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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 アラザンっていうほど輝かんやろ、第6話。まして誰かに食べられて口の中に入っちゃったら……ねぇ。どこぞのバンドのキラキラが「星」なのとは随分違いましてよ。

 なんかもう、ただひたすらにビオラさんの才能のデカさに恐れ慄くばかりのアニメになりつつある。もちろんベースは青春キラキラグラフィティなのだから、「光」の側にも見るべき点は多いんですよ。ここまで話数を重ねて思うのは「ほんとにあられちゃんてばいい子よね」ってことで、とにかく人のことを考えられるし他人の痛みが分かる子なのですよ。どちらかというと引っ込み思案で前に出るタイミングを測るのは苦手だけど、アクセルが踏めれば暴走気味に突き進むのもセンターマンとして決して悪い性質ではない。あとはマネージャーさんを含め周りのバンドメンバーたちが手綱を握ってくれれば問題ないだろう。紆余曲折の結果遂に律ちゃんとの和解にも成功し、この度正式にゆめみたへの加入の運びとなった。これだけ見てりゃ、あられのバンド活動は順風満帆である。

 もちろん、「VS世間」に関してはまだまだ乗り越えなきゃいけない要素は多い。炎上というトラウマを経てからの「復帰劇」があられちゃんの物語であり、高校入学からの再スタートという意味ではやや近いスタンスは千早愛音だろうか。ただ、彼女の場合は「失敗」は自分の中にあるものだったし、世間体にしてもちょいと校区を変えれば誤魔化せそうなものだった。対してあられの場合は模範的な「炎上」であり、世間的にもお騒がせな奴だという風評がある状態。なかなか再起まではハードルが高くて多い。現在は、それを1個1個乗り越えていく段階ではあるのだが……クレマチス強奪事件のせいで越えなきゃいけない障害はさらに増えてしまった。現状、この「世間的な評判の低下」と「律との復縁」がギリでトレードオフくらいの印象である。

 でもまぁ、本人も言っていた通り、ここから先は「今の姿」を大衆に見てもらう以外の解決法はなく、律が手の届く距離に来てくれたことで、守るべきものも叶えたい夢も同じグループの中で完結するようになった。もうフェアリィブゥケのことなんて気にしなくていいならゆっくりと土台を整えればいい……はずだったのだが、「あられが逃げるなら、その逃げ込んだ先にも地雷を用意してやんよ」というのが稀代の最強軍師にして天性のヴィラン・ビオラさんのウルトラCである。もはやあられと律の2人が自分に対するガードをあげたのは紛れもない事実。これまでのようなぶりっ子芸で籠絡するにも限界があることは本人が一番わかっている。それならば、まだビオラという人間の本性を理解していない人間から突き崩していけばいいだけの話である。そこで白羽の矢が立ったのが、仕事に追われてろくに世間の動きなど見ない藤都子先生その人であった。

 正直、ビオラさんの情報網の精度はなんでそんなに高いのかがよく分からん。ゆめみたの情報は事務所の公式とかで発表はされてるのか。「あられちゃんが加入してる新しいバンド、メンバーにはどんな人がいるのかしらぁ」ってんで調べたら有名人の富士見先生がヒットし、その作品があられの大好きなものだ、ってことくらいは以前からの付き合いで知っているだろう。自分との接点が薄い都子ならまだ「いつも通りの武器」でねじ伏せられるという読みからか、今まで以上の最大出力で迫るビオラ。彼女のすごいところは、「人の心の壊し方」を一番よく知っているし、「人の落とし方」も一番よく知っていること。そして、その目的のために手間を惜しまないこと。

 これは勝手な想像だが、普通に考えたらビオラさんが富士見夜子の熱心なファンってことはないだろう。今回の籠絡作戦のために彼女の履歴を漁り、発表済みの作品を研究し、どこに言及したら一番作者に刺さるかを分析した上で最大限の効果を上げる出会いを演出した。不自然にならない程度に「熱心なファンからの言葉」としてあれこれ吹き込み始め、いとも容易く都子に涙を流させることに成功。ただでさえコミュ力が低い都子など魔女の手にかかれば赤子同然であった。

 そうして都子というトロイの木馬を仕込むことに成功したビオラ。どうやら彼女は「律を加えた新生ゆめみたにライブをさせる」ことを狙っているようだ。マネージャーさんが止める通り、現時点での表立った派手な活動はお客目線でネガティブに映る可能性は大いにあるし、そこに待ち構えていたビオラが地雷を仕込んでおけば、新たな炎上を生み出すことも難しくはなさそう。フェアリィブゥケとしてどのような動きを見せるか、そして、都子先生はビオラさんにNTRれてしまうのか。

