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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「恋と呼ぶには気持ち悪い」 5→5

 ちゃんと気持ち悪かったですね。最後には丸め込まれることは分かってるんだから、その間、どこまで「イケメンだけど気持ち悪い」を維持できるかって勝負だったと思うのだが、なかなかどうして、気持ち悪かった。

 正直、特筆すべきことはない少女漫画展開である。イケメンだったら何をやっても大丈夫、というか、少女漫画世界のイケメンはイケメンな上に誠実なので基本的に外野は太刀打ちできない。これにさらに稼ぐ能力まで持ち合わせた完璧超人が主人公とあっては、そりゃどんだけ頑張ってもクラスメイトの男子高校生が太刀打ちできるわけもない。半端にいい奴で理解力が高いだけにさっさと手を引く選択をした彼があまりに不憫であった。

 ただ、そうした「誰がどう見てもそうなるやん」と分かっている展開の中にあっても、「気持ち悪い」というタイトル要素がかなり頑張って維持されてるってのはわざわざ今作を視聴するための大きなモチベーションになる。女性目線で今作をどのように見ているのかはどうあがいてもわからないのだが、男目線では、「気持ち悪いと罵りながらも少しずつ陥落していく女子高生」を楽しむものであり、「気持ち悪さもいつかは美徳になるのかもしれない」というよく分からない儚い希望を持って、冷たい視線にドキドキすれば良いのである。うん、一花ちゃんは空気を読んできちんと拒否できる良い子。そして今作の場合、周りの人間にもすごく恵まれているというのが大切なポイント。人格に難を抱えているキャラクターって、強いてあげるなら有馬家の親父さんくらいだと思うのだが、あの親父さんも決して単なる悪役ではなくて、「人の親ならしょうがないかな」という範疇に収まった敵キャラだからね。気づけば周りの人間はそれまでの亮の遍歴も忘れるわけではなく、それを踏まえた上で「女子高生とよろしくやればいいじゃん」というスタンス。そこに至るまでに、ちゃんと必要な手順は踏まえていただろう。結局、恋愛ってのは根気の勝負なのだなぁ。

 女子高生は拾わずに、きちんと正面からのお付き合いから始めましょう。

 

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