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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
あの佐藤順一監督の完全新作として(俺の中で)話題になったOVA作品の第1話が、特別先行放送された。ぶっちゃけテレビシリーズではなくてOVAっていうのが残念で仕方ないのだが、とりあえず放送してくれたのはとてもとても嬉しい。当然のことながら視聴させてもらいました。 スタッフの一部はあの「カレイドスター」のスタッフの再招集というのがセールス文句である。キャラクターデザインに追崎史敏氏が参加しているし(何故かキャストとしても参加してるがww)、「アソシエイトプロデューサー」の名義であの池田東陽氏の名前も。池Pの遺志を継ぐアニメーションとなるのかどうか。その他、キャストの多くは毎度お馴染みサトジュンファミリーを多く擁しているし、見る人が見れば「そういうことか」と納得出来る配置になっている。 サトジュン名義の作品といえば、最近はもっぱら「たまゆら」シリーズである。あの作品はとにかく「優しさ」とか「暖かさ」といった側面を押し出したものになっており、ユルい空気にギャグを交えながら、のんびりと「泣き」「笑い」を堪能出来る作品になっている。しかし、サトジュンイズムというのはもちろんそれだけのものじゃない。元々はキレのあるギャグや、子供向けでも見ていて気持ちの良いスパッとしたアクションが見せ場のクリエイターである。「カレイドスター」では「どストレートなスポ根アニメとしての熱さ」もこれに加わり、サトジュンの大看板となった記念碑的作品。今作は、そうした「熱さ」「真っ直ぐさ」を打ち出したタイトルとなっており、「絶滅危愚少女」というタイトルもそれを表している。カレイドと違って、今作はファンタジー設定強めであり、明確な「敵組織」がいるあたりは違っているが、主人公の性格は苗木野そらのメンタリティに近い部分があり、常に全力で生き、回りの幸せを考えることが出来る少女になっている。 キャラクター原案が原田たけひと、デザインに伊藤郁子ということで、画面の可愛らしさは文句なし。これをいかにもなモーションでちゃかちゃか動かすことでとにかく「楽しさ」は確保。「熱さ」の面については、正直言うと1話ぽっちじゃそこまではっきり伝わってくるもんでもないのだが、狙っている方向性は非常に分かりやすく、小難しいことを考えて見る必要が無いことは伝わってくる。ほんと、出来ることならこのままテレビシリーズで最低2クールは見たいところなのだが……無理なのかなぁ。たまゆらコースを狙って欲しいところだ。 中の人については、主人公はサトジュンファミリーではなくて内田彩を起用。個人的に、内田彩というとどこまでいってもアスクールのイメージが残っているので、こういう単純馬鹿は見ていて気持ちがいい。ライバルには東山奈央を配して若さ溢れる顔ぶれになっており、なかなか期待が持てるセッティングだ。マスコット役にはしゅがもいることですし。しゅが美は「双子の妹、動物キャラ」に不思議な縁がありますね。その他、我らがサトジュンファミリー長女(?)の大原さやか、飼い犬(?!)松来未祐。それに緒方恵美や、元祖愚少女、広橋涼さん! (あと、たまゆら以降どっぷりはまった「あいつ」) 涼さんの飲んだくれキャラがすげぇいい味でしたわ。こういう家族経営みたいなアニメ作りって、落ち着けるからよいなぁ。 PR 2012年度・俺的アニメグランプリ
