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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
ノッカーの言動が今までで一番エグい、第7話。いや、これまでのシーズンのノッカーについてあんまり覚えてないんだけども……こんなに露悪的であからさまにフシに対して敵対行動とってましたっけ。とってたかも。 というわけで、ゴリゴリの顕在化してしまったVSノッカーの忌まわしき構図。ことの発端はミズハのママン・イズミの存在からだったが、一気にその存在が明確になったのはデストロイ幼女・みもりからである。前回時点ですでに露骨な敵対意思は見せていたが、隠す必要がなくなったせいか、そりゃもう酷いことになっている。私としましては、当然のことながらこのみもりちゃんのCVが大久保瑠美であるという事実があまりにあまりに大きすぎて、めくるめくるみるみワールドにメロメロである。何しろ寄生前と思われる内気幼女の元祖みもりちゃん、ブリブリに演技をして見せる嘘幼女みもりちゃん、そして悪辣さを隠そうともしないノッカーみもりちゃんと1粒で何度うまいか分かりゃしない特濃るみるみ丼ですもの。美味しい美味しい。ほんと、腹黒キャラやってる時のるみるみってなんでこんなに輝いているんだろう。 これまで映像部分にはそこまで惹かれる部分もなかった作品だったはずなのだが、今回描かれたみもりちゃんの百面相についてはエグい画もバシバシ登場するし、ほんとに画面を見てるだけでヤな刺激が止まらない凄まじい展開。かてて加えて、今作の作者はどういう性癖の人なのだろう。みもりの兄・ひろとしのガチロリコンムーブがだ〜いぶガチ過ぎてヒいてしまうような部分もありつつ、根底にある「新しい妹への家族としての親愛」もどうにも切り捨てることができず、「ノッカーに寄生されてしまった人物の家族」という救いようのないスタンスに憐憫も感じてしまう。なんかね、ヒキニート子供部屋おじさんの解像度がやけに高いのが怖いんだわ。「生活力ゼロのくせになんかチャーハンだけ得意」みたいなとことかね。クズなのは間違いないのに、みもりちゃんが突き抜けてクズの上の次元まで行っちゃったせいでどうにも 憎めないという……この2キャラの強烈さでグイグイ引き込まれてしまいました。 涙なしでは見られない、みもりちゃんの悲劇の人生。本来ならばそこで幕を閉じて哀れな家族が1組生まれただけの話だったが、なんの因果か、死亡したみもりちゃんにノッカーがとりつき、ストーカーの兄にはその悪辣さを隠そうともしなくなった。スカートぺろーんなみもりちゃん、もはやNHKで放送されるアニメとしてはアウトなのでは? もちろんその悪そうな矛先は全てフシへと向けられ、隠す必要がなくなった殺意がこれまで溜まった分マシマシでお届けされる。幼女の手足を草刈機で寸断していくアニメ、マジで何。でもそこで切られた幼女側のリアクションが「にゃーん」だもんなぁ……どうしろってんだよ。 今後はみもりちゃんが抗争の矢面に立つことになるだろうから、刺激はしばらく続きそう。そしてこの新ノッカーの相手だけでも八方塞がりだというのに、さらにフシの頭を悩ませるのはミズハの存在。否、その影にちらつくハヤセという血の存在。ミズハにオーバーラップする形で想起されるハヤセの「愛を教えてあげる」というキラーワード。当時のヤな記憶がフラッシュバックしたせいで思わずパロナの姿になってしまうフシさん。こんだけ長いこと生きてるのに、やはりハヤセの存在だけは確実にトラウマになっているのである。 今後の打開策としては、毒を以て毒を制する以外の選択肢はなさそう。かつての抗争でも遠因になったように、何かしらハヤセの愛がノッカーを打倒するとっかかりになったりしないだろうか。いや、もはや守護団の存在は意味をなさないか……どうすんのこれ。 PR 尽きることなきクリスマス・ファンタジー、第7話。いちいち想像の斜め上をいく世界設定。