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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「NEW GAME!!(第2期)」 5

 今期のきらら作品枠。前クールはお休みだったので「うらら迷路帳」に続く作品ってことになりますかね。まぁ、2期目なので取り立てて触れるべきポイントもないのだけども。

 基本的には前作から何も変わっていない。動画工房の提供する徹底的に萌え方向に充実した作画、キャラの見せ方。本当にこれに文句を言ったら罰が当たるくらいに恵まれた作画体制である。丸っこいキャラの動かし方は心得たもので、今作の場合はあんまり「漫画的に」なりすぎると一応の「社会人ストーリー」という骨子との齟齬が目立つ恐れがあるのだが、そうした現実と地続きの部分を阻害しない程度に見せてくれる「萌え」の方向性は非常に正しいし、見応えのあるものだ。

 ただまぁ、ぶっちゃけ今作はそれで全てを語り終わってる感があるんだけども。やっぱり描いてる中身がなー。社蓄のデスロードは別にアニメで見たくないんだよなー。女の子がきゃっきゃうふふしてる姿が見たいなら、もっと別な(メンタルに悪影響を及ぼさない)良い作品があるわけで、わざわざ世間の世知辛さをフラッシュバックさせるような真似をせずともよいのだ。今作の場合、なまじ「苦しい現実」にリンクしているために、萌え方向に完全に振り切れず、どこか喉に引っかかった魚の骨みたいな違和感がある。例えば今回の1話目に限っても、ひふみんの成長を描く部分がいくつかあったのだが、面接シーンなどで彼女の欠点が改めて確認されると、「まともな対人コミュニケーションも取れないような人間が就職面接を乗り越えて会社に入ってる時点で激甘だよな……」とか余計なことが気になる。社会の厳しさ、労働の難しさを描かなければ個性が出せない作品のはずなのに、萌え漫画にする手前、どこかで絶対に甘ったるいのである。この「ズレ」が作品独自の強みだと解釈することも出来るだろうが、残念ながら私の場合は「そんなん無くていいのでもっと八神さんがガンガン百合の花を咲かせるシーンを下さい」という感想しか出てこないのである。

 というわけで、個人的には主人公部分はかなりどうでもいいので、後はコウ×りんの夫婦の行く末を見守るだけのアニメです。コウの尻を執拗に追い回す冒頭のカットは良いと思います。以上です。

 

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○「異世界はスマートフォンとともに。」 3

 何かの原液をただひたすら喉奥に流し込まれる感覚……勘弁してください。もう、それはお腹いっぱいのヤツです。

 なんかもう、視聴後に元気に「異世界転生の時間だぁぁぁ!」とかいう雄叫びを上げることすらままならない状態になってしまった。なんだろねこれ。教本か何かじゃないかな。「異世界転生ってのは、こういう要素を書く物語なんだよ」っていうパーツを、とにかく並べている作品。そこには一切のオリジナリティが存在せず、ただひたすら「みんな、異世界転生ってこういうやつだよね?」という確認作業だけが続く。ソシャゲ始めた直後のチュートリアルを延々見せ続けられているような印象だ。そしてチュートリアルならば「さぁ、ここからがこのゲームのオリジナル要素で最も売り出したい要素なんだけど……」ってんでセールスポイントの説明にはいくらか力も入れてくれるもんだろうが、今作にはそうしたセールスポイントが(少なくとも現状では)一切見あたらないため、本当に何の熱も籠もらない状態で淡々と説明が続くのである。なんだこれ、新手の地獄か。

 そして、説明されている「テンプレ」も、適当にその辺に転がっているものを組み合わせたものなので、各々の要素が「断片」でしかなく、1つの世界、1つの作品としてつながってこない。前のシーンと次のシーンの整合性を考える気がまるで無いような、そんな鉄の意志すら感じられる。例えば「何か1つだけお願いをきくよ」と言った神様が、スマホのあれこれを全部面倒見てくれた後で、ついでに身体強化も全部やっちゃったという無茶苦茶。もう、それでいいじゃん。スマホ関係無いじゃん。一応神様の台詞からすると「不注意で殺しちゃったから、次の世界では死なないようにしとくわ」という配慮ということだが、もう、その時点で異世界転生としてはやり過ぎてるレベルだから本当にスマホがどうでもいい。「何で異世界に転生するの?」→「そういうルールです」という説明も全く説明になっていないし、主人公が「冷静」と評されていた部分も、単に作品の齟齬にツッコミを入れずに受け流すだけの操り人形だからそうなっているだけだ。どこの世界に意志無き操り人形に最強の力を与えて振り回すだけの物語を見たい人間がいるものか。

