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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「一瞬で治療していたのに役立たずと追放された天才治癒師、闇ヒーラーとして楽しく生きる」 3

 今期もなろう系はガシガシ切れそうで大変助かります! でも、こういうアニメを作らされている人材がまだこの国に残っているという事実は由々しきことです。

 逆に感心しちゃうくらいにすごい。もう、タイトル見たら1話目で何するか分かるやろ、と居直ってしまったのだろう。なんとアニメ1話目では追放要素も治癒要素も削り、ただ「ハーレム」要素だけを最大のセールスポイントとして打ち出してきた。その結果画面に垂れ流されたのは、どこの誰だかもさっぱり分からないケモ娘たちがわちゃわちゃしている謎の映像。あれかな、ソシャゲのPVみたいなもんかな。そしてありがたいことに残念ながらその映像も微妙なクオリティで……。ほんとすごい、褒める点が何一つ無い。

 これさぁ、多分1話目はアニメ独自の采配だよね。どーせテンプレの追放劇やっても差別化が図れないから、開き直ってハーレム完成後の状態だけお見せしますっていう3分クッキング方式。おそらくアニメスタッフとしても苦肉の策なのだろうけど……そこまでしないと絶望的な原作をアニメ化する意味って、なんなんでしょうね。私はもはや同情を抱いている。

 一応、テンプレになるのかどうかが確定しなかったせいで2話目までは見る必要があるかもしれないが、ほぼ切ることになります。確率で言ったら、オリンピックイヤーの「今年の漢字」が「金」になるのと同じくらい。

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○「ロックは淑女の嗜みでして」 6

 バンドはアニメの嗜みでして。こういう流れってのはあるもんですよね。昨年度に引き続き、まだまだギターを奏でる女子高生が登場します。

 珍しく原作はやや既読。毎度お馴染み電書版の無料お試し部分だけ読んだのでコミックは2巻(4人目が出てきて対バンするぞ、ってところ)まで読んでいる状態で、そこまでの印象は悪くない。そりゃま、わたしゃ百合が好きで、ガールズバンドものも好きなので、その時点で合わないわけはないんですけどね。2巻まで読んだ時点では百合かどうかすら定かじゃない関係性でしかないのでその部分については正直評価できないはずなのだが、ゴリゴリのお嬢様学校の設定と主人公2人の外面お嬢様っぷりは、やはりリリアン女学園の薫陶を受けた者としては期待してしまう部分はある。スカートのプリーツは乱さないようにゆっくりと演奏するのがここでの嗜みですので。

 ま、そんな感じの先入観でややプラスの作品だが、アニメ化のクオリティは「それなり」に。悪くはなさそうだがそこまでグッとくる感じでもない。当然勝負になるのは演奏シーンなのだが、ここがゴリゴリのモーションキャプチャでCGの質感が他パートと変わってしまうのはやっぱちょっと気になる。最初からCGで全部まとめたバンドリやガルクラとの差はそこである。ただまぁ、今時のCGはそこまで気になるようなアラも目立たなくなっているし、これは慣れれば問題ないかもしれない。きちんとBAND-MAIDの面々にモーションキャプチャで参加してもらってるらしいし、見せる気満々のド派手なプレイが今後出てくることを期待しよう。あんまりモーションキャプチャに頼りすぎると「それなら実写で見た方がよくない?」になっちゃう恐れがあるので、ガルクラみたいにアニメならではの無茶な構図とか、カメラワークをフル活用してここでしか見られない景色が見てみたい。

 期待できる個性があるとすれば、本作におけるバンドがインストバンドでボーカルがついていないという部分。作中で本人たちはそこがネックだと捉えていることもあったが、もはやふつーのバンドは他のアニメでも溢れかえっているわけだし、それならいっそ差をつけるために「ただ演奏するだけ」の存在を見せてもらう方が意外なものが出てくる可能性はある。より演奏モーションや楽器の音源に集中できるようになるわけで、その負担にきちんと応えられる作品になることを願うばかりだ。

