最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
開始数秒のたった一言で全部持っていく佐倉さんパワー、第13話。一発で「どういう雰囲気になるか」を理解させるのは流石すぎる。 あれ、クイーン編終わっちゃった? 前回なんかどでかい怪物とクイーン・シアンのコンビが対峙したところで終わってしまったし、まだクイーン編は2話しかやってなかったのでなんだかバランスが悪いな。まさかの「時は流れて……」でクイーンの行く末はお預け。すごくモヤっとするけどとにかく次のヒーローへ。まぁ、あとで何かしらの回収があるのだろうし、大人しく着いていくしかないだろう。 5つ目の断章は三篇連続で女性ヒーローが主人公。彼女の本名は「ルォ・リー」の表記だが、周りからは「ロリ」と呼ばれており、公式のタグ付けも今回から「ロリ編」となっている。他のヒーローとの繋がりは、彼女が幼い頃に憧れたヒーローがクイーンということで、どうやら時系列的にはそこそこのズレがあるようだ。全部の時系列を統合して見てないので幼少期のシーンがクイーンのどの辺りの時代のことなのかがよくわかってないのだが……多分クイーンがメディアで安定して評価を得ている時代だと思われるので、今回からのエピソードはクイーン・シアンの時代からざっくり10年前後は経過したと見ていいのだろう。……ナイス・魂電との繋がりはもはやよく分からない。 3人連続で女性ヒーローということでだいぶイメージが偏りそうなものだが、今作は章立てが変わるごとに作画レベルでイメージを刷新してしまうので全くマンネリ感はない。シアン編のベースが「CGアイドルアニメ」調、クイーン編がシリアスなサスペンス調とするなら、今回のロリ編が一番日本のアニメに近い「きらら系の萌えアニメ」調。コミカルなデフォルメ描写も多く、「可愛い」がステータスのロリの個性がよく発揮されている。まぁ、これまでの例を見るにこっからシリアスにはなっていくと思うのだが……どこまで鬱に転じるかは予断を許さない状況だ。 毎度のことながら疑問が残っているのは、「じゃぁ今回のロリは信頼値がどうなってるんだ?」という部分。彼女は幼い頃のクイーンへの憧れから、何の後ろ盾もない、むしろイメージのせいで「ヒーローっぽくない」と周りから思われている状態でがむしゃらにヒーローを目指している。つまり「周りからの信頼」という意味ではマイナス評価の人間であり、必死に点数を稼ごうとしても、周りから「可愛い」と思われるだけであっという間に減点。さっぱりヒーローとしての強さを得られない。そこでなんとかして埋め合わせるための武器が「科学力」であり、さまざまなギアを開発・装着することで戦力を底上げ、さらに顔を隠して「マスクドヒーロー」として活躍することで別なヒーロー像としての信頼獲得に乗り出した様子。これは最後に事務所を襲撃した謎DJの仮面から思いついたアイディアだったが、視聴者目線ではすでに魂電という前例があるので、「もっと早く思いつけばいいのに」と思わんでもない。まぁ、全く新しいヒーローとしてゼロから信頼値を積み重ねていくのはそれなりに大変だろうが……。 というわけでよく分かってないのは、今回みたいなケースって「中の人・ルォリーとしての信頼値」と「仮面のヒーロー・ロリ」の信頼値って、どういう計算になってるんだろう、という部分。手首にある信頼値カウンターはあくまで1つなわけで、変身(?)前と後で別に計上されるわけじゃない。なんとなく人々が「あの人頼りになるなぁ」と思ったら信頼値が上昇するというシステムなので、仮面状態で活躍して「誰だか知らないけどあの仮面の人強い!」って思われたらそれが中の人の信頼値に加算されるっていう認識でいいのかしら。