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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
仁と忠の物語、第6話。互いにぶつけ合う気持ちはどこまでもまっすぐで、だけど、本人たちも分かっている通りに、どこか壊れていて。 ずっとイチャイチャしてくれてればいいよ、とは言っていた雛菊とさくらの関係性。でも残念ながら、ここに至るまでの道程には痛みと苦しみしかなかった。以前から少しずつ語られている雛菊誘拐事件の顛末についてはまだよく分かっていないところがあるが、とにかく代行者という宿命は雛菊を苦しめ続けていた。周りの人間からは出自に呪いを吐かれ、剥き出しの殺意を受け続ける人生。心優しき雛菊は、いつしか自分など死んでしまえばいいという周りの空気を受け入れてしまっていた。 雛菊が語る「自らの死」。理屈で説明しようとすれば何かしらの精神病理的作用ではあるのだろう。自己否定の果てに生まれた精神的な「死」と、それに帳尻を合わせるための「別人格」という概念。死んだのに死にきれない、そんな苦悩の果てに雛菊は一度「壊れて」しまっている。そして、さくらからすればそれは自らの失態であり、一生雛菊に顔向けできないほどの不義理でもあった。雛菊がいなかった数年間、全てを賭けて彼女を探し続けたとはいえ、結果を伴わなければそんな苦労に意味はない。自らの無力で、さくらは雛菊を「殺して」しまったのだ。 そうして生み出された現在の雛菊。彼女に対する見解は2人にとって若干の齟齬はある。雛菊の中では間違いなく自分は「2人目」であり、過去の自分は死んでしまっている。だからこそ、「1人目」を探し続けていたさくらの目の前に自分が現れることは不誠実なことであり、彼女が自分のことをひたすらに想い続けてくれていることに罪悪感すら抱いている。自分という呪いをかけてしまった責任から、一時は何とかさくらを自分から解放しようとしていた。忌わしい代行者の家系から、すっぱりと手を切って新しい人生を歩んでほしいと願っていた。 しかし、さくらはそんなことを全く望んでいない。何しろ目の前には求め続けた雛菊が厳然とそこにいるのだから。彼女の「死」についても理解はしていよう。過酷な環境から自らを死に至らしめた雛菊の心境だって分かっている。だからこそ、表面上は「2人目」を受け入れるという形で雛菊との折衝を図ったのだ。もちろんさくらの中で1人目も2人目もありはしない。ただそこに雛菊がいるだけ。けれど、雛菊の気持ちを最優先にするなら、「2人目」を受け入れて新しい関係を積み上げていくことこそが、2人にとっての最適解になるのだ。彼女の忠義に迷いはない。その直向きな思いだけが、雛菊に新しい「春」を届ける唯一の方法だった。 そうして、現在の2人がある。「2人目」の認識に齟齬が残っているために多少ギクシャクする部分もないではないが、そこは時間が解決してくれることだろう。「2人目」との時間が長くなればなるほどに、新しい思い出も積み重なり、「1人目」だの「2人目」だのという考え方はどうでもよくなってくるはずなのだから。しかしもう1つの問題は、雛菊が「冬」の代行者の狼星に気持ちを寄せていることだとか。「2人目」なのにその気持ちだけは抱え続けているという雛菊。さくらからしたら何の不思議もないその感情は、雛菊が「1人目」とつながりうる貴重な「残り火」でありながら、さくら自身としては受け入れ難いもの。本人が独白した通り、それは醜い嫉妬でもあり、自分を生かすための原動力でもある。自分が一番であり続けたい、雛菊を誰にも渡したくないというエゴがさくらを苛んでしまう。そして雛菊から見ても、自分が原因で生み出してしまったこのさくらの歪みを、何とかケアしてやる必要があるのだ。 「好きだ」と繰り返す雛菊の表情に、慈愛や安堵は感じられない。自らの醜さに葛藤するさくらへの不安と罪悪感ばかりである。この歪みも、いつか雪解けを迎える日がくるのだろうか。今しばらく、2人の時間が必要なのかもしれない。 PR