 あとはまぁ、中の人ポイントなんですが……大加点要素ですね。主人公に関根明良、そして黒髪お嬢に島袋美由利。この流れは実によろしい。特に島袋美由利はここ最近また存在感を見せ始めていていろんなところで飛び道具のような仕事ぶりが光る。「よるクラ」ではバンドできなかった黒髪ロングのお嬢様が、こちらでは中指立ててドラムを叩きまくるのだ。あたしゃ常々言ってるようにドラム贔屓になりがちなので、このポジショニングで爆裂してくれるのがほんとに楽しみ。完全燃焼ゴミになりたい。

 
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○「未ル わたしのみらい」 5

 なんやこれ、なんやこれ。なんやこれ……。

 「鷹峰さん」からまさかのバタフライエフェクト繋がりでスタートした謎のSFアニメ。わたしゃいつも通りになんも事前情報を入れずに視聴を始めたわけだが、オープニング時点で「ヤンマー1社提供!?」というので大混乱。あとになって確認したが(Wikiもないのでアニメ公式ページを確認するしかなかったが)、どうやらヤンマーが主催してさまざまな制作スタジオに共通テーマでの制作を依頼した一種のコンペみたいな企画のようで……デザインとしては過去にどこぞでやってた「アニメミライ」とかそういう育成プロジェクトに近いものなのかしら? 公式ページには5話分のリストが掲載されているが、全何話で展開するかも未定だし、今後何が飛び出してくるかも全く予想がつかない。もはや1話目で点数をつける意味もないのだが……。

 まぁ、笑っちゃったのはやっぱエンディングテーマですね。あれだけで1点加点したろかと悩んだくらいで、まさかの「あのヤンマーのテーマ」をトリビュートしたゴリゴリのロックミュージックというサプライズ。作曲はギタリストとしても有名なMIYABI(最近だと劇場版ギアスのオープニング担当)で、聞き慣れたヤン坊マー坊のテーマから紡がれる壮大な未来を描く歌唱に感動してしまった。ちなみに放送中は当然ヤンマーのCMも流れるので、そちらでもアレンジ音源を聴くことができるぞ。ヤン坊マー坊は我々おっさんが知る頃とはデザインが変更されてしまっているが、まだまだ会社の顔として生き残っているのだなぁ。

 そんなヤンマーがなぜ急にアニメプロジェクトを行ったのかは謎また謎。一応公式には「未来は自分たちの手で作れる」をテーマとしているらしいのだが、重機製造が中心のヤンマーがアニメでオタクにアピールしてもあんまり効果はない気がするのだが……新しいプロモーションを模索してスタッフが迷走してしまったのだろうか。いや、アニメファンとして1つでも面白いプロジェクトが出てくるのは歓迎ですけど。おそらくオムニバスの共通要素は「未来は云々」というテーマと、謎のスーツをまとったヒーロー、MIRUの存在だけだろう。1話目ではなんと早見沙織がスーツをまとって変身(?)してみせたが、今後もずっとみさおボイスのMIRUになるかどうかすらわかっていない。そして毎回違うスタジオが全然違うテイストでお話を作るようなので、そのデザインすら一貫してるかも分からない。なんやこのカオス。

 1話目だけで見たら、話は特に面白いわけではなかったが、まぁフルCGでの宇宙描写は割と頑張ってたし、キャラのデザインもそこまで違和感のあるものではないので悪くはない。このままのお話が1クール続くってんなら期待票を投じてもよかったくらいなのだが、今回のお話は1話こっきりでおしまいという……どう評価したらええねん。しかも公式ページを(今、まさにリアタイで)見てたら、なんとストーリー紹介ページに今後放送される話数も含め、全ての脚本が掲載されているという。流石にネタバレ踏みたくないので私は読まないが、気になる人はさっさとストーリーを知った上でアニメーションを見ることもできるわけだ。今までそんな経験したことないし、純粋にアニメの出来を計るのが目的なら脚本を下読みして視聴するのも面白いかもね。ほんとに変なプロジェクトだ。

