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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「ふつつかな悪女ではございますが〜雛宮蝶鼠とりかえ伝〜」 5 せーのっ\一迅社!/ 今期3本目の一迅社アニメだった。重なる時はとことん重なるもんやな。ちなみにここまでの掲載誌を確認すると「きみが死ぬまで恋をしたい」は百合姫、「いびってこない義母と義姉」が「comic POOL」という知らない媒体、そしてこちらの作品はなろう原作だがコミック版がゼロサムとのこと。こうしてみると結構手広くやってんな、一迅社。 さておきなろう発のアニメ。ジャンルとしてはいわゆる「後宮もの」と言われるジャンルだが、冷静に考えると「後宮もの」って単に舞台のことしか言ってないからだいぶ曖昧なジャンルだな。「中華ファンタジー」と括ったほうがやりやすいかもしれない。このジャンルの一大ヒットといえば当然「薬屋」ということになるが、個人的には「中華風ファンタジー」というとどうしても「十二国記」が先に来る。マオマオと違ってこちらの主人公は一応転生に近いハプニングには巻き込まれているのでジャンルとしても「薬屋」より近い。ただ、主眼が「取り替え」というギミックなので、やっぱ「中華風の舞台ってだけで独自のジャンルですよ」と言ってしまったほうが話が早い。 監督は山崎みつえ。副監督に野呂純恵さんという人を配置しており、実はこの陣容は昨年放送された「全修。」と同じ。あっちは制作がMAPPAだったが、そのまま動画工房にスライドして今作に臨んでいるということだ。なるほど、多分動画工房の本気は「メビウスダスト」じゃなくてこっちな気がしますね。1話目では煌びやかな宮中の様子と華々しい衣装に身を包んだ宮廷女性たちの様子が贅沢な画面で彩られ、表情豊かなヒロイン勢のデザインも良い。線が細くて少女漫画寄りのデザインではあるが、アニメの動きにも違和感ながないし、なんなら「薬屋」の画よりもこっちの方が好きかもしれない。 もちろん肝要なのはお話の中身であり、なろうなのであまり発展的なものは期待できないかもしれないが……1話目での掴みは悪くない。強制的ボディチェンジの恐怖は全国の子供達がギニュー隊長との戦いで震え上がった禁断の技。ご丁寧に「入れ替えについて他言はできないぞ」というセーフティが仕込まれていたり、先んじて「日記を奪われちゃったからなー、あいつが私のプロフしゃべっても信用できないなー」なんて嘘で防衛線を張るなど、「マダミスで犯人役引いたやつがやる工夫」みたいなことを全部やってる「悪女」側も大したタマである。ふわふわした宮中の風景のくせして、その辺の「禁術」周りの設定だけやたらシステマティックなのは笑っちまった。このあたりのギミックの溶け込ませ方もきちんと「中華風ファンタジー」に寄り添えてればもう少し加点できたかもしれないのだが。 でもまぁ、ナツキスバルばりのハイパーハードモードからスタートしたのは事実なので、ここからの逆転劇がどうなるかは素直に気になる筋立てである。惜しむらくは、スバルと違ってこちらの主人公は堂々たるチートを最初から持っているらしく、それが「鋼のメンタル」の一言で説明されてしまった。まぁ、あんまりシリアスを売りにするのではなく、機転と愛嬌で汚名返上していく主人公の快進撃を描くのが目的の作品なのだろうからしょうがないのだが、ちょっと主人公の能天気さと都合の良さはなろう的臭みが滲み出てキツいところではある。 また、普通に考えて「逆転ザマァ劇」って持たざる者が権力者を叩きのめしてのし上がっていくところに爽快さがある気がするのだが、今作は蝶よ花よと育てられ、現代風に言うなら「親ガチャ勝者」みたいなやつがいっぺん落とされたけど「それがどうかしまして?」ってんで気にせず返り咲く物語になってしまうので、ルサンチマンを刺激するような展開にはならない。元来の「悪女モノ」とはちょいズラした部分に面白みを生み出す工夫は必要だろう。 まぁ、その辺をクリアしてるからこんな賑やかなアニメにしてもらえているのだろうと、多少期待を込めて見ておきましょう。……なんか、令嬢と悪女、そのうち仲良くなったりしないもんかね。