1本目「四方木田かよと山県沙織」。ある意味で今作に一番望んでいるかもしれない、ストレートなタイプの同性間のクソデカ(かどうか分からない)感情を扱ったエピソード。学生時代からの「腐れ縁」の2人が、大人になってもなんだかんだでいい距離感でバディを続けてるかもね、という絶妙な匂わせ。こういう寸止め劇場がいっちばん妄想捗って楽しいまである。まぁ、実際には作中の描写を見ればこの2人は全然「そういう」関係じゃないってのは分かるんだけど、別にあたしゃガチ百合だけが正義だと思ってるわけじゃないんで。同性間の「価値ある友情」はそれはそれで素晴らしい(当然男性間でもですよ?)。この2人は本当にツーカーで何でも言い合える仲だし、言わずとも分かるくらいの関係性。その上で本作の大テーマである「淡島という世界を描く」という目的もきっちり果たしており、途中でその道を諦めた四方木田かよの方がどちらかというと王子様ポジションに見える牽引役で、相方の山県沙織はそんな相方に引っ張られる形で今でも役者の道を進んでいるという構図が2人の人生行路を色々と想像させてくれる。事務方に回った四方木田も、憎まれ口みたいなことを言いながらも、舞台で輝き続ける相方を見るのがとても楽しいのだろう。そういう理屈抜きの信頼関係がほのかに見えるくらいの距離感、とても心地よい。四方木田さんの厚ぼったい唇、とってもセクシーで良いキャラである。 2本目、「田畑若菜と田畑佐江子」。まさかのお母ちゃんエピソード。一応、ここまでの構造から今作の中心に据えられるべきは若菜(と絹枝)だと思われるが、そんな若菜を淡島に送り出してくれたお母ちゃん目線での「淡島」を描くお話。ほんとになんてことないエピソードだし、中心に全く触れないことから2話目と同じくこれまた枝葉末節ではあるはずだが、とても素朴な感性で偏見も何もなくしれっと娘を淡島に送り出してくれたお母さんの温かみが感じられる。淡島文化(現実では宝塚)って危険な沼だから、親戚に1人ハマってる人がいると、その人が周りを巻き込もうと布教し始める流れなんかもあるあるだし、そこから娘をきっかけにして新しい世界を垣間見ちゃったお母さんの少女のようなときめきっぷりも愛おしい。このお話、お母さんのCVが生天目仁美だっていうのが最高にハートウォーミングな雰囲気の構築に貢献してるんですよ。 そして予想外の3本目、「柏木拓人と吉村さやか」。なんと今作のサブタイトルに男の名前が出てくるとは。そして何なら2人とも男だったとは! 主人公が「たまたま街中で若菜とぶつかっちゃったモブ少年A」というだけでもちょっと面白いが、そんな一般人から広がるのが「男だって宝塚が好きでもいいじゃない」というお話だったという。ほんとに若菜たちの生活には一切影響を与えない話なのだが、これによって完全に外から見た淡島、お客さんサイドの存在というものが明示化されているのが興味深い。そうなんだよね、結局どこまでいっても舞台演劇なんてものは「客商売」である。どこまでいってもオーディエンスがなければ成立し得ない。であれば、淡島文化を描くためにはそれを享受する観客サイドのドラマもあってしかるべきなのだ。今回はたまたまその白羽の矢が「男の子」に刺さっただけである。 宝塚といえばやはり女性ファンの方が圧倒的に多いイメージがあるが、私の知り合いにも男性でヅカ好きな人は一応いるし、純粋に「演劇好き」であれば特に違和感なくヅカだって応援できる。かくいう私だって機会の少なさとか経済的なハードルの高さとか(重要)が理由でヅカにハマる機会こそなかったが、ライブのおっかけやってる時点で当たらずといえども遠からず。もし私の人生の進む道がもう4°くらいずれていたら、その道のどこかでヅカ沼に沈んでいた可能性もゼロではないはず。美しいものを愛でるのは根源的な欲求であるし、「人が作り上げるもの」を見るのは楽しいものだ。拓人くんにはこれからも胸を張って淡島ファンを続けてほしい。まぁ、その場合にはチケットがちゃんと取れるだけの経済的な基盤も必須ではあるのだけど。 まさかの角度からいろんな「外堀」を埋めてもらえたお話。こうして百景は広がっていくのだなぁ。