ほんと、どこまで闇が深いんだこの世界は。 Aパート、まずは前回の始末から。正面切ってドンパチしてしまったサンタと学園長。謎のババア・理事長の介入で一旦は水入りとなったが、その後も同じ空間での生活は続いていくわけで、当然しこりは残っている。そのことを一番気にしたのが関係者で一番の常識人である甘矢。実際視聴者の私だって「これ、甘矢と冬村は学園長から認識されてるんだから、そっから芋蔓式に三田はすぐに捕まっちゃうのでは?」と心配していたわけだが、当事者の甘矢がそのことに気づかないはずもなく(むしろなんで冬村は気にしてねーんだよ)。正論を訴えるお利口なお菓子屋さんだったが、残念ながら理屈が通じないのは冬村だけじゃなく、三田自身も割とわがままだった。「危険があるから距離を置こう」というそこそこ穏当な提案に対し、「絶交なんてヤだ」という子供っぽい理由でシンプル拒否。大人と子供を行き来する三田がメンバーの中で一番子供っぽいってのもなんだか倒錯した状況ではある。甘矢なりには頑張ってみたが、結局強引な三田に押されて負け。仲良し3人組のドタバタは続くことになるらしいです。それでいいのか甘矢。 そしてそんな「赤い大男」騒動の裏で起こっていた事件が2つ。1つは、一旦回収されて保健室っぽいところに収容されていた小野。学園長からは目をつけられたがとりあえず理事長からの許しが出た、みたいな待遇なのかしら。しかし、そんな彼女の身体は単に「大人になった」だけなのだろうか。まるで改造人間の理事長のように血管が浮き走るその手足。彼女の苦しみはダイナミックな「成長痛」なのかしら? そして、そんな大渋学園長に迫られて色々ピンチなのは特捜隊の柳生田。学園長とサンタの激闘なんて、そりゃ「知らんがな」でしかないわけだが、ストレスの捌け口がない学園長からガン詰めされ、逃げの一手として彼が使ったのは「歯の浮くようなおべっか」。んー、これもまた大人ですか……。「そんなん通るわけないやろ」と思われたアホな作戦だったが、なんと意外なことに学園長はそれで矛を収めた。なんでも「オキシトシンが分泌されたらお肌が健康になったから」。……この世界におけるホルモンの作用、色々と埒外すぎてついていけないよ。まぁ、ひとまず苦し紛れの柳生田の口から三田の正体が漏れることだけはなかったようである。そして、ひとまず落ち着いた学園長は次なる策として何やら「二の矢」を放つようである。特捜隊以上に強力な手駒がまだあるのだろうか。 Bパート、一転して子供側の話に戻り、うんこ大好き少女のニコちゃんが再び登場。三田と絡んでいたところで第一印象良好の新たな女の子・生田目二海(フミ)ちゃんと出会った。彼女に導かれるままに迷い込んだのは2年10組という謎の教室。そこはなんと「大人殺し」の子供だけが収容された隔離施設だという。……そうかぁ、確かに前に「子供は大人を殺しても無罪」って言われてたもんなぁ。それを聞いたタイミングでは「あれ、でも前に甘矢は反抗的だってんで学園長から排斥されそうになってたけど……大人に逆らうのはいいの? ダメなの?」と不思議に思っていたのだが、なるほど、「罪には問われないが忌むべきものとして隔離される」が正解だったのか。「そういう場所」があることはこれまでの世界設定からなんか納得だし、そこが学内で「最も危険な場所」と噂されるのも分からんではない。 一見すると人当たりの良さそうなフミちゃんだったが、当然この世界の住人でまともな奴なんかいるはずもなく、サンタへ向ける思いはだいぶクレイジーというかイレギュラー。一度はしらばっくれて逃げおおせた三田だったが、馬鹿正直に正面からリトライしてものの見事に袋の鼠。厄介なのは、今回対峙しなきゃいけない相手がまごうことなく「子供」であるということ。汚れちまった大人相手だったら暴れ放題のサンタだが、相手が子供となると途端に手の打ちようがなくなってしまう。そしてフミからの要求は「親指をよこせ」という的確なクレイジー。