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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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5月27日 ドラフト模様(AKH×3)

ピック順 【Alessi】→【Sangriter】→【Serra】→【Thraxi】→【Chrolony】→【Mei】→

 

 アモンケット環境5回目。ぼちぼち環境理解も固まってきた頃だが……なんだろ、このピック時の尋常じゃない疲労感は……。なんかね、カードの価値が分かってくるとさ、特に低マナ域のカードは全部価値が上がって見えるじゃん。でもさ、俺みたいに未練がある人間は重たいカードは重たいカードで強く見えるじゃん。つまり全部のカードが強く見えるじゃん。何流しても胃が痛いじゃん。……辛い。そんな状態で勝てるわけがないのが辛い。

 

 業務連絡・次回、すでに1名欠席報告が出ています。一応現状は5人戦で進行する予定でいますが、「面倒臭い」などの理由でキャンセルしたい人は早めに申し出て下さい。あと1人欠席が出たら中止です。

 

 


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 少しずつキャスト陣に放課後ティータイムが集まってくる、第8話。あと2人……まぁ、揃わないだろうけども……。

 いや、個人的には豊崎愛生がラスボスポジションのキャラを堂々と演じているのがとても良いなぁ、というのがあったものでね。声優さんってのはインタビューすると「ものすごく悪い悪役とかやってみたい」っていう人が多いのだけど、競争率が高くてなかなか回ってこないのがラスボスポジション。持って生まれた声質もあるので出来ない人はずっと出来ないと思うのだが、そんなナイスなポジションにしっかりとはまっているのは実に見事。今後とも、アルタイルのキャラが良いものになることを願っております。

 閑話休題、いよいよ物語もゴロゴロと転がり始めるだろうか。その最後の一押しといった趣のお話。実際の動きはあまり多くないのだが、そのジリジリとした進み方の最大の原因となっているのは、もう主人公だかなんだかもよく分からなくなってきた颯太のせいである。英雄然とした濃いキャラばかりが集まるこの世界で、唯一人間的な部分が強くでている「普通の男の子」颯太。おかげでこいつの言動を見ているとイライラしてきてしょうがないのだが、まぁ、人の生き死にが関わっている話題だけに、そう簡単に割り切れない思いがあるのかもしれない。彼が抱えている問題は、アルタイルの創出元となった作品の作者のこと。製作された動画には「シマザキセツナ」とクレジットされていたが、まぁ、颯太の知り合いってことはせいぜい高校生くらいだったのだろうし、おそらく本名だろう。この人は元々商業ベースにあった何らかの作品から二次創作を産み出し、それを人気作品まで持ち上げる実力のあった人物。「シロツメクサ」と名付けられた穏当なキャラが軍服の姫君「アルタイル」となって現出したということは、このキャラが強烈に人々に印象づけられていたことの現れであり、それだけ作品に力があったということ。颯太も「とても才能がある友人」と評している。

 しかし、どうやら過去に颯太とセツナは仲違いをしている。いや、正確には颯太の方から一方的に関係を壊してしまった過去を持つ。同年代とおぼしきセツナの溢れる才能に、同じくクリエイターの道を志していた颯太は嫉妬の炎を燃やしてしまった。そしておそらく、そこから何らかの害意を彼女に向けてしまったのだろう(具体的な攻撃行動が無ければ、彼女の死に対して颯太があそこまで罪の意識を覚えてふさぎ込むことはないだろう)。詳細は未だ分からないが、自分が原因で「シマザキセツナ」を殺してしまった颯太。そんな問題を、なかなかチームの面々に切り出すことが出来ず、あろうことか、今回もメテオラに切りだそうとしていたのに結局話せずに終わってしまった。メテオラさんとしては颯太に気を遣って「話せるようになってから話してくれればいいんだよ」という対応だったのだろうが、問題がアルタイルというキャラの本質に関わる部分だけに、颯太はウジウジしてないでさっさと真実を伝えるべきだった。そのあたりの弱さ、才能への葛藤みたいなものは、「Creators」というタイトルを関した今作では一応中心的なテーマになっているんですかねぇ。

 アルタイルの行動原理は、「自分を産み出した神を拒絶したこの世界をぶっ壊す」というものだった。今回、弥勒寺の創造主など新たに「神」のラインナップが増え、「神と被造物」の関係性も多種多様であることが分かったが、アルタイルとシマザキセツナの関係性もまた特別だ。アルタイルが現出した時点で、セツナは死んでしまっていたのだろうか。だとしたら、会ったこともない「神」のためにアルタイルは無茶をやらかしていることになるのだが……まぁ、他作品と違って「二次創作出身」っていうのも彼女の造形に影響を与えているのかもしれない。はっきりとした世界が与えられるわけでもないし、セレジアやアリスなどのしっかりした人物形成基盤が与えられず、不安定な状態でこの世界をさまよっている可能性もあるし。何にせよ、アリスのような「こんな汚い世界は無くなっちまえ」派の急先鋒であることは間違いない。そして、現時点でアリスとトーカーが肩入れしているということは、彼女のような結論に至る被造物も決して珍しくはないということだ。

