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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「ただいま、おかえり」 5

 いちいち触れるのが面倒だったので最近は書かなくなっていたが、こんなところにも手塚ヒロミチが。一時期に比べて多少出演数は落ち着いた気もするが、それでも油断するとすぐにエンドロールに名前が出てくる。世界に何人いるかよく分からない脅威の声優である。

 などという話題から入ってみたが、タイトルから全く予想もしていなかった、オメガバースを扱った作品。何の説明もなくぬるっとその世界に突入したのでちょっとビビったぞ。私としてはオメガバースという存在は知識としては知っていたし、何作か触れに行ったこともあるのだが(当然百合で)、アニメとしてまとまった形での接触はこれが初。というか、多分大々的にオメガバースを扱ったアニメはこれが史上初なのではなかろうか。

 あまり積極的に接してこなかったジャンルなので「何となく基本設定は知ってる」というくらいだったが、いい機会なので今作も含めてオメガバースの理解を深められるいいチャンスだと思っているのでちょっと嬉しい。今ざっとググってみて、まだまだ私の知らない設定の複雑さや、そこへ至る歴史的変遷なんかもあり、真面目に学習しようとすると結構なボリュームである。「アルファ」の概念がまさに「最上位/Alpha Status」の概念からきているなんて事実も初めて知りました(別にMagicは関係ないよ)。そうして色々と学びの多そうな作品なのだが……。

 実は一番の興味関心というか、不可解なことは、今作を視聴している時点での自分自身の心のありようである。まず、私は百合が大好きだがホモは別に好きじゃない。前クールの「ちぇりまほ」を見た時に体がびっくりしてしまったことからもわかるように、どっちかと言えば苦手である。そしてその理由については、シンプルに「そりゃ可愛い女の子が2倍楽しめる百合の方がいいにきまってるやろがい。男が2人いたって萌えられねぇから意味ないし、共感ゼロだから見ててキツいねん」という理由づけをしていたのだが、どうやらこの理屈も(もちろん真理もあるだろうが)完全な説明にはなっていないようだ。というのも、自分でも意外だったのだが、「ちぇりまほ」などの一般的なBL作品と比べて、こちらの作品の1話目は驚くほどに抵抗なく飲み込めてしまったのである。

 これはおかしな現象だ。元々「野郎2人でイチャイチャしてるのを見て何が楽しいものか」というのがBLを忌避する理由だとしていたはずなのに、今作はその抵抗が明らかに軽くなっている。作中でダイレクトに子作りもしてるはずだし、キスシーンやら何やらもガンガン登場しているにもかかわらずだ。なぜこのような感覚になるのか、自分でも分かってないので全く言語化できないのだが、「普通のBL」と「オメガバースにおける男性性の恋愛」で何が違うのかを考えると、単純に「作品世界内での機能の違い」であるはず。通常のBLではありえないとされるような現象がオメガバースならば発生し、社会的にそれが意味を持つのである。何故そこに印象の差が出てくるのかはやはり分からないのだが、少なくとも自分が何らかの「社会的、もしくは生物学的機能によって同性愛というものの受け止め方を変化させている」可能性があるわけで、ここから自分の内面に迫ることができるのではないかと思ったわけだ。まぁ、そんなことが分かったところで自分以外の誰も興味はないだろうが……ほら、これで自分の好悪が判断できれば、よりコアな部分で百合に接することも可能になるかもしれないじゃん。

 とまぁ、そんなことを考えながらこのアニメを見ていたおかしな人間が私です。アニメとしては全て「割とちゃんとしてる」というレベル。ちょっと前に心配したスタジオディーンもこの作品ではちゃんとしたが作れているし、監督の石平さんは「佐々木と宮野」などを担当した実績もあるのでこうした作品の舵取りにも抜かりはない。ちょっと心配なのは現在石平さんは「月が導く異世界道中」の監督もやってるという部分だが……まぁ、制作時期が同じかは分からんしね。そんなにカロリー消費の多そうな作品ではなさそうなので、きちんと原作がやりたいことを追ったアニメ化にしてくれれば……地味で飽きない限りは追いかけていきたいところ。