毎年恒例、年に一度の(個人的な)お楽しみである。ただ、これまでは割とすんなりと決めてきた部分があるのだが、今年はちょっと悩む部分が多かった。どうも、本気で傾倒したアニメが少なかった気がするんだよなぁ。歳をとってアニメを見る体力が落ちたのか、怠惰なアニメ視聴は顧みて戒めねばならぬ。とりあえず、昨年度版はこちら。 毎年のことなので一応断り書きしておくと、タイトル賞の選出は何故か毎年「仮装大賞」の賞に依っており、タイトル部門以外の賞は、基本的に3位まで取り上げてある。以前は「部門ごとの選出基準が自分でもよく分からない」っていうのが悩みの種だったが、最近は自分の中でも折り合いがついているので部門の性質で悩むことはあまりなくなった気がする。元々、好きでやってるのに何で悩んでたんだよ、って話だけども。 今期エントリーされたのは、「2012年4月期以降に終了した、もしくは現在放送中である」ことを条件としたある程度最後まで視聴していた以下の103作品。………………103?! ちょっとまて、そりゃ悩みもするわ。なんで100本超えてるんだよ。流石におかしいだろ。俺確か今年は視聴本数減らすって言ってたんだぞ。実際、切ってる作品も有るんだぞ。どうしてこうなった? いや、もう少し冷静に見てみよう。この本数増加には2つの要因があるのだ。1つは、5分枠などのショートアニメの増加。実際、103本のうち15分以下のショート枠は6本あるので、これらを除けば97本。更に、昨今は分割2クールも増えており、今年度中に2クールが分割されたものを1つにまとめれば、更に4本減って93作品ということになる。……えぇと、去年は確か普通にカウントして90本だったっけ……推移は過去5年で76→74→59→67→90→103(93)……あれぇ? 全部BDレコーダーがあかんのや……来年こそは……減らすんだ…… そして、劇場作品については3年前から7本、4本、6本ときて今年はちょっと増えて12本。まどマギは前後編だからタイトルとしては11本分かな。4月1日に観に行った2本をどうするか微妙なとこだけど一応カウントした。まぁ、このくらいの数でもそこまで負担ではないかな。ちなみにこれに特撮は戦隊、ギャバンと含めて4本観に行っているので合計16回劇場にいったことになる。一時は本当に10年単位で行ってないんじゃねぇかっていうくらい劇場に縁がなかったけど、最近はガンガン制作されるからどうしても観に行く機会は増えるよねぇ。今年もまた忙しくなりそうだし。ちなみに毎年のことだが、この評定枠に劇場作品は含まれていないのでご容赦願いたい。
○一応ある程度見ていたエントリー作品(アイウエオ順) 「あいまいみー」「アクエリオンEVOL」「アクセル・ワールド」「あっちこっち」「AMNESIA」「アルカナファミリア」「イクシオンサーガDT」「宇宙兄弟」「うぽって!!」「エウレカセブンAO」「AKB0048」「AKB0048 next stage」「えびてん 公立海老栖川高校天悶部」「織田信奈の野望」「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ」「俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる」「ガールズ&パンツァー」「神様はじめました」「カンピオーネ!」「機動戦士ガンダムAGE」「キューティクル探偵因幡」「境界線上のホライゾンⅡ」「クイーンズブレイドリベリオン」「gdgd妖精s(2期)」「黒子のバスケ」「K」「恋と選挙とチョコレート」「CODE:BREAKER」「ココロコネクト」「琴浦さん」「この中に1人、妹がいる!」「これはゾンビですか? オブザデッド」「PSYCHO-PASS」「咲 -Saki- 阿智賀編」「坂道のアポロン」「さくら荘のペットな彼女」「ささみさん@がんばらない」「さんかれあ」「THE UNLIMITED 兵部京介」「しばいぬ子さん」「シャイニング・ハーツ〜幸せのパン〜」「じょしらく」「ジョジョの奇妙な冒険」「しろくまカフェ」「新世界より」「人類は衰退しました」「好きっていいなよ。」「「SKET DANCE」「スマイルプリキュア!」「生徒会の一存 Lv.2」「聖闘士星矢Ω」「絶園のテンペスト」「ZETMAN」「戦国コレクション」「戦勇。」「閃乱カグラ」「ソードアート・オンライン」「だから僕は、Hができない。」「黄昏乙女×アムネジア」「たまこまーけっと」「TARI TARI」「中二病でも恋がしたい!」「超速変形ジャイロゼッター」「超訳百人一首うた恋い。」