エンディングの入りがほんと格好いいけど、不穏じゃない時はちょっと思わせぶり、第5話。ピアノソロから入ってベースに行く入り、ほんと好きなんだけど、これでCパートに繋げるとは思いませんやん。 先にちょっとした残念ポイントと気づきをあげておくと、今回は5話目にしてだいぶ作画がヘタレていた残念回。今作はそこまでキャラの線が細かくはないデザインだが、それでもやっぱり崩れる時ははっきりそれと分かる崩れ方になってしまうもので。重要な心情の機微を描く必要があるエピソードで作画の乱れが気になってしまうというのはたいそうもったいない。そして、そんな状態でもデフォルメ絵になれば気になるまいと思っていたのに、ヘタレた雰囲気ってのはデフォルメでも影響が出るんだ、というのが今回の気づき。デフォルメって単に線をシンプルにするだけじゃないんだよね。バランスとモーションのコミカルさって、ちゃんと作ろうと思わないと出ないものなのですよね。 まぁ、いうてそこまでメタメタというわけでもないので一旦忘れて閑話休題。今回はサブタイトルが「変化」ということで、ようやくこゆんと湊の間に決定的な関係の変化、別な言い方をすれば進展が訪れたお話である。今回冒頭は湊視点から話が始まり、前回こゆんが衝撃を受けていた昇降口での対話を湊目線から振り返っている。ここで湊の拗らせた人間性が垣間見られるようになっており、他者とのコミュニケーションを何かしらのレジャー感覚で楽しんでいるし、自分は「錠前師」として関係性をつなぐのが得意だという自負もあった。まぁ、普通に考えて他者との交流は楽しいものであるべきだし、別にこの湊のスタンスは悪いものでもなければ間違ったものでもない。ただ、その感覚がこゆんとは決定的に違っていたこと、そして選んだトピックがたまたま地雷だったことが要因となって、運悪く決定的な不和を生み出したというだけである。 こゆんの方から見れば純然たる勘違いだったが、もちろんとっさに出てしまったリアクションが正当なものだとも思っておらず、自己嫌悪に駆られるこゆん。そして、追い討ちをかけるように湊の人間性にフォローをかける陽太。こうなってしまうと、こゆんも何とか自分の非を「謝罪」しなければいけなくなる。「他者からやられて嫌なことを、自分もやってしまった」ことになるからだ。その辺は、どれだけコミュ障なこゆんでも譲れない一線ではある。しかし、湊の方は「ここまで頑張ってダメだってんなら俺悪くないよなー」というのでこゆんから興味が離れかけているタイミング。人間、グイグイ来られると拒絶するけどふと離れられると追いすがりたくなるというのもよくある心理でして。これがいいタイミングだったのか悪いタイミングだったのかは分からないが、突然湊の態度がそっけなくなったことに大きな罪悪感を弾けさせたこゆんは、初めて自分から積極的に湊と対話することになるわけだ。 無事に誤解が解けて次の関係性へ進むことになった2人。まぁ、そもそも持っている感覚がだいぶかけ離れていることは事実なのだし、仲の良い友達とか、それ以上になれるかどうかはまだ全然分からないのだが……こゆんは今後の人間関係構築の練習のため、そして湊は自分とは異なるタイプの「城壁」と対戦するサンプル計測のため、互いに利益のある関係性ではある。次なる一歩を踏み出せるかどうか……。 なんだけど、そんな中で更なるこゆんの過去の履歴が明らかに。「五十嵐と付き合っていた」とはどういうことか。そして、その事実に責任を感じている美姫は何をやらかしたのか。中学時代に、まだ地雷が埋まっているのかしら。
というわけで今回も次元の壁なんか余裕でぶっ壊すいつも通りのハイテンション。Aパートは「野菜」。これまでの意味のわからねぇ転生先に比べれば常識的でだいぶ大人しいテーマではあるが(もちろん異世界転生先としてはおかしいのだが)、そこは映像のエキセントリックさで余裕の限界突破。今回はまず女神様が自宅(?)でトレンディドラマを見ているところからスタートし、その映像からして変な実写にキャストが声を当てるという意味のないことをやってるのがヘンテコ。そしてそのドラマを観ていた女神様が謎の「抱きしめあい発作」に襲われており、執拗に主人公を追いかけ回すという真逆の構図になっているのが意味不明で怖い。マジで「単なる発作なんで」で終わりっぽいんだよな。これで後から女神様の奇行が伏線になってたりしたらすごいんだろうけど。 とにかくほうほうのていで異世界へと逃げる主人公が「トマト戦士」になるところから物語が始まり、紙人形芝居&実写という組み合わせでお話は展開していく。