|
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
仁と忠の物語、第6話。互いにぶつけ合う気持ちはどこまでもまっすぐで、だけど、本人たちも分かっている通りに、どこか壊れていて。 ずっとイチャイチャしてくれてればいいよ、とは言っていた雛菊とさくらの関係性。でも残念ながら、ここに至るまでの道程には痛みと苦しみしかなかった。以前から少しずつ語られている雛菊誘拐事件の顛末についてはまだよく分かっていないところがあるが、とにかく代行者という宿命は雛菊を苦しめ続けていた。周りの人間からは出自に呪いを吐かれ、剥き出しの殺意を受け続ける人生。心優しき雛菊は、いつしか自分など死んでしまえばいいという周りの空気を受け入れてしまっていた。 雛菊が語る「自らの死」。理屈で説明しようとすれば何かしらの精神病理的作用ではあるのだろう。自己否定の果てに生まれた精神的な「死」と、それに帳尻を合わせるための「別人格」という概念。死んだのに死にきれない、そんな苦悩の果てに雛菊は一度「壊れて」しまっている。そして、さくらからすればそれは自らの失態であり、一生雛菊に顔向けできないほどの不義理でもあった。雛菊がいなかった数年間、全てを賭けて彼女を探し続けたとはいえ、結果を伴わなければそんな苦労に意味はない。自らの無力で、さくらは雛菊を「殺して」しまったのだ。 そうして生み出された現在の雛菊。彼女に対する見解は2人にとって若干の齟齬はある。雛菊の中では間違いなく自分は「2人目」であり、過去の自分は死んでしまっている。だからこそ、「1人目」を探し続けていたさくらの目の前に自分が現れることは不誠実なことであり、彼女が自分のことをひたすらに想い続けてくれていることに罪悪感すら抱いている。自分という呪いをかけてしまった責任から、一時は何とかさくらを自分から解放しようとしていた。忌わしい代行者の家系から、すっぱりと手を切って新しい人生を歩んでほしいと願っていた。 しかし、さくらはそんなことを全く望んでいない。何しろ目の前には求め続けた雛菊が厳然とそこにいるのだから。彼女の「死」についても理解はしていよう。過酷な環境から自らを死に至らしめた雛菊の心境だって分かっている。だからこそ、表面上は「2人目」を受け入れるという形で雛菊との折衝を図ったのだ。もちろんさくらの中で1人目も2人目もありはしない。ただそこに雛菊がいるだけ。けれど、雛菊の気持ちを最優先にするなら、「2人目」を受け入れて新しい関係を積み上げていくことこそが、2人にとっての最適解になるのだ。彼女の忠義に迷いはない。その直向きな思いだけが、雛菊に新しい「春」を届ける唯一の方法だった。 そうして、現在の2人がある。「2人目」の認識に齟齬が残っているために多少ギクシャクする部分もないではないが、そこは時間が解決してくれることだろう。「2人目」との時間が長くなればなるほどに、新しい思い出も積み重なり、「1人目」だの「2人目」だのという考え方はどうでもよくなってくるはずなのだから。しかしもう1つの問題は、雛菊が「冬」の代行者の狼星に気持ちを寄せていることだとか。「2人目」なのにその気持ちだけは抱え続けているという雛菊。さくらからしたら何の不思議もないその感情は、雛菊が「1人目」とつながりうる貴重な「残り火」でありながら、さくら自身としては受け入れ難いもの。本人が独白した通り、それは醜い嫉妬でもあり、自分を生かすための原動力でもある。自分が一番であり続けたい、雛菊を誰にも渡したくないというエゴがさくらを苛んでしまう。そして雛菊から見ても、自分が原因で生み出してしまったこのさくらの歪みを、何とかケアしてやる必要があるのだ。 「好きだ」と繰り返す雛菊の表情に、慈愛や安堵は感じられない。自らの醜さに葛藤するさくらへの不安と罪悪感ばかりである。この歪みも、いつか雪解けを迎える日がくるのだろうか。今しばらく、2人の時間が必要なのかもしれない。 PR
|
カレンダー
ブログ内検索
リンク
最新記事
(05/04)
(05/03)
(05/03)
(05/02)
(05/01)
(04/30)
(04/29)
(04/29)
(04/28)
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
最新CM
[05/02 不折正方形]
[04/30 不折正方形]
[04/29 な]
[04/29 な]
[04/29 不折正方形]
アーカイブ
|