 幸か不幸か、あの問題児・弥勒寺はそうして「世界をぶっ壊そう」という反応にまでは至らなかったようだが、それでも作者との関係性はあまりよろしくない。まぁ、あんな態度見たら誰でもイラッと来るし、「あなたの神はコレです」って言われたら弥勒寺じゃなくても気分は害するだろうけど。警察もせめてもうちょっと説明してから連れてきてやれよ。でも、今回の諍いのおかげでむしろ弥勒寺さんは割と良い人そう、っていう印象が固まったけどね。社会道徳は大切にするタイプの悪役だよな。

 それに対して、全力で道徳クソ食らえなのが真鍳ちゃん。手練手管を駆使し、ものすごい勢いで情報を集めまくる真鍳。これだけのフットワークの軽さを見ていると、前回疑問に思った「真っ先に原作者のところに駆けつけてぶっ殺す」っていう超展開も彼女なら出来るのかも、っていう気になるな。そんな真鍳ちゃんが目を付けたのは、両陣営にコネクションを持つようになった颯太である。今回の騒動の中心がアルタイルであることはほぼ確定で、そこを探るにはどうやら颯太を揺さぶるのが一番手っ取り早いと判断したのだろう。追求を保留したメテオラとは対照的で、実にクレバーな判断。よわっちい男子高校生を籠絡するなど朝飯前で、とんとん拍子で関係性を取り付けてしまった。彼女は立ち回りの最中に一度たりとも能力は使っていないはずなのだが、素の弁舌だけであそこまで丸め込めちゃうのね。ある意味こっちもラスボス風味だ。

 そして、皆がアルタイルの情報集めで躍起になっている中、アルタイルに一番近いポジションから、ついに立ち上がったまみか。彼女なりの正義の形は、アルタイルの暴虐を許さない。アリスに遺言とも取れる一言を言い置いて、単身で「ボス」に勝負を挑む。颯太から得た情報はほぼ正しかったらしく、これまで不敵な笑みを絶やさなかったアルタイルから真っ直ぐな激情と、事実関係の裏付けを引き出した。これで魔法少女独自のマジカルパワーで友情でも形成出来れば話は早いのだが、残念ながらここはまみかのいたファンシーでご都合主義な世界ではない。アルタイルの信念を曲げることは出来ず、いよいよ始まった本格的な武力衝突。しかし、やはりその力の差は圧倒的で……。

 最後のエクスプロージョン、果たしてどの程度効果があったものか。最近の魔法少女はボコボコに惨殺されるところまでが一仕事みたいな風潮があるのが辛いな……。

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 ほぼ一ヶ月ぶりのお仕事でございます。「一ヶ月も広辞苑を開いてないとか、大変なことやと思うよ」と話題になっていたが、去年の記録を確認したら4月から8月まで一気に飛んでるんだよ。休みが無い時期はそれが普通なんですよ。そんなに恒常的にプレイするものじゃないんですよ。反省して下さいよ。若い世代に奨めようとする努力とか、そういうの別にいいんですよ。まぁ、若い世代の下衆エピソードが色々と聞けるのは楽しいですけどね。

 今回はドラフト後に「東京のオフ会から帰ってきたついで」という訳の分からない理由で来訪したいつもの先生に加え、普段あまり参加しないドラフト戦士の【Sangriter】も1戦だけ参戦しています。キチガイの集団を見て「このゲーム駄目やろ」と当たり前の感想を漏らしていました。

 


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 P.A.声優第2陣、能登麻美子出撃の第8話。まぁ、そんなにたくさん出てるわけでもないのだが。北陸出身声優は積極的に囲っていく地産地消のアニメスタジオの鑑。

 前回が「真希回でしおり回」と言われても「あんまりしおり成分強くないなぁ」と不満だったのだが、どっちかっていうと今回のミッションがガッツリしおりさんの出番。というか四ノ宮家総出で色々と賑わせてくれています。やっぱり町興しアニメにおいて「地元でずっと生活している家族」っていう立ち位置は色々と有利よね。家族構成は祖父母に両親、それに姉。おねーさんも地元で働いているらしく、こんな姉妹だったらおそらくご近所でも評判の美人姉妹として野郎連中からも一目置かれているのではなかろうか(もしくは評判の巨乳姉妹である)。少なくとも町内会のババアからもしおりさんは嫌われてないし、ご家族ののんびりした様子を見ても、典型的な「町民」としてこれまで穏やかな生活を続けてきたであろうことが容易に想像出来る。よいご一家である。

 そして、そんなしおりさん一家を巻き込む形で展開する新たな町興しプランは「美味しい名物料理を作ろう」。まぁ、これまた定番といえば定番。地方にわざわざ観光しにいく理由なんて、特産品を食べるか、温泉に行くかが大体のモチベーション。間野山はあんまり良い保養地ではなさそうなので、有り余る自然の恵みを活かしたお料理作戦で呼び物を開発する狙いだ。まぁ、チュパカブラまんじゅうは成功してないけども……大丈夫、今度はうら若きオンナノコが5人も額を寄せ合ってアイディアを出しているのだ。きっと何か時流に合った素晴らしい新商品が…………

