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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 去る11月26日に、京都大学で行われた学祭イベント、「山本寛講演会」に行ってきました。個人的には曲がりなりにもファンをやっているつもりなので、わざわざやってきてくれたのに観に行かない手はないでしょう。多少体調コンディションが悪かったり、事前募集で定員割れを起こしている感じが不安だったり、色々と悩みもありましたが……

 でも、実際に行ってみたら、ちゃんと開会前にホールが埋まるくらいの客は入っていたし、2時間の講演会というしんどそうな中身なのに一切中だるみすることなく盛り上がったし、充分な成果が出ていたんじゃないでしょうか。そして、私としてもようやく「業界人」山本寛(以下、親愛の意味も込めてヤマカン)を生で見て、その生の声を聴くことが出来たので、色々と貴重な経験になりました。基本的に声の大きい人なので目新しい情報なんかは特に無かったのだが、彼の話を聞いたことで色々と思うこともあったので、今回はそれを多少なりとも真面目にまとめてみたいと思う。あの講演を聴いたら、「とりあえずネットでも声を上げてみればいい」という風にも受け取れたしね。

 ちなみに、別段メモを取っていたわけでもないので氏の発言については正確に再現出来るわけではないし、私の受け取り方によっては、発言者の意図を正しく受け取れていない場合もあることを先にお断りしておく。まぁ、でないとヤマカン絡みは色々と面倒ですからね。なお、細かい内容については、悪意があったり無かったりする様々なまとめサイトでも見られると思われるので、内容だけを知りたい方はそっちを調べることをお勧めする。

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今期アニメシャワー枠は密度が濃くて、毎回全部の記事あげてたら時間とスタミナが保たないので、どうでも良くなる作品が出るまで簡易更新で手広くフォローする方向。
 

・灼眼のシャナⅢ 第2話 「来るべきもの」

 一気に新キャラ大杉な第2話。いきなり新キャラかー、と思ったらシュドナイに瞬殺されたり、初見の人間からしたら追いかけるのが大変である。そして、前期まではそんな様子はほとんど見られなかった気がするのに、一気に組織だって動き出したともがら軍団とアウトロー軍団の各々のいかにもクライマックス的なムーブが、いやが応にも盛り上がる展開に。特に素敵なのはバルマスケ率いる軍団の多彩さですかね。個人的には探耽求究が出てきただけでも楽しくてしょうがない。シリアス全開でギャグが入る要素が一切ないのに、彼が出てくるだけで全部嘘に見えてくるのがすげぇ。ドミノも元気そうで何より。その他、1期も序盤で登場していた屍拾いや、2期で大激戦を繰り広げたサブラクの姿も確認出来る。サブラクってあんとき消滅してなかったんだっけ? まぁいいや、とにかくオールスターな大感謝祭である。

 そして、それを統べる謎モードの悠二が楽しい状態に。なんせ声がランダムで速水奨になるんですよ。日野ちゃまボイスでも充分えぇ声なのに、速水奨と行ったり来たりって、どんなパフォーマンスやねん。そらベルペオル様じゃなくても不安になるわ。なんでお偉いさんなのに戦場に乗り込むのに電車通勤やねん、っていうのも気になるところ。おかげで佐藤君があり得ないくらい取り乱してたじゃないですかー。でも、不覚にもラストシーンの振り向く悠二のカットはゾワッと来ましたけどね。やっぱり蓄積があるから、何があっても仰々しくなるのがずるいなー。
 


・境界線上のホライゾン 第3話 「町中の遊撃手」

 ワカラン成分が加速しっぱなしの第3話。おっぱいでかかったら視聴者がいつまでも我慢すると思ったら大間違いやぞ! うん、もう少し観てから考える!

 いや、やっぱり分かんない。世界設定の意味が分かってないから、どこから突っ込めばいいのかがまず分からないし、一番しんどいのは「この物語が一体どこに向かって進んでいるんだろう」っていうのが全く分からない部分なのだ。例えば同じように分からなかった「C」なんかと比較すると、あっちは一応「ディールで勝ってお金儲けをして、破産しないように頑張るお話なんだな」っていうくらいは分かったんだけど、こちらは主人公(だよな)の登場シーンすら少なく、何をどう見ていいのかも手探り状態。一応中心になっているのは主人公の「告白」とやらだけど……それを応援したらいいの? 誰になんで告白するのかも分かってないんだけど。そもそも「ホライゾン」っていうのが人名だっていうこともよく分かってませんでした。なんかの暗喩的なものかと思って2話まで見てたんだけどね……今回説明された歴史的なあれこれも、来週には忘れてしまいそうな気がする。松平→アリアダストっていう転換は、単なる逆読みのバリエーションだけど、あまりにもアホらしくて逆に新鮮な気がする。アニメにして分かりにくい要素が多すぎんのよ。