 他にも「文字が読めないのに言葉は通じる」なんていうのも本当に馬鹿にしてるとしか思えない設定。「言葉が通じる」という設定であるなら、それはおそらく神様の力で言語関係をクリアしたからに他ならない。「たまたま日本語と全く同じ言語体系と語彙体系を持つ言語」なんてものが産み出される可能性はゼロなのだ。もし、その条件が満たされたなら文字体系も同じになっていなければおかしい。おかげで「生クリームは通じるけどアイスクリームは誰も分からない」とか、「アイス? 氷のこと?」と尋ねるなど(この世界には英語と日本語のどっちがあるというのだ)、もう何も考えたくないという世界設定の浅薄さがいくらでも出てくるのである。世の中、もうこれで設定が充分っていう状況なんですかね。怖気が走りますわ。

 映像部分は、シナリオの熱の無さをそのまま反映したような淡々としたテイスト。別に作画崩れが云々とかいうものではないが、当然のように魅力に乏しく、ただひたすら「事実」のみを語ることに終始する。チュートリアルだからあいだは適当なアイキャッチでバンバン繋ぐので、1話目から総集編みたいな構成。アニメーションに求められる魅力が何一つ存在していない気がする(女の子のエロすらない)。頑張って魅力を探すと……まれいが中心で諸々のキャストがコーラスに入るっていうエンディングの構成くらいかな……。

 もう、ここまで潔い作品は本当に久しぶり。逆の意味で、オラわくわくしてきた。

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○「天使の3P!」 5

 小学生は最高なのかぁ?! あぁ?! 多分最高なんじゃ〜〜ねぇの?!(画像略)

 タイトルからしてアカンやろと思ってたら、案の定アカン人の作品だった。作者名を見ずとも一発で「あぁ、ロウきゅーぶの人だ……」と分かる内容ですね。これ、原作の挿絵イラストも「ロウきゅーぶ」と同じなんでしょうね。おかげでイメージは完全に被っており、ひょっとしたら同じ世界線の話なのかもしれない。何故か知らないが全然関係無いキャストに「ロウきゅーぶ」関係者が色々と紛れ込んでおり、ゆかちが「妄想の中でしゃべるイラスト」の役だったのがちょっと笑った。流石にメインキャラにキャストをそのまんま流用することは無いが(誰かさんの膝が壊れてしまうため)、きれいに世代交代して新たな小学生が最高になるに違いない。

 とはいえ、バスケットボールとバンド活動では色々と差も出てくる。まず、バスケなら「お兄ちゃんにご指導願う」のも自然な流れだが、小学生のバンド活動ってのはその発端からしてシチュエーションがレアだし、そこに何の関係も無い高校生男子が絡むというセッティングも難しい。そこで今回は、なんと小学生が自らネット上で音楽活動をするPに直談判するというとんでもない方法でファーストコンタクトを形成。これ、確実にエロ漫画(主にコミックLOなど)のヤツだ。確実にアウトのヤツだ。福祉の学校とか行ってるヤツだ。だからさぁ、年端もいかない子供にネット使わせちゃ駄目だって……。

