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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 なんでここに麻美子が!? 第9話。次回予告の音声が能登麻美子だったんですが、作中で別に登場してなかったよね? 次回以降に出てくるキーパーソンなのかしら。

 というヒントも踏まえつつ、シーズンとしてはそろそろ最終回に向けていろんなアニメが締めにかかってくる時期。それはゆるゆるほわほわな今作とて例外ではないと思うのだが、普通に考えたらこの作品のクライマックスは月菜の過去・生い立ちを少しずつクローズアップさせ、今回理事長が思い出していたような「過去と現在の対比」で成長を示す流れになりそうではある。まぁ、そんなメリハリのついた最終回が求められる作風とも思わないのだけども。

 そんなことは一切気にした様子もなく、Aパートの石川さんたちはユルユルである。夏休みが始まり、部活で大鳥と2人っきりのドキドキ部活ライフかと思われたが、エアコンの故障で溶けちゃうミニ月菜ちゃん。可愛い。でもどうなんでしょうね、「流れる水」とか「日光」とか苦手なものが多いイメージの吸血鬼だが、寒暖差に関しては人間と同じような耐久性なんでしょうか。少なくとも月菜に関しては「ダメな高校生」レベルの耐性ではあったな。せっかくの夏休みだってぇのに、なかなか綺麗な思い出を作るのは難しいものだ。

 となれば、やはりイベントごとに頼らなければなるまい。次なる目標は学園祭とのことだが、ここでもまた意外な展開が。なんと、「大鳥が周りの人間から頼られまくる」のである。なるほどそうか、この学校は廃部になりかけたくらいに美術部員が少なく、現在その看板を支えているのは事実上大鳥1人である(月菜の画力がお察しなので)。となると、趣味で絵を描いてる人とかがいっぱい出てこないと、いろんなクラスのイラストレーションの仕事が大鳥に回ってくるは自然な流れ。割とそっち方面の才能として学校全体で評価はされてたんだな。

 おせっかい焼きの大鳥は、周りから仕事を頼まれたら「断る」という選択肢が存在しない。あれもこれもと引き受けて忙しそうに走り回ると、結果的に月菜がほったらかしになり、ママに無視された娘さんは不機嫌そうだ。「私もお手伝いする」と躍起になるが、どこへ行ってもちやほやされてしまうためにあまり人の役に立ててる実感が無いのが悔しい石川さん。外野から見たら「石川さんが来てくれるだけで癒しになるなぁ、嬉しいなぁ」と思ってる連中がいっぱいいるのだからそうした場所への慰問業務だけでも充分役割は果たしているのだが、当の本人がそんなことじゃ納得できないご様子でして。なんとか大鳥と同じように周りから「頼りにされたい」と考えている。

 この辺のすれ違いから作品史上初の「大鳥と月菜のガチ夫婦喧嘩」とかに発展する可能性も考えたのだが、まぁ、大鳥がそんなことするわけもない。多少の話し合いと月菜からのぶちまけがあったおかげで、大鳥だって月菜の不満は理解。あとは彼女の意思を尊重するだけである。「頼る側から頼られる側へ」という大きな志の変化は、それだけ月菜が人と接するようになった証でもある。そりゃ理事長だって目をほそめるでしょうよ。月菜はいうても吸血鬼だし、荷物運びとか見てたら使い方次第では普通の人間よりもよっぽど役立つはずなんだよな。

 どうやら「2人のコミュニケーション不足でいざこざギスギス」みたいな心配もこのカップルには無さそうである。となるとやっぱり「月菜の過去話から云々」が本命路線か。今作であまり鬱々とした話は望まないが、さて……。

 
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 北斗神拳まで使えるのかよこの女……第10話。ちなみに打ち込まれたのはシン(中の人的に一部のゲーム版)である。来年放送予定の新作北斗の拳でシンは遊佐浩二が担当することが発表されているゾ(本作とはなんの関係もない情報)。

 というわけで(?)、一方的に追い込まれていたスカーレット一味。今回改めて周辺諸国との関係図式なども示されて名前が確認されたので、ちゃんと「パリスタン王国軍」と呼ぶべきだろうか。でも周りの4つの国の名前とか覚えるの面倒なんだよな。あのバカ王子がいるヤンキーの国の名前が「ヴァンキッシュ」ということだけ覚えておけば問題はないだろう。他は必要になったら後からおいおいね。

