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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「刀使ノ巫女」 4

 なんかどっかで見たことのある世界だなー、と思ったけど、多分「マキャベリズム」だな。括り方が大きすぎるな。

 「女の子に日本刀はロマン」を体現するかのような作品。すでに手垢がつきすぎて真っ黒になってしまっている「女の子バトルもの」の新作だが、この手垢がなんとアニメオリジナルというのだから恐れ入る。改めてこのスタイルの作品をぶち込んで、何か他作品から抜け出す秘策があるというのだろうか。残念ながら、1話目の時点ではそうした気概が感じ取れる部分はあまりなく、「有象無象」の中に埋もれてしまいそうな匂いがしている。「マキャベリズム」は主人公のひどい性格とか、ヒロイン勢のいい具合のチョロさが逆に味わいになっていたのだけど、本作は今のところあんまりギャグテイストも感じないんだよなぁ。

 ポイントを分けてみて行くと、製作は「ゆゆゆ」と同じStudio五組。そう聞くとなかなかいいものを出してもらえそうな気がするのだが、本作の画は1話目の時点ですでに魅力的とは言い難い。キャラクターデザインは見やすいのだが、割とすぐに崩れ気味になってしまうのが難点だし、これといって特徴がないので「ならでは」の魅力が見つけにくい。純粋に「ただ剣術だけを極める」という設定だったらオリジナリティにつなげることもできただろうし、キャラごとに別個に実在の流派を当てはめたりしていることからも「剣術」という部分をフィーチャーしようという意思は見て取れるのだが、冒頭に出てきた強化アーマーみたいな装備は非常に陳腐で、かえって他作品との境界が曖昧になってしまっている。フレームアームズガールでいいじゃん、ってなる。冒頭部分はCG製の巨大モンスターとの対決だが、この時にCGの怪物と戦うためなのかキャラの方もCGでの処理が施されており、なんだかすごく軽い印象になってしまっているのも残念。モンスターと接触して重たい一撃をもらっているはずなのに、なんだか別レイヤーで動いているように見えて、処理が雑なのである。最近は「CGだから軽い」とかいう不満も減ってきてはいるのだが、本作はそうした一昔前のCG止まりで違和感が多い。

 あとはまぁ、お話の部分でなんとか引き込むしかないということだ。1話目の時点ではシナリオにどうこう言うことも難しいし、ラストの急転直下の展開は興味を引くには充分だが、この世界における「剣術」の存在意義がまだはっきりしてないので全体的にもやっとする。なんか特殊バリアみたいなのを張ることで真剣での対戦を可能にしてるんだよね。なんでそんな超絶技術があるのに実践剣術がこんなに普及してるのかわからないが……女子高生が刀握ってその辺をふらふらしてる世界はちょっと怖いな。男はどこで何してるんだろう。

 そして、「剣術をフィーチャーする」というオリジナル要素については、どうしたって視聴者の専門知識不足に悩まされることになる。これも「ゆるキャン」同様に興味のない人にどのようにアプローチして行くかという問題なわけだが、我々素人からすれば「とにかく剣を振り回している」くらいの認識なわけで、解説が必死に「〜〜を得意とする流派」とか言っていても、それが実際の画面上で認識できなければ意味がない。今後はそうした「個性」をどう書き出していくかによって「ならでは」の魅力も変わってくるのだろう。

 オリジナルアニメということで、成功してもらいたい気持ちはあるのだが……まぁ、とりあえず落ち着くまで様子を見守るしかないですね。

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○「ゆるキャン△」 5

 「ヤマノススメ」3期放送決定おめでとうございます。いや、関係ないけどね。関係ないけど関係あるよね。

 「キャンプ」という、また随分ニッチなところを攻めてきている作品。まぁ、きらら系ってのは「女の子がのんびりと何かをやれば全てが萌えの源泉となる」っていう信念のもとであらゆるジャンルを日常萌えアニメに落とし込もうとしてる感があるので、これくらいは当たり前なのかもしれない(個人的には「プログラマー社畜生活」の萌え化はどうだろうという気はする)。ニッチと言っても南極旅行に比べればよっぽど近しいテーマではあるので、描ける要素が多いことはそれこそ「ヤマノススメ」で証明済みですからね。