「直球表題ロボットアニメ」「つり球」「トータル・イクリプス」「DOG DAYS’」「となりの怪物くん」「To LOVEるダークネス」「夏色キセキ」「夏雪ランデブー」「謎の彼女X」「這いよれ! ニャル子さん」「薄桜鬼黎明録」「幕末義人伝浪漫」「はぐれ勇者の鬼畜美学」「八犬伝ー東方八犬異聞ー」「ハヤテのごとく!CAN’T TAKE MY EYES OFF YOU」「HUNTER×HUNTER」「緋色の欠片」「緋色の欠片第二章」「ひだまりスケッチ×ハニカム」「ビビッドレッド・オペレーション」「氷菓」「貧乏神が!」「ファイブレイン 神のパズル2」「武装神姫」「ぷちます! -PETIT IDOLM@STER-」「BTOOOM!」「Fate/Zero」「ボクは友達が少ないNEXT」「まおゆう魔王勇者」「マギ」「みなみけ ただいま」「めだかボックス」「めだかボックスアブノーマル」「モーレツ宇宙海賊」「もやしもんリターンズ」「問題児たちが異世界から来るそうですよ?」「ゆるゆり♪♪」「ヨルムンガンド」「ヨルムンガンドPERFECT ORDER」「ラブライブ!」「LITTLE BUSTERS!」「輪廻のラグランジェ Season2」「LUPIN the Third -峰不二子という女-」「ロボティクス・ノーツ」
○今期視聴した劇場アニメ作品 「BLOOD-C
The Last Dark」「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 2nd A’s」「魔法少女まどか☆マギカ[前編]始まりの物語」「魔法少女まどか☆マギカ[後編]永遠の物語」「TIGER&BUNNY
The Beginning」「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」「スタードライバー THE MOVIE」「劇場版とある魔術の禁書目録 エンデュミオンの奇跡」「ドラえもん のび太のひみつ道具博物館」「花咲くいろは HOME SWEET HOME」「プリキュアオールスターズNewStage2こころのともだち」「シュガー・ラッシュ」
・キューティクル探偵因幡 第2話 「機密文書盗難事件/母子ストーカー事件」
相変わらずテンション高めの第2話。いいね、この軽めのノリ。基本的に常識人が1人もいない状態で回り続けるお話なもんだから、イメージとしてはGAやミルキィのそれに近い。いや、あそこまで常軌を逸したネタは無いので、もう少し軽めのガンガンコミックスか。だとすると、監督たちの流れ繋がりで「ハレグゥ」とかかな。今回のコンテは「イカ娘」の山本靖貴氏だよ。順調に軍団水島がコンテを切っています。 相変わらず、メインの男連中の気持ち悪いノリは訳が分からんのだが、それ以外の部分でトバしてくれているので特に問題無し。特に今回は荻野の娘さんと嫁さんが出てきてくれており、その辺のキャラがちゃんと可愛く出来ていたのでそれだけでも割と満足。特に娘の梓ちゃんは、積み木(?!)をするときの卓越しすぎたモーションの流れが美しく、無茶苦茶なくせになんだか感心してしまえたのがよかった。奥さんの若葉さんも、典型的な天然キャラのはずなのに阿漕さよりも愛らしさが先立っていたのが良い。視聴中は全然気付かなかったのだが、CVが志村由美っていうのが驚いた。よかった、まだちゃんと活動出来てる。娘の梓ちゃん役が日高里菜なのだが、身長的には10歳以上も年下の後輩に見下ろされるんだよなぁ。里菜ちゃんだって小さい方なのに。 今期一番気楽に見られて楽しいのはこの作品なんじゃないかって気がしている。順調に1クール消化出来たら原作も見てみたいな。 ・閃乱カグラ 第2話 「伝説の忍びあらわる」 うーん、なんか低空飛行、第2話。結局この作品って何が見せ場なのかがよく分からないのだよな……エロではない気がする。こんだけずんぐりむっくりのキャラクターデザインだと、なんかエロスが感じられない。個人的な趣味趣向もあるんだろうけどさ。 2話目は敵勢力との対立がほとんど無く、主に「召喚」と呼ばれる修行の中身と、それに悩んでいる飛鳥の奮戦が描かれている。