これが何を意味するのか、はたまた意味なんてないのかもよく分からないが、サンタにとって望ましくないということだけは分かる。ここにきて語られる「ブーツ」の話も含め、まだまだこの世界にはサンタにまつわるめんどくせぇ設定は残っているようだ。 サンタを救ってくれるのは、お手軽爆弾少女の冬村のみ。こういうところで頼りになるよなぁ。……ちなみに、今回「フミのキャストは伊瀬ちゃんかぁ、くどいなぁ」とかキャストロールを見ていて今さら気づいたのだが、今作の登場人物って全員下の名前に数字が入ってるのね。しかも「1」が一番多くてついで「2」。「3」が入ってるのは柳生田と学園長の大人2人。そしてなぜか冬村が「4」である。これもなんか意味はありそうだなぁ。どうなんだろうなぁ。 劇場アニメ月間は続いていく。こちらの作品についてはもっと余裕を持ってのんびり観ようと思っていたのだが、例によってあっという間に上映本数が減ってしまい、近所の劇場では朝イチとドルビーシネマ、そして夕方の応援上映という構成になってしまったために日曜日の朝イチでいくしかなくなってしまったのである。まぁ、早めに行けるのは別にいいんですけどね。 さて、第1章は1年ちょい前と意外に間が空いてしまったことに加え、「まぁ、こんなもんやろ。悪いとは思わんけど劇場で金払って観るにはちと高い」くらいの感想だった。そのために正直にいうとこちらの2章もそこまで大きな期待を持っていたわけではないのだが……なんだろ、悪くなかったですね。個々の要素については賛否の出る部分もあるが、全体的な構成はこちらの方が好みでした。3章構成で完全に2分割したと思ってた1章と2章でこうもデザインが変わることもあるもんなんやね。予想外のものが出てくる楽しさがあったし、3章がいくらか楽しみにもなりました。
<というわけで折り返し。今作はそれなりにネタバレ注意>
友達未満の百合アニメ、第7話。「友達以上恋人未満」で悩むような作品はいっぱいあるが、「友達ですらない」と思い悩む作品ってのは案外珍しい気がする。 Aパート、「2人で海に行こう」の続き。天気予報をも裏切って鬱々と雨が降る中、海には忌まわしいモノが溜まっている。まぁ、古来より海難ってのは常に畏敬の対象であったし、奇しくも1クール前には「出禁のモグラ」でも似たような存在が人魚(?)の形をとって顕現していたっけ。汐莉さんは「そういうもの」ではないのかもしれないが、今回のミコちゃんとの言い合いからすると「どこかから生まれた妖怪」には違いないわけで、一歩間違ったらあの海の亡霊どもと同じような存在にとどまっていた可能性もあるのかもしれない。抜け出たからこそ「あの程度の存在」と鼻で笑えるが、根底にあるのはもしかしたら「同病」への憐憫なのかもしれない。 もちろん比名子はそんな妖怪の機微なんて分りゃしない。なんだかまずいものっぽいことは直感的に分かるだろうが、「死者」の中には自分の想い人も含まれる可能性があるわけで、むげにその存在を忌み嫌うこともできず。常に「死」に惹かれてしまう比名子にとって、それは忌避なのか、誘因なのか。どうにもはっきりしないところである。そしてそんな比名子の不安定な状態を好まないのが汐莉であり、わざわざ海に連れてきて品質の低下を招いてしまっては本末転倒。色々とケアを施して比名子のメンタルの回復を図る。その過程で彼女がひた隠しにしている「醜さ」に触れてしまったが、まぁ、そこはおそらく汐莉の言に嘘偽りはないのだろう。「ガワがどうなってようが、本質的な中身さえ守れてればどうなってもいいよ」と。その辺りの物言いは実に「ひとでなし」ではあるが……どうも、比名子に対する汐莉の想いって、単なる「食べたくなったから来ました」ではなさそうなのよね……そんな単純な話なわけないもの。色々と匂わせカットも挟まっているが、はてさて汐莉と比名子の間に過去に何があったんだろう。単なる友情物語だとミコちゃんと被っちゃうし、何かまた別な切り口だとは思うのだが……。 残念ながら今はそこの掘り下げはできず、Bパートはなんとミコちゃんからのお誘いで呉越同舟な合宿だそうな。