最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
花金なので映画館でも行こうかな、と思って上映リスト見てたら「あっ、やべ、忘れてた!」って思い出したのでちょうど良きタイミングで行ってきた、1年ぶりのVシネクスト。連休中に始まってた限定上映なので、下手したらもうちょっとで終わってたかもしれん、危なかった。一応劇場上映作品なのでネタバレ前に折り返ししておきますが、まぁ、特にネタというネタもなく、かなり王道展開ではありましたね。あ、VSって書いてるけど今回はガチで対決要素はゼロです(ネタバレ)
<ギラさんとか、VS構造組みやすいキャラのくせに……>
PR 展開についていけてません(正直)、第6話。なんなんでしょうねこのアニメ。いや、やりたいことは分かるんだが……どうにも評価に困る。 面白いか面白くないかと聞かれたら、多分面白くはない。表面的に漂ってる変な匂いに未だに慣れていないのが最大の原因だが、なんだか薄ら寒いテンション芸をひたすら塗り重ねられている感じで、会話は終始上滑りしている。ちょっとずつ人間関係が構築されてチーム内での対話に少しは噛み合いが感じられるようにはなってきているものの、それがまだ面白みにつながっていない状態だ。映像についてもCGの悪い部分が先に目につき、特にライブシーンはどうにもそそられない。まぁ、これは楽曲も含めてアイドルとしての方向性が単に性に合わないだけという可能性もあるか。基本がバカを押し出した「キャッチーで楽しいでしょ」路線なので、あたしゃあんまり求めてない文化である。まぁ、駆け出しのアイドルグループってこんなもんだと言われたらそうなのかもしれないので、その辺を「リアル」と言えばそうなのかもしれない。 そうして惹かれる部分はほとんど無いとは思っているのだが、今週も引きは強いんだ。引きってのは当然ラストCパートのたった一言のことで、この「はぁ?」という感覚は3話でも展開された手っ取り早くて確実な話題性の種。悔しいがやはりこういうことをされると気になるのは事実である。いわゆる「フリオチ」としてもよくできており、今回は当然まだ「お当番回」が回ってきてないメンバーを中心とした話になるだろうというのは視聴者側も想像していることであり、主人公のユイナを除けば当てはまるのはチョコとキョウカの2択。そしてキョウカのお嬢様っぷりを積み重ね、彼女の悩みに触れることで「今回はキョウカのお当番回になるのだな」と思わせておいてのラストである。ブラックジャック(袋状のものに砂などを詰め込んだ凶器)でぶん殴られるような、お手軽な衝撃が楽しめる。こうして「フリオチ」の配置を考えれば、普段の薄ら寒い会話ベースにしても「ひっくり返す前の下準備」なわけで、意味があると思えば文句も言いづらい。 また、こうした「とにかく露悪的で強烈な引き」というのは、すげぇ雑に括れば「Ave Mujica」と同種のものだとも考えらる。在りし日のモーティスショックとか、絶対量は違えどショックの種類は通底するものがあるだろう。その上で、今作の「オチ」がなんかイヤな味が強くてどうにも受け入れ難いのは、はてさてどういう理由なのか。 まー、普段の積み重ねかなー、とは思うけどね。「落とすためのガワ」の作りがちゃちくて、ギャップを出したいにしてもインスタントすぎるというのが悪印象の原因かな。どこか依って立つところがないと初めの一歩すら踏み出せないわけで、今作は6話目となる現段階でも、まだベースが掴みきれてないのである。ネタに振り切る展開勝負ってのは、実にハイリスクでハイリターンなものだ。 でもまぁ、ネガティブな言葉を並べてはいるが、「気になった」という事実は覆しようがないし、似たようなフリオチで2回もガツンとやられたのは悔しいがちょっと楽しくもある。どうしても気になるのは、「このままの展開だと同じくらいのインパクトの最終決戦がユイナメインでも待ち構えてないと落としようがないよな……」という部分なのだが、なんとかなりますかね。