 
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○「履いてください、鷹峰さん」 4

 エンディングの「奥井雅美&ボンジュール鈴木」っていう組み合わせが訳分からんくて草。作品規模に見合わぬ謎のコラボである。

 地上波で視聴したが、どうやらワンランク上のチャンネルだと規制が外れそうな、エロバカアニメ。例えるなら「エロ漫画単行本の1話に紛れ込んでそうな」思いつきでスタートした作品である。こうしてみると、エロ漫画ってのはアイディアの宝庫なんだよな。当たり前のように垂れ流されている18禁コミックの中にあるギミック、うまいこと掬い上げたら傑作漫画が作れないものだろうか。僕が漫画原作の仕事を請け負うようなことがあったら真剣に検討してみよう。

 ただまぁ、流石に膨らませるにしてもギミックは吟味した方がいいとは思うわけで……なんとまさかの「エロ×パイツァダスト」という禁断の掛け合わせである。きっと作者もジョジョを読んで吉良吉影や川尻早人の入浴シーンに欲情してこの設定を思いついたに違いない(どんな性癖だ)。まぁ、言うてる通りに思いつきならなんでもありだし、この設定で漫画を1本描いちゃおうというチャレンジ精神は評価に値する。無茶苦茶だとは思うが、無茶苦茶なりに話は成立している(?)し、この特殊設定もの(??)で話を進めれば、例えば他の能力者を登場させるなど、膨らませ方はいくらでもあるだろう。とにかくバカだとは思うが、そのデザイン自体は意外とバカにできない思いつきである。

 そうして全般的にコンセプトは受け入れた上で……ちょっとアニメとしては魅力に欠けた。まぁ、常に乳首に余計な修正をぶら下げてるのが邪魔なのでAT-Xで視聴したらまたイメージは変わるのかもしれないが、どうにもキャラクターの造形がしっくりこないというか……まー、エロ漫画体型なんだろうね。これは共感してもらえる人がいそうなので書くのだが、まさにこの第1話が始まった最初のカット、鷹峰さんが大写しになる紹介シーンの鷹峰さんの顔、なんか変じゃなかった? 「この人は美人……か?」みたいな歪んだ顔になってなかった? その他、おっぱいがデカすぎるので妙にボディバランスが崩れてしまったり、エロいはずなのにエロに集中できない要素が散見され、なんか引っかかるスタートとなってしまった。

 あとはまぁ、主人公の才能の無さというか、ほんとにラッキーだけで主人公ポジに祭り上げられてるだけの陰キャ根性が気に入らないとかもちっちゃなマイナス要素。能力の設定にも気になる点(鷹峰さんはなぜ「胸をみられると記憶が残ることを知っているのか」とか「なんでよりによって体育倉庫で着替えてたんだよ」とか)はあるが、今作で特殊設定を真面目に論じる意味はあまりなさそうなのでその辺はまぁいいや。

 とりあえず今期の「黒岩メダカ枠」くらいの認識でいいと思うが、なんかこう、Mに刺さるような魅力的なサディスティックシチュエーションを描いてくれたら加点の可能性はあるぞ。CVシカコは意外なとこだが悪くないし。

 
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○「ユア・フォルマ」 5

 なんかこぅ、「がなる」楽曲が増えたのって、やっぱadoの人気が影響してるんでしょうかね。今作のアニソンを聴いてそんなことを思ったり思わなかったり。がなり曲ってカラオケで熱唱すると楽しいんですよね(喉壊すけどね)。