 製作はC-Station。あんまり実績があるわけではない会社。そして監督は京極という名字だが、「宝石の国」の京極尚彦とは違う人。どうやらこれが初監督作品となるようだ。そこまで超絶作画が必要な作品というわけではないので、勝負のポイントはどれだけゆったりのんびり、まさに「ゆる」い感じを出していけるかという部分だろうが、1話目を見る限りではなかなか良いスタートになっているのではなかろうか。冬の寒空、冴え渡った空気の中で誰もいない山中の景色ってのはなかなかに魅力的だ。クライマックスとなった深夜の富士の雄姿もそれなりに説得力があり、冒頭からずっと抱えていた「なんでこの子らはわざわざ寒い思いしてキャンプなんかやってるんだろう……」っていうインドアな疑問を、なんとなくではあるが解決してくれている。やっぱり知らないジャンルを見た時には、分からない人間から見ても説得力がある「楽しさ」みたいなものが出てくるかどうかが鍵になるでしょう。

 ただ、これから先を一体どういう話で進めていくのかは今のところ未知である。「ヤマノススメ」だったら最終目標の富士という「ラスボス」がいたわけだが、今作はタイトルに「ゆる」とつけられているのでそこまでハードなサバイバルキャンプなんてやるわけもないし、さすがに毎週毎週「なんとなく山」「なんとなく森」というだけでは飽きてしまうはず。そこはおそらく「キャンプあるある」なんかで埋められるし、今後出てくるたくさんの女の子の友人関係のエピソードなんかで埋めていくのだとは思うが。きちんと「キャンプがテーマだからこそ」の人間関係が描かれるといいですね。今のところ、主人公(?)の黙々キャンプ娘が何を思って一人で山籠りしているのかは完全に伝わったわけではないですからね。「ソロでしかキャンプしたことない」って、そんな人間が世界に存在するんだろうか……。一体何を思って1人で山に行こうと思ったのか、その最初の動機が気になるわ。

 こうして描かれる女の子たちの中の人は、ガチガチにヒロイン力高めで固めてある。きらら系作品でも実に便利に使われている万能素材のなお坊に加え、「あんハピ」に続いての登場となる花守ゆみり、そのほかメインとなるキャラには高橋李依、原紗友里、豊崎愛生というラインナップらしい。声を聞いてるだけでも割と満足できそうな面子ですかね。しかし、この面子が「きららファンタジア」にも参戦決定というCMが流れていたが……ほんと何でもいいゲームなんだな……。

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○「アイドリッシュセブン」 5

 マネージャーちゃんがたいそう可愛いな。うさぎも可愛いな、ウサギの町で心ぴょんぴょんする声だな。

 「アイマスSideM」を受け付けないと言った舌の根も乾かぬうちに今作ですが、こちらは別に悪くない出だしだと思います。何と言ってもほら、女の子がマネージャーしてくれてるし、声が可愛いし……。いやいや、割とマジでさ。結局、男性アイドルもので私みたいな人間の興味を引っ張るのってかなり大変なので、そうなったらやっぱり女の子を誘致要因にするのが一番手っ取り早いんですよ。特に今作の場合、1話目はアイドルアニメというよりもマネージャー奮闘アニメとしての側面が強く、一番頑張ってて、一番成長要素が強く押し出されたのはマネージャー。ということは、今作はもしかしたらアイドルアニメじゃなくてマネージャーアニメなのかもしれないですよ。まぁ、2話目以降は多分個別にアイドル側を掘り下げる話になるでしょうけどね。

 今作の見どころとしては制作がなんとあのトロイカであるという部分が気になるところ。CGアニメを得意とし、微妙に淡い作風でCGの硬さを緩和する技術が印象的なトロイカ。昨年は「Re:CREATORS」でもキャラ描写の妙を楽しませてくれたが、今回はメカ要素を一切排したアイドルアニメで勝負。一体どんなものが飛び出してくるかと今から楽しみである。「アイドルアニメは大体OPでその力量が推し量れるぜ!」と思ってオープニングを注目してみてたら制作がまさかの神風動画で笑った。まぁ、作中のファーストライブも(どこという注目ポイントがあるわけではないが)悪くない仕上がりだったし、最近は本当に各制作会社でしのぎを削ってライブシーンを作ってくれているのが楽しくて良いですね。さらに監督は別所誠人氏。この人の名前はあの「シャングリ・ラ」の監督だったおかげで印象に残っていたのだが、「他にどんな仕事してたっけなぁ」と思って確認したら、なんと「シャングリ・ラ」以来初めての監督、つまり約10年ぶりの監督作品だった。こういう経歴の人もいるんやなぁ。「シャングリ・ラ」のオープニングの見事さは今の時代でも色褪せない見事なものであるし、新しい時代のCGワークで何か眼を見張るものを見せてもらえれば印象もよくなるんじゃなかろうか。

