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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「つうかあ」 5

 サイドカーレースだから「互いにツーカーだよ」という意味のタイトルだと思っていたら、タイトルクレジットに「TWO CAR」って出て来て「そういう意味もあるのか」ってちょっと感心した。いわゆる4文字タイトルもこうして見るとなかなか面白い。

 「SLIVER LINK.10周年記念作品」というよくわからない記念碑を刻まれた作品。SILVER LINKが設立されてまだそれしか経っていないというのが驚きでもあるが、考えてみりゃ雨後の筍のごとくスタジオが独立・廃業を繰り返すこの現代、いわゆる最大手以外のスタジオがこうして10年の節目を迎えられるというのは喜ばしいことなのかもしれない。なお、200712月に設立らしいのでその年に実績は記録されておらず、数々の制作協力を経て、最初に元請け作品になったのは2009年の「タユタマ」らしい。ごめん、知らない。その次のバカテスあたりからようやく認識できて、しばらく元請けは大沼監督オンリーで進んでるスタジオだったんだな。

 さておき、そんな記念すべき作品だが……その割にフックが弱いな……。サイドカーレースとか、絶対にアニメにでもならなきゃ触れない文化を大胆にテーマとして採用。そこからメディアミックスしながらも完全オリジナル作品として作っていくわけだが、1話時点で「なかなかレースを見応えのあるアニメにするのって難しいよな」という不安は募る。単なるバイクレースとかならまだしも、サイドカーなんてどの辺に機微があるのか、一般人にはわかるわけもないので、どれだけ真に迫っても伝わらない部分も多いだろうし、そもそも制作側も描ききれるのかどうか。I.G.が製作している「ボールルーム」のように、「分からないけどとにかくすごい」みたいな見せ方ができればいいのだが……1話目ではまだその辺りは見えてこない。

 何故「サイドカー」なのかといえば、そりゃ当然バディがいるからだ。世はまさに大百合族時代(俺調べ)。仲のいい女の子の友情物語はそれだけで見るべきものであるが、それがサイドカーという競技ならチームのぶんだけ勝手に量産可能。しかもある意味では生死をかけた運命共同体としてのバディであり、そこに様々な関係性を見ることができる。今作もその辺りの売りはなるべく押していく姿勢であり、1話目から一気に7組の百合バディを出して「ここを見てください」と言わんばかりの姿勢である。各チームごとにドラマがあり、スポーツ競技を通じてその友情を深めていくというデザインなので、「ガルパン」みたいな楽しみ方も可能かもしれない。

 あとはやはり、「サイドカー」という独自性をどれだけオリジナルの武器に変えていくかだが……。1話目ではそこまで映像が素晴らしいというほどのものでもなく、「そもそもSILVER LINKってこういう作品作るイメージないよね」というのは懸念材料。監督は直近の担当作品が「アンジュ・ヴィエルジュ」とのことで、百合成分については期待も持てるが、マシン描写の方はどうなるかな。とりあえず、真っ先に誘致要因となる主人公ペアについては、正直ちょっと笑った。なるほど、間に男を挟んで節操のないバチバチ関係を作ったわけね。その男が顔も見せずにさっさと海外に逃げてしまったことを考えると、「一応スタート地点は男を巡っての問題ですが、本作に男は関係ありません」という鉄の意志が感じられる。余計な野郎はいらんねん。頑張れ、数多の百合。

 というわけでまだまだこれからの作品だが、とりあえず魅力を支える中の人の話。7組・計14人ものキャラがひしめくと思わせておいて、実はあやっぺだけ何故かぼっち。隔離されたかな。他のキャストもかなり濃いので今後の展開で見せ場が多そうだが、個人的に1話目で持って行ったのは実況役のそらまるだった気がする。全然わからないサイドカー文化の実況に熱を込めるのって結構難しかったと思うんだけど、天性のお祭り体質がうまいこと声に乗っていてよかった。あと、現時点でオープニング歌ってたスフィアからまだ2人しか出て来てないんですが、残り2人もどこかで加わるんでしょうかね。