 生まれる気がしねぇな! 薄々気付いてはいたが、この5人、しおりさんを除くと女子力というものが全くと言っていいほどに宿っていない。いや、個人個人で部門別に分ければそれなりにスキルを持っている人間ばかりなのだが、たまたま今回のテーマである「料理」というカテゴリに触れる人間がいない。おそらく一番ひどいのは早苗。田舎にIターンとか言ってる割にまったく食い物に頓着しておらず、農作業ブログ書いてたくせに虫が大の苦手なので自然素材なんてもってのほか。新メニューを考えろと言われてカップ麺を持ってくるという、一番救いようのないポジション。真希は、バイトの経験も豊富なので色々と器用だし、多分料理をさせれば最低限のものは作れるはずなのだが、いかんせん発想が男前過ぎる。細やかな心遣いとか、おもてなしの精神とか、そういう概念には程遠いセンスの持ち主。まぁ、かき揚げサンドはひょっとしたら美味いかもしれないけどね。「学食メニューですね」って、そんな学食無いわ。そして、もっともアニメ的な爆発鍋の素質を持っているのが凛々子。本人は真剣そのものなのに、何故か立て続けに緑色の料理を繰り出してくるあたりがおかしいし、全てホラーな絵面にしてしまう毒物製造機。お婆ちゃん、お孫さんの花嫁修業くらい監督しておけば良かったのに……良くも悪くも箱入り娘だ。そして、それなりの大学生活で一人暮らしは長かったはずなのだが、その結果として「一人暮らし風の雑な仕事」しかできなくなっているのが我らが国王。いや、ファミレスのメニューとしてはそこそこ魅力があるはずなんだけどね。それ、田舎に来て食べるメニューじゃないからね。今回は元々由乃主体で動き出した企画ということでこれまでで一番張り切っていたようなのだが、残念ながら全てが空回りである。

 こうなると、頼りになるのはもっとも家庭的で、間野山の食事情にも詳しいしおりさんのはずだったのだが……。どうにも消極的。これまでは「前に出そう」という圧力も無かったので目立たなかったが、いざ責任ある仕事を任せようとすると及び腰になってしまう根っからの「裏方」体質。まぁ、今回の家族との対話を見て分かる通り、彼女もなんだかんだで箱入り娘なのである。特に良くできた姉がいる妹さんともなると、あとはもう甘え上手でのんびり育つことが多いですからね。「矢面に立て」と言われて嫌がるのは無責任なようにも見えるのだが、おそらくこれまでの人生でそうした経験がほとんど無かったのだろう。「目立つ」ことが出来ない性格なので、地味な料理で地味に下支えするポジションに落ち着きたいのもやむなしである。

 しかし、そんなレシピ会議は2つの側面から揺さぶられることになる。1つは、観光協会と商店街の対立の激化。これまでもジジイとババアの不仲は明らかだったわけだが、今回はついに明確に由乃のミスと言える事故からの対立構図。「余所者は余計なことしかしない」という指摘に加え、ババアが重ねる文句はどれをとっても全て正論。ジジイという不審物を抱えてしまっている時点で、王国に勝ち目はないのだ。結局はっきりしたレシピのアイディアもまとまらないし、普通に考えたらそのままお蔵入りになる企画だ。まぁ、どうせ宣伝を打ったところで大して客も来ないだろうし、取りやめても大した迷惑にはならないと思うが……。

 しかし、そんな敗戦ムードをもう1つの不測の時代が更に揺さぶってくる。それが「四ノ宮家の変化」という外部要因である。実際に起こっていることは単に「お姉ちゃんが仕事のために実家から出て一人暮らしを始めるよ」というだけのことなのだが、そこから当然のように姉妹には「そろそろ相手を見つけて……」という田舎特有の余計なお世話な空気になり、そうなると、「跡継ぎが……」という話題も自然に考えるようになり、しおりさんがお父さんと話した「10年後の未来」の話になるわけだ。いつも裏方に回っていたしおりさんはそんな先のことまで考えたことなんて無かったと言い、改めて、「自分から動き出さなきゃ世界は変えられない」という焦燥感を覚える。放っておけば実家は農家じゃなくなる。気がつけば隣にいた姉は一人暮らしを始める。いつまでも、間野山がこのままだとは限らないし、王国だってこのままじゃあっという間に空中分解してしまうかもしれない。こうして「難局」がはっきりと姿を現したことで、初めてしおりさんは自分の足で立ち上がり、戦う決意をするのである。それはもちろん、国王が、仲間が、王国が大事だからだが、何よりも、間野山が大事だから。つまらないことで言い争っている年寄り連中に守られてばかりじゃ、いつまで経っても若者の時代はやってこない。ここで何とか、地元の若者が頑張る時なのだ。

 しおりさんの決意は、果たしてどんなメニューに結実するんだろうか。ネタを綺麗にまわすなら、今回しおりさんが出してきた「地味メニュー」を何かリビルドして解決策を出したりすると上手くハマるんだけどね。流石に「フリーズ炒飯」とかが活かせる気はしないけどな。まぁ、相変わらず都合良く戦闘力の高そうな料理人の仲間が増えたことだし、彼の力を借りて何か若者向けでオサレなアイディアがおりてくるに違いない。今回登場したシェフの彼は木彫りのあんちゃんの時よりも分かりやすくラブなロマンスが展開しそうで、ホントに今作は個々の要素をベタベタにするのが好きね。多分、次週は熊さんが高校時代の誤解を解いておねーちゃんといい仲になり、そのまま実家の田んぼの手伝いもやってくれるようになるんだろう。まぁ、分かりやすくていいんだけどさ。ただ、立て続けに能登キャラを「行きおくれ」に認定するのはやめて頂きたかった。巴さんは天使。繰り返す、巴さんは天使。

