした視座には立ちつつも、流石に……これをアニメ化したその並々ならぬ労苦については評価せねばならないだろう。なんでアニメ化しようと思ったんだよ。まぁ、話題作だからだけども。しかし、無理だと諦めずに作りきったのはほんとすごいと思うよ……そしてまだ我が国にはこの作品を放送できる受け皿が残ってるんだな……僕ァそれがいいことだと思うんだ。いや、別に「エロくてばんざーい!」とかじゃなくてね。そもそもこのアニメをおかず目的で視聴する人間は普通はおらんやろ。

 作品の特色と言える「男子中高生が全力で考えたみたいなアホなエロネタ」はやはり突き詰めたが故の鋭さがある。もはやここまできたらエロがどうこういうレベルではなく、伝統的な話芸であり高尚なレトリックの1つである「地口」を極めたダジャレの極地。インテリジェンスに富む紳士であるならば、ゆったりとアフタヌーンティーでも嗜みながら、この作品を鑑賞して溢れ出る知性と痴性を堪能できるに違いない。まー、どこまで行っても「バカギャグ」でしかないのでコメディの宿命として合う合わないの問題はあるだろうが(そしてこの作品はその差があまりにも厳然として表れるだろうが)、幸か不幸か私は面白いと思っちゃう側の人間。今後とも、制作スタッフの血の滲むような努力の結晶を見届けさせてもらうつもりだ。何がすごいって、こんなアニメのくせしてクオリティは割と高いんだよ。制作のパッショーネはこないだまで「異修羅」とか「片田舎のおっさん」作ってたとこなんだぜ。そりゃ動画だって荒ぶるってもんさ。監督に長山延好というのも良いチョイスだろう。すいも甘いもエロいも噛み分けて、良い落とし所を見つけてくれることを期待したい。

 あとは普段なら中の人の話になるわけだが……「表の」声優としてはっきり認識できるのは石上静香と三宅麻理恵くらいか。まぁ、こちらの作品は裏名義でのクレジットはなさそうなので純粋に「そっちジャンル」の役者さんが多いと思われるが……別にだからとて質が落ちるとかいうことでもないしな。なんか「喘ぎ声音声専門」みたいなチームがありそうなのがちょっと笑う。「孕めオラァ専門」もいるかもしれない。

 そしてなんといっても主人公役の柳晃平と石上静香の結婚報告な。流石にタイミングも何もかもが完璧すぎて「このアニメのプロモとして結婚してるのでは!?」みたいな失礼な発想すら出てきてしまう。こういうことができるあたりが石上静香の強さよなぁ。「ダイミダラー」「しもせか」、そして今作と3つとも全て主演って、もはや業界の名誉ヨゴレ担当すぎる。

 
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○「うたごえはミルフィーユ」 6

 マクドナルドのパチモンの最大手が「ワクドナルド」であるのと同じように、YouTubeのパチモン最大手って多分「MeTube」なのだろうな、ということをふと考えました。

 前々からCMなどでちょくちょくタイトルだけは目にしていた作品がいよいよアニメ放送開始。アイドルアニメが業界を席巻し、ここ数年でさらにそこに「バンドアニメ」という黒船が来航。数多の声優に音楽活動を強いてきた流れに、さらに新たなジャンルが登場。奇しくも、前クールでは「歌がなくて楽器だけ」のインストバンドアニメがあったわけだが、こちらはその裏を突くように「楽器無しで歌声だけ」のアカペラ歌唱作品の登場である。

 考えてみりゃアニメには「声優」という素材が常に寄り添っており、それを活かす方向性として「声だけの表現」というのはそこまでおかしな発想でもない。アカペラ専門の作品が出てくるには遅かったくらいである(もちろん、声優がみんなして歌が上手いわけじゃないのは重々承知してるけどね)。そして、少なくとも1話目では「なるほどこれは確かに」と納得できるだけの説得力はあった。インストバンドも悪くない、そして、アカペラだって悪くない。