ただ、そうなるとこれまでの事例で多かった「メディアの報道を通じて能力が変化する」みたいな状態と整合性が取りづらい気がするのだが……例えばギアを開発して「全く別な能力を駆使するヒーローとして同時並行して活躍する」みたいな戦略を取ると、さまざまな能力を同時に使えるマルチタスクヒーローが爆誕するんでしょうかね? まぁ、よく分かんないけど今のところは「ロリも頑張るよ」くらいで受け止めておきましょう。CV古賀葵ちゃんなお友達が出来て、「可愛いから苦労してきた」という贅沢な2人が共感をもってこれからのし上がっていく話になればいいな。ちなみに例の襲撃者、どう考えても同僚のクソナードの仕業だと思うし、普通に考えたらストーカーじゃなくてボディガードみたいな役割だと思うのだが……その辺が拗れて鬱になるのだけやめてね。なんか、この章は終始コミカルですすんでも別にいいと思ってる。
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長い道のりでしたね……。忘れた人もいると思うので確認しておくと、本作は昨年夏クールに1度2期の放送が開始したが、その後「映像クオリティの維持のため」という聞き慣れた(聞き慣れちゃダメな)理由により放送を中止。この春、半年の沈黙を破って改めて放送が再開されたのである。おかげで1話の放送から最終回までがほぼ1年がかりという、望まざる長期作品(長期作品ではない)になった。 そして、そこまで頑張った結果なのだが……ねぇ、映像クオリティは? 作り直したという割に、全体的な作画は明らかにショボい。ド派手なエフェクトバリバリのバトルが売りの作品なのでカロリーが高いのは理解できるが、だからとてこのキャラ作画で放送しちゃったとなると、「この半年何しとったんや」という感想しか出てこないのである。SILVER LINKだけじゃ不安だってんで(?)2期から2社体制になったというのに……マジでどういうスケジュールで制作されたんだよ。 そんな理由で、正直話の中身はさっぱり入ってこなかった。まぁ、元々1期からブランクが長すぎたせいでほとんど覚えてなかった作品だったが、こんな経緯で、こんなクオリティではちょっとでも「思い出してみようかな」というモチベが起こることもなく。大人しく埋葬されることを願うしかない。 ただ、ここまでの惨状の割にはまだ評価する余地はあると思ってはいるんですよ。1期の頃はチョロイン・アリスさんの可愛らしさ、チョロ従者リンさんの可愛らしさ、そしてミスミス隊長の健気な可愛らしさなんかはある程度楽しんだ記憶はあるし。2期目はミスミス隊長の活躍こそなくなっちゃったが、代わりのサブヒロイン・シスベルの活躍もあったし、あまりに悪辣に暴れ回る沢城女王の暗躍とか、筋立てはむしろ楽しそうな部類だったのだ。ほんと、スタジオとスケジュールに恵まれていれば一気に売れ線商品になってもおかしくなかったと思ってたのに……。R.I.P.
「アポカリプスホテル」 7→9 去年1回タガを外したもんだから割と気軽に高得点も記録できるようになりました。今作の場合はあんまり躊躇いはないです。強いて悩ましい要素があるとしたら、過去に7、8点付けた作品でも今なら9でいいかなあ、って思うことはある。多分「よりもい」あたりはエラッタ出すと思いますね。 もひとつ現時点での悩みがあるとしたら、年度開始の春クールでこの作品が出てしまって、来年春に執筆する予定のグランプリ記事で今作を乗り越える作品が現れるか、という部分。去年の春に「まけイン」が出てきた時も似たような不安があったんですが、現時点では多分タイトル部門・ヒロイン部門・アニソン部門でぶっちぎり。エピソード部門が残ってたら多分11話がとってることでしょう。それくらいにもう、ぞっこんのメロメロ。なんだろね、こんなに最高に大好きな作品が年1本以上のペースで現れてくれるもんでアニメ視聴はやめられねーですよ。でも完全オリジナルアニメでこの結果はほんとに快挙だなぁ。それこそ「よりもい」以来と言われてもおかしくないレベル。 