 ……ほんとにこれバンドアニメか?(1年半ぶりの感想)

 
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 アニメしか観てないと、義満の言う「先々代」について「でも、あんな奴なんだよな……」という記憶が先に来る、第4話。ややこしいのは足利尊氏が今作の観阿弥と同じ声だってところよ。

 などという中の人ネタはさておき、相変わらず考えさせてくれる作品。今回は鬼夜叉の人生初の「大舞台」ということで、今まで以上に「舞とは何か」を考えさせる構成になっていた。あたしゃ浅学なもので猿楽も能楽もなんも知らんし、現代の「舞踊」についても知識なんて1ミリもないので、これを機に猿楽についてググってみようか思ったのだが、せっかくなので何も見ずに先にこのアニメを観て思ったこと、考えたことを書いてみよう。

 まず、ありがたいことにアニメだけしか見ない人生でも知識を得る場所というのはある。私がこれまでの人生でいっっっっっっさい触れることがなかった「舞」という文化についても、アニメでは「ボールルームへようこそ」や「ダンスダンスダンスール」など、いくつかのアニメのテーマとして接触機会があった。そして直近では「ワンダンス」があり、その時に得た知見は今作を見る時にも活きてきそうだ。

 人は何故舞うのか。その恒久の問いに答える術はないが、少なくとも「ワンダンス」を見ていて「ダンスすることの楽しさ」みたいな部分はある程度解説されていたし、「どんなダンスがすごいのか」という部分も語られていた。私の理解では、やはり一番は「身体表現」である。人は自分の身体は自分の意志で動かしていると思っているが、それでも「思い通りに動かない」ものだし、可動域・可動量に限界がある。それを学んで鍛えて反復して、少しずつ「人ができないような」動きに拡張し、その技を競うのがダンスバトルだった。リズムとの兼ね合いなどももちろんあるが、突き詰めれば「どうやって身体を動かすのか」の限界に挑む、言うなれば「人の身体」の限界に挑むのが現代ダンスシーンの主目的のように思える。だからこそ男女を問わず身体のラインが見えやすい服を着ていることも多いし、動きを大きく見せるような「客に見せる」工夫も多いことだろう。

 転じて、今作の時代の「舞」はどうか。我々が「能や狂言」(あと歌舞伎とかも)でイメージするようないかにもスローな所作、決まった音曲に合わせて動くそのモーションには取り立てて目を見張るようなものが見当たらないような気がするが、この時代の観客たちはそんな鬼夜叉たちの舞を見て「猿楽もやるじゃねぇか」と感心していた。これには2つの側面がありそうな気がする。1つは現代的な感心と同じもの。彼らは日々の訓練でとにかく「決められた型」を反復練習し、日常的ではない、「舞のための動き」を作り上げる。我々現代人から見たらピンとこない部分だが、当時の人たちから見たら、きっとこの「舞にしかない動き」は非日常であり、何かしらの感心を得られるものだったのだろう。鬼夜叉の舞で見えた水の演出などは、そうして「普通なら得られない動き」によって作り出された非日常の空間演出だ。

 そしてもう1つの側面として、やはりこの時代の「舞」は「神への供物」としての側面が大きく残っているのではないか。神へ捧げるためのしきたりがあり、ひたすらに定型とされた「儀式」である。その側面を寸分の狂いもなく表現しきることが神へ近づくための一歩であり、人々は舞の中に「神々しさ」を見出すのではないか。現代ダンスが「人の限界を見せる」ものだとするなら、猿楽の時代の舞は「神に近づき、神を表す」ことが最大目標だと思えるわけだ。まぁ、時代によってその神が「将軍」とかに接近する時もあるのかもしれないが……とにかくそうして「動きで表される儀」にこそ、意味を見出していたのであろう。

 そのことは、最後に父子で帰路についた際の観阿弥の言葉からもニュアンスが出ている気がする。彼は彼で、「現代の舞」の最終形を探している。しかし、「神への供物」としての舞には一定の「正解」がありそうだが、猿楽はそこで終わらないという可能性も見出している。その最先端にいるのが、息子の鬼夜叉だということにも気づいているのだろう。観阿弥のいう「自分の身体、自分の時代」という言葉には、先人たちの積み重ねてきた時代、すなわち「歴史」も含まれているはず。歴史の最先端(ある意味最後尾)で先人たちの蓄積を継承しながら、次の一歩を常に模索し続ける父親が、「自分の身体」の表現に疑問を感じ、滅法に追求したがる息子への可能性を繋いでいく。これもまた、「人のなし得る業」なのであろう。