 
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○「時光代理人 -LINK CLICK- Ⅱ」 ―

 お久しぶりです。例によって久しぶりすぎて1期の内容は忘却の彼方なわけだが……「思ったよりもゴツい作品だった」「なんかとんでもないとこで終わった」という微かな記憶が。そして今回は超スピードではあったが一応1期の振り返りも挟んでくれたことで、なんとなくどういう状態かは思い出せた。そう、とんでもなかったんだ。

 今期中国アニメ枠ということになるが、やはりシリアスな中国アニメの中ではこのタイトルが頭一つ抜けている感がある。まぁ、単に「天官賜福」とか「魔道祖師」みたいな系統があんまり合わなかったってだけなのだが、現代を舞台にしたサスペンスで、伏線もりもり、どんでん返しも詰まっているという作品なので、何故日本でもっと話題にならないのかが不思議なくらい。やっぱり届くべきところにあんまり届いてないんだろうな。1期のディティールも覚えてない状態なのでくっそ適当なことを言うが、うまいことハマってたら「中国版シュタゲ」くらいの評価にはなっていたんじゃなかろうか。

 2期は時と光という2人の主人公の能力が完全に理解され、さらにそれが敵側(敵なの?)に漏れて能力者との軋轢が生まれたというところからのスタート。しかも敵側の能力が半端なく、絶体絶命の状態で2年ものお預けというとんでもないスケジュールだった。おかげでこの再開1話目の時点で作画のカロリーも凄まじく、「中国人はこういうの好きだろうな! 日本人も好きだけど!」という拳法メインのナイスアクションで独自の魅力を発揮。この作画ができるなら、そりゃ面白い作品だって作れるだろう。

 今作はシナリオラインでの惹きが魅力の中心なので確か1期はそこまで作画に言及しなかったはずだが、久しぶりに見たら画面の作りが随分オシャレになってて、「あれ? 1期はここまでのクオリティじゃなかったよな?」と不安になってる(1期からこれだとしたら全然真面目に見てなかったことになっちゃう)。多分、空いた期間で中国のスタジオが貪欲に最新技術を取り入れまくった結果だと思うのだが、冒頭のサブタイトル表示のカットなんて、多分あれAIのフル活用じゃない? いや、わたしゃ素人なんで軽々に適当なこと言ってもうしわけないのだが、いかにも「現代的」な、ちょっと雰囲気が違ってようがリアルに思い切り寄せて雰囲気を出す作画を見せたい、という意思がバシバシ伝わってくる。他のシーンも多分背景の調整とか、遠景のモブの動きあたりに人の手だけじゃない何かが感じられるので、多分日本だったら物議を醸すようなツールも遠慮なく使ってるんじゃないかと邪推してる。それがいいか悪いかは別軸の問題だが、やれることを全部やるというそのサービス精神は評価したいところ。実際に見てて綺麗だしね。

 さらにシナリオラインでもいきなりちょっとしたサプライズで視聴者の足元を狙ってくる作劇になっており、いちいち油断できない。1期の視聴体制が半端だったことは反省しているので、今度こそしっかりとその行く末を見守らせてもらいたい。

 
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○「怪異と乙女と神隠し」 6

 パースが狂っちゃうくらいの無茶苦茶な巨乳に笑っちまった。ムチムチ巨乳とロリを巧みに投げ分ける幻惑投法にメロメロだぜ。

 なんか、好きです。ハイ。いや、巨乳がじゃなくて。いや、ロリがでもなくてね。全体的にいい要素が多いです。まず、今作が今期を代表する「怪異もの」と認定してしまっていいでしょう。「となりの妖怪さん」がどう展開するかは分からんけどあっちは私の求めるものと微妙に狙いがずれているように感じたのに対し、こちらが描いている「怪異」のヤらしさというか、得体の知れない感じは実に私好み。「ダークギャザリング」で空いてしまった(埋めんでもいい)胸の穴を綺麗に埋めてくれそうである。

 テーマとして扱っている怪異は「妖怪」とかではなくていわゆる現代怪談、フォークロアと呼ばれる類のものじゃなかろうか。過去には「裏世界ピクニック」という不思議な味わいの作品もあったが、こちらはよりダイレクトに現代社会に現れる「奇妙なもの」が描かれそう。いうたら「闇芝居」が近いのかな。