すでに前回時点で(一応次元としては)実写だったので今回ふんだんに実写を盛り込んだ部分について驚きはそんなにないのだが、野菜戦士のイラストレーションに見られる独特すぎる画風がなんか中毒性がある。単体のキャラ絵だけだったら前回同様「なんかグロい」で終わるかもしれないが、今回は紙人形芝居なのでそこかしこに実写ならではの特撮技法なんかも盛り込まれており、相変わらず画面を見ているだけで退屈しないのである。まぁ、ほんとにこの手の刺激を求めるならEテレで子供向け番組を追いかければいい気もするんだけど。「声当ててる声優が無駄に贅沢」もある意味Eテレとの共通点なのかもしれない。ちなみに野菜ヒーローの中で「たまねぎ戦士」だけがギリ実在っぽい役職で活躍してたのがちょっとおもろい(正確には「たまねぎ剣士」が実在する)。 Bパート、まだ発作が残っている女神様から逃げるようにして「宝箱に付いてる錠前」へ。今回はふつーに漫画パートだったが、何故か作家が久米田康治である。なんかもう、提供される映像の緩急がすごいことに。とはいえ、Aパートの実写大暴れに比べれば久米田絵程度ならおとなしい部類。繰り広げられる錠前&宝箱の物語も、今期は同様に「箱」で自在に能力を駆使しながら戦うどこぞの自販機がいるのでむしろ見慣れた光景とすら思えてしまった。唯一自販機と宝箱で決定的に違うのは中に魔王が入ってるか否かくらいのもんで。まさかの「宝箱が勇者で中身が魔王」というセッティング、なんか腐女子のBL妄想を拗らせた先とかに存在しそう。 最終的にお土産は魚程度で終わってしまったが、何かと魚介類に縁がある本作、宝箱の魔王はなんと転生先に紅鮭を選択しており……あれ、どっかの世界線で確か紅鮭師匠になんちゃらなんちゃらなんちゃら拳を習っていたような……。
2話続けてド級の「えっ、えぇ……」を提供してくれる作品、第4話。ラストの衝撃展開で開いた口が塞がらなかったが、さらにそのあとにエンドロールで「コンテ:カトキハジメ」が表示されてアゴがもう1段カクンってなった。どういう繋がりだよ。 思いの外レプリカの使い方が計算ずくだったこの作品。前回時点で「レプリカ能力者は1人じゃないのさ!」という予想外の展開を見せて度肝を抜き、「も、もしかしてここから壮絶なレプリカバトルが始まったり……」と戦々恐々としたものだが、実際にレプリカがバトルはしていた。ただ、バスケの1on1対決だったけど。 秋也のレプリカ・アキから色々と説明を受けたナオは「秋也は憎きバスケ部の先輩、早瀬に復讐するつもりなんだよ」と伝えられ、お互い決定権を持たないレプリカどうしながら激昂する。ここで「復讐は何も生み出さないじゃないか!」とかいうキラヤマト理論を持ち出されたら単なる日和見主義者で終わるところだったが、ナオさんの第一声は「その復讐はレプリカにやらせても意味ないだろうが!!」というこれまた予想外のもの。復讐そのものは別にいいんだな。でも確かにレプリカ目線からしたらそんな代理業は請け負いたくない。ここまで素直のレプリカとして命じられたことは全部やってきたナオがここで「復讐」だけに異を唱えるのもどうかとは思うのだが、表の理由である「レプリカに復讐させてもお前の気持ちは晴れんだろ」という主張に加え、多分裏側には「せっかくいい仲になったアキが主人の命令で1人だけ泥を被るのは我慢できん」という気持ちもあったんじゃなかろうか。自分のとこの主従関係は飲み込みながら、他所様のブラックな就業規程に我慢ができなかったと。レプリカ持ちには遠慮する必要もないということで、「ナオも言うてましたがな」と上訴するアキ。秋也との関係性は特に悪いものでもなかったのか、この申し立てはすんなり受け入れられ、復讐計画そのものが変更されるに至ったのである。 こうしてみるとレプリカメイカーの2人はどちらもレプリカに結構な割合で主導権を握らせてはいる。ナオは長年培ってきた関係性のなせる業だが、秋也たちは短期間でよくここまで穏当な関係性を構築できたものだ。まぁ、本体側からしたら「困ったら消せばいい」ってだけだからな。ただ、素直が何度もナオを出し入れしているのと違い、秋也はまだアキの誕生後に彼を消した経験が無いという。