忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8]

○「道産子ギャルはなまらめんこい」 4

 オーイシ・シゴトエラバナイ・マサヨシ。彼の手にかかれば道産子ギャルだろうがメガネ忘れっ子だろうが、なんとなく曲のモチーフになるんだぜ! いくらなんでも歌詞が適当すぎねぇか!?

 ストレートに言えばキツめの作品。まー、オタクの妄想ラブコメのテンプレガチガチではあるのだが……今時ここまで妄想力全開の設定も珍しくねぇか? だから何度も(自分に)言い聞かせてるだろう。オタクに優しいギャルは実在しないんだって! そんで別に俺はギャルを求めてないんだって! 喜多川海夢クラスのギャルになればまぁ……彼女は自らオタク趣味に寄り添ってくれてる設定だったしなぁ。 ちなみに、ギャルだろうがなんだろうが、雪国の女子高生が高いタフネスを誇るのは事実。

 当方、雪国出身なので道産子を好意的に見るのもやぶさかではないし、そもそも地方出身者というのもあり「県民性」とかの都道府県の概念はだいぶ好きな方である。そりゃまぁ日本人のアイデンティティが47に分類されるってのは流石に暴論ではあるが、別にオカルトじみたステレオタイプでなしに、その人の生まれ育った地によって個性が出てこだわりが生まれるってのは決して悪いことじゃないと思うわけですよ。こんな島国に、びっくりするようなバラエティが生まれるなら、それは尊重して然るべき概念だと思っている。だからこそかつて「47都道府犬」をあれだけ強く推せたし、声優の出身地をやたら気にしたりもする。

 そんな私なのだから道産子ギャルを応援してもいいはずなのだが……今作の道産子テーマは、なーんか上辺だけで面白みに繋がっていない。まだ1話目だから何も見せてないというだけかもしれないが、県民性(道民性)を全面に押し出したいなら「八十亀ちゃん」くらい根性見せろや。今期は広島JKなんかもいて方言女子に興味を向けやすいシーズンになっているが、残念ながら今のところ道産子的魅力は感じられず、単に「乳がデカくて警戒心が薄い都合のいい女」でしかない。方言指導は入ってるのかもしれないけど、今んところ「なまら」って言っときゃいいみたいな雰囲気があるし。そして最大の問題は「道産子」という因子と「ギャル」という因子に何一つシナジーがないという事実。道産子を愛でたいならもっと道産子にしろ。ギャルを愛でたいならもっとギャルにしろ。まずは純正物質を培養するところから始めねば被験体の反応は見えない。なんでそこを足し算しようとしたんだ。

 あとはまぁ、今期2本目となる湊未來+Silver Linkの座組みで……作画部分も割と適当なのがなぁ。ヒロインの1枚絵は潔いデザインになっていて可愛いと思える部分もあるのだが、いくらなんでも乳が奇形すぎて僕は飲み込めません。要素が渋滞しすぎてあまりに雑味が多すぎる。

 そしてこれは単なる欲求の話になるんですが……なんかさ、たまに「黒人キャラのアフレコや吹き替えは黒人にやらせないと差別だ」みたいな謎の言説が流れてきたりするじゃないですか。全く無意味な話だよなぁ、とは思うんですが、同時に「方言キャラはその地方出身の声優にやってもらいたい」と思う私もいるのですよ。単純に生育地方言の方が板についてるから聞きやすいってのもあるし、なんかこう、中の人本人を見る時にもその人が方言しゃべってる様子が見えると嬉しいじゃないですか(だから47都道府犬が大好きだったのさ!)。別に佐倉さんが悪いわけじゃないが、せっかくだから出身声優の純正北海道弁が聞いてみたかったなぁ……。ギャルというキャラ、そして時代の流れを鑑みるなら邪神ちゃん姉妹のどっちか。他にも選択肢はめっちゃ多いのだが、「波よ聞いてくれ」で実績を残した杉山理穂とか、攻めるなら市ノ瀬加那もありといえばあり。あと奈波果林も北海道かぁ。試される大地を試してみたかったな。とか言いつつ、一番好きな北海道弁は「最終兵器彼女」のちせ(中の人はゴリゴリの都民)です。