5人のメインメンバーの仲の良さは伝わってくるのだが、それがあんまり見ていて楽しいと感じられるものじゃないんだよね。5人が5人ともかなり個性的なキャラクターなのは良いのだが、その5人が何故仲良くしているのかがよくわからんのだ。特にゆかち声のブリッ子キャラとか、お堅い面々にはすぐ嫌われそうな気もするんだが。画伯が上手いこと脳天気に立ち回っているのがいい緩衝材になってるのかなぁ。5人が連携する理由がもう少し描き込まれるなら、多少なりとも見どころは出てくると思うんだけど。言い換えると「もう少し百合要素が……」以上。 相変わらずオープニングが良いので、そこを聞いたら何となく満足出来る作品。 ・AKB0048 Stage15 「驚愕の新展開!?」 芸能禁止の世界でなんでバラエティ番組があんなにあるんだろう、第15話。いきなりバラエティ畑に進出させられて「教えられなければ何もわからんのか貴様らは!」って、マネージャーいくらなんでも横暴すぎやしませんか。完全にタレントとして失敗するフラグですやん。 でも、キララはバラエティでも輝けるんだってさ。不思議だね。とりあえずカメラの前で脱げばいいんじゃないかな。とにかくお茶の間人気が上がれば総選挙でも上位に行けるみたいだし。「あなたたちにも13代目あっちゃんの映像を見せておかなきゃ」って言われてわざわざビデオを見せてもらってたのに、あっちゃんの存在はそっちのけで身近な先輩の話ばっかりしてたのがちょっとワロタ。あっちゃんマジ都市伝説。 なんだかんだいって、総選挙の順位とか出てくると盛り上がるものなのね。AKBファンってこういうのを楽しむために財産をつぎ込んでるのかな。
相変わらず今期は視点が定まらない。どうしたもんかな……
○お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ 第2話「みだらね(休み時間だからお兄ちゃんに会いたいよねっ)」 テンション変わんなかった……第2話。すげぇ、結局背景設定にも一切説明がなかったし。ひょっとしてこのまま走りきる算段なのか? だとしたら恐ろしいアニメだな。 一応展開があったのは、兄の方の職業(?)が判明したこと。あんだけ妹のアタックを綺麗にスルーしながら、よりによってそんな仕事してるんかい、っていう突っ込みはもう諦めるとして、ラノベ主人公にしちゃ珍しく、明らかにアドバンテージになる才能を持ってるのね。ただ、これを妹が知らないっていう設定は無理がある気がするけど。どうやって生計立ててるのかっていう疑問は湧かないもんだろうか。 ちなみに、2話目になると既に秋子の中の人に慣れつつある。やっぱり中学生だとするなら達者な方だと思うんだが。あおちゃんが紫やったときよりも年下、みゆきちのぷちこと同じ年齢。そう考えると、実は大器なのかもしれませんよ。城戸衣吹、覚えておくと今後役に立つかもしれません。ちなみに、この娘の出身地は青森県。最近、青森県が急激に声優の産地としてアツくなっている気がする。みかしーものぞふぃすも青森だ。何があったんだろう。 ○神様はじめました 02 「神様、ねらわれる」 寝起きの早口台詞シリーズは毎回やるんだろうか、第2話。あのあたりのテンションのみもりんがなんだか微妙な気がするのは何故だろう。このまま「スクラップド・プリンセス」の次回予告みたいになったら笑えるけどなぁ。 今期は似たような少女漫画原作が3つ重なっているわけだが、これは早くも他2作品の路線から離脱しましたね。まぁ、大地作品だから当たり前といえば当たり前だけど、なんだかアホなふざけ方にシフトしてます。神様云々は別にいいのだが、今回出てきたカラス天狗のキャラクターが実に古くさく、「奈々生もこんなの目当てに頑張って学校行こうとすんなよ」と思ってしまう。少女漫画って大体アイドルが学校来るよね。ま、妖術があるからそれを使ってもててた、っていう解釈も出来るけどさ。ダチョウを追いかけてる様子はなかなかシュールで面白かった。そして、ナレーションのバニラが案外作中に絡んで来るのも笑ってしまった。「ナレーションの変な声の人」っていうのは作品をいじってくるのがお約束なんだよな。