 そんな「ちょっぴり怪談」という要素は素直に興味が湧くし、何よりも主人公の菫子さんのキャラがズドンと刺さっちまった。画面すら歪める巨乳もさることながら、強調された太眉が凛々しいちょっとイモくさいビジュアルも際立っているし、置かれた境遇が本当に共感しかなくて、あまりに切実で1話目から胸がキリキリした。「神童と呼ばれ〜」というお約束の人生行路、ほんとに身につまされて辛い。「何もないと気付かされた時には時すでに遅く、ただの社会性のない大人になっていた」。もう、ほんコレ。死にたい。でも菫子さんは死なないで。きっとあなたにはまだまだ未来があるのだから。28で絶望しないで。

 そんな悩める巨乳さんが禁断の秘技でロリとの間を行ったり来たりしているビジュアルも面白かったが、この「若返りの呪書」というトピック1つ取り上げてもちょっとヒネた部分があり、これまでフィクションの中では腐るほど描かれてきた「幼児化」とは一線を画した描写になっている。「若返りで記憶をなくす」「若返りで昔の才気を取り戻す」までやってるのに、その状態は無理やり本当の自分を幼児の殻に押し込めているだけで、そんな歪な封印はそのうち内側から弾けちゃうという。「そりゃま、あんなでけぇおっぱいが収まるもんかよ」という妙な納得感もあり、その怪異の不可解さ、理不尽さも同時に伝わってくる。そしてそれを語るもう1人の主人公・化野のキャラもなかなかによろしい。1話目がほぼこの2人のやり取りだけで展開したのに退屈しなかったのは期待していい部分じゃなかろうか。

 制作のゼロジーは正直最近あまりいい作品に恵まれていないのだが、決してショボいスタジオというわけではない。「つぐもも」のような手堅い作品もあったし、少なくとも1話目時点での作画を見れば期待できる方に向かっていると思える。オープニングやエンディングなども全部面白い映像が出てきてくれているし、なんとかこのまま突っ走って欲しいと切に願う。監督の望月智充氏は久しぶりに見た気がするのが、確認したら監督はなんと8年前の「バッテリー」以来だってさ。なんで名前を覚えてたんだろう、と思ったら「ふたつのスピカ」とか「さらい屋五葉」とか、ピンポイントでいい仕事してるからなんですよ。久しぶりの出番に、なんとか良いお仕事を刻んでいただければ。

 中の人はまだ2人しか出てきてないようなものなので触れにくいが、まぁ今回はファイルーズ劇場ということでいいんじゃないでしょうか。ナチュラルにやさぐれ成人女性とハイテンションロリを行き来できるのは彼女のセンス。また新しい伝説を打ち立ててくれい。

 
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○「喧嘩独学」 5

 なんでか分かんないけど、こういう絵柄で漠然と「なんかフジテレビっぽいなぁ」と思ってしまうところがある。「ノイタミナっぽい」って言いたいんだけど、厳密にはノイタミナではないのがややこしい。

 何度も書いてるが、「青年誌っぽい絵柄」は私の苦手とするところ。今作はその直球ど真ん中にあり、こないだも「アンダーニンジャ」が今ひとつハマらなかったように、どんだけかっちりした作画でもそれだけでハードルが高い。さらに「不良もの」も苦手ジャンルの1つで、暴力のみでの問題解決はあたしゃ生理的に好かん。「喧嘩」なんてタイトルに冠してる時点ですでにハードルを1個余計に設置されたようなもんである。

 と、2つも苦手ポイントがある割には悪くないスタート。「生理的に無理」な部分は全部そのまま無理ではあるんだけど、それを踏まえた上でもなかなかに興味をひいてくれるスタートにはなっている。「動画配信もの」は昨今の創作ではすっかりお馴染みになったジャンルで、YouTuberが憧れの職業第1位になるようなこの社会で、エンタメの1つとして配信者を扱った作品が出てくるのは至極当たり前のこと。これまでアニメ作品としては配信者そのものをテーマとして扱ったものは多くなかったが、ようやくアニメ化の波がその時代まで追いついてきたということだろうか。