 もちろん、アニメとして放送するからには単なるアカペラライブだけでは始まらない。ちゃんとキャラを作って、シナリオを作って、世界を作る必要がある。本作はシンプルに「部活もの」のデザインをとって女子高生にアカペラをやらせる流れだが、「ふつーの女子高生」というには随分極まったイロモノたちが集まっており、1話目時点でのキャラ立ちは充分だ。特に突き抜けているのはやはりメインヒロイン・ウタだろう。「突き抜けた自己肯定感の低さ、ネガティブ思考」という主人公像のはオタク向けのメディアではちょくちょく登場するものだが、この子は一応現代社会を生きている「リアルな女子高生」であるべきなのに、あまりにもキャラとして突出している。冒頭からしばらく続く「リア充の巣窟すぎて軽音部に全然入部できな〜い」のあたりはギャグとしてもクドすぎるんじゃないかとちょっと心配になったが、その後の部室に引き摺り込まれてからのメインキャラどうしの会話は、「こいつ、マジでこれまでの十数年間をこのマインドで生きてきた、魂レベルでのネガティブ野郎なんだな……」というのが伝わってくる凄まじいものだった。ネタとしての完成度が高く、不覚にも「あんたは?」「低レベルです」のくだりで爆笑してしまった。なんやねんこいつ。さらに部員のイケメン風先輩もキャラが強い。全体的に、今後この部活なら色々と面白い絡みが発生しそうだという期待が持てる導入だった。

 映像についても大きな不備はなく、お話にも歌にも入っていくのに支障はない。制作の「寿門堂」はあまり聞いたことがないスタジオではあるが、佐藤卓哉が総監督を務めるというのである程度の安心感はあるし、スタジオが元請作品を1年以上発表していなかったということで、おそらく今作にかなり時間と労力を割く布陣になっていると思われる。きっちり走りきれるんじゃなかろうか。

 そして注目すべきはやっぱり中の人。このプロジェクトのために集められた人材であり、特に主役のウタ役の子はこれが事実上のデビュー作。なかなか面白いお仕事を見せてくれそう。部長先輩役の人は実写ばたけからの引き抜き、そしてキラッキランランな現役プリキュアの中の人もいる。やっぱ松岡美里のハスキーボイスはこのくらいの音域の方が安心するよね。どこか花守ゆみりを思わせる低音の使い方はクセになります。キャスト表をみるとここにメロロンも加わるらしいので、だいぶきみとアイドル。

 私としては追っかけなきゃいけないプロジェクトを大きく1つ抱えてしまっているのであんまり「アカペライベント」とかまでは追えないとは思うが、せめてアニメ単体では楽しませてもらいたい。

 
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 ロリババアというにはロリでもなければババアでもない、第3話。なんて中途半端な存在なんだ、ナズナちゃん……。

 やー、やっぱり綺麗な作品ですよね。ほんとは1週間前の2話から感想書きたかったんだけど、スケジュールぎちぎちでスルーしてしまった。というわけで、どうしても前回部分で触れておきたかったことを書きますが、新たな吸血鬼・星見キクさんがヤバいですよ。特に声が。なんかもう、とんちきなキャラが多い今作の吸血鬼の中で、ダントツの妖艶さを見せる圧倒的存在感。もう、その声で囁かれたら男たるものコロっと落ちざるを得ないという圧倒的説得力。そして、影に潜むなんとも言えない怪しさ。今作は「夜」をテーマにしながらもどこかあっけらかんとした明るさも持つ作品だが、時折見せるウェットな表情がなんとも言えないアクセントになっており、このキクさんの存在は2期目の展開をグッとウェットに寄せる大きな要因になってきそうだ。特に声が。もう、ずっとそれしか言う気がないくらいにメロメロにさせられてしまう。はー、たまんねぇなこりゃ。

 などと先週考えていたので今週も楽しみだったんですが、残念ながらキクさんは登場しませんでしたね。代わりにその天敵(?)である餡子さんがいよいよ殴り込み。まぁ、こちらも声の説得力という意味では双璧を成すパワーがありますので、登場するだけでウェットからクレイジーまで自由自在ですが。「吸血鬼とその眷属たち」がわちゃわちゃしてるこの作品において、「吸血鬼ハンター」はただ1人陣営を分つ明確な「敵キャラ」である。ただ、そんな餡子の動向にもまだまだ謎が多く、彼女が執拗に吸血鬼を抹殺しようとするモチベの全容は明らかになっていない。おかげで「どの吸血鬼が殺されるのか」もよくわかっておらず、今回はスズシロさんをすっ飛ばしてなぜかあっくんを襲撃。「殺す」と言いつつも即殺じゃなくて何かを聞き出そうとしていたのも気になるところ。「あっくんを眷属にしたのが誰か」をまだ知らなかったようなので、単にそれを聞き出したかっただけなのか。