ミコちゃんは正体バレしてるけど「社からあんまり離れられない」は比名子にバレたくないのね。まぁ、もし気づかれると「ミコちゃんが出られないなら私もこの街からでない」とか言い始めて比名子にも制限がかかりそうだからね。その辺をケアして汐莉に任せてるあたりがミコちゃんクオリティの気配り。今回は幸いにして行動範囲内での合宿ということで、まさかのマネージャーにスカウトして3人でのお泊まりイベントとなった。 ただまぁ、マネージャーとして参加した比名子・汐莉と選手として参加しているミコちゃんじゃぁ接触機会にも差が出てしまい……ミコちゃんが思い描いていた「ドキドキ! 比名子と楽しいお泊まりイベント!」にはならなくて残念。全く望んでないのに、ミコちゃんに絡みに来るのは汐莉ばかりである。どうやら2人して「自分以外の妖怪」とあんまり膝突き合わせて話したことはないみたいで、「妖怪だからね」「妖怪ではあるが」とアイデンティティを問うような議論をお互いにぶつけている。「ひとでなし」である部分は認めるしかないという汐莉に対し、「友達だもん」と必死に人間としての生き方を求めるミコちゃん。どちらが正しいということもないのだろうが、改めて、比名子というのは罪作りな存在である。これでもう少し前を向いて生に頓着してくれていればミコちゃんもやりやすかったのだろうが……現状ではまだ汐莉側に都合のいい比名子でしかなさそう。 そうして比名子の所有権を賭けて(?)火花を散らす2名だったが、追加でまた怪しげな人物がエントリー。偶然合宿先で一緒になった微妙に幸の薄そうな女性は、どこか比名子に……ではなく比名子のママンに面影が似てはいたが、汐莉さん曰く「比名子と被っている」というのはあくまでもまとっているオーラの話。これは「死への憧れ」みたいなものが何かを繋いでいるということなのだろうか? でも、もし人外の類だったら出会った時点で汐莉が警戒してるだろうから、何も予防策を講じないで比名子と2人きりにさせているということは、魚類や狐のように危険な存在ではないれっきとした人間ということ……なのかしら? この世界の人外含有率とその識別方法が分からないのでなんとも言えないが……とりあえず、また盤面を掻き回すのは女性であるということだけが重要。この世界、マジで男が存在しないんじゃないか?(比名子のおとんはいたやろ) 富田美憂。「ミユ」の「ユ」の字は「優しい」じゃなくて「憂鬱」の憂。間違いやすいので要注意。どういう意味があるかは知らん。せっかくなので「ミユ」と呼んでみたいところだが、あんまりそういうチャンスもないので普段はフルネームで「富田美憂」としか書いてなかったりする。「富田」だけだと特定できなそうな気がするのだが……まぁ、声優業界では富田耕生氏(故人)がパッと思い浮かぶくらいで、他には声優としては天堂真矢専属(?)の真帆姉がいるくらいなので「富田」でも大丈夫かもしれない。呼び慣れてないのは、若手声優はもはやアニメ以外で触れる機会が少ないせいだ。 ちなみに当企画においては惜しくも数ヶ月差で羊宮妃那に競り負けたが2番手の若手だったりする。……え? この子まだ26なの? なんなのその貫禄。
花の週末、エンジョイ金曜日。というわけで、以前ちょっと言及したけど11月も劇場アニメが花盛り。そんな中でまず真っ先に試聴すべきは何か。まぁ、当然これですよね。現在は元祖シリーズをテレビ編集版で放送中で、そちらもゆるゆると楽しませてはもらっているが、やはり劇場版のボリュームはまた別格。さぁ、楽しんで参りましょう。2時間たっぷりのめくるめくエンタメ作品のスタートだ。
<以下、一応ネタバレ注意。今作は一応謎を追う物語ではあります>