 「配信者もの」と一括りにしても見せ方は色々あるのかもしれないが、「配信」そのものをテーマとして独自色を出すのはなかなか難しい。何しろ最終的には「いかに視聴者数を稼ぐか」という問題に帰結するわけで、そこで工夫できるポイントに限界があるからだ。明け透けな「動画の内容」で勝負する作品としてたとえば「DEAD Tube」なんて変な漫画があることは知ってるが、それ以外にどんなパターンがあるか。そこで今作は「喧嘩」というテーマを盛り込み、格闘漫画+配信者ネタというコラボでオリジナリティを出そうとしたわけだ。この組み合わせは素直に興味がある。「暴力で全てを解決する不良ものは好かん」とは言ったが、こちらの作品は「暴力で全てを解決する」わけではなくて「問題解決のための暴力をいかに扱うかを考える」作品なので、おそらくウェイトを置いている部分が異なるのだ。

 そうした筋立ての漫画、確認したら原作は韓国のWeb漫画とのこと。作中で思い切りでけぇ金属鍋に辛ラーメンを作ったり、その中にまるまんまのキムチをぶちこんでる様子になんか違和感があったのだが、そういうことならなんか納得。サムゲタンを作るだけで謎の炎上をする理不尽な時代から随分と時が流れたものである。個人的な主義主張として唯一疑問があるとしたら、何故か韓国漫画は日本に入ってくるとキャラクター名だけローカライズされて日本人にされる傾向がある。これ、別に現地の名前のままでいいと思うんだけど、わざわざそういうことするから余計なところに違和感が出ちゃう。確か「俺だけレベルアップな件」もそういう処理が施されているらしいのだが、中国アニメとか、もちろんアメリカ産アニメとかでもそんなローカライズはそうそう起こらないはずなのに、なんで韓国だけそういう流れになっちゃったんだろうね? 「韓国名は日本人に馴染みがないから」とかなのかな。でも、韓流がこんだけ浸透した現代にそこはあんまり理由にならん気もするし、その理屈なら中国名だって覚えにくいし。今後のメディア展開で、この傾向はなくなればいいけどなぁ、とは思う。

 まぁ、こうしてみると配信者の立ち位置やスクールカーストの扱い、それを取り巻く諸々の文化など、やっぱり日本と韓国は近いところが多いのが見えて面白い。妙な形での国際理解を繋いでいけないもんですかね(もうちょいいい方法があるやろ)。

 
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 3体の殺人ドライアド、どこぞのギルドマスターかい、第15話。ドライアド達、ほとんど叫び声しかあげてないのに3体別々にキャストついてて笑った。

 前回がなんかぬるっと過ぎた不思議な「外側」回だったのに対し、今回はゴリゴリにライオス達の様子を描いており、あまりに色んなことが起こり過ぎてて脳がパンクしそうな展開。そのくせダンジョン脱出は一切進んでないというのがちょっと面白い。

 前半から要素を拾っていくと、まずはサブタイ通りにドライアドとの邂逅。狂乱の魔術師によってダンジョンがリアタイで作り替えられてるとのことだが、あんな石造りの街並みからいきなり鬱蒼とした森林地帯につながっていたのも謎といえば謎。そしてそこに住み着くドライアドだが、どうやらこの世界では「植物の一種」と捉えられている様子。「ドライアドの実」「ドライアドの蕾」などの表現からもそれが分かり、いわばマンドレイクのでっかい版みたいな扱い。これまでの私の経験からすると普通はドライアドってのは「森(木)の妖精」という認識で、多分原典もそっちの方が近いんじゃなかろうか。今作は「モンスターを食う」という大目標があるせいか通常は精霊だと言われるものの扱い方がやや特殊で、ウンディーネも「微生物の集まり」みたいな処理だった。こちらのドライアドが何故人型をとり、体内にあんだけ花粉を蓄えて飛びかかってきたのかはよく分かんないけど……まぁ、あんだけ動けるならおそらく栄養価も高いに違いない。

 花粉症にもめげずに満身創痍でドライアド3体を倒すことに成功し、久しぶりに精のつきそうな食事を提供できたことを喜ぶセンシ。彼の中で他の面々は保護対象なんですかね。いまだにこの4人の関係性ってのは不思議なところがあり、チルチャックは割と歳くってるはずなのに今更性教育を受けて暴れていた。ハーフフットはそっち系の話が苦手? そして意外なことにマルシルがライオスに魔術の手解きをしようと試みる。剣士だの魔法使いだのという区分はあくまでステータスウィンドウがある世界のものではあるので、こうして突如ミッション中にソーサラースキルを身につけることだって不可能ではないのかもしれないが、なかなかに節操がない。そんなに簡単に習得されたら、わざわざ学校にいって勉強してた子たちが可哀想だが……そこは学校一の天才少女の指導ということで大目に見てもらう。