 あとはまぁ、中の人ですかね。マネージャー(とウサギ)の中の人についてはどうせ手放しで褒める以外の方法を持ち合わせていないので置いとくとして、メインとなるアイドル7人が、キャリアのある面子で固められているのが意外。ソシャゲ発のアイドルアニメっていうとなんとなく若手を持ってくるイメージがあったのだが、阿部敦・ケンヌ、そしてウィング先輩など、昨今のアイドルとしては珍しいソリッドなキャスト陣である。この面子だと全員集めてリアルライブやったらすごいことになりそうだなぁ。でも、そう考えるとうたプリってやっぱり化け物コンテンツだなぁ。

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○「宇宙よりも遠い場所」 6

 まだ終わってない番組もそれなりにある中でも、容赦なく新番組はやってくるのです。今年一発目を飾ったのはこちらの作品である。

 読み方は案の定「そらよりもとおいばしょ」である。例によって予備知識を一切入れずに視聴する体制なので、タイトルだけで勝手に想像して一体どんな作品になるものやらと思っていたが、なんと、まさかの南極到達アニメである。さすがにこれは見たことがないテーマだな。一時期アニメ業界は「とりあえず何でもかんでも女子高生にやらせておけば新鮮味が出るだろ」っていう時期があった気がするんだが、そんな中でも出てこなかったテーマ。そして、これが存外に面白そうなのである。

 製作はマッドハウス、そして監督はなんといしづかあつこ。初見では全くそんな印象もなかったので、だいぶ独特の色味は抑えてきてますね(言われてみれば「あぁ確かに」って思えるくらいの出し方)。しかし、別にいしづか氏の特徴は色使いだけではない。きっちり見せ方を意識したコンテワークだけでも色々と刺激になる部分が多い。オリジナルアニメのお目見えとなる1話目、ここでどんな印象を与えるかというのは非常に重要なのだが、短い時間の中できちんと主人公やサブキャラの紹介をこなし、さらに作品の方向性もここまで明示されているのは理想的な1話。「夢も目標もなかった高校生が、ひょんなことから新しい夢を持ち、それに向かって走り始める」とだけ書けば本当に典型的な第1話なのだが、その「夢も何もなかった高校生」の描き方と、「夢を与えられた高校生」の描き方がなんとも印象的だ。若いやすいキーポイントを示すなら、前半パートと後半パートで全く同じ構図、同じシチュエーション、さらにセリフまで同じに重ねながら、メインヒロイン・マリの気持ちが180度変わったことがはっきりとわかるようにBGMや、見せるテンポや、画面の明度などを変えている。「同じツール」を使うことではっきりと差分が見えるようになることに加え、数少ない道具立てで心情が読み取れるようになるので、煩雑になりがちな紹介エピソードの切り込み方としては本当に理想的な構成になっている。手法としては別に目新しいものではないかもしれないが、ここまで効果的に組み込めたのは純粋に監督の手腕だろう。

 やや癖のあるキャラクターデザインで、特にマリは特徴的な前髪ぱっつんがあるので初見だとあまり可愛く見えなかった気がするのだが、コロコロと動く表情も相まって、すぐにいいキャラだと思えるようになった。彼女の行動原理になっていた「なんかわからないし、なんも考えてないけど、とにかく冒険したい。そして、実際やろうとすると尻込みする」という若者特有の心境は、本当によく分かるものだ。よくラノベ主人公なんかで「趣味もないしごく平凡な日常……」とか言っている自称・凡人なんかよりも、こうして突拍子もないことを考えてはみるけど、実際には足が動かない、という設定の方がよっぽど共感できる。まぁ、残念ながら私はそのまま足が動かずに青春を終えてしまった方だけども……。