誰かと小豆島に愛の逃避行する? カサマツ篇、終結、第6話。なんかね、とりあえずこの辺のタイミングで「ちゃんと観てますよ」という表明と、やっぱりちょっとキュンときちゃうところもあったので節目の記事立て。 カサマツラストレース、ウマ娘アニメの歴史を振り返れば、別にそこまで劇的というわけではないレースなんだよ。まぁ、地方なのでどうしたって会場はショボくなるし、終わってみればオグリの独擅場なのでレース的な盛り上がりもそこまでびっくりするようなもんじゃない。ただ、今回のお話を見ていてふと気づいたのだが、今回のレースの動機づけってシリーズ全体を通して結構希少な展開だったんですよ。というのも、ウマ娘シリーズって「新時代の扉」に象徴されるように、ただひたすらウマ娘の本能が勝つために走るっていう大前提があるじゃないですか。今作においてもオグリから迸る野生のパワーとか、マーチの滲み出すような向上心なんかはこれ以上ない例示になっていて、相変わらず「本能と本能のぶつかり合い」のドラマになっている。いつも「単なるかけっこでどう盛り上げるか」と今作に対して問い続けているのも、このモチベーションの部分にすら大きな変化を起こすことができないことも要因だ。 しかし、今回のレースでオグリが戦ったのは対戦相手のマーチでもなければ自分の本能でもない。「勝てば中央・負ければ地方」という条件を出され、自分が愛したカサマツと、そして何より北原との別れを突きつけられたことによって、「勝ちたくない」という自己と戦うことになったのだ。「勝ちたいという本能の否定」は、少なくともアニメ3シリーズを見守ってきた中でも初めての展開である。いや、厳密に言えば我々の心に刺さりまくったライスシャワーの物語がやや近い構造にはなっているが、彼女は「世間の目」という吹き飛ばすべき「壁」が明確だったのに対し、今回のオグリは本当に「自分の都合」での葛藤なのが苦しい。 普通のレース漫画、いや、スポーツ漫画の枠でみれば「試合の盤外で何かしらの条件を突きつけられて苦悩する主人公」なんてのは話作りの基本中の基本だが、こと「ウマ娘」というシリーズにおいては、誰がなんと言おうと1位を取りたいというのが全員共通の目標すぎて、そこを揺るがせにはできなかったのである。 そんな「ウマ娘の基盤」を破ったのがまさかのオグリ。最も勝ちに貪欲で、余計なことを考えないタイプの主人公だと思われていたオグリが、まさかの「しがらみ」に悩まされてしまうというこの展開。これは別に良いとか悪いという話ではなくて、「そうかぁ、これが長期連載を必要とする連載漫画ならではの筋立てなのだなぁ」と妙に納得した次第。本家のソシャゲの方ではこうしたモチーフがどれだけ扱われてるかは知らんが、少なくとも原作漫画を読んだ時点ではその特異性に気づいていなかったので、此度の放送を見て、「既存作品との差」が認識できたのはちょっと面白かった。 まぁ、そんな話はどうでもよくて、とにかくオグリはみんなに背中を押されて中央に行く。大切な仲間、最大のライバルから託されたものをたくさん持って。オグリを引き止める要因でもあったマーチが、最終的に一番のオグリの力になってくれる展開はやっぱりアツい。マーチだけで切り取ると今回のドラマって本当に残酷なのだけど、それでも彼女は挫けないのよね。他方、ノルンはだいぶ挫けてる。こんなにも分かりやすい転げ百合もなかなかないので、なんとかこの先ノルンにも幸せな未来を与えてほしいですね。 どういう世界観なんだよ(今更)、第6話。相変わらず怒涛の展開が続くのだが、今回は(も?)バックボーンがよく分からんから「どゆこと?」という気持ちの方が強かったお話。結局「信頼値」の謎がまだ解けてないのよね。八幡海鈴さんが気にしそうなパラーメータだが。 主人公ヤンチョンは前回子供を誘拐から助けたことをきっかけにヒーローとしての能力(信頼?)を発動。これまでの人生ではずっと「信頼値ゼロ」という足枷をつけて生きてきた彼にとっては初めての出来事であり、憧れの女性・シアチンからも認められ、我が世の春を謳歌することに。