 ライオスが初めて接する魔術との関係性が掴めずボロボロになる中、いまだに魔術の是非を巡って揉めるチルチャックとマルシル。チルチャックはこないだの一件でパーティメンバーとの心の壁がなくなったと思っていたが……黒魔術って対象への嫌悪感はまだ拭えていなかったか。露骨な当て擦りにマルシルもいい気分ではなかろうが、今回は真っ向からぶつかるのでなしに、「確かに正道ではないが、別に悪いものというわけではない」という理屈を説いてくれた。正直言葉の意味はよく分からんかったが、ファリン復活の際に何か相当無茶なことをやったっぽいことだけは伝わってきた。無理やりダンジョンの理を歪めてしまったのが魔術師を怒らせた原因だったりするんだろうか……。

 そうしてバタバタしている中で、魔術師の狙い通りだったのか偶然だったのか、またしてもレベルが上すぎる厄介な魔物とぶち当たってしまうマルシル。コカトリスはそうねぇ……確かにあんまり序盤で出てくるRPGとか見たことないし、強そうな認識はあるわよねぇ。最大の特徴である「石化」についてはライオスが「毒というより呪い」との説明をしてくれてなんとなく納得はできた。もし純粋に物質的な(?)毒だった場合に、例えばゴーゴンとかカトブレパスとか、そういう魔物の石化が説明できなくなっちゃうからね。いや、この世界にそれらがいるかは知らんけど。

 ライオスのことを思い出して自分なりの精一杯を見せるマルシルは可愛かったがすんでのところで牙が回避できずに見事に石化。石になっちゃったヒロインの扱いがここまで悪い作品もなかなかないですね。さすがはマルシル。このパーティーには最後の最後まで心の底からの友情を感じ合うとかじゃなくて、バタバタと揉めながら冒険を続けて欲しいですね。

 
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○「デート・ア・ライブⅤ」 ―

 悲報、まじひくわーさん登場すらしない。……まぁ、もうそんなとこにカメラ向けてる余裕ない展開なんだわ。

 というわけで、10年以上もの時と4つのスタジオを、繋いで繋いで辿り着いた第5期。流石に流れ的にもここが最終章だろ、とは思うのだが、今確認したらWiki情報のどこにも「原作が完結した」とは書かれてない。OKブラザー、見届けるぜ。

 とはいえ、アニメも4期と5期の間に2年が空きましたんで、前になにやったかなんて1ミリも覚えちゃいないんですが、確認したらいよいよ狂三さんをメインヒロインの座に固定して壮大なデート or アライブを綴ろうという段階には入っているっぽい。この度の1話目もどう見ても狂三がメインであり、「十香? あぁ、あのモブCくらいの子ね?」みたいな扱い。それでも十香はまだいい方だよ。八舞姉妹なんているんだかいないんだか分かんないレベルだし。このキャラの数でもめげずに全員を最終決戦まで引っ張り上げてるんだから感謝しないとな。

 というわけで、ここまでの歴史で積み上げてきた時逆狂三という一大ヒロインを描ききれるかの大勝負。4期目から監督を始めスタッフが大きく入れ替わって制作がGEEKTOYSになっているが、以前よりも作画状態も安定している(と4期の感想にも書いてある)。今回の1話目はそんな中でも一際作画がよく、狂三ちゃんのご尊顔はかなり魅力的。最後までこのまま走り切ってくれるなら、よく分からなくなっちゃったなりに追いかけていけるんじゃないかと期待している。

 あとはまぁ、10年越しでお付き合いを続けている中の人たちの頑張りにも注目。こういう作品でしか見られない名前ってのが結構あって、当時新進気鋭だったプロダクションエース勢はもはや今作の専業と言っても過言ではない。個人的には、今回はエンディングになったとはいえ、令和のこの世の中にまだsweet ARMSが再集結できるという事実に感動している。