 そんな状態で特にいうこともない作品なんだけどね。みゆきちの出番がそこそこ多いからいいや。他の部分も豪勢だし。うりょ子声の先生に関しては、すごくミットチルダっぽい。


 
・ベン・トー 第2話 「サバの味噌煮弁当 674kcal」

 不覚にも笑ってしまう第2話。1話視聴時点で「このネタで話作るのとか無理だろ」と手軽に諦めてみたわけだが、この勢いなら本当に1クールくらい走りきっちゃうんじゃないか、という気もしてきた。「馬鹿なことを全力でやるのは美しい」ってのは本当のことなのですよ。このどうしようもない馬鹿馬鹿しさは、監督繋がりで、あれだ。「バスカッシュ」に通じるものがある気がする。この作品は原作が既にある分、走り抜けられる可能性は高いかも……かも。

 相変わらず突っ込みどころはあり得ないくらいに満載で、「そんだけ売れる弁当なら店側も経営努力しろよ」とか、「一番出来がいい弁当っつうっても、それ売れ残りだよね、売れ残ったから半額だよね!」とか、もう、言う必要がないとこばっかり。突っ込んだら負けな空気を出せたら勝ち。

 そして、そんなバカ世界を賑わせるのが、本当に「無駄遣い」という言葉がしっくり来る、がちり練られたコンテワークと作画努力。火花を散らして迫り来る「大猪」のカゴや、グルグル回る主人公のバトルシーン、大仰に宙を舞うウィザードの戦闘スタイルなど。さらに、この作品は既製品の食糧を実名で作中に登場させることで無駄な臨場感を醸し出しており、どん兵衛だのなんだの、お馴染みの食べ物を食べるシーンにも手がかかっているのだ。どこの世界に「食べている最中のどん兵衛のカップの中からのカメラワーク」なんてものを使う作品があろうか。

 そして、あおちゃんボイスがキレッキレのヒロイン花ちゃんや、理不尽な憤怒がMにはたまらない梅さんなど、女性キャラが阿漕可愛い。乳しか出ずに顔が描かれない謎キャラ「茶髪」は、今後その正体が明らかになるんだろうか。

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  既に一昨日のことになるんですが、アニメ関係者の訃報、またしても若くしての急逝とのことで、本当に残念な気持ちです。

 出崎氏については、個人的にはアニメにはまった時期が割と最近なので直接的な影響は受けていないのですが、流石に「出崎演出」については見る機会も多かったし、その影響力については、様々な機会に見聞きすることが出来ました。紆余曲折を経て現在の姿を確立させた日本アニメーションにおいて、その看板はおそらく私が想像する以上に大きなものとなっていたのでしょう。浸透と拡散を続けるこんな時代だからこそ、「日本の根っこ」といえる人物にはまだまだ作品を発表し続けて欲しかったものです。

 

 私が接した数少ない出崎作品の1つに「雪の女王」がありました。オープンエンドで伝わってくる濃密なタッチと、少ないカットで見せる存在感。動きの中の徹底した「見え」にこだわる職人気質の演出技法は、その影響を受けて苦闘した数々の後続者たちにとっても、黒々と大きく立ちはだかっていたのであろうことは理解出来ました。乗り越えるべき壁が、その動きを止めて伝説にのみ残されるようになってしまうと、幾多の戦いを続けてきた現代アニメ業界の張り合いも1つ無くなってしまいそうです。本当に、勿体ないことです。

 改めて、ご冥福をお祈りします。

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2010年度・俺的アニメグランプリ

 

 今年もやって参りました。1年間の総仕上げにして、アニメ視聴のモチベーションの1つ、勝手なランキング企画である。このブログ上では2回目ですが(1回目はこちらです)、個人的に勝手に決めていたのも換算すると、既に7年目になるんですよね。すごいですね、暇ですね。いったいいつまでこんなことをやり続けるつもりなんでしょうね。無論、死ぬまで。いや、働きたくなるまで? 分からん、今追いかけてる声優が全員突然死とかしたり、突然結婚ラッシュとかが来たら考えるわ。