 などと内容と関係ない話題から入ったのは、アニメ自体の評価をつけにくいためである。ぶっちゃけ、シナリオラインについては1話目では何も分からんな。SFベースで何やら「捜査官」を題材にしているのでミステリっぽさもあるが、「攻殻機動隊」ほどサイバーなわけでもなし、多分「RD 潜脳調査室」ほどハートフルでもなさそう。いや、あれのことを覚えてる人がどれくらいいるか知らんが。事件捜査としてはかなりシリアス強めで、そこそこハードにやりそうな気配はあるが、それも1話目段階では予感であり確定情報ではない。ここから突然アンドロイドと人間の心の交流を描いたATRI路線に移ってもおかしくはないのだ。ほら、男側のCV的にはATRIっぽさあるしな。

 ただ、個人的にはどっちかというと女性側のCVのせいで「全部裏でシビュラが糸を引いてそうな世界観だな……」という妄想の方が強い。なんかフジ系列で放送してそうなアニメだよね(実際はテレ朝系列)。サイバー加減はそこそこ表現できている気はするが、最近見た作品だと「メイクアガール」あたりとかぶってくるのでそこまで新鮮味があるわけではない。電脳に「潜る」捜査方法についてもだいぶ擦られすぎてる感があるので、ここからオリジナリティを発揮できるかどうか。また、発揮するとしてどの方向に個性を伸ばしていくのか、とりあえずは「今後に期待」という何の意味もない言葉でお茶を濁しておこう。ほんとに良さにも悪さにもつながらず、結果的に「オープニングもエンディングもどっちもおもろいな……」というアニソンに逃げるしかなかったというのはここだけの話。

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○「鬼人幻燈抄」 6

 最近では珍しくもなくなってきた「初回1時間スペシャル」展開。前クールにも1時間スペシャルでスタートしたくせにその後惨憺たる結果になった作品があったのでもはや信用しちゃいないが、今作に関してはそれなりに気合いは入っているようで、怒涛の1時間であった。

 第一印象を一言で言うなら「まー、なんて素敵な鬱でしょう」。序盤30分くらいからの展開は親の顔よりも見た王道のNTR展開。いわゆる因習村のテイストをはらみつつ、綺麗にメインヒロインが転げ落ちる様子が描かれ、性癖の捻じ曲がった私のような人間はそれだけでハッスル全開。ただ、もちろん今作はNTR漫画ではないのでそこから少しずつ様子が変わってくる。NTRの最大の見どころ(?)は男女双方で描かれる精神的凋落であるが、今作における主人公・甚太も、その相手役だった白雪も、精神的には何一つ堕ちていない。大願を持ち、それをお互いに理解した上での苦しい別離の選択。ここまではむしろ高潔ですらある。NTRものならここからなんやかんや理由をつけてその高潔なる魂を穢すことに手を尽くすわけだが、本作の場合は例えば竿役(??)の清正さんも別に悪いやつじゃなかったし、このまま進んでいたらもしかしたらより高いレベルで魂の清浄さを訴えるハッピーエンドすらありえる状況だった。

 というわけで、ここで本作の肝である「鬼」が登場し、精神年齢低めの危険因子である妹さんがぶっ込まれる。すれ違いといえばすれ違いでもあるのだが、基本的には妹ちゃんの幼さが招いた惨劇。そこに鬼の人たちはちょいとスパイスを混ぜてやり、きっちり狙い通りにバッド・バッダー・バッデストエンドに直滑降。ワーストを引かされた哀れな兄妹喧嘩は、村を焼き、時代をも跨ぐ一大悲劇へと繋がっていくことになる。鬱々としたその雰囲気は嫌いじゃないし、1話目で大枠が全部見える親切設計、嫌いじゃない。「鬼」「兄妹」「侍」と並べると「鬼を……滅する刃か……『鬼殺の刀』って言うタイトルはどうかな?」とか茶化してみたくもなるが、古来より「鬼」をテーマにした物語なんて定番中の定番だし、ことさら「あれ」と重ねわせる必要もないだろう。これはこれで立派な「侍」アニメになりそうである。