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○「ブレンド・S」 5

 わぁいきらら系。なんだかんだでなかなか残弾が尽きないきらら系列。そりゃオールスターでソシャゲ作りたくなる気持ちもわかる。まぁ、単発の威力がいささか小さい気はするのだが。

 非常に馴染みやすいいつも通りのきらら作品。お仕事ものでカフェ勤務ということは「ごちうさ」と同じ流れで、主人公・苺香のお母さんがどこか宇治松さんちのお嬢さんに似ているような気もする。キャラの造形は丸っこくてとっつきやすいきららクオリティだし、各々のキャラ分けもスタンダードで見やすいもの(おっぱいのサイズも綺麗に分かれている)。まさに教科書通りの「日常系・お仕事系作品」と言えるだろう。

 制作はA-1,監督はこれが初監督作品となるようだが、過去のきらら系作品の流れを踏襲しながらきちんと自分らしさを出そうとしている様子が伺えて、普通のデザインからへちょ絵にシフトするときの中割りの使い方なんかできちっとアニメらしいところを見せつつ、省略するところは大胆に省いて4コマっぽさも残すという、ここ数年で確立された「きらら漫画の見せ方」を維持している。個人的には「ごちうさ」あたりで大バーストするような人間ではないのでそこまで入れ込むつもりもないが、これまで通りの流れで安心して空気に浸ることができる作品なのではなかろうか。

 強いて気になる点を挙げるとすれば、メインヒロインの最も重要な属性に「目つきが悪い」というものがあるのだが、残念ながらこれは映像部分で表現することが困難である。「とらドラ!」のときの竜児が全く同じ問題を抱えていたが、こればっかりはマジで最悪の顔にしてしまったらキャラとして成立しなくなってしまうわけで、なんとか「目つきが悪いんです」というのをモノローグとか周りの反応で描いていくしかない。映像としては単に「ちょっとつり目」くらいで収まってしまい、あんまりMっ気を刺激されないのは口惜しいところか。その辺りもうまいこと話の流れに乗せて迫力が出せればパーフェクトだったのだが。

 まぁ、無い物ねだりしてもしょうがない。別に「ドS」以外の部分で癒されたり、見るべき部分も多かろうから、今後はそっちを重点的に見ていければいいんじゃなかろうか。中の人については、まず主人公が「ギャル子の中の人」でお馴染み(?)和氣あず未。個人的にはそりゃぁギャル子のイメージが強かったので、こういう役でもしっかり狙ったところに入れることができる腕が確認できて一安心。まぁ、単に「かわいい声」なんだと思うけども。そのほか、周りを固めるのは飛ぶ鳥を落とす勢いの鬼頭明里、そして「青山くん」のモカちゃん役で渋い活躍を見せた春野杏も続けてレギュラーを獲得している。たまたま似たような路線のキャラで来たけど、見た感じこのロリがキャラ的に一番いじりがいがありそうで期待してます。

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○「クジラの子らは砂上に歌う」 6

 なんだか今期は随分ヘヴィな作品が多いなぁ……。どれもこれも気が休まらないので大変。なるほど、クソみたいなラノベ作品って大事なんだな(??)。

 間にはさまるCMで初めて気づいたのだが、これって秋田書店系列の漫画なのね。そして原作者の梅田阿比といえば以前チャンピオンでもちょいちょい連載していた人ではないか。「じゃのめ」とか無駄にエロかったことはぼんやり覚えている(なお、中身は覚えていない)。そんな人がどこかで連載していた漫画が、満を辞してのアニメ化ということらしい。原作絵のタッチを想像するに相当大変だったのじゃないかと思うが、アニメーションではなんとかその精緻な画質を再現しようという努力が見て取れる。なかなか全ての画面で完璧に、というわけにはいかないだろうが、冒頭、死者を流すための竹かごの網目の描き込みなど、どこか柔らかみのある画質は他作品とは一線を画するデザイン性だ。