王侯貴族しか登場してないはずなのに、どこか全キャラ人間性が卑しい、第6話。まぁ、これこそが作者の人間性が表れてる部分なのだろうな……本人も反省(?)しとるしな……。 ヨミ事変も一段落し(?)、平和が訪れ……るわけもないイアナ周辺。試しに下町に出掛けてみて再確認するのは「自分が悪役令嬢なのだ」という自己責任以外の何ものでも無い事実。ただ、世の中に「悪役令嬢」なんて多数の部下を使いこなして主人公を追い詰める手練手管を持つものだという認識なのだが、残念ながらイアナ・マグノリアにはそんなバックグラウンドすら与えられていない。ただひたすらにコノハを苛む存在だったためだろうか、彼女の周りには取り巻きはおらず、ただよくわかんない理由であらゆる人間から忌避されるという事実だけが残っている。こういう「悪役令嬢」も結構珍しいと思うんだけどね。これで本人が高慢ちきな悪役ムーブを維持できるだけのメンタルがあれば別に良いのだが、中身が単なるインキャの佐藤コノハになってしまうと、この孤高の存在が「ぼっち」へと早変わり。哀れ、宴会に行っても壁の花となってしまうような「コミュ障悪女」という新ジャンルが確立するのである。 しかし、世間的にはすでに設定された「悪女」というレッテルだけが一人歩きしており、ほとんどのものは避けて通るだけだが、世に中には正義感からそんな「悪女」に絡んでくる人間もいるという。今回追加された男性キャラのシャノウ・クレマチスはその筆頭で、裏から寝首をかこうと狙っているどこぞの暗殺者と違い、真正面からイアナの悪行を糾弾しようとする正義の人。ただ、残念ながらその性格にやや難があり、職権を飛び越えて私怨からイアナに手をかけようとしかけるダイレクト死亡フラグ。多分世の中にはこういう存在もたくさんいるのだろう。自宅ではソル&ヨミという鉄壁の防御があったおかげで命拾いしたが、一歩外に出ればコノハなんかよりもイアナの方がよっぽど命を狙われそうである。結果的には悪役イアナさんも3人の男からあの手この手で命を守られる存在になってしまっており……果たして今の状況は不幸なんでしょうかね? というわけで試しに家の外に出てみよう。コノハの嘆願もあって社交界へと飛び出したイアナたち。相手先が「やたらと若さと美貌にこだわる熟女」という時点で「最近巷を騒がせる美少女失踪事件」が気になってしょうがないが、現段階ではイアナも何も思い出せないらしいので気にしてもしょうがない。今のところはコノハも楽しげにしているし、頑張ってお外に出てきた甲斐もあった……のかしら。イアナさんは天敵である狂犬警官とバッティングしそうでヒヤヒヤものだが、ありがたいことにそれ以外にも新しい出会いはあった。世間知らずっぽい新たな女性キャラ・メノアさんが登場(CV小澤亜季)。最近はずっと野郎キャラばかりが追加されてちょっと辟易していたので、これでもう少し女性同士の絡みが増えることを希望します。ほら、ちょうどコノハさんが胸元ぱっかーんと開いたエロいドレス着てますし……。この世界のドレス、割と痴女風味あるよな。これも作者の趣味か。多分そうだよ。 はーーーーーー、なんだいこりゃ、最高だね! 第6話! 今作で見たいものが一気に溢れ出した気がするよ! たまんねぇや! 今作の良きところは、百合アニメのように見せかけてギリギリ百合アニメじゃない(ふりをしている)ところなんですよね。あくまでも双見と佐藤さんの関係性は「漫画家と編集」。そこにあるのは仕事上の関係で、2人の間で行き交う感情も基本的に「ビジネスとしての」ものである。ただ、当然見てる側は(そして作ってる側も)その関係性の上に別な意味をコテコテに乗せているわけで、その部分の味が強まれば強まるほどに良きものになっていくわけですよ。もー、今回は2人の顔見てるだけでも大満足ですわ。 恋の鞘当て、お話を動かすのに一番手っ取り早いのは「恋のライバル」を出すこと。単なる2点間を結ぶ線分じゃぁ動かしづらいが、サブタイトルにある通りに三角形を作ってやればその広がりは次元を越えるわけで。漫画家と編集の間に突っ込む3点目というなら、そりゃ別な編集者になるのは当然の成り行き。そんでこの「別な編集」ってのがまたなんとも濃いキャラでね。特に2週続けてびっくりしたのはキャスティング。声を聞いて「どっかで聞いたことあるしめっちゃ特徴あるのに分からん……誰だっけ?」