いや、シアチンとの関係性はまだそこまで完璧に繋がってるわけではないのだが……間にシャンチャオという微妙な間男(失礼だなヲイ)が入り込んでるので2人のがお互いに好き合ってるかどうかも定かじゃないんだよな。 で、もともと「魂電のスーツアクター」として仕事をしていたところに事件が降ってわいたせいで「魂電の2代目」として世に広まった彼の名声だが、当然、いきなりそんな後追いが出てきて元祖魂電がいい顔をするはずがない。というか、普通に考えてそんなことが認められるわけもない。悪意がなかったとはいえ、ヤンチョンがやってることは他人の威名を勝手に借りての後追い。素顔を晒しているので詐欺行為ではないかもしれないが、いうたら著作権侵害とかそういう問題に関わってくる話。ヤンチョン自身もかつて魂電に助けられて憧れていた側面もあったのだろうし、ここで魂電の活動の害になるようなことをしでかすのは望んではいなかったはずだ。そのくせ、シャンチャオたちとよってたかって「新魂電」を作り上げる動きには逆らっていない。これがこの世界では認められている行為なのか、それとも身勝手な悪行なのかは作品を見ていてもよく分からないのだ。 まぁ、あんだけ大衆から支持を受けてるってことは作品世界内で彼の動きにそんなに問題ないんだろうな。勝手なネームバリューの剽窃なんて、普通に考えたら一発でアウトだと思うのだが、どうやらそれを「悪いことだ」とする認識はこの作品世界には一切無い。これを中国的な権利思想なのだと思っちゃうのは……流石に偏見がすぎるだろうか。なんかこう、「海賊版でも流行ったもん勝ち」みたいな道徳観念が根底に横たわっているようでちょっと抵抗があるのだ。 もちろん、これは現実世界のお話ではないのだから、もしかしたら「そういうことしていい世界」なのかもしれない。特に「ヒーローとして信頼されているスキルの発現」はこの世界でしか起こり得ないことなので、現実の倫理観を持ち込んでもしょうがない。勝手に想像してみると、「人々の信頼に応じた能力が付与される」という世界であるなら、ヤンチョンはたまたま最初に魂電のスーツを着て捕り物に参加したため、「魂電として」認められてしまったという可能性がある。その場合、本人が望もうが望むまいが、彼は魂電っぽい能力しか使えず、魂電(の亜流)として活動するしかない。そして、世の中にそうしたヒーローがいくらかでも存在するなら、何かしらの「継承」制度みたいに、この世界では「勝手に属性を名乗る」ことを悪事だとみなしていない可能性はあるわけだ。まぁ、その場合に今度は元祖魂電の反応がちょっと浅慮だろ、という話にはなっちゃうので、どこかしらほころびはありそうなのだが。 まぁ、とにかくこの世界における新魂電は「無罪」と断言されたのだからこれ以上は考える意味はない。さらに露出が増えていけばますます信頼値が上昇し、お飾りになりかけている元祖魂電を抜き去ってヤンチョンがランキング入りを果たす可能性だってあるわけだ。この世界における世代交代がそう言う形だとするなら、致し方ない話だろうよ。 ただ、やはりそうは問屋が卸さない。最後に狙撃されたのはまさかのシャンチャオの方。これはプロモーターを狙っての計画的な犯行なのか、それとも、偶然シャンチャオがマスクをかぶっていたせいで魂電本人と間違えられてしまったのか……まぁ、どっちにしろやるせない悲劇ではある。あんだけゴツいヘルメット装着してる相手の頭を撃ってくれる狙撃犯、むしろ親切なのでは? 「方言女子が言うならそうなんだろうな」←分かる、第5話。そうなのです、方言女子には、宇宙人ですら説明できない、不思議な力が込められていると思います。ことに私の憧れの地でもある北陸(素敵な声優を多数輩出していることから)の方言ともなると良さもひとしおですね。個人的にはアニメの中で好きな方言キャラといえば、たとえば朝日六花さんとかがいます。あと祐天寺若麦さんも好きです。 