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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「魔法少女特殊戦あすか」 5→5

 最終回で突然彩陽が喘いでたのはちょっとワロタ。色々といい声が聞けるアニメでしたね。

 今となってはすっかり「スタンダードな」魔法少女ものとすら言えるあたり、現代アニメ文化のねじれを痛感せざるを得ない状態ではあるが、マジで「普通の」というしかないのがびっくりである。まどかさんが概念にまでなって守っている日本の魔法少女文化というのはかくも刹那的で、いびつなものである。

 本当に「魔法少女」である必要性は特にないんだ。全員が「フルメタル・パニック!」みたいな「超強い軍人」であれば設定上問題ないわけだし。アウトローな雰囲気を出したいなら「BALCK LAGOON」みたいな非正規の荒事屋っていう設定でもいいだろう。そうではなくてあえて「魔法少女」という看板をつけているのは、「マジカル火炎放射〜」みたいなわけのわからない単語を出して「どこが魔法やねん!」というツッコミを待ちながらミスマッチを楽しむためのもの。そう考えると本当に悪趣味な文化ではあるが、実際にこれが一定のニーズを維持しながら脈々と受け継がれる文化になっているのだから、存在価値がある面白さということなのだろう。実際、今作を見てても「なんでやねん」とか「無茶苦茶やがな」とか「やめたげて」とか随時ツッコミは出てしまうし。そういう意味では、もうすっかり伝統芸といえるジャンルなのかもしれない。

 そんなジャンルの中で今作特有の面白みというと、やはりがっつりミリタリーと絡んでいる「軍規」との合わせ技だろうか。魔法少女がマズいミリメシを食い、泥水をすすりながらのバトルというのも本当に殺伐としていて画の力が強い。それぞれのヒロインもしっかり軍人魂が叩き込まれており、不動の職業意識を持って戦い抜いているところがなかなかに凛々しい。軍人気質の中にも最低限の個性は活きるようにキャラが配置されているし、一番主張が薄いのが実はヒロインのあすかであり、彼女の葛藤を中心にして一般人と軍人仲間がそれぞれに新たな世界の闇との戦いに巻き込まれていく様子は、社会派の雰囲気も醸し出しつつ、シニカルな視点で現代社会を描いているのでどこかにリアルな空気も残している。いろんなジャンルの美味しいとこ取りなのは間違い無いのだが、それぞれのジャンルを混ぜ込んで決して食い合わせが悪くはなっていないので、作品の構造としては満足いく出来である。まぁ、良くも悪くも「どっかで見た気がする」なのでオンリーワンやナンバーワンになりにくいのは悩ましいところだが。

 あとはまぁ、中の人たちを楽しむ部分が大きいかな。喘ぎ声、悲鳴、嬌声。各方面からごちそうさまでした。手軽に拷問できる作品は良いですね(問題発言)。

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