 というわけで頑張ってくれた1時間は素直にプラス評価だが、ここからさらにプラス方向に一要素、マイナス方向に一要素が付け加えられた。先にマイナスから上げておくと、おそらく気づいた人は気づいただろう。「制作:横浜アニメーションラボ」のクレジット。これが怖い。何しろ横ラボと言えばつい最近「ささ恋」で完全なるやらかしを見せた危険なスタジオであり、過去にも様々な戦犯をやらかしている。私は未だ「禍つヴァールハイト」の恨みを忘れちゃいない。ただまぁ、悪い側面ばかり見ていても発展性はない。いうても「はめつのおうこく」や「魔女と野獣」のように映像部分でしっかり結果を残した作品もあるのだ。少なくとも1話目のグラフィックは成立していたし、なんとか「成功例」の方になってもらいたい。ただね、1時間あったうちの序盤とか、バトルシーンの要所はいい画が多かったんだけど、ところどころ「ん?」ってなる不安な箇所もあったんだよな……最後までスタミナが保つことを祈るばかり。

 逆に期待しかない部分もあげておくと、そりゃもう中の人よ。前クール「アオのハコ」終了時点で「うえしゃまのレギュラーがなくなったらどうしよう」という心配をしていたんですが、ハイ、本作では最高に最低なキャスティングで登場してくれましたね。ぼくぁ何度でも繰り返しますが、頭のおかしい上田麗奈ほど健康に良いキャスティングはないですからね。まぁ、ラスボスポジになってしまったので毎週登場するかどうかは分からないが、今後の最低最悪の活躍を期待しています。うえしゃまによるみさお惨殺劇、声ヲタのカルマが煮詰まってるようでほんとによろしい。このキャスティングのNTRものとか、もはや違法ですよ。

 
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○「ある魔女が死ぬまで」 5

 このアニメが始まる直前のCMが「まどマギ」のソシャゲのCMだったのでちょっと笑っちまった。「ある魔女を殺すまで」。

 なんの巡り合わせか、今期新番組は2作連続でEMTスクアードの制作。ということは「ボールパーク」同様にそこまで期待はできないかという予測はありつつも、作品ごとに1話目のクオリティというのは当然違うもので。こちらの作品はありがたいことに映像の品質は悪くない。いや、ちょっといい部類かもしれない。正直言うとCG処理した背景とか細かいオブジェクトの処理がやや雑でどこか浮いてるような印象になっている部分はあるのだが、とにかくメインキャラ、特にヒロインの動きは溌剌としており、コロコロ変わる表情も可愛らしい。その部分だけで1話目はややプラス評価。

 ラノベ原作とのことで、舞台も現代劇っぽいのに「魔女」がテーマというちょっと珍しい設定。舞台がどこだか分からないが、ニュアンスとしては一番近いのは「魔法使いの嫁」ということになるだろうか。ただ、あちらと違って今作の目標は「たくさんの人を喜ばせる魔女になるぞ」というハートフルなものであり、今後の展開でも血みどろのバトルとか目を背けるような惨劇なんかとは無縁の作品になりそう。魔女の少女がフラフラとその辺をうろつくという意味では「魔女の旅々」に共通する部分もあったかもしれないが、天才魔法使いイレイナさんと異なり、こちらの魔女さんは身の丈にあった人助けでちょっとしたお伽話を紡いでいきそう。多分細かいエピソードのオムニバスになるだろうから、「週刊ストーリーランド」くらいの感覚で見守っていけばいいのではなかろうか(今の若い人には伝わらない表現)。