前回はサブタイトルが天空橋だったが、今回はちゃんとムームーが戻ってきた。今更気づいたんだけど、番組冒頭に表示されるワーニングがムームーからのメッセージになってて「この作品はフィクションだムー」って書かれてるの、宇宙人が必死にフィクションであることを取り繕って真実を隠蔽してる感があっていいですね。ただ、実際には今回もそこまでムームーの活躍シーンはないのだけども。 Aパート、サブタイ通りにエアコンのお話。どうにも桜子の通っている大学の文化部連中は必要以上に濃い奴らが揃っているらしく、天空橋が外出していても部室棟はほんとに賑やか。今回エアコン修理の依頼に来たやつ、一切自分の素性を名乗ってなかったのだが、衣装と言動からして落研の部員ってことでいいんでしょうかね。なんでそいつらが「子供向けのカードゲーム大会」の主催として動いてるのかは全くわからないですけどね。単に趣味なのかしら。エアコンの修理なんて、家電の中でもそれなりに難しそうな課題で「プラグの断線修理」→「ハンドミキサーのモーター改造」から一気にレベルが跳ね上がる。致命的な故障だったらそれこそ業者に頼まないとアウトな案件だったはずだが、幸いにしてそこまで大したトラブルではなかった。「室外機をないがしろにしたせいで故障っぽくなった」は、実際にあり得そうなレベルのトラブルだったし、これを桜子が1人で解決してみせたのは彼女の成長が如実に分かる良い展開である。まぁ、周りの文化部連中が頼りなさすぎだろ、とは思うが。 そしてそんな中でもダントツの頼りなさを誇るのが、なんとも珍妙な存在であるアキヒロ。そりゃまぁ、男の子だからってみんなして機械に強いわけでもないし、現代っ子だからって最低限の技術力を身につけてるってこともないのだろうが……それにしたって、世捨て人みたいな機械音痴っぷりだった。「アナログなカメラの使い方が分からない」は接点が無ければしょうがないけど、「単三と単四を知らない」は割とやべぇし、「その上で単四のボックスに単三をねじ込もうとする」はだいぶイカレたムーブ。桜子さんも親近感を覚える前にちょっとなんとかしてあげたほうがいい。まぁ、相手役が底抜けの機械音痴だからこそ、桜子さんがゆっくり成長する姿も見栄えがするということなのだろうが。とりあえず、今回の一件で文化部棟全体で桜子の知名度が上がっただろうから、結果オーライということにしておこうか。ちなみに、今作の良きところの1つに「背景美術の丁寧さ」が挙げられるのだが、ことに部室周りの殺伐とした風景は異次元のごとき描写になっているのでこれまた楽しいぞ。 Bパート、突如脳天に穴を穿たれた天空橋。普通に考えたら即死案件だが、ムームーたちの技術力が高かったからか、単に天空橋のタフネスがイカれてるだけなのか、大ごとには至らずにすんだらしい(だいぶ大ごとだろ)。ついに動き始めたムームーの「同胞」の動きは気になるところだが、現段階では分からないことが多すぎるので気にしてもしょうがない。 それよりもレントゲン。これまた「なんかよく分からずに使っている」機能の1つではあるな。そりゃまぁ、X線がなんたるかってことは初歩の化学で学んでこそいるが、冷静に考えるとラジオとテレビとWi-Fiとレントゲンと電子レンジが全て同じ電磁波を運用するための機械で、同じ現象を異なる使い方に回しているだけ、というのもにわかには信じられない話かもしれない。こういう「言われてみれば」を掘り下げてくれるところが今作の面白いところでもあるし、そんな「ほんとだけどなんか嘘っぽすぎる」原理を説明されてテンパるムームーを見るのも面白い。私はね、実際に携帯電話が普及した初期には「携帯電話の電波は人体に悪影響を与えるかもしれない」という言説を完全には否定しきれず、しばらく携帯電話を持ってなかった人間ですからね(今でもスマホを胸ポケットとかの心臓近くにしまうのはちょっと怖い)。彼が電磁波滅すべしと躍起になった気持ちは分かるのですよ。 