PR ○「領民0人スタートの辺境領主様」 4 「結婚する!」と宣言してきたメインヒロインの声が結婚詐欺師っぽいのだけ面白い。こっちはちゃんと女の子だから。 「な・ろ・う・だ・か・ら」の6文字で全部処理できてしまうアニメ。もうキャラがどうとか画がどうとか、その辺はどうでもよくて、とにかく設定がイミフすぎてどっから話を作ったのかと頭が痛くなる。まぁ、そのぶっ飛び具合が一周回って面白くもあるが……ここで確認、「一周回って面白いは、基本面白くない」。 いくらかの設定のクエスチョンはもしかしたら今後紐解かれるかもしれないので全部が全部ダメ要素というわけでもないのかもしれないが、開幕からしていきなりとんでもない状況で、なぜか馬車で数日かかるような辺境の「領地」に辿り着いた主人公はフルプレートアーマー、そしてバトルアックスを所持するのみで、その他の持ち物がゼロの状態で馬車から降り、「目録」とやらだけ受け取って指示役とはさよなら。今時の闇バイトでももうちょいオペレーションは親切だろ。なんでその格好で「領地」に行こうと思ったんだよ。曰く「王様が戦果を上げた褒賞としてくれた」らしいのだが、「数年前まで紛争地域だった上に現在もなんもないだだっ広い土地」を与えるという嫌がらせプレイは主人公の何に対する罰だったのか。もしほんとに褒賞のつもりだとしたら王国全体がヤバい。 「いやいや、広大な土地をもらったんだから、そこからの可能性はあるでしょ。いい褒美じゃない」と思うかもしれないが、そもそも「いい土地」であれば何故これまで王国は開発を進めなかったのか。だだっ広い平坦な土地、なおかつ近くには「綺麗な水場がある」ということで、どう考えても居住と耕作に適した土地。王国は数年前に鬼人族と争って彼らを追い払ったのだから、当然そこを「領土」として人を住まわせる目的で争ったはず。なんでそれがほったらかしのままでここまできたのか。何か開墾に不都合なことがあるのだとしたら、ますます主人公への嫌がらせの意味合いが強くなってくる。 この謎設定がまかり通っている理由はおそらくただ1つで、「そりゃどんなゲームでもだだっ広くてなんもない土地から開発進めがちでしょ」という作者側の都合であろう。「何もない土地に入植する」→「なんか知らんけど都合のいい協力的な先住民が現れ、スタート地点の住居と当座の資材をくれる」→「拡大再生産を行うための手順を教え、その後の領地拡大のためのルートも全部教えてくれる」。これ、もう放置系のソシャゲそのものじゃん。多分どっかで広告の視聴を挟むとボーナスがもらえたり、開発にかかる時間が短縮されたりするよ。まぁ、そうでなくても主人公は単騎でなんでもできるハイパーユニットらしいけど。「腕っぷしが強いから狩りに出れば初期資材集め放題」はまだ理解できるが、その主人公のオプションとして「絶対壊れない無敵の戦斧」がついてるのはいかにもなろうだよな。必要なところに、必要なチートを。これが快適なゲーム進行に不可欠ですからね。 というわけで、いつも以上に「チュートリアル」感が強すぎてとてもじゃないが「システム」以上の「物語」には見えてこない。流石に楽しいと思えるタイミングはこない気がする。唯一の誘致要因は当然若山ヒロインなわけだが、若山詩音ボイスってのは横柄な態度で相手を薄ら笑ってくれるくらいがちょうどいいんですよ。最初はその設定だったのに、開始10分でデレさせてどうする。そんなハーレム見たくない。 ……多分来週以降も可愛い女の子がいっぱい来ると思うよ。 ○「花織さんは転生しても喧嘩がしたい」 6 エンドカード、「黄色いバカンス」+「少女Q」のハイブリッドだったよね!? え、まじでびっくりした。