 
Amazonアフィリンク

拍手

PR

○「休日のわるものさん」 4

 定休をきちんと取ってくれる悪の戦隊組織ってどれくらいあったんでしょうね。確認取ればもしかしたら分かることかもしれんが……個人的な印象では案外ザンギャックはその辺の福利厚生がちゃんとしてる印象がある。ボーゾックは多分シフト制。

 そんなわけで割と出オチ感が漂う一発ネタ作品。出自を確認するとまず「ガンガンpixiv掲載」っていう時点でなんかよく分からんのだが、今やそういうのも「掲載誌」として立派に成立する時代になっているのか。まぁ、いわゆるTwitter漫画から出てきたようなデザインなので、本当に1ページとかで小ネタをやってちょっと目を引くというタイプのもの。正直言ってこのネタで30×1クールが持続するとはあんまり思えない。

 過去の例を見れば例えば「悪の組織の幹部が戦隊リーダーとイチャイチャする話」はとても面白かったし、「侵略も視野に入れた宇宙人が地球に溢れるもふもふ生物に夢中になってしまう話」も大好きだったのだから一発ネタでも面白くはなるやろ、とも言えるのだが、今作の場合、あんまりそこに「奥行きを見たいな」というモチベが湧かないというか、本当に単発ネタのためだけに作ってるから設定が歪な印象があるというか。例えば禍原デス美さんは今作主人公と同じ「悪の組織の幹部」だったわけだが、同時に地球のふつーの女子高生だったからこそ恋愛にも繋がるし、そこに生活感があって地続きの物語を作りやすかった。今作の悪い奴(そういや名前ないんか)は割と最近地球に来たらしくて地球の文化もさっぱり理解してないが、何故かコンビニにお気に入り商品がある程度には文化に馴染んでおり、いちごもモチも知らないけど何故か「苺」という漢字は普通に読める。まぁ、そこはどうとでも理由がつけられるから問題があるというわけではないのだが、猫に魂を持っていかれたリザさんのようなカルチャーショックを受けた様子もないので個々のエピソードのインパクトに乏しい。「この人はどういう生き方をしてるのかな? 何を考えて地球に来たのかな?」という部分がすげぇ行き当たりばったりに設定してる感じがあって飲み込みにくいのだ。

 また、タイトル通りにマジで「休日の」様子しか描かれていないというのも引っかかる部分で、デス美さんの場合は有事の死神王女として荒ぶる恐ろしい本性と素敵JKの側面が同時に見られるからそのギャップに萌えや笑いが生まれるわけで、今作のわるもののように休日の様子ばかりをただ描かれたのでは、それは単なる暇なニートの日常である。頭の中で悪いことを考えている描写はあるが、実績が伴わなければ単なる厨二病の妄想と同じわけで、笑いにつながるネタになっていない。まぁ、今後そういうシーンが挟まって少しずつ「悪VS正義」の構図が見えてくるかもしれないが……せめてその掴みは1話目でやっておいてほしかった。

 映像部分も並程度で、ギャグ作品ならこれくらいのユルさでもいっかな、くらい。しいて良かった点を挙げるなら、近所のコンビニ店員が東山奈央なのはちょっと羨ましすぎるって話。あんな元気で声の通るコンビニ店員がいたら毎日通う。

 
Amazonアフィリンク

拍手

○「愚かな天使は悪魔と踊る」 5

 オープニングアーティストが、まれによくあるどっちが曲名どっちがユニット名分からん連中で笑ってしまった。なろう作品のタイトルみたいに、アイドルユニット名までどんどん長くなっていったらどうしよう。