 ヒロインのメグが可愛かったので評価は微プラスくらいでもよかったのだが、あまりにもざっくりした「1年で1000粒の嬉し涙を集めなさい」というタスクがどうにも引っかかったので一応据え置きとした。原作小説もまだ大した量が出ているわけでもないので多分先々のことはあんまり決まっていないのだろうが、普通に考えて「1年で1000粒」が無理ゲーすぎるのがね。最初に条件を提示された時は「まぁ、1人の人間がわんわん泣いたら一気にポイント稼げるからもしかしたら……」とか思ったが、1話目のミッションを見る限り、どうやら1人の人間から出てくる雫は1粒制限がありそうな気が。だとすると、こっから休みなしでフル稼働して1日3人ずつ泣かせなきゃいけない。よっぽど言葉巧みに涙のネズミ講みたいなシステムを組み上げないと不可能だと思うのだが……どうにかなるんでしょうかね。

 まぁ、多分そんな野暮な数字を気にして見る作品でもないのだろう。最大の注目ポイントである青山吉能のお仕事ぶりに注目しつつ、だらだらと見守らせてもらおう。ちなみにどうでもいい情報だが、今作の監督は青山吉能の出世作(?)、「恋愛暴君」と同じ人だったりする。「活きた! あの時の特訓が!」なのかどうかは定かじゃない。

 
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○「ボールパークでつかまえて!」 4

 息つく間もなく、新番組はやってくる。今期我が家で開幕を飾ったのはこちらの作品。

 以前の反省から「ボールと名がついているが、もしかしたら社交ダンスのアニメかもしれんぞ!」と思いながら視聴を始めたら、普通に野球だった(そりゃそうじゃ)。ただし「野球アニメ」と言っていいのかどうか分からないちょっと不思議なジャンル。「野球場アニメ」というのが正しい表現なのかしら? 確認したら漫画原作らしいが連載誌がモーニングか。まぁ知らんのもしょうがない。

 目の付け所は面白くて、なかなか描かれたことがない新たな「お仕事もの」。いわれてみれば確かに野球場のような巨大施設はたくさんのお仕事の人たちが、それぞれに頑張っているから成立しているわけで、切り取り方次第でいろんな話が展開できるかもしれない。残念ながら私はあんまり野球場に縁がないのでそこまでピンとこないが、知らない世界を垣間見られる可能性があるなら興味はある。ドラマの組み方はいくらでもあるだろうし、今後のシナリオ次第では評価が上がるかもしれない。

 ただ、第一印象はあまりよろしくはない。理由は大きく2つで、1つ目は単純にクオリティが高くない。まぁ、EMTスクアードだしなぁ、というので高望みもしないが、あんまりアニメとして作り込もうという意識は感じられない。せいぜい環境音くらいで画面にそこまで拘泥しない方が良さそうな雰囲気。

 2点目としては、ヒロイン(?)のファイちゃんのキャラが阿漕すぎてちょっとキツい。野球場という独自のテーマならその良さを発揮させる方向のヒロインの配置にすりゃいいと思うのだが、コミュニケーションの様子がほぼキャバクラ。男の欲望垂れ流しみたいな設定は、もうちょっとなんとかならんかったんかとは思う。まぁ、漫画作品として1話目から引き込む要素を作るとしたらこういう阿漕なのが手っ取り早いということなのだろうが……今後のキャラの広がりに期待するか。

 ちなみにエンディングのアニメーションは(作ってるスタジオが違うが)ポップで愉快。踊るアニメ、こういうのでいいんだぞ。

 
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○「キミとアイドルプリキュア♪」 5

 今回の件から俺たちが得るべき教訓はぁ、「ニチアサで流れてくる桃を拾うとろくなことがない」ってことだ。変な縁を繋ぐくらいなら、無視した方が何倍も賢い。少女漫画家まで出てくるのは流石にまずいですよ! どっかに絶対逃亡犯も隠れてる。

 というわけでプリキュアが終わってプリキュアが始まる。日曜に目覚めてもこむぎたちに会えないショックが非常に大きく、「わんぷりを終わらせた存在」としてどうしても憎さが先立つが、別に新プリキュアに責任があるわけではない。せいぜい「わんだふるぷりきゅあ!Max Heart」を始めさせられなかった我々視聴者に責任があるだけなので、なるべくそこんところは切り替えていきたいとは思っている。