今作の良さについては、もう皆さんが好きに語ってもらえばいいんですが、強いて私から1点あげるとすれば、こんだけ野放図にあっちこっちにぶっ飛んだ内容を描いたはずの作品だったのに、不思議とその根幹に「らしさ」みたいなものがあったことかな。冷静に考えて、我々視聴者がこの作品と出会ってからまだ3ヶ月しか経ってないんですよ。ヤチヨさんの顔を初めて見てからのべ時間数にして数時間分。ポン子たちに至ってはそれ以下だ。その上、毎回ぶっ壊れたり大気圏突入したりタンクったりグレたり死体遺棄ったりして、表層的に見れば「毎回予想もしないトンデモ展開だらけのイカレ作品」になってるじゃないですか。実際、毎週の視聴時には「どうすんだコレ!」と思いながらその破天荒な成り行きを固唾を飲んで見守っていたと思うんですよ。昨今のアニメだけじゃない娯楽の共通要素として「飽きられないようにとにかく刺激を与え続ける」という刹那的な方向性があり、今作もその例に漏れずに「刺激を与え続ける1クール」だったのは間違いない。 でも、その上で「なんでもありのぶっ壊れ作品」じゃないんですよ。その根底に「アポカリプスホテルって、こういうアニメなんだよ」っていう何かしらの「らしさ」があって、なんなら僕らは1話目時点でそれを叩き込まれていた気がする。視聴者が11話を見て説明不足だと思うどころか「情報が多すぎる!」ってうれしい悲鳴をあげてたのは、きっとヤチヨさんの一挙手一投足に、背景美術の隅々にこの作品が伝えたいことがぎっちり詰まっていることを感じ取ることができたおかげだし、あれだけちゃらんぽらんな展開を迎えた最終回に至っては、「そうそう、やっぱここに戻ってくるのがこの作品なんだよな」ってありえない安息を得ていたと思うんですよ。たった1クール、否、ほんの1話か2話でその水準まで何かを伝えることができるアニメって、それだけでとんでもない話だと思いませんか。 SF、ギャグ、アクション、スリラー、ホームドラマ。あらゆる要素が詰め込まれているのに、どの部分についても手癖でなおざりに処理することなく、奥の奥まで設定を作り、しれっと描いてみせる周到さ。そしてそれをアニメという媒体が求めている最高に素敵な「画」でもって提供してくれる技術力。何がどうなってこんなとんでもないオリジナルアニメが生み出されたのかは分からないが、まだまだ日本のアニメ業界もこういった爆発を引き起こすだけのエネルギーが渦巻いているということがとても喜ばしい。とりあえず、監督の春藤佳奈さんというお名前はしっかり覚えておいて次を待ちたい。そしてなんといっても、ヤチヨ役を本当に楽しんで、全力でやりきってくれた白砂沙帆にも最大の感謝を。 地震→停電から即座に薄暗力(うすぐらりょく)を計測できる鮫洲さん素敵、第12話。先週休んだ分、いい具合の活躍でしたね。「最強の薄暗スポット」とかいうパワーワード。 最終回ラッシュ中なのでこうして何事もないかのように放送が続く作品は嬉しいですね。ただ、一応は前回のお話が1つの区切りになっていたので今回からは「エイリアンの襲撃が表沙汰になった世界」のお話だ。……まぁ、あんま変わんないけど。カリカリしてるのはシベリアちゃんくらいのもんであるが、このシベリアがまた可愛いんだよ。「猫のキャラに花林ちゃんボイス」ってもっとぽやっとして安易な萌えキャラを想像しがちだけど、シベリアは猫組の中でも一番気性が荒くて頑張り屋さんなのが見ててよくわかるのが愛おしい。苦労人気質の猫、実に味わい深い。 そして、今回は意外なことにそんなシベリアのカッカした状態で矛先が向いたため、これまでなんとなく脇にいただけだったデシマル、そしてその飼い主であるアキヒロのパーソナリティにも多少スポットが当たることに。まだ2人とも謎は多いのだが、まずアキヒロがどこぞの大臣のご子息であるという事実が明かされ、さらにデシマルがそのコネクションを利用しようとして失敗した果てに今の状況があるということも分かった。