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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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<黒>

 

 

Archfiend of Ifnir イフニルの魔神 (3)(B)(B) R

クリーチャー・デーモン

5/4 飛行 サイクリング(2)

あなたが他のカードをサイクリングしたり、捨てたりするたび、なたの対戦相手のコントロールする各クリーチャーに−1/−1カウンターを1つ置く。

 サイクリングのお披露目となったプロモデーモン。とりあえずサイクリングがついてるのでそれだけでも統率者やらなんやらで出番が期待されるあたりが現金だし、5マナ5/4のデーモンボディもそこにシビれて憧れる。そして、そんなデーモンについてしまったオリジナルギミックは、「萎縮の呪詛(ONS)」がハイパー強くなったみたいな能力。サイクリングデッキならば見る見る相手クリーチャーがしぼんでいくし、なんとディスカードするだけでも同じことが出来てしまうという。リミテッドで出されたら確実に終わるタイプのヤツ。まぁ、一応展開後にギミックを揃える必要があるのでタダ強というわけでもないのだろうが。スタンダード環境は未だマッドネスが使用可能。何か面白いギミックの赤黒とか復活しないかな。回転翼機? そんな世界線もありましたね。

 

Baleful Ammit 悪意のアムムト (2)(B) U

クリーチャー・クロコダイル、デーモン

4/3 絆魂

〜が専横に出た時、対象のあなたのコントロールするクリーチャーに−1/−1カウンターを1つ置く。

 クロコダイルダンディならぬクロコダイルデーモン。アムムトってなんやねん、と思って調べて見ると、どうやらこれまたエジプト神話の化け物の一種のようだ。Wikiの記述を見ると「頭はワニ、たてがみと上半身が獅子、下半身はカバ」って、どんだけキメラやねん。昔の人の考えることはマジで分からん……。とりあえずそんなヘンテコ生物だが、なんと3マナ4/3絆魂という尋常ならざる優しさを抱えた獣。自分にはとことん甘く、相手からしたらたまったもんじゃない。こんなん、ワンパン入れて8点ライフアド取るだけで充分仕事終わってるヤツじゃないですか。当然デメリットはあるわけだが、ばらまくカウンターはたった1つなので被害は最小限。別に3マナ3/2絆魂でも仕事としては充分だし、この程度なら犠牲になる味方クリーチャーもさほどいないのではなかろうか。容赦無いアムムトパンチで相手も尋常ならざるダメージをあたえますよ。何しろほら、「苦労」「誇大」るだから。…………しょうがないやん、思いついたんだから。

 

Blighted Bat 枯死コウモリ (2)(B) C

クリーチャー・ゾンビ、コウモリ

2/1 飛行

(1):〜はターン終了時まで速攻を得る。

 3マナ2/1フライヤーは古くから黒の飛行クリーチャーの定番デザイン。そのオリジンは「残忍な影(6ED)」まで遡り、青が2/2の「風のドレイク」を使っているところと比較して「黒はちょっとフライヤーが苦手なのだ」ということがよく分かるデザイン。最近はこのステータスを持つフライヤーも毎回印刷されるわけではなくなったが、ちょっとライフを減らす「血集りのハーピー(THS)」や献身的に墓地を肥やす「闇告げカラス(SOI)」、そして最新作ではパワー増強が頼りになる「鋳造所のコウモリ」と、登場すれば確実にリミテッドで成果を上げる渋いポジションなのだ。青と違ってどのマナ域にもフライヤーがいるわけではないので、やっぱり飛んでるだけで唯一無二。今回も黒コモンのフライヤーはこれ1体のみ。そして、今回は面白いオプションとして速攻モードが追加された。それなりに貫通力のある速攻クリーチャーというのは実際に効果がなかったしても相手を牽制する意味合いがあり、試合中にギリギリのライフレースをしているタイミングで「相手が速攻クリーチャーを持っていたら負けるが……」と考えたことが誰しも一度や二度はあるはずだ。このコウモリは、そんな「持っていれば」の可能性を常に相手の脳裏にちらつかせる役割がある。黒を使っている相手に対し、残りライフ2点でノーガードは危険なのだ。まぁ、実際は「どうせフライヤー止められないから考えてもしょうがないわー」ってなることの方が多い気もするけど。何事も裏表があるものよ。