 大聖石の破壊に始まり、テレネッツァが糸を引いていると思しき周辺諸国の揃っての反乱。魅了持ちが相手だとこんなに厄介なのかと辟易するが、彼女の魅了能力はまだどの辺に限界があるのかがよく分かっていない。今回冒頭の犬っころとのやりとりのあたりがすんげぇ適当でよく分かってないのだが、ナナカは魅了でコントロールされてスカーレットの命を狙うために近づいたが、秒でバレてあの状態になった、っていう認識でいいのかしら?あまりに雑だし、せっかく人質としても使えそうなナナカを捕まえたのに、あっさり解放したテレネッツァ側の目論見もよく分からない。まぁ、もしかしたら本当に暗殺できちゃうと期待してのことかもしれないが。流石にそれはスカーレットを舐めすぎじゃないですかね。せめてジュリアスに変身なんてさせずにそのままナナカの姿で戻ってきてればワンチャンあったかもしれないのに。

 そうしてテレネッツァの神通力については確定情報は何一つない状態だが、少なくとも本当に完璧な世界掌握にまでは至ってない様子。反乱した諸国についても足並みが揃ってるわけじゃないし、なんならモチベがそこまで上がってない様子も見受けられるとか。国レベルの動向を動かすほどのものではないということか。そのため、腹芸大好き策謀王子のジュリアスにかかればこんなもんはまだ窮地でもなんでもないみたいで、しっかりと現状を把握し、使える道具立てをフル回転させて打開策を提示。そこには隣国ヴァンキッシュとの関係強化も含まれており、「度が過ぎた腹黒」ジュリアスと「度が過ぎたバカ」のアルフレイムの間で交渉成立。後々の内政に干渉する約束を取り付けて、百人力の戦力を一気に補充。統制の取れていない魔物の群れが相手だったらこれくらいで充分ということなのだろう。その背後にいる人間たちの目論見については……ジュリアスがちゃんと処理してくれるんでしょう。

 というわけでスカーレットは久しぶりに心ゆくまで肉を殴り続けるツアーに出発。見事に肉汁溢れるポークを獲得したのであった。……「姫騎士とオーク」なんて薄い本のエロセッティングの王道でしかないはずなのに……スカーレットさんが相手ではどう頑張っても本は薄くならないようだ。世の同人作家さん、頑張りを期待しています。オークをジャイアントスイングでミスミスさせる女にニーズがあるかどうかは分からんが。しかし、改めて見ると第10話に至ってついに「モンスター退治」ということで、一応既存のなろうの路線に乗せたといえなくもない展開。つまりはあんま面白くない空気が出てしまうわけだが、来週以降も雑魚モンスターの相手し続けるなんてことはないよね?

 

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 ループ世界の恋愛ゲーム展開……第9話。ユーリは時間さえかければ全てのヒロインのルートを合法的に攻略できる最強主人公ではあるな……まぁ、どのルートもエンディングが強制終了しかないのは残念だが。

 起こされた先はついに訪れたグノーシアの世界。ゲーム開始10卓目に至って、ついに狼を引いてしまったユーリだが、人数の少ない卓でこんだけ人外が回ってこなかったというのもなかなかの引きである。いや、誰も均等に配布されるとは言ってないけども。とにかく人狼側の立ち回りや設定が色々と明かされ、その中でも重要なのは(分かっちゃいたが)「初日内通あり」ということですかね。普通に考えたら会議前に密談してるとこなんて見つかったら1発アウトの要素のはずなんだけど、コメットさんってば遠慮なしにがっつり2人内通。あの様子だと沙明との内通は済ませていたっぽいので一応「3人で集まるのは流石に」くらいの分別はあったってことなのかしらね。

 加えて「夜時間に狼がどうやって襲撃しているか」の様子も初公開。今回はターゲットがオトメだったので特殊な演出になった可能性もゼロではないが、どうやら「襲う」というのは別に喉笛に噛みついて殺したりするわけではなく、なんか分からんグノーシアマジックでこの世から消しちゃえるらしい。これまで「狼2匹とか3匹いて自由に動けるなら人数分噛めるやろ」と思っていたが、今回の演出を見る限り、なんかこぅ、「生存しているグノーシアが全員で力を合わせて1人の対象の存在抹消が可能」みたいな設定っぽい。それはそれで意味が分からんが、とにかく一晩に襲えるのはみんなが納得の上で1人ということで確定した。あとは欲を言えば守護天使能力が発動した時にどういう処理になるのかもみてみたかったが……このアニメの間にGJシーンに出会えるタイミングは無いかもしれないな。