って悩み続けてキャストロールで答えを確認したらまさかの小松由佳である。直近でスキャンティお姉様であれだけ聞いてた声だ。なんでこんだけ若々しい作品にぶっ込んでくるキャストが画伯に続いてスキャンティお姉様やねん。キャスティングしてる人間の癖が強すぎるが、いいぞもっとやれ。 声だけじゃなくて人格もなかなかに強い新編集者の瀬戸内。まぁ、「最近頭角をあらわしはじめた若手漫画家に編集がアプローチをかける」なんてのは仕事として全然おかしなことではないのだから単なる「仕事熱心な編集者」な可能性はあるのだが、問題は佐藤さんとの関係性。今のところ瀬戸内→佐藤の矢印の中身はさっぱり分からないが(演出的にはあまりプラス方向の矢印には見えないが)、とにかく何かしらの強い感情を佐藤に対して持っているのは事実だろう。そしてもちろん、瀬戸内は双見が佐藤の秘蔵っ子であることを理解して横からちょっかいを出している。もう、この時点でまごうことなくラブ・ウォーズである。 面白いのは、普通であれば漫画家サイドは「新しい編集から誘いが来たぞ!」なんてのは(受ける受けないは別にして)自分のネームバリューが上がった証なのだから喜ぶべきなのだが、残念双見は「知らぬ編集に声をかけられてしまった」と怯え、「このままでは不倫になる」と震えている。余計なちょっかいを出す梨田のせいもあり、まるで新しい仕事を受けるのが最悪の選択であるかのように考えているのだ。まぁ、そりゃはーさんにも怒られるだろうし、プラス要素が薄いのは事実ではあるが……仕事ができるならそれはそれで嬉しいことだけどね。 しかし、今回ばかりはこれが(たまたま)双見の被害妄想ではなかった。双見がいつも通りに見当外れの心配から「不倫だと思われる」と怯えている裏で、佐藤さんも「NTRれた気分だ……」と同じようなことを考えていた。瀬戸内との関係性のせいで偶然生じた状態ではあるが、この時点で双見と佐藤さんの気持ちが完全にリンク。互いを思う矢印もばっちりつながっている。ただ、双見はそうした妄想に慣れているので(?)いつも通りにテンパるだけだが、佐藤さんの方はこれまでこんな気持ちになることはなかった。回想シーンで描かれたのは、佐藤さんが本当に真剣に双見の連載を立ち上げてくれた思い出。単なる「手駒の1つ」じゃなく、佐藤さんにとって双見は特別な存在なのだ。だからこそ、恥を忍んでわざわざ直談判に赴き、事実上のプロポーズみたいな暴挙にも出たのである。 ハイ優勝、ハイ最終回。もう、相思相愛のトゥルーエンドでいいじゃん。いちいちコロコロ表情を変える佐藤さんが今までになく可愛らしくてね。なんかもう、ただ一心に爆発してくれと願うばかりですよ。こういう景色を、ずっと見せてくれたらいいのです。 ただね、そうなるとはーさんというもう1つの「点」も気にはなるんだけど……彼女は彼女で、私が好きな「主人公の幸せをただ陰で願うだけの利他の化身」みたいな存在なんですよ。ツッコミも、スケジュール管理も全部やってくれるスーパーアシスタント・はーさん。なんとか彼女にも幸せな結末を迎えてほしいとは思いつつも……今は佐藤さんとのゴリゴリの結びつきを確立させよう。梨田じゃねぇけど、さっさと結婚。(仕事上の付き合いだっつってんだろが) 子育てについて真剣に考えるアニメ、第5話。……そのテーマ自体は別に良いのだが、問題はその親も子も全て高校生だという部分である。 Aパート、「吸血鬼ちゃんと楠木さん」。これまで佐久間さんに次ぐお友達枠2人目として顔は出してたし、ちょこちょこ台詞もあった楠木さんだが、ここでようやくスポットが当たって人となりが細かく紹介された。ちょいとぶっきらぼうな物言いをする人ではあったが、佐久間さんと知り合う前はもっと極端なキャラだった様子。猫を通じて親友と呼べるまでになり、今また新たに、その友達の輪に月菜も加わろうとしている。 佐久間さんのようにとち狂った設定もなく、かなり常識人な楠木さん。