最終的には電子レンジの便利さには勝てない、という安心のオチではあるんですが、あの勢いで分解されて、流石に天空橋でも修理できない気がするし、できたとしても桜子は実費を取られるわけで……そろそろ家計がジエンドなのでは? 色んなテロをくらってしまった、第5話。Aパートが飯テロ、そしてBパートがホラーテロである。 Aパート、なんでああいう田舎の観光地で売ってるハムとかソーセージっておいしく見えちゃうんだろうというお話。わたしゃ八ヶ岳は行ったことないんだけど、たとえば軽井沢なんかは人生で1、2回行ったことがあるのさ。あとは地元がクソ田舎なので帰省自体も似たようなニュアンスになることがあるし、そもそも住んでるのが観光県なのでいろんなところでそういう「名産品」に出会うことになる。ほんで、すごく欲しくなる。あれってさぁ、すげぇみっともないこと言うようだけどあんまりコスパ良くないんだよね。その辺のスーパーで売ってるソーセージよりは絶対に上手いんだけど、その辺のスーパーのソーセージでもそれなりに満足できちゃうからさ、4倍5倍とかの値段で買うのはどうしても、ね。でも買っちゃう。あの魔力はなんなのでせう。 というわけで、今回は春乃改めハム乃がそんな煩悩を体現したかのように肉類を買いまくる。ついでにうまそうなカレーも食べる。時間が時間なのでダイレクト飯テロ。勘弁してください。数年前まで近所に良きシャルキュトリーがあったからどうしても欲しかったらそこに走ってたんだが、もう閉店しちゃってるから近所でこの欲求を満たすのが難しいんだよぉ。デパ地下とかいくしかないかなぁ……。お腹すいた……。 ちなみに今回のお話で気になったのはたいしょうの存在である。どう考えても猫の行動範囲じゃねぇんだわ。一応、以前彼の行動範囲の広さは示されていたので遠く離れた地で遭遇するというギャグも成立するはするんだが、一度はそこで「飼い主として」名乗りをあげて拾ってロープウェイにまで乗っちゃった猫を、そのまま現地の放置してくるのは責任問題なんじゃなかろうか。まー、すぐ帰ってきてたからなんの問題もないんだろうけども……。みんなが住んでる甲府と清里の距離はざっくり4、50キロ程度だそうです……流石に厳しくね? 余談ですが「清里」という地名には全く縁もゆかりもありませんが、「桃鉄で手作りハムの店がある駅」という印象だけがあります。初期はかなり収益率がよかったのよね。 Bパートはホラーテロ。「この程度の怪談話でテロも何もないやろ」と思われるかもしれませんが、以前もどっかで書いたんだけどわたしゃホラーと名のつくものが全て、超超超超超超苦手。どんな些細な怪談話でもその日の夜に寝る時に支障をきたすレベルなので、今回のお話がギャグじゃなくてしっかり怪談だったせいで充分なダメージを食らっている。怖い。山梨の観光スポットを紹介する作品のくせに、特定のスポットをがっつり怪談に絡めていいのかよこんちくしょう。またバスとトンネルとか定番中の定番だしさぁ……何ギャザリングだよ。今後山梨界隈に行く用事ができたとしても、あのトンネルはできるだけ通りたくありません。……でもなぁ、だいたいのメジャーなトンネルって怪談話はつきものなんだよなぁ……。 怪談のついでに春乃の日常も色々と垣間見られたし、謎の人脈の広さも明かされた。今回登場したクロクマ先生、CVはまさかの羊宮妃那である。猫だったり鳥だったりクマだったり羊だったり、なんともアニマルチックな作品。 結論:みんな猫が好き。猫みたいな上田麗奈はもっと好き。 流石にカップ麺多すぎない? 第6話。もう、どこからどこまでが夢と現なのかがよくわからなくなってくる景色。 だいぶ言及が具体的になってきたかな? 今回は蛇沼院長サイドの掘り下げが多かったおかげで、九龍についての具体的な進展があった。とりあえずこれまでなんとなくぼかしてはきたが、やっぱりクローンの存在は公然の秘密っていう扱いになりそう。鯨井さんとかグエンがその具体例ではあるが、こないだ実験がてら消滅しちゃったおじさんなんかもいるし、案外九龍にはクローン的存在が多く配置されている? そしてそれらを蛇沼院長(もうみゆきちゃんて呼びたくなってきたけど)らは「ジルコニアン」と呼んでいる。