 そういや、今回(本編には)サンダルさん出てこなかったな……。

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 英雄も悪党も最期は毛玉か、第7話。思えば兄弟揃って金曜倶楽部によって命脈を絶たれたのだな……。愛を持って食われることを選んだ兄、憎しみを持って食うことを選べなかった弟。どちらも毛玉のなれの果て。

 こうして見ると、やはり金曜倶楽部というのは謎多き組織である。どうやらメンバーの中で人ならざる力を持っているのは寿老人(と弁天)だけのようであるが、その寿老人が一体何を目論んでいるのかが闇の中であるため、何とも不気味な印象なのだ。まぁ、同じく森見作品には様々な「闇の組織」が存在しているので、そうした京の都の暗部を司るのが寿老人だという認識でおよそ間違いではないと思うのだが。今回登場した寿老人の三段重ね電車は、「夜は短し歩けよ乙女」の李白が鴨川の川床で乗り回していた二階建て電車に通じるものがあるが、李白がギリギリ人の範疇で描かれていたのに対し、こちらの寿老人は天狗や天満屋と真っ向から渡り会える実力の持ち主であることを考えると、ひょっとしたら上位存在なのかもしれない。

 そんな寿老人の手になる地獄絵から何とか帰還した矢三郎。弁天に連れられた手前、そのまま尻をまくって逃げるというわけにもいかないし、そもそも矢三郎はそんなことをするタマじゃぁない。素直に弁天に連れられて金曜倶楽部の会合へ殴り込み。これで矢三郎が会合に列席したのは2度目である。狸を食う連中の中に飛び込む狸というのも何とも命知らずだが、それは早雲とて同じことか。「木曜倶楽部」を自称する淀川先生とも合流し、露天風呂では弁天様のサービスシーンまで。こういうシチュエーションで何故か全員がそっぽを向いてしまうあたり、曲者の集まりと思われている金曜倶楽部も、案外紳士が多い組織なのかもしれませんな。まぁ、ここで平気で近寄ってくるような連中だと、弁天様がのらりくらり楽しめないしな。

 コーヒー牛乳の真価を確認したのち、いよいよ問題となる会合へ突入。矢三郎は堂々と早雲に面通ししており、弁天や寿老人の後ろ盾を得て一度は「地獄送り」を押しつけてきた叔父とも平気な顔でハジメマシテの握手。このあたりが矢三郎のしたたかなところで。面白いのは、早雲がどれだけ矢三郎のことを邪魔だと思っていても、「アイツは狸ですぞ」とは言えないというところ。何せ自分だって狸だしな。知った上でおちょくるような態度で眺めている弁天さんもひどい人だが、どうも立ち居振る舞いを見ていると寿老人の方もぼんやりと早雲の正体には気付いてたような気もする。早雲を招き入れる会合と言われていた割には、寿老人は何だか早雲に素っ気なかったし、元から狸の悪あがきを見て楽しむのが趣向だったのかもしれない。たまたま今回は、そこに淀川先生と矢三郎という「もっと珍妙なもの」が入り込んできたためにアドリブで脚本を書き換えたのではなかろうか。

 淀川先生は持ち前のピュアさでもって真っ向から金曜倶楽部にぶつかっていく。まぁ、真っ向と言っても何しろ「詭弁論部」であるからその振る舞いも何とも妙ちきりんであるが、詭弁踊りまで披露せずとも、彼の振りかざす愛の論理は何とも無茶。元々理屈で丸め込めるような相手ではないのだから後はひたすら厄介な外野を演じるしかないという算段だったのかもしれない。上手くすれば、「こんな面倒なヤツの相手をしてまで狸鍋など食わなくてもいいじゃないカ」という落としどころに向かうかもしれなかったのだ。しかし残念ながら寿老人はそんな簡単な攻略対象ではなかった。天満屋という手頃な配下を引き連れ、とりい出したるは何とも古めかしい折りたたみ式の銃。見事な腕前で会場の全員を震え上がらせると、「下手したら本当に殺してしまうんじゃないか?!」というところまで場を盛り上げる。

 ここでしびれを切らして出てきたのはやはり矢三郎。彼はグルグル巻きの淀川先生の前に立ちはだかり、ひとまずの盾となると、その後は畳みかけるように淀川先生の心を折りにかかる。彼が何を狙っていたのかは定かでないが、命あっての物種と思い、ひとまず先生に口を噤んでもらう方向に向かおうとしていたのではなかろうか。信頼厚い矢三郎に裏切られたとなれば、いかに先生とて意気消沈して詭弁も鈍るだろう。しかし、矢三郎の狙いとは関係無い次元から更なる一手を打つ者が現れる。全てを知る女、弁天である。彼女は茶釜エンジンをおもむろに起動させ、これを寿老人への手土産とする。早雲の石に明らかに退屈していた寿老人を見て、その上を超えられるというのは計算のうちだったのだろうか。とんとん拍子で矢三郎の入会までが決まってしまう。