 




Bone Picker ホネツツキ (3)(B) U

クリーチャー・鳥

3/2 飛行 接死

このターンクリーチャーが死亡しているなら、〜を唱えるためのコストは(3)少なくなる。

 こっそり陰鬱能力が収録されているわけだが……なんだこれ。けっこうすごいクリーチャーだぞ。何しろ1マナ3/2飛行接死。それだけ聞いたら「秘密を掘り下げる者(ISD)」も思わず土地カード公開するレベル。もちろん陰鬱条件なのでどう頑張っても1ターン目に出たりはしないが(「野生の朗詠者(GPT)」とか使えば出せるけど!)、クリーチャーの死亡なんてのは日本国内の交通事故の発生件数よりも多い。ざくざく死ぬしガンガン殺される。そんな殺伐としたリミテッドの地獄に、スッと1マナで降りてくる結構なダメージクロック。これ、強くない? ご丁寧に接死まで持ってるのでどんな状況下でも決して無駄になることがなく、4マナで出したとしても全然損した気分にはならない。遠慮なく放り込めた上で、時たまハイパースペックを発揮するのだ。なんでこんな鳥がポロッと生まれたんだろう。すげぇぞアモンケットの砂漠。ヘクマの中じゃなくて外出ろ外。

 

Bontu the Glorified 栄光の神バントゥ (2)(B) M

伝説のクリーチャー・神

4/6 威迫 二段攻撃

〜は、このターン、あなたのコントロールするクリーチャーが死亡していない限り攻撃もブロックも出来ない。

(1)(B)、他のクリーチャーを1体生け贄に捧げる:占術1を行う。各対戦相手は1点のライフを失い、あなたは1点のライフを得る。

 黒の神様はサイクル中でもっともクセが強い。何しろ、「常にオン」という状況が存在しないのだ。他の神様は一度オンになったらオフにする方法がはっきりしているが、この神様は基本がオフ。殴りにいくためには毎ターン丁寧に条件を満たしていく必要がある。アタック1回にクリーチャー1体ってのは、いかに神様とてちょっと食べ過ぎな気はする。しかし、3マナパワー4威迫はやはり魅力的。別にただで殺せと言ってるわけではない。自身の力でサクれば占術だってつけるし、幾ばくかのドレインだってしてやろうではないか。その上で神様御自ら殴ってくださるのだ。これだけで勝てるなら雑魚クリーチャーの命の1つや2つ、気にする必要もあるまい。……でもまぁ、クリーチャーの命も有限ですからねぇ。今回黒には率先して死にたがってるとしか思えないクリーチャーも何体かいるので、そうしたクリーチャーを燃料にして殴っていくプランはがんばれはなんとか維持出来るかもしれない。ただ、やはり他の神よりも起動条件が厳しいというのは事実だろうし、普通に構えてたらブロックなんて夢のまた夢なので、流石に構築は無理だろうし、リミテッドでも引いてみて役に立たない、という状況は起こりうる。なんとか満足してもらえる戦況を作りたいところだが……。一応、相手は「ブロッカー排除してからアタック」という選択肢が採りにくくなるのは面白い部分。バントゥさんを起こさないよう、こっそり殴ってくださいね。まぁ、サクって起こすんですけど。

 

Cartouche of Ambition 野望のカルトーシュ (2)(B) C

エンチャント・オーラ、カルトーシュ

エンチャント(あなたのコントロールするクリーチャー)