 あやうく警察沙汰になりそうだったのは「ロウきゅーぶ」からの伝統芸。しかし、今回の主人公は前作以上に人畜無害を絵に描いたような引きこもりであり、決して倫理的に問題のある事案には発展しません(ただし、欲情はしてる可能性があります)。あとはもう、健全な目線でただひたすら小学生たちを指導していくだけですよね。今回は3人だけなのでより密接に、じっくりとコミュニケーションが取れるのではないでしょうか。キャラは非常に分かりやすく、臆病・勝ち気・天然のトリオ漫才。まぁ、「ロリっ子のキャラ」ですよね。この人の描くロリっ子って、いわゆる漫画・アニメ的にヒネたところが少ないので別に性的だったり倫理的問題を抱えたりせずに素直に「可愛い」って言えるのが特徴だと思う。今作の場合も、そりゃまぁ、出会い方こそ多少問題はあったものの、その後の小学生女子の対応は非常に素直で、真っ直ぐなものなんだ。余計な悪知恵を働かせたり、こまっしゃくれて反抗してみたり、そういう様子が無いので応援する側も「おっ、小さい子が頑張ってるな(健全)」と言えるのだ。えぇ、本当ですとも。まぁ、どう考えてもアニメ製作してる側はそこに「何らかの意味」を持たせようとしてるとは思いますけどね……。なんで最初の登場シーンでのカット割りが「うなじ」→「膝裏」っていう限定的なカットだったんでしょうね……。その道のプロとかが監修してんのかな。

 とりあえず、今回はスポ根ものの要素も完全に無くしたわけではないが、そこから更に「ガールズバンドもの」という特性も盛り込み、アニメ的なふくらみはより大きくなったと言える。演奏シーンも割と気合いが入っていたし、「こんな小学生おらんやろ」とは思いつつも、「きっとこの子たちはこれまで血の滲むような努力を続けてここまで来たに違いない」という勝手な脳内補完もばっちりだ。いいんですよ、ロリっ子がきっちりドラム叩けても。日本中探せばそういう子だって割とおるやろ。

 今後の展開も「ロウきゅーぶ」に準じたものになるとは思われるが、3人という人数を活かした今後の友情形成に注目だ。なお、中の人はきれいに世代交代に成功しており、3人が3人ともほぼ新人相当である。一応遠藤ゆりかは過去にもちょこちょこ名前は出ていたが、まだ役者としては独り立ちした印象はなかったし。あと、主人公の引きこもり役が「アトムザビギニング」のA106役の人なんだな。男性キャストもしっかり世代交代が進んでるなぁ。

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○「セントールの悩み」 5

 ケンタウルス娘のズボン(?)ってどうやって履くんだろう。ふわってなる素材ならまだいいんだけど、マラソンの時はジャージ履いてるんだよな……どっか特殊なファスナーが付いてるんだろうけど、あれ、履く必要あるのかな……。「モン娘」のセントレアはどうだっただろうと思って確認したら、彼女は基本スカートでした。まぁ、そっちの方が自然かな。

 原作はちょっとだけ読んだことがある。連載始まって間もない頃に「ちょっと気になる」って言ったら知り合いのケモナー(?!)がコミック読ませてくれた。確か3巻くらいまでだったかな。ただ、残念ながら私にそっち方面の特殊性癖は一切無く、そこまで印象に残らなかったのであとは追いかけていない。おかげでもう、1話目を見てもさっぱり思い出せずに完全に初見と同じである。今確認したらコミックが14巻も出ていると知って驚いた。「モン娘」が既刊で12冊らしいので、連載時期もこっちの方が先輩なんやな。

 「モン娘」と違ってエロ要素フィーチャーではなく日常にグッと寄せた作品で、冒頭いきなりキスから始まって「これもエロだったっけ?」って思ったらまさかの百合キスだったからセーフ(何が?)。その後も特に性的な描写もなく、どっちかっていうと今作の方が「モンスター娘のいる日常」である。ただ、「モン娘」と決定的に違うのは、今作にはむしろ「人類がいない」という部分。丁寧な世界観説明があったが、この世界は進化の段階でケモ要素を残した状態で分化した設定になっており、純然たる人類種は「空想の産物」でしかないという。まぁ、主人公の姫を除くとほとんどの連中はちょっと角があったり、ちょっと羽が生えてる程度なので「結局どっちの進化も大してかわらんやんけ」とは思うのだが、少なくとも内部世界においてウマっ娘も別にそこまで特殊な存在ではないということが示されているのは重要だろう。「モン娘」の時に生じた「結局、相違点をあげつらった一種の差別である」という作品への懸念が、今作では生じないのだから。いや、もちろん差分は差分として残っており、作中でも人馬の扱いがデリケートなものであることは語られていたが、少なくとも「差があること」は当然のものとして受け入れられている世界であり、彼女達の存在は前提として機能している。つまり、慌ててウマっ娘用の衣類やらトイレが新設されているわけではないのだ。そのあたりの「ちょっと目立つけど、おかしくはない世界」というのは、「モン娘」とははっきり異なった設定である。