 茶釜の茶番に業を煮やしたのはもちろん早雲。これまで必死に有馬の地で牙を研いできたというのに、ほんの一瞬のドタバタの末に自分の目論見は全て水の泡。これで矢三郎が自分の人生に立ちはだかったのは2度目。そして、矢三郎は彼が憎むべき下鴨の血をもっとも色濃く受け継ぐ阿呆の粋である。我を忘れた早雲はついに禁忌に触れ、人間の前で悪鬼へと変じる。これまで必死に「化けの皮」を被ってきた早雲。今後は狸を捨てて人の中で生きると決意した早雲。そんな彼が、最後の最後で「化けて」しまったというその事実に、彼の人生のはかなさが表れているようである。当然、物の怪は退治されるべきもの。人を撃つには物騒な鉛玉も、化け物相手なら立派な防衛手段。かくて、狸は猟銃で撃たれてしまった。狸の最後は「猟師の鉄砲」と童唄でも相場が決まっているのだ。

 「悪党」の死なのだから、そこには胸のすくような爽快感があるはずなのだが、何故だろう、憐れな毛玉の矮小な姿には、誰一人として快哉を叫ぶ者などない。父の仇と憎んでいたはずの矢三郎ですら、ちっぽけな狸の末期には憐憫を隠せない。先代偽右衛門、下鴨総一郎の死に様は実に見事であったと、淀川先生は聞かせてくれた。自ら死を選び、狸らしさを貫くために笑って食われた総一郎。そして、狸らしさを否定し、全てをなげうってでも野心をなさんとしながら、最後には惨めな毛玉として死を待つのみの早雲。二人の人生に何の違いがあったものか。悪逆の徒であっても、その信念に貴賤はないはずなのに。

 天に還る毛玉を看取る矢三郎。そして、物陰からは成りゆきを見守っていた海星の声。父の死を知らされた海星は、矢三郎を責めるようなことは1つも言わなかった。ただ、娘としての別れだけを願っていた。愛する娘を残し、大切な家族を残し、世紀の「悪党」は何故逝ってしまうのか。阿呆の血を残した兄・総一郎と、あちらで再会した折には何を語るだろうか。

 早雲の死に涙する者は出来れば多くあって欲しい、そんな風に思えるのです。

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 意外にファルザが話し相手として有能で笑う、第7話。みんなして「立派なクルーの1人」みたいな扱いしてるんだけど、本人(本獣?)はどれくらい人間達の行動について理解してるんでしょうね。

 本当に毎週ピンチに事欠かない本作。なんと7週連続で命の危機である。そして、やっぱりやることと言えば掘削なのである。エスカベイト(excavate)を名乗っているのだからそりゃ掘削をひたすら続けるのが正しい姿勢とはいえ、ここまで地面を掘ることに焦点を当てた作品ってのもなかなか珍しいもんである。

 今回掘る地面は例によって追いかけてきた天体だが、この度、天体内部に眠っていた過去の調査ログを確認したおかげで、めでたくこの「何かよく分からない天体」に「移動天体ラジーブ」という名前があることが確認された。今後はこれを明確な敵キャラの名前として使えるので「天体」やら「隕石」やらよく分からない表現をせずに済むぞ。とにかく、ラジーブがオリハルトを掘削する人間にとっては悪魔のような存在であることは、一部の上流階級には既知の事実だったようである。これまで、エスカベイト社がぶち当たってきた様々な謎も、こうして「ラジーブの存在を知られたくない上層部」という前提条件が生まれるだけでいともたやすく説明出来るようになり、政府は大量のオリハルトを民間に流すわけにいかないので当然オリハルトの大規模盗掘なんて許さないし、それを確認した上で、わざわざオブサーバーを気取って懐柔する振りまで仕込んでくるのも破れかぶれの一手。イドたち御一行は、アリスに出会い、ラジーブの襲撃を受けた時点で、すでに軍の最重要機密を握ってしまった状態であり、もう逃げる以外の選択肢が無いのである。

 改めて構造を確認しておくと、宇宙空間の大規模転送を可能にした夢の鉱物オリハルトには、やっぱりそれ相応のデメリットもあったんだよ、というお話で、あんまりオリハルトの所持量が増えすぎると、どこからともなくラジーブがやってきてボッコボコにされてしまうぞ、ということらしい。「移動天体」っていう存在が何なのかは相変わらずさっぱり分からないが、とにかくオリハルトはラジーブのご機嫌を損ねないよう、なるべく遠くでこっそりと運用する必要があったということだ。この事実が民間に伏せられていた理由ははっきりとは分からないが、まぁ、実用技術としてさっさと運用したいのにこんな特大の問題を抱えたままだ、ということが分かったら誰もミゲルネットなんて使ってくれないからね。例えば現実世界の飛行機だって、「とても速くて快適な移動が出来るけど、時たまランダムにグレムリンから襲撃されるかもしれません」なんて言われたらみんな怖くて乗れないだろう。ミゲルネットという夢のシステムを運用する上では、(最低限の安全は確保する前提で)脛の傷を隠して上澄みだけを活用するのが最善という判断だったのだろう。そのために、ラジーブに近づかないようにミゲルネットが歪んでいた、なんて話もありました。