何故そんな彼女に改めてスポットが当たったかといえば、それは「外野から見て現在月菜周りの状況がどうなっているのか」を提示するため。普段から大鳥たちが月菜に接している様子は見ている楠木さん。そろそろ月菜もとっつきやすくなってきたし、元々世話焼きのタチなのだろう、保護者がいなくなっておとぼけ連発の月菜を放っておけなかったようで、ここにきて積極的な関わり合いを持つことに。さらに保護者枠が1人増えるだけかと思ったが、月菜がぐう聖の大鳥・佐久間両名に甘えているだけだと指摘、もう少し規律だった子育てが必要であると主張するに至った。まぁ、教育だの子育てだのいうても、相手は同い年の高校生のはずなんですが……でもあの月菜を見てたらしょうがないね。 これまで当たり前のように行われてきた吸血行為。最初は「うまく吸えない」ことにコンプレックスを抱いていた月菜だったが、最近は経験を積んで多少は上手くなったと自負を持ち始めた。そこで外野からやってきた楠木さんについても喜び勇んで食いついたわけだが……痛かったらしい。かーなり痛かったらしい。これは楠木さんが特別痛がりというわけでもなかろう。その自覚があったらそもそも血をあげる提案なんてしないだろうし。ということは、ふつーに「月菜の吸血は上手くもなんともなかった」という結論になり、過去数話分の練習はあまり結果を出せていないという悲しいお話に。まぁ、ほんとに甘やかされてただけだしな……ちなみに大鳥が痛くないと思っている理由は「①ほんとに大鳥が痛みに対してありえないくらい鈍感」「②かわいさ余って痛さゼロ倍、月菜の吸血姿がかわいすぎて大鳥(と佐久間さん)は痛みを感じることすら忘れている」の2つが考えられるが、まぁ、後者なんだろうな。だからそこまで月菜のちびっこフォームに心奪われていない楠木さんは吸血が普通に痛かったと。……確かに、吸血鬼ものの作品って「血を吸う」こと自体が1つのオチみたいなもんなので、その行為が痛いかどうかなんてあんまり問題にされないもんな。痛かったらしいです。そう考えるとやっぱ大鳥は偉いよ。これにめげずに頑張れ月菜。そして頑張ってコミュニケーションを深めてください楠木さん。 Bパート「吸血鬼ちゃんの誕生日」。雨のお話からスタートし、いちゃいちゃと相合傘で下校する2人に嫉妬心すらもはや湧かない。これはもう、母と娘のお話なのだ。折り畳み傘程度じゃ相合傘に限界がある……と悩んでいたところに、「デフォルメ型になって荷物におさまれば万事解決」という今作でしかありえない斜め上の回答を提示する月菜と、なんの躊躇いもなく受け入れる大鳥。やはりこれまで言及してきた通り、この世界において「デフォルメ態になる」は明確に実在する現象であり、そこに疑問を挟む者もいないのだ。おそらく「吸血鬼は太陽を忌避する」「吸血鬼は流れる水が苦手」と同じくらい平然と「吸血鬼はテンション次第でデザインもコロコロ変わる」が一般常識として認められた世界なのだろうよ。 そして迎える月菜の誕生日。高校生にもなって「クラス全員の誕生日を張り出しておくよ」はだいぶ子供っぽい学校な気もするが、まぁ、別に悪いことじゃないよね(個人情報管理の点で文句をいうペアレンツとかはいるかもれないが)。とても素直に、「お祝いされてめでたしめでたし」であった。クラス全員からの愛されキャラが定着した月菜。もはや血がうまく吸えるとか吸えないとか、どうでもいい気がしてきた。大鳥みたいに多少雑に血を吸っても笑って許してくれるママを増やすのが手っ取り早い解決策な気がする。
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HN:
Thraxi
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男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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