若本しかり、みっこしかり。 ○バクマン。 第2話 「毎晩と融合」 岩瀬可愛いなー、第2話。 ……あぁ、あと書くこと無いな。アニマックスだかAT−XだかのバクマンのCMで、モデルになった実際の編集者とキャラクターが対比されてるのがあって笑えた。服部哲のホンモノがイケメン過ぎる。ハーフて。 ○ジョジョの奇妙な冒険 第2話 「過去からの手紙」 既に映像がどうとか言う文句は忘れて馴染みつつある第2話。やっぱりいちいち台詞読まれるだけで笑えるんだよ。 オープニングも完備されてすっかり整った感のある状態。オープニングを見ればますます「ゲームの間に挟まってるムービーっぽいな」と思うんだけども。各シーンをあまりに何度も読み返してるせいで全部のシーンが大事に見えてくるのが困る。一瞬だけどジョルノとか徐倫が出てきているのは良いんだろうか。流石にそこまではアニメでやらんだろうに。曲も愉快なのだが、何となく「うみねこ」のエンディング思い出した。何でだろう。 「酒! 飲まずにはいられない!」が聞けただけでもいいや。
今期はどの感想を書くか難しい。1話目のインパクトが今ひとつなんで、最後まで面白くあり続けるのはどれなのか、読みにくい。
○となりの怪物くん 第2話 「変」 相変わらず雫ちゃんが可愛い第2話。男側のキャラがいわゆる普通イケメンじゃないので、強引に押しまくられてデレていく過程がそこまで不自然じゃないのが良いですね(ハルのキャラがすごく不自然なだけ、という話もあるが)。 2話目は2人の「頭いい設定」がいきなりフル回転。ハルはいつも通りのテンションのままですらすらと問題の答えを解説していくのがなんかヘン。そして、なんと言っても今回登場したサブキャラの夏目さんが実にヘン、そして愉快。単なるお馬鹿キャラっていうだけならありがちだと思うんだけど、ストレートな馬鹿にそれなりの理由が垣間見えるあたりに親しみが持てる。Cパートのトンデモオチもなかなか毒が効いていて楽しかった。このパワーはやっぱりメイン2人のキャストの力が大きいと思うんだけど、夏目さんの中の人も初めて聞く名前だったが良かった。種﨑敦美さんという名前、若手ですかな。今期は聞いたことのないキャストの活躍頻度も高い気がします。 戸松の新シングルのCMの冒頭、「行くよッ」が憎らし可愛い。 ○中二病でも恋がしたい! EpisodeⅡ 「旋律の…聖調理人」 相変わらず過ぎる第2話。やっぱり安定の京アニ、安定の石原さん、という印象以外には何も無い作品なのだが、イメージの世界の中でエフェクトバリバリのバトルを繰り広げているあたりの無駄な労力の使い方が流石である。メカニカル巨大お玉の攻防がすげぇ。 設定から想像出来る以外の展開は特に無いのだが、キメラが自然に勇太と六花の間を取り持ち、ダイナミックおねーさんがそれを盛り立てるというセッティングだけで何故か面白い。京アニが描くネコは何故か不思議な能力に巻き込まれるよね。しゃみにゃん然り。中二病以上に問題があるんじゃねーかと思える六花のおねーちゃんについても、この手のぱっつんぱっつんしたおねーさんは京アニ画質にマッチするので存在感がある。「氷菓」でもナコルル先輩とか存在感あったしね。 まぁ、そんな本編よりも、個人的な収穫は公式ページで「lite」っていう別枠を配信してるって知ったことなんですけどね。あの音頭はそっちのエンディングだったんですな。エンディング部分だけヘビロテで耳から離れません。これだから人間はッ。 ○新世界より 第2話 「消えゆく子ら」 今週はグッと興味が湧いたよ、第2話。 相変わらず何が起こっているのかの説明はさっぱり無い作品。今回は呪力を使ってのタマ転がし競技の様子が丁寧に描かれており、「押し手に触っちゃ駄目」とか「同じ対象に呪力を働かせちゃ駄目」とか、観ている側としては「知らんがな」「先にいうとけや」と思うような設定がてんこ盛りなのだが、真剣にタマ転がし勝負をしている少年少女たちの様子が何となく応援したくなる。 