 そうして丁寧に描かれた映像から繰り出される物語は、なんとまたもや「よくわからない世界」だった。主人公が「記録役を任命されている」という部分で「宝石の国」とまさかのネタ被り。そして記録が重要ということは、当然「世界の過去が謎に包まれている」という要素も同じ。「宝石の国」は過去話がどれくらい重要か定かでないが、こちらはすでに年寄り連中が色々と隠蔽していることが発覚しており、「進撃の巨人」との比較だったら実はこっちの方が近いのかもしれない。「わからない世界」を若者たちが少しずつ切り開き、世界の真実を探すための物語。設定が被るってことは、それだけ魅力的ってことでもあるよな。ちなみに、海を渡りながら世界の真実を探し、船の乗組員たちが生きるために頑張っている様子から個人的に一番重なったのは「翠星のガルガンティア」である。色々似てる気がします。

 制作はJ.C.STAFF、そして監督は「君嘘」のイシグロキョウヘイ氏である。この人のディレクションはそれなりに信用しているし、構成も横手美智子なら大失敗ってことはないだろう。映像部分でどれくらい個性を発揮していけるかに注目しながら、少しずつ筋を追っていきたいところである。まぁ、これも「宝石の国」同様に原作が完結してない作品なので、アニメだけで終わらないことは確定してるんだけどね。

 中の人に関しては、「茅野愛衣だと思ったら石見舞菜香だった」という、かつてのキャリさん現象みたいなことが起こってしまったのが不覚。やっぱり発声が似てるんだってば。あとは……ここ最近のアニメはある程度の年代の女性を全部久川綾に任せるルールでも制定したんだろうか、って思うくらいに仕事が多いな。ひーちゃんも今期やたら色んなとこで耳にする。こういうサイクルってあるよね。

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○「妹さえいればいい。」 4

 おっ! 気持ち悪いな!(素直)

 いやぁ、今期は金曜土曜の放送作品がかなり重たかったから……むしろ安心するタイプの作品やな。まだこういう文化も生きている……って、これ「はがない」の作者の新作なのかよ……成長しろよ……。

 冒頭のドン引きレベルの気持ち悪さが流石に妄想オチで一安心とはいえ、その後も主人公はことごとく気持ち悪い。というか、意味がわからない。常々言っているが、私は妹萌えに理解がない。実在の妹がいる人間は架空の妹萌えになる確率は低いのだ(俺調べ。なお、実妹萌えになる可能性はあるらしい)。しかし、そんなこととは別次元に、今作の主人公は意味がわからない。何かと言うと「妹」という単語を出す。出したいだけ。あまりのしつこさになんらかの「病巣」を感じる可能性はあるが、あまりに無節操なのでなんらかの信念につながっているような印象はない。妹とは何かを知らぬまま、ただ「妹って言っておけばいいんじゃね?」というすごく安易な属性設定にしか見えないのだ。この辺りは、古き良きラノベのダメな部分が久しぶりにそのまま形になっている気がする。

 監督は大沼心、制作はSILVER LINKということでこれまでならば手放しで喜ぶスタッフなのだが、今作はあんまりキャラクターに大沼さんっぽさが感じられない。記号を多用したアイコニックな画面づくりは確かにいつもの大沼さんなのだが、もう1つの特徴である「まるまるコロコロとしたキャラ描写」に乏しく、あんまり「かわいい」印象がない。まぁ、1話目はほとんど野郎ばっかりが喋っていたので可愛くされても困るが……でも「バカテス」の明久とかはわりと可愛かったよね。全体的にキャラ造形がぼんやりしていて、あんまり現代アニメっぽくないというか。今後キャラ萌えがメインの売りになっていくのだとすると、このデザインはちょっとネックになるかもしれない。