 ってなわけで初の狼目線での卓だったが、今回は人狼ゲーム的にもそれなりに成立している、それっぽい試合になった。

 

・第10卓(9話)10人3狼 ユーリ:狼

ジナ釣→オトメ噛→沙明釣→しげみち噛→SQ釣(→ラキオ噛)

初日  占CO〈コメット・SQ〉 

2日目 霊CO<沙明・セツ> 霊結果 沙明● セツ○

占結果 コメット→セツ○ SQ→セツ○

人狼:ユーリ、沙明、コメット 

占:SQ 霊媒:セツ 騎士:しげみち 勝敗○

 

 こうしてみると、連ガありとはいえ10人3狼で初日白なしというのはかなり村人不利なレギュ。狼は対抗出しとけば決め打ちで勝つと問答無用だし、負けてもグレー位置の逃げ切りは充分にあり得るのでやりやすい。そして偶数ゲームでGJがかなり痛い盤面なので基本的には信用勝負路線に行く形になるだろう。

 今回は「嘘が苦手」と自覚しているコメットが占騙りで決まったが、まぁ、人狼が苦手な人はLW任されるより騙りの方がやりやすいという話もあるので、LWにユーリを置いとく作戦は悪くない。沙明は事故って死んだ形にはなっているが、2日目にジナ●を出した理由はよく分からんね。あそこ両白でも良かったけど(結果一緒だったが)。

 ゲーム展開としては「テンパったコメットがうっかりセツに白を被せてしまい、大失敗で沙明を失ったかと思ったがこれが強烈なライン切りとして働いて信用勝負を押し切って勝ち」という結末に(そういや3日目の占い結果ってどうだったんだろう)。確かにこのライン切りは面白い作戦で、観ている私も絶望するコメットを見て「いや、こんな強固なライン切り無いんだからむしろ盤面有利だぞ」と思いながら見ており、ユーリがそこに気づいて活用してくれたのは「ちゃんと人狼してんなぁ」という気持ちだった。まぁ、当然レギュになれてくればこの身内切りも追われるようにはなるのだろうが……偶発的な事故を要素として組み込んで逆利用できるのは狼側の特権なので、それを活用できたユーリは今回MVPで問題ないだろう。ちなみにこのレギュで初日の霊媒潜伏が強いとは思えないので単にセツが戦犯だったという可能性もゼロではないが(結果真占いの結果吸っちゃってるしなぁ)。

 てなことで、コメットとのしっぽりしたピロートーク(ピロートークではない)でグノーシア側の事情もきっちり情報収集できたユーリはゴールにまた一歩近づいた。ただ、今回は「コメットから聞けた話」よりもむしろ「自分がグノーシアになって感じたあれこれ」の方が情報量としては大きかったんじゃなかろうか。今回の一件で、「グノーシアになっても元の人格が根本からひっくり返るわけじゃないし、すげぇ自然に、勝利目標が切り替わるだけ」ということがわかったのも大きな収穫で、以前のシピみたいな「大人しく退場する人狼」がいることもなんとなく納得できる状況である。まぁ、今回のユーリは単にコメットとイチャイチャするために頑張っただけではあるのだが……こういう時に「ループしちゃうからね」という免罪符は便利だし、ついでにセツが「ループごとの役職を全うしなさい」と言ってくれたことも強烈な後押しになっている。まぁ、そうしないと新しい世界が切り開けなくて情報収集が停滞しちゃうからね。

 ちなみに今回はユーリ1人の手腕でラキオ・夕里子・セツといった強敵連中をまとめて説き伏せたという意味でも大きな勝利ではあるのだが、ラキオはまだしも、ここまでの様子を見てると「あれ、夕里子って別に強くないのでは……」という気もしてきた。「コメットが弱い」はどうやらほんとっぽかったので、他の連中の強さのパラメーターもちょっとずつ精査していきたいなぁ。