 などというあんまり関係ない話から入ったことからも分かる通り、絶妙に興味を持ちにくいスタートになった作品。なんかこぅ……ほめたいところもなければ取り立てて嫌いなところも見当たらないという、なんとも困るポジションで……本当に「可もなく不可もなく」なのよ。「天使と悪魔のドタバタコメディ」なんてものは遥か昔からあるド定番ジャンルだし、あんまり設定にひねりを入れているようには見えない。タイトルが「愚かな悪魔は」になっていないあたりにこだわりを感じるのでもしかしたらここから主人公悪魔と天使ヒロインの関係性の逆転が起こる可能性もあるが、というか多分視聴者にそういう背景も想像させるためのタイトルなのだろうが、漫画原作ですでに17巻も出ているということなので、少なくとも1クールのアニメではそうして大きく関係性が揺らぐような展開まではいかない気がする。あ、そう、漫画原作なんですねこれ。掲載誌「電撃マオウ」とのことなんですが、マオウってまだ生きてたんやな……。

 製作が「Children’s Playground Entertainment」というよく分かんないところ、そしてなんといっても監督が川崎逸朗というのがどうにも気になるところで、どーにも彼の仕事はイマイチ信用できないのよね……。イツローへの不信感というか不安感、今確認したら多分「シャイニングハーツ〜幸せのパン〜」で根深いものになってるな。その後もかなりの数のアニメを担当してるけど、刺さった記憶はあんまりない。今作1話目についても、コメディとしてのベースが出来てはいるのだから演出次第でもうちょい面白く出来そうな気がするんだけどすごく淡々とした印象で笑いがもうひとつハジケない。多分、せっかくアニメにするなら思い切りふざけちゃった方がいい作風な気がするんだけどねぇ。どうなんでしょうね。しいて興味がある点を挙げるなら、(当然)性悪ヒロインの佐倉さんがどんな仕事を見せてくれるかという部分でしょうね。「表の顔」の抑えめ佐倉さんのテンションは久しぶりに聞いた気がするので、いい具合にキャラの二面性を発揮させて楽しいキャラになってくれれば嬉しいです。これを機会に、各種アニメから天使ヒロインを集めるバトルロイヤルとか誰か企画してくれねぇかな。今パッと浮かんだだけでも天使ちゃん(花澤)、ガヴリール、あとぺこら。

 
Amazonアフィリンク

拍手

○「HIGH CARD Season2」 ―

 こちらも「SYNDUALITY」と同様に「それなりにちゃんと見られるレベルのオリジナルアニメ」の続編。ただ、若干ハードルの数が違っており、「SYNDUALITY」は最後までどんな展開になるか予測させず、1クール目を最後まで楽しみながら見られたのに対し、こちらは途中から「まぁ、こんなもんだよな」くらいの関心になってしまい、若干尻すぼみになっていたこと。そして1期2期のブランクが1年とやや広かったこと。当然内容など記憶の彼方であり、1期がどんな結末だったのかもあんまり覚えてない。

 でもまぁ、確認したら決して悪い印象ではなかった様子。改めてこの世界を見守っていくのもやぶさかではない。ただ、やはり気になるのが今作最大の焦点であるはずのカードの能力の話。絶対の絶対にこのカードを組み合わせて何かやる展開があるはずなのだが(なきゃ詐欺だと思うのだが)、今のところ、カード1枚1枚の能力に一切関係がなさそうで、すげぇ適当に能力を置いちゃってる感がある。確か1期で「体がめっちゃ硬くなる」奴が出てきたはずだが、今回は「好きな動物に変身できる」が登場。この2つで若干の目的・ビジュアル被りが発生したし、そもそもこの2つの能力にあまり魅力はない。さらに夢の黒騎士登場で世界観もだいぶやりたい放題になってる印象があり、黒騎士がやたらめったら強かったことで能力の強さにもかなりばらつきがあることがわかる。まぁ、元々ネオニューナンブの時点で弱めだったので周知の事実だったかもしれんけど。そうしてじゃぶじゃぶ出てくる「能力カード」に統制が感じられないと、ほんとにただ思いつきで変な敵と戦うバトルになってしまうのであんまり面白さの上乗せがなさそう。まぁ、流石にそこはちゃんと制作側が考えているとは思いたいが……。どっちかってぇと主人公・フィン周りの物語がようやく本気で動き出した感があるので、せせこましい能力バトルアニメというよりは国を動かす壮大な抗争アニメになっていくのかもね。