 考えてみりゃ無茶苦茶な設定なのだ。南極少女・小渕沢さんの「南極欲求」は今のところその背景が描かれていないのでまだよくわかっていないし、ほぼ初対面のマリがそんな小渕沢さんに引っ張られて劇的に動き出す理由もないはずなのだが、それでも、彼女の「動きたいんだ」というくすぶった欲求と、突然降って湧いた「南極欲求」の噛み合いが絶妙で「これしかない」という動き出し方になっている。ともすれば単なるクール系に描かれそうな小渕沢さんも、見た目は黒髪ロングのクール系なのにわりと表情豊かで、マリが共感しやすそうなのも良い。2人のキャラは今のところ「魅力的な主人公」の用件を満たしているように思える。オープニングなんかを見るとここにさらに2人のメンバーを追加するようだが(そしてそのうち1人はコンビニバイトのようだが)、ここから全員が「南極に行く」という突拍子もない目標を共有し、青春して行く過程はどんなものになるというのだろう。今から楽しみな作品である。

 そして、何と言ってもこうして繰り出されたキャラクターたちのヒロイン度数の高いCVね。なんだか、活気溢れる水瀬いのりは久しぶりな気がします。ここんとこずっと平熱で喋る役が多かったから(プリキュアはまた別枠)。そして、その相手をする小渕沢さんには真正面から花澤ボイスをぶつけ、さらにメガネのお友達には金元寿子、コンビニバイトは井口裕香。エンディングを歌っていることから最後の4人目は早見沙織がエントリーしていることもわかる(あとママンが本田貴子)。全キャストを主役級で固めてきたことからも、このオリジナルアニメの気合の入り方がうかがえるというものだ。さぁ、どうなりますことやら。良い1年になるといいですね。

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○「結城友奈は勇者である -勇者の章-」 6

 うえぇぇぇ……1話目からこの展開かよオォォォォォ。まぁなぁ、たった6話しかないんだったら余計なエピソード挟めないもんなぁ。でもさ、もうちょい、もうちょいだけでも勇者部の日常が見られてもよかったと思うんだ。僕らの国防仮面の活躍をさぁ。

 というわけで、いよいよスタート。この世界の結末は一体どこへ向かうことになるのだろうか。タイトルこそ「結城友奈は」であるが、「ゆゆゆ1章」→「わすゆ」と繋がったことを考えれば、視点人物・主人公はやっぱり東郷さんなのだろう。鷲尾須美なのか東郷美森なのかはもう大した問題ではない。彼女が守り続けてきたこの世界が、勇者部をどんな困難へと叩き落とすのかが最大の焦点。もう、あんな辛い思いは重ねたくないところだが、もう重なることは確定事項。ミルフィーユのごとき圧倒的地層である。頑張れ東郷さん。そして頑張れ友奈ちゃん。最後は笑顔で終わらせて。

 それにしても、園子の復帰はなかなかドラマティック。これで勇者部を基盤として「東郷美森」と「鷲尾須美」がシームレスに接続する。同時に「東郷さん」「わっしー」と呼ばれてしまうとどうしたものかとちょっと悩んでしまうが(彼女が名前を変えた経緯が分かっているので、その2つの名前が同時に去来するのも良し悪しな気がする)、とにかく2つの「勇者」が接続して最強のチームが完成したわけだ。歴戦の勇者が復帰して最後に合流するって流れは戦隊ヒーローならお約束。今年もホウオウソルジャーという伝説が復帰しているので、乃木園子も似たような扱いだろうか。いや、現時点で誰が変身できるのかも分からないけども。最終的には6人が並び立って戦う構図が実現するのだろうか。叶わぬ願いだが、ミノさんも生きていれば7人チームも実現していたかもしれないのだなぁ。しかし、そんな願いを叶えるためにもとにかく東郷さんが今どこで何をしているのかを知る必要がある。失った友情、取り戻した友情。あまりにも過酷な人生を歩み続ける彼女が、今再び孤独な戦いを続けているというのなら、なんと残酷な現実であろうか。友奈ちゃんは、そしてそのっちは、東郷さんを救うことができるのだろうか。あと、にぼし仮面のデザインなんとかしろ。

 いやー、色々と辛いスタートだが、それに輪をかけて色々と楽しい部分もあるのだよ。特に我々からしたら小学生時代しか知らなかったはずの完璧な「中学生版乃木園子」はなかなか強烈。友奈ちゃんとそのっちというあまりにも大きな天然暴走エンジンを備えた勇者部を、部長が、そしてにぼっしーがどれだけツッコミ、捌けるかというのも今後の注目ポイントである。ただでさえ問題児が多いのに、これで東郷さんまでトチ狂ってたら日常パートのにぼっしーがツッコミ疲れて死んでいた可能性もあるな。