俺だったら1回動作テストしないと不安だけどね。「消そうと思えばいつでも消せる」は直感的に悟ったのかもしれないが、実際やってみないと分からんし。万一自分の意思で消せなかった時、レプリカに乗っ取られるお約束のドッペルゲンガー話みたいな流れもありそうで怖くない? まぁ、この世界のレプリカはそんな悪だくみはしない善良なクローンだったのですが……感覚共有のレベルも高かったらしく、ここにきて「痛みも苦しみも全部シェアしてたんや!」というカミングアウトが入る。アキは足の痛みに堪えながら先輩をボコってたし、ナオだって素直が重めの生理痛とかで学校サボってる時に同じコンディションで気張っていたということに。……やっぱ劣悪な労働環境に変わりはなかった。このあたりの容赦ない使役は、レプリカとして生まれてきたからには避けられないものだったのだろう。 とはいえ、この「レプリカの真実」を伝えられてオーナー2人は動揺する。秋也は「レプリカなら痛くないから早瀬に勝てる」と思ってプランを立てていたのだろうし、素直だってナオが同じように苦しんでいると知っていたならもうちょい関係性も変わっていたかもしれない。しかし、レプリカ側からはそんな提案ができないのである。長年のわだかまりがようやく解消され、ここからまた新たに2人の関係が刻まれる……。 と思った矢先、まさかのサスペンス展開。狙われたのがアキだったってことは、普通に考えたらやらかしてんのは早瀬なんだが……そこまですんのかコイツ。だいぶやべぇ。そして、そんなアキを庇って転落するナオ……さぁ、ここからどうなるんでしょう。本体の痛みはレプリカに共有されていたが、逆のラインは今のところ確認されていない。仮にナオが無惨な轢死体になったとしても、素直に影響は無い……といいんだけど、どうなんだろ。そもそもレプリカって死んだらどうなるんだろう。死ぬにしろ生きるにしろ、だいぶスプラッタな状態になるとは思うのだが……なんやこのアニメ。
前回までで校内の配置が一通り紹介され、現時点では桜大門以外に委員長が2人と生徒会長・副会長が揃った。次はどうなるものかと思っていたら、今回は校内の描写がゼロという形で変化をつけてきた。そのきっかけとなったのはポエムの妹さん。この手のラブコメで「話が早い妹さん」が出てくるのも定番といえば定番だが、この子は名前くらいしかヘンテコなところはなくて、割と素直な妹キャラである。ちなみに名前は「鈴句(りりっく)」とのこと。このキラキラすぎるネーム、あのママンからつけられたというならギリ納得いくレベルかぁ、と思ってたらBパートでさらに父親の素性も明かされたので納得せざるを得なくなってしまった。なるほどね、ポエム&リリックでそういう……。 とにかくおやすみの日の早朝から女の子の家に上がり込んでしまう風紀委員。ママさんがあの通りなので家に入ること自体が容易いのはしょうがないが、妹さんが「これはお姉とただならぬ関係のやつかもしれない」って思って色々受け入れてるのもいいんだか悪いんだか。この妹さんは「お姉ちゃんを取られるからヤだ」とか考えるようなシスコンでもなければ「お姉がやってることが全部ムカつく」みたいな反抗期でもないニュートラルポジション。「これまで男っ気のなかったお姉にこんな変なやつがねー」くらいの気分なのかもしれない。ポエムさんと比べるといくらか品行方正なのは、姉を見て育ったから逆ベクトルに指向した結果でしょうかね。朝のジョギングも「お姉みたいな太い足を晒したくないから」だったしね。いやいや、ポエムさんもスリムでいらっしゃいますよ。 終始ギャーギャー騒ぎっぱなしだったポエムさんを無視し、ママさんの魔の手によってますます小日向家の内実に迫ってしまう桜大門。過去にプリキュア映画で涙していたことまで暴露されるが、まぁ、女児ならフツーに通る道だろうし、別に恥ずかしがらなくてもいいのでは? おじさんだってミラクルライト振りたい気持ちを抑えて今を生きているのだから、ライトが振れたのはとても良い思い出でしょうよ。ちなみにこないだも出てきたぷりちゅあ。どう見てもモチーフはハートキャッチなのに一瞬映ったポーズは「ビクトリー!」だった。 ママンのせいですっかり家族公認になってしまった桜大門。こうなると残りはパパさんだけだぞ、ってんで早速Bパートで登場してしまう小日向父。