 お話の方は「エロマンガ先生」を引き継いだかのような作家と作家が集まって作品談義をするという内容で、ラノベ作家が自分たちの書きやすいジャンルでお手軽に設定を濁した感がある。別にこれがリアルな作家像でないことは「エロマンガ先生」と同じではあるが、どうにもこういう内輪ネタっぽいテンションは見ていて盛り上がらないな。そもそも1話目からコタツに入ってだらだらするシーンでどんどん時間が過ぎていくっていう時点でアニメとして惹きつける点はないわけでな。これで「日常系アニメ」というならここから少しずつ馴染んでいくことになるんだろうが、普通に考えたら今作はそういう筋立てにはならないだろう。1話目でもなんだか無駄に雰囲気を出して男女間の関係性は匂わせていたのだし、また「はがない」同様に愚にもつかない恋愛話になっていくんだろう。……誰とくっつくんだよ。いや、今んところ隠語娘しかターゲットがいないんだけど……妹関係ねぇじゃん。

 どうにも盛り上がりに欠ける、「まぁ、やっぱり1クールに1本くらいこういうしょうもないのがあったほうがいいよね」という安全弁みたいな作品だろうか。前クールだと「はじめてのギャル」のポジション(だとしたらそこまでひどいもんではない)。なお、主人公の弟役にのじょさんがキャスティングされているのだが、これ、原作者との関係性を考えると、どう考えても弟じゃなくて妹だよね。

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○「魔法使いの嫁」 6

 人外でも嫁がもらえるというのに、お前らときたら……。

 あぁ、でもこの方法で嫁がもらえる人外はかなり限られるだろうな……冒頭、いきなり少女の首に鎖をつけての人身売買オークション。エロ漫画で嫌という程見てきたナイスシチュエーションである。嫁って言っても空気嫁なんでしょ! エロ漫画みたいに! と思ったか思わないかは置いといて、めでたく売られたのは人知を超えた優しさを持つ魔法使い。あとは幸せな毎日が少女に訪れるのでしょうか。どうなんでしょうか。

 非常に真っ当な、なんとも懐かしい雰囲気のする導入。ファンタジーアニメとかいう以前に、多分「おとぎ話」というのが正解な気がする。人ならざるものの嫁取り話なんてものは世界中のフェアリーテイルにたくさんあるわけで、本作はそうした人類開闢以来の伝統を、改めて漫画作品として描き起こしたものと言えるだろう。原作は未読だが、映画を観に行くたびにしょっちゅう劇場版のCMをやっていたので当然タイトルは知ってるし、なんとなく雰囲気も感じ取れてはいる。今作は劇場公開されていた映像とはまた別のものみたいですね。

 実にわかりやすい導入であり、設定が明かされただけで取り立てて進行もないのだが、「まぁ、こういう世界は安心するな」という心穏やかな1話目である。そりゃまぁ、ヒロインの過去は色々と悲惨だったし、一歩間違ったらこのまま肉奴隷一直線だったはずなのだが、そこから救われての幸せ再スタートというのがまたありがたいじゃないですか。捨て猫を拾ってきて懐かせるような、そんな「調教」の日々がこれから始まるのですよ。……なんだろ、心が汚れてるせいか言葉の選び方がいちいち不穏になるな……多分、あの魔法使いのおっちゃんはそんな下心なんてないいい人なんだと思いますよ。まぁ、年端もいかない少女を金で買って「嫁にする」って言ってるんだから事実だけを見たら単なる変態ではあるのだが。

 穏やかな作品に穏やかな映像。WIT STUDIOが担当する映像は端正であり、「魔法使い」というテーマにもあったどこか幻想的な情景は環境映像としても気持ちのいいものである。キャラクターデザインもメリハリがあって、目の下クマクマのヒロイン・チセの表情も「これが少しずつ柔らかくなっていくのかなぁ」と思えば楽しみも多い。2人して時たまへちょ絵になる時のギャップもまた愛らしい。まぁ、エリアスさんはへちょ絵になると単なる「白い何か」になっちゃうんだけども。もちろん、絶妙に見えない入浴シーンも隠し方がさりげなくてどこか蠱惑的。妖精さんたちの大事なところまで絶妙なカット割りで隠してるあたりが心憎い。露骨な方法で隠されると下品に見えるが、これくらいに自然にやってもらえると「そういう世界」として受け入れやすいですね。今後もしっかり入浴していただきたい。違う、描いていただきたい。