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○「3月のライオン(第2シリーズ)」 6

 無事に今期最後の新番組に到着した。ここまで見てきた新番組の本数は39。これに継続視聴の10本を加えた49本が今期視聴本数ということになる(ショートアニメのぞく)。スタート時点で50本を割ったのは久しぶりな気がする。取捨選択ができている証拠やね! まぁ、今期はもう少し途中でリタイアしそうな作品もあるし、あとは余力を見ての調整である。ただ、今期は逆に力がある作品も多いので、恒常的に感想を書きたい作品が何本あるかも気になるところだ。

 というわけで、こちらも余力があれば毎回しっかり見ていきたい作品の1つ。1期目も序盤は感想書けてたんだけど、途中から力尽きてしまったので少し後悔している。2期目もおそらくは1期と変わらない丁寧な作劇を見せてくれるだろうし、期待感は高いのだが、いかんせん金曜土曜はアニメラッシュが尋常じゃないからな……。もっと分散してくれればいいのに(個人的な都合です)。

 さておき2期目。一体どんなスタートを切るだろうと思っていたが、幸い鬱方向からの導入ではなく、零が多少なりとも明るい表情を見せてくれるお話からスタート。重たい話は本当に重い作品なので、最初くらいは明るいところから始めてくれる方が助かります。零が学校でどんな生活を送るかというのも気になる要素の1つで、「科学部と将棋部が合体」というとんでもない展開を迎えた前クールの時点で「これ、成立するんかいな?」と不安がっていたわけだが、科学部部長の野口君が想像以上の人格者であり、見事に将棋文化も科学部に定着し、さらに零が「部活」に参加できるほどに科学部の活動もフレンドリー。これまで川本家くらいしか癒しの空間がなかった零の生活に、新たな救いが生まれたのかもしれない。もちろん、川本家が人生最大の癒しであることは揺るぎないけども。

 他にも宗谷名人の対決の様子など、様々なシーンが多角的に描かれる本作、アニメーションとしての特徴は、多くの画風が1つの画面に同居し、様々な側面を違った風合いで見せてくれているということ。テレビをつけた時に映っていた謎画面は置いとくとしても、にゃー将棋のようなほんわかあり、ダイナミックショートケーキのようなガチバトル描写もあり、さらにオープニングやエンディングまで加えれば、本当に一本のアニメとは思えないくらいに刺激が多く、制作側が色々と工夫をこらしながら見せ方を考えていることがよくわかる。その上で、きちんと「羽海野チカ風」のデザインベースは守られているし、活かすべき要素は遵守しているのも嬉しいところ。改めて、シャフトの制作理念と相性の良い作品である。

 例の藤井4段ブームの時だけ放送時期じゃなかったり、なぜか微妙にはずしてしまったあたりが絶妙に勿体無かったが、あれから世間の将棋への興味関心は高まっているだろう。これを機に、多方面にアピールできる、懐の深い作品になれば良いと思いますよ。

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○「アニメガタリズ」 4

 猫踏むな、猫を。なんであいつら生の猫を踏んであんなに平然としてられるんだ。鬼か。

 うーん、アニメ語りというには何かがタリズ(うまいこと言った)。1話目では何をやるアニメなのかさっぱり分からなかったな。いや、そりゃアニメについてあれこれいうアニメなんだろうけども。そもそも「アニメについてあれこれ言うアニメ」ってなんだ。観たことないわ。そもそも主人公がアニメに詳しくないって言ってる時点であんまり語らないのでは。

 女の子が可愛くないわけではないのだが、全体的にキャラデザも動画レベルももっさりめ。確認すると制作はワオワールドという、私の中では「タイムトラベル少女」を作ったところという認識のスタジオである。うーむ、だとしたら映像のクオリティはお察しだなぁ。エンディングでなぜかCGダンスを披露しており、こちらはむしろ本編よりも出来がいいくらいのレベルなのだが、多分このお話でCGダンスが活きてくるようなチャンスもなさそうなのであんまり本編に影響はない。軽く調べてみても出自のよく分からない作品で、今後この世界がどこに転がっていくのかも予想ができない。「1話で全部わかる必要はない」ということはしょっちゅう言ってるのだが、魅力的だと思える部分が1つもなく、ただ「分からぬ」というだけで放置されて「1話切りするなよ」はなかなか酷な注文である。