新しく出てきたキータームである「化けネズミ」もなかなか気持ち悪くて、しかも人間との関わり方が本当に微妙で、怖いのか、コミカルなのか、単に不気味なだけなのか、どう扱って良いのか分からない不安定さが今後に期待を持たせる。ず〜〜っと薄暗い中でジリジリやりながらも見せる部分が出てきたので、案外盛り上がるかもしれない作品。 ○K #2 「Kitten」 こちらも1話目より2話目が好きだった、第2話。 冒頭、浪川主人公のあまりにも適当すぎる逃げ方が笑える。あれにだまされる侍の方も問題がある気がするが、あれだけの大包囲網の割に飄々と逃げおおせてしまうしたたかさが、なんだか普通の主人公と違うかな、という興味を抱かせる。真面目にやりたいのかふざけているのか分からないさじ加減も嫌いじゃなくて、ラスト、真剣にご飯を作ってくれる侍さんが、いいこと言って目をつぶったときのネタっぷりが卑怯である。 あと、なんと言っても今回無事に覚醒したネコですよね。みかこしの声でナチュラルに気ままなネコ、っていうのも良いセッティングだが、絶対防御で大事なところだけ見えない自信に満ちた全裸っぷりは賞賛に値する。やっぱり光渡しとかじゃなくてこういうエロが良いと思います。あと、しゅが美委員長も相変わらず可愛い。あの子、イラストのセンスもなかなか極まっておる。 ○絶園のテンペスト 第二幕 「彼女はとてもきれいだった、と少年はいった」 こちらはようやく下地を整え終わったかな、というくらいの第2話。この作品も半裸のおねーさんが活躍するんですが、無人島に流されたのにあの恰好はおかしくないですか? 誰も見てないんだから布っきれなんてまかなくてもいいのにね! 「魔法」の説明が一通り終わり、敵対すべきものも少しずつ見えてきた段階。なかなか大変な設定説明が続いたので中盤はどうしてもダレ気味になってしまったが、その分の盛り返しは、割と破滅的なラバースーツのエヴァンジェリンさんや、すごく嘘くさい槍の使い方をする刺客の人の見た目のおかしさで我慢してもらおう。個人的に、なんだか気になる空気があるけどなんなんだろう、と思ったら、主人公が友達の妹とこっそり付き合ってた設定が、NTRっぽくて興奮するんじゃないか、ということに思い至った。あのシチュエーションで「キスとは」とか聞き出す妹さんがマジ鬼畜。最終的にどういうポジショニングになっていくのかなぁ。 以上、新番が出そろってから力点を置く作品を決めたいところ。
AT−Xでこのほど放送されたOVA作品。特に事前情報があったわけじゃないのだが、データを見たらなんと佐藤順一の新作ってことだったので、とりあえず録画だけしておいて、ゆっくり見てみた。まぁ、これがまたね。驚くほどに「こういうの」なのね。サトジュミスはすっかり「日常系萌えの伝道師」みたいになっちゃったなぁ。もっと弾けてくれてもいいと思うんだけども。
そして、「またこういうのなのか」と思いつつも、楽しんでみちゃうんだなぁ。本当に、安定感の固まりみたいな人だよ。確実に安打が出る方向にしか打ってこないからハズしてこない。「たまゆらと一緒やん」と言われればそれでおしまいなんだけど、「たまゆら」でやったような外装で、ちゃんと「これはオリジナルなんで」という見せ方が出来るというのが偉いのである。うーむ、こういうので満足してしまうとなんか勿体ない気もするのだが……シングルヒットはシングルヒットなりの良さだよね。 今回はなんと協賛企業としてHONDAの名前がクレジットされており、テーマとしてもまさかの「バイクっ娘」である。と言っても、「RIDEBACK」みたいな全力疾走バイクではなく、あくまで山岳地帯で通勤通学が大変だから必死で原付の免許を取っただけ、という女子高生のお話。友達どうし、全員が原付で登校してくる学校ってのはすごくシュールな光景である。どうなんだろ、実際にこういうところってあるのかな。舞台がどこだかは分からないけど、確かにこんだけの山道で自転車通学は大変そうだものなぁ。バイク文化が花開いている女子高生たちってのは、それだけでなんだか新鮮。そして、協賛企業があるので当然このバイク描写はむやみやたらに気合いが入っている。