なるほど、流石にあれだけ偉そうにしてたデシマルが何の行動も起こさずだらだらしてたわけじゃなかったことが分かってちょっとホッとした。しかもダイレクトに「日本のインフラのトップ」に接触しようとしていたとのことで、考え方だけはムームーよりよっぽど仕事できるっぽい。まぁ、「インフラのトップ」が大臣かと言われたらだいぶ微妙ではあるのだが……その結果巡り巡って天空橋の近くに転がり込んだのだから結果オーライなのかしら。 そして、そんな「成れの果て」を引いてしまったデシマルは今のところアキヒロに対してはあまりいい感情を持っていないみたい。「お前が引っ張り出したせいで俺は失敗したマル」くらいに思ってんのかね。それでもアキヒロの家に居着いてるのはまだコネが復活する可能性に賭けているのか、単にムームーと接触できるようになったからつるんでるだけなのか(後者っぽい)。また、デシマルは桜子に対してはかなり特別な想いを持っているようでもあり、「桜子女史」に対してはかなり従順。恋心とかではないと思うのだが、ムームーの態度との温度差もあり、いまだに「結局デシマルって何考えてるんだろうな……」はよく分からずじまい。Aパートのオチは「最近はルンバも色々と進化してるんだなぁ」です。 Bパート、なぜかミニ四駆大会に出ることになったムームーと桜子。作品内で「ミニ四駆」という名称が使えないのはおそらく商標だからだと思われるが、あれは「モーター付きミニカー」という名前でいいんだろうか。Wikiの説明だと「小型動力付き自動車模型」とありますね。……だいたい合ってんのか。まぁ、機械に興味を持つなら別になんでもいいのだが、ミニ四駆なんて結局大事なのはモーター部分だけだろうし、モーターの話なんてこれまで散々やってきたと思うんだが……単にムームーが面白いと思っただけなのかな。 そしてミニ四駆とは特に関係ないところで事故る桜子。乙女の膀胱の危機に「つぎはぎムームー」の分解能力が冴え渡り、サマーセーターから毛糸玉を錬成できたところまではすごい。まぁ、その後の計画はだいぶ杜撰だったけども。今回テーマになったのは「乾電池」で、今更ながらアルカリとマンガンの説明なんかを聞いて「へぇ〜」と思いましたね。いや、流石に乾電池の仕組みについては高校の化学で学んだはずなので知ってはいたのだが、「液漏れが特徴なのはアルカリの方」とかね。なるほど、微妙に用途が違うからいまだにマンガン電池って根絶されてないのか。いや、流石に最近はあんまり見ないけどね。 オチだけを考えると、多分マンガンだろうがアルカリだろうが結果は同じになってたと思うのだが、いつも通りに鮫洲さんとの妙な遺恨だけが残りました、というお話。……この2人の仲もじりじりと進まないわねぇ。あたしゃアキヒロとの関係性よりも桜子-鮫洲間の関係性の方がずっと気になりましてよ! 存外最終回っぽくなった! 最終話! 結局シネフォト部の根幹を担っているのは敷島。はっきりわかんだね。 というわけで初の映画撮影にチャレンジすることになった3人。……と思いきやここでまさかの4人目召喚。最終回で新キャラ投入するアニメどないやねん、と思ったが、最後まで見りゃなるほどそういうことね。なかなか強烈な「先輩」の登場に、かつて敷島が映画研究部とやらでどんな立ち位置におり、どんな扱いを受けていたのかがなんとなく察せられそうでちょっと面白い。ぜひ、機会があったら当時の敷島の様子を描いた漫画でも見てみたいもんである。なんか、ちょっとニセ田島先輩の素のテンションが敷島に似てたんだよな。もしかして映画研究部は伝統的にあのノリなんだろうか。意外なとこでバイタリティ発揮しそう。 撮ろうとした映画は身の丈にあったチープな内容ではあったが、……ほんとにこの作者は今作でホラーがやりたかったんじゃないかと思えるくらいにホラーの内容でこすり倒してきた。厳密には「ホラーギャグ」なのかな? クロクマ先生という絶対的な指標もいるし、1クールのアニメ中で少なくとも3度目のホラーネタ。