 こうして、ラジーブとオリハルトの関係性は何となく示されたわけだが、イドたちからすれば「もっと早く教えてくれよ」ってなもんで。前回オブサーバーのおっさんと一緒にラジーブの襲撃を受けた輸送ポッドは、アリスともども一緒に天体内部に飲み込まれてしまった。おそらくラジーブの狙いはこれまでと変わらずアリスの保護だったのだろうが、そのついでに周りの余計なものを取り込むことについてはあまり頓着しない様子。Iマシンのイドだってキツい状態だが、宇宙空間に放り出されたマヤはもっと大変。ついに「宇宙空間で酸素が危ない」系のミッションが発生したのである。

 運良く一緒に取り込まれていた過去のデータを入手して真実へ一歩近づく事が出来たイド。瀕死の大ピンチをなんとかジャンプが間に合った社長の涙に濡れる転移弾頭でギリギリクリア。オリハルト技術の粋とも言える転移弾頭だが、これってラジーブにも効くもんなのね。ひょっとしたら、転移させた質量はすぐに戻ってくる可能性もあるが、これまでの戦闘から、天体そのものはそこまで速度が無いことは分かっているので、イドの救出のためには一時的にでも空間をこじ開けてやればOKだったということだろう。まぁ、アレってちょっとでも目測や威力を誤ればイドやマヤごと吹き飛ばしてた可能性もあるのだが……。流石にイドの位置座標くらいは把握してたのかね。

 マヤの酸素はすでにリミットを迎えていたが、アリスを覆っている謎のバリアー空間(オリハルトの力で酸素をイン、二酸化炭素をアウトする防護幕らしい)に潜り込むことで一命を取り留める。こうしてみると、やっぱりアリスには敵対意志は無いし、むしろマヤたちと一緒に過ごしたいと思っているようなのだが……アリスの意志とラジーブの意志はまた別々なのよね。過去に天体調査を行っていた研究者の名前は有栖川というらしいが……、このあたりの関係性ってどうなんでしょう。多少ほどけてはきたが、相変わらず謎は多いままやで。

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 まみかがどんどん常識人ポジションに抑え込まれる不憫さ、第7話。濃いキャラクターばっかり現出するもんだから、結果一番設定の穏やかな子供向けキャラがツッコミに回らざるを得ないという。

 今回はあんまり話に大きな動きは無かったかな。大体前回までで想定されていたことを確認してまとめた感じ。まぁ、キャラはどんどん増えてるので画面としてはとっ散らかった印象ではあるのだが。

 前回の乱戦模様に、更に弥勒寺も飛び込んできて何が何だか。とりあえず方向性だけでもまとめておくと、当座の「正義」サイドに位置しているセレジア・メテオラ陣営に、確実に「悪」の姫君サイドに与することが決まっているアリス・ブリッツ組が対峙する。その中間で揺れ始めているのがまみかだったわけだが、とりあえず彼女の望みは停戦であり、被造物どうしが戦う必要は無いと主張し、何とか双方を鞘に収めようと努力する。しかしその願いも空しく、どうやら以前の邂逅で因縁が出来てしまったらしいブリッツと弥勒寺の衝突が激化。しかも弥勒寺はスタンド能力でもって1対2の戦闘も余裕らしく、一人でブリッツ・アリスの2人を相手に大立ち回り。原作では人気の悪役キャラだったらしいが、割とシンプルな近距離パワータイプの能力のくせにどこまで人気が出たものやら。流石にこれだけ暴れられるとまみかはそれを抑える側に回らざるをえず、結局ブリッツ・アリス・まみかの3人共闘態勢みたいな図式に戻った。弥勒寺が単体で強烈な武力を持っていたため、混戦模様からまみかを守るためにアリスが一時離脱。結果だけを見ればまみかはアリスに楯突いた形になるのだが、彼女がどれだけ思い悩んで割って入ったかはアリスも理解しているようで、2人の友情はまだ崩れていないらしい。

 残されたのはセレジアたちに加えて、強引にバトルを終わらせるために降ってきた鹿屋、そして高みの見物と決め込んでいたギザ歯女子高生の築城院真鍳(まがね)。すでに前科一犯となっている真鍳に対してはセレジアたちが連行を試みたが、これまでのどのキャラとも違う絡め手タイプの真鍳にセレジアの直球タイプはあまり向かない。気付けばスルリと逃げられてしまい、問題は先送りになった。一応、弥勒寺はセレジアサイドと敵対する意志は無く、巨大ロボに興味を引かれたこともあってか、無事に警察の保護下に登録されることになった。でもまぁ、元が悪役キャラなわけで、大人しくこのまま味方のままでいる保証は無いけど。ついでに、一応主人公キャラだったはずの鹿屋も、なんかモチベーションが定まってなくて今後が不安なキャラである。こいつ、綺麗なおねーさんとかが出てきたらコロッと敵サイドに乗り換えそうで怖い。