この手の展開だと「お父さんはめっちゃ常識人」パターンとか「お父さんもお父さんでイカレ野郎」の2択があるわけだが、こちらのお父さんはやや後者寄り。ヤクザものだったり、芸能人だったりはしないのだが、なんと「過去にストリートでならしていたラッパー」という斜め上の設定である。……現代社会だからこそできる設定だよなぁ。20年前だったら流石に「親が元ラッパー」は年代的に成立しなかった気がする。それこそ20年前くらいってDiggyがブイブイ言わせてた時期だろうしなぁ(流石にストリートとかはそこまでメジャーじゃなかった気がするが)。 「親父がスーツ着たDiggy」の時点でだいぶおもろいが、その邂逅の物語で桜大門がそこそこ戦えてるのも意味がわからない。なんで学校の成績がポンコツのくせになんも知らずに適当にラップバトルできるんだよ。その才能をもっと常識的なことに回せよ。改めて「ポンコツ」の看板に偽りなしだ。普通のラブコメなら父親がDiggy だと知ったら男側はちょっとは遠慮しそうなもんだが、残念ながら桜大門にそんな感覚はない。将来的に、おうちラップバトルが繰り広げられる日がくるのだろうか……。ちなみにお父さんの名前は小日向頼武(ライム)で、おかーさんは漢字表記だと「小日向夢」と書かれていた。「もしかしてドリームと読むのか?」と思って公式のデータを探したら読みは「夢」と書いて「みらい」らしい。……え、「小日向未来」なの? それはそれで名前として完全に被ってない? ちなみに「小日向夢(ゆめ)」さんはさらに北宇治高校の吹奏楽部員の名前でもあるという。……アニメ世界、小日向性多いな? この作品の世界もかなりのスノウボールなアースなのね、第4話。一応今回Bパートで舞台になった国(地域)である聖夷は北日本なので寒いっちゃ寒いんだろうが、かつての核戦争の影響なのか、ロシア並みの寒さになってて色々大変そう。 順当に軍記物として見慣れた展開へ進んでいる。おかげで正直に言ってしまえばお話としては退屈ではあるが、相変わらずどこかとぼけた雰囲気でサラッと人の首は飛ぶ、みたいなエグいことをやるギャップの作風は刺激になっている。今後ちゃんと1人1人の人物にスポットを当てられるかどうかで、「単なる風呂敷のでけぇ話」になるか「リアルも見据えた堅実な戦争ドラマ」になるかが分かれてきそうである。 というわけで今回もちゃんとその足取りを追われているのが軍幹部にまで上り詰めている三角青輝その人である。彼の最大の売りはなんと言ってもそのクソ真面目さ。以前から検討していた農業政策の成功によって地位を固めたあとは、今度は国民の内政不安を取り除くために規律の明確化と処罰の断行をもってこの国の正当性を主張している。至極当たり前の行政措置ではあるが、ことこの世界においてはそれをきっちりやり遂げるのは存外大変なことだったらしく(まぁ、現実世界だってそうかもしれんけどね)、先輩役人を処断するなど、ある程度の痛みを伴った改革にはなってしまっている。まー、元々政府の頂点に君臨する平をぶっ殺すのが目的の人間なのだから、あくまで上り詰めるための途中でしかない今の仕事で三角がどれくらい悩んでるかは知らんけど。ここ2話くらいはこいつの悩んでる顔は見てない気がするな。 そうして少しずつ草の根から体制を整えていく大和。どうやら3つの国の中では一番規模が大きく、今なお国家統一の見込みがありそうなのはこの大和ということになりそうだ。三国志で言えば文句なしで魏のポジションであろう。対して、そんな「魏」から降伏勧告を出されていたのが、北陸・東北・北海道を統べる聖夷であった。大和への降伏をめぐっては国内でも意見が割れていたらしいが、最終的には「あんな大和なんかに屈しちゃダメでしょ」ってんで反対派のクーデターが勃発、そのまま一気に現行政府を打破して体制がひっくり返った。 神輿で担ぎ上げられた女性はどうやら旧支配者と関わりが深い人物の娘だったらしいが、政治の専門家というわけでもない彼女が最前線に躍り出て人心を掌握していく様は、おそらく意識して劉備のイメージを踏襲しているのだろう。つまり、地理的状況としては東西も南北も逆ではあるが、聖夷は蜀のポジションということになりそうである。