個人的には勘弁してくれ案件ではあるが、まぁ、今回のは明らかに中盤から「ドッキリだろうしな……」ってなってたのでなんとか耐えられました。でも、一歩間違ったらほんとにさつきたちは捜索願い出してた可能性もあるわけで、敷島も割と危ない橋渡っとるわ。なんなんだろな、こいつの度胸と時たま見せる変な熱意はよ。 まぁ、やってることはなかなか悪どいが、さつき目線では結果的に憧れの先輩と久しぶりの再会が叶った。そうそう、確か今作はこんなヘンテコな重すぎ百合設定から始まった作品だったわ。途中から霧山もあんまし愛情を向けなくなったから忘れてた。先輩を見てる時のさつきのテンションはモノホンのそれであり、こんな簡単なことなのに彼女の受けた感動のせいでなんか知らんけど最終回っぽい空気になるというマジック。ズルいっちゃぁズルいけど、これはこれで綺麗な終わり方だったんじゃなかろうか。ちなみに、なんでか知らんけど最終話のコンテは山本裕介(ずっとヤマノススメの監督やってる人)だった。ゆるキャンをすっ飛ばして謎の富士山コラボである。 「また来週」って歌ってんだから来週も放送してくれよォ! 最終話! なんか有終の美を飾った感じ出してるけどさぁ、この世界においては何一つ解決してないんだよな。まぁ、原作未完だからしょうがないネ(もはやそういう問題でもない気が)。 最終回だからってんで有り余るパワーを見せつけるかのような作劇。いや、別に動画枚数が半端ないとかではないのだけど、ヘンテコ刺客とのバトルシーンは異様な緊迫感と卑怯なトンデモ感が入り混じる絶妙な画面。相手があまりにも悪辣すぎるもんだから(多分)ギャグアニメだというのにハードすぎる描写が続く。相変わらずとばっちりみたいなポジションのマリンはかわいそう過ぎたが、実際に痛めつけられた量でいえばやはりさとこの方が多かったか。多分マリン側は「ロボ子ビームの巻き添えで事故死しなくてよかったね」の精神でいた方がいいと思う。事前の自宅パートで散々爆発オチを繰り返してるくせして、ああいうところではやたらシリアスな爆発も起こるのなんなの。 そしてヒューっと口笛を吹いたか吹かないかは知らないが、颯爽とピンチに駆けつけるこのはの格好いいこと。戦地帰りの傭兵は、なんと片腕を落としての登場だ。今作は目だの腕だの容赦無く欠損するし、幼児返りの影響は色濃く残るし衣装は燃えたら戻ってこないし、ギャグのくせしてあらゆる瑕疵があとあとまで尾を引くの怖すぎる。まぁ、流石に腕についてはリカバリできたけども……その腕が復活する理由が一番わからねぇんだよ。ブラックジャックかよいや、燃えたり電撃浴びたりしてたはずの目が何事もなく復帰してるのもやばいけど。あれ、色違いになったってことはもしかして別人の目を移植してんのかしら。……もうミナトの持つ技術力について考えたらダメだな。今作は「ミナトの技術力・マリンの科学力・さとこの能力」と考えたらあかんものが多すぎるわ。こんだけ並べて一番チート力がおとなしいのって「このはの戦闘力」なのかもしれん。 結局、肝心の刺客をやっつけるシーンはいつも以上に省略。地獄から舞い戻ったこのはさんはどうやら強過ぎた様子。なんだかんだでリハビリきっちりできてよかったですね。お互いの無事を確認しあった忍者と殺し屋。いつも通りにさとこの方は脳天気に喜ぶだけで詳細を尋ねなかったが、このはが戻ってきた理由には実は大きな秘密があって……っていうところまで全部聞いてくれるマリンさんの名バイプレイヤーっぷり、ほんとに誰か讃えてあげて。中盤以降は色んな意味で彼女の功績が大きすぎる。ミナトとの仲もかなり修復できたみたいで、イヅツミ姉妹が幸せそうに同居してる様子が見られるのが本作一番のご褒美だったのかもしれない(もう両親のことは忘れましょうよ)。 いやいや、やっぱり本命はさとこたちのカップルですよ。