 弥勒寺たちの会議で注目すべきは、彼の提唱した「キャラたちも変わっている」という言説である。登場時には「設定された」キャラのアイデンティティのみを持っていたはずの被造物だったが、「神の世界」とのコンタクトというあり得ない干渉により、すでにそのキャラクターは変質が起こっているという。確かに穏健派側のセレジアだって、たまたま聡明だったからこの世界の事情に理解を示したが、それだって元の彼女のキャラに沿った反応かと言われたら怪しいところ。一見すると野放図な弥勒寺や真鍳も、「神の世界」を認識したことでキャラを変化させている可能性は充分にある。

 そして、そんな変化をもっとも強く感じさせるのが、心痛める少女、まみかであった。彼女は元々子供向けアニメの平和なメインヒロインだったはずなのだが、顕現して以来の彼女の振る舞いはどう見ても「メインヒロイン」のものではないだろう。この世界は信じる力も希望の魔法もなく、あくまで彼女を番組の都合で産み出した「神」の集合体がいるだけの場所。そんなところで馬鹿正直に魔法少女を守り通すことなど不可能であり、彼女は自分のオリジンや行く先に心を痛める普通の女の子になってしまっている。一時撤退後にアリスとはどのように折り合いをつけたのだろうか、彼女は再び街へと繰り出し、偶然見つけた颯太にコンタクトを取る。セレジアやメテオラと違い、たまたま一緒にいた一般人なら話を繋ぐのに丁度良いという判断だろうか。魔法少女の衣裳を脱ぎ猫耳パーカーをまとった彼女は、本当にタダの一般人にしか見えなくなっているのである。

 しかし、一見すると一般人同士のように見える喫茶店での対話も、その実は被造物と、その秘密の一端を握る「本当の主人公」の対話である。颯太はこれまでなかなかアルタイルの真実を他人に切り出せなかったが、まみかの真摯な態度に心打たれ、ついにぽつりぽつりと「姫君の真実」を語り始めた。時を同じくして、チームの面々もアルタイルというキャラには辿り付いた。素人の創作物から産み出された異色の存在、アルタイル。颯太曰く、彼女は世界を憎んでおり、「大崩壊」も起こしかねないような人物であるという。少しずつメテオラの仮説が補強されていく形か。そして、颯太とは別方向からアルタイルに辿り付いたチームの面々は、更にそれに加えて「被造物が顕現する範囲が偏っている謎」にも迫る。曰く、アルタイルが諸悪の根源であるとしたら、彼女もしくは彼女の創造主が認識出来る作品の範囲内でのみ顕現が行われるという。なるほど、確かに世の中にはフィクションなど星の数ほど存在するわけで、その中からラノベ・アニメ・漫画のみに限って現象が影響を与えているのは、その中心に何者かの「ルールを規定する存在」を想定するのは自然なことかもしれない。「世界中のあらゆる作品」ではなく、「どこかの誰かが認識出来る作品」が勝負のステージ。そしてその「誰か」の候補としては、今のところアルタイルが一番相応しい。

 現時点において、例えば「アルタイルは望んだ作品からキャラを顕現させられるのか」とか、色々と謎は残っているのだが、少なくとも漠然と産み出される被造物の1つのサンプルとしてアルタイルが存在しているわけではない、というのは大きな手掛かりになりそうだ。加えて、元となる作品世界を掘り下げることが出来れば、彼女の目的も透けて見えることになる。本来ならば颯太はそのことを認識した上でもっと早くに真実を伝えておくべきだったと思うのだが、それをやらなかったということはやはりアルタイルの作者に何か思うところがあるのだろう。どうも、今回の回想なんかから見るに、すでに原作者となった女性は亡くなっており、その原因の1つとしてアルタイルがいるようだが……。「彼女は世界を憎んでいる」という時、颯太は最初「ボク」と言いかけていた。「彼女はボクを憎んでいる」なのか、それとも「ボクが世界を憎んでいたから」なのか。恨みつらみの物語としては後者の方が可能性が高いだろうけどね。作品が原因で命を奪われた少女、そして、そんな作品から世界を憎む姫君が顕現した。そう考えると、何か分かりやすい因縁の物語はつながりそうである。

 ところで、今回は真鍳さんが速攻で原作者の居所を突き止めてぶっ殺しに行ってるわけだが、彼女はどうやってそんなことが出来たのかは不明である。何か隠し持った能力があるのかもしれないけど、普通に考えたら原作調べれば全部能力は開示されてるはずなんだよね。何か、能力をものすごく器用に使うことで問題解決出来る方法でもあるんですかね。それが可能だとすると、割と万能キャラの可能性が。

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5月20日 ドラフト模様(AKH×3)

ピック順 【Sangriter】→【Chrolony】→【Mei】→【Alessi】→【Serra】→【Thraxi】→

 

 アモンケット環境4回目。プロツアーも一段落し、環境理解は少しずつ進んでいる様子。スタンダードフォーマットでは今後のメタの変遷が楽しみなところですが、メタが動かないリミテッドはどうでしょうか。個人的には今回のドラフトで元々言われていた「除去が少なくて守りにくい」という要素をようやく肌で感じることが出来ました。攻めるクリーチャーがそこまで優秀だとも思わないのだが、それに輪を掛けて守りの手が少なく、トータルで見るとかなりのアグロ環境になるという構図。まー、やっぱりここ最近はしっかりと「クリーチャーで殴り合うリミテッド」が構成されてるってことですね。正直、殴りすぎじゃないかと思うくらいに。あとは魔法の言葉「カルトーシュ」を唱えておけばなんとかなるんじゃないですかね。