 「手負いのあっくん」と「スズシロさん」だけだと餡子相手に戦えない可能性もあったが、当然そこにはセリが文字通り飛んできた。これにて3対1となり、餡子もおとなしく(もないが)退散。これまで異様な強者感を出していた餡子だったが、まぁ、その辺の戦闘力は一応人間の範疇にあるということだろうか。あっくんを襲撃した時の縮地みたいな高速移動はだいぶやばそうだったが。とにかく、放っておいたら皆殺しの危険性もあるというので、吸血鬼連中は緩やかな同盟を形成。一匹狼のナズナちゃんにもお声がかかり、「みんな、弱点となる過去の自分を探っておこうね」というびみょーによく分からない結論へ至った。

 大義名分を得たコウはようやくナズナちゃんの過去に触れることができるようになったのだが、当のナズナちゃんに今一つ緊張感がなく、記憶を掘り出そうにも手応えがない。それでも中学生とは思えない洞察力と行動力を持ってナズナを引っ張るコウ君の前には……またまた吸血鬼である。ぶち当たったのはここまであまり前に出てこなかったエロ吸血鬼の1人・カブラさん。この人も声の説得力が相当なもんだが……夜の病院でナース服、ね……。エロいお店じゃなくて? (何度だって確認しよう)

 
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 あのラッミスにも悲しき過去……第3話。いや、前にも言うてたかもしれないけども。この世界の標準的な生まれ育ちがどのレベルなのかが分からんから、ラッミスが特別不幸なのかどうかもよく分からんのだよな。

 1期は毎回追いかけて何かしら書いてた作品だが、2期もそうなるかどうかはまだ決めてない。他の作品との兼ね合いもあるし、2期が面白いかどうかも分からんし。現状は1期から大きく評価を変える理由もないかなぁ、とは思うがいくつか気になる点は出てきている。

 2期に入って一番大きな変化は、ハッコンが断片的にとはいえ、会話できるようになってしまったことである。「主人公が自販機」というとんでもない設定は、さまざまなバラエティ自販機に変身して突飛な商品で戦うアイディアが面白いことに加え、自律行動がほとんどできないという制約も重要な特徴であり、動けない・話せないという不便すぎる状態が周りのキャラクターとハッコンの関係性をつなぐ重要な役割を果たしていた。しかし、いつまでもそれじゃなかなか話も進まないってことなのだろう、1期時点で「念動力」というなんかよく分からないずるいスキルで一定範囲内でものを動かせるようになり、風船自販機を使って多少の移動も可能に。特に「自分で移動できる」はラッミスとの関係性の重要な一側面を低減させてしまうのでちょっと悩ましかった。

 そしてこの度、いよいよ機械音声のつぎはぎという形で発話も可能に。これにて今まではラッミスとだけ魂レベルで対話できていた雰囲気だったところを、周りの誰とでも一定以上のコミュニケーションが可能になった。特に察しのいいヒュールミとはかなりの純度で意思疎通ができるようになっている。このことも、ラッミスとの関係性の特異性が失われてしまうようでどこかよろしくない印象がある。シナリオの要請上仕方のない進化だということは理解しつつも、他の解法が見つからなかったのは少し残念。

 ただ、そこにちょっとしたマイナスは感じつつも、一応は作品独自の面白みも保持されている感覚もある。いや、巨大氷自販機をマスターして圧倒的な質量という「他のもんいらんやんけ」みたいな最強武器を手に入れてしまったのもどうかとは思うんだが、その上で「コンクリ基盤、倍がけじゃぁぁぁぁ!!!!」みたいな「そんなんありかよwww」っていうネタがまだ出てくるところは感心しちゃうし、このアホっぽさはまだまだみてられそう。さらに、「ラッミスとの関係性が希薄に……」と心配しているタイミングで一番濃密な絡みを用意してくれたのも周到なところで、彼女の過去のエピソードから今まで隠されていた彼女の激情を、そしてその流れで「ヒトと自販機」という無茶苦茶な関係性の中で強引すぎるハイパーラブロマンスを。「ヒュールミに頼んで小さいハッコンを……」はだいぶ狂気の沙汰ではあるが、この2人ならこれでもいいのかな、と思えてくるのが恐ろしい。

 さて、こっから更なる進展は望めるかしらね?

 
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