 中の人は、ほぼ竹内良太・種﨑敦美の二人舞台。種﨑は着実にこうした「良い」タイトルのヒロイン役に抜擢されており、業界内での信頼の厚さがうかがえる。どんよりとした表情のチセのキャラクターは、やたらと陰を背負いたがる本人のキャラと被っていてちょっと面白い。この子も油断すると変な契約書にサインしてどっかに行っちゃいそうな空気があるよな。

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○「血界戦線&BEYOND」 6

 阪口大ちゃんがゲームソフトに絶叫したりハードの損壊を嘆いたりする様子がとにかくリアルである。ひたすら叫び続ける人生だ……。

 これまた2期である。無印(1期)の放送が2015年の春クールということで、2年半のブランクか。前作はスケジュールのゴタゴタのせいで最終話が遅れに遅れるというなんとも残念な結果になってしまったのだが、それでも充分面白いことは分かる作品だった。とにかくご陽気に馬鹿騒ぎをしてればいいというアニメの骨子はシンプルだし、その中で展開されるドラマに関しても、どこか尋常ならざる危うさを秘めた匂いがするバランスがいい感じ。ダーティーな部分あり、それでいてはっきりと正義の血があり。少年漫画のエッセンスをぎゅっと詰め込んだ良いアニメになっていた。

 2年の時を経た今作はスタッフも大きく入れ替わっている。前作は松本理恵による「クセがすごい」作劇だったのに対し、今回は監督に高柳滋仁がクレジットされている。松本理恵の手による「異界」の危なっかしさがなくなってしまうのはちょっと残念だが、高柳さんも「馬鹿馬鹿しいものを大仰に、より馬鹿馬鹿しく」というエンターテイメント寄りの作劇を得意とする人。1話目を見ても分かる通り、ボンズの技術力と相まって必要以上に賑やかだし、刹那的。きっと今作も良いバカになるに違いない。

 中の人の贅沢さも相変わらずの見所になっており、1話目は2年半のブランクへの謝罪の意味でもあるんじゃないかと思えるくらいに贅沢なキャストを一瞬で使い潰す恐ろしい展開になっている。そしてそんな中に……藤原啓治の名前も! 少しずつナレーションの仕事などで復帰はしていたが、ようやくアニメでもその声が聞けるようになるだろうか。頑張れ社長。

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○「IDOLM@STER sideM」 5

 バネP、マジP、武内Pに続く4人目のPは石川P。石川プロと区別つかないやんけ

 野郎オンリーのアイマスのスタート。先週はジュピターを中心としたプロローグも放送されていたが、そちらも見て分かる通り、新興のアイドルアニメとは全く違う、すでに完成された世界観である。すでにアイマスコンテンツも何がどうなってるのか外野からはよく分からない状態になりつつあるな。

 しかし、いわゆるこれまでのアイマスシリーズとはやっぱり色々と違う点も多い。女性向けの男性アイドルということで一番異質なのは、それぞれのキャラクターにすでに職業があり、なんかよく分からない流れで「アイドル」を目指すようになるということ。これまで見てきた「アイマス」「デレマス」シリーズにおいては、「どこかから転向してアイドルを目指すようになった」というキャラクターはほとんどいなかったわけで、この時点で男女のアイドルに大きな差があるということになる。前にもこんな論調で何かを書いた気もするが、男性向けアイドル、つまり女性の場合は「アイドル一直線、無垢な状態から俺たちが育てるアイドル!」というのが定番なのに対し、女性向けの男性アイドルの場合、なんらかの寄って立つ部分がすでに完成しており、その上で「余裕があるからアイドル業でサービスもするぜ」という方が受け入れやすいということなのだろうか。まぁ、アイマス独自の売り方もあるので安易な対比はできないが、なかなか興味深い違いである。