正確に言うとお花がくるくる回るアニメーションは「黄色いバカンス」から、カットの構図そのものは「少女Q」のサビのキメカットから。今作の制作はライデンフィルムだから当時のシャフト制作とは関係ないはずだが……いやー、「ぱにぽにだっしゅ」の大ファンだったのでめっちゃ嬉しい。 そんなことより関根明良だよ! もー、やばいな、今期はガチで独擅場。登場するアニメの全てで濃くて強烈なキャラばかりで、まだ主演を残しているとは……いやはやお見事、お前がナンバーワンだ。 という中の人礼賛は先に済ませておいて、個人的にはいろんなノスタルジーを刺激される作品。いや、作品自体は全然知らない。なんならレコーダーに残っていたタイトルから勝手に内容を想像してて、「転生ものってことは、多分現世でも喧嘩大好きだったヤンキーか格闘家気質の花織さんっていうヒロインがいて、異世界でもステゴロにチートを付与してバコバコ敵を薙ぎ倒していくみたいな話に違いない」とか思ってたら、転生ルートが真逆なので笑ってしまった。そして何より、原作が氷川へきるの漫画作品だったっていう。ごめんよへっきー、「モーニング」掲載の漫画ってことで全然知らなかったわ。 まぁ、別に私は熱心は氷川へきるファンでもなんでもないのだが、上述の通り、アニメ「ぱにぽにだっしゅ」については大ファン。「月詠」に続いて発表されたこの作品が新たな時代のシャフトの存在感を決定づけたもので、尾石達也・大沼心といったその後の歴史を刻む名だたるクリエイターを輩出した「時代の転換点」とすら言える作品である。いわゆるシャフト声優(というか千和)の仕事ぶりも実に贅沢で、ゼロ年代アニメを総括する上で絶対に無視できない存在だと思っている。 おかげで作者の氷川へきるについてもある程度は評価しており、我が家には「ぱにぽに」の原作は全部揃っている。そんな人の漫画が20年ぶりにアニメ化ということで、とにかくあらゆる要素が懐かしい。個性的なキャラクターデザインはもちろんだし、独特なユルいネタまわし、そして個性的な擬音の漫符的な表現まで、「うわぁ、へっきーだぁ」というそれだけで感無量。やっぱこの人の作品は擬音まで再現してこそのアニメってことなんでしょうね。ポヘ。 単に懐かしさ贔屓というだけでなく、ユルい「転生ギャグ」としてもテンポの良い掛け合いは気持ちいいし、典型的な「へっきー作品のアホの子」である花織さんが(キャストの奮闘もあり)実に可愛らしい。周りを固めるキャストも盤石だし、どーせこの後はクラスメイトも全員巻き込んでのドタバタになっていくのだろうから、最大級のわちゃわちゃ感を楽しませてもらいたい。 そういえば、ちょっと前までミーティアとおんなじ目のデザインをした「勇者」がいたっけな……。これもまたプチ奇跡よ。 ○「メビウス・ダスト」 4 今期は久しぶりにオリジナルアニメが奮闘しているシーズンだ。まぁ、そうは言っても「グロウアップショウ」と「さよならララ」の2本のことなのだが、「電氣目録」も事実上のスタジオオリジナルに加えれば、A-1 Pictures、キネマシトラス、京都アニメーションと3つのスタジオがしのぎを削る乱世の様相。そしてそこに我こそはと名乗り出てきた4つ目のスタジオがあった。そう、かつてはきらら系などの萌えデザインで猛威を振るった動画工房である。まぁ、こちらも厳密には完全オリジナルじゃないらしいが、そこはよしとしよう。 ……なんか、1つだけびみょーにショボいな。第一印象あんま良くない。いや、別に作画がショボいわけでもないのだろうが……飛び抜けていいものでもなく、全体的にキャラデザのもっさり感から画に特段の強さは感じられない。そしてこれは完全なる偏見かもしれないが、未だアニメで「パルクール的な痛快アクションを見せ場としましょうよ」っていう狙いで成功してるの見たことない気がするんだよな……。「プリンスオブストライド」っていうがっつりパルクールをテーマにしたアニメは鳴かず飛ばずだったし、劇場アニメ「バブル」は動画クオリティを鳴りもの入りで売り込んでたのに確実にクソアニメ寄り。