 
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○「この素晴らしい世界に祝福を!3」 ―

 はい、またこの世界に戻ってくることができました。(荒れ果てた)実家のような不安感……。

 一応ネガティブなニュースとして、制作スタジオが変わったって事実はあったりします。1期2期の間が1年しか空いてなかったのに対し、今回は劇場版や「爆焔」をカウントしなければ実に7年ぶりのテレビシリーズ。色々と変わってしまったとしてもしょうがないのだが……でもまぁ、劇場版をカウントから外すのはおかしいし、「爆焔」の方ではこちらのスタッフが担当しているのだから「仕切り直し2作目」と見ることもできるだろう。「爆焔」は残念ながらそこまで面白くはなかったのだが、カズマさんにアクア、そしてダクネスが帰ってきたらもう大丈夫だ。別にめぐみんが悪いってわけじゃないぞ。1人より2人がいいさ、2人より3人がいい、それだけの話。

 映画「紅伝説」から5年は空いたが、アニメの中ではあのエピソードの直後からの再開。ディティールはもう覚えてないけど、カズマの中でめでたくあててんのよさんがトラウマになっていたらしく、余計なまでに引きずってるところでまず笑った(ちなみにどうでもいい情報だが、あててんのよさんは中の人も巨乳で有名だ)。そしてそんな「非日常」のお話だった劇場版からゆっくりと日常に戻り、こいつらにとっての日常ってのはこういうものやで、というのを実に残酷に、実に滑稽に描いてくれる安心の1話目である。制作スタジオのドライブは作画的に不安は山ほどあるのだが、画がヘタっても全部「そういう演出」で済まされるこのすばワールドはほんとに強い。作画がしょぼい方がいいまである。ずるい。もちろん、そうした歪んだ評価を獲得しているのもこれまでの積み重ねがあるからだし、ちゃんとやるべきことはやるメリハリのおかげ。今回はオープニング作画がとんでもないことになっており、なろうラノベ業界の第一人者としての矜持をこれでもかと見せつけてくれている。やっぱりカズマさんはナンバーワン転生者だぜ!

 そして元気な3バカ連中。めぐみんはどうにもカズマに対して匂わせる部分があるのが気になるが、ダクネス・アクアが元気ならそれでいいや。今期はアクア様と久石奏が同時に活動するクールになるのか。やべぇぞ。さらに今回はゲストに賢狼の中の人も参加。身も蓋も無いキャラ設定に、これまでの小清水ヒストリーでも聞いたことねぇような高音域のキャラ作りに声優小清水亜美の魂を感じる。あ、あと荒くれさんは元気です。やっぱ彼がいないとこの世界はしまらねぇよな。

 さて、今回も色々とやらかしてほしいとは思うが、別に何もしなくったってこいつらは笑いに昇華してくれる気もしている。全世界のニートの希望を背負い、戦えカズマ、負けるなカズマ。

 
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○「声優ラジオのウラオモテ」 4

 なんともセンシティブな作品ですな……。なんかねぇ、最近界隈が変な話題でざわついてるから、妙に因縁めいたタイミングだなぁとは思いつつ……わたしゃ触れませんよ。1つ言えることがあるとするなら、「自分の好きなものを卑下するな」ってことくらいですかね。

 閑話休題、久しぶりに「声優」をダイレクトに取り扱ったアニメ。このジャンル、どうしてもメタ思考が発生してしまうというか、「声優を演じる声優」をどーしても意識してしまうせいでなかなか楽しめないという残念なハードルが存在しており、穏当な作品であれば「それが声優!」はあるあるネタ程度にとどめる浅野真澄大先生の采配のおかげで無難な仕上がり、攻めの姿勢で声優アニメという枠をぶち抜いた「ガーリッシュナンバー」あたりは一応記憶には残るだろうか。個人的には原体験は「ラブゲッCHU」なんですが、残念ながら記憶にも記録にもあんまり残らない作品でした。

 こちらの作品はリアルな声優を描くと言う目的はハナから放棄したデザインになっており、メイン2人も現実感を全力で取っ払い「そんなわけあるかい」という設定にしてある。これは流石に狙ってこの設定にしていると思われ、「ウラオモテ」というタイトルでギスギスした関係性を描くにあたり、下手にリアルに寄せてしまったらどんな二次災害が起こるかわかったもんじゃないのである。できる限り「フィクションでオタクの妄想の中の声優さんですからね〜」と前置きしとけば、「声優」に肉薄せずに物語を進めることができる。そういう意味では変な拗らせにつながらないのでちょっと安心。まぁ、どうしてもメインを張ってるみっくともえしには変なイメージも湧いてしまいそうだが、ここまで色んな荒波を超えてきたこの2人のタフネスだったらこれくらいの汚れ(?)仕事はさほどの問題でもないだろう。俺、いまだにスタイルキューブを巡る諸々の動きっていまだに理解できてないんだよな。