ラストはシャフトらしく道路標識を多用して「バディとの合流」を示唆するシーンが展開され、最後の無駄遣い、まれいたそ忍者を相手に新たな名を冠した殺し屋バディがまかり通る。最高の笑顔のさとこ、そしてそれを受け止めることができるくらいにデレが見えるこのは。最終的に、ほんとのほんとに「忍者と殺し屋のふたりぐらし」になりましたとさ。めでたしめでたし。 ……もう、倫理観のことは忘れましょう。 ○「SAND LAND: THE SERIES」 6 まだまだ最終回ラッシュは続くが、その間に新番組も挟まってくる。本格的な新アニメは7月開始だが、こちらはいわゆる「地上波落ち」であり、NHKでの買取り(こないだまでガメラやってた枠)で一足先に放送開始のスケジュールということらしい。 Web配信アニメというカテゴリではあるが、さらにその前身として劇場アニメがある。確認したら劇場版の上映は2023年ごろで、その映画にシーンを追加して再編集したものが「THE:SERIES」名義で2024からディズニープラスで配信されていたとのこと。厳密には劇場版が前半6話、後半はさらにオリジナルが展開されるとのことで、まとめると「映画版の再編集Web版の地上波版」という非常にややこしい出自。まぁ、そんだけ無駄遣いしたくないリソースってことなんだろうな(金かかってそうだし、鳥山作品だし)。 わたしゃドラゴンボールにそこまで興味がないことからも分かる通り、鳥山作品だからってあんまり食指が動くタイプじゃない。そのために2年前にもわざわざ劇場まで足を運ぶことはなかったが、劇場で予告編を見てる時には「なかなか気合いの入ったCGワークだな」とは思っていた。わざわざ天下のNHKが放送してくれるというならこれを観ない道理もないだろう。原作については多分読んだとは思うんだが……まぁ、前述の通りにそこまで興味があるわけじゃないのであんま覚えてない。まぁ、シンプルに「ジャンプ漫画だなぁ」と思ったような気はする。 諸々の事情からそこまで大した期待はしていないのだが、劇場版が前提になっている作品ってことで作画クオリティは問答無用で高い。CGなので好みは分かれるかもしれないが、鳥山キャラの割とクセのあるデザインがアニメとして自然に動く様子は素直にワクワクするものになっている気がする。製作スタジオは3社が連名になっており、ご存じサンライズ、CG作画の雄・神風動画に加え、「ANIMA」というあんまり聞いたことがないスタジオもクレジットされており、これはどうやらドラゴンボールなどのサプライ映像を色々作ってるところっぽいのでそっち繋がりかな。これだけ人の手が入ってれば1クールくらいは勢いを落とすことなく描き切ってくれるんじゃなかろうか。 少し前に放送されていたDBについては残念ながら縁がなかったが、今作はなんとか最後まで視聴継続したいところだ。
「九龍ジェネリックロマンス」 6→5 時間の関係で最終話感想とこみこみで。ぶっちゃけサボりではあるのだが、まぁ、今作はこれでいいやという気もしている。 基本的に、今作の最大の誘致要因はシナリオラインの謎だったと思っている。ジリジリと続く幻想的な風景の中、いったい何が起こっているのか、どのような結末に辿り着くのか。それが分からないからこそ、毎回あーでもないこーでもないと妄想を膨らませて、その実態を追うモチベーションが上がった。となればその結末が非常に重要になるわけだが……これ、結局アニメオリジナルってことなんですかね? どうやら原作はまだ続いてるようなので、少なくともこの終わり方ではないはずだし……。 そして、そんな最終回が……いや、別に納得いかないってわけでもないのだが、やはりちょっと投げやりだったなぁ、という気はしてしまう。具体的に何が足りないって要素もあげられないのだが、原作からしてアニメ1クールでまとまる話を描くつもりはなかったわけで、それが無理やり1クールにまとまるようにふろしきを畳んだら、やっぱり全体の構成は歪になってしまうだろう。