最近では「ラザロ」というどうしてこうなった例も追加されている。陣取り合戦とか街中のぴょんぴょんアクションとか、それだけでアニメを作ろうってのはダメなスタート地点なのだ。 まぁ、今作は別にそこが主眼かどうかはまだ分からないのだが、設定に設定を重ねて小難しいことを説明された割には、やってることがガキどもの追いかけっこというのがどうにもピンとこない。多分ここから先は彼らに与えられた「ラムス」という特殊能力を巡って策謀が飛び交い、大人たちとの戦争になったり盛り上がっていくのかもしれないが、残念ながら1話目はほんとになんもない追いかけっこアニメ。「逃走中」の1話目と大差ない。流石にこの時点で良い評価を下すのはちょっと厳しそうだ。別に1話目からじゃんじゃん盛り上がるドパガキ仕様は強制されるものではないし、そうじゃなくて「丁寧に盛り上げていきたい」みたいな長期的な作品作りも大事なのだが、残念ながらオリジナルアニメの1話目としては「掴めてない」という評価にならざるを得ない。せめて、あのリミッター壊し博士がもっとダイナミックに不穏な空気を流してくれていればヒキもあったとは思うのだが……。 いやいや、これこそがもしかしたら刺激に慣れてしまったよくない思考なのかもしれない。博士のプロジェクトがきな臭いってことは充分に伝わってくるのだし、主人公(?)が苦しんでいる違和感も鑑みれば、この1話目で子供らが盛り上がってる「リミッター無し」は悪魔の囁きであることは間違いないはず。ここからとんでもねぇ悲劇とかに推移してくれればこのモヤモヤも解消はされるんですが、「特殊能力持ちの子供が力を解放しすぎると制御できなくなってバケモノになるよ」くらいまでだと余裕で前例があるからそこまで引っ張るものではないと思っちゃうんだよな。かといってこのまま何事もなく最後まで追いかけっこだけで終わったそれはそれで困るし……。 うん、やっぱオリジナルの1話目って難しいわ。なんとなく流れる「2流アニメっぽさ」みたいなものを拭い去って、次回以降で盛り上げてくれることを期待しよう。 ○「いびってこない義母と義姉」 5 せーのっ\一迅社!/ 今期は2本あったわ。毎週違うCMを発信し続けるのって結構大変だと思うのだが、頑なにやり続けてるのは一迅社だけなんだよな。 というわけで一迅社のよく分かんない配信サイトに原作があるらしい漫画作品。常々なろう作品に「タイトルで全部言っちゃってるじゃん」と文句をつけているわけだが、流石にここまで完璧な出オチ潰しというか、「それ言っちゃったらもう何もなくない?」感はなかなか無い。普通に考えて「義母と義姉はいびってくるもの」という前提条件がなければこのタイトルが成立しないわけで、「タイトルとは何か」を改めて考えさせてくれる異次元の仕様になっている。「いや、でも冷静に考えたら1話で終わってしまう転生事情とかをダラダラ書かれるよりは、恒常的な状態を説明してくれている今作の方が姿勢としては誠意があるよな」とかも考えたりもする。そう、これは「展開の説明」ではなくて「状況の提示」でしかない。いわば文法としては「メイドさんは食べるだけ」と同じだ。「阿波連さんははかれない」「淫らな青ちゃんは勉強ができない」など、「無い」ことを説明するというのは立派な特性。なんだ、じゃぁ成立してるんじゃないか。 とか修辞学的な(??)言い訳をしてみるも、これって当然シンデレラの設定をひねっただけなので出オチ作品には変わりない。1話目で「いびられてしまう!」→「いびられなかったわ」をひたすらループして基本設定の提示は全部終わってしまったので、ここから先は何すればいいんだろう、というのはむしろ興味が出てきた部分。「いびってこない」が「状況の提示」でしかないので、ここから先は義母と義姉さえ心変わりしなければ何をしたってタイトル詐欺にならない。突然ここから異世界転移してもいいし、野球チームを作って試合に出てもいい。宇宙へ飛び出して多元宇宙からタイムループを始めたっておかしくはないのだ。