 でまぁ、わんぷりがなかなかに攻めた設定だったこともあり、次世代プリキュアはそこそこにオーソドックスなスタートだろうか。もちろん「アイドル」というコンセプトを押し出したことで新奇性はある程度確保されており、バトルシーンのクライマックスで「突然歌うよ!」な演出なんかはフォニックゲインが高まる展開である。それ以外のシーンでも主人公のうたちゃんは「突然歌うよ!」な子であり、アイドル要素をなんとか付与していこうと色々必死だ。昨今の幼女先輩たちは「【推しの子】」が好きだったりするらしいし、とにかく天才的なアイドル様が出てくれば喜んでもらえるんじゃなかろうか。

 キャラデザが割とパキッとしており、今後の東映クオリティだと話数によってかなり作画に差異が出そうだなぁ、というのは気になるところだが、決して悪いものではない。アイドルとしての「ファンサ」でキビキビ動いてくれれば素直に魅力に繋がるだろうし、1話目からちょこちょこコメディ要素多めの展開になっているのも期待できる部分。トロピカる部ほどのクレイジーにはならなくていいが、是非ともファニーでファンシーなプリキュアを目指していただきたい。ここまで妖精本位でいきなり振り回される展開も初めてのことで、今後はキラキランドの無茶なプロデュースに四苦八苦するアイドル稼業が見られるのかもしれない。

 その他、興味深い点をいくつか挙げていくと、なんといってもメインヒロインに松岡美里が抜擢されたという事実。正直、彼女は声質的にセンターキュアに選ばれるなんて思ってもみなかった。どこかハスキーな要素が常に伴うし、まっすぐストレートアイドルにはならないんじゃないかと思っていたが、いうて若さは強さ。まっすぐな演技でどこまで「アイドル」道を駆け上れるかは気になるところだ。まぁ、すでに発表されている脇の2人がだいぶゴツい面子になっているので、センターの若手がちょっとくらい無茶したところでブレるもんでもないだろう。個人的には妖精役に南條愛乃を起用してるんだから、そっちからも「突然歌うよ!」な展開が来るんじゃないかという期待があったりなかったり。フォニックゲインが(略)。

 もう1つ、これは純粋に気になる要素なのだが、タイトルに「キミ」というフレーズが入っているのを、どのように処理していくのかという部分は注目。過去のプリキュアシリーズと同等の構成にするなら、作中に明確な「キミ」が指す対象が現れるとは考えにくく、普通ならこの「キミ」はプリキュアを応援するファン、幼女たちを指すはず。ただ、ストーリーの中で「画面の外にいるお友達」とのつながりを強調することは構造的に難しく、せいぜい劇場作品の時のミラクルライトを振る指示が限界だろう。いや、かつて「ミュークルドリーミー」では毎週必ずテレビの前のみんなにも参加させてたけど……そこまでインタラクション重視の構成になるのかどうか。ならないとしたら、「キミ」という要素にどのように落とし前をつけていくのか。まぁ、別にうやむやになってもなんの問題もないのだが……どこかで何か新しい試みが入ってくることを期待している。

 そのほか、わんぷりとの対比で強調されるのは「パンチキックの復活」だろうか。まぁ、これこそがスタンダードなプリキュアファイティングスタイル。それに伴い、明確な「悪の組織」も復活し、久しぶりに1話目から複数の幹部が出てきてわちゃわちゃやってくれそう。まぁ、だいぶタイムボカン寄りでアホっぽい組織だったが……個人的には幹部の1人に佐藤せつじが混ざってるのがとても楽しみ。ほんと、クセモノっぽさが味わいになる。あと女幹部はパイセンですね。よし、新人アイドルをいびっていこう。

 とりあえず、「今後に期待」で一旦置いときますが、もう、別れの悲しさを味わいたくない気持ちもあるので、なんとなくダラダラ見られるプリキュアで全然問題ないですよ。

 

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