○「女神「異世界転生何になりたいですか」俺「勇者の肋骨で」」 6
エンディングテーマのタイトルが「何なんですか?」っていうんですけど、こんなにも最後に流れてしっくりくるエンディングも珍しい。これ、何なんですか。
タイトルだけ見てまたしょーもな系のなろうかよ、と思って油断してた。いや、まったくもって「しょーもな系のなろう」ではあるのだが、なろうにも色々な土壌があるものだ……思わずこれもWikiを見に行ったが、なんと書籍化されたのは1冊だけ。「いやいや、めちゃめちゃ分厚い1冊かもしれん」と思って念には念を入れてAmazonまで確認したがふつーの書籍のようである。そんなもんがアニメ化すんのかい、と思ったがしちゃったもんはしょうがない。おそらく、こうなったらアニメクリエイターも全力で悪ノリしてきたと思うしかあるまい。これを1クールで作ろうとしたら、そりゃもう相当な胆力が必要でしょうよ。
正直、面白いのかどうかはまだ分かってない。1話目は不覚にも笑ってしまったが、あまりに意表をつかれた形なので言い方は悪いが不意打ちではある。これを毎週視聴してまともな精神で見てられるかどうかは割と賭けな気はする。しかし、わたしゃそういう博打は嫌いじゃない。少なくとも、「今までなかったものを作ったろ」という気概には満ち溢れているし、実際、狙った方向にはちゃんとハマっている気がするのだ。
自由闊達でルール無視でありながらちゃんとテンポ感を意識した画面の悪ふざけ、そして女神と主人公の掛け合いを中心とした会話の軽妙さ。筋立てと画面の両面から不条理で攻め立ててくるので、どっちかで警戒してるとどっちかで笑っちゃう、みたいなとこがある。そして今作を大きく下支えしているのがやたらしっかりしたキャスト陣。1話目は三木眞一郎が犠牲となったが、彼の頑張りよりむしろ、この世界を強引にでも成り立たせてしまっている阿部敦を褒めたたえるべきな気がする。彼の持つ「主人公性」はこんなところでも成立してしまうのか。相手にするは百戦錬磨の万能クイーンであるM・A・Oネキ。もう、この2人がセンターマイク挟んで漫才してるようなもんだと思っておけばいいのである。
がんばれアニメ業界。がんばれスタッフ陣。君の後に道が……できるといいな!
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