 で、そんな世界で何が起こるのかといえば……マジで何も起こらないな。単なる日常ものだこれ。しかも角も羽も大していじり甲斐がないから、あとはただひたすらウマっ娘にちょっかい出すしかない。まぁ、タイトルからしたらそれで正しいのだろうが……。あとはこの姫が可愛ければ、単なる学園日常ものとして成立しますね。……どうかな、流石にそんな穏当な進み方ではなかろうが……別に悪いところはないね。実際それなりに可愛いし、やっぱり珍しいビジュアルなので見てるだけでも退屈はしない。今にして思えば「モン娘」って下手したら1話で2人くらいのペースで亜人が増えていってたが、あれだとちょっと忙しない感じだったし、これくらいのんびり見せてもらった方が、かえって「異物感」が出て面白いのかもしれない。ちなみに姫の中の人は深川芹亜。メインキャラで声を聴くのはぶっちゃけ「グラスリップ」以来なのだが、流石にだいぶ良くなってましたね。確認したら「グラスリップ」でもう3年前かよ……そりゃ成長もするわな。

 あと、どうでもいい事ではあるのだが、本作の放送前にアバン部分でまさかの「製作スタジオのPRカット」が挟まって驚いた(BS11で視聴時)。確認したらどうやら中国企業のスタジオらしく、今作が初の「日本の原作アニメ」ということで事実上の日本上陸作品らしく、気合いが入っているのかもしれない。実際、本作は日本のアニメーションだと言われても全く違和感の無い出来だった。まぁ、実際にほとんど日本人スタッフでまかなわれてるけども。今後、アニメ業界がどういう変遷を辿るのかも気になるところである。

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○「プリンセス・プリンシパル」 5

 ロンドンの町並みに怪しく暗躍する女の子たち……よし、ミルキィホームズやな。

 ブリティッシュな何か。アニメとしてはそんなに登場するロケーションではないが、このイギリスのどこか怪しげな「霧の街」も、フィクションのモチーフとして人気のある場所だ。ただ……これさ、「東西に分断されたロンドン」って言ってるけど、流石にロンドンは東西に割る意味が無いんじゃなイカ? ドイツ・ベルリンなら大陸内部で東側・西側を分断する場所としての意味があるけど、ロンドンって島国の海寄りの場所、っていうだけでしょ。そこを分けても、西側になるのって「残りのイギリス」だけじゃん。流石にそんなところに壁が出来るような事件は起こらない気がするのだが……いや、イギリス国内だけでの内紛とかならいいんだけどさ。どうも最初のナレーションからすると違う気がするんだよね。その壁、本当に意味あるんか?

 まぁ、とりあえず作品としては「イギリスだけど亡命やらなんやらで壁を挟んだすったもんだがあるんだよ」という舞台設定だけがほしいのだろう。あんまりその前提を考えてもしょうがないのかもしれない。年端もいかぬ女の子たちが切ったはったの大立ち回りをするヨーロッパなお話ということで、どこかシニカルなところも含めると「ガンスリンガー・ガール」あたりが近いだろうか。まぁ、あれよりもだいぶアニメ的なお話に寄ってはいますが。製作スタジオは「フリフラ」や「天メソ」のStudio 3Hz。1話目ではカーチェイスのシーンの町並みの流し方などに相変わらずのこだわりが見て取れる。薄暗く煙った画面にこれだけの彩度で映像が乗せられるのだから、今作も映像部分については心配する必要はなさそうだ。