 

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 まだまだ劇場に行くのです。先月、先々月と続いた劇場アニメ月間、この期間の影響は変な形で尾を引いていて、今作を視聴しに行った一番の理由は「劇場で番宣を何度も見せられて気になっちゃったから」である。普段だったらあまり触れないタイプの作品だしスルーしてたかもしれないのだが、劇場に行くたびにCMが流され、「ほな観たろやないかい」という気持ちになってくる。そう考えると繰り返しのCM発信というのはやはりバカにならないものだ。また、個人的にはそうして何度も劇場に足を運んでいたものだから「劇場で映画を見る」という行為のハードルが下がっている状態になってたってのもあるかもしれない。お金はかかってしまうけど、「アニメファン」としてはこれくらいなら必要経費よね(先月が5本、先々月が6本だからクーポン使っててもだいたい15000円くらいかぁ……)。

 というわけで特に主義も主張も思想もなく観に行った「戦争映画」。折り返し前に一言感想でまとめておくと「身の引き締まる映画」でした。まぁ、やっぱりこういう内容は考えさせられるものね……2時間弱というそれなりの尺をただひたすら鬱々と「戦争の辛さ」を綴っている作品だが、決して「なんでこんな目に」みたいな被害者意識を植え付けられるようなものではない。決して眠くなることもなく、しっかりと刮目して向き合えた時間は、それだけでも貴重な体験だったと言えるだろう。

 

<てなわけで折り返し。まぁ、内容は予告を見て想像できるものではあるが>

 


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 とうとう出たね……第10話。まぁ、そこにおるわな。そうなるわな。

 前回で鬼畜幼女みもりちゃんが退場してしまったせいでもしかしたら視聴モチベが下がるかと思われた今作だったが、全く問題なく、ストーリーは核心へと突き進む。まぁ、そりゃそうだよな、長い長い歴史の中で考えりゃみもりノッカーなんて末端も末端だしな。この世界に潜むノッカーの謎、その中心に鎮座していたのはミズハ、いや、ここはやはり「ハヤセ」というべきなのだろうか。今作最大のブラックホールにして壮大な愛のサーガの最終幕を繰り広げるのは、たどり着いた血の終端、ミズハさんをおいて他にない。

 とはいえ、守護団ノッカーの復活劇の真相はなかなかに酷い。「いや、確かに殺されたんですけどね。なんか頑張って帰ってきちゃいました」って、あんだけ必死に根絶を目指したフシからすると間違いなく「どないやねん」案件ですよ。そりゃぁ血眼になってもっかい絶滅させようと奮闘するのもしょうがない。しかし、ノッカー側にも言い分はあるとのことで。「あの時はごめんなさい、僕らが間違ってました。フシの信念に背かないよう、ちゃんと共存共栄の道を目指しましょう」と彼らは歩み寄る。ただ、フシが普通の人間を完全に理解できないように、ノッカーはノッカーで多少の倫理観のズレは仕方ない。おかげで世を儚んだみもりちゃんや、「自殺願望があった」らしいフウナという同級生も犠牲になってもらうしかなかった。それこそが理想の世界だと、ノッカーは「フシたちから学んだ」と主張している。何が恐ろしいって、その発端となったのがマーチだと言っているところだ。フシに最初の「生き方」を教えた「ママ」。そのマーチの純粋な生き様が、今のノッカーの理念を育んだと言われたら、フシだってそれを無碍にすることが出来なくなってしまう。

 「お互いうまくやっていきましょうや」というノッカー側の主張は、現時点で完全にはねつけることができないものである。もちろん感情面での反論はあるだろうし、フシは前提条件として「共存はあり得ない」からスタートしているのだから和平は期待できないだろうが、だからと言ってノッカー側が間違っているという論拠もまた見つからない。「人の身体を勝手に使うな」という主張に対しては、フシは「お前が言うな」と言われておしまいで、よりにもよってこないだのトナリとの悶着でフシは自分がそのあたりの観念を甘くみていたことを痛感させられている。今現在ノッカーがイズミやみもりの身体を使ってやっていたことが、果たしてフシの生き方とどう違うというのか。