〜が戦場に出たとき、対象のクリーチャーの上に−1/−1カウンターを1つ置いても良い。

エンチャントされたクリーチャーは+1/+1の修正を受けるとともに絆魂を持つ。

 黒のカルトーシュは除去を兼ねる。場に出た際の影響力は自軍が+1、相手が−1でトータル2点分。今回基本除去の「華麗な苦悶」も3マナで−2点なので辻褄が合うし、その後はボーナスで得られた絆魂を駆使することで更にライフカウントに差は開くだろう。たとえば相手が3/3をコントロールしていてこちらが2/2しかいないような状況でも、これが1枚あれば戦闘結果がひっくり返り、3点絆魂パンチがしばらく通り続けることになるわけだ。純粋なオーラとしての性能はカルトーシュでもっとも堅実。ただ、3マナというコストはサイクル中で一番重く、これを出したターンに「試練」サイクルとの併用がやや面倒臭いのが多少気になるところか。カルトーシュデッキを組む場合にはやや優先順位は下げてしまうかもしれない。幸い、黒の「試練」はこのカードとの相性もあってか2マナと軽い。試練自体も除去になっているので、黒単体で完結するエンジンとして、「試練」が引けたときには積極的に枚数を確保しにいっていいだろう。

 

Cruel Reality 残酷な現実 (5)(B)(B) M

エンチャント・オーラ、呪い

エンチャント(プレイヤー)

エンチャントされたプレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーはクリーチャーかプレインズウォーカーを1体生け贄に捧げる。それが出来ない場合、そのプレイヤーは5点のライフを失う。

 突然の呪い!!(効果線省略) 呪いといえばイニストラードブロックに固有のエンチャント・サブタイプだったが、こんなところにぽつんと新作。ちなみにカード名に「呪い/Curse」という言葉が入っていない呪いカードは史上初である。おそらくこれは呪いがサブテーマとして導入されたわけではなく、フレーバーを優先した結果の名付けだろう。統率者デッキなんかでもぽつぽつ呪いカードは増えており、少しずつ呪いファン(がいるとすればだけど)を満足させられるように、新たなカードを印刷しているのだと思われる。こうして少しずつ「不幸の呪い(DKA)」の強さは上がっているわけですよ。さておき、この世界では呪い云々は関係無しに単体での評価となる。効果は非常に大きく、あのオブ・ニクシリスの恨みが籠もった「無情な処罰(OGW)」と同等の効果を毎ターンたたき込み始める。クリーチャーがいない状態なら4ターンで死が確定するわけで、まさに呪いというに相応しい効果だ。……まぁ、7マナだからね……7マナもかかってプレイした割に、効果としては毎ターンクリーチャーが減っていくだけってのはそこまで魅力的なもんではない。他のクリーチャーを全部根こそぎ出来るくらいに除去全力投入したデッキが、これ1枚で相手のライフを削りきるくらいの気概があれば別だが、普通はもっと効率の良いカードがあるだろう。他の環境で呪いデッキが組みたい人のファンカードとしてはそれなりに。神話かぁ。

 

Cursed Minotaur 呪われたミノタウルス (2)(B) C

クリーチャー・ゾンビ、ミノタウルス

3/2 威迫

 ボガートの粗暴者(ORI)」の色変更。腐ったミノタウルスといえば同じコストで「アンデッドのミノタウルス(M14)」がいたが、パワーが上がって威迫までついたので、上位互換機と見て問題無いだろう。「ボガートの粗暴者」はリミテッドでは大活躍する基盤アタッカーだったし、最近でも「速接会のオオトカゲ」の強さは誰もが認めるところ。この積極性が黒にも与えられたのは喜ばしいところじゃなかろうか。赤黒速攻ミノタウルスの基盤クリーチャーになる。まぁ、どう見てもパワー3あるようには見えないガリガリなんだけども……。ミノタウルスの骨格ってこれであってんの?