 一応断り書きしておくと、タイトル賞の選出は何故か毎年「仮装大賞」の賞に依っている。「単にベストで順位を決めるのは難しいから、なるべく取り上げる作品を増やしたい」っていうのが当初の狙いだったんだけど、流石に無茶が出てきている気もするので、そろそろこの設定も考えた方がいいのかもしれないな。タイトル部門以外の賞は、基本的に3位まで取り上げてある。

 今期エントリーされたのは、ある程度最後まで視聴していた以下の67作品。過去の履歴だと、3年前から76本、74本、59本と推移しており、去年に比べると少しは回復したことが確認出来る。それとも、放送本数は変わらないけど、安定して最後まで観られるものが増えてきてるのかな。何にせよ、ある程度数が確保出来るのは良いことである。ただ、今期は震災の影響もあり、この記事を上げる時点で放送が終了していない作品もいくつかある部分だけは、考慮しなければならない。本来の主旨を考えるならば全ての番組が終了するまで待つべきなのだが、これ以上時期を遅らせるのもどうかと思ったので、執筆に踏み切らせてもらった。多少問題はあるが、御容赦願いたい。

 そして、劇場作品については去年が7本だったのに対し、こちらは4本でちょっと数が減った。でも、2011年は現時点で既にけっこうな数の「見なきゃいけない」映画がある気がするので、今後は劇場作品を評価する部門も考えたいところだ。ただ、現時点ではいささか不当なのは承知しつつも、劇場作品については敢えてエントリーからは外している。地上波と比べるのって、基準がないから難しいんですよね。

 

 

○一応ある程度見ていたエントリー作品(アイウエオ順)

「あそびにいくヨ!」「あにゃまる探偵キルミンずぅ」「アマガミSS」「荒川アンダーザブリッジ」「荒川アンダーザブリッジ*2」「インフィニット・ストラトス」「えむえむっ!」「Angel Beats!」「オオカミさんと7人の仲間たち」「おおきく振りかぶって〜夏の大会編〜」「おとめ妖怪ざくろ」「お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!」「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」「会長はメイド様!」「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD」「刀語」「神のみぞ知るセカイ」「君に届け2nd Season」「海月姫」「黒執事Ⅱ」「けいおん!!」「GOSICK」「これはゾンビですか?」「さらい屋五葉」「屍鬼」「GIANT KILLING」「侵略! イカ娘」「心霊探偵八雲」「STAR DRIVER 輝きのタクト」「ストライクウィッチーズ2」「世紀末オカルト学院」「聖痕のクェイサー」「生徒会役員共」「セキレイ pure engagement」「戦国BASARA弐」「そらのおとしものf」「それでも町は廻っている」「探偵オペラミルキィホームズ」「テガミバチ REVERSE」「デュラララ!!」「とある魔術の禁書目録Ⅱ」「咎狗の血」「ドラゴンクライシス!」「薄桜鬼」「薄桜鬼-碧血録-」「バクマン。」「パンティ&ストッキングwithガーターベルト」「B型H系」「HEROMAN」「百花繚乱サムライガールズ」「FORTUNE ARTERIAL 赤い約束」「フラクタル」「フリージング」「放浪息子」「迷い猫オーバーラン!」「魔法少女まどか☆マギカ」「みつどもえ」「みつどもえ増量中!」「もっと To LOVEる」「ゆとりちゃん」「夢喰いメリー」「四畳半神話大系」「ヨスガノソラ」「Rio –RainbowGate!-」「RAINBOW 二舎六房の7人」「レベルE」「WORKING!

 

○今期視聴した劇場アニメ作品

「いばらの王 –King of Thorn-」「宇宙ショーへようこそ」「装甲騎兵ボトムズ Case;IRVINE –ケース;アービン-」「マクロスF 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜」

<タイトル部門>

技術賞

‘05「創世のアクエリオン」 ‘06「がくえんゆーとぴあ まなびストレート」

‘07「モノノ怪」 ‘08「キャシャーン Sins」 09「化物語」

‘10「デュラララ!」

 作品を作る上での、様々な意味での技術的側面を評する賞。過去の受賞歴を見ると、CGなどの純粋に「映像技術」を評価する向きから、最近は画面構成に代表される画作りの技術力を評する流れにシフトしているようだ。07年からの推移を見れば、中村健治、山内重保、そして尾石達也(新房昭之)と、癖の強い演出家の作品を選り好んでいるのが分かるだろう。