 それでもフシがノッカーを拒絶してしまうのは、もはや刷り込まれた絶対的拒否感からに他ならない。「ハヤセの血」はやはり恐ろしい。いつの時代も、最後の最後にフシを追い詰めるのはこれなのだ。さらに手練手管に長けた現代の守護団ノッカーは、ミズハという少女の想いをそのままの武器にしてフシに迫る。あの時のハヤセと同じように、そこにあるのはただ純然たる愛であり、フシはそれを切り捨てることができない。必死に自分の正しさを探すも、ボン以外には救いを求めることすら叶わない。ミズハの存在がすでに無視できない大きさにまで膨らんでしまっているため、せっかく歩み寄ってくれたトナリにすら、共有できるものがなくなってしまったのだ。全てを取り込み、合一化を果たしたはずのフシがどんどん孤独になり、ただ「1つ」の存在だったはずのノッカーはいつぞやのように版図を拡大している。此度の戦争、ついにフシは過去に類を見ない「包囲網」の中にいるのだ。

 今回はとにかく作画が素晴らしく、1枚画で魅せるミズハの表情が最高に退廃的。あまりにも美少女な化け物にビシバシ追い詰められていくこのシチュエーション、ほんとにほんとに最高です。やっぱNHKアニメは素晴らしい(それでいいのか)。

 
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 疲れたーーーーー。

 自分で企画しといてなんだが、やっぱりこの1年間の積み重ねは結構大変でした。こうなることは分かった上で始めたんですけど。だいたい1回の記事作成にかかる時間は1時間半〜2時間くらいなので、だいたい1年でトータル150200時間くらいは費やしてる計算。まぁ、その分の蓄積は出来たと思いたい。普段から漫然と個別記事を書くだけでは伝わらない、何かしらの声優愛が伝わったと願うばかりである。

 せっかくなのでこの機会に取り上げた100人を年代別にまとめてみたのが以下の年表である。あまり事前に考えていたわけではないが、ある程度満遍なく触れられたんじゃないかとは思っている。

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 大人になんてなるもんじゃない、第10話。大人になったら苦しいことばっかりだってさ。まぁ、あながち嘘でもないが……楽しく生きてる大人もいっぱいいるから安心していいよ。

 運命の「未成人式」が幕を開けたが、今回のお話でその案内役となったのはまさかの柳生田。彼が15歳だった時の苦い思い出からスタートして、この節目となるイベントの悲喜交々を伝えてくれる。基本的には「子供を甘やかそう」というイベントなのだから子供にとってはいいことづくめのはずなのだが、そう簡単には終わらないのがこの世界の難しさ。子供と大人の移り変わりを示す「薄明」の中、さまざまな局面が動いていく。そしてどんな結末でも選ぶのは子供の仕事。大人はただ、それを黙って見ているしかないのだ。

 まず大きく動いたのは我らがニコちゃん。いつも通りのテンションだがお祭り仕様の浴衣姿とアップにまとめたツインテがなんとも可愛らしい。そして立ち居振る舞いもいちいち可愛らしい。この世界ではモブの子は男も女も同様に「モブ顔」で処理されるのでニコちゃんがそれらに比べて特別可愛いのかどうかはよく分からないが、この様子だときっとさぞかし可愛い子に違いない。

 以前から三田に対しては積極的な姿勢を見せていたニコちゃん。未成人式での言い伝えを信じてかどうかは分からないが、この節目となるイベントで三田と何か記念になるようなものを残したかったらしく、以前から身構えていたであろう、ファーストキス計画を強引に実行。あまりにテンパった彼女の態度を見るに、相当な勇気をもって行った行動であることは明らか。女の子にこれだけの頑張りをさせたのだから、もちろん三田は男としてそれを返す必要があるのだが……残念ながら三田にとって「子供とのキス」はそれどころじゃない問題を孕んでいた。何しろ子供と恋愛関係になったら死ぬと宣言されていたのだ、ニコのキスはまさに「死の接吻」になりかねないものだった。

 それでも、三田は生きていた。これが途中経過なのか、それともサンタの言い伝えが単なるでまかせだったのかは分からない。しかし、死ななかったからにはその行為の是非をもっと確かめねばなるまい。人生に初めて訪れたその感覚を、掘り下げなければなるまい。狂ったように「2度目」に至る三田。ニコちゃんもまんざらではなかったが流石に度がすぎた。なかなかうまくいかないこのチグハグっぷりも、実に子供らしいカップルではある。