 

Disposess 没収 (2)(B) R

ソーサリー

アーティファクト・カードの名前を1つ選ぶ。対象のプレイヤーの手札と、ライブラリと墓地からその名前を持つカードを好きな枚数だけ探し、それらを追放する。その後、そのプレイヤーはライブラリを切り直す。

 ガンガン出てくる「カラデシュ死ね」と書いてあるカード。これ1枚で死に耐えるデッキは数多く、「霊気地の驚異」を中心としたデッキ、「電招の塔」をメインに据えたデッキ、「金属製の巨人」がブイブイ言わせるデッキ、機体中心だったりバリスタで構えたり……とにかく今のスタンダード環境はアーティファクトが無いと回らないデッキがほとんどなのだ。辛うじて緑黒やサヒーリが立ち回れる程度だろうか。ん? そうか、サヒーリには効かんのか……。でもまぁ、とにかくあらかたのデッキを骨抜きに出来るんだからヤバいに決まっている。規準となる「記憶殺し(SOM)」と違って3マナで撃てて、「失われた遺産」のような余計な気遣いも一切為し。相手次第では充分モダンレベルでも活躍出来ちゃうカード。なんか、ここ最近のスタンの歪みに懲りたのかどうか、対策カードがエラい雑なんだが、製作チーム大丈夫か?

 

Doomed Dissenter 悪運尽きた造反者 (1)(B) C

クリーチャー・人間

1/1

〜が死亡した時、2/2で黒のゾンビ・クリーチャー・トークンを1体生成する。

 生まれた時から死ぬこと以外一切考えられていない可哀相な奴。「ジェスカイの賢者(FRF)」なんかと同じ不憫枠である。2マナで1/1が登場し、死亡すると2/2に化けるというデザインはコンセプトこそ違うが「グールの解体人(AVR)」とほぼ同じ。地味な存在ではあるが、カード1枚からリソースが2枚捻出できるのは紛れもない事実なので、決して悪いクリーチャーではない。「アヴァシンの帰還」当時は黒が他者の死亡誘発能力をテーマにしていたのでそこ絡みのシナジーが形成されたが、今回は墓地に送ることで何かコンビネーションがあるだろうか。あとはゾンビ関係のシナジーも見込めるし、一応何らかの燃料に使われる可能性も。どんな環境でも一定の仕事は出来そうな良い脇役。

 

Dread Wanderer 戦慄の放浪者 (B) R

クリーチャー・ゾンビ、ジャッカル

2/1

〜はタップ状態で戦場に出る。

(2)(B):あなたの墓地にある〜を戦場に戻す。この能力は、あなたがソーサリーを唱えられるときで、あなたの手札が1枚以下である場合にのみ起動出来る。

 毎度お馴染み、黒の墓地から復活系カードの最新版。カラデシュ世界では2マナのくせにパワー3とか慣れないことをやってしまったせいで世界を席巻するとんでもない結果になってしまったが、今回は無事にパワー2に戻っている。しかし、相変わらずレアリティはレアのままだし、今回は起動するのにマナ以外のリソースを必要としないというなかなかの大盤振る舞い。「血に染まりし勇者(KTK)」あたりが近い性能だが、なんと今回はブロックに参加出来るので最悪でも無限のブロッカー(ただし出てきたターンは休み)としても運用出来るのだ。そのための条件はプチ暴勇。今回赤黒はこのプチ暴勇をテーマに置いているようだが、軽いデッキならば暴勇よりも気軽に達成しやすいのでそこそこ現実味はあるだろう。3マナというコストは決して軽いものではないし、おそらく序盤はこんなものを場に戻すよりもやらなきゃいけないことが多く、手札が余っている間は制限も気にならないはず。さっさと手札を墓地に送って墓地&戦場だけでリソースをやりくりする暴勇ゾンビ・コントロールも面白そうだ。当然そのときの相棒は「秘蔵の縫合体(SOI)」で決まりだ。案外ドレッジの復権に一役買ってくれるかもしれないな。