 そうなると後はお話の中身がどうなるかだが……まぁ、しばらくは様子見かな。スパイアクションということで、比較対象としてパッと浮かぶのは当然「ジョーカーゲーム」あたりになるわけだが、アレと同じように抱えた問題として、スパイの話って裏の裏の裏の裏、という風に突き詰めはじめたらきりがないってこと。第1話も一応「裏のある話」ということで依頼人の設定が作られているのだろうが、二重スパイってあとはいくらでもN重スパイを重ねることが可能で、どこまでいってもそれが真実かどうかが分からなくなってしまう。「ジョーカーゲーム」の場合、結城中佐という圧倒的「力」を誇示することで、最終的には「結城が言ってることが一番正しい」という強引なまとめ方になっていたわけだが、本作ではそのあたりの「真実の傍証」をどこから取り付けることになるのかが、今後のストーリーの説得力を左右する部分になることだろう。まぁ、キャラ萌え方向に走るならそこまで気にする必要は無いのかもしれないが、1話目を見る限りでは、ある程度シナリオ方向でも力を入れる意志はあるみたいなので。

 中の人は若手中心で、初めて見る名前もいくつか確認出来る。メインは毎度申し訳ないが例によってなかなか名前が声と一致しない今村彩夏。結局この子の代表役って何で認識すればいいんだろう……あと、メンバーの1人が影山灯と福嗣君のダブルキャストになってて、電話口で訳の分からない声を出していたのだが……あれはどういうキャラなんだ? 単に変声術の名手とか、そういう認識なのかな。

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○「アクションヒロイン チアフルーツ」 6

 おっ、特撮好きか? よしよし、女の子と戦隊の組み合わせとか、得する要素しかないな!

 ユル〜い作画でスタートした本作、監督に草川啓造、制作にディオメディアという組み合わせは、個人的には頑張ってほしいのにことごとくキツい作品を連発してきたかなり怪しげな布陣。今回も何か怪しげなものが登場するのではないかと気が気でない。実際、キャラ絵のユルさは何となく駄目な匂いを感じさせるものではあるのだが……今作はそのユルさも武器にしているあたりが今までとは何か違う。冒頭、カミダイオーのオープニングで表示されるフォントのこだわりなど、今作はスタート時点ですでに「一級品」ではなく「二次創作品」を意識して作られた代物。見てご覧よ、シリーズ構成には荒川稔久の名前がクレジットされているよ。特撮×荒川さん。もう、何が出てきてもおかしくないな!!

 1話目といえば、戦隊ヒーローに集合がかかる非常に重要なスタート地点。各キャラに魅力が無ければその動機だって適当なものなりがちだが、今作では「妹のために何とかしてヒーローショーを成功させようと頑張るお姉ちゃん(黄色)」と「ご当地ヒロイン好きでとにかく鍛錬を続ける脳筋(赤)」という組み合わせで無闇にアツい展開。たった1人の妹のために一週間でやれるだけのことをやるお姉ちゃんも立派だが、ただ自分が「演じられる」というだけでフルスペックを発揮しちゃう赤の方もなかなかのキャラクターだ。そして、この女子高生2人で組み上げたアクションステージが非常に魅力的なのである。キャラ絵はユルいはずなのに、いざショーの練習になればその動きは僕らの憧れたヒーローそのもの。何だったら原案となっているカミダイオーよりも動きがいいんじゃないか、というレベル。そして、本気で頑張ればその願いはしっかりと子供たちに伝わっていく、というのも特撮スピリットである。

 クライマックス、挫けそうになったお姉ちゃんを妹が奮い立たせるシーンは非常に意味深で、あの時点で、妹ちゃんは「怪人の中にお姉ちゃんが入っている」ことを理解している。普通に考えれば幼い子供なら「お姉ちゃんが段ボールで作った子供だましで自分を裏切った」と考えてもしょうがない展開なのだが、しばらく辛そうにしていた妹が、お姉ちゃんの頑張りを認め、最後には自分の中のヒーローであるはずのカミダイオーではなく、敵対する怪人であるはずの「お姉ちゃん」に声援を送る。その瞬間、ヒーローは画面の向こうの虚構ではなく、立派に現実の英雄として立ち現れるのである。いかにして「子供だまし」を脱却し、現実の希望を届けられる存在となるか。そんなヒーローたちの願いを、この作品は叶えているのだ。