 

 

 


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 早苗さんは尻キャスだった?! 第7話。中の人の尻がでかいのは本人の自己申告なんだから本当……のはず。「胸に比べれば尻がでかい」という意味だった場合は正当性を保証するものではありません。

 映画エピソードの後編。以前もこの作品について「不安になる」という感想を書いたことがあるが、相変わらずこの「不安になる」は続いており、今回のエピソードにおける真希やしおりの立ち位置も、そうした「不安」の1つのファクターとしてカウントされることになった。正直言うと、今回のシナリオは非常に据わりが悪い。何が落ち着かないって、結局今回撮影された映画がどの程度のものだったのかがさっぱり分からないのだ。まぁ、どう考えても大ヒット超大作になるとは思えないし、あれだけスタッフがあくせくしていた低予算ムービーなのだからどうせ上映館数も大したことがなくてあっという間に忘れられるような作品になるのだとは思うが……それが、一体どの程度間野山に影響を与えるかが分からないのがモヤッとするところだ。

 現実的に考えれば、ロケ終了から実際の封切りまではかなりのスパンが空くはずなのでリアルと言えばリアルな展開。前回も書いた通りに間野山にとってみればロケ隊がやってきてある程度町の中で活動してくれればそれだけで一定の経済効果があったと見なせるわけで、別に映画が成功しようが失敗しようが大きな問題ではないのだが、如何せん、今回メインを務めた2人にとっては、この映画の成否というのは決して無視出来る問題ではない。特に影響が大きいのはしおりさんの方だろう。彼女は身を切る思いであの廃屋を犠牲にしたわけだが、そこまでして彼女が作り上げた映画が箸にも棒にもかからないような駄作だったとしたら、どれだけ彼女が「しょうがないことだった」と頭では理解出来たとしても、心の底まで納得できるものではないだろう。わざわざあの古民家を燃やし、その結果「良いものができた」と言えて初めて、今回のしおりさんの葛藤には区切りが付くのである。そこがわからず、ちゃらんぽらんの監督が単に思いつきで家を燃やして逃げていったという結果だけが残っている現状だと、しおりさんの気持ちの置き所をはっきり決められないのがもやっとする原因なのだ。

 ただまぁ、しおりさんのエピソードは今回のお話だけで片が付くような問題でも無いので、一端保留されるのは致し方ない部分もあるか。これまで一切ネガティブな要素を見せてこなかったしおりさんが見せた初めてのほころび。「単に自分勝手な思い出にすがっていただけ」といえばそうだし、前回懸念した通り、いくらかエゴイスティックな振る舞いになってしまったのは間違いないのだが、ここでしおりさんがあそこまで悩んでいたのは、大きく「郷土愛」や「思い出」が間野山に結びついているためだ。今回の小学校のシーンなんかで分かる通り、実は真希や凛々子もなんだかんだで「地元民」というステータスは重要。それに対し、由乃はしおりさんに「故郷を捨てた」と言われたし、早苗は「東京から逃げてきた」と言われた経験を持つので、王国5人組も、実は一枚岩ではなく「土着と外様」というはっきりした境界線があるのだ。その違いについては、おそらく今後もう少し掘り下げていくことになるだろうが、今回のしおりさんのわがままは、その一端を見せる程度のものである。地元民にしか分からない感情、それを理解出来なかった国王。この軋轢は、おそらく今後の由乃政権に大きな影を落とすことになるのではなかろうか。まぁ、それにしても今回の2人の言い合いはお互いに容赦無くて「お前ら、実は仲悪いんじゃ……」くらいのテンションだったけどな……。

 そしてもう1人、真希の方のエピソードだが、映画の成否が分かっていない現状で、果たして彼女がどのように身の振り方を考えているのかが宙ぶらりんのままである。あの映画が何らかの形で成功し、「特にラストシーンで炎の中に飛び込むシーンが印象的」とかいう評論が出てくるような展開になれば、彼女は再び芝居の道へ進むことにもなるのだろうが、現状はそんなこともない。彼女は「やっぱ芝居が好きなんだなぁ」と自分の気持ちを再確認し、久しぶりに「役者」としての活躍を見せたわけだが、今のところはそれっきり。再び東京に出て勝負を挑むとも言っていないし、もちろん諦めるとも言っていない。役者としての仕事なんてさっぱり無いだろうこの間野山の地で、彼女は今後何をやるというんだろう。まぁ、一応今回のエピソードで父親との軋轢だけは多少解決したので、その部分が前進といえば前進なのだろうが……。

 こうしてみると、真希についてもしおりについても、持ち上がった問題は洗い流されておらず、「彼女達は今後どうなっていくんだ?」という疑問は積み重なる一方。これらの要素がちゃんと今後の展開に活かされて解きほぐされていくことを期待したいが……どうだろう。今回の映画の展開、割と適当だったから、正直言うと別な次元での「不安」が芽生えていないといえば嘘になる。頼むで、スタッフの皆さん。

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