 しかし、微笑ましい姿も今はここまで、三田のために動いていた柳生田がフミちゃんに接触し、開始の合図は告げられた。銃声に駆けつけてみれば、フミちゃんは10組の生徒を引き連れて総力戦の構え。これまでのサンタだったら絶対絶命の状況だったが……理事長との特訓で手に入れた「黒サンタ」は、今までよりも汎用性が高く(大人も守れて)、子供相手の対応力も上がっていた。子供達にいい夢を届けるのもサンタの仕事。次々に10組を無力化していく黒サンタを前に、フミちゃんは捨て身のサウザンド・ウォーズの構えに入るのである。まぁ、それ自体はサンタにとっても分の悪い話ではないのだが……お祭りの最中で野次馬が増えるのは多分あんまり良くない。がっつり「三田!」って読んじゃった甘矢の発言は大丈夫だったんでしょうかね。サンタはフミちゃんを無力化させるという方策を選べなかったようだが、2人の中で何かしらの折り合いをつけることが可能なのだろうか。

 そして最後の局面、冬村さんとの関係性に結論を出したい小野さんも、薄明の中で必死の訴えを行いたい……のだが、残念ながらすでに「大人」になってしまった小野さんにはそれも叶わない。今回、小野さんはいっぱい喋っているように見えて実はほとんど言葉を発していない。あくまで彼女のメッセージは全てモノローグの範疇。実際に口からは出ていないのだ。言いたいことを飲み込んで、相手の気持ちを優先して。これこそが大人の姿勢。今回のお話でモノローグを垂れ流していたのはもっぱら小野さんと柳生田だけであり、わがままを通さず飲み込んで耐える大人の辛さが嫌でも伝わってくる。その結果、奔放な子供である冬村は、また小野の下から去ってしまう。小野さんの立場はあまりに不憫であるが、それこそが大人の苦しみであると、学園長も訳知り顔で小野を諭すのである。

 どうだろう、大人は辛い、大人は苦しい。大人になんてなるもんじゃない。そんな結論だけで、この世界は終わっていいんでしょうかね。

 

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 最終回を迎えることとなる当企画。約1年間に渡る一人上手のフィナーレを飾る大トリは、事前の宣言通りにこの人である。帰ってくるのだ、さぁやの膝下に。

 さぁやは本人の希望もあり(?)折に触れては「さぁや」呼びするようには心がけているが、あまりに敬意が強いせいがやや小っ恥ずかしく、ブログ内での言及は「大原さやか」とフルネームで書く場合の方が多かったりする。でもまぁ、今日くらいは大っぴらにさぁやと呼んでも良いでしょう。かつて小山力也とのトーク中に「さぁやって呼んで♡」とかいうくだりをしばらくやった後に力ちゃんが「で、大原さんは……」って言った後の「ん?(圧)」っていう流れが本当に好き。圧力の強い声優っていいですよね(100回目に出す結論)

 

 


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 キャストロールの「フナムシ」がなんか可哀想、第10話。一応記録しておくと、フナムシ役は桑原由気と古木のぞみでした。

 炸裂する「ひとでなし」のエゴ。ようやく明かされた汐莉の過去話。これがなんとも「人外的価値観」に満ちたお話でして……今作はゴリゴリの百合をやろうとしているだろうに、人外のものたちの価値観の設定とか、頑なに守ろうとしてる部分がやたらソリッドなのが怖いよな……。この国はその辺に不老不死レベルの化け物がちょいちょい存在しているらしい。

 1つずつ確認していくと、前回までの予測とズレてる部分があるとすれば「比名子一家の事故」と「汐莉の血」に因果関係はなかったということ。てっきり「事故に遭って死にそうになってる比名子を見つけて、汐莉が苦肉の策で自分の血を飲ませた」だと思ってたのだが、実際は「事前に血を飲んでたもんで、比名子だけが家族の中で死ななかった」らしい。ってことで特に命の危機でもなんでもない状況で比名子が人魚の血を飲むセッティングが必要だったわけだが……正解は「なんか、惚れちゃったから」である。ほんと、この人外はやることなすこと一方的すぎる。そりゃミコちゃんだっておかんむりですわよ。