最終話では色んな部分を「もぅ、工藤さんったらしょーがないわねぇ」で片付けてしまっており、いくらなんでもそれであらゆる不可思議現象を飲み込めってのは無理な話。トータルしたらやっぱり印象は悪くならざるを得ない。 とはいえ、毎週の展開が気になったのは事実だし、個々のパーツに色々と光るものがあったのも事実。「九龍」「夏」というえも言われぬ空気感はかすむ陽炎のような情景をしっかり描いていたし、鯨井さんを筆頭に女の子が割と可愛い。なんなら男の子だってちょっと可愛い。全ての要素が飲み込めるようになったら、これらのキャラの魅力も一回りおっきくなったんだろうけども。作画については「やや良」くらいで推移したが、よりによって最終話でちょっと崩れてしまったのは惜しかったか。ことに鯨井さんのプロポーション、おっぱいがナニなもんで少しでもバランスが崩れると一気に漫画的で嘘くさいデザインになってしまうのが罪作りである。スーツ姿でも隠しきれない爆乳、ちょっと要素として盛りすぎだったわ。 結局「みんなして飽きもせずにループもの作るわね」というのが結論になってしまうのがなんだかもったないところで、8月32日の話も「定番」の上をいくにはもう一歩。色々と惜しい作品だった。 「神統記(テオゴニア)」 4→4 今期の「別に面白くもなんともないけど切りすぎるのも申し訳ないと思って一応キープしておいたなろう」枠。なろうの場合「嫌悪感がそこまで強くない」が視聴動機になるのはほんとどうかと思うけど。 ぶっちゃけ、第1話での印象がそのまま続いただけの1クール。最初に「なろうっていうか、なんかジャンプの新連載っぽい」と思ったのだが、ここまで視聴して「2、3巻くらいで打ち切られるジャンプ漫画っぽい」になった。筋立てがね、あまりにヒキがなくてね。そんでアニメとしての押し出しもなんもないから、毛嫌いする理由が少なくても、見続けたいと思う要素がさっぱり見つからなかった。 一応、ヨイショだらけのクソなろうと違って主人公に対して色々と辛そうなイベントをぶつけていく姿勢ははっきりしているし、「他の部族との関係性」みたいな部分で世界を彩ってやろうというプランが見えるあたりは多少先行きを考えている部分だろうか。 「前世の記憶」が何一つ意味をなしていない部分はずっと気になってはいたのだが、おそらくこの「中世アジアンファンタジー」みたいな世界観に際立ちを持たせるための1つの指標を与えるための方策だったのかな、くらいの印象。アニメの場合は放っておいても背景やらなんやらで世界の全体像をイメージさせることはできるが、小説媒体でこの世界を伝えようとするとけっこうな筆力が必要となり、どのあたりから「異世界らしさ」を見せるかというのは簡単な課題ではない。そこで「現代との差」を手っ取り早く見せられるのが「前世の記憶」であり、それを持ち出しておけば「あぁ、そういえばこれって異世界ファンタジーだったっけ」ということを思い出すことができる。あまりに端的な運用はやはり好みではないのだが……1つ1つの要素を取り出せば、多分原作者は色々と頑張りたいのだろうな、というくらいは受け止められるかもしれない。 とはいえ、相変わらずどういう層からのニーズがあるのかは分からんのだが……。作品と全然関係ないところから貶めるみたいで申し訳ないが、この度確認のために見に行ったWikiのあらすじのテキストがマジで小学生の作文みたいでひでぇ状態になってたのがなんか可哀想だった。色々と察するよね。 |
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HN:
Thraxi
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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