こちとらバイクなんて乗ったことないのでさっぱり分からないが、多分1台1台のディティールまできっちり区別されてるんでしょうね(そして多分全部ホンダ製品なんでしょうね)。原付通学っていうと、「CLANNAD」で杏が乗ってた印象くらいしかないなぁ。伸恵ねえちゃんも通学に使ってたっけ? キャラクターの配置は、全力で前向きだった「たまゆら」とはちょっと違って、4人娘のうち主人公だけが完全に内向きでペシミスト。これって性別を裏返すとラノベで一番鬱陶しい「醒めてる系主人公」になる気がするんだけど、少女であるというだけでちょっと許せる不思議。回りの友人たちにはおっきな夢が一杯あるのに、自分だけ夢が無いと嘆いて、何となく都会に出たいと思っている田舎の娘っこであるが、たった30分のお話だったので、彼女が結局最終的に「何かを頑張ってみる」ことにしたのかどうかは分からずじまいという。そのくせ、金髪巨乳の外人さんの影響で「何かが変わった」という非常に端的なメッセージ性だけが残されている。なんだ、この本当に何の中身も無いシナリオは。そして、何故こんなシナリオなのに「なんか、いいんじゃない」と思える終わり方は。我ながら、ちょろいな。 でも、要所要所でやっぱり上手いと思わせる部分はあるんですよ。ちゃんと「バイク」っていうツールを絡めて思春期の女の子が一皮剥けるミッションを作っているし、バイク要素を活かすための画がちゃんと描けている。深夜のツーリングシーンは本当に「どこか不安で、どこか楽しい」という感情がにじみ出ていて、「若い頃にはこういうことをやってみるべきなのかもしれないなぁ」と、生粋の引きこもりでも思えてくるものだ。そして、非常に安直ながら「原付ぐらい持っててもいいなぁ」とか思えてくるのは本当にちょろい。いや、買わないけどね。お金無いから(免許はある)。そういや過去に「放課後のプレアデス」なんて自動車販促アニメもあったが、あれ、実際に多少なりとも効果があったって本当なんだろうか。突然HONDAのバイクが売れ始めたりしたら……もう、アニオタが確実に食い物にされるぞ。 結局、何が楽しかったかと問われれば、やっぱり中の人のことを書くのが一番手っ取り早い。サトジュンの使うキャストならいつも通り? と思いきや、今回の組み合わせはなかなか他では見られないものだ。というか、そもそも後藤沙緒里がメインの時点で非常に珍しい。(弱)さんキャラとしてはちょっと珍しいタイプの出し方をする主人公、結局ウジウジしているのはいつも通りではあるのだが、テンプレしゃおりキャラよりはかなりはっきりしゃべる方だったので、なんだか新鮮だった。そして、その回りを固めるのはキタエリ、はやみん、そして矢作パイセン。この絡みも当然初めて見る組み合わせ。そして、実にフリーダムな組み合わせ。正直、全員がメイン張れるレベルで、しかも作中での描写からは誰メインにしても問題無いくらいのウェイトだったので、万一これで馬鹿売れしたら4人分のお話で全部作れるかもしれん。つまり、「わんおふ〜hitotose〜」が作れる。 そして、母親役には今期フル回転の久川綾が相変わらず登場しており、そこに出てきたのが金髪巨乳のおねーさんキャラ。登場時に「もう、サトジュン作品で金髪巨乳といったら1人しかいないじゃない!」と、身構えていたら、まさかの画伯だったので斜め上過ぎてリアルに顎がカクンってなった。ひどいなぁ、と思っていたのに、視聴が終わる頃には「これは良い画伯」と思えるくらいの親和性だった。単に「訴えるよ!」っていつ言われるかはらはらしてただけかもしれない。まぁ、楽しそうで何よりである。 あと、個人的にびんびん来たのが、バイク屋のおっちゃんをやっていた菅生隆之氏。あかん、もうホントにめろめろになる。あの声で人生観を説かれたら、そりゃ納得するしかないわ。 |
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プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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