 動物由来でそれなりに出自が明らかになっているミコちゃんと違い、汐莉の発生については本人も分かっていない。こないだ海に行った時に「なんか分からんけど恐ろしいもの」はいっぱい渦巻いていたので、海から怪異が生まれる過程ってのはあまり生物学的なものとは結びつかずにポンと不意に出てくるものなのかもしれない。海に関わるなんらかの人間の情念が結実したのか、はたまた地形的な偶然か、とにかく汐莉はいつの間にか海の上にいた。他の有象無象のあやかしと違い、その段階から明確な自我と理性を伴っており、どこぞの岩礁で生活をし始めたということは、なんらかの「生きるモチベ」がその時点で存在していたのだろうか。まぁ、口減しの子供は遠慮なく喰っていたとのことなので、人間の美味さは知っていたのかもしれないが。

 そうしてちょっとずつ人間界を「外」から観察して知識を増やしていった汐莉だったが、ダイレクトに接触するわけにもいかないので価値観も倫理観も、そして生死観も擦り合わせるのは難しい。偶然一緒に生活した人の子に気まぐれで肉を与えてみたら、それがもう恨み骨髄でして。まーねぇ、なんの断りもなくいきなりの不老不死は、そりゃ重すぎるもんな。私だってノーサンキューだわ。そして、うっかり肉を与えちゃった女の子は思いの外アグレッシブな性格だったようで。「私が死ねない分お前が死ね」とばかりに汐莉のストーキングを開始、戦後には余った手投げ弾を大量に抱え込み、煉獄級戦艦でも沈めたろうとばかりに万歳アタック。さしもの汐莉さんも無事では済まず、しばし活動停止のペナルティをくらってしまった。

 そして流れ着いたのが運命の入江。幼い比名子は当然今のように影を落としまくる陰鬱な空気などまとっておらず、実に素直で快活な幼女であったらしい。食うも食わないもあんまり興味がなかった汐莉さんだが、ポッキーやポテチのハイカロリーを得てみるみる回復。自らの手で比名子をどうにかできるだけの下地はできてしまった。その結果が「このロリ可愛い」である。いわば単なるロリコンであるが、まぁ、彼女なりの「内側に入れてもらえた」という実感は言葉で説明できる類のものでもなかろう。不気味なご面相の自分にも怖気付かずに分け隔てなく接してくれた比名子に、初めての何かを感じた気がした汐莉さん。爆弾少女の教訓を活かせばよかったのに、性懲りも無くまた血を与えてしまった。今度は恨まれないように記憶消去のオプションまで施して。考えようによっては以前よりもやってることの悪どさは増している。でもしょうがない。初めて人間に興味を持ったことの表明が、こんな形でしかできなかったのだろう。人外ができる「歩み寄り」の一歩目は、相当歪んだものになってしまった。

 そうしてたどり着いた現在、不幸な事故のせいで比名子は見る影もない姿になり、ミコちゃんの庇護の下でギリギリ生存している状態。たった1度の人間とのコミュニケーションの願いすらまともに果たせていないことが分かり凹んだ汐莉さんは、改めて願いを成就するために、愛媛の地に降り立ったということである。

 以上のお話、まー、ひとでなしなりに頑張ってるけどそれでもひどいよね、という内容なのだが、こんな小っ恥ずかしい失敗談をミコちゃんに包み隠さず語ってみせたあたり、なんやかんやで汐莉さんも反省とか後悔とかはあるのだろう。信頼できる人外仲間に託す形にもなるが、なんとか比名子に希望を失わせないように望みを繋ぐ。そして当然、懸命なミコちゃんのジャッジは「いいからちゃんと話し合え」である。最初から、そうしてれば色々と解決したかもしれないんだから。

 さて、汐莉はちゃんと同じ目線に並んで比名子と対話することができるのだろうか、そして、そんな汐莉を比名子は受け入れてくれるんだろうか。汐莉のゴールは「比名子が生きてくれる」でフィックスである。当然ミコちゃんもそれは同じ。だとすれば、あとは比名子がこの世界に絶望しなくなれば三方丸くおさまるわけだが……もうちょい導入がまともだったら、いくらか簡単に生きる理由を与えられたかもしれないけどなー。

 

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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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