 良いものを見せてもらいました。今度暇な時に猿楽・能楽についてちょっと勉強しよかな。

 
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 流石に食いすぎやろがい、第3話。いや、この手の特大エネルギー消費キャラが大食漢なのは別にいいのだが……「ラーメン」「餃子」「餃子」「ライス」のオーダーで他の料理に一切手をつけずにまずラーメンから完食するの頭おかしいやろがい(替え玉頼んだということは食前のスープ扱いだったのだろうか)。

 などというどうでもいいところが気になるのは、シナリオラインが完全なる王道展開に乗ったため。「王道」といえば聞こえはいいが、別な表現をすれば「ベタの極み」「ド定番」である。これだけ歴史を重ねたシリーズであえてこの路線を突っ走る決断か。いや、歴史を重ねたからこそ、そこから外すことを良しとしないのかもしれないが。「巨悪と戦うヒロイン、事態の全容を知る前に敵側の少女と出会って友情を育んでしまう」があまりにもテンプレでびっくりする。でもまぁ、振り返ってみりゃなのはシリーズではなのはとフェイトの出会いもちょっと違うから別にいいのか(この2人は最初から敵としてぶつかってるからな)。

 シンプルな「運命の悪戯」展開であり、その理由が「どっちもたまたま休暇でのんびりしてたから」というクッソ適当なもの。一応、遭遇シーンで最低限配慮されてるのは、シイナが一瞬だけ魔人の力を発動したが、その瞬間だけは相手方のトワは死角になって見えておらず、互いに魔人の力を有しているとは気づかないままに交流を深めたという部分だろうか。まぁ、多分お互いに日常的にあんまり異能を発現させないようにはしてるだろうしな。この世界では魔人の力は当然忌むべきもの(最低限、恐れられるもの)と認識されているのだろうし、よっぽどの緊急事態でも無い限り、民間人の前でひけらかすようなことはしないのだろう。今回の飛び降り自殺(誤解)はシイナにしてみればその「よっぽどの事態」だったというだけの話である。

 こうして両サイドのトップ(?)が交流を深め、それぞれの信念で「魔人」というものに向き合っていく。順風満帆なシイナさんは良い上司にも恵まれ、現場での活躍は目を見張るもの。まぁなのは・フェイトの2人でも同じような仕事はこなせるのだろうが、シイナオリジナルの強みはなんといっても侵略種の吸引能力。あれでエネルギー補給もできる上に現場のクリンナップが一瞬で片付けられるという、あまりにWin-Winすぎる能力である。ちょっと気になるのは「一個人にガンガンエネルギーを吸引させて、組織としてはシイナが力を持ちすぎることを懸念してはいないのだろうか」という部分だが、事前の面接とかでよっぽど信頼がおける人間性だという判断なのだろうか。今回チンピラさんが話してた内容から察するに、通常の魔人は「エネルギー吸いすぎると限界を迎える」とのことなので、流石に天井知らずで能力値が上がり続けるってところまでは心配していないのかもしれない。何より、シイナ自身がその辺をあんまり深く考えてないってのが一番大きいだろうけども。多分、今でもセツナにご飯食べさせてあげてるみたいな認識なんじゃなかろうか。

 そうして私生活が充実しているウキウキアーバンライフなシイナさんと比べて、別れた後のトワさんの日常は一気にバイオレンス。日々、不法に魔人化したもの、魔人化を推し進めるものを討滅するために暗躍し、そのとんでもない能力でもって日々数えきれないくらいの人命を奪い続けている。まー、「悪人を殺すに罪はなし」ということで正義感に燃えてやってるなら開き直りもできるのだが、どうにも彼女たちの様子を見るに、「正義は我にあり」までは開き直れて無い感じはあるんだよな。あくまで法に反する殺人には違いないからな。そのあたりで完全なるアウトローとして戦っているトワさんたち。こちらもなのはさんらが気づいて「合法的に罪人を殺せますよ(?)」というポジションでも用意してあげられれば事態は好転するのかもしれないが、多分この世界もそこまでシステマティックに処理はできないだろうなぁ。八神隊長は「魔人狩り」についてはどれくらい調査が進んでるんでしょうね。