 

Dune Beetle 砂丘甲虫 (1)(B) C

クリーチャー・昆虫

1/4

 どこにでもいそうな地味バニラだが、実はこれって結構革新的なクリーチャー。タフネス偏重の白、パワー偏重の赤と違い、黒という色は馬鹿パワーも馬鹿タフネスも両方持ち得る器用な色。その分目先は散ってしまい、こうして2マナで純粋にタフネスをウリにしたクリーチャーってのは今までほとんど存在してこなかったのだ。確認すると、2マナ以下でデメリット無し、タフネス4を誇る黒単色のカードは、過去の歴史を遡っても大先輩の「魂の壁(STH)」とアブザンで長久デッキを支えた「縁切られた先祖(KTK)」の2体しか存在していないのだ。そう考えると、このブロッカー虫もなかなかのやり手に見えてきませんか。実際、これもリミテッドを大きく左右する1枚なのは事実ですしね。なんか、コモン固くない?

 

Faith of the Devoted 信者の確信 (2)(B) U

エンチャント

あなたがカードを1枚捨てるかサイクリングするたび、あなたは(1)を支払っても良い。そうしたなら、各対戦相手は2点のライフを失い、あなたは2点のライフを得る。

 この世界における「稲妻の裂け目(ONS)」。いや、クリーチャー除去じゃないから狙ってる方向性はだいぶ違うが、あらゆるサイクリング呪文が1マナの追加でキャントリップ「吸魂(ONS)」になるという頭のおかしいエンチャント。この手のセットギミック応援カードってのは大体微妙なバランスに調整されることが多く、確かにこのカードだって場に一切の影響を与えないが……いや、でもさ、これは流石に強いんじゃない? だって1マナでサイクリング出来るカードけっこうあるよ? 2マナで2ライフドレインのドロー呪文って強くない? グルグル回したら引き増してるから連鎖する可能性もあるんだぜ? デッキに10枚以上のサイクリング呪文を詰め込めば、これだけで勝てちゃうかもしれないんだよ? 是非ともリミテッドで見かけたら狙ってみたいカードだが……駄目なんかなぁ。いけそうな気がするけどなぁ……2枚以上引けたら宇宙ですよ? どうなるのこれ?

 

Festering Mummy ただれたミイラ (B) C

クリーチャー・ゾンビ

1/1

〜が死亡した時、対象のクリーチャーに−1/−1カウンターを1つ置いても良い。

 ヘクマの中で活き活きと(?)労働しているミイラと違い、防壁の外のゾンビたちは本当にボロボロ。めっちゃただれた生活をしている。いや、ゾンビとしてはこっちの方が普通なんだけど、つややかなミイラを見た後だとなんか不憫になってくる。こちらはカード名の類似からも分かる通りに「ただれたゴブリン(10ED)」の後継機。当然アモンケット産なので単なる修正ではなくカウンターを置いて死ぬので、「煙霧吐き(SOM)」の亜種とも言える。ゾンビシナジーなんかをちょいちょい埋めつつ、適当に死んで最後っ屁で相手にちょっと嫌がらせ。タフネス2までの相手なら相打ちも出来るので序盤の攻防も安心だ。絶対使いたいってカードでもなかろうが、バントゥさんを代表とする人の死を喜ぶ不謹慎な連中のサポートには丁度良い。あとはなんでもいいから1マナからカードをプレイしてさっさと手札の枚数を1枚以下にしたいラクドスなアニキも使いたいかもしれない。ほどよさ。

 