 頭のおかしなおねーさん、ラブピの活躍に期待するかぁ。

 
Amazonアフィリンク

拍手

○「SYNDUALITY Noir(第2クール)」 ―

 1クール休んでのすぐさま後半戦。復帰1回目からいきなり水着&シャワー回という斜め上のやる気の出し方をされてしまったが、ノワールの(ミステルの)おっぱいにどのくらいニーズがあるかはわからないので置いとこう。主にアンジェさんのおっぱいがバインバインしてたのが見どころだ。

 というわけで、存分に楽しませてもらった上で気になる引っ張り方をされた作品の念願の後半戦。ただ、「念願の」とか言っておきながら私の脳の経年劣化は着実に進んでおり、わずか3カ月前に終わった作品なのにディティールはだいぶ忘れ気味。「あ、そうか、ノワールが変身した状態で終わっちゃったのか……」とか「シエルって結局許されてるんだっけ?」とか、細かいところを思い出しながらのリスタートである。まぁ、1話目は比較的ファニー寄りの展開で細かい設定に神経を張り詰める必要がなく、ゆっくりこの世界の雰囲気を思い出せるものになっていたのはありがたかったですけどね。必要な女性キャラはほぼ全員登場してたしな。改めてシエルの今の立場を見て、「ヴィヴィさんがどれだけ苦労したと思ってんねん……」とちょっと切なくなったりもしました。いい時代ですね。

 今からどんな展開になっていくのか、サブタイをつけるなら「イストワール探索篇」みたいなことになると思われるが、シルバーストームを撃退したことにより、もっかいエンダーズ絡みの外的なトラブルを持ち出すことは流石にできないだろうし、いよいよ謎の組織との対決構図が濃くなっていくだろう。オープニングでは変態黒仮面様とぶつかっている様子なども描かれており、わかっちゃいるけどどこか切ないものを予感させてもいる。いや、仮面と喧嘩するのはいいんだけど、多分シュネーが超絶強いだろうからそことぶつかるのが怖いのよね。途中でクラウディアさんあたりが殺される展開とかありそう(無いなら無いでええんやで)。

Amazonアフィリンク

拍手

○「青の祓魔師 島根啓明結社篇」 ―

 私ごとで恐縮ですが、1話目の録画をミスった作品。ミスってしまった作品に限ってCSのリピートとかが無くて録画が叶わなくなるのなんなんでしょうね。しょうがないのでアマプラで1話目だけ視聴。まぁ、そこまで重要視してない作品だからエエか。

 重要視してないというか、しようがないというか……何でこのタイミングでの続編スタートなんでしょうね。確認したところ1期目が2011年、2期は2017年だそうで、マジで6〜7年置きで放送を続けてる謎の作品である。当然そんだけ間が空いたら元のスタッフなど集められるわけもなく、今回はスタジオも変わって全くの別作品に。ちなみに過去2作はA-1 Pictures(しかも1期は日5枠)のに対し、今回はスタジオヴォルンという、あんまりメジャーじゃないところの制作。幸い特段悪い印象もなかったが、私の脳の片隅に残るわずかな記憶では、確か日5枠だった1期は割と気合いが入ってる方の作品だった気がする。……「成れの果て」とならないように祈ってますが。

 まぁ、心配しているそぶりを見せつつ、ぶっちゃけ何一つ覚えてないから「知らん作品を途中から始められてる」みたい印象しかないんですけどね。何しろ2期の時点で既に「1期覚えてねぇよ」でしたからね。それでも偉いもんで、キャラの配置を見てると「あぁ、いたいたこんな奴ら」くらいの思い出し方はできますね。特にレアなのは梶くんの関西弁。っていうか全体的にキャストのベテラン臭がすげぇ。13年前は若手だった面々も、そりゃなぁ。クラスメイトのサブに中井・遊佐・梶ってすごすぎる密度だよな。あとメインヒロインがキタエリ。そんでイチオシキャラはサトリナにしちゃ珍しいはすっぱ巨乳のシュラ先生。おぉ、だいぶ思い出してきたな。