 まぁ、現時点では「いつか訪れる衝突」を思ってちょいと心苦しくはあるものの、どーせその先の「共通の敵を見つけて共闘」までが既定路線なので、早めにあのマッドサイエンティストみたいな人らの正体が分かるといいですね。ラスボス(仮)のCVはすみぺでした。あれだ、ガムテの時と同じ発声法だ。これやってる時ほんと楽しそうなんだよな。

 
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 人魚+ボクシングという謎のマリアージュ、第3話。いったいどんな発想からこんな設定が出てくるのだろうか……いや、別にララがボクシングするわけじゃないけども。腰から下を打っちゃいけないボクシングのルールは、意外と人魚に対しても平等だったりするんだろうか(フットワークがどうしようもないやろがい)。

 異界からの押しかけ存在との同居生活、ちょっと人間っぽい部分の上下が違うが、ざっくり言えばだいたいクジマと同じ存在であるララ(?!)。しかし日本文化にやたらと精通していたクジマと比較すると、こちらのお嬢さんは国どころか時代も飛び越えてしまっているせいで常識のズレっぷりが想像以上。ことわざ辞典を渡しておけば大人しく留守番していたクジマと違い、ちょっと学校に行く間目を離しただけでも問題行動を連発してしまうダメな人魚姫である。こういうダメさって、別にララに責任があるわけじゃないんだけどめっちゃストレスかかる描写になっちゃうのがとてもおっかない。でも流石にスマートスピーカーが便利すぎるのが問題な気もする。あれ、もしかして魔女様が思いっきりそそのかしたわけじゃあるまいな……。

 そんなわけでひたすらに「ズレ」が強調されるお話になってしまい、部活の大一番でピリピリしていた茉里からは(半ば当然の)決別宣言。普通に考えたらこの状況で放り出されたら路頭に迷ってしまうのだからララは大いに困るはずなのだが、自分が迷惑をかけていた自覚もあるし、何より訳もなく人の世話になりっぱなしでいいとは思わないメンタリティ。行くあてもないくせに自立を宣言するララ。これにて主人公コンビは解消である。

 ……まぁ、そんなわけないんだけど。3話目にして「雨降って……」を先に処理してしまったおかげで、だいぶ強固な結びつきを見出すことに成功した2人。ララからしたら無条件で匿ってくれている茉里を嫌いになる理由はなく、茉里の方からは一言でいうなら「おもしれー人魚」ってんでしばらく飼育して様子を見ることにした形。いわば魔女様と似たような立場である。魔女様は水槽の中に理想の環境を作ってもらって飼育されているわけだが、ララはここから少しずつ、自分の周りの環境を理解し、適合して、理想を求めていくことになるのだね。前途に難は多すぎる気はするが、なんとか始めの一歩は踏み出せた。お騒がせ人魚譚、改めての幕開けである。

 そして今回はララよりも茉里のオリジンが掘り下げられた回。彼女がアニメヒロインとしては例を見ないボクシングに身を捧げているのは、元から喧嘩っ早いところがあったのは事実だろうが、純然たる「格好良さ」を求めてのもの。そのストイックな格闘家としての精神性には亡き母の教育も大きく影響しているようで、彼女のお母さん、モットーが「目ぇ逸らしたら負け」というなんともヤンキーじみたメンタリティの人である。しかし決して行動までがヤンキーなわけではなく、おそらく「何事に対しても、誰に対しても常に本気でぶつかれ」という教えなのだろう。娘さんはきちんとお母さんが望んだ通りに育っています。そのせいで野良人魚をうっかり拾ってしまうことなんて瑣末な問題ですよ。

 茉里の人間性を一番端的に表すのがボクシングであり、今回はがっつりと競技シーンが描かれた。レトロチックな絵柄ながらも動画は盤石の今作、細かいフットワークからリアルな撃ち合いまで、文字通り手に汗握る試合描写は実に見応えがあった。……この高校、やたらボクシング部の人数多いけど……強豪校なんやろなぁ。「膳所(ぜぜ)」は難読地名としても有名なところですが、残念ながら特にその辺の高校のボクシングが強いという事実は無いそうです。

 最後に蛇足で申し訳ないのだがいつも通りに中の人のこと。今回は、茉里と打ち合ったややヤンキー気質で威圧感の強い先輩・長浜さんのキャスト。こちら、我らが相羽あいなさんが担当しておりまして、キネマシトラス的には西條クロディーヌつながりである。普段、正直いうとあいあいの声優業についてはあんまり褒めてない私。湊友希那・西條クロディーヌ特攻の声すぎて他のキャラにあんまり……と思っていたが、今回の長浜先輩は良い仕事だった気がする。「格闘技で荒ぶる関西弁の女子高生」まで本人に寄せてもらうと流石にいい感じにまとめられたようだ。でもあいあい、意外と握力ないんだよな……。