まぁ、絶対そんなことはしないんだろうけど。結局根源的には「メイドさんは食べるだけ」と同じところに制作・視聴モチベがあり、我々は可愛い女の子が食べ物をもらったり甘やかされたりするのを見てればそれだけでほっこりするのである。徹底的な甘やかしストーリーでハートフルになればそれはそれでいいのではなかろうか。まぁ、いつどこで飽きるかは分からないけど。なんなら1話目でちょっと飽き始めてた気もするけど……。 一応点数をキープしたのはいつも通りに中の人効果。義姉2人組の芹澤優の方は分かるが次女はなんと貫井柚佳である。今期もこのキュートボイスが味わえるのは助かる。主人公役は若手の新人さんっぽい。まだちょっとたどたどしいところもあるが、そのちょっと声になりにくいような部分も主人公の設定を考えれば味わいと言えるのかもしれない。今後のリアクション芸での成長に期待。そしていつものことながら……お亡くなりになった主人公のお母さんのCVがねぇ……ヲイ、今期早くも母親役で2回死んでんねんぞ。どうしてくれんねん。「逝去する母親枠」っていう業界の固定スロットの中は3〜4人くらいの候補で回してるんか? ○「コードギアス 奪還のロゼ」 ー 全然新作じゃないが、多分また1から見守る気がするので一応記録だけしておく。 確認しておくと、こちらは配信済みの作品だが、配信サイトはディズニープラスのみと狭いものだった。そこで3話区切りの劇場公開という措置が取られ、私も2年前に喜んで4回も劇場に足を運んだものである。ちなみに総評としては「無茶苦茶なのは間違いないし、下手したら怒られ案件ではあるが、そもそもギアスってそういう作品だったよね。いいじゃん、わんぱくで楽しかったよ」くらいの感覚。当時ギアスで熱狂した世代であれば、この雑なバタバタバトルアニメはきっと楽しめるはずだ。あとはまぁ、「最高にかっこ可愛い上田麗奈の新たな代表役」という側面は絶対に外せない。しゃま信者においては絶対に押さえておくべきおっぱいである。それに加えてキャラクターデザイン・木村貴弘氏の遺作という意味もある。氏の生み出したムッチムチなおっぱいや尻の文化、その集大成としての皇サクヤ。中盤で描かれる緊縛シーンは必見だ。 ということで見どころは多い作品。未見の人はぜひ追いかけてみよう。ちなみに先週時点で今作の放送に先立って「元祖シリーズの振り返り特番」が放送されていたのだが、改めてぎゅっと30分にまとめられた総集編を観て、「やっぱ意味わかんねぇな……」と感心したものである。これだけ元気なオリジナルアニメをサンライズが力一杯作ってくれていたゼロ年代、いい時代だったのだなぁ。 ○「盗掘王」 5 英語タイトルは「Tomb Raider King」。まぁ、そりゃそうか。その伝でいくとトゥームレイダーって単に盗掘(者)なんだよな。 さて、ここにもまたちょっとしたイレギュラーが。こちらの作品は韓国で製作された作品の翻訳である。フジテレビはここ数年ずっと海外作品を輸入して吹き替えを行う枠「B8station」が存在しており、私もこれまで「時光代理人」や「RINGING FATE」、「この恋で鼻血を止めて」などの作品を視聴させてもらっていた。ただ、この枠はフジテレビ、つまり関東圏のみの枠であり、関西人はBSフジでのみ視聴が可能だった。しかしそれが、なぜか今作から地上波の関西テレビにも降りてきて気軽に楽しめるようになった。今後もこの枠が地上波で続いていくかは分からないが、BSは録画設定が面倒なことがあるので素直に助かりますわ。 というわけで韓国小説原作で韓国のスタジオが作った純正「韓国アニメ」。おかげで細かいスタジオの編成とかクリエイターについてはよく分からんのだが、STUDIO EEKという元請けは「時光代理人」には英都編から参加し、ちょっとずつシリーズアニメに入り込んできているスタジオらしい。映像の傾向としては相変わらず中韓のアニメのクセである「なんか微妙にAIっぽい処理」が最初に目につくが、映像としてはかなりこなれており、海外作画の中ではかなり見やすい「日本のアニメに近い」デザインが実現している。