なるほど、これまで「ダイヤモンドのレプリカ」として象徴的に「偽物」の代名詞となっていたジルコニアが、ここにきて正式名称として取り上げられるわけか。 そのジルコニアンの作り方もなんとなく説明されちゃった部分で、なんとジェネリックテラ(通称ジェネテラ)には人の記憶が保管されているという。クラウドにデータ保存して管理してるバックアップ装置と同じであり、人が死んだり、記憶を失った場合にもジェネテラからダウンロードすればその記憶は担保されるとかなんとか。そんなうまくいくもんかとは思うが、実際にジルコニアンの記憶がそこから捻出されているのだとしたら、この世界の技術レベルはそれが可能なくらいには進歩しているということ。まぁ、ソフト(記憶)が戻ったとしてもハード(肉体)はどうやって作ってるんだというのは相変わらず気になるところだが……それこそ「クローン」なんでしょうかね? ここでの「クローン」という言葉はあくまでも比喩としての呼称であり、「細胞を培養して物理的に生み出したコピー品」ということまでは意味しないと思ってるけど。 そうして「クローンが作れます、九龍にはそれがいっぱいいます」が事実だと認定されたとしても、実はまだよくわかっていないこともある。最大の謎は、「記憶を残すことが目的のコピー品」であるなら、鯨井さんが九龍以外の記憶を持たないというのはおかしいはずなのだ。元々鯨井Bという「オリジナル」が存在し、彼女がこれまで生きてきた人生をコピーして作ったのが現在の鯨井令子なのだとしたら、彼女の中で記憶の齟齬は生じないはずだし、余計なことをせずとも工藤との記憶はたくさんあったはず。それがないということは、①鯨井ちゃんはクローンとして欠陥品 ②そもそも鯨井ちゃんはクローンではない の2択だと思うのだが……どうなんでしょうかね。それ以外にも九龍城が見えるだの見えないだの、多分ジルコニアンの作り手側にもコントロールしきれてない現象が色々と起こってるんだろうな。 結局、鍵を握るのは工藤なのだ。彼は鯨井Bの顛末を知っているはずなので、それを聞き出すのが一番手っ取り早いのだが……結局その辺はずっとうやむやなんだよなぁ。鯨井さんが直接「私はクローンなんですよね。知ってます」と言ったことにより流石に工藤も一歩前に進む必要が出てきたとは思うのだが、これが2人だけの関係じゃなくて九龍全体を巻き込むような話だったら簡単に決着はつかないし……。カップ麺の味と同じくらいに謎だ。
なんて美味しそうなクロックムッシュ、第5話。今回は実写演出も多めでだいぶ昔ながらのシャフト風味を感じましたね。4:3の画角の昔風作画のクオリティが高すぎる。 もう、ほんとになんなんだこのアニメ(定期)。ほんとにさ、我々の情緒をどうしたいの? ギャグアニメなんだよね? 確かにギャグだよ、面白いよ。でも毎回めっちゃ後味悪いの。いや、悪いってのも違うけども……「えっ、これ、笑っていいやつだったっけ?」って最後不安になって終わんの。こえぇよ。毎回倫理観をぐらんぐらんに揺らして何を考えさせたいの? 道徳の授業なの? これまでのお話では主に「人を殺すということ」を考えさせられ、まともな倫理観を持たないこのはと、それに振り回されていいように死体遺棄の手伝いをさせられながら、どうしようもない依存関係から抜け出せないさとこの悲哀を描いていたが(?)、今回はそこに新たなる恋の鞘当て(??)、ロボ子が追加された。普通に考えたらロボとの入れ替わりなんてのは鉄板のギャグ進行だし、このはが入れ替わりに全く気づかずにロボを重用する様子なんてのも「まったく絆がないのだなぁ」と笑い飛ばして終わりのはず。実際、さとこサイドはショックこそ受けていたが、最終的にはそうして「まったくこのはさんてばァ」ちゃんちゃん、で終わらそうとしていた。 しかし、アニメの演出はそうはなっていない。よりにもよって、今期は健気なロボット女子が奮戦する「アポカリプスホテル」と同時の放送。