 

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 女性が女性を伴侶とすることになんの疑問もない世界、第3話。なんて先進的な昭和中期なんだ……当時のサーカスなんて絶対に男社会に決まってるけどな。

 さぁ、物語のメインボディは出来たので、周りの要素を少しずつ掘り下げていこう。ただでさえサーカス「団」は人数が多い。ちんたらやってたらサブキャラかモブキャラか分かんないうちに終わってしまうぞ。今回スポットが当たったのは、この手の「弱小集団再生物語」ではお馴染みのポジションである「古傷を持つ老兵」である酒匂(さかわ)雫。いや、公式で確認したらまだ21歳らしいので全然「老」兵ではないのだが、他の団員がロリすぎるので相対的にベテランの風格が強く出ているのである。ちなみに余談だが、団長の年齢は公式には29歳だそうで……どう見ても詐称やん。

 さておき、メンバーの中では確実におねーさんでまとめ役ポジションの雫さん。彼女は1話目で瑞佳がメンバーをボロクソに言った時に特に強くあたられたにもかかわらず、反発せずにそれを飲み込んでいたところからも大人の判断力が垣間見えたキャラである。そんな彼女の過去を掘り下げれば、当然のように「昔は一線級の人気サーカスに所属してましたけどね」という過去が発掘されるのである。

 今作では正式なライバルとなるらしいもう1つのサーカス団、「皇サーカス」。どうやら桜翔に粉をかけていたのもこちらの団長だったらしく、因縁浅からぬ関係なのは間違いない。かつて皇でブイブイ言わせてた雫だったが、無茶が祟って怪我してリタイア。リハビリの末に再びブランコへ戻ってこられたのは持ち前の根性のなせる業だが、いくらか傷は残り、万全の状態ではない。そしてそんな負傷を抱えるほどの無茶について、かつて皇の団長はよく思っておらず、「前時代的だ」と切り捨てて現在の隆盛へと繋げた優秀な「経営者」であるらしい。結果的に雫は「古臭い根性論で無茶して自分を台無しにしてしまった愚か者」というレッテルを貼られることに。

 そんな彼女でもひまわりのヌルい芸ならばなんとか身を立てられていたが、今回敵対サーカスとのぶつかり合いという状況下ではそんなところに甘んじてはいられない。どうやらプランナーとしても優秀だったらしい瑞佳の手引きによって、難度の高い技を追加されて新たな「看板」へと引き上げられるブランココンビ。雫は昔取った杵柄もひっぱり出して「やれるさ」と瑞佳を煽り、プログラムの刷新を快諾。しかし実際はこの時点ですでに、彼女のプランは決まっていたらしい。

 実際の舞台、やはり無理は効かずに限界を迎える雫の肩。そして、本番でそんな状態になっちゃっても幕は下ろせない。ショウマストゴーオンな状況下に強引に瑞佳を引き摺り込み、まんまと舞台に引っ張り出すことに成功したのであった。どうやら雫は最初から自分が桜翔の相手役としては完全に役者不足であることを理解しており、瑞佳を引っ張り出して「代替わり」することを目論んでいたようである。当然瑞佳さんはいい顔はしませんが(パブロフの笑顔は出ますが)、このままなし崩し的に桜翔とのコンビを続けていくことになるんでしょうか。今回具体的には描かれてないけど、10日に渡る公演期間中、絶対残りの9ステージは雫じゃなくて瑞佳が出てるはずだもんね。もう、だいぶ借金も返せたのでは?

 ちなみに、そうして雫さんの物語は綺麗に片をつけたが、視聴者として気になるのは相方のスヴェトラーナさんの方である。必要以上に強調される濃密な「夫婦」関係。放っておいても勝手に百合を加速させてくれる導線。露骨すぎる釣り針に食いつきたくはないが、しれっと描かれるこの2人の強固すぎる絆は流石に気になってしまう。是非ともスヴェトラーナさんのお当番回は個別に用意してほしいところだが、今回のでペアで処理扱いかしら……。

 
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 最近「ふふーんですわ」がお気に入り、第27話。こんだけ増えてくると流石に「無茶しまくる側」と「基本ツッコミに回る側」で分業が進んできたが、ミミミさんは常にゴーイングマイウェイなので突っ込まれる側。でも可愛いですわ。