 とまぁ、その程度の付き合い方なのでシナリオがどう転がるかも分からんし、この先追いかけ続けるかは微妙なところ。「なんかもっとどろどろした印象の作品だった気もするが……」って首捻ってて思い出したんだけど、多分俺の中で「終わりのセラフ」とごっちゃになってた。ほら、なんかこう、剣で悪いやつを切る話だから(包含)。

 
Amazonアフィリンク

拍手

○「百千さん家のあやかし王子」 4

 考えてみりゃ、今年は「あやかしトライアングル」「AYAKA」ときて、これで3本目のあやかしアニメですね。いや、「AYAKA」は厳密には「あやかい」アニメでしたけど……いや、ほんと意味分かんなかったね。

 あやかしはあやかしでも、こちらは「王子」がついていることからも分かる通りに(?)少女漫画原作。連載誌は「ASUKA」とのことで、いきなり全裸の王子様と触れ合っちゃう飛び込み系女子のセクハラ模様が拝めるのは少女漫画ならではの展開である。まぁ、ベタな展開と言ってしまえばそれでおしまいで、正直言ってあんまり惹かれる部分はなかった。しいて印象が良かった点を挙げるならヒロインが割とまっすぐ気質で元気よくご飯をいっぱい食べてくれる子なのが可愛かったくらいだが……キャラデザ、というか全体的な作画クオリティがちょい怪しげなので、顔を見て可愛いと思えるポイントがあまり多くないのが残念なところ。

 そして1話目時点で作画に疑問が出るということは要警戒なわけで。何故か知らんけど相手の男が羽織ってる着物の柄だけやたらと作り込まれたテクスチャが貼られていて、そこだけ画面から浮いてしまっているのが変な感じ。「ここだけずいぶん気合い入ってんな」とポジティブな印象に繋がればいいんだけど、ほんとに文字通り「とってつけたような」色彩がそこだけデンと置かれているので、どうにもバランスが悪い。あと、テクスチャを貼り付けて「そのエリアだけ着物で固定して柄が動かないやりかた」(上手い表現が出てこないんだけどこれで伝わる?)って誰が始めたんでしょうね。私の中では元々シャフトが作ってたコラージュ映像の文化から生まれたものだという気がするんだが、最近はシャフトみたいに尖った映像演出をするスタジオ以外でも平気でそういう処理が出てくるようになり、「そういう映像が見せたいわけじゃないのにサボってる」ようにしか見えないのは単純にマイナス要素になっちゃうんだよな。

 まー、取り立てて見出したいポイントがなかったのでそんなところに噛みついてみただけなんですけど。多分ここから逆ハーレムが加速するだけだろうし、あんまり引きはなさそうだなぁ。あ、ちっちゃいあやかし連中のキャストがわちゃわちゃしてるのはちょっと面白かった。

 
Amazonアフィリンク

拍手

○「異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。」 5

 虎役のCV、過去の流れからして虎島貴明だったらおもろいなー、と思ってキャスト表を見たら、「武虎」って書かれてた。その手もあったか……。

 というわけで虎が目立つアニメだったが、サイズがでかいネコ科ってその分体毛もゴワゴワしててあんまり触り心地は良くないって話を聞いたことがあるんですけど、実際はどうなんでしょうね。虎とかライオンもモフろうと思えばモフれるんですかね。とかいう興味を刺激してくれる設定のアニメ。そして、実は今期は初となる、至極真っ当な意味でのなろう的異世界転生ものである。異世界に転生する方法、トラック以外だと過労死と通り魔しか選択肢がないので、どうしても異世界に転生したい人は交通量の多い都市部でのブラック企業就職がおすすめ。まぁ、その場合はゾンビに襲われるリスクもあるけど。