これは別に日本のアニメの方が優れていると言いたいわけではなく、純粋に「見慣れたスタイルのデザインが、きっちり動いている」という印象になるので評価しやすいという意味である。 そうして冒頭のドラゴンとのアクションなどを抜けて、「ほうほうそれで?」と思いながら見ていると……突然のタイムリープ、15年前に戻って強くてニューゲーム。……あ、そうですか……やっぱなろう的な……へぇ……。ご丁寧に異能力でステータスウィンドウが出るようになってしまったし、タスクやらスキルやら、結局いつものやつになってしまう。「突如世界中で遺物を内包した遺跡が爆誕するよ」は同じ韓国作品である「俺レベ」の設定だし、まぁ、なんかいつも通りに見たことあるやつになってしまうかなぁ、というのでしょんぼり。中韓でもこの手の作品の絶対数が多いのか、はたまた輸入する日本のTV局側が好んでこれを持ってくるのか……もっと「フェーレンザイ」みたいなアニメをもってきてよ。 ただまぁ、チートやり直し物語には違いないが、15年分の知識とスキルを活用して一旗あげようとする主人公のプランニングが変なとこで地に足ついてたり、筋運びとしては丁寧な印象を受けるのであらすじで見るよりも印象は悪くないかも。せっかくなのできちんと海外アニメを見る機会を大事にしていきましょう。 ○「サンダー3」 5 なんじゃいこりゃぁ。まだまだ知らねぇもんが出てくるもんだな……序盤の印象は「なんかいかにもフジテレビ系列で作りたそうなアニメだな……」だったのに、最後まで見たら「なんか、いかにもフジテレビ系列が作りたそうなアニメだったな……」になった。変わったのに変わってない。謎。 さっぱり知らなかったが、原作は「月マガ」連載の漫画作品とのこと。そもそも漫画でこれどうやって表現してたんだろ。画作りはめっちゃ大変そうだな。とにかくそれが今回大仰なギミックが仕込まれたアニメ作品となったわけだ。間違いなく度肝は抜かれたのだが……ただ、そこから次の面白さに直結するかは未知数なのよな。最初は映像表現の妙を評して1点あげようかとも思ったのだが、よくよく考えてみると前半部分はなんとも間延びした退屈な展開だったため、プラマイで一旦据え置き。「思春期の中学生少年」のテンプレ感の描き方がなんか雑だったのが妙に引っかかる。まぁ、現代の少年たちはスマホがあるおかげでかえって色々と大変なのだろう。 とはいえ、日常パートはそれこそ後半とのギャップを生み出すために必要だったところなので、あんまり深い意味はなくああしたやりとりを描いていた可能性はある。それが、どうしてもあの画では冗長に感じてしまったのは致し方ない。この空気感の緩急も見せ場の1つといえるが、それ1本で引っ張れる要素ではないからな。 というわけで今後の見どころはもちろん主人公たち「漫画世界チーム」と「外」(?)の作画での描き分けと融合ということになってくる。制作のUNENDというスタジオは元々ポリピク傘下で「シドニアの騎士」や「亜人」のCGアニメデザインをサポートしていたスタジオらしい。そして監督の瀬下寛之という人の直近の監督作品は「カミエラビ」だという。これは盛ってる話でもなくガチなので信じて欲しいのだが、なんも知らん状態で序盤パートとか見てて、私は「カミエラビみたいな雰囲気のアニメやな……」と思ったのである。いや、もう少し正直にいうとタイトルがさっぱり思い出せなくて「なんか……あれに似てんな……えっと、ほら、あれ、なんだっけ? なんか佐倉さんが世界リセットしたりしなかったりするやつ。えっと……」だったけど。とにかくなんかアレと繋がるような「過剰に刺激的なセカイ系」の匂いはする。これが楽しい方向に振り切れてくれるとありがたいのだけど、現状で「でもこっから妹奪還の話の流れが面白くなるかなぁ」という部分はちょい不安なのでもう少しこの世界の「壊し方」みたいなものを見守りたいと思う。 