 ただ、現実問題として見た場合、こちらの方がおかしいのは一目瞭然。そりゃまぁ、別の業界からアイドルに転向してきた経歴の人物が実在しないわけではないだろうが、そっちの方がレアケースなのは明らか。それが徒党を組んで1つの事務所に集合している様子は異質を通り越して単なるファンタジー。まさに夢を売るためのフィクションでしかない。特に「弁護士業を放り出してアイドルを目指す」とか、現実にいたら確実に親類縁者が全員必死で止めているであろう、「馬鹿の所業」である。それを実現させている時点で、アイドルの成長物語としてはちょっと応援する気が失せてしまうのはしょうがないだろう。他の連中もまだ明かされていないが似たような経歴を持っていそうだし、なかなか業の深いアニメになりそうだ。そう考えると、「sideM」展開以前から頑張ってアイドル一筋のジュピターさんたちはマジ格好いい。

 男性向けではないので例によってそこまで身を入れて見ていくことにもならないだろうが、一応「アイマスシリーズの他の作品との接続」という可能性もあるため、なんとなくチェックすることにはなるんだろう。新たな伝説が生まれることになるのだろうか……。

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○「宝石の国」 7

 あー、多分これ好きなやつです。特にこのあたりが。おかしくない?! なんかもう、俺の脳内から漏れ出した理想のキャストみたいになってない?! 

 中の人のことは最後に書くとして、以前漫画の方が話題になっていたのはどこかで見たことがある作品。原作は未読だが、漫画の方も割と特徴的なイラストレーションになっており、目新しさから話題を呼んだのだろうか。そして、設定の方も割とぶっ飛んでいて話題性が高いのも頷ける。冷静になってみるとこれっていわゆる擬人化文化の流れの1つなわけだが、特にいわれのない戦艦の擬人化やら刀剣・お城の擬人化と違い、「宝石(鉱物)がいつのまにか意志を持って動き始めた世界」の原理は一応説明されている。その上で時代がずれているので人類との絡みは一切なく、完全にファンタジーとして擬人化文化が新しい方向に捻られているのが特徴だ。

 その異質なデザインのおかげで楽しみになりそうな要素も多岐にわたる。もちろん「擬人化女の子」がいっぱい出てくるんだから、純正の萌えもの(百合もの)として楽しむことができるだろう。私がキャストで過呼吸に陥るのもそのあたりに原因がある。そして、そんな女の子たちが命がけでバトルしているという世界設定は、実は「進撃の巨人」あたりと重なる鬱々としたサバイバル設定だ。「壁の外から訳の分からず襲いかかってくる巨人」と、「空の上から宝石狩りのために現れる月人」は今のところ質的には等価である。楽しめる要素としてはこちらも充分刺激的だ。さらに「それぞれのキャラが違う鉱物でできている」という設定が萌え要素にもバトル要素にも程よく絡んでおり、この手のお話としては定番だが、主人公は貧弱で駄目駄目な鉱物なのである(正直、フォスフォフィライトなんて鉱物は初めて知ったけども)。少年漫画としてもアツい展開が望めて、百合的なポッシビリティに満ち溢れた世界。それだけでもワクワクするではないか。

 そんな気鋭の作品を担当するのは、これまた癖の強さでは引けを取らない制作スタジオ・オレンジ。オレンジといえば個人的には「マジェプリ」であるが、今回は他のスタジオとの共同制作でCGを担当するという分業制ではなく、すべての映像についてオレンジが責任を持って製作している。フルCG製作なのでキャラの「人間味」みたいな部分で難があると感じるのが普通なのだが、なんと今回のキャラクターは「宝石」。人間味があるかないかなんてことは誰にも分からない。CG映像のことを「硬質な」と表現することは多いが、まさに本作はそんな「硬質さ」を出すために誂えたようなスタジオ起用なのである。そりゃまぁ、やっぱり女の子としてはイマイチ、と感じる視聴者もいるかもしれないが、「宝石系女子」という前人未到のジャンルを初めて世に出したデザインとしては秀逸なもので、特にキラキラと反射する写り込みのデザインが実に細かくて惚れ惚れする。まさに適材適所、水を得た魚、鉱物を得たCGである。まぁ、月人のイメージは完全に「ファフナー」のフェストゥムと一緒なんですけどね。