 というわけでこの方はボケとツッコミ、どちらが主軸になるでしょう? 13人目の加入者、ナディーの登場である。今作でいちいち感心してしまうのは、登場するキャラクターが絶対にテンプレートに収まらない目の前での変化を見せてくれるところ。12人目がロリっ子のチヨちゃんだったのでギャップを狙う意味でも次なるエントリーが大人の女性(巨乳)になるのは納得できるし、バラエティをつけるための手っ取り早い道具立てとして「国籍」は当然思いつくところ。ここまで「ビューティ」方向が強めのキャラとしてはナノさんやらミミミ先輩やらがいたが、明確に「大人の魅力」を打ち出すキャラはいなかった(該当者1名がキチガ○すぎるせいである)。そこでフリーダムでエロティックなアメリカ人女教師を出そう、なんてのはいかにもこの手のハーレムものにありそうな展開なのだが……結局国籍は増えなかったのである。現状、全員(多分)日本人。むしろ純正日本人が追加。加入エピソードがあまりにストレートだったので「いい加減に加入に時間かけなくなってきたな……」と思っていたのだが、ちゃんとプロポーズ後に一捻りあったのがさすがである。

 そうして「正体を暴いた」ことも加味して改めてメンバーに入ることになったナディー。恒例の歓迎イベントはナディーの「自由」にかこつけたカオスファッションショー。スーパー戦隊シリーズでもお馴染みのいわゆる「お着替え回」「コスプレ回」と呼ばれるやつである。これの前の加入イベントがチヨちゃんの「う〜!」だったことを考えるとまさに真逆。こんだけでも充分フリーダムだが、こっそりチヨちゃんがちゃんとこのイベントを受け入れているところから「ファミリー加入後にちょっとだけ変わったのかもね」っていう部分を匂わせているのが如才ない。まぁ、ちょこちょこ「う〜!」してたけども。

 13人(恋太郎含む)もいるので1人1人のコスプレいじりに時間はかけられなかったが、個人的には時節柄(?)本渡ちゃん、もとい、ハカリのビッチ仕草が加速する回は楽しいですね。そして自由奔放なミミミさんも美しいし、ずっとホルマリンに入り続けていたクスリもだいぶインパクト強め。まぁ、イクとかのインパクトが薄れる時点でこの集団はおかしいのだけども。

 ボケ・ツッコミがなんとなく分業されたのと同時に、メンバーの中でのなんとなく強い結びつきも補強されていくのは見どころかもしれない。前回のエピソードで分かる通りにミミミとメメのつながりはかなり強そう。お互いにリスペクトし合えるし、ボケるミミミに突っ込むメメのバランスが良い。また、1期からの継続で「ナノ×シズカ」もお気に入りのカップリングだが、今回ラストでシズカはチヨちゃんのところに行ってたな。あとはまぁ、花園母子も一応カップリングといえなくもないが……ハハリが単騎での暴走特急すぎてそういうカウントはできないか。やっぱハカリはカラネとのカップル芸が求められるよな。人員が増えすぎると、そういう初期シリーズの定番ムーブが減るのはちょっと寂しい部分ではある。ま、結局ハカリが誰彼構わず欲情するのが悪いのだけども。

 さて、あっという間に第3シリーズから2人が加入。なかなかのハイペースだが、無茶ははなから承知のこと。引き続き、濃密な各方面の絡みをお願いします。

 追伸:個人的に無視できなかったのはナディー(大和家)の母親のCVでした。やっぱ「和風の高貴なところの奥方」はそういう声になるんだよな。ご本人が引く楽器は琴じゃなくてチェロなんだけどな。

 
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 真夏の熱波の中でもお正月話、第15話。前クールも「クジマ」でお正月を体験したし、我々日本人はアニメさえ見てれば365日いつだってお正月である。

 改めて、やっぱずっとニヤニヤできるいいアニメだよなぁ、と感じ入る。こないだまで「氷の城壁」で気が気じゃなかった分、今作の染み入る感覚がたまりません。

 Aパート、年末年始に彼氏の家へ初来訪イベント。これはまぁ、鈴木からしたら災難ではあるよな。谷は「彼女の家にお呼ばれ」イベントをそつなくこなすことができたが、逆のイベントはまだ未達成(ばあちゃんだけ第一次接触済み)。そんな大仕事を、よりにもよって正月にやろうなんてのはなかなかの無茶振りである。ただでさえ「正月の過ごし方」って各家庭の個性が出るし、互いの文化を擦り合わせながらのお付き合いでそんなピンポイントに狙いを定めなきゃいけない鈴木のプレッシャーたるや。おまけに美容院も開いてないし菓子折りだって買えないし……せめて数日前までに打ち合わせは必要だろうよ。