もちろん人情味だけで国は統べられないわけで、ここからは集めたマンパワーを活用して大和を押し返していく必要があるわけだが……今のところはこの2国間でのやり合いがテーマになりそうかな? いや、お互いに内需を満たして国家の安定を図るところからスタートしたら戦争にもつながらないかもしれないけど。どうなんだろうね、別に狭い日本列島とは言え、この規模なら国として統一されてなくても問題はなさそうなんだよな……それでも戦争になるあたり、やはり日本人のどこかには「全部ひっくるめて日本だろ」みたいな認識があるんですかね。 ついで感覚でついてきただけのフデムシがちゃんと活躍してんの草、第4話。あいつ、生育環境であるダダ山脈から強制的にこっちに連れてこられて飼育されてんのに、ちゃっちゃとマスコットの地位に収まってる適応能力は尋常じゃないな? ってな可愛らしい生き物もありつつ、相変わらず凄まじくクリアな作画で画面に見入ってしまう本作、ただ、脚本部分でうまく行ってるのかどうかは正直よく分からず、今回も「なんかちょっと飛び飛びになってる?」みたいな部分はあった。展開で一番びっくりしたのはココが怪しげな「つばあり帽」を追いかけ始めるくだりで、窓の外に見えた影も一瞬だったし、ぶっちゃけココとそんな連中の因縁もあんまり印象に残ってなかったので「?何があった?」みたいな感覚になっちゃった。あの場面でキーフリーがどこに行ってたのかもよく分からんし、なんかカットの継ぎ目がちょっと荒い気がするのは残念。 そうしたちょっとした違和感は今回のハイライトとも言えるココを追い詰めるシーンにもあって、埒外の転移術から謎の石の街に閉じ込められてしまった4人。ドラゴンから逃げるのに必死だったわけだが、あの状況の「行き止まり」にどんな意味があったのかがよく分からん。そもそも君ら飛べる靴履いてるんじゃないの? 少なくともテティアは履いてたんだから、壁に穴開けずに飛べばいいし、そっちの方が機動力上がるのになんで走って逃げてたんだろう。あと、壁に穴を開けて逃げようとしてたんだけど、構図のせいか「ドラゴンがいる方に」逃げようとしてるように見えちゃったんだよな。うまいことドラゴンから死角になってる変な袋小路に入り込んでたんだから、わざわざ爆音で穴を開けて位置を知らせずとも、一旦もと来た道を戻って別なルートを探せばいいのでは……とか思っちゃったので、アガットがココに邪魔されてキレるくだりもピンとこなかったのよね。 でもまぁ、これまでの積み重ねでイラつくってのは分からんではないか。テティアが「お前のせいだ」っていう目で見てたってのも事実は事実だし、ココが軽率に店を飛び出してなかったらこうなってないのは間違いない。そこは主人公として今後もうまいこと仲間たちとやっていくためには素直に反省してもらうしかないだろう。まーお母ちゃんのことは事故ではあるから全てをココに背負わせるのは流石に荷が勝ちすぎているのだが……多分アガットたち「ちゃんと学んだ魔法使い」たちからすると、経過はどうあれ禁忌魔法を使ってしまったココってどうしたって印象は悪くなるんだろうね。そのあたりは一歩ずつ誠意を持って取り返してくしかないんだろうなぁ。 などとびみょーに気になる点はありつつ、今回も「魔法の街」カルンの魅力的なビジュアルとか、細かい魔墨の抽出工程とか、とにかく画でもって説得力を増す作劇は相変わらず力強い。ドラゴンがちゃんと作画で描かれて迫力が出せてるアニメって久しぶりに見た気がするよ。最近はフルCGでRPG風味のドラゴンばっかりだったからねぇ。卵から孵った主人公だったりしたのにねぇ。 なんかもぅ……すごいね。すごいとしか言いようがないね、第3話。さて、これはどう評したものか……。(今回、お話の中身には一切触れません) 先週、2話目の時点で「あれ、なんか1話目とだいぶ印象違うな」という感覚はあったのだが、1話目を見返すだけの余裕もなく「まぁ、1話目は作画リソース多いからな」くらいで受け止めていたのだが、どうやらそれどころではなかったらしい。今にして思えば2話の山本祐介コンテ回も割と攻めた姿勢だったのかもしれないが(ヤマノススメ的に)……それを余裕で飛び越えるすげぇ画面が飛び出してきた。今作は、そういう「作画実験場」としての作品だったということだ。 