 元々が単独ヒロイン・カミダイオーからスタートしたプロジェクトなので、そのまま赤の子単体でヒーローを続けるのかと思ったが、どうやらここから戦隊が結成される流れのようだ(キャストクレジットにずらりと色の入った名前が並んでいる)。ご当地ヒーローを扱ったアニメってのは実はありそうで無かったジャンルで、思い返しても「TARI TARI」が近いものだったくらいかな(「サムライフラメンコ」はちょっと違うよな)。次回予告で出てきたように(?)、「ご当地アイドル」、ろこどるとしての活動にも近いこのジャンル、アイドルもの+特撮ヒーローものという美味しいとこ取りで、何かヘンテコな化学反応が起こることを期待したい。当然のようにプロデューサー役の中の人が元ヒーローなのはお約束。ろこどるだった人と戦隊だった人が手を組めば、そりゃ何かできそうですよね。

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○「ボールルームへようこそ」 5

 さぁ、「ふぁんしーぼーる」なアニメのスタートだ。「己を好く人から長期的に搾取を行うこと」ではないので注意だゾ。

 原作未読だが、事前の特番で何となく中身を把握した上でのスタート。とりあえず「能登麻美子と佐倉綾音にシャルウィーダンスと誘われて断る術などあるわけがない」という出だしだが、想像以上に分かりやすいスポ根展開であった。まぁ、掲載誌が月マガだってんなら当然の話か。画風も実に濃い仕上がりで、おそらく原作絵を出来るだけ再現しようとした結果なのだろう。

 先に関係無い話をしておくと、ちょっと前まで「少年ジャンプ」誌上でも同様のダンス漫画が掲載されていたが、個人的にアレはあまり好きではなかった。何しろ競技ダンスという全く馴染みのない世界。ルールも何も分かったもんじゃないのだが、その「分からない部分」がそのまんまぶら下がった状態で話が進行し、結局、「競技」と言ってる割には誰が何で勝ったり負けたりしてるかさっぱり分からなかったからだ。審査競技ってのは漫画のバトルを描くのが難しく、フィギュアスケートみたいに明確な得点制でも設定していれば組み立てようがあるのだが、そうでない場合、「すごかったからすごかったのだ」としか言いようが無く、あまり漫画で説明出来ないのである。ある程度は根性論でごまかせる部分ではあるのだが、流石に毎週そんなあやふやなものを見せられてもすぐに飽きてしまうのはしょうがないだろう。

 そんなわけで「ダンス競技」というテーマがどの程度アニメで通用するものか、というのは半信半疑の状態だったわけだが、今作は少なくとも1話目時点ではそのあたりの問題を上手く解決している。いや、そもそもまだ競技が始まってないんだからごまかすも何も無いんだけど、ダンスの大仰な「見得」の部分を描く方法は、絵が止まっている漫画よりもアニメの方が選択肢が多く、演出次第では「競技の強さの説得力」を産み出すことも出来るかもしれないと思わせてくれるものになっている。あとはどれだけハッタリで勝負出来るか。まさにアニメーションという媒体にぴったりのチャレンジである。映像製作がI.G.ということは「ハイキュー!」なんかと同じカテゴリに含まれる。何かとんでもない画面が飛び出すことに期待しても良いのではなかろうか。

 ただ、そうした映像面での期待感は高いのだが、正直1話目では話の方にひっかかりが多かった。主人公が突然努力の鬼になって一晩中踊り続けたことの説得力に乏しく、「なんでこんな狂気を孕んだ人間が今まで泣かず飛ばずのモブに徹してたんだろう?」という疑問は残ってしまう。まぁ、それだけ渡されたDVDにエネルギーがあったということなのだろうが、DVDの描写は止め絵が中心だったため、そこまでの影響力があったようには見えないのが難点。また、そんな主人公をひっ捕まえた教官の方のモチベーションもよく分からない。まぁ、単に手頃な受講生(収入源)がほしかったからこその勧誘だったのだろうが、若い男の子の競技志望者という業界的にはありがたいはずの存在を、何故か突然へそを曲げて邪険に扱うようになってしまったのはちょっと格好悪い。自分で煽っておいて「生意気なこと言ってんじゃねぇよ」って追い出そうとする人間はあまり指導者には向いてないんじゃなかろうか。キャラとしての魅力に難があるな。