 そんな中でもノーと言わず健気に頑張る鈴木。「ヘアアレンジアニメ」の面目躍如(?)、なんと彼氏の家に初めて行く時にピンク髪では不味かろうというので中学ぶりの黒髪鈴木である。何がすごいって、慌てて染めたもんだから全然乾ききっておらず、おそらく髪をいじるたびに付着するのだろう、ずっと鈴木の指が黒いまま。そして、アニメの描写でそれがはっき描かれているのに、作中の会話とかで特に触れないっていう。「あー、なんか染まってんなー」っていうのが分かるだけで鈴木の心労が察せられるというものだ。

 もちろん、そんな頑張り鈴木を谷家は邪険に扱ったりはしない。お母さん目線は一人息子が初めて連れてきた女の子を値踏みする目線もゼロではなかろうが、まぁ、まだ高校2年生である。ここで運命が決まるわけもなし、どちらかというと「ようやくうちの息子もそんなことできるようになったのねぇ」というお祝いムードの方が強いだろう(お正月だしね)。当然お母さんだって似たような少女の時代があったわけで、その時を思い出しながら、「めっちゃ緊張してるわね」っていうのも分かった上での対応。この辺りで遠慮ゼロだった鈴木母との対比が出るのが面白い。ちなみに鈴木は谷ママンに「roots」を感じていたが、あんまり前に出てこないあたり、お父さんにもがっつり血縁は感じられたけどね。ぺちゃんこの手土産と黒い指先を残して、鈴木の大イベントは無事に終了したのであった。

 Bパートは友達グループでのお正月。主な視点が東・平ペアへと移り、私の大好きな「人付き合いの距離感がいちいちヘンテコな東」像が相変わらずもどかしいような微笑ましいような。でも今のグループは東の「気遣いと無遠慮の間」みたいな不可解な距離感でもうまく接することができるチームになってて、ほんとに楽しそうに笑ってる東を見るだけでこちらも癒されます。平だってきっと同じ気持ち……じゃないのは間違いないが、なんだかんだでちょっとずつ東と2人きりの時間にも慣れ始めている平にだって成長は見られるのだ。Bパートの間、鈴木はずっとドヤ顔後方腕組みのまんまだったな。頑張れ山田、はやくマウントを取り返せる立場に辿り着くんだ。


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 一応最後まで目は通してましたよ、のご報告。ただ、正直いうと去年までのような熱意は持てず。

 どうしても「戦隊の代替物」として見てしまうのはこちらの責任なので大変申し訳ないのだが、そうしてみるとやっぱり「紛い物」になってしまい、なかなか身が入らなかったというのが正直なところ。全くの別物として受け入れることができれば印象は変わったと思うんだけど、10年単位の習慣をそう簡単に修正することができなかったのはご容赦願いたい。まぁ、それも含めて東映だって試行錯誤しているに違いない。

 一番のポイントは半年というその尺である。始まった時にはまさか2クールで終わるとは思ってなかったのでいろんなところが想定外だったのだが、言われてみりゃ1年引っ張る道理もないし、最初からこの尺で組まれた物語だったというのも納得はできる。多分、「1年のつもりで見てた」ってのはすれ違いが生じた原因の1つではある。物語の規模感が違うから、全体的にそっけない雰囲気には見えてしまうのよね。まぁ、むしろこうして多少短めの尺でこれから少しずつ育てていこうっていう狙いも見えたので、あくまでプロローグだったと受け入れるなら、持つべき感想は「今後に期待」なのかもしれない。

 「戦隊の代替物」の印象は、センターに立つヒーローの性質を変えたにも関わらず、結局ドラマ作りの手法に大きな変化がなかったことからきていると感じている。単純計算で「5から1へ」という印象だったのに、結局は「いろんなギャバン」が出てきて付かず離れずの距離感で協力体制を敷いており、週替わりで主人公がスイッチする構造は「ほなら最初からチームでいてくれりゃいいのに」と思ってしまう。それぞれが別な宇宙にいて別な大義名分で動いているバラエティの豊かさが売りにはなると思うのだが、そうして「マルチバース」を展開するなら、なんなら戦隊以上に広げた風呂敷がでかいわけで、一時的かもしれないとはいえ、半年で物語をたたんでしまう規模感とはチグハグだ。「広がり」というよりは「散らかり」という印象になる。