 「真っ当な」異世界転生ということは「退屈な」異世界転生とも同義であり、しいて面白かった点をあげるなら「転生の時の神様のCVが三木眞一郎なのはちょっとヤだなー」と思ったことくらいだろうか。あの神はあんま信用できない気がする。まぁ、無職転生のくじら神には負けるかもだけど。そうして「動物に好かれる」というある種のチート能力を持たされての幼児転生。そこからまだ3歳までしか成長していないというのにすでに物語が始まってしまった。転生者の中にはゼロ歳からでも平気で動き出す奴もいるので3歳くらいなら驚くことじゃないのかもしれないが、今作の主人公の場合はフィジカルにボーナス補正が入っているようには見えず、純粋に3歳時点でのボディで無双を開始している。キャラデザが「3歳にしてもちまっこすぎるだろ」というかなりマスコットに寄せたものになっているので、もふもふなでなでならぬコロコロぷにぷに具合がだいぶ強く、ケモノフェチやもふもふファンに色目を使いながらも、同時にロリコンにも何かを訴えかけそうな作劇。私の場合はここまで幼い子はまったくもってノーセンキューなのだが、加隈亜衣ボイスのロリっこはただ可愛いのでそれだけでも一定の存在価値はありそうだ。

 でもなぁ、結局はテイマー能力をチートで与えられただけだし、あとはどっかで見た展開にしかならない気がするが……アニメの画でもってうまいこと「もふもふ」の魅力が伝えられるようであれば一応はオリジナルの売り出し方ができるか。ということは、ライバルは「カワイスギクライシス」ということでよろしいですね? ……あっちも別に動物描写が可愛い作品ではなかったが……でも、「モフりたい」という欲求だけだとすぐにネタ切れになりそうな気もするが、そんなにいろんな動物が出てくるだろうか……ヘックリポンみたいなのがいっぱい出てきたらヤだな……。

 
Amazonアフィリンク

拍手

○「望まぬ不死の冒険者」 6

 史上3人目となるしゃれこうべ系主人公の作品。いやしかし、今作の主人公は生半可ではない。先人であるモモンガ様や骸骨騎士・アークさんは所詮ゲームのアバター。あんなもんはエセ骸骨ですよ。こちとら本物のアンデッドですから、真の骸骨魂を見せてやろうじゃないですか。まぁ、1話目ラストでもう受肉しちゃいましたけど……もっと頑張れ骸骨!

 というわけでアンデッドが主人公となるなろう作品。すでに先人がいるってことで髑髏フェイスの主人公もそこまで新鮮というわけでもないのだが、1話目の感触は割と良い。1つ目は映像の妙なこだわりの部分で、多分CG技術も使ってる感じのスケルトンのモーション作画が不思議とリアルである。いや、リアルなスケルトン見たことないから分かんないけどさ、ちゃんと「骨が動いてる」感じがあって面白かった。考えてみりゃモモンガ様もアークさんもせっかく骨ボディでゲームに飛び込んだってのにすぐにローブだの鎧だので隠しちゃってその動きが画面に出ることはほとんどなかった(モモンガ様はお色気たっぷりの入浴シーンとかありましたけどね)。挙句アークに至ってはふつーに肉とか食うし。髑髏の自覚が足りてない。その点、今作の主人公は動くことすらままならず、すっかすかの骨ボディをフル稼働させて動くコツ(骨だけに!)を掴むのに四苦八苦。そこからなんやかんやで一気に進化しちゃったのは最終的にはなろう的御都合主義の果てではあるのだが、そうして「絶望的な状況からスタートして段階を踏んで強くなる」という様子が見えるだけでも、なろう作品の中では飛び抜けて印象がいいのである。

 減点要素であるステータスウィンドウ、鑑定スキルも出てこなかったし、能力について何かタグをつける行為は冒険者ランクくらいか。自身の能力が半端に3つあるっていうんでちょっとチートの匂わせはしてしまったが、あとはいかにモンスターのボディと持って生まれた才能を掛け合わせるところに無理のない理屈をつけられるか。ちゃんとゼロから世界を生み出してる感はあるので、ここからある程度は納得できる冒険譚を描いてくれるんじゃなかろうか。まぁ、相変わらず世界には女の子しかいないみたいなパーティー模様だったが……。単なるハーレム作品に成り下がらないことを願うばかりだ。

 

Amazonアフィリンク

拍手



忍者ブログ [PR]
カレンダー
02 2024/03 04
S M T W T F S
10 11 12 13 14 15 16
30
31
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[03/26 名無し]
[03/26 NONAME]
[03/25 Seachicken様はお元気でしょうか]
[03/22 NONAME]
[03/21 な]
バーコード