Final Reward 最後の褒賞 (4)(B) C

インスタント

対象のクリーチャーを追放する。

 最後にご褒美くれるっていうから期待したのに、問答無用で追放されるとかいう詐欺みたいな除去呪文。どうやらこの世界、志半ばで死んでしまった人間はそのまんまミイラにされて再雇用されてしまうので、もう二度と帰ってくるなよ、ってんで「来世への門」に贈られるのは勇退扱いになるらしい。頑張った人だけが、この無情な輪廻の輪から抜け出せるのだ。とにかく条件無しで問答無用の追放除去だ。元々は「損ない(EVE)」という特殊なコストの呪文として誕生した効果で、最近なら「忘却の一撃(OGW)」が嚥下との組み合わせで渋く活躍。今回はそれを1マナ重くした代わりに、インスタントで更なる利便性を与えた。リミテッドでは1つの規準になる5マナの完全除去。ここまでのスペックになれば一安心だろう。不朽も死亡誘発も何のその。全てを元から完全シャットアウトだ。この呪文から逃れる方法は、多分緑に1枚ある呪禁付与くらいしかないのではなかろうか。神様だって? 知りません、追放です。

 

Gravedigger/グレイブディガー(M15)」 U

 すっかりアンコモン業が板についてきた大ベテラン選手が久しぶりにスタンに復帰。いつでもどこでも、安定したお仕事を任せられるいぶし銀であるし、今回はゾンビシナジーなんておまけも。もし過去にタイムスリップ出来るなら、10年前にもどって自分に「グレイブディガーがアンコになるんだぜ!」って教えてあげたいね。多分「ふーん」って言われる。

 

Grim Strider 不気味な徘徊者 (3)(B) U

クリーチャー・ホラー

6/6

〜はあなたの手札1枚につき1/1の修正を受ける。

 ゲラルフの傑作(SOI)」の思想を受け継いだアモンケットなりの傑作。イニストラードもアモンケットも墓地環境だし、手札なんてさっさと墓地に送ってすっきりしちゃいなYO! という分かりやすいお誘いである。「ゲラルフの傑作」は飛行持ちで5マナ7/7、こちらはシンプルに要素だけを抜き取った結果4マナ6/6。手札が3枚まで減った時点で3/3と、割と普通サイズのクリーチャーだ。ということはやはり今回赤黒が推している「手札1枚以下」ギミックと組み合わせるのがいいだろう。手札1枚以下なら様々なギミックがオンになった上でこいつは4マナ5/5。なるほど強い。1ターン目から嘘みたいに手札を使いまくるデッキで、締めの4マナにこれが着地したらなかなか芸術点高めだ。是非格好良いラクドスビートを狙ってほしい。ちなみに、暴勇は数あるラヴニカのギミックの中でも圧倒的不人気だったらしいキーワード。マロー曰く、「プレイヤーは手札にカードを持っておきたいものなので、手札を空にしなければならないメカニズムに人気が出るわけがない」。そりゃそうだ。今回はどうなるんでしょうね。

 

Horror of the Broken Lands 遺棄地の恐怖 (4)(B) C

クリーチャー・ホラー

4/4 サイクリング(B)

あなたが他のカードを1枚捨てるかサイクリングするたび、〜はターン終了時まで+2/+1の修正を受ける。

 なんかすごい髪型(?)のホラー。どうなってんだこれ、ここで獲物を突き刺したりするんだろうか。そんな殺され方嫌だな……。5マナ4/4というナイスバディを持ち、サイクリング誘発で更なるナイスバディを目指す努力家。1回サイクリングだけでも6/5ともなれば、コモンではまず負け無しだろう。緑の「巨大百足」だけは5マナ5/5だが、サイクル1回で相打ちなら立派なもんだ。さらにいざというときのために自分にまでサイクリングがついており、実に気が利く細やかな心遣い。なんと、ルール上別に問題無い部分なのに、ちゃんとテキストに「サイズアップするのは自分以外をサイクリングしたときやで」という説明までついているのだ。そんな、気にしなくてもいいのに……。ホラーにしておくのは勿体ないし、そんな髪型のままなのも勿体ない。サイクリングしてやるから墓地じゃなくて床屋いっといで。

 

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