さぁ、これを是とするか非とするか。個人的には一応僅差で「おもろいやんけ」が勝っており、さらにその内訳はfunny7割interesting3割くらいな気がする。画面を観てて「どないやねん」が先行してしまうのでなかなか話は入ってこなかったが、やってみる分には悪くない。Twitter界隈を確認しにいったら「作画崩壊」ってんで騒がれて原作者が声明を出したりしてるらしいのだが、私の基準だとこれは作画崩壊とは言わない。まぁ、ひどく独りよがりで勝手な判断基準なのだが、ざっくりまとめると作画崩壊ってのは人員やら予算やら時間やら、とにかくリソースが足りずに「本来目指していたラインに全く届かなかった」ことを意味する。今作においては、提供された画面は絶対に「製作者が作ろうと意図して送り出した成果物」であり、これは作画崩壊ではない。強いて言うなら「作画破壊」かもしれないが……まぁ、それはシリーズを舵取りする監督がGOサインを出したのだから担当したクリエイターの責任ではない。 さらに論点はいくつかに分けることができて、「挑戦的作画なんてシリーズアニメの1話を勝手に使ってやるもんじゃないだろ」という不平が出てくる可能性がある。これは割と間違ってない主張だと思う。例えば私なんかは原作のことをさっぱり知らなかったので「なんじゃこりゃ」と笑いながら観てしまったわけだが、もし原作の大ファンが1話目2話目と今作を見て「良い画面だ」と満足していたとして、急にこの3話を叩きつけられたら、「好きなものを勝手に改変するんじゃねぇ!」と文句を言いたくなるのも分かる(これは原作者がいいと言ったとか言わないとか、そういう話とは全く別問題である)。シリーズアニメの使命は製品を通して品質を一貫させることであり、そこに余計な作家性を介入させるのはお門違いだろ、という考え方は一定の意義があるだろう。 ただ私が思うに、こうした挑戦的な作劇というものはぶっちゃけ「やるチャンスがない」。オリジナルアニメで発信してもこれだけ作品が溢れかえっている昨今、そうそう遠くまでリーチするものではないし、挑戦の成否など分かりようがない。それなら、一定の拡散力を持つ媒体で、きっちりクリエイター全ての総意として「挑戦しましょう」という結論になったのなら、それを発表する場はここしかないのである。そしてそれは消費者が止めるべきものではないだろう。「こういう作品」になったのだから、あとはアニメはアニメとして「好き・嫌い」を判断するだけなのだ。まぁ、もし私が大好きな漫画原作とかでこれが飛び出してきたら、多分苦虫を噛み潰した顔になるだろうけれど。 ただ、そうして「価値あり」と思いながら見ていたのは是非で言えば「是」側の意見なのだが、個人的には「非」も抱えている。それは、今回のこの作画演出を「今回の話でやる必要がない」という部分である。原作をろくに知らないとはいえ、やはりアニメ制作は作品によりそうべきであり、毎回のエピソードについて、その話に「相応しい」表出をするべきであろう。今回の「挑戦」はそうした作品の中身とは一切関係なく、「じゃぁ、3話目があなたのキャンバスなので、自由に描いてください」と一任した形。そこに話の内容との有意なつながりは乏しい(一応、「もしかしてお風呂シーンがエロくなりすぎないように今回の話数にしたのか?」とかは考えたけど)。そこんところでもう一歩「作品ならでは」の意義が見出せていれば、素直に評価できたんだけどなぁ、という気はする。 ちなみに今回のコンテ原画を担当した人、実は先日の「淡島百景」のコンテを担当してたんですよ。あまりにビビッと来たもんで名前を確認して「……銀さん? 誰?」ってなったので印象に残っており、まさかこんなにすぐにもう1回名前を見るとは思わなんだ。面白い人ってのは面白い仕事が回ってくるもので。また、別なところでじっくりその成果を観察したいですね。 |
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HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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