 まぁ、こうした作品の1話目ってのは少なからず無理な設定は出てしまうものなので、この辺りはお約束として受け止めても良い部分だとは思うけども。後から新キャラが出てきてどのように人間関係が広がっていくかで今後の見え方も変わってくるだろう。とりあえず、あやねるメガネが可愛いのでそこは文句無しでいいんじゃないでしょうか。しょうがないじゃん、スケベなことしか考えられなくもなるわ。あと、エンディングのみかこしのお歌がちょっと面白い。

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○「メイドインアビス」 6

 唐突なぼのぼのにやられた。そうか、竹書房か……なんかコイツ、最近節操なく色んなところに顔出し過ぎじゃないですかね? いや、好きなんですけど。

 ようやく、今期新作でグッとくるものが感じられる作品が登場した気がする。事前のCMでも「なんか変なのくるなぁ」と思って見ていたのだが、実際の放送ではその「変なの」の力が遺憾なく発揮されている(情報を得る前はMaid in Abyssで深淵より来たるメイドさんの話になるんじゃないかと期待していたのは秘密だ)。

 理屈抜きでいきなり開いた大穴に潜ろうとする子供たちを描いたお話、というだけなら「ダンまち」と大体一緒。ものすごくおおざっぱに括れば「マギ」だって似たようなもんだと言える。ただ、この作品の特徴としては、世界がほぼ「アビス」だけで完結しているということ。舞台設定が「アビス発掘を目的とした賞金稼ぎの町」であり、更にその賞金稼ぎの遺児が主人公とあっては、もう、そこに潜る以外の選択肢が無い。他作品はあくまでも選択肢の1つとしてダンジョン攻略があったが、今作では向かうべきベクトルは下だけなのである。おかげでキャラクターのモチベーションが見やすくなるし、色々と謎の多い設定であるはずだが飲み込むのは非常に簡単。1話目ではキャラの説明台詞なんかはほとんど無かったにも関わらず、すんなり設定を理解することが出来たのはありがたい。

 そして、そんな「アビス」を含む情景の鮮烈さが最大の売りなのは間違いないだろう。ラストの朝日に照らされた町並みも見事だったが、それ以外のディティールの描き込みも執念を感じさせるもの。他作品でありがちな「地の底に潜ったら画面全体が真っ暗になっちゃって魅力無いやんけ」という問題についても、今作では光の柔らかい表現が「明るい部分」のアクセントとして効果的に機能しており、暗さと厳しさ、それに対する形での光のコントラストが見事。こういう画作りが出来るなら、今後薄暗い場所に潜ったとしてもきっと良い画を提供してくれることだろう。「グリムガル」あたりにも近いこだわりがあったが、今作はアビスの持つスケール感も相まって、1つ1つの画が今作ならではの一点物になっているところが白眉だ。

 そして、そんな風景の中で動き回っているキャラが……つぶれ饅頭なのである。まるで「苺ましまろ」のごときユルいキャラ造形。一歩間違えば完全に場違いなギャグにしかならないデザインだが……なんだろう、不思議とミスマッチになってないんだな。直近だと「クロックワーク・プラネット」の背景とキャラの浮き方が尋常じゃなかったのが辛い記憶として残っているのだが、今作はしっかりとキャラが風景に融和している。おそらく、背景はディティールこそ完成度が高いものの、それが「リアル」寄りになるのではなくファンタジーの領域内で収まっているため、キャラ画との調整がしやすいのだろう。原作の絵がどのくらい再現されているのかは定かでないが、おそらく極力原作の絵を維持しようと努めた結果だと思われる。丸っこいキャラのモーションもコミカルだし、表情の変化なども良い「アニメ」になっている。見ていて退屈しないってのが一番重要よね。