 また、決定的な要素として「敵組織が明確ではない」という部分が一番気になっており、やっぱり戦隊シリーズで大きいのって「敵組織のわちゃわちゃ」だよな、というのは去年までずっと抱えてきた気持ちである。今作はギャバンチームの方はバラエティ豊かに設定しているが、「敵怪人」の変化がほぼゼロで、人間ドラマパートだけで差別化を図ろうとしているところがどうしても出力不足(まぁ、それこそ予算の関係なのかもしれないが)。多分心踊らなかった一番の理由はそこだ。マルチバースに広げた世界観で、敵キャラは共通。その辺の妥協してる感じも、やっぱり不満には繋がってしまうのである。

 とはいえとはいえ、次に始まる作品もすでにエモルギーを使用することが判明していたり、「ギャバンがここで終わるなんて一言も言ってないが?」という印象は強いので、現時点で何かを評するのもお門違いなのかもしれない。むしろ全く新しい存在として気になる次週からの作品、一旦そっちに興味を向けてみようではないか。もしかしたら新しい広がりが見えるかもしれない。

 追伸:なんやかんやいうてルミナス陣営の女の子コンビのいちゃいちゃは好きでした。

 
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 勘のいいガキが嫌いな漫画家、荒川弘、第15話。セルフパロディってレベルじゃねぇけど、映像素材がそのまま利用できたのはどちらの作品もボンズ制作だからでしょうね。この世界にはユルたちの存在とは別に荒川弘が生きてるって事実がなんか草。

 ダンジとの確執は最終的に決着を見ず。まぁ、ユルの方はちょいと意地を張りつつも宇宙人さんとこの主人の働きかけもあり、「まぁ、昔馴染みなのは事実だしな……」ってんである程度の和解を考えようと思ったが、残念ながらそのことを伝える前にダンジは去ってしまった。宇宙人さんたちがサポートしてくれるみたいなので下界での生活にトラブルはないかもしれないが……真っ先に片割れである偽アサをなんとかしないといけないのは相当なハードル。可愛らしい座敷童形態になっちゃうと、どうにも頼りないが大丈夫か。

 ユルも左右様も回想シーンでかつてのダンジとユルの関係性を思い出していたが、余計なことで気になったのは「ダンジっていつからユルの隣にいたんだろう?」ということ。今回の回想シーンだと「ユルの両親がアサを連れて逃げ出したタイミングではすでにダンジとユルは友達だった」っていう描写なのだが、その場合って偽アサの方は村に出てきてないんだよな。アサの消失を隠蔽するためにこの後で地下に偽アサを立てたわけで、それまでは必要なかったのだから。だとすると、座敷童のツガイは最初から「村でユルを監視する」という目的でダンジだけが活動しており、片割れはどこかでひっそりと身を潜めており、偶然アサがいなくなっちゃったもんで代理に使った、という流れになる。……そんな都合のいいことあるもんかしら。まぁ、事実がそうならしょうがないのだけど。

 さておき、一旦ダンジのことを飲み込んだらユルは偽アサ奪還作戦に参加せざるを得なくなる。デラ、左右様、そしてハンター気質のユルという陣容はそれなりのラインナップなのだが、残念ながら今回は敵側がその上をいってしまった。単騎の戦闘力がずば抜けたイワンと、それをサポートするねちっこい搦め手のアスマ。三木眞一郎と石田彰という当代最悪の性悪ラスボスコンビによって、うまいこと誘拐されてしまうユル。しかし、それすらもユルからしたら大して問題にはならない。敵側が「いっぺん殺してみたいなぁ」と思っていることを理解しているにも関わらずだ。この辺のメンタルの強さ、昨今の少年漫画の主人公でもなかなかいない剛の者である。そしてそんなユルに対して優しく「イッペンシンデミル?」と尋ねるアスマ。こちらも流石のタマである。現状、囚われのユルは一方的に不利な状態だが、周りの見えない状況で、このチグハグな交渉がどう転ぶか。

 そして現場ではイワンが左右様を相手取って宣戦布告。曰く「左サマの方は封と相性が悪いので邪魔」とのこと。以前も左右様のミギとヒダリでは性質が異なり、それぞれ「封」「解」と深い関わりがあるという話は出ていたが……勇ましい左サマが単独でスポットを当てられるのは初めてのこと。あらゆる所作が格好いい左サマ。イワン相手にも格好いいところを見せてほしいものだが、この相手はちょっと油断できない。さぁ、どうなる。そして自宅でハガレンを全部見てしまった犬の運命は!?

 
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