 全体的にピンとこなかったのは映像部分が第一だが、それ以外にも、キャラの描き方がしっくりこないというのもあるだろうか。主人公の少女については、分かっているステータスが「なんか変な夢のアニメ記憶を気にしている」という1点だけであり、彼女がどんな性格で、どんな人生を歩んできたのかは現時点では不明。その上で何故か隠れオタクのお嬢と絡むことになり、完全なとばっちりだったにも関わらず何故か人助けのようにしてお嬢の部活設立を手伝う流れになっている。お前自身は何もやってないんだよな。モチベーションが全く理解できず、しかもやってることが「私は貴様らの活動に共感も何もないが、流れで全部手伝ってやるし、お嬢の部活設立は煽れるだけ煽っておく」という不可解な姿勢なのである。高校入学から一ヶ月経ったところらしいのに、あれだけ露骨にセバスチャンパワーを発動させていたお嬢の「金持ち度」に関しても今日初めて知ったような口ぶりだったし、そのお嬢も、ほんの小さな誤解から一気に自分の隠れオタクをぶちまけるというガードの低さで、この一ヶ月間、お前らはどんな接し方で過ごしてきたのかと疑問ばかりが湧き出てくる。正直、あんまりいい脚本だとは思えない。

 あとはまぁ、ここから仲間を集めて何かをするってことなんだろうけど……何するんだろうね……。作中に登場するアニメタイトルは全て架空のものだし、ここからリアルな「アニメ語り」なんてできるとは思えない。「ゲーマーズ!」がゲームを語っていたのと同じくらいの比率? それって「あんまり語ってない」って言われるレベルだぞ。そしてさらに猫が喋ったり、謎のベレー帽パワーがあったり……どんな世界なんだよ……。まぁ、分からんことしかないのだから1話切りせずに大人しく2話目を待つしかない。果たしてこの「保留」が吉と出るか凶と出るか。お嬢の「今期は何を観ていますの?」という質問に対してはとりあえず「全部」と答えて正面からぶん殴っていく覚悟である。

 中の人はフレッシュな面々ながらもメインキャストにはよく名を連ねる定番の陣容。本渡ちゃんの不可解なまでの安定メインヒロイン率はさすがである。そして地味に仕事をつないでいる東城日沙子。なかなか覚えられないんだけど、まぁ、やってるキャラの方向性は安定してるんだよな。

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○「いぬやしき」 6

 タイトル通りに(?)犬が可愛いアニメですよね。やっぱり和犬は可愛いんだよなぁ。将来おっきなおうちを買ったら柴犬が飼いたい。まぁ、その前にまず猫が飼いたいけども。

 原作未読で、なんかネットの断片的な画像とかで見たことがある程度の一番たちの悪い先入観だけ持ってる状態。まぁ、今作で見たことがある画像っていうとジジイがなんか言ってるやつと宮根が撃ち殺されてるやつだけなんだけど。ついでに言うと同作者の作品も一切見たことがなくて、つまり「ガンツ」も知らない。だからどういう作品を描く人なのかも全然知らなくて、「まぁ、宮根が死ぬ作品なんやろなぁ」くらいのイメージ(どんなイメージだ)。そんで1話目を見たわけだが……。

 なるほど、こういう作品なのか。ごめん、ちょっと笑った。いいね、いかにもノイタミナだね。と言うかノイタミナじゃなけりゃ絶対アニメ化しようとしない作品だね。最終兵器が彼女だったら他の局でも作ったかもしれないけど、「最終兵器じじい」って、そりゃ人気出るわけないもん。普通アニメ化しようとは思わねぇよ。あ、でも「アンドロイド山田」はアニメシリーズあるな……。正直、1話目前半のどんどん落ちていくところは「完全に山田やないけ……」って思って見てました。幸い、こっちのアンドロイドはヘソビーム以外も強そうだ。

 ここからどういう展開になるのかはさっぱりわからないが、1話目の怒涛の展開は素直に面白かったし、作品は無駄と思えるくらいに作り込まれている。何しろ制作スタッフがMAPPAとさとうけいいちなのである。つまり「神バハ」と同じ体制。さとうけいいち氏といえばタイバニにしろ神バハにしろ、とにかく凝ったデザインのハードな世界観をがっつり絵に構築するのがうまいという印象があり、さらに遡ると私の中では「ビッグオーを作った人」でもある。そんな人たちが、至極真面目にサイボーグジジイの映像を作ってくれているのだ。そりゃまぁ、無駄にゴツい。ある種似たような設定には「寄生獣」があった気もするが、あれとは全然違って、もう1話目のジジイ変形シーンがことごとくキモいし、それでいてなんともスタイリッシュ。原作絵もこうした硬質な絵柄が特徴の作品だろうし、このアニメ化はある意味で最高純度の技術力だと言えるだろう。なるほど、ノイタミナである。