 お話の中身はシンプルな出会い、ボーイミーツガールならぬガールミーツボーイ……ガールミーツロボかな? まぁ、とにかく分かりやすい「始まり」だ。いきなり1話目でメインキャラ2人が瀕死になってるあたりはどうかと思うが、なんか漏れ聞こえてくる噂ではけっこうそっち方向でも容赦無い作品らしいので、今後このつぶれ饅頭がどんな風に人間味を帯びた物語を展開していくのかは要注目だ。

 中の人はなんと3期連続でメインキャラに起用された新進気鋭の富田美憂。今作の主人公は単純元気っ子でこれまでの2キャラよりややキーは高め。この音域でもしっかり仕事が出来ることが分かって満足である。その他もショタ成分多めでその道の専門家がズラリ揃っている。そっち方面でも癒し(?)に期待出来そうである。

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○「コンビニカレシ」 5

 そして、次の曲が始まるのです。いや、曲じゃないけども。冒頭の「ここから物語が始まるのです」って台詞で思わず「いや、どこやねん」と突っ込んでしまった。「ココ」が指示する内容が曖昧すぎるやろ。タイトル通りに解釈するなら「コンビニ」なんでしょうかね。

 実に端的なタイトルで「恋愛ものですね」というのがこれ以上無いくらいに分かりやすい作品。「コンビニ彼氏って一体どんな生き物なんだろう。コンビニのように全対応型で超便利な彼氏のことか? ……つまり少女漫画でありがちな万能超人の男のことやんけ」とか勝手に先回りして想像していたが、まったく関係無かった。コンビニはあくまでも舞台でしかないのね。「まぁ、コンビニ店員だって恋愛くらいするんだし、色んな特殊お仕事もののアニメの波がいよいよコンビニまで押し寄せたか」と思いきや、実際は恋愛に関係しているのはコンビニ店員ではなくて単なる高校生だった。ますます「コンビニカレシ」というタイトルの意味は謎を深めていく。一体なんなんだ、コンビニカレシは実在するのか?!

 というのは(半分は)冗談で、要はコンビニという舞台を中心に育まれていく恋愛模様を描いた物語。「別にコンビニである必要性は無いな」とは思うが、それと同時に「なかなか面白いセッティングだ」と感心もした。考えてみれば、現代日本においてコンビニというロケーション以上に一般性のある場所は他に無い。多くの人間が、自宅と勤務先(通学先)を除けば、最も長い時間を過ごすのがコンビニだと言っても過言ではないだろう(まぁ、生活レベルによって差はあろうが)。そのコンビニという場所を、例えば「店員と客の恋愛」みたいな安直な形でラブストーリーにくっつけるのではなく、本作ではあくまでも出会いの場であったり、コミュニケーションの場であったり、とにかく「日常で少し外にはみ出した空間」としてコンビニが使われている。1話目時点ですでに2組のカップル(未満)が登場しているが、かたや出会いと交流のための場所として、かたや女性側の意外な趣味が発覚する場所として。人それぞれに、コンビニの使い方も違えばコンビニでの事件も変わってくる。不変であるにも関わらず、実に懐の深い(つまりは商品陳列数の多い)コンビニという空間のバラエティを恋愛ドラマのオムニバスになぞらえるというのは、何だか面白そうな試みである。

 まぁ、現状ではまだ「別にコンビニである必要ないやんけ」のレベルは出ていないのだが、こうして日常的な世界から少しずつカップルごとの個性がにじみ出し、それぞれの恋愛を育む様子を観察するというのは、馴染みやすい舞台設定だけに、案外面白い視点の切り出し方なのかもしれない。現時点では映像部分でも特にマイナス点は無いし、次に何が出てくるのか、過度の期待はせずに見守っていきたい。

 それにしても、まさかのメガネくぎゅキャラが2シーズン連続で登場するとは思わなかった。公式サイトで彼女キャラ(今後も割とたくさん出てくるみたい)のキャストラインナップを視てみると、「おいおい、コレ絶対オレと同年代の好みのヤツのキャスティングやんけ……」ってなる。このご時世に鈴村×釘宮の高校生カップルとか、なんかもう、潔すぎるな。えぇ、とてもありがたいですよ。一番リアル高校生寄りの武内君が出てて「武内君もこうして恋愛もので初々しい役を……」と思ったらよりによってコンビニ店員側やんけ。

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