我々は「人を思い続けるロボット」に対して非常に免疫が低下した状態だ。そんな中、ただただ従順にこのはに従い、尽くし続けたロボ子にどんどん味方したくなるのは致し方ない流れである。というか、普通に考えてポンコツさとこ本人よりも優秀なロボを雇いたくなるのは自然な流れ。ちょっと電気代がかかることなんて大した問題じゃないし、制作者のマリンも別にロボを譲渡することにさしたる抵抗もない様子。それならもう、最強ロボがこのはのサポートに付き、さとこを多少なりとも人間扱いしてくれるマリンの方にさとこがついた方が世界は平和なのである。トータルで「さとことこのは、一切くっつく必要ないよね」が結論になるはずなのだ。一応、百合的脳みそは多少そんな展開を拒否はしてみるものの、そもそもこのは自身がロボとさとこの区別がつかないくらいに薄情な奴だし、もはやさとこがこだわる必要はないはずなのである。 それでもさとこはこのはの下に戻ることに執着した。おそらくマリンとの生活の方がQOLは上がっているにも関わらずだ。それはおそらく、最初に拾ってくれたこのはに対する恩義と一種のインプリンティング、そしてこのはを取られてしまったという嫉妬心からくるものだろう。言ってしまえば割と独りよがりで子供っぽい独占欲。少なくとも今回の話だけをみると、あんまりさとこに肩入れする理由はなくなってしまうのである。そんな状態で、ロボ子はさとこによって「殺されて」しまう。さぁ、視聴者はこの状況をどう考えればいいのか。 タチが悪いのは、そんな状況でもこのはは受け入れて、形の上ではさとこと元鞘になったという結末だ。これで愛着が湧いたロボを殺された恨みでこのはがちょっとでも怒り狂う様子を見せれくれれば「オチ」として清算もできただろうに、このはは「愛するものを殺された」ショックをごくりと飲み込み、次善の「正しい判断」を受け入れる。ロボ子はもはやいないのだから、そうなればサポートについてくれるのはさとこしかいない。だからそのさとこを受け入れて、何事もなかったかのように自分の間違いを認めた。この合理的判断が、このはの本当に恐ろしいところだ。私としては最後の最後まで、この子に理解が及ぶかどうかがとても怖いし、それだけにこの先の展開が気になってしょうがない。 果たして、ロボにだけ話したこのはの事情を、さとこは聞くことができるのだろうか。……できない気がすんなぁ。あ、マリンちゃんは良いキャラでしたね。汚ねぇセリコボイスがたまんねぇこの感覚、「上野さんは不器用」以来ですね。 銀河楼蒸留所へようこそ、第5話。なんやねんこのアニメ(定期)。たった30分のワンエピソードで「駒田蒸留所」やら「Dr. STONE」やら「サクナヒメ」やら、いろんなアニメを飛び越えちゃった気がするぞ。 これまでのエピソードは1話の中になんか引っかかる部分というか、不穏なゾワリポイントが1つくらいはあったものだが、今回のお話は1話でテーマが完結して後腐れもなさそう(気づいてないだけかもしれないけど)。「酒(ウィスキー)」という題材を設定し、そこに描かれるテーマは「時間の蓄積」だろうか。タヌキ星人の来訪によって否が応にも動き出すホテルの、ヤチヨの時間。しかし、タヌキ星人も存外長命な種族だったようで、結局はだらだらと変化に乏しい時間が流れるだけだと思われたが、ついにここでヤチヨにも「変化」を実感できる要素ができた。まぁ、なんでそれがよりにもよって「酒造」なのかはよく分かりませんが。 当方、酒は飲まないのでぶっちゃけお酒をテーマにされてもほんとの意味で真に迫った部分は理解できないかもしれない。ことにウィスキーはちょろっと舐めただけでも「ヒィッ」ってなっちゃうくらいに苦手で、多分アルコール度数があがっちゃうと味もなんも分からない子供舌なので一生理解できないであろう嗜好品である。ただ、煙草と同様に酒も人類が長い歴史で培ってきた文化の一部であることは認めているし、それをテーマとして描かれた作品の美しさもなんとなくは感じている。