 最大の問題は、この「ジジイ劇場」を今のアニメ視聴者が求めているのかどうかという部分だが……。求められてないだろうなぁ……。基本的に鬱々とした世界だしなぁ……。個人的には、このままジジイが溌剌と世界を正すための独善的なヒーローになったりする展開だったら楽しいのだが、まぁ、そういう作品じゃないんだろうな。すでに原作は完結しているみたいだが、特に話題になったような印象もないしな。アニメではどんな展開を見せることになるのやら……。

 中の人については、主役のジジイを俳優の小日向文世が担当しており、これがまたいい味を出している。わたしゃ専業声優のファンであるが、こういうしっかりした役者さんならがんがんアニメで仕事して幅を広げてもらって構わない。なお、あまりに特別待遇を受けているせいかキャストクレジットは贅沢に1人で1ページ使っており、そのせいで次にクレジットされてるすみぺがメインヒロインみたいに見えるのがちょっと笑える。娘役がすみぺ、息子役はあやちゅ。つまり、アフレコ現場のおっぱいが(略)

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○「干物妹!うまるちゃんR」 6

 まだまだ2期もの。いったいどれだけあるというのだ。今期は大沼心作品と太田雅彦作品が両方とも放送されるシーズンになったわけやな。

 1期が2015年ということで、今期放映の2期ものの中では比較的新しい方。それでも2年ぶりの新作ということなので久しぶりではあるのだが、太田さんと動画工房のチームはどれだけ時が経とうとも変わらないという安心感があるし、あと何よりも間に「ガヴリール」挟んでるせいであんまり久しぶりって感じもしない。よく見たらモブの中にガヴ(の中の人)おったやんけ。もしかして2つの世界は繋がっている可能性が?(なんの話だ)

 さて、久しぶりに帰ってきたうまるワールド。こうしてみると、「ガヴリール」とはだいぶ違うということが分かってくる。1話目は特にうまるがほとんど迷惑行為を働かず、割と「いい方の話」ばかりだったので特にその印象が強く、「ガヴは純正のクズだけどうまるは年相応の女の子として結構可愛いところあるんだよなぁ」という。あと、何よりもうまるの場合は周りにいる友達がみんないい子だからね。問題児だらけの天使や悪魔とはそこが一番違う。大爆笑するようなシーンこそ無いが、この「実は意外と素直で良い子たち」という要素も含めつつ、最終的に「お兄ちゃん大好き」の一言でごまかされながら、今季もうまるの奔放さに振り回されていきたいところ。やっぱりフォームチェンジを自在に操るうまるという生物は謎が多いよなぁ。

 正直、1期の時に比べると衝撃は抑えめなのだが、こればっかりは受け手側が慣れているというのも大きな要因なので比べるべきではないだろう。オープニングもやっぱり1期の方がインパクトあったよなぁ、という気はするが、そのぶん、今期はエンディングも割と愉快な映像になっているので総合点で勝負だ。ちなみに1期1話は監督自らコンテ演出を担当していたが、2期は副監督の大隅さんの手による。オープンエンドの映像を組み立てているのも大隅さんだったので、太田体制も少しずつ信頼できるスタッフに仕事を分散させる方向に動いているのかもしれません。別に違和感はないので悪いこっちゃないよね。

 中の人もこの2年で着実にキャリアを積んで安定感を増しています。うまるの中の人は色んなところでちょい役として名前を見るようになったし、海老名ちゃんはベアトという強力な「二人目」のメインキャラをゲット、切絵ちゃんに至っては、任される役のバリエーションが豊富なので未だにどういう声の子なのかはっきり認識してなかったりする。器用なのは良いことだ。シルフィンは……ごめん、知らん。2期になってシルフィンのシュバーンもなんだか豪華になりました。

 今後は1話目のようなちょっとあったかい話が増えていくのか、それとも1期同様にきっちりとクズエピソードも展開してくれるのか。このなんともむずかゆいようなバランスが今作の持ち味だと思うので、ぜひ1期同様に芯をしっかり持って挑んで欲しい。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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