 今期も様々なクドい作品がそろい踏み。純粋な「アニメ好き」としてストレートに嬉しい作品といえば、五十嵐卓哉と榎戸洋司の手によるぶっ飛びロボットアクション学園ラブコメ「STAR DRIVER 輝きのタクト」。いかにもボンズらしい映像美術のレベルの高さはもちろんのこと、言葉選びのセンスには榎戸テイストが全開だったし、それを全て理解した上で取り込み、1つのテレビシリーズとして完成させた五十嵐監督の裁量も見事なもの。アニメオリジナルでここまで面白いものが出来るってんだから、大したものだ。

 監督の個性とこだわりが徹底的に画面を支配した作品といえば、いささか度が過ぎたが「夢喰いメリー」が鮮烈だ。山内重保による重い重いどんよりとしたコンテワークは、未だかつて無い息苦しさを与えてくれた。これが正しい姿勢だったのかは疑問が残るわけだが、どこまで行っても曲がらない個性というのは、それだけで楽しいものだ。更に個性を強めた作品では「四畳半神話大系」がある。原作自体がかなり個性的なものなので、アニメとして成立させるのは非常に難しい作品だったはずなのだが、それを何事も無かったかのように「画」の世界に変質させたのが、唯一無二の才能である湯浅政明である。彼の作るエキセントリックな映像世界は、気づけば「四畳半」ワールドを組み上げるのに最も適した素材となっていた。この奇跡的なコラボレーションは、後の世まで誰も踏み越えることのできない異質な金字塔になったといえるだろう。

 また、毛色は違うが他の人間がチャレンジしない領域という意味では、こだわりの制作集団アームスがお送りした「百花繚乱 サムライガールズ」がある。おっぱいおっぱいは置いておくとしても、墨汁アニメとしての異質さを全面に押し出し、奇妙な湿度でもって表現された「異国」大日本の風景は、良くも悪くも「まねできないもの」になっていたはずだ。

 そして、そんな「サムライガールズ」の特徴の一端を引き延ばした2作品もここで取り上げよう。1つ目は、「おっぱいおっぱい( ゚∀゚)o彡゜」の側面をとことんまで昇華させた異色作「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD」。荒木哲郎はびっくりするようなアイディアでもって「映像化」を成す監督だが、この作品における彼のこだわりは、男ならば敬意を表さずにいられないめざましいものであった。馬鹿馬鹿しさ100%の「乳抜きショット」を大真面目に描ききった胆力は流石の一言。他方、「じめじめした日本の湿度」という異質さを押し出したのは「さらい屋五葉」。こちらはシリーズを通じてたった1つのコンセプトである「静けさ」にこだわり続けた作品作りを達成しており、アニメクリエイターならばどうしてもやりたくなってしまう「動くこと、見せること」を極力廃したストイックな画作りが、他に類を見ない作品構成に繋がった。こうした息の長い努力こそが、1つのアニメシリーズの完成度を高めるために不可欠なものだろう。

 そして、今期最も「うまい」と思わされた作品というと、1年前の「デュラララ!」を選びたくなってしまった。つまり、今年選んだ監督は、大森貴弘ということだ。彼ほど明確な作意を画面に盛り込む監督というのはなかなかおらず、この「デュラララ!」においても、隅から隅まで、全て「作品のため」に構築している徹底したこだわりには舌を巻く。およそアニメ脚本としては荒唐無稽な群像劇という題材において、彼の構成方針は非常に理知的であり、効果的であった。全ての面が作品を見やすくする方向に働いているにも関わらず、それが単なるメディアの置き換えに終わるのではなく、ちゃんと「アニメーションとしての魅力」として完成し、魅力を一回りも二回りも増すことになっている。本当に細やかなレベルでの「手心」であるため、ともすると見過ごされがちになってしまう作意であるが、1つ1つのエピソードとして各放送回を見ても面白いし、シリーズ全体でくくったときに、全てのエピソードが繋がり、大きな池袋の街の姿を浮き彫りにする。テレビシリーズ1本を追いかけて、最終的に大きな満足感が得られる絶妙なさじ加減となっている。同原作者が描いた「BACCANO!」でもその傾向は充分に楽しめたが、より長く、より大きなシリーズを作るに至って、大森監督の作品方針は1つの作風として完成に至ったように思う。

 こういう作品がどんどん増えてもらえれば、まだまだ楽しいアニメは増えていくのではなかろうか。

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