 で、そんな風にして「どこをどう観たもんかな〜」と声優オタクは1人で懊悩してしまう部分があるわけだが、幸か不幸かこちらのアニメのクオリティはなかなかにヘボい。そもそものキャラデザにクセもあるのだろうが、2000年代のラノベみたいなバリッとしたデザインに作画が追いついておらず、1話目時点で色々とダメそう。制作のCONNECTはちょっと前に「あやトラ」でやらかしたスタジオで、前クールの「望まぬ不死の冒険者」は成立してたはずだが……ここから1クールをどう維持していくだろうか。

 一応、ここから百合っぽいシナリオに入っていくだろうことは容易に想像できるが、導入のでこぼこ具合がかなりあからさまなので、こっからのドラマ作りは結構神経使いそう。おためごかしの脚本じゃ満足しねぇからな。それにしてもみっくは百合仕事がほんとに多いな……。

 
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○「アイドルマスター シャイニーカラーズ」 5

 最後のにょぽみで雰囲気ぶち壊しやんけぇ! ……まぁ、一番面白かった瞬間はにょぽみでしたけど……。この書き方すると、以前から「ちょぼらうにょぽみを切る位置は『ちょぼらう』でいいのか?」という謎をずっと追求し続けていた知人を思い出す。

 アイマスに関してはこないだのミリオン某でちょっと痛い目を見たので警戒体制をとりながらの視聴開始。案の定わらわらと大量のアイドルが出てきたので「やっぱ見てて分かんなくなるやつじゃん」と気色ばんだが、少なくとも1話目時点ではメインヒロイン(だよね?)の物語に焦点が当たってる風でそこまで煩雑でもなかったのでまだ様子見。確認したら、ずっと劇場で予告を見てた作品がこっちだね。どうやら今回のアニメをまとめて先行上映してただけらしく、つまりこのアニメはとりあえず最後まで完成しているという保証はあるわけだ。まぁ、フルCG作画だから途中で力尽きて作画がぶっ壊れるとかいう心配は最初からないんだけどさ。

 CGによる女の子作画は常に賛否あるが、最近じゃもう珍しくもなくなっているし、今作は比較的高めの水準で作画が守れられている気がするのでCG自体への嫌悪感はほぼない。唯一気になるのはオープニング映像で次々にキャラの顔が切り替わりながら1つのダンスを踊らせる演出だが……ああいう形にしちゃうと(たとえみんなわかってるとしても)1つのモデルで全部のアイドルのモーションを管理してるんです、みたいな部分が余計に可視化されちゃってあんまり気分のいいものではないかな。だって理想を言うなら、全てのキャラ1人1人にモーションつけてほしいからね。最初期の「WUG」とかはそういう部分にこだわりがあったはずなんだけど。

 しかしまぁ、これだけの完成度のCGワークを見せられると、監督をつとめるまんきゅう氏もよくもまぁここまで辿り着いたもんだとちょっと感慨深くある。元は実写まで混じったようなショートアニメとか雑多な作品を受け持ってた人なんだよね。確か最初に名前を認識したのが「30歳の保健体育」だし。そこからちょこちょこ作っていたショートアニメの中に「ぷちます」も含まれており、もしかしたらその辺からアイマスブランドへの参入のきっかけがあったのかもね。ちゃんといい仕事できてると思いますよ。

 今回のアイマスについてはまだあまり評価のしようがないのだが、前回の「ミリマス」に比べると知らないキャストなんかもちょいちょい混じっているのでやはり時代的に「若い」作品なのだろうということが感じられる。だからとて全然知らないわけじゃなく、誰とは言わないが何人か「あっ、エロ同人によく出てくる人だ」っていう子がいましたがね……。最低の消費者でほんとごめんなさい。大丈夫、フォローしてない作品のキャラは基本的に関心持たないから(何が大丈夫なんだ?)。とりあえず、「ミリマス」で失敗してしまったので、ここから改めてアイマスに少しでも興味が持てるようなきっかけが出来ればいいとは思ってます。いや、エロ同人は関係なくね!

 
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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