 設定よし、映像よしの状態であるから、あとはシナリオラインがどのように進んでいくかという問題だけ。現時点で懸念があるとすれば、原作未完だからアニメシリーズとしてはどうせやきもきする終わり方になるんやろなぁ、ということくらいだが、そこはしょうがない。終わらないものだと割り切って、あまり焦らず、丁寧に進行して欲しいものです。1話目では世界設定の説明もそこそこにさっさと各キャラの心情描写まで掘り下げているのだが、それでも説明不足の感はなく、しっかりと作品世界に入っていける過不足のない進行になっていたと思う。監督はあの京極尚彦である。キャラデザの西田亜沙子とのタッグってのもなんとなく縁起がいい気がしますね。多少下駄を履かせている感はあるものの、今期作品の中では期待したい一本だ。

 さて、中の人の話。まぁ、よくもここまで私の愛してやまないキャスト陣で固めてくれたものだと……。なんと、私が毎年選んでいるアニメグランプリ声優部門で1位に選出した声優が5人も入ってるんだ(その他、2位が1人、3位が2人、神が1人)。そりゃま偶然なんだけども、運命的なものを感じざるを得ない。実は主演のともよちゃんはこのランキングの中にまだ入ってないんだけど、最高に決まってますよね。こういう「どこか気の抜けた厭世的な空気を持ってるけど性根は可愛い女の子」をやってる時のともよちゃんは本当に「そのまま」で出てくるので演技に嫌味がない。いい配役です。キャスト陣で一番可愛いのは誰か、と問われたら三日くらいうなされてしまいそうだが……譲治かな……。

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○「鬼灯の冷徹 第弐期」 5

 前作の放送がなんと2014年の冬クール。つまり3年半前。そんなに前なのかよ……。めでたく2期目がスタートしたわけですが、実は割と制作体制が変わったりしてます。

 まず、前回はWIT STUDIOだったが今回はディーン。さらに監督も前作の鏑木ひろではなく「暁のヨナ」や「カブキブ!」の米田和弘がクレジットされている。往々にしてこういう場合は「スタッフが変わっちゃったせいで前作の面白さがー」っていう流れになるのだが、幸いにも今作の場合は割と前作の制作理念が引き継がれているらしく、あまり大きく変わったという印象はない。多分、看板であるオープニングの雰囲気を完全に引き継いだおかげで入口のイメージが一緒になったのがでかいのだろう。あとはまぁ、鬼灯を中心としたキャラクターの個性はしっかり出せているので、原作の強さがアニメ化の差分を軽減しているとも考えられる。つまり、「まぁ、割といい感じ」だ。

 考えてみりゃディーンって前クールも「地獄」やってたんだよな。あっちの地獄とこっちの地獄、イメージが違いすぎるけども……。一昔前ならディーンというと作画の不安が付きまとったものだが、ここ最近はそうしたイメージも払拭されつつあるし、今作の特徴である「地獄のくせにやたら華やかな色彩感」は今回も良くできている。キャラの切り出し方が旧作よりものっぺりとわかりやすくはなってるかな。「和」のテイストを重視してあえてデザインに癖を出していた前作との差は好みのレベルだが、個人的にはもうちょい「地獄っぽさ」はぼんやりしたところから滲み出してる方がいい気がするので、その辺りの「わかりやすさ」はややマイナス要因か。まぁ、あっちの作画技法だと多分かなり作業量が変わってくるだろうからしょうがないかねぇ。あとはバタバタと賑やかさを演出することで適宜ごまかしていって欲しいところ。

 とりあえず、貴重な「安元が純正主人公をやっている作品」という事実は大切に扱っていきましょう。今のところ、安元がシリーズアニメで「主人公」になったのは「鬼」か「熊」のどっちかということになります。ショウガナイネ。まぁ、「十二大戦」もある意味主人公と言ってもいいのかもしれないけども。

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