ぶっちゃけ、今回ヤチヨが挑むタスクは酒造りだろうが温泉掘削だろうがなんでもいいのである。とにかく、「日々を積み重ね、変化した末に達成した」という実績が必要だった。これにより、200年近くに及ぶこのアニメの歴史に楔を打ち込んでいくのが目的なのだから。 「変化」という意味では、冒頭の触手星人来訪の時点でそのとっかかりは見えていた。以前植物型宇宙人が来た時には意思疎通が困難で必死にボディランゲージを駆使していたヤチヨさん。今回はきちんと言語による対話が可能になっており、それはポン子との長い生活の中で「宇宙共通語」を教えてもらったおかげ。作中では特に描かれていないが、やはりタヌキたちのおかげでヤチヨの時は進んでいるのである。そしてヘンテコな触手カップルによって「お酒がない!」という事実に気付かされ(あと独特すぎるコールとババアのよく分からんノリの良さにも気付かされ)、ホテル運営のサブタスクとして「ウィスキー作り」が設定された。多分酒造の難度で言えばまだワインとかの方が簡単だろうし、手っ取り早さで言えば日本酒も候補に上がるべきなのだが、そこは「オーナーのこだわり」というヤチヨさんが唯一守るべきものが最優先にあったがためのウィスキー。まぁ、「格調高いホテル」にも馴染むのでこれはこれで良さげな選択肢。 ウィスキーに欠かせない大麦なんかが日本の風土にどれくらい合うのかはよく分からないが、だいぶ気候も地質も変動しているようだし、何よりもヤチヨさんはオールジャンルで知識と実践を伴うハイパーロボットである。時間さえあれば人類が成し遂げてきた成果はだいたい再現可能なのだ(冷静に考えるととんでもないチートだが)。彼女がわかっていなかったことなんて、せいぜい自身に仕組まれたイースターエッグプログラムのことくらいである。今回のボーナスは「ナイスバディ」。酒を飲む際に、なんとなくそれっぽいボディに変化するので絵的にも安心である。いや、その脇でどう見ても幼児にしか見えないタヌキ姉弟が酒飲んでるんだけど。彼女らはヤチヨさんよりもさらに年上らしいからセーフもセーフなんですけどね。そもそも法など存在しないからね。 今回のお話が非常に清々しいのは、これまで害悪でしかなかったタヌキ連中が(利害の一致があったおかげで)純粋に協力体制になり、ふつーに役に立っていたことが理由かもしれない。ヤチヨさんに寄生するだけの畜生だと思っていたが、ちゃんと家族総出で手伝ってくれる場合は役に立つんだね。流石のヤチヨさんといえど、ウィスキー作りの1から全部始めたらそれこそ10年20年では片付けられていなかっただろう。農作から蒸留所の建築、技術の研鑽に風味の改善まで、ロボではできなかったこともタヌキのおかげで色々解決。ピートを求めて北海道まで行ってくれたり、やはり酒については並々ならぬこだわりがあるのかもしれない。ちなみに「北海道までの道中とかその辺で他の酒類の手がかりはなかったんだろうか」というのは気になる部分だが、まぁ、環境チェックロボから何の示唆もなかったので、多分日本全国満遍なく壊滅しているのは間違いないのだろう。こうなったら北は北海道から南は沖縄まで、全ては銀河楼の庭である。 完成したウィスキー、積み上げられた時間。「時間にも色はある」は蓋し名言。これまでヤチヨさんの目に映ってきた時間が少しずつ色褪せていたのは、やはりそこに変化も発展もなかったせいだ。久しぶりにオーナーの「夢」を思い出すことができたヤチヨさんは、これから先は、先人たちの遺志を乗り越えて、更なるサービス向上を目指してくれることだろう(ハイオクの力で)。……そういやヤチヨさんの燃料ってどこから補充してるんだろう……。 |
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プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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