ちなみに主人公の男の子のCVは鈴代紗弓だったという。ごめん、全然気づいてなかった。ショタやってるのあんまり見ないから全然イメージなかったわ。 ○「スーパーの裏でヤニ吸うふたり」 4 変な奇跡ってのは重なるもんで、なんと今期はタイトルに「ヤニ」が冠された喫煙をテーマにした作品が2本同時に放送されるという謎の被りが発生。日本国内でもどんどん禁煙への流れが強まる中、何故か喫煙とは縁遠そうなアニメ業界から紫煙が漂ってくる。 今作における「煙草」の扱い方こそが、ファッションとしての煙草、コミュニケーションツールとしての煙草なので構造自体に理解は示しやすい。喫煙所でしか起こらないコミュニケーションってのはきっとあるのだろうし(知らんけど)、それを男女の関係性に絡めて描くとどことなくアダルティで、それでいて気だるげで。独特な雰囲気を醸し出すことができるし、時にそれが格好良くもなる。そういう意味では「煙草」というテーマではあるが、意義は認められる作品になっている。 そこんとこは認めた上で、どうにもそれ以外の部分での理解が及ばないのであまり点数が上げられない。これは単純に私の人生経験の乏しさからくるものなのだろうか。今作で最大のクエスチョン要素は、主人公の佐々木そのものである。こいつのモチベがまー理解できない。どうなんだろ、「スーパーの店員に可愛い子がいたから、いっつもそのレジに並ぶ」って、……ある? そんなことわざわざする? 百歩譲ってそれがあったとしても、本人に下心がバレた後も継続していく勇気ある? なんか、得られる効能に対して割く労力が多くない? まずもってそのストーカーじみた神経はあまり理解できず、別に遠くから眺めてるだけでもただの一目惚れであれば欲求は満たせるはず。わざわざ接敵して認識されるリスクを負う必要があるんだろうか。しかもそこそこコストもかかってるし。……まぁ、こういう感情ってのは人それぞれなのかもしれないので佐々木の趣味趣向を邪魔する気もないが、普通の判断基準だとマジで「割とキモい親父」でしかないのだが。あと、山田さんがいなかったとわかった後もレジで無駄な買い物してるのもほんと謎。レジに行く必要がないなら、そのまま買い物キャンセルして帰れよ。なんでレジ行くんだよ。 そんな佐々木が出会う謎のダウナー系おねーさん「田山」。彼女の1人2役についても意味は分からんが、その辺はまだ語られてないだけなので現時点で突っ込む必要はないだろう。レジでの様子や外での衣装を考えるとかなり意図的に「演じ分け」ているのは間違いないので、そのうちに彼女の事情は開示されるはずだ。もちろん「ちょっと髪型とか衣装を変えただけでそんなに気づかないもんかよ。佐々木アホか」という話も出てくるが、その辺はアニメ的(漫画的)お約束なので突っ込むのは野暮ってもんだろう。古来より、ちょっとマスクとか被っただけで正体がわからなくなるのは様式美。本作の山田さんは意図的に変身を狙ってるのだから、そこに気づかないのはしょうがない。 他にも、田山が積極的に佐々木に近づくモチベとか、色んなところに疑問符は浮かぶが、そのあたりは「ファンタジック恋愛漫画」として飲み込める範疇か。元々「こういうカップリングって夢があっていいよね」的な妄想から始まっている漫画だろうし、その辺のご都合主義は受け入れていくべきだろう。その上でやっぱり男性側に感情移入しづらいので、最終的にあんまり入っていける作品にはならない、そんな気はしている。 まぁ、一番理解できないのはサラリーマンとして働く佐々木の仕事ぶりなんですけどね。世のサラリーマンって、ほんとに「なんの意味もないのに日付けが変わるくらいずっと会